JP2002037603A - 水素製造装置 - Google Patents

水素製造装置

Info

Publication number
JP2002037603A
JP2002037603A JP2000226169A JP2000226169A JP2002037603A JP 2002037603 A JP2002037603 A JP 2002037603A JP 2000226169 A JP2000226169 A JP 2000226169A JP 2000226169 A JP2000226169 A JP 2000226169A JP 2002037603 A JP2002037603 A JP 2002037603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
reformed gas
transfer medium
heat transfer
reforming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000226169A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihisa Taniguchi
幸久 谷口
Kengo Uematsu
健吾 植松
Tetsuro Okano
哲朗 岡野
Hiroyuki Kako
宏行 加来
Noriyuki Imada
典幸 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP2000226169A priority Critical patent/JP2002037603A/ja
Publication of JP2002037603A publication Critical patent/JP2002037603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池等に使用する水素製造装置をコンパ
クト化し、かつ熱の利用率を向上する 【解決手段】炭化水素系の気体燃料、酸化剤及び水蒸気
を含む混合ガスを改質して水素を主成分とする改質ガス
を生成し、生成された改質ガスの熱を熱交換器11で伝
熱媒体である水に回収し、温度を低下させた改質ガス中
のCO濃度をCOシフト触媒7及びCO選択酸化触媒8
で低減させる水素製造装置において、COシフト触媒7
及びCO選択触媒8を内装した改質ガス流路である最内
管34と熱交換器11を一体化して、伝熱媒体である水
を充填したドラム15に内装し、ドラム15の内圧を一
定に保持する構成とした。また、ドラム15で蒸発した
水蒸気を前記混合ガスの水蒸気として供給する水蒸気供
給管42を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素製造装置に係
り、特に燃料電池の燃料となる水素を製造する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来知られている燃料電池発電
装置における燃料を製造するための燃料電池用改質シス
テムを示す。図示の燃料電池用改質システムにおいて、
燃料としてメタンを使用する場合の改質反応について説
明する。
【0003】上記燃料電池用改質システムでは、燃料電
池の燃料となる水素を製造するために、燃料であるメタ
ン、酸化剤として空気及び改質のための水蒸気を改質器
19に投入する。上記燃料、酸化剤及び水蒸気は、燃料
に対する酸化剤である空気との割合(空気比)で0.2〜
0.5、燃料に対する水蒸気の割合(S/C比)で2.5〜5.0と
する。
【0004】改質器19内に投入されたメタン、空気及
び水蒸気の混合ガスは、まず下記反応式(1)の反応に
よりメタンの一部が燃焼し、約1200℃の高温のガス
となる。 CH4 + 2O2 → CO2+ 2H2O (発熱反応) (1) このような高温のガスとするのは、メタンを改質する反
応が吸熱反応であること、メタンを改質する反応におけ
る触媒の活性を維持するために改質器19内の温度を7
00〜800℃程度に保持する必要があるためである。
【0005】高温のガスは、次に改質触媒を通り、次の
反応を生じて改質され、改質ガスとなって改質器19か
ら流出する。 CH4 + H2O ⇔ CO+ 3H2 (吸熱反応) (2) CO + H2O ⇔ CO2+ H2 (発熱反応) (3) この反応式(2)は吸熱反応であるため、反応式(3)
の僅かな発熱反応があるものの、改質器から出てくる改
質ガスの温度は、流入した混合ガスの温度より低下す
る。
【0006】改質器19で上記反応により生成されたC
O、H2、CO2などからなる改質ガスは、改質器19後
流の熱交換器23を通って熱回収され、250℃程度に
まで温度が下がる。なお、改質器19をでた時の改質ガ
ス中のCOの濃度は、約10%である。
【0007】このCOは燃料電池の電極を被毒するた
め、燃料電池に供給される前に除去する必要があり、温
度が低下した改質ガスは、まず、CO除去のため、ほぼ
その組成を保ったまま、CO変成器20に導入される。
CO変成器20では、例えば銅−亜鉛系の触媒(シフト
