JP2002038624A - 電磁波シールド部材、電磁波シールド部材の製造方法 - Google Patents
電磁波シールド部材、電磁波シールド部材の製造方法Info
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- JP2002038624A JP2002038624A JP2000224697A JP2000224697A JP2002038624A JP 2002038624 A JP2002038624 A JP 2002038624A JP 2000224697 A JP2000224697 A JP 2000224697A JP 2000224697 A JP2000224697 A JP 2000224697A JP 2002038624 A JP2002038624 A JP 2002038624A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建材として使用可能な程度に長期に渡って電
磁波のシールド性能を維持し得る電磁波シールド部材を
供給する。 【解決手段】 電磁波シールド材料を用いて薄板を形成
し、該薄板の表面側および裏面側に気密性のフィルムを
接着する。その際に、表面側および裏面側だけでなく、
薄板の端面もフィルムで覆うことにより、薄板全体を気
密構造とする。こうすれば、薄板が外気にさらされて薄
板の材質が変質することがないので、長期に渡って電磁
波シールド性能を維持することが可能となる。尚、複数
枚の薄板、あるいは複数種類の薄板を組み合わせた状態
で、気密性フィルムに挟み込むようにしても良く、更に
は、溶接または接着剤などで薄板同士を接合して挟み込
んでも良い。
磁波のシールド性能を維持し得る電磁波シールド部材を
供給する。 【解決手段】 電磁波シールド材料を用いて薄板を形成
し、該薄板の表面側および裏面側に気密性のフィルムを
接着する。その際に、表面側および裏面側だけでなく、
薄板の端面もフィルムで覆うことにより、薄板全体を気
密構造とする。こうすれば、薄板が外気にさらされて薄
板の材質が変質することがないので、長期に渡って電磁
波シールド性能を維持することが可能となる。尚、複数
枚の薄板、あるいは複数種類の薄板を組み合わせた状態
で、気密性フィルムに挟み込むようにしても良く、更に
は、溶接または接着剤などで薄板同士を接合して挟み込
んでも良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁波シールド
部材に関するものであり、特に建材として使用可能な程
度に長期に渡って電磁波のシールド性能を維持し得る電
磁波シールド部材に関するものである。
部材に関するものであり、特に建材として使用可能な程
度に長期に渡って電磁波のシールド性能を維持し得る電
磁波シールド部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体技術の進歩は目覚ましく、
今日では、コンピュータやファクシミリなどの事務機器
の大部分に、中央演算装置(CPU)などを含む精密電
子機器が組み込まれて使用されている。また、一般家庭
で使用される電気製品の中にも、コンピュータなど精密
電子機器が組み込まれて広く使用されている。これら精
密電子機器は微弱な電流で動作しているので、外部から
電磁波の作用を受けると、機器内部に誘起される電流に
よって電子機器が誤動作してしまうおそれがある。
今日では、コンピュータやファクシミリなどの事務機器
の大部分に、中央演算装置(CPU)などを含む精密電
子機器が組み込まれて使用されている。また、一般家庭
で使用される電気製品の中にも、コンピュータなど精密
電子機器が組み込まれて広く使用されている。これら精
密電子機器は微弱な電流で動作しているので、外部から
電磁波の作用を受けると、機器内部に誘起される電流に
よって電子機器が誤動作してしまうおそれがある。
【0003】また、外部からの電磁波の影響で誤動作す
る可能性のある機器は、これらに限られず、例えば、受
像管や電子顕微鏡などの電子線を利用する各種機器、あ
るいは医療現場で使用される脳波計や筋電計、更にはペ
ースメーカなどの機器も外部からの電磁波の影響で誤動
作するおそれがある。
る可能性のある機器は、これらに限られず、例えば、受
像管や電子顕微鏡などの電子線を利用する各種機器、あ
るいは医療現場で使用される脳波計や筋電計、更にはペ
ースメーカなどの機器も外部からの電磁波の影響で誤動
作するおそれがある。
【0004】一方、自動車や冷蔵庫などのように身の回
りに一般に存在する機器の中にも、強い電磁波の放出源
は多数存在している。また、発電所からの送電線や、大
型の電気施設、建物に設けられた電力室、更には電車な
ども強い電磁波を放出する。これらの放出源からの電磁
波の影響で精密電子機器などの各種機器が誤動作するこ
とのないように、各種機器が備えられている部屋全体を
磁気シールド材料で覆ってしまうことがある。例えば、
オフィスの中で事務機器が多数設置されている部屋を磁
気シールド材料で覆ったり、あるいは電子線を利用する
機器が設置されている研究室や、医療施設内の該当する
部屋を磁気シールド材料で覆ってしまえば、外部からの
電磁波を遮蔽することができるので、各種機器が誤動作
するおそれが無くなり、これら機器を安心して使用する
ことが可能となる。
りに一般に存在する機器の中にも、強い電磁波の放出源
は多数存在している。また、発電所からの送電線や、大
型の電気施設、建物に設けられた電力室、更には電車な
ども強い電磁波を放出する。これらの放出源からの電磁
波の影響で精密電子機器などの各種機器が誤動作するこ
とのないように、各種機器が備えられている部屋全体を
磁気シールド材料で覆ってしまうことがある。例えば、
オフィスの中で事務機器が多数設置されている部屋を磁
気シールド材料で覆ったり、あるいは電子線を利用する
機器が設置されている研究室や、医療施設内の該当する
部屋を磁気シールド材料で覆ってしまえば、外部からの
電磁波を遮蔽することができるので、各種機器が誤動作
するおそれが無くなり、これら機器を安心して使用する
ことが可能となる。
【0005】磁気シールド材料としては、アモルファス
