JP2002037484A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2002037484A
JP2002037484A JP2000221123A JP2000221123A JP2002037484A JP 2002037484 A JP2002037484 A JP 2002037484A JP 2000221123 A JP2000221123 A JP 2000221123A JP 2000221123 A JP2000221123 A JP 2000221123A JP 2002037484 A JP2002037484 A JP 2002037484A
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sensor
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JP2000221123A
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English (en)
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Koji Nitta
幸司 新田
Yuji Urushida
裕治 漆田
Megumi Takahashi
恵 高橋
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Shinko Seisakusho KK
Original Assignee
Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータは媒体挿入口の任意の位置に媒体
を挿入することができ、挿入位置検知が正確に行われ、
挿入された媒体のサイズ検知も可能にする。 【解決手段】 搬送方向に直角な直線上に所定間隔をも
って配置された複数個の媒体センサS1 ,S2 ,〜S10
と、媒体センサの検知信号を所定記憶領域に記憶する手
段と、その記憶された各媒体センサの検知信号に基づ
き、一群の媒体センサのうち一端から他端に向かってど
の媒体センサの検知信号が媒体ありの検知信号かにより
媒体の挿入位置を検知する手段と、前記記憶された各媒
体センサの検知信号に基づき、一群の媒体センサのうち
一端から他端に向って媒体ありの検知信号を出力した媒
体センサが何個あるかにより、当該媒体のサイズを検知
する手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手差で挿入される
媒体に対して印字処理や読取り処理を行うプリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタでは、今から印字処理す
る媒体のサイズをホストコンピュータ側から指定され、
プリンタに現在挿入された媒体のサイズを検知して、検
知したサイズが指定されたサイズと一致するか否かを判
断し、一致するときはその媒体を吸引して印字処理を遂
行するが、一致しないときはエラー処理、例えば、媒体
の返却及びエラー表示などを行うことにより、サイズ不
一致による印字ヘッドの損傷や不適性領域への印字を防
止するようにしている。従って、挿入された媒体のサイ
ズを検知する機能が必要である。
【0003】自動給紙機構を有するプリンタにおいて
は、搬送路に対する媒体の給紙位置が一定であるので、
媒体の搬送方向と直角な一直線上に給紙位置を基準とし
て複数個の媒体センサを設けて、いずれのセンサまでが
動作されたかにより、媒体サイズの検知を容易に行うこ
とが可能である。しかしながら、自動給紙機構を備えず
に、媒体を手差で挿入するプリンタ、例えば、通帳、小
切手、航空券や搭乗券などを処理するプリンタにおい
て、オペレータによる媒体挿入位置は必ずしも一定では
ないため、媒体の挿入位置を検知し、かつ、その媒体の
サイズを検知する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】媒体が手差で挿入され
るプリンタにおいて、媒体の搬送方向と直角な一直線上
に所定の位置を基準として複数個の媒体センサを設け
て、どのセンサまでが媒体ありの検知をしたかにより、
挿入された媒体のサイズを検知するようにしたプリンタ
は、特開平8−238819号公報に開示されている。
しかし、この先行技術においては、媒体挿入の際に、搬
送路の左端又は右端を基準として挿入する(サイドロー
ディング)か、又は搬送路の中央を基準として挿入する
(センターローディング)ことが前提とされ、そのいず
れかにより、媒体センサの設置位置を決定し、かつ、サ
イズ検知のための各センサからの検知信号の処理方法も