反応用触媒)を設置し、200℃程度のガス温度に制御
することで、下記反応式(4)の反応が右方向に進行
し、COが1%程度まで減少すると共に、H2が形成され
る。 CO + H2O ⇔ CO2+ H2 (発熱反応) (4) CO変成器20を出た改質ガスは、次にCO選択酸化器
21に送られる。CO選択酸化器21では、触媒として
例えばアルカリ金属系ゼオライトを担体とし、白金また
はパラジウムなどの貴金属系の触媒が用いられ、前記C
O変成器20と同様、COが除去される。この触媒(触
媒被毒成分除去用触媒)は、温度が150℃程度で効果
があり、下記(5)式の反応を選択的に進行させる。そ
のため、CO選択酸化器21に適量のO2を投入するこ
とで、改質ガス中のCOを10ppm程度にまで低減する
ことができる。 CO + 1/2 O2 → CO2 (発熱反応) (5) このようにして、改質器19で生成された改質ガスは、
そのガス中に含まれるCOを低減し、燃料電池22に投
入される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一定量のメタンから得
られる水素の回収率を高めるためには、前述の通り、燃
料に対する水蒸気の割合(S/C比)が25〜5.0と
多量の水蒸気を要し、この水蒸気を生成、供給するため
に多大な熱量を要する。
【0009】また、作動温度および機能の異なる触媒を
複数備え、それぞれの触媒が適切な温度に保たれるよう
な配慮が必要であることから、装置が大きくなりがちで
あった。
【0010】本発明の目的は、燃料電池用改質システム
において、熱の利用率が高く、コンパクトな水素製造装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明に係
る次ぎのような手段によって達成される。
【0012】上記目的を達成する第1の手段は、炭化水
素系の気体燃料、酸化剤及び水蒸気を含む混合ガスを改
質して水素を主成分とする改質ガスを生成する改質手段
と、該改質手段で生成された改質ガスの熱を伝熱媒体に
回収する熱交換手段と、前記改質ガス中のCO濃度を低
減させるCO濃度低減手段と、を有してなる水素製造装
置において、前記伝熱媒体として水を用い、この水が気
化した水蒸気を前記改質手段に供給する管路を設けたも
のである。
【0013】上記目的を達成する第2の手段は、炭化水
素系の気体燃料、酸化剤及び水蒸気を含む混合ガスを改
質して水素を主成分とする改質ガスを生成する改質手段
と、該改質手段で生成された改質ガスの熱を伝熱媒体に
回収する熱交換手段と、熱交換手段を通過した前記改質
ガス中のCO濃度を低減させるCO濃度低減手段と、を
有してなる水素製造装置において、前記熱交換手段を、
前記伝熱媒体を満たした容器中に配置されて前記熱交換
手段を通過する改質ガスと前記伝熱媒体の間で熱交換を
行わせるよう構成し、前記CO濃度低減手段を、前記熱
交換手段に結合されて前記容器中に配置されている改質
ガス流路に内装し、前記CO濃度低減手段で発生する熱
は、前記改質ガス流路壁面を介して前記伝熱媒体に回収
されるようにし、前記伝熱媒体として水を用い、この水
が気化した水蒸気を前記改質手段に供給する管路を設け
たものである。
【0014】上記目的を達成する第3の手段は、炭化水
素系の気体燃料、酸化剤及び水蒸気を含む混合ガスを改
質して水素を主成分とする改質ガスを生成する改質手段
と、該改質手段で生成された改質ガスの熱を伝熱媒体に
回収する熱交換手段と、前記改質ガス中のCO濃度を低
減させるCO濃度低減手段と、を有してなる水素製造装
置において、軸線を上下方向にして配置され、伝熱媒体
の容器をなす円筒状のドラムと、該ドラムに同心状に内
装されて周囲を前記伝熱媒体で囲まれると共に内部が改
質ガスの流路をなす円筒状の最内管とを備え、前記熱交
換手段は、前記ドラム内に且つ前記最内管の下方に配置
されて、該熱交換手段内を流れる改質ガスとドラム内の
前記伝熱媒体とで熱交換するように構成され、前記CO
濃度低減手段は、前記最内管に内装されて前記熱交換手
段を通過した改質ガスが流入するように構成され、前記
熱交換手段において伝熱媒体に回収された熱及び前記最
内管の壁面を介して伝熱媒体に回収された熱が前記混合
ガスの予熱に用いられるようにしたものである。
【0015】上記目的を達成する第4の手段は、上記第
3の手段において、前記ドラムの下部は下端が閉じられ
た円筒状の外管に同心状に内装され、前記改質手段は、
前記ドラムの外周面と前記外管の内周面の間の環状の部
分に環状に配置されていることと、前記外管は、その全
体が、下端が閉じられた円筒状の最外管に同心状に内装
され、該最外管の上端開口は、該最外管上端に脱着可能
に締結された最外管天板によって閉じられているととも
に、該最外管天板を前記ドラムが貫通していることと、
前記最外管に、前記酸化剤を供給する酸化剤投入口及び
前記水蒸気を供給する水蒸気投入口が設けられ、最外管
に投入された酸化剤及び前記水蒸気は、最外管内周面と
前記外管外周面の間の環状の部分を外管外周面に沿って
上方に向かって流れたのち、外管上端部で流れ方向を反
転して炭化水素系の気体燃料とともに混合ガスとなって