合金製の薄膜が安価でかつ高性能のシールド材料として
知られている。かかるアモルファス合金製の薄膜は、厚
さが数十μm前後と薄くそのままでは扱い難いので、プ
ラスチックフィルムで裏打ちしたり、あるいは両面をプ
ラスチックフィルムで覆うことにより取り扱いを容易と
する技術も提案されている(特開平6−112031
号、特開2000−4094号など)。部屋全体を磁気
シールド材料で覆うには、これらフィルムで裏打ちされ
た電磁波シールド部材を部屋の壁面全面に貼り付け、そ
の上から壁紙などを貼り付けることによって行う。
合金製の薄膜が安価でかつ高性能のシールド材料として
知られている。かかるアモルファス合金製の薄膜は、厚
さが数十μm前後と薄くそのままでは扱い難いので、プ
ラスチックフィルムで裏打ちしたり、あるいは両面をプ
ラスチックフィルムで覆うことにより取り扱いを容易と
する技術も提案されている(特開平6−112031
号、特開2000−4094号など)。部屋全体を磁気
シールド材料で覆うには、これらフィルムで裏打ちされ
た電磁波シールド部材を部屋の壁面全面に貼り付け、そ
の上から壁紙などを貼り付けることによって行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる方法に
は、電磁波シールド部材を貼り付けてしばらくの期間
は、良好な磁気シールド性能を有するものの、長期間使
用しているうちにシールド性能が低下してしまうという
問題があった。特に、建物の耐用年数は長いので、耐用
年数程度の長期間に渡って良好なシールド性能を維持す
るのは困難であった。もちろん、電磁波シールド部材を
貼り替えれば、再び良好な性能を得ることができるが、
部屋全面に貼られたシールド部材を、壁紙ごと一旦はが
して貼り替えるためには、多大な工数と費用が必要にな
るという問題があった。
は、電磁波シールド部材を貼り付けてしばらくの期間
は、良好な磁気シールド性能を有するものの、長期間使
用しているうちにシールド性能が低下してしまうという
問題があった。特に、建物の耐用年数は長いので、耐用
年数程度の長期間に渡って良好なシールド性能を維持す
るのは困難であった。もちろん、電磁波シールド部材を
貼り替えれば、再び良好な性能を得ることができるが、
部屋全面に貼られたシールド部材を、壁紙ごと一旦はが
して貼り替えるためには、多大な工数と費用が必要にな
るという問題があった。
【0007】この発明は従来技術における上述のような
課題を解決するためになされたものであり、建材として
使用し得るほど、長期に渡って安定した磁気シールド性
能を維持可能な電磁波シールド部材を提供することを目
的とする。
課題を解決するためになされたものであり、建材として
使用し得るほど、長期に渡って安定した磁気シールド性
能を維持可能な電磁波シールド部材を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の電
磁波シールド部材は次の構成を採用した。すなわち、電
磁波シールド材料を用いて形成された薄板の表面側と裏
面側とに、気密性のフィルムを接着して成る電磁波シー
ルド部材において、前記薄板の端面が前記フィルムで覆
われて気密構造となっていることを特徴とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の電
磁波シールド部材は次の構成を採用した。すなわち、電
磁波シールド材料を用いて形成された薄板の表面側と裏
面側とに、気密性のフィルムを接着して成る電磁波シー
ルド部材において、前記薄板の端面が前記フィルムで覆
われて気密構造となっていることを特徴とする。
【0009】また、上記の電磁波シールド部材に対応す
る本発明の電磁波シールド部材の製造方法は、電磁波シ
ールド材料を用いて形成された薄板の表面側と裏面側と
に、気密性のフィルムを接着して成る電磁波シールド部
材の製造方法において、前記薄板の表面側と裏面側とに
加えて、該薄板の端面も前記フィルムで覆うことによ
り、該薄板全体を気密構造にすることを要旨とする。
る本発明の電磁波シールド部材の製造方法は、電磁波シ
ールド材料を用いて形成された薄板の表面側と裏面側と
に、気密性のフィルムを接着して成る電磁波シールド部
材の製造方法において、前記薄板の表面側と裏面側とに
加えて、該薄板の端面も前記フィルムで覆うことによ
り、該薄板全体を気密構造にすることを要旨とする。
【0010】本願の発明者は、従来の電磁波シールド部
材を長期間使用していると、シールド性能が低下してい
く理由が、シールド部材の端面で電磁波シールド材料が
変質し、この変質が内部に進行していくために生じるこ
とを見出して本願発明を完成させた。そこで、本願発明
の作用および効果をより明確に説明するために、本願発
明者が見出した上記の現象について簡単に説明する。
材を長期間使用していると、シールド性能が低下してい
く理由が、シールド部材の端面で電磁波シールド材料が
変質し、この変質が内部に進行していくために生じるこ
とを見出して本願発明を完成させた。そこで、本願発明
の作用および効果をより明確に説明するために、本願発
明者が見出した上記の現象について簡単に説明する。
【0011】図10は、従来から使用されている電磁波
シールド部材の端面の構造を概念的に示す断面図であ
る。図示するように、電磁波シールド部材の端面Aで
は、シールド材料の薄膜CはフィルムBで覆われておら
ず、空気中に露出する構造となっている。尚、図10で
は、電磁波シールド薄膜と樹脂製フィルムとの位置関係
を分かり易くするために、電磁波シールド薄膜の厚さと
樹脂製フィルムの厚さとは、実際とは異なる比率で表現
されている。実際の肉厚は、樹脂フィルムBが75μm
前後であり、薄膜Cが20μm程度である。このような
従来の電磁波シールド部材を建材として使用すると、次
のような段階を経て、電磁波シールド材料の薄膜全体が
変質し、シールド性能の低下を引き起こす。
シールド部材の端面の構造を概念的に示す断面図であ
る。図示するように、電磁波シールド部材の端面Aで
は、シールド材料の薄膜CはフィルムBで覆われておら
ず、空気中に露出する構造となっている。尚、図10で
は、電磁波シールド薄膜と樹脂製フィルムとの位置関係