変えなければならない。従って、媒体の挿入時に所定の
基準位置に合わせて挿入しなければならないので、オペ
レータに対する負担が大きく、しかも、常に適切な位置
に挿入されるとは限らないので、位置検知に誤差が生じ
たり、不適切な挿入と判断されて、再挿入を要求された
り、あるいは、サイズ検知に誤差が生じて、適切な印字
領域以外の部分に印字されたりするなどの不都合があっ
た。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、オペレータは基準位置に拘束され
ることなく任意の位置に挿入することができ、なおか
つ、挿入位置の検知が正確に行われ、挿入された媒体の
サイズの検知も可能にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した構成は、媒体搬送方向に直角な直線
上に所定間隔をもって配置された複数個の媒体センサ
と、媒体挿入時の所定タイミングにおいて前記媒体セン
サの検知信号を所定記憶領域に記憶する手段と、その記
憶手段に記憶された各媒体センサの検知信号に基づき、
一連の媒体センサのうち一端から他端に向かって何番目
から何番目までのセンサの検知信号が媒体ありの検知信
号かにより、媒体の挿入位置を検知する手段と、前記記
憶手段に記憶された各センサの検知信号に基づき、一連
の媒体センサのうち一端から他端に向って媒体ありの検
知信号を出力した媒体センサが何個あるかにより、当該
媒体のサイズを検知する手段とを有するプリンタであ
る。上記構成により、挿入された媒体を検知する媒体セ
ンサは媒体ありの検知信号を出力し、その検知信号は記
憶手段に記憶される。挿入位置検知手段は媒体センサの
うち一端から他端に向かって何番目から何番目までのセ
ンサの検知信号が媒体ありの検知信号かにより、媒体挿
入位置を検知するので、媒体がいかなる位置に挿入され
ても、その挿入位置が検知可能である。また、媒体サイ
ズ検知手段は、媒体センサのうち一端から他端に向って
媒体ありの検知信号を出力した媒体センサが何個あるか
により、当該媒体のサイズを検知するので、いかなるサ
イズの媒体を挿入されても、その媒体のサイズの検知が
可能である。挿入位置検知手段の検知結果、及び媒体サ
イズ検知手段の検知結果は印字制御部に与えられ、その
印字制御部は、当該媒体の挿入位置及びサイズに対して
適切な印字領域を設定して印字を行うように印字部を制
御する。
【0007】挿入位置の検知及びサイズの検知が行われ
る前に、挿入された媒体を所定検知位置に停止するため
のストッパを搬送面に対して昇降させる手段と、挿入さ
れた媒体を搬送面に降下されているストッパに向けて送
り込む搬送ローラのうち、ピンチローラのドライブロー
ラに対する押圧力を加減する押圧力調整手段とからなる
スキュー矯正機構を設け、ピンチローラの押圧力が軽減
された状態で挿入された媒体をその媒体の先端がストッ
パに突き当たるまで搬送して、その媒体のスキューが矯
正されたことを検知した後、前記挿入位置検知手段及び
媒体サイズ検知手段を動作させる制御手段を備えること
が望ましい。上記構成により、挿入位置検知の精度及び
媒体サイズ検知の精度が一層向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。図1はプリンタの要部を
示す概略側面図、図2はピンチローラの押圧力調整手段
を示す要部の側面図、図3はスキュー矯正用ストッパの
昇降手段を示す要部の側面図、図4は同じく一部のみを
示す平面図、図5は媒体のスキュー矯正の原理を示す平
面図、図6は本発明の媒体挿入位置検知及び媒体サイズ
検知の機能を実現する手段の一例を示すブロック図、図
7は一時記憶部の記憶内容の説明図、図8は主記憶部の
記憶内容の説明図、図9は媒体挿入位置検知及び媒体サ
イズ検知のためのCPUの動作を説明するフローチャー
トである。
【0009】プリンタの媒体挿入兼排出口1から媒体を
挿入した場合に、これを検知する挿入検知器2Aが設け
てあり、その挿入された媒体を搬送路3に沿って所定位
置まで搬送するための搬送手段4が設けてある。搬送手
段4は、搬送モータ41と、上下対設されたピンチロー
ラpr1〜pr3及びドライブローラdr1〜dr3か
らなる搬送ローラ421 〜423 とからなっている。そ
して、媒体挿入兼排出口1から最も近い位置に設けてあ
る搬送ローラ421 のピンチローラpr1には、これに
対応するドライブローラdr1に対する押圧力を加減す
る押圧力調整手段5が備えられている。
【0010】押圧力調整手段5は、図2に示すように、
ピンチローラpr1を支持部材51の縦溝52に昇降自
在に支持し、そのピンチローラの軸53の上面に先端を
当接させた板バネ54の基端を、レバー55の一端に固
定してある。そのレバー55は、支点56により揺動自
