JP2002038808A - 1点吊りの移動壁及び該移動壁による間仕切り装置 - Google Patents

1点吊りの移動壁及び該移動壁による間仕切り装置

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JP2002038808A
JP2002038808A JP2000226265A JP2000226265A JP2002038808A JP 2002038808 A JP2002038808 A JP 2002038808A JP 2000226265 A JP2000226265 A JP 2000226265A JP 2000226265 A JP2000226265 A JP 2000226265A JP 2002038808 A JP2002038808 A JP 2002038808A
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JP
Japan
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moving
moving wall
hanging
walls
ceiling rail
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JP2000226265A
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English (en)
Inventor
Isamu Nishida
勇 西田
Yukio Furuya
幸雄 古谷
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Comany Inc
Original Assignee
Comany Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井レールに吊設される移動壁であって、天
井レールに対して交差した配列が可能となり、移動に際
しても比較的安定する1点吊りの移動壁の提供。 【解決手段】 移動壁1の上端中央には1個の吊車6を
取着し、そして天井レール3の下面7に接するか又は僅
かな隙間を残して近接する横揺れ防止部材4,4を吊り
ボルト5の付近に取付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1個の吊車で吊設す
る移動壁、及び2枚が対を成して連結した移動壁による
間仕切り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から天井に設けている天井レールに
吊設される移動壁が多用されているが、この移動壁はそ
の上端の両側部に吊車を設けていて、両吊車が天井レー
ルを走行する構造となっている。吊車の形態は色々あっ
て、移動壁の重量や天井レールの形式によって適した吊
車が使用されるが、2個の吊車で吊設される移動壁は天
井レールに沿った配列に限定される。
【0003】2個の吊車を備えた2点吊り形式の移動壁
では配列形態が限定されるだけでなく、収納部において
は所定の間隔を設けた2本の収納レールを並設しなくて
はならず、間仕切りをする為の改装工事が大掛りとなる
場合が多い。時には、スペース的に2本の収納レールを
設けることが出来ない場合もある。
【0004】従来において、1個の吊車にて1点吊りを
した移動壁は知られ、この移動壁は間仕切り装置の一部
に設ける出入り口用として採用されているケースもある
が、全ての移動壁を1点吊りにて構成した間仕切り装置
は知られていない。しかし、移動壁は天井レールに吊設
されると共に、該天井レールに沿って移動しなくてはな
らず、その為に1点吊りでは安定性に欠けることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の移
動壁は2個の吊車を備えた2点吊り形式であって、上記
のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題は
これら問題点であって、天井レールに対して交差した配
列が可能となり、また移動に際しても比較的安定する1
点吊り移動壁、及び該移動壁による間仕切り装置を提供
する。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明の間仕切り装置は1
個の吊車にて吊設される移動壁により構成されるもので
あり、吊車はバランスをとる為に移動壁の上端中央に取
付けられる。そして、各移動壁は2枚一組と成って構成
され、移動に際しては比較的横揺れが少なく安定する。
2枚一組の移動壁の連結形態の1つとしては移動壁側端
を連結したV型形式であり、他の1つは移動壁上端に2