を分かり易くするために、電磁波シールド薄膜の厚さと
樹脂製フィルムの厚さとは、実際とは異なる比率で表現
されている。実際の肉厚は、樹脂フィルムBが75μm
前後であり、薄膜Cが20μm程度である。このような
従来の電磁波シールド部材を建材として使用すると、次
のような段階を経て、電磁波シールド材料の薄膜全体が
変質し、シールド性能の低下を引き起こす。
【0012】先ず、薄膜Cの端面Aに露出した部分が、
空気中の酸素や水分などの影響によって変質する。変質
の代表例は、いわゆる錆の発生である。かかる変質は端
面Aに露出した薄膜Cの最表面で生じるに過ぎないが、
薄膜自体の厚さが薄いので、実質的には薄膜Cの端部全
体が変質してしまうことになる。また、電磁波シールド
材料には、通常の金属同様に、このような変質によって
体積が増加する性質がある。端部の薄膜全体が変質すれ
ば、変質によって生じる体積の増加割合は大きな値とな
る。その結果、薄膜CとフィルムBとの間には、ところ
どころに僅かな隙間が発生する。こうして隙間が発生す
ると、いわゆる毛細管現象によって、隙間に水分が入り
込み、変質していない領域の薄膜Cを変質させる。特
に、電磁波シールド部材を建材として部屋の壁面などに
貼り付けて使用する場合、結露などによって発生した水
分が、薄膜CとフィルムBとの間に入り込んで、薄膜C
の変質を進行させる。こうして、薄膜Cの端部において
ごく僅かな変質が生じると、端部から内部に進行し、最
終的には薄膜全体を変質させてしまうのである。
空気中の酸素や水分などの影響によって変質する。変質
の代表例は、いわゆる錆の発生である。かかる変質は端
面Aに露出した薄膜Cの最表面で生じるに過ぎないが、
薄膜自体の厚さが薄いので、実質的には薄膜Cの端部全
体が変質してしまうことになる。また、電磁波シールド
材料には、通常の金属同様に、このような変質によって
体積が増加する性質がある。端部の薄膜全体が変質すれ
ば、変質によって生じる体積の増加割合は大きな値とな
る。その結果、薄膜CとフィルムBとの間には、ところ
どころに僅かな隙間が発生する。こうして隙間が発生す
ると、いわゆる毛細管現象によって、隙間に水分が入り
込み、変質していない領域の薄膜Cを変質させる。特
に、電磁波シールド部材を建材として部屋の壁面などに
貼り付けて使用する場合、結露などによって発生した水
分が、薄膜CとフィルムBとの間に入り込んで、薄膜C
の変質を進行させる。こうして、薄膜Cの端部において
ごく僅かな変質が生じると、端部から内部に進行し、最
終的には薄膜全体を変質させてしまうのである。
【0013】もとより、従来の電磁波シールド部材が、
端部で薄膜が空気中に露出していることは分かっていた
ことであるが、次のような理由から、このことが薄膜全
体の変質を引き起こすとは考えられていなかった。すな
わち、前述したように、通常のフィルムBの肉厚は75
μm前後であるのに対して、薄膜Cの厚さは20マイク
ロ前後であって、全体として200μm程度の肉厚を有
する電磁波シールド部材のうち、薄膜Cの厚さは10分
の1程度でしかない。従って、薄膜Cの全表面積の中で
空気に露出している端部の割合は極めて僅かな割合であ
り、たとえ端部が変質したとしても、これが電磁波シー
ルド部材全体としての性能低下を引き起こすことはない
と考えられていた。ところが、薄膜自体の厚さが薄いこ
とが逆に災いして、端部での変質が内部にどんどん進行
する結果、最終的には薄膜全体が変質して電磁波シール
ド性能の低下を引き起こしていた。
端部で薄膜が空気中に露出していることは分かっていた
ことであるが、次のような理由から、このことが薄膜全
体の変質を引き起こすとは考えられていなかった。すな
わち、前述したように、通常のフィルムBの肉厚は75
μm前後であるのに対して、薄膜Cの厚さは20マイク
ロ前後であって、全体として200μm程度の肉厚を有
する電磁波シールド部材のうち、薄膜Cの厚さは10分
の1程度でしかない。従って、薄膜Cの全表面積の中で
空気に露出している端部の割合は極めて僅かな割合であ
り、たとえ端部が変質したとしても、これが電磁波シー
ルド部材全体としての性能低下を引き起こすことはない
と考えられていた。ところが、薄膜自体の厚さが薄いこ
とが逆に災いして、端部での変質が内部にどんどん進行
する結果、最終的には薄膜全体が変質して電磁波シール
ド性能の低下を引き起こしていた。
【0014】以上のような知見に基づいて完成された本
願発明においては、電磁波シールド材料を用いて形成さ
れた薄板の表面側と裏面側とに、気密性のフィルムが接
着されているとともに、該薄板の端面が該フィルムで覆
われて気密構造となっている。従って、従来の電磁波シ
ールド部材のように、端面で薄板が変質することがない
ので、長期に渡って安定した電磁波シールド性能を維持
することが可能となった。
願発明においては、電磁波シールド材料を用いて形成さ
れた薄板の表面側と裏面側とに、気密性のフィルムが接
着されているとともに、該薄板の端面が該フィルムで覆
われて気密構造となっている。従って、従来の電磁波シ
ールド部材のように、端面で薄板が変質することがない
ので、長期に渡って安定した電磁波シールド性能を維持
することが可能となった。
【0015】かかる電磁波シールド部材においては、前
記薄板の表面側と裏面側とで、強度の異なるフィルムを
接着するようにしても良い。
記薄板の表面側と裏面側とで、強度の異なるフィルムを
接着するようにしても良い。
【0016】こうすれば、強度の高い方のフィルムとし
て、適切な剛性を有するフィルムを用いることにより、
電磁波シールド部材に適度な剛性を持たせることができ
る。シールド部材が適度な剛性を有していれば、壁面な
どへの貼り付け作業が容易となって好ましい。また、他
方のフィルムを柔軟性に富んだフィルムを用いれば、フ
ィルム同士を接着することで、前記薄板の端面を容易に
気密に保つことができるので好ましい。
て、適切な剛性を有するフィルムを用いることにより、
電磁波シールド部材に適度な剛性を持たせることができ
る。シールド部材が適度な剛性を有していれば、壁面な
どへの貼り付け作業が容易となって好ましい。また、他
方のフィルムを柔軟性に富んだフィルムを用いれば、フ
ィルム同士を接着することで、前記薄板の端面を容易に