在に支持してあり、そのレバーの上端部に設けたコロ5
7を回転軸7に固着された第1カム58の周面に当接さ
せてある。回転軸7は図示されていないモータにより所
定方向に回転される。第1カム58の凹部58aがコロ
57に当接しているときは、レバー55は板バネ54に
力を加えないので、ピンチローラpr1はドライブロー
ラdr1に対する押圧力はほぼピンチローラprの自重
のみに相当する。これに対し、モータが回転されて第1
カム58の凸部58bがコロ57に当接しているとき
は、レバー55が板バネ54に下向きの力を加えるた
め、ピンチローラpr1のドライブローラdr1に対す
る押圧力が大きくなる。
【0011】また、媒体挿入兼排出口1から最も近い位
置に設けてある搬送ローラ421 の直後において搬送面
を遮断し、又は開放するスキュー矯正用ストッパ60が
搬送面に対して昇降自在に設けてある。図3及び図4に
示すように、ストッパ60は前半部61は板状に形成さ
れ、後半部62がヘ字形に屈曲又は湾曲され、ピンチロ
ーラpr1を逃げるために切欠されて櫛歯状に形成さ
れ、ストッパ昇降手段6により搬送面よりも上方に設け
られた支軸56回りに揺動されて、後半部62の下端部
に形成された媒体停止部62aが搬送路を遮断する位置
と開放する位置との間を昇降されるように取付けられて
いる。ストッパ昇降手段6は次のように構成されてい
る。ストッパ60の前端部の上面は、前記軸56に固着
された第2カム63の周面に当接されている。第1カム
58と第2カム63は、前者の凹面58aがコロ57に
当接しているときに、後者の凹面63bがストッパ6に
当接するように位置決めされている。
【0012】そして、第2カム63の凸面63aがスト
ッパ60の前端部62の上面に当接している間は、スト
ッパ60が支点56を中心に時計方向に所定角度まで回
転されるため、ストッパ60の媒体停止部62aは搬送
面よりも上方に上昇され、搬送路を遮断しない位置に保
持される。これに対して、図3に示すように、第2カム
63の凹面63bがストッパ60の前端部62の上面に
当接している間は、ストッパ60が支点56を中心に反
時計方向に所定角度まで回転されるため、ストッパ60
の媒体停止部62aは搬送面よりも下方に降下され、搬
送路3を遮断する位置に保持される。
【0013】従って、媒体挿入兼排出口1に媒体が挿入
されたことを挿入検知器2Aが検知したことにより搬送
手段が始動され、かつ、回転軸7が所定角度回転され
て、第1カム58の凹面58a及び第2カム63の凹面
63bがそれぞれコロ57及びストッパ60に当接した
状態となり、その媒体をさらに奥に差し込むと、その媒
体の先端が最初の搬送ローラpr1,dr1から搬送力
を与えられるため、挿入された位置でその姿勢を保持し
たまま搬送され、その媒体の先端がストッパ60に突き
当たる。その突き当たった時の媒体の姿勢は、その媒体
にスキューがあるか否かにより異なる。媒体にスキュー
がない場合には、その媒体の先端が全幅に渡って同時に
ストッパ60に当接する姿勢となる。しかし、図5に示
すように、媒体にスキューがある場合{図5(a)}に
は、その媒体の先端の左又は右の一部が先にストッパ6
0に突き当たる{図5(b)}。しかし、今は、ピンチ
ローラpr1のドライブローラdr1に対する押圧力が
軽減されるているため、媒体のストッパ60に突き当た
っている側のドライブローラはその媒体に対してスリッ
プし、媒体のまだストッパ60に突き当たっていない側
は、これに接触しているドライブローラdr1により前
進されるため、その媒体のスキューが矯正される{図5
(c)}。要するに、上記ピンチローラ昇降手段とスト
ッパ昇降手段により媒体スキュー矯正機構が構成されて
いる。
【0014】正しい姿勢でストッパ60に止められた媒
体の先端を検知するための複数個の媒体センサS1 〜S
n が、搬送方向に直角な直線上に所定の間隔をもって、
搬送面の上側又は下側もしくは上下対向させて配設され
ている。各媒体センサS1 〜Sn は、反射型又は透過型
の光センサで構成され、ストッパ60に正しい姿勢で停
止された媒体により、受光面積の半分が遮蔽されるよう
に、従って、媒体の存在しない時のほぼ半分の受光量が
得られるように、設置されている。これにより、各受光
量が媒体の存在しない時の半分よりも多いか否か(反射
型光センサの場合)、少ないか否か(透過型光センサの
場合)により、媒体のスキューが完全に矯正されたか否
かを判断することができ、矯正が不完全な場合は搬送モ
ータを瞬時逆転し、再び正転して、その媒体の先端をス
トッパで止めさせて、スキュー矯正の完全化を図ること
ができるようにしてある。
【0015】前記一群の媒体センサS1 〜Sn は、図6
に示すように、レベル判定回路8に接続されている。レ