本の平行リンクを取付けて移動壁を平行配置とした形式
である。
【0007】そして、2枚一組として連結されない単独
移動壁の場合には、その上端であって吊車の吊りボルト
付近に揺れ防止部材を取付けて、天井レールの下面に接
触又は近接する。移動に際して揺れ防止部材は天井レー
ルの下面に接することで、移動壁の横揺れは防止されて
スムーズな移動を可能とする。勿論、収納される場合も
安定する。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の移動壁1a,1b…が収納さ
れている場合であり、両壁2a,2b間の天井に設けて
いる天井レール3には上記移動壁1a,1b…が吊設さ
れている。同図に示すように、特別な収納空間もなく、
そして収納に際しての収納レールは不要となり、1本の
天井レール3の一方側に各移動壁1a,1b…が配列さ
れ、移動壁1a,1b…は上端中央に取着している1個
の吊車によって吊設されている。すなわち、1点吊り形
式である為に、移動壁1a,1b…は天井レール3に対
して垂直方向を向いて配列することが出来る。
【0009】そして各移動壁1a,1b…は天井レール
3に沿って移動し、該天井レール3と平行に配列される
ことで両壁2a,2b間を仕切ることが出来る。ところ
で、1点吊りした移動壁1a,1b…を手で押して移動
する場合、移動壁1a,1b…は横揺れを生じ易い。そ
こで、この横揺れを出来るだけ防止する為に移動壁上端
には横揺れ防止部材が取付けられている。
【0010】図2は移動壁1の上端に横揺れ防止部材
4,4を取付けている場合を示している。該横揺れ防止
部材4,4は移動壁上端であって、吊車6から垂下する
吊りボルト5の近くに設けられ、その為に横揺れ防止部
材4,4は天井レール3の下面7に接し、又は僅かな隙
間を残して近接している。そして吊りボルト5の付近で
ある為に、移動壁1の向きが如何様であっても、天井レ
ール3の下面7に接することが出来る。
【0011】図2は天井レール3に対して垂直を成して
いる場合であるが、横揺れ防止部材4,4が天井レール
3の下面7に接していることで該移動壁1の横揺れは抑
制される。この場合、両横揺れ防止部材4,4は吊りボ
ルト5を含む直線上にあるが、各横揺れ防止部材4,4
を互いに移動壁の表面側に位置ズレして取付けることも
出来、移動壁面に作用する力に対しての揺れを抑制出来
る。特に移動壁を天井レール3に対して平行に配置した
場合、吊りボルトが通過するガイド溝に嵌らない位置に
横揺れ防止部材4,4を取付けることが好ましい。
【0012】図3は1点吊りした移動壁1a,1b…の
配列形態を示している。(a)は2枚の移動壁1,1b、
及び1c,1d…が対を成してV型を形成している。こ
のようにV型を構成する為に各移動壁1a,1b、1
c,1d…の側端を継手を介して屈曲可能に連結するこ
とが出来る。そして2枚の移動壁1a,1b、1c,1
d…をV型に連結することで、前記図2に示す横揺れ防
止部材4がなくても比較的スムーズに移動する事が可能
と成る。
【0013】一方、同図の(b)は各移動壁1a,1b…
が所定の間隔をおいて平行を成している場合であり、し
かも各移動壁1a,1b…は天井レール3に対して傾斜
している。各移動壁1a,1b…が互いに分離している
場合には吊りボルト5を中心として向きを変えたり、ま
た横揺れする等してその位置が定まらないが、2枚一組
になるようにリンクを介して連結することが出来る。と
ころで同図のように各移動壁1a,1b…を所定の位置
に配置するには、床に設けている穴にフランス落としを
嵌めて固定すればよい。
【0014】図4は移動壁1a,1bを長さの等しい2
本のリンク8,8を介して連結している場合を示してい
るが、一方のリンク8は移動壁1aの側端に設けている
軸9と移動壁1bの吊りボルト5に連結している。同じ
く、他方のリンク8は移動壁1bの側端に設けている軸
9と移動壁1aの吊りボルト5に連結している。従って
両移動壁1a,1bは互いに平行を成し、移動壁1a,
1b間距離は自由に変化するが、移動壁間距離がゼロに
なった場合が天井レール3と平行で一直線状に配列され
る場合である。
【0015】また天井レール3に対して垂直に配置する
ことで両移動壁1a,1bは互いに面して抱き合うこと
に成る。図5は両移動壁1a,1bの連結構造を示して
いる縦断面を示しており、吊りボルト5にはフランジ付
きブッシュ10を嵌め、このフランジ付きブッシュ10
がリンク8の一端に形成している穴に嵌り、他端は移動
壁側端に固定したネジ11にフランジ付きブッシュ12
を嵌め、このフランジ付きブッシュ12がリンク8に設
けている穴に嵌っている。
【0016】そして吊りボルト5及びネジ11に連結し
たリンク8が上下動しないように、吊りボルト5にはナ