気密に保つことができるので好ましい。
【0017】かかる電磁波シールド部材においては、表
面側あるいは裏面側の少なくともいずれかのフィルム
は、導電性の良い材料で形成されたフィルムを用いても
良い。
面側あるいは裏面側の少なくともいずれかのフィルム
は、導電性の良い材料で形成されたフィルムを用いても
良い。
【0018】こうすれば、導電性のよい材料で形成され
たフィルムが高周波数の電波を効率よくシールドする。
電波がシールドされれば、結果的に電磁波がシールドさ
れることになるので、低周波数から高周波数の電磁波を
効果的にシールドすることが可能となって好ましい。
たフィルムが高周波数の電波を効率よくシールドする。
電波がシールドされれば、結果的に電磁波がシールドさ
れることになるので、低周波数から高周波数の電磁波を
効果的にシールドすることが可能となって好ましい。
【0019】以上の電磁波シールド部材においては、前
記表面側のフィルムと裏面側のフィルムとを、前記薄板
端面の外側で接着することによって、該薄板端面を気密
構造としてもよい。こうすれば簡便な方法で薄板全体を
気密に保つことができるので好ましい。
記表面側のフィルムと裏面側のフィルムとを、前記薄板
端面の外側で接着することによって、該薄板端面を気密
構造としてもよい。こうすれば簡便な方法で薄板全体を
気密に保つことができるので好ましい。
【0020】あるいは、前記表面側または裏面側の一方
のフィルムを他方のフィルムの背面側に折り返し、該背
面で該一方のフィルムと該他方のフィルムとを接着する
ことによって、前記薄板端面を気密構造としてもよい。
のフィルムを他方のフィルムの背面側に折り返し、該背
面で該一方のフィルムと該他方のフィルムとを接着する
ことによって、前記薄板端面を気密構造としてもよい。
【0021】かかる方法においては、薄板の背面側でフ
ィルム同士を接着することができるので、フィルム同士
の接着部分が薄板の端部外側に来ることがない。その結
果、電磁波シールド部材の表面上で、内部に薄板の存在
しない領域をほとんど無くすことが可能となって好適で
ある。
ィルム同士を接着することができるので、フィルム同士
の接着部分が薄板の端部外側に来ることがない。その結
果、電磁波シールド部材の表面上で、内部に薄板の存在
しない領域をほとんど無くすことが可能となって好適で
ある。
【0022】上述の電磁波シールド部材においては、複
数枚並べた前記薄板を、前記表面側のフィルムと前記裏
面側のフィルムとによって挟み込まむようにしてもよ
い。こうして薄板を複数枚並べれば、電磁波シールド材
料を所望の大きさの容易に得ることができるので好まし
い。
数枚並べた前記薄板を、前記表面側のフィルムと前記裏
面側のフィルムとによって挟み込まむようにしてもよ
い。こうして薄板を複数枚並べれば、電磁波シールド材
料を所望の大きさの容易に得ることができるので好まし
い。
【0023】かかる電磁波シールド部材においては、隣
接する薄板同士を互いに一部重なり合うように並べた状
態で、前記表面側のフィルムと前記裏面側のフィルムと
によって挟み込まむようにしてもよい。こうすれば、複
数の薄板を隙間なく並べることができるので、それだけ
電磁波をより完全にシールドすることが可能となって好
ましい。
接する薄板同士を互いに一部重なり合うように並べた状
態で、前記表面側のフィルムと前記裏面側のフィルムと
によって挟み込まむようにしてもよい。こうすれば、複
数の薄板を隙間なく並べることができるので、それだけ
電磁波をより完全にシールドすることが可能となって好
ましい。
【0024】あるいは複数枚重ねられた状態の薄板を、
前記表面側のフィルムと前記裏面側のフィルムとによっ
て挟み込むようにしても良い。こうすれば、シールドし
ようとする電磁波の強さに応じて、所望の厚さの電磁波
シールド部材を容易に形成することができるので好まし
い。
前記表面側のフィルムと前記裏面側のフィルムとによっ
て挟み込むようにしても良い。こうすれば、シールドし
ようとする電磁波の強さに応じて、所望の厚さの電磁波
シールド部材を容易に形成することができるので好まし
い。
【0025】また、上記の電磁波シールド部材において
は、シールド特性の異なる複数種類の薄板を組み合わせ
た状態で、前記表面側のフィルムと前記裏面側のフィル
ムとで挟み込むようにしてもよい。こうすれば、特性の
異なる薄板同士が互いの特性を補う結果、全体としての
シールド性能を改善することが可能となるので好まし
い。
は、シールド特性の異なる複数種類の薄板を組み合わせ
た状態で、前記表面側のフィルムと前記裏面側のフィル
ムとで挟み込むようにしてもよい。こうすれば、特性の
異なる薄板同士が互いの特性を補う結果、全体としての
シールド性能を改善することが可能となるので好まし
い。
【0026】更には、電磁波シールド材料で形成された
薄板と、導電性の良い材料で形成された導電性薄板とを
重ね合わた状態で、前記表面側のフィルムと前記裏面側
のフィルムとで挟み込むようにしてもよい。こうすれ
ば、高周波数の電磁波は導電性薄板によってシールドさ
れるので、低周波数から高周波数までの広い範囲の電磁
波をシールドすることが可能となって好ましい。
薄板と、導電性の良い材料で形成された導電性薄板とを
重ね合わた状態で、前記表面側のフィルムと前記裏面側
のフィルムとで挟み込むようにしてもよい。こうすれ
ば、高周波数の電磁波は導電性薄板によってシールドさ
れるので、低周波数から高周波数までの広い範囲の電磁
波をシールドすることが可能となって好ましい。
【0027】上述の複数枚の薄板あるいは導電性薄板を
用いて成る電磁波シールド部材においては、該複数枚の
薄板あるいは該導電性薄板が重なり合う部分を、互いに
接合することとしてもよい。こうして複数枚の薄板ある
いは導電性薄板を一体に接合しておけば、例えば、複数
の薄板が重なり部分でズレたりすることがなくなるので
好適である。
用いて成る電磁波シールド部材においては、該複数枚の
薄板あるいは該導電性薄板が重なり合う部分を、互いに
接合することとしてもよい。こうして複数枚の薄板ある
いは導電性薄板を一体に接合しておけば、例えば、複数
の薄板が重なり部分でズレたりすることがなくなるので
好適である。
【0028】かかる電磁波シールド部材においては、前