前記改質手段に流入し、改質手段を上方から下方に向か
って通過し、次いで方向を反転して前記熱交換手段に、
下方から上方に向かって流入するように構成したもので
ある。
【0016】上記目的を達成する第5の手段は、上記第
3又は第4の手段において、前記伝熱媒体を水とし、熱
を回収した伝熱媒体をドラムから取出す管路と、取出し
た伝熱媒体を前記混合ガスの水蒸気として供給する水蒸
気供給管を備えたものである。
【0017】上記目的を達成する第6の手段は、上記第
5の手段において、前記伝熱媒体をドラムから取出す管
路に圧力調節手段を介装したものである。
【0018】改質手段や、CO濃度低減手段を効率良く
作動させるには、それらに流入する気体の温度を、それ
らに使用される触媒の作動に適した温度に維持する必要
がある。CO濃度低減手段に流入させる改質ガスの温度
は、改質手段を出た改質ガスの温度よりも低いから、そ
の間で、改質ガスから回収した熱を、改質手段に供給す
る混合ガスの予熱に用いるようにすることで、熱の利用
率を向上させることができる。また、CO濃度低減手段
でも、熱が発生するから、この熱も同様に回収して混合
ガスの予熱に用いるのが望ましい。熱回収に用いる伝熱
媒体を水とし、熱を回収して気化した水蒸気を、混合ガ
スの水蒸気として用いることにより、更に効率が向上す
る。
【0019】また、CO濃度低減手段を改質ガス流路に
内装し、前記熱交換手段とこのCO濃度低減手段を内装
した改質ガス流路を連結して一体化し、一体化したもの
を伝熱媒体の容器に内装することで、熱回収が効率化さ
れると共に、装置の小型化が実現できる。
【0020】さらに、伝熱媒体をいれた容器の内圧を所
要の圧力に保持することにより、伝熱媒体の温度を一定
に保つことができ、伝熱媒体と熱交換する相手側の温度
を安定化することが可能になる。
【0021】また、伝熱媒体を水とし、熱を回収して気
化した水蒸気を、改質ガスの原料となる混合ガスの水蒸
気に用いることにより、水を水蒸気に加熱する装置を用
いることなしに、水素製造装置を動かすことができる。
【0022】また、触媒層を含むCO濃度低減手段を内
装した改質ガス流路を配置することで、反応熱を有効利
用することができる。さらに、CO濃度低減手段を内装
した改質ガス流路に、改質手段を出た改質ガスの熱を回
収する熱交換手段を結合して一体化し、一体化したもの
を伝熱媒体をいれた容器に内装すると共に、前記熱交換
手段が下方にあってかつ改質ガス上流側になるように配
置することで、容器内の伝熱媒体の対流による攪拌が生
じて循環が促進され、従って、前記触媒層のスポット的
な温度上昇を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1を用いて説明する。図1に示す装置は、図6に示
す改質器19、CO変成器20、CO選択酸化器21及
び熱交換器23を一体に構成したもので、燃料電池出力
で3kW相当の水素製造装置である。また、水素の燃料
(原料)2としては、メタンを用いている。なお、図2
に、図1の装置を縦断面図で模式的に示すとともに、流
体の流れを示した。
【0024】この水素製造装置は、軸線を上下方向にし
て配置された多重管構造になっており、底が閉じられた
最も外側の管(最外管30)の内部に同軸状に外管31
が配置され、外管31の内部に同軸状にドラム(内管)
15が配置されている。ドラム(内管)15の内部には
さらに、同軸状に最内管34が配置されている。
【0025】最外管30の上端部は最外管天板32で閉
じられ、最外管天板32の中心部に形成された開口を前
記ドラム15が貫通している。外管31は底部が閉じら
れており、底部下面と最外管30の底部上面の間には、
気体の流路となる間隔が設けられている。また、外管3
1は、その開放された上端部と前記最外管天板32の下
面との間に気体流路となる間隔をおいて配置されてい
る。
【0026】ドラム15は、その開放された下端が外管
31の底面よりも上方に位置するように配置され、最外
管天板32を貫通する部分は気密になっている。ドラム
15の上端部には外径がドラム15よりも大きい円板状
の内管上部室39が同軸状に設けられ、内管上部室39
上蓋の中心部を前記最内管34が貫通している。最内管
34の外周面は、前記貫通部で内管上部室39上蓋に気
密に固着されている。なお、内管上部室39の底面中央
には、ドラム15の外径相当の孔が形成され、この孔の
内周面がドラム15外周に気密に固着されている。すな
わち、ドラム15内周面と最内管34の外周面の間の環
状の空間が、内管上部室39に連通している。また、内
管上部室39の上蓋は、内管上部室39の周壁に対し
て、取り外し可能に、かつ気密に締結されている。
【0027】ドラム15の内部の、ドラム15の下端部
から上方に離れた位置に複数の孔が形成された円盤状の
下部多孔板9Bが配置されている。また、前記内管上部
室39の上蓋には、水蒸気回収管43が接続され、水蒸
気回収管43の他端に蒸気蓄積槽13が接続されてい
る。蒸気蓄積槽13は後流に圧力調節弁を有し、ここで
設定される圧力に蒸気蓄積槽13およびドラム15の内
圧を保持して、発生する蒸気が凝縮するのを抑制する。
【0028】最内管34は、その下端部が、複数の孔が