ベル判定回路8は、各媒体センサS1 〜Sn からの検知
信号を取込み、その出力レベル(検出値)を、受光量が
媒体の存在しない時の出力レベルの半分未満に設定され
た基準値と比較し、検出値が基準値よりも多い場合は
“1”、少い場合は“0”(反射型光センサの場合)
を、又は検出値が基準値よりも少ない場合は“1”、多
い場合は“0”(透過型光センサの場合)を、それぞれ
出力するものである。このレベル判定回路8の判定結果
は、レベル判定回路8に内蔵されているレジスタに記憶
される。
【0016】主制御部9には、バスを介して一時記憶部
10と主記憶部(ROM)11が接続されている。一時
記憶部10には、図7に例示するように、各媒体センサ
の番号(センサNo.)に対応する記憶番地A0〜A9
が設けられ、各記憶番地に当該媒体センサにおけるレベ
ル判定結果である“1”又は“0”が記憶されるように
なっている。主記憶部11には、印字処理プログラムの
ほかに、挿入位置検知及び媒体サイズ検知のためのプロ
グラムが格納されている。また、主記憶部11には、図
11に例示するように、媒体センサ間の単位距離(X)
を記憶した第1テーブルT1と、各種の媒体MS1 ,M
S2 ,MS3 のサイズx,y,zを記憶した第2テーブ
ルT2とを有している。
【0017】また、主制御部9の中に、図6に示すよう
に、挿入位置検知部91、媒体サイズ検知部92及び印
字制御部93が備えられている。挿入位置検知部91に
は、チェック対象である媒体センサを決定するため媒体
センサカウンタMSCが備えてある。また、媒体サイズ
検知部92には、レベル判定結果が“1”である媒体セ
ンサの数を計数するための有効センサカウンタVSCが
備えてある。一時記憶部10には、また、レベル判定結
果が最初に“1”になった時の媒体センサカウンタMS
Cのカウント値(すなわち、媒体センサの番号)と、最
後に“1”になった時の媒体センサカウンタMSCのカ
ウント値(すなわち、媒体センサの番号)を記憶するた
めの記憶番地FOS,LOSが設けてあり、さらに、有
効センサカウンタVSCのカウント値を記憶するための
記憶番地OSCが設けてある。
【0018】上記のように、媒体のスキュー矯正のため
の動作(ピンチローラの減圧、ストッパの降下、搬送モ
ータの回転)を終了した後に、主制御部9は主記憶部1
1から挿入位置検知及び媒体サイズ検知のためのプログ
ラムを呼び出して実行する。以下に、図9のフローチャ
ートに基づいて、挿入位置検知及び媒体サイズ検知の動
作を説明する。
【0019】まず、各媒体センサの検知信号、すなわ
ち、レベル判定回路8の判定結果をレジスタから一時記
憶部10に取込む(第1ステップ。以下、ステップをP
で表す。)。この取込み動作を終了すると、各媒体セン
サの検知結果のチェックのため、媒体センサカウンタM
SC及び有効センサカウンタVSCを初期化するための
リセット(P2)を行い、続いて、媒体センサカウンタ
MSCをインクリメント(+1)して、チェック対象媒
体センサの番号を「1」にセットする(P3)。そし
て、一時記憶部10の媒体センサカウンタMSCの値
(1)により指定された記憶番地に格納されている媒体
センサのレベル判定結果が“1”か否かを調べる(P
4)。“1”でない場合(N:否定)は、媒体センサカ
ウンタMSCの値が最終値となっているか否か、すなわ
ち、レベル判定結果のチェックを最後の媒体センサまで
行ったか否かを調べ(P5)、否定の場合は、P3に戻
って、媒体センサカウンタMSCをインクリメント(+
1)し、前回と同じように、その媒体センサカウンタに
より指定された媒体センサについて、レベル判定結果が
“1”か否かを調べる(P4)。媒体センサカウンタの
値が最終値(S5においてY:肯定)になるまでレベル
判定結果がすべて“0”の場合は、媒体がジャムその他
の原因で正常に搬送されなかっものと判断して、エラー
処理を行う(P6)。
【0020】これに対して、ステップP4においてY
(レベル判定結果が“1”)である場合は、有効センサ
カウンタVSCをインクリメント(+1)する(P
7)。そして、そのカウンタ値が「1」か否かを調べ
(P8)、Yの場合は、そのときの媒体センサカウンタ
MSCの値(媒体センサ番号)を、媒体を検知した最初
の媒体センサとして一時記憶部10の記憶番地FOSに
記憶する(P9)。このときの媒体センサカウンタのカ
ウント値は、媒体の左端よりも一つ右寄りの媒体センサ
の番号に対応する。P8においてカウンタ値が「1」で
ない場合、又は、P9において媒体を検知した最初の媒
体センサの番号を記憶した後は、媒体センサカウンタM
SCの値が最終値となっているか否かを調べ(P1
0)、最終値になっていない場合は、媒体センサカウン
タMSCをインクリメント(+1)して(P11)、次