記複数枚の薄板あるいは導電性薄板の互いに重なり合う
部分を接着剤で接合してもよい。こうすれば、複数枚の
薄板あるいは導電性薄板を簡便な方法により一体に接合
することができるので好適である。
記複数枚の薄板あるいは導電性薄板の互いに重なり合う
部分を接着剤で接合してもよい。こうすれば、複数枚の
薄板あるいは導電性薄板を簡便な方法により一体に接合
することができるので好適である。
【0029】かかる電磁波シールド部材においては、前
記複数枚の薄板あるいは導電性薄板の互いに重なり合う
部分を溶接により接合しても良い。溶接により接合すれ
ば、接着剤を用いて接合する場合に比べて、薄板同士を
強固に接合することができるので好ましい。尚、溶接に
は、いわゆるスポット溶接、レーザー溶接などの周知の
方法を使用することができる。
記複数枚の薄板あるいは導電性薄板の互いに重なり合う
部分を溶接により接合しても良い。溶接により接合すれ
ば、接着剤を用いて接合する場合に比べて、薄板同士を
強固に接合することができるので好ましい。尚、溶接に
は、いわゆるスポット溶接、レーザー溶接などの周知の
方法を使用することができる。
【0030】以上に説明した電磁波シールド部材におい
ては、所定の条件で焼鈍された薄板を用いても良い。電
磁波シールド材料で形成された薄板は、所定の条件で焼
鈍することにより、シールド性能を向上させることがで
きる。従って、かかる方法により、高性能の電磁波シー
ルド部材を簡便に製造することができるので好適であ
る。
ては、所定の条件で焼鈍された薄板を用いても良い。電
磁波シールド材料で形成された薄板は、所定の条件で焼
鈍することにより、シールド性能を向上させることがで
きる。従って、かかる方法により、高性能の電磁波シー
ルド部材を簡便に製造することができるので好適であ
る。
【0031】また、電磁波シールド部材をフィルムで覆
うこととすれば、焼鈍によって電磁波シールド部材が脆
くなることがあっても、部材の脆化をフィルムによって
補うことができるので、建材として取り扱いの容易な電
磁波シールド部材とすることができる。
うこととすれば、焼鈍によって電磁波シールド部材が脆
くなることがあっても、部材の脆化をフィルムによって
補うことができるので、建材として取り扱いの容易な電
磁波シールド部材とすることができる。
【0032】また、例えば、部材表面に色むらや光沢む
らが発生するなど、焼鈍によって電磁波シールド部材の
表面に何らかの見栄えの悪化が生じても、電磁波シール
ド部材を色つきのフィルムで覆うことによって、これを
補うことができる。その結果、見栄えの悪化によって商
品価値が減少することを回避することが可能となって好
適である。
らが発生するなど、焼鈍によって電磁波シールド部材の
表面に何らかの見栄えの悪化が生じても、電磁波シール
ド部材を色つきのフィルムで覆うことによって、これを
補うことができる。その結果、見栄えの悪化によって商
品価値が減少することを回避することが可能となって好
適である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の作用・効果をより
明確に説明するために、本発明の実施の形態を説明す
る。
明確に説明するために、本発明の実施の形態を説明す
る。
【0034】図1は、本実施例の電磁波シールド部材1
00を概念的に示す説明図であり、図2は、本実施例の
電磁波シールド部材100の断面構造を示す断面図であ
る。図示するように、本実施例の電磁波シールド部材1
00は、磁気シールド材料でできた帯状の薄板を、樹脂
などでできたフィルムで両面から挟んだ形状となってい
る。図2に示すように、磁気シールド材料製の薄板11
0を挟んでいるフィルム120は、薄板110の外周部
で互いに接着されており、これによって薄板110の全
体が外部に対して気密に保たれる構造となっている。
00を概念的に示す説明図であり、図2は、本実施例の
電磁波シールド部材100の断面構造を示す断面図であ
る。図示するように、本実施例の電磁波シールド部材1
00は、磁気シールド材料でできた帯状の薄板を、樹脂
などでできたフィルムで両面から挟んだ形状となってい
る。図2に示すように、磁気シールド材料製の薄板11
0を挟んでいるフィルム120は、薄板110の外周部
で互いに接着されており、これによって薄板110の全
体が外部に対して気密に保たれる構造となっている。
【0035】本実施例では、薄板110として、鉄系ア
モルファス合金を急冷して生成した厚さ20μmの薄板
を使用している。薄板110の厚さが20μmと薄いの
で、薄板110の急冷時に厚さ方向の温度分布が生じる
ことがなく、その結果、均一なアモルファス合金薄板を
容易に得ることができる。もちろん、薄板110の厚さ
や材質はこれに限定されるものではなく、より肉厚の厚
い薄板を使用してもよく、更には、周知の磁気シールド
材料を用いて形成した薄板を使用しても良い。
モルファス合金を急冷して生成した厚さ20μmの薄板
を使用している。薄板110の厚さが20μmと薄いの
で、薄板110の急冷時に厚さ方向の温度分布が生じる
ことがなく、その結果、均一なアモルファス合金薄板を
容易に得ることができる。もちろん、薄板110の厚さ
や材質はこれに限定されるものではなく、より肉厚の厚
い薄板を使用してもよく、更には、周知の磁気シールド
材料を用いて形成した薄板を使用しても良い。
【0036】また、本実施例のフィルム120は、厚さ
75μmのポリエステルフィルムを使用している。もち
ろん、フィルムの厚さや材質はこれに限定されるもので
はなく、例えば、ポリオレフィン系樹脂,ビニル系樹
脂,ポリウレタン樹脂,セルロース系樹脂,ABS樹
脂,合成ゴムといった熱可塑性樹脂、あるいはそれらの
共重合体、更には、エポキシ系樹脂,フェノール系樹
脂,アミド系樹脂,イミド系樹脂といった熱硬化性樹脂
を使用することもできるし、導電性の良い銅薄膜やアル
ミニウム薄膜を使用することもできる。
75μmのポリエステルフィルムを使用している。もち
ろん、フィルムの厚さや材質はこれに限定されるもので
はなく、例えば、ポリオレフィン系樹脂,ビニル系樹
脂,ポリウレタン樹脂,セルロース系樹脂,ABS樹
脂,合成ゴムといった熱可塑性樹脂、あるいはそれらの