形成された円盤状の上部多孔板9Aで閉じられており、
この上部多孔板9Aが、前記ドラム15の下部多孔板9
Bから所定距離上方に離れた位置になるように配置され
ている。上部多孔板9Aの各孔と下部多孔板9Bの各孔
は、それぞれ熱交換手段である熱交換器11をなす管で
接続され、前記ドラム15の下部多孔板9B下方の空間
(つまり外管31の内部空間)と、改質ガス流路をなす
最内管34の内部空間が連通されている。最内管34の
上部多孔板9Aの上方には、CO濃度低減手段としてC
Oシフト触媒7が断面全体に充填されている。最内管3
4の上端部は前記内管上部室39を貫通して前記内管上
部室39の上方に位置し、最内管天板36で閉じられて
いる。最内管天板36には、改質ガス取出し口38が接
続されている。
【0029】この最内管天板36の中心を貫通して管状
の改質後酸化剤投入ノズル37が、最内管34と同軸状
に配置されている。改質後酸化剤投入ノズル37は最内
管天板36に、気密に固着されている。改質後酸化剤投
入ノズル37の下端部は閉じられているが、下部外周面
に半径方向に放射状に酸化剤噴出孔10が複数個設けら
れている。酸化剤噴出孔10の上方には、最内管34の
内周面と改質後酸化剤投入ノズル37の外周面の間に、
複数の孔を設けた環状のノズル支持板35が設けられ、
改質後酸化剤投入ノズル37を最内管34に固定してい
る(ノズル支持板35は改質後酸化剤投入ノズル37に
固着され、最内管34の内周面に対しては摺動可能にな
っている)。
【0030】ノズル支持板35の上方でかつドラム15
の上端部よりも下方になる位置の、最内管34の内周面
と改質後酸化剤投入ノズル37の外周面の間の環状の空
間に、CO選択酸化触媒8が充填されている。改質後酸
化剤投入ノズル37及びCO選択酸化触媒8も、CO濃
度を低減する手段の一つである。
【0031】図3に、前記内管上部室39周辺の構成を
拡大して示す。
【0032】最外管30の下部側面には、接線方向に複
数の酸化剤投入口1が接続され、底部中央には、じょう
ろ状の開口を内部上方に向けて配置された水蒸気投入口
4が設けられている。水蒸気投入口4は、水蒸気供給管
42で前記蒸気蓄熱槽13の上部に接続されている。前
記圧力調節弁は、この水蒸気供給管42の上流端(蒸気
蓄熱槽13に近い位置)に介装されている。
【0033】外管31内周面とドラム15外周面の間の
環状空間には、外管31の上端に近い位置に燃焼触媒5
が環状に充填され、その下方に改質手段である改質触媒
6が同様に環状に充填されている。燃焼触媒5と改質触
媒6が充填されている領域に対向するドラム15の外周
面には、断熱材17が取り付けられている。
【0034】最外管30の上部側壁面には、燃料投入口
40が接続され、さらに、最外管天板32の、外管31
内周面とドラム15内周面の間の環状空間に対向する位
置に、起動バーナ16が設置されている。最外管天板3
2は、最外管30の上端に取り外し可能に、かつ気密に
締結されている。燃料投入口40は、最外管天板32に
接続するようにしてもよい。
【0035】ドラム15側壁の、最外管天板32の上方
でかつ前記COシフト触媒7が充填された領域にほぼ対
向する位置に、水投入口41が接続されている。ドラム
15内部には、伝熱媒体として水が満たされている。な
お、ドラム15内部の伝熱媒体12は、ドラム内圧の変
動を抑制するため、内管上部室39上蓋まで充填する。
【0036】上記構成の装置における改質動作を以下説
明する。
【0037】酸化剤投入口1から酸化剤(空気)が、水
蒸気投入口4から水蒸気が、それぞれ最外管30内に投
入される。投入された空気と水蒸気は混じり合いながら
最外管30と外管31の間を上方に向かって流れ、外管
31の上端と最外管天板32の間を通って、外管31と
ドラム15の間の環状部に流入する。このとき、空気と
水蒸気は、外管31の壁面を介して、燃焼触媒5、改質
触媒6の熱を受け、予熱される。また、燃料投入口40
からメタン2が投入され、前記環状部に流入する空気と
水蒸気に混入される。この状態は、水3、酸化剤1、メ
タン2が混合された混合ガスになっている。
【0038】この状態の混合ガスでは、燃焼触媒5を通
しても燃焼反応が進まないので、起動用バーナ16によ
り混合ガスに助燃料を供給し、点火および着火させるこ
とにより、混合ガスを昇温する。この混合ガスは、まず
燃焼触媒5を通過する。混合ガスが燃焼触媒を通過する
ことにより、パラジウムの触媒作用によりメタン2の部
分酸化反応が促進される。この時の燃焼触媒上のガス反
応促進のためには、燃焼触媒の空間速度(SV)は15
000程度あればよい。燃焼触媒を通過して昇温された
混合ガスは、次に、空間速度を10000程度にしたニ
ッケル及び貴金属系の改質触媒6に流入する。
【0039】改質触媒6を通過する時に前記反応式
(2)、(3)の反応が生じて、ガス中の水素濃度が約
30%程度に上昇する。しかし、ガス中CO濃度が同時
に10%近くに増加する。COは、燃料電池の電極を被
毒し、起電力を低下させる原因となるため、水蒸気3を
用いて、COを除去し、かつH2を増大させる触媒(CO
シフト触媒)を後流に設けてある。しかし、改質触媒6