ット13が螺合し、ネジ11にはバネ座金14を取付け
ている。勿論、吊りボルト5は吊車6から下方へ延びて
移動壁1を吊設している。ところで同図に示している吊
車6はローラを備えておらず、樹脂製ブロックにて構成
している。
【0017】中央に設けた穴15にはベアリング16が
嵌り、このベアリング16に取付けられた吊りボルト5
が回転自在の状態で下方へ延びている。そして、該吊車
6は天井レール3の走行面を転動するローラを備えてお
らず、樹脂製ブロックから成る吊車6の下面にはグリー
ス溝17,17…が設けられている。該グリース溝1
7,17…にはグリースが充填されて、天井レール3の
走行面との間の摩擦を軽減している。
【0018】以上述べたように、本発明の移動壁は1個
の吊車にて吊設し、また2枚一組の移動壁として配列可
能とした間仕切り装置であり、次のような効果を得るこ
とが出来る。
【0019】
【発明の効果】本発明の移動壁は1個の吊車にて吊設さ
れる為に、収納空間は要らず、収納レールも不要となる
等、間仕切り全体としての構造はシンプル化し、製作コ
ストは安くなる。そして移動壁は吊車を中心としてその
向きが自由に変わり、すなわち天井レールに対して平行
に配列することで行われる空間の仕切りだけでなく、天
井レールに対してクロスした配列が行われることで、多
彩なレイアウトが可能となり、老人ホーム、病院、店舗
などにて幅広く利用出来る。
【0020】そして移動壁の上端の吊りボルト付近に横
揺れ防止部材を取着するならば、1個の吊車による1点
吊りであっても移動壁の揺れを抑制することが出来る。
さらに2枚の移動壁の側端を継手にて連結してV型とし
たり、又は2本の平行リンクによって2枚の移動壁を連
結して2枚一組の移動壁として構成するならば、1点吊
りの移動壁はより安定して収納部からの出し入れ操作は
もとより、配列状態も安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動壁の収納状態。
【図2】移動壁の上端に設けた横揺れ防止部材。
【図3】(a)はV型に連結した2枚一組の移動壁の配列
形態。(b)は移動壁を平行リンクにて連結した配列形
態。
【図4】2枚の移動壁を平行リンクにて連結している構
造。
【図5】移動壁の吊車、及び平行リンクの連結構造。
【符号の説明】
1 移動壁 2 壁 3 天井レール 4 横揺れ防止部材 5 吊りボルト 6 吊車 7 下面 8 リンク 9 軸 10 フランジ付きブッシュ 11 ネジ 12 フランジ付きブッシュ 13 ナット 14 バネ座金 15 穴 16 ベアリング 17 グリース溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井レールに吊設されて移動することが
    出来る移動壁において、該移動壁の上端中央には1個の
    吊車を取着し、そして移動壁上端には天井レールの下面
    に接するか又は僅かな隙間を残して近接する横揺れ防止
    部材を吊りボルト付近に取付けたことを特徴とする1点
    吊りの移動壁。
  2. 【請求項2】 天井レールに吊設されて移動することが
    出来る移動壁において、上端中央に1個の吊車を取着し
    た移動壁を2枚一組として用い、一方の移動壁の吊車か
    ら垂下する吊りボルトにリンクの一端を軸支すると共
    に、リンク他端は別の移動壁側端に軸支し、同じように
    別の移動壁の吊車から垂下する吊りボルトにはリンクの
    一端を軸支すると共に、リンク他端は一方の移動壁側端
    に軸支したことを特徴とする1点吊りの移動壁。
  3. 【請求項3】 天井レールに複数枚の移動壁を吊設して
    空間を仕切る間仕切り装置において、上記移動壁はその
    上端中央に1個の吊車を取着し、全ての移動壁を2枚一
    組と成るように側端を蝶番等の継手により屈曲可能に連
    結したことを特徴とする1点吊り移動壁による間仕切り
    装置。
  4. 【請求項4】 天井レールに複数枚の移動壁を吊設して
    空間を仕切る間仕切り装置において、上記移動壁はその
    上端中央に1個の吊車を取着すると共に全ての移動壁を
    2枚一組と成るように連結したものであり、一方の移動
    壁の吊車から垂下する吊りボルトにリンクの一端を軸支
    すると共に、該リンク他端は別の移動壁側端に軸支し、
    同じように別の移動壁の吊車から垂下する吊りボルトに
    はリンクの一端を軸支すると共に、該リンク他端は一方
    の移動壁側端に軸支したことを特徴とする1点吊りの移
    動壁による間仕切り装置。
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