共重合体、更には、エポキシ系樹脂,フェノール系樹
脂,アミド系樹脂,イミド系樹脂といった熱硬化性樹脂
を使用することもできるし、導電性の良い銅薄膜やアル
ミニウム薄膜を使用することもできる。
【0037】図3を用いて、本実施例の電磁波シールド
部材100の製造工程について説明する。先ず、薄板1
10よりも大きなフィルム120を2枚用意する。次い
で、フィルム120の上面に接着剤130を塗布し、そ
の上に薄板110を乗せ、最後に下面に接着剤を塗布し
たフィルム120を乗せて、フィルム120と接着剤1
30と薄板110との積層体を形成する。尚、薄板11
0は、予め所定の条件で焼鈍しておいた薄板110を使
用しても良い。こうして得た積層体を2本の加圧ロール
の間を通して、2枚のフィルム120と薄板110とを
接着することにより、本実施例の電磁波シールド部材1
00を得ることができる。
部材100の製造工程について説明する。先ず、薄板1
10よりも大きなフィルム120を2枚用意する。次い
で、フィルム120の上面に接着剤130を塗布し、そ
の上に薄板110を乗せ、最後に下面に接着剤を塗布し
たフィルム120を乗せて、フィルム120と接着剤1
30と薄板110との積層体を形成する。尚、薄板11
0は、予め所定の条件で焼鈍しておいた薄板110を使
用しても良い。こうして得た積層体を2本の加圧ロール
の間を通して、2枚のフィルム120と薄板110とを
接着することにより、本実施例の電磁波シールド部材1
00を得ることができる。
【0038】こうして得られた電磁波シールド部材10
0は、薄板110の外側全周で2枚のフィルム120が
接着されているので、薄板110は外気から完全に遮断
されている。従って、湿気などによって薄板110が変
質することがないので、長期間に渡って安定した電磁波
シールド性能を維持することが可能となる。また、薄板
110および2枚のフィルム120の厚さを合わせて
も、全体の厚さは高々200μm前後しかないので、本
実施例の電磁波シールド部材100はしなやかに屈曲さ
せることができ、取り扱いが容易である。従って、電磁
波シールド部材100を部屋全体に貼り付ける際にも、
壁紙のように、容易に貼り付けることができるので好適
である。
0は、薄板110の外側全周で2枚のフィルム120が
接着されているので、薄板110は外気から完全に遮断
されている。従って、湿気などによって薄板110が変
質することがないので、長期間に渡って安定した電磁波
シールド性能を維持することが可能となる。また、薄板
110および2枚のフィルム120の厚さを合わせて
も、全体の厚さは高々200μm前後しかないので、本
実施例の電磁波シールド部材100はしなやかに屈曲さ
せることができ、取り扱いが容易である。従って、電磁
波シールド部材100を部屋全体に貼り付ける際にも、
壁紙のように、容易に貼り付けることができるので好適
である。
【0039】このように、容易に屈曲して取り扱いの容
易な電磁波シールド部材100を得るために、あるい
は、薄板全体を急冷して均一なアモルファス合金を得る
ためには、薄板110の肉厚は100μm以下とするこ
とが好ましい。また、電磁波シールド部材100内部の
薄板110を外気から遮断するためには、フィルム12
0の厚さは50μm以上あることが好ましい。
易な電磁波シールド部材100を得るために、あるい
は、薄板全体を急冷して均一なアモルファス合金を得る
ためには、薄板110の肉厚は100μm以下とするこ
とが好ましい。また、電磁波シールド部材100内部の
薄板110を外気から遮断するためには、フィルム12
0の厚さは50μm以上あることが好ましい。
【0040】尚、電磁波シールド部材100の作成時
に、その都度、接着剤130をフィルム120に塗布す
るのではなく、予め接着剤が塗布された接着性フィルム
で薄板110を挟み込むようにしても構わないのはもち
ろんである。
に、その都度、接着剤130をフィルム120に塗布す
るのではなく、予め接着剤が塗布された接着性フィルム
で薄板110を挟み込むようにしても構わないのはもち
ろんである。
【0041】また、フィルム120の少なくとも一方を
銅薄膜やアルミニウム薄膜などの導電性の良い薄膜で形
成すれば、磁気シールド材料の周波数特性を改善して、
低周波数から高周波数まで良好なシールド性能を得るこ
とができる。尚、導電性の良いフィルムを用いる代わり
に、薄板110の表面に導電性の良い金属をメッキして
も同様の効果を得ることができる。更には、導電性を有
する接着剤を用いても、同様の効果を得ることができ
る。
銅薄膜やアルミニウム薄膜などの導電性の良い薄膜で形
成すれば、磁気シールド材料の周波数特性を改善して、
低周波数から高周波数まで良好なシールド性能を得るこ
とができる。尚、導電性の良いフィルムを用いる代わり
に、薄板110の表面に導電性の良い金属をメッキして
も同様の効果を得ることができる。更には、導電性を有
する接着剤を用いても、同様の効果を得ることができ
る。
【0042】本実施例の電磁波シールド部材100は、
フィルム同士を必ずしも薄板110の外部で接着するも
のに限らず、例えば図4に示すように、一方のフィルム
124を折り曲げるようにして、他方のフィルム122
の背面でフィルム同士を接着したものとすることもでき
る。こうすれば、フィルム同士の接着部分を薄板110
の外側に設ける必要がなくなるので、電磁波シールド部
材100の表面上で内部に薄板110が存在しない領域
をほとんど無くすことができる。従って、電磁波シール
ド部材100を並べて貼り付けた場合に、部材間で薄板
110の隙間が生じることがないので、電磁波をより完
全にシールドすることが可能となって好ましい。
フィルム同士を必ずしも薄板110の外部で接着するも
のに限らず、例えば図4に示すように、一方のフィルム
124を折り曲げるようにして、他方のフィルム122
の背面でフィルム同士を接着したものとすることもでき
る。こうすれば、フィルム同士の接着部分を薄板110
の外側に設ける必要がなくなるので、電磁波シールド部
材100の表面上で内部に薄板110が存在しない領域
をほとんど無くすことができる。従って、電磁波シール
ド部材100を並べて貼り付けた場合に、部材間で薄板