を出た改質ガス14は、高温であるため、COシフト触
媒7を最も効果的に用いることができる温度である、2
50℃〜350℃まで、温度を下げる必要がある。
【0040】改質触媒6を通過した改質ガスは、ドラム
15の下端と外管31の底面の間の間隙を通って流れ方
向を上方に変え、熱交換器11に流入する。熱交換器1
1の外側には伝熱媒体である水が満たされており、熱交
換器11に流入した改質ガスは上方に向かって流れなが
ら外側の水に熱を与える。熱交換器11を通過して温度
を250℃〜350℃まで低下させた改質ガス14は、
最内管34に流入し、銅−亜鉛系のCOシフト触媒7を
通過する。
【0041】COシフト触媒7を通過した改質ガスは、
貴金属被毒成分であるCOの濃度が100ppm以下となる
が、依然COを微少ながら含有するため、これを燃焼反
応により除去する。本実施の形態では、COシフト触媒
7の後流に配置した酸化剤噴出孔10から酸化剤(空
気)を周囲に噴出させ、改質ガス14に投入する。残存
したCOを空気で燃焼させた改質ガスは、ノズル支持板
35の孔を通過したのち、CO選択酸化触媒8に流入、
通過する。このCOシフト触媒と選択酸化触媒の間は、
高さ約300mmほどの空間をとる。また、この空間に
対応する最内管34の外周面に、扁平状の伝熱部材を、
水の対流と適度に接触する千鳥配列で配置することによ
って熱交換が促進される。この伝熱部材の大きさは、縦
幅2mm程度、高さおよび横幅が10mmの小片などが
考えられるが、さらに熱交換を促進する形状・部材を用
いれば、前記空間を狭めることも可能である。白金を坦
持したCO選択酸化触媒8の効果により、さらにCOが
選択的に除去され、COの濃度がほぼ10ppm以下とな
る。
【0042】CO選択酸化触媒8を通過した改質ガス
は、改質ガス取出し口38を経て、図示されていない燃
料電池へ供給される。
【0043】本実施の形態では、改質ガスがCOシフト
触媒7を通過する間に発生する熱量、酸化剤噴出孔10
から噴出した酸化剤(空気)による燃焼反応で発生する
熱量、及び改質ガスがCO選択酸化触媒8を通過する間
に発生する熱量を、ドラム15内に充填された水を伝熱
媒体12として回収する。
【0044】改質触媒を通過した改質ガスは、前述のよ
うに、700℃〜800℃であり、熱交換器11を通過
しつつ、その熱を伝熱媒体である水に与えて自身の温度
を250℃程度にまで低下させる。温度を低下させた改
質ガスは、COシフト触媒7を通過する間に反応熱を発
生させ、さらに酸化剤噴出孔10から噴出した酸化剤
(空気)による燃焼反応で熱を発生させる。これらの熱
は、最内管34外部の水に取り去られる。改質ガスはさ
らに、CO選択酸化触媒8を通過しつつ、反応熱を発生
させるが、この熱も、CO選択酸化触媒8の外周側の最
内管34外部の水に取り去られる。
【0045】すなわち、改質ガスが熱交換器11からC
O選択酸化触媒8までの間を通過する間に発生する熱
は、ドラム15内部に充填された水3により、熱交換器
11及びCOシフト触媒7、CO選択酸化触媒8から取
り去られる。これらの熱は、周囲の水によって均一に取
り去られるので、各触媒で問題となる熱のスポット的な
上昇が起きない。
【0046】また、3kW定格時にドラム内で回収され
る総熱量は、本実施の形態では、約5MJなので、それに
よって蒸発する水3の量(約5g/min)以上の量の水
が、水投入口41から随時供給される。
【0047】このとき、気化した水蒸気3は、蒸気蓄積
槽13に蓄積され、水蒸気投入口4に誘引されて製造工
程に用いられることとなる。ドラム15内の圧力が前記
圧力調節弁で大気圧よりも高く設定されているため、こ
の時の水蒸気3の温度は、熱回収により得られた熱で1
50℃以上に昇温されており、当初、水蒸気投入口4よ
り供給された水に比べ、エンタルピーが高い。このた
め、装置起動後、時間が経過するにつれ、起動バーナ1
6に供給する燃料を、徐々に減らすことができる。これ
は、水蒸気投入口4から供給される水蒸気により、燃焼
触媒に流入する酸化剤(空気)及びメタンが予熱される
ことを意味する。
【0048】定格3kW時における本実施の形態では、
酸化剤投入口の管径4mmとし、酸化剤は流速20m/s程
度で接線方向に吹込まれるため、旋回の強度を示すスワ
ール数が200以上になり、良好な混合状態が保てる。
また、燃焼触媒5及び改質触媒6の触媒部では、多重管
構造であるため、投入された酸化剤(空気)、燃料(メ
タン2)、水(水蒸気)3が、外管31の管壁を通して
予熱される。
【0049】ドラム15内は、およそ0.5MPaに圧を
一定に保つことにより、ドラム15内温度を150℃程
度に保つことができる。
【0050】さらに、ドラム15に充填された伝熱媒体
である水は、上部よりも下部の方が高温の改質ガス14
と熱交換するため、ドラム15の底部から上部への自然
循環が生じ、ドラム内での熱の移動が円滑に保たれる。
【0051】図4に、上記実施の形態における各流体の
圧力、温度の例を示す。
【0052】本実施の形態は、以上のような構成を持つ
ことにより熱交換器や各触媒充填部が一体化されてコン
パクトかつシンプルで熱利用率の高い水素製造装置とな