の媒体センサについて、レベル判定結果が“1”か否か
を調べる(P12)。肯定の場合は、P7に戻り、有効
センサカウンタVSCをインクリメント(+1)した
後、P8,P10又はP8,P9,P10の順序で進
む。
【0021】P12において否定の場合、すなわち、レ
ベル判定結果が“1”から初めて“0”に変化した場合
は、S13に進んで、そのときの媒体センサカウンタM
SCのカウント値を一時記憶部10の記憶番地LOSに
格納し、また、そのときの有効センサカウンタVSCの
カウント値を一時記憶部10の記憶番地OSCに記憶す
る。このときの媒体センサカウンタMSCのカウント値
は、媒体の右端よりも一つ左寄りの媒体センサの番号に
対応する。また、このときの有効センサカウンタVSC
のカウント値は、媒体の存在を検知した媒体センサの数
を意味する。
【0022】P10において否定の場合、すなわち、レ
ベル判定結果が最後の媒体センサまで“1”である場合
は、P13に進み、そのときの媒体センサカウンタMS
Cのカウント値及び有効センサカウンタVSCのカウン
ト値をそれぞれ記憶番地LOS,PSCに記憶する。
【0023】こうして、挿入位置検知のためのデータで
ある、媒体の左端を検知した媒体センサの番号及び媒体
の右端を検知した媒体センサの番号、並びに媒体サイズ
測定のためのデータである、媒体の存在を検知した媒体
センサの数が記憶されたことになる。
【0024】続いて、媒体挿入位置検知部91により媒
体位置検知ルーチンR1が、媒体サイズ検知部92によ
り媒体サイズ検知ルーチンR2がそれぞれ実行される。
なお、これらの実行順序は、任意である。一方の媒体位
置検知ルーチンR1においては、一時記憶部10に記憶
されている媒体左端を検知した媒体センサの番号に基づ
いて、その媒体の左端位置を割り出す。例えば、図5の
媒体PMの場合は、各媒体センサの間の距離をXmmで
あるとすると、記憶番地FOSに記憶されている媒体セ
ンサカウンタのカウント値から、その媒体の左端の位置
が搬送路左端からX×2〜X×3(mm)にあると判断
する。また、記憶番地LOSに記憶されている媒体セン
サカウンタのカウント値から、その媒体の右端位置を割
り出す。例えば、図5の媒体の場合は、その媒体の右端
の位置が搬送路左端からX×7〜X×8(mm)にある
と判断する。
【0025】他方、媒体サイズ検知ルーチンR2におい
ては、記憶番地OSCに記憶されている有効センサカウ
ンタの値に基づいて、その値、すなわち、媒体を検知し
た媒体センサの数に前記媒体センサ間距離(Xmm)を
乗じて、例えば、図5の例の場合は、X×5以上、X×
6未満(mm)と判断する。そして、検知したサイズが
図8に例示するような主記憶部11に記憶されている各
種媒体MS1 ,MS2,MS3 …MSk のサイズaX,
bX,cX…kX(a,b,c…はサイズの定数)と大
小判定して、上記5X以上、6X未満がどのサイズに該
当するかを判断し、最終的にその挿入された媒体のサイ
ズを検知するようになっている。
【0026】上記のようにして、挿入位置検知及び媒体
サイズ検知が終了すると、その結果は、媒体挿入位置検
知部91及び媒体サイズ検知部92よりそれぞれ後段の
印字制御部93に与えられる。印字制御部93は、検知
された媒体サイズが当該プリンタの処理対象として登録
されているものと比較して、該当するものがある場合
は、登録されている媒体サイズに対する印字領域を今挿
入された媒体に対する印字領域として設定して、回転軸
7を所定角度回転して、ピンチローラpr1の押圧力を
通常の搬送時の大きさに復帰させ、かつ、ストッパ60
を搬送面の上方に復帰させた後、搬送モータ41を介し
てその媒体を印字ヘッドH方向に吸引し、先端検知器2
Bによりその媒体の先端が検知された時点を印字制御部
93による印字制御の基準とし、当該媒体のサイズに対
応する所定ステップの搬送を行って、所定印字領域が印
字ヘッドHに対向する位置に到達した時にその搬送を停
止し、印字制御部93が印字部12に当該媒体のサイズ
に対応するコマンドを与えて、その適正な印字領域に対
して適切な範囲で印字処理を実行する。
【0027】上述の実施例において、媒体の左端を検知
した媒体センサの番号の決定方法は、レベル判定回路の
出力が最初に“1”になった時の媒体センサの番号を採
用することに代えて、その一つ前の媒体センサの番号
を、また、媒体の右端を検知した媒体センサの番号の決
定方法は、レベル判定回路の出力が“1”から最初に
“0”になった時の媒体センサの番号を採用することに
代えて、その一つ後の媒体センサの番号を、それぞれ用
い、実際と合致させるべく補正するようにしても、同様
の結果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】上述のように、請求項1に記載の発明に