110の隙間が生じることがないので、電磁波をより完
全にシールドすることが可能となって好ましい。
【0043】本実施例の電磁波シールド部材100にお
いては、薄板110を異なるフィルムで挟み込むように
しても良い。例えば図4に示す電磁波シールド部材10
0において、フィルム124の肉厚は75μmとしたま
ま、フィルム122の肉厚を厚くしてもよい(代表的に
は0.5mm程度)。このような厚めのフィルム122
は適度な強度を有するので、接着剤の塗布や薄板110
の接着、あるいはフィルム124の折り曲げ工程が容易
となる。更に、こうして得られた電磁波シールド部材1
00も適度な強度を有するので、例えば部屋の壁全面に
貼り付ける際にも、貼り付け作業を容易に行うことがで
きる。
いては、薄板110を異なるフィルムで挟み込むように
しても良い。例えば図4に示す電磁波シールド部材10
0において、フィルム124の肉厚は75μmとしたま
ま、フィルム122の肉厚を厚くしてもよい(代表的に
は0.5mm程度)。このような厚めのフィルム122
は適度な強度を有するので、接着剤の塗布や薄板110
の接着、あるいはフィルム124の折り曲げ工程が容易
となる。更に、こうして得られた電磁波シールド部材1
00も適度な強度を有するので、例えば部屋の壁全面に
貼り付ける際にも、貼り付け作業を容易に行うことがで
きる。
【0044】尚、以上の説明では、薄板110を2枚の
フィルムで挟み込むものとしたが、薄板110全体を気
密に保つことができれば、2枚のフィルムで挟み込む必
要はない。例えば、図5あるいは図6に示すように、1
枚のフィルム126を用いて薄板110を挟むようにし
ても構わない。
フィルムで挟み込むものとしたが、薄板110全体を気
密に保つことができれば、2枚のフィルムで挟み込む必
要はない。例えば、図5あるいは図6に示すように、1
枚のフィルム126を用いて薄板110を挟むようにし
ても構わない。
【0045】以上の説明においては、1枚の薄板110
をフィルムの挟み込むものとしたが、複数枚の薄板11
0を挟み込むようにしても構わない。例えば図7に示す
ように、上面に接着剤130を塗布した大きめのフィル
ム120の上に、2枚の薄板110を隙間なく並べ、そ
の上から下面側に接着剤130を塗布したフィルム12
0を乗せて、フィルム同士を加圧接着することによっ
て、電磁波シールド部材200を作成しても良い。こう
すれば、複数枚の薄板110を並べて所望の大きさの電
磁波シールド部材200を作成することができる。例え
ば、建築資材などには日常的に使用される部材の大きさ
が規格で定められているが、この規格の大きさに合わせ
て電磁波シールド部材200を作成しておけば、壁など
への貼り付け作業が容易になるという効果がある。
をフィルムの挟み込むものとしたが、複数枚の薄板11
0を挟み込むようにしても構わない。例えば図7に示す
ように、上面に接着剤130を塗布した大きめのフィル
ム120の上に、2枚の薄板110を隙間なく並べ、そ
の上から下面側に接着剤130を塗布したフィルム12
0を乗せて、フィルム同士を加圧接着することによっ
て、電磁波シールド部材200を作成しても良い。こう
すれば、複数枚の薄板110を並べて所望の大きさの電
磁波シールド部材200を作成することができる。例え
ば、建築資材などには日常的に使用される部材の大きさ
が規格で定められているが、この規格の大きさに合わせ
て電磁波シールド部材200を作成しておけば、壁など
への貼り付け作業が容易になるという効果がある。
【0046】また、図7に示すように、隣接する薄板1
10同士が一部重なり合うように並べることとしても良
い。こうして重なり部分150を設ければ、薄板110
同士を隙間なく並べることができる。更には、重なり部
分150を接着剤を用いたり、あるいは溶接などの方法
で接合しても良い。こうすれば、薄板110同士が重な
り部分でズレるといったことがなくなる。
10同士が一部重なり合うように並べることとしても良
い。こうして重なり部分150を設ければ、薄板110
同士を隙間なく並べることができる。更には、重なり部
分150を接着剤を用いたり、あるいは溶接などの方法
で接合しても良い。こうすれば、薄板110同士が重な
り部分でズレるといったことがなくなる。
【0047】以上の説明においては、1種類の薄板11
0を使用するものとして説明したが、これに限らず、異
種の薄板を組み合わせて使用しても良い。例えば、図8
に示すように、薄板110と、材質の異なる薄板210
とを交互に並べて、電磁波シールド部材200を作成し
ても良い。更には図9に示すように、薄板110と薄板
210とを重ねて並べて、電磁波シールド部材200を
作成しても良い。このように、特性の異なる磁気シール
ド材料を組み合わせて使用すれば、互いの性能を補間し
合うことにより、電磁波シールド部材200の特性を改
善することが可能となる。また、これら複数種類の薄板
を使用する場合においても、接着剤あるいは溶接などの
方法により、薄板の重なり部分を接合しても良いのはも
ちろんである。
0を使用するものとして説明したが、これに限らず、異
種の薄板を組み合わせて使用しても良い。例えば、図8
に示すように、薄板110と、材質の異なる薄板210
とを交互に並べて、電磁波シールド部材200を作成し
ても良い。更には図9に示すように、薄板110と薄板
210とを重ねて並べて、電磁波シールド部材200を
作成しても良い。このように、特性の異なる磁気シール
ド材料を組み合わせて使用すれば、互いの性能を補間し
合うことにより、電磁波シールド部材200の特性を改
善することが可能となる。また、これら複数種類の薄板
を使用する場合においても、接着剤あるいは溶接などの
方法により、薄板の重なり部分を接合しても良いのはも
ちろんである。
【0048】以上、各種の実施例について説明してきた
が、本発明は上記すべての実施例に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施することができる。
が、本発明は上記すべての実施例に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施することができる。