り、燃料電池システムの効率向上に寄与することができ
る。また、上記構造は、内圧を一定に保てるので、温度
差を生じること無く各部位を制御できることから、触媒
の部分劣化を防止する効果がある。
【0053】また、反応熱を有効に利用できることで、
加熱器などの補機を用いることがなくなり、水素製造装
置の自立的な運転を可能とすることができる。
【0054】本発明の第2の実施の形態を図5に示す。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なるのは、酸
化剤噴出孔10及びCO選択酸化触媒8を上下2段に分
けた点と、熱交換器11に伝熱部材18を設けた点であ
る。他の構成は前記第1の実施の形態と同じであるの
で、同一の符号を付して説明は省略する。
【0055】本実施の形態においては、COシフト触媒
7通過後の改質ガスに酸化剤を投入する酸化剤噴出孔1
0を、酸化剤噴出孔10A,酸化剤噴出孔10Bの上下
2段にし、CO選択酸化触媒8を酸化剤噴出孔10A,
酸化剤噴出孔10Bの間と酸化剤噴出孔10Aの上方の
2箇所に配置してある。酸化剤投入量は、ガスの上流側
(酸化剤噴出孔10B)の方が大きく、下流側(酸化剤
噴出孔10A)を小さくしてある。これにより、より空
気量の調整が容易にでき、投入空気量を減少することが
できる。定格3kW時の本実施の形態では、改質後酸化
剤投入ノズル37からの酸化剤全投入量を0.1m3N/h
とし、そのうちの半量を前段(COシフト触媒流入前の
段階)に、残りを後段(COシフト触媒流出後の段階)
より噴出した。これにより一段で酸化剤を投入した場合
に生じる40K〜60Kの温度上昇を20K程度抑えるこ
とができる。そのため、スポット的な温度上昇を防止で
きるので、さらに触媒の劣化を防止できることになる。
【0056】本実施の形態ではまた、熱交換器11に管
軸方向に延びるフィン状の伝熱部材18を設けてある。
この伝熱部材18を設けることにより、熱交換器11の
伝熱面積が増大され、熱交換器11をよりコンパクトに
することができる。また、伝熱部材18により伝熱面表
面の流れが乱流化されることで伝熱が促進され、熱効率
も向上する。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、熱交換手段で回収した
熱を混合ガスの予熱に利用するので熱利用率が向上す
る。また、CO濃度低減手段を内装した改質ガス流路を
熱交換手段と結合して一体化し、一体化されたものを伝
熱媒体を満たした容器中に配置することで装置をコンパ
クトにすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す一部破砕斜視
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す縦断面図であ
る。
【図3】図1の実施の形態の部分を拡大して示す斜視図
である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における各流体の温
度、圧力の例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す一部破砕斜視
図である。
【図6】従来の燃料電池用水素製造システムの要部構成
の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 酸化剤投入口 2 燃料 3 水(水蒸気) 4 水蒸気投入口 5 燃焼触媒 6 改質触媒 7 COシフト触媒 8 CO選択酸化触媒 9A 上部多孔板 9B 下部多孔板 10 酸化剤噴出孔 10A 下部酸化剤噴出孔 10B 上部酸化剤噴出孔 11 熱交換器 12 伝熱媒体 13 蒸気蓄積槽 14 改質ガス 15 ドラム(内管) 16 起動バーナ 17 断熱材 18 伝熱部材 30 最外管 31 外管 32 最外管天板 34 最内管 35 ノズル支持板 35A 下部ノズル支持板 35B 上部ノズル支持板 36 最内管天板 37 改質後酸化剤投入ノズル 38 改質ガス取出し口 39 内管上部室 40 燃料投入口 41 水投入口 42 水蒸気供給管 43 水蒸気回収管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 哲朗 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 (72)発明者 加来 宏行 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 今田 典幸 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 Fターム(参考) 4G040 EA03 EA06 EA07 EB13 EB31 EB44 EB46 5H027 AA02 BA01 BA06 BA17 KK08 MM16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素系の気体燃料、酸化剤及び水蒸
    気を含む混合ガスを改質して水素を主成分とする改質ガ
    スを生成する改質手段と、該改質手段で生成された改質