よれば、オペレータは媒体を媒体挿入兼排出口の任意の
位置に挿入することができ、なおかつ、挿入位置の検知
が正確に行われ、挿入された媒体のサイズの検知も可能
である。挿入位置が不適切で再挿入が要求されることが
ない。
【0029】また、請求項2に記載の発明によれば、挿
入された媒体にスキューがある場合には、そのスキュー
が自動的に矯正されるので、挿入位置検知及び媒体サイ
ズ検知の精度が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの要部を示す概略側面図。
【図2】ピンチローラ昇降手段を示す要部の側面図。
【図3】スキュー矯正用ストッパの昇降手段を示す要部
の側面図。
【図4】同じく一部のみを示す平面図。
【図5】媒体のスキュー矯正の原理を示す平面図。
【図6】本発明の媒体挿入位置検知及び媒体サイズ検知
の機能を実現する手段の一例を示すブロック図。
【図7】一時記憶部の記憶内容の一例を示す説明図。
【図8】主記憶部の記憶内容の一例を示す説明図。
【図9】同じく媒体挿入位置検知及び媒体サイズ検知の
ためのCPUの動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
4 搬送手段 pr1 ピンチローラ dr1 ドライブローラ 5 押圧力調整手段 54 板バネ 55 レバー 56 支軸 57 コロ 58 第1カム 6 ストッパ昇降手段 60 スキュー矯正用ストッパ 63 第2カム 7 回転軸 PM 媒体 S1 ,S2 ,S3 〜S10 媒体センサ 8 レベル判定回路 9 主制御部 91 媒体挿入位置検知部 92 媒体サイズ検知部 93 印字制御部
フロントページの続き (72)発明者 高橋 恵 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新興 製作所内 Fターム(参考) 3F048 AA05 AB01 BA07 CC03 DA06 DB02 DC13 DC14 3F102 AA11 AB01 BA02 BB02 CA04 CA05 CB01 DA02 EA03 FA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体搬送方向に直角な直線上に所定間隔
    をもって配置された複数個の媒体センサと、媒体挿入時
    の所定タイミングにおいて前記媒体センサの検知信号を
    所定記憶領域に記憶する手段と、その記憶手段に記憶さ
    れた各媒体センサの検知信号に基づき、一連のセンサの
    うち一端から他端に向かって何番目から何番目までのセ
    ンサの検知信号が媒体ありの検知信号かにより、媒体の
    挿入位置を判断する手段と、前記記憶手段に記憶された
    各センサの検知信号に基づき、一連のセンサのうち一端
    から他端に向って媒体ありの検知信号を出力した媒体セ
    ンサが何個あるかにより、当該媒体のサイズを検知する
    手段とを有することを特徴とするプリンタ
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタにおいて、 挿入位置検知及び媒体サイズ検知が行われる前に、挿入
    された媒体を所定検知位置に停止するためのストッパを
    搬送面に対して昇降させる手段と、挿入された媒体を搬
    送面に降下されているストッパに向けて送り込む搬送ロ
    ーラのうち、ピンチローラのドライブローラに対する押
    圧力を加減する押圧力調整手段とからなるスキュー矯正
    機構を設け、ピンチローラの押圧力が軽減された状態で
    挿入された媒体をその媒体の先端がストッパに突き当た
    るまで搬送して、その媒体のスキューが矯正されたこと
    検知した後、前記挿入位置検知手段及び媒体サイズ検知
    手段を動作させる制御手段を備えたことを特徴とするプ
    リンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011184125A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toshiba Tec Corp 媒体処理装置
CN102674046A (zh) * 2011-03-18 2012-09-19 致伸科技股份有限公司 馈纸装置
JP7404913B2 (ja) 2020-02-12 2023-12-26 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、及び印刷装置の制御方法

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