【図1】本実施例の電磁波シールド部材の外観形状を例
示する説明図である。
示する説明図である。
【図2】本実施例の電磁波シールド部材の断面構造を例
示する説明図である。
示する説明図である。
【図3】本実施例の電磁波シールド部材の製造工程を概
念的に示す説明図である。
念的に示す説明図である。
【図4】本実施例の他の電磁波シールド部材の断面構造
を例示する説明図である。
を例示する説明図である。
【図5】1枚のフィルムを用いて作成した本実施例の電
磁波シールド部材の断面構造を例示する説明図である。
磁波シールド部材の断面構造を例示する説明図である。
【図6】1枚のフィルムを用いて作成した本実施例の他
の電磁波シールド部材の断面構造を例示する説明図であ
る。
の電磁波シールド部材の断面構造を例示する説明図であ
る。
【図7】複数の薄板を並べて作成された本実施例の電磁
波シールド部材の断面構造を例示する説明図である。
波シールド部材の断面構造を例示する説明図である。
【図8】複数種類の薄板を並べて作成された本実施例の
電磁波シールド部材の断面構造を例示する説明図であ
る。
電磁波シールド部材の断面構造を例示する説明図であ
る。
【図9】複数種類の薄板を組み合わせて作成された本実
施例の電磁波シールド部材の断面構造を例示する説明図
である。
施例の電磁波シールド部材の断面構造を例示する説明図
である。
【図10】従来から使用されている電磁波シールド部材
の端面構造を示す断面図である。
の端面構造を示す断面図である。
100…電磁波シールド部材 110…薄板 120…フィルム 122…フィルム 124…フィルム 126…フィルム 130…接着剤 200…電磁波シールド部材 210…薄板
Claims (15)
- 【請求項1】 電磁波シールド材料を用いて形成された
薄板の表面側と裏面側とに、気密性のフィルムを接着し
て成る電磁波シールド部材において、 前記薄板の端面が前記フィルムで覆われて気密構造とな
っていることを特徴とする電磁波シールド部材。 - 【請求項2】 請求項1記載の電磁波シールド部材にお
いて、 前記薄板の表面側と裏面側とで、強度の異なるフィルム
が接着されていることを特徴とする電磁波シールド部
材。 - 【請求項3】 請求項2記載の電磁波シールド部材にお
いて、 前記表面側あるいは裏面側の少なくともいずれかのフィ
ルムは、導電性の良い材料で形成されていることを特徴
とする電磁波シールド部材。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の電磁波シールド部材において、 前記表面側のフィルムと裏面側のフィルムとを、前記薄
板端面の外側で接着することによって、該薄板端面が気
密構造となっていることを特徴とする電磁波シールド部
材。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の電磁波シールド部材において、 前記表面側または裏面側の一方のフィルムを他方のフィ
ルムの背面側に折り返し、該背面で該一方のフィルムと
該他方のフィルムとを接着することによって、前記薄板
端面が気密構造となっていることを特徴とする電磁波シ
ールド部材。 - 【請求項6】 請求項1記載の電磁波シールド部材にお
いて、 複数枚並べられた前記薄板が、前記表面側のフィルムと
前記裏面側のフィルムとによって挟み込まれていること
を特徴とする電磁波シールド部材。 - 【請求項7】 請求項6記載の電磁波シールド部材にお
いて、 前記複数枚並べられた薄板は、隣接する薄板同士が互い
に一部重なり合うように並べられていることを特徴とす
る電磁波シールド部材。 - 【請求項8】 請求項1記載の電磁波シールド部材にお
いて、 複数枚重ねられた前記薄板が、前記表面側のフィルムと
前記裏面側のフィルムとによって挟み込まれていること
を特徴とする電磁波シールド部材。 - 【請求項9】 請求項6または請求項8記載の電磁波シ
ールド部材において、 電磁波シールド特性の異なる複数種類の薄板が組み合わ
された状態で、前記表面側のフィルムと前記裏面側のフ
ィルムとによって挟み込まれていることを特徴とする電
磁波シールド部材。 - 【請求項10】 請求項1記載の電磁波シールド部材に
おいて、 前記薄板と、導電性の良い材料で形成された導電性薄板
とが重ねられた状態で、前記フィルムによって挟み込ま
れていることを特徴とする電磁波シールド部材。 - 【請求項11】 請求項6、請求項8、または請求項1
0のいずれかに記載の電磁波シールド部材において、 前記複数枚の薄板あるいは前記導電性薄板は、重なり合
う部分で互いに接合されていることを特徴とする電磁波
シールド部材。 - 【請求項12】 請求項11記載の電磁波シールド部材
において、 前記複数枚の薄板あるいは前記導電性薄板は、互いに重
なり合う部分が接着剤により接合されていることを特徴
とする電磁波シールド部材。 - 【請求項13】 請求項11記載の電磁波シールド部材
において、 前記複数の薄板あるいは前記導電性薄板は、互いに重な
り合う部分が溶接により接合されていることを特徴とす
る電磁波シールド部材。 - 【請求項14】 請求項1記載の電磁波シールド部材に
おいて、 前記薄板が所定の条件で焼鈍されていることを特徴とす
る電磁波シールド部材。 - 【請求項15】 電磁波シールド材料を用いて形成され
た薄板の表面側と裏面側とに、気密性のフィルムを接着
して成る電磁波シールド部材の製造方法において、 前記薄板の表面側と裏面側とに加えて、該薄板の端面も
前記フィルムで覆うことにより、該薄板全体を気密構造
にすることを特徴とする電磁波シールド部材の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000224697A JP2002038624A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 電磁波シールド部材、電磁波シールド部材の製造方法 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2002038624A (ja) |
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