    ガスの熱を伝熱媒体に回収する熱交換手段と、前記改質
    ガス中のCO濃度を低減させるCO濃度低減手段と、を
    有してなる水素製造装置において、前記伝熱媒体として
    水を用い、この水が気化した水蒸気を前記改質手段に供
    給する管路を設けたことを特徴とする水素製造装置。
  2. 【請求項2】 炭化水素系の気体燃料、酸化剤及び水蒸
    気を含む混合ガスを改質して水素を主成分とする改質ガ
    スを生成する改質手段と、該改質手段で生成された改質
    ガスの熱を伝熱媒体に回収する熱交換手段と、熱交換手
    段を通過した前記改質ガス中のCO濃度を低減させるC
    O濃度低減手段と、を有してなる水素製造装置におい
    て、前記熱交換手段は、前記伝熱媒体を満たした容器中
    に配置されて前記熱交換手段を通過する改質ガスと前記
    伝熱媒体の間で熱交換を行わせるよう構成されているこ
    とと、前記CO濃度低減手段は、前記熱交換手段に結合
    されて前記容器中に配置されている改質ガス流路に内装
    されており、前記CO濃度低減手段で発生する熱は、前
    記改質ガス流路壁面を介して前記伝熱媒体に回収される
    ことと、前記伝熱媒体として水を用い、この水が気化し
    た水蒸気を前記改質手段に供給する管路が設けられてい
    ることと、を特徴とする水素製造装置。
  3. 【請求項3】 炭化水素系の気体燃料、酸化剤及び水蒸
    気を含む混合ガスを改質して水素を主成分とする改質ガ
    スを生成する改質手段と、該改質手段で生成された改質
    ガスの熱を伝熱媒体に回収する熱交換手段と、前記改質
    ガス中のCO濃度を低減させるCO濃度低減手段と、を
    有してなる水素製造装置において、軸線を上下方向にし
    て配置され、伝熱媒体の容器をなす円筒状のドラムと、
    該ドラムに同心状に内装されて周囲を前記伝熱媒体で囲
    まれると共に内部が改質ガスの流路をなす円筒状の最内
    管とを備え、前記熱交換手段は、前記ドラム内に且つ前
    記最内管の下方に配置されて、該熱交換手段内を流れる
    改質ガスとドラム内の前記伝熱媒体とで熱交換するよう
    に構成され、前記CO濃度低減手段は、前記最内管に内
    装されて前記熱交換手段を通過した改質ガスが流入する
    ように構成され、前記熱交換手段において伝熱媒体に回
    収された熱及び前記最内管の壁面を介して伝熱媒体に回
    収された熱が前記混合ガスの予熱に用いられることを特
    徴とする水素製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の水素製造装置において、
    前記ドラムの下部は下端が閉じられた円筒状の外管に同
    心状に内装され、前記改質手段は、前記ドラムの外周面
    と前記外管の内周面の間の環状の部分に環状に配置され
    ていることと、前記外管は、その全体が、下端が閉じら
    れた円筒状の最外管に同心状に内装され、該最外管の上
    端開口は、該最外管上端に脱着可能に締結された最外管
    天板によって閉じられているとともに、該最外管天板を
    前記ドラムが貫通していることと、前記最外管に、前記
    酸化剤を供給する酸化剤投入口及び前記水蒸気を供給す
    る水蒸気投入口が設けられ、最外管に投入された酸化剤
    及び前記水蒸気は、最外管内周面と前記外管外周面の間
    の環状の部分を外管外周面に沿って上方に向かって流れ
    たのち、外管上端部で流れ方向を反転して炭化水素系の
    気体燃料とともに混合ガスとなって前記改質手段に流入
    し、改質手段を上方から下方に向かって通過し、次いで
    方向を反転して前記熱交換手段に、下方から上方に向か
    って流入するように構成されていることを特徴とする水
    素製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の水素製造装置
    において、前記伝熱媒体が水であり、熱を回収した伝熱
    媒体をドラムから取出す管路と、取出した伝熱媒体を前
    記混合ガスの水蒸気として供給する水蒸気供給管を備え
    たことを特徴とする水素製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の水素製造装置におい
    て、前記伝熱媒体をドラムから取出す管路に圧力調節手
    段が介装されていることを特徴とする水素製造装置。
JP2000226169A 2000-07-27 2000-07-27 水素製造装置 Pending JP2002037603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226169A JP2002037603A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 水素製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226169A JP2002037603A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 水素製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002037603A true JP2002037603A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18719829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000226169A Pending JP2002037603A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 水素製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002037603A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055820A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Fuji Electric Holdings Co Ltd 炭化水素改質装置
KR100761945B1 (ko) 2006-06-29 2007-10-04 한국에너지기술연구원 가스연료처리기
KR100821037B1 (ko) * 2006-11-03 2008-04-08 삼성에스디아이 주식회사 연료전지용 개질기 및 이를 채용한 연료전지
KR101125724B1 (ko) * 2009-12-02 2012-03-27 세종공업 주식회사 열교환기 및 이를 포함하는 개질기

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055820A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Fuji Electric Holdings Co Ltd 炭化水素改質装置
KR100761945B1 (ko) 2006-06-29 2007-10-04 한국에너지기술연구원 가스연료처리기
KR100821037B1 (ko) * 2006-11-03 2008-04-08 삼성에스디아이 주식회사 연료전지용 개질기 및 이를 채용한 연료전지
US7910253B2 (en) 2006-11-03 2011-03-22 Samsung Sdi Co., Ltd. Reformer for fuel cell and fuel cell using the same
KR101125724B1 (ko) * 2009-12-02 2012-03-27 세종공업 주식회사 열교환기 및 이를 포함하는 개질기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4541646B2 (ja) コンパクトな蒸気リフォーマー
JP5185493B2 (ja) 燃料転換反応炉
JP5015590B2 (ja) 燃料改質反応物の迅速加熱用の方法および装置
WO2010087791A1 (en) Distributively cooled, integrated water-gas shift reactor and vaporizer
JP2002187705A (ja) 単管円筒式改質器
US20070000172A1 (en) Compact reforming reactor
JP2010513835A (ja) 燃料処理適用のためのハイブリッド燃焼器
KR20030036155A (ko) 통합 반응기
JP2010513834A (ja) 蒸気発生及びガス予熱用の熱伝達ユニット
KR100848047B1 (ko) 낮은 전원 범위에서 기상 탄화수소로부터 수소를 생성하기위한 고효율, 소형 개질 장치
JP5154272B2 (ja) 燃料電池用改質装置
JP3861077B2 (ja) 燃料改質装置
KR20150143080A (ko) 열전달 성능이 향상된 연료전지용 개질 반응 시스템
WO2008056724A1 (fr) Reformeur, unité de reformage et système de pile à combustible
JP3921477B2 (ja) 単管円筒式改質器およびその運転方法
JP2000169102A (ja) 燃料改質器
JP2002037603A (ja) 水素製造装置
JP2003321206A (ja) 単管円筒式改質器
JP3405839B2 (ja) 転化器
US20090199475A1 (en) Reformer and Method of Startup
JP4043383B2 (ja) 膜反応装置及びこれを用いた合成ガス製造方法
JP4486832B2 (ja) 水蒸気改質システム
KR101089932B1 (ko) 연료전지시스템의 연료변환장치
JP2004175582A (ja) 自己酸化内部加熱型水蒸気改質システムとその起動方法
JP4641115B2 (ja) Co除去器