JP2002037428A - コンベア装置 - Google Patents

コンベア装置

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JP2002037428A
JP2002037428A JP2000220276A JP2000220276A JP2002037428A JP 2002037428 A JP2002037428 A JP 2002037428A JP 2000220276 A JP2000220276 A JP 2000220276A JP 2000220276 A JP2000220276 A JP 2000220276A JP 2002037428 A JP2002037428 A JP 2002037428A
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JP
Japan
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belt
conveyed
endless belts
belts
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JP2000220276A
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Mitsuo Goto
三男 後藤
Hirofumi Yamakawa
浩文 山川
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、搬送物、特に粒状物又は粉状
物を一対の無端ベルトの間に挟んでこれを鉛直方向に搬
送するためのコンベア装置であって、その鉛直部にロー
ラや押え板を用いなくとも、荷こぼれを起こすことなく
鉛直方向への搬送が可能であるコンベア装置を提供す
る。 【解決手段】 この発明は、搬送物、特に粒状物又は
粉状物を一対の無端ベルトの間に挟んでこれを鉛直方向
に搬送するためのコンベア装置であって、該装置の搬送
物投入部の該無端ベルトが凹状になるように支持手段で
支持され、該装置の鉛直部において該一対の無端ベルト
の両側部を圧接させる手段を用いない、該無端ベルトの
材質がSBRであるコンベア装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送物、特に粒
状物又は粉状物を一対の無端ベルトの間に挟んでこれを
鉛直方向に搬送するためのコンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、搬送物を一対の無端ベルトの間に
挟んでこれを鉛直方向に搬送するコンベア装置は、搬送
物投入部、鉛直部及び搬送物排出部から成っている。こ
の搬送物投入部及び搬送物排出部においてベルトはほぼ
水平である。無端の平ベルトから成る駆動側ベルトは、
この装置の搬送物排出部の端に位置するモータにより回
転する駆動プーリ及びこの装置の搬送物投入部に端に位
置するプーリの間に掛け回される。搬送物投入部におい
て搬送物はこの駆動側ベルト上へ投入され、投入物が回
走する駆動側ベルトに従って鉛直部方向へ移動すると、
その搬送物の上部より従接側ベルトが重合し、搬送物は
これら駆動側ベルトと従接側ベルトとの間に挟まれ、鉛
直部へ搬送される。鉛直部において搬送物は駆動側ベル
トと従接側ベルトとの間に挟まれたまま上昇し、上部の
搬送物排出部まで搬送されそこでコンベア装置から排出
される。
【0003】従来、鉛直部においては搬送物が荷こぼれ
を起こさないように様々な工夫がなされてきた。一般に
は、両無端ベルトの両側部を適当な間隔を置いた一対の
ローラで圧接させる手段が用いられる(特開昭62−6
0707、特開平2−33017等)。しかし、多数の
ローラを適圧で均一に圧接するための調整が極めて面倒
であり、ローラの内端角部がベルトを傷めベルトの耐久
性を損なうという問題もある。また、両無端ベルトの背
部に擦接する一対の押え板を設けて両ベルトの重合部の
両側部を挟み、ベルトの回走を案内するようにする方法
も提案されている(特開平4−358608)。しか
し、押え板とベルトが擦れあうためベルトが消耗し、特
に搬送物が粒状物又は粉状物の場合には、どうしても擦
接部に付着することが避けられずベルトの消耗が一層激
しくなる。一方、粒状物又は粉状物の搬送のために様々
な工夫がなされているが、ベルトに横棒を設けると(特
開昭61−111210)両側部からの荷こぼれを防止
することが難しく、ベルトにバケットを設ける等の方法
(特開昭59−75845)もベルトが複雑な構造にな
り好ましいことではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、コンベア
装置の鉛直部におけるこのような従来の問題をできるだ
け簡単な方法で解決し、かつ搬送物、特に粒状物又は粉
状物を搬送しても荷こぼれがないようなコンベア装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、搬送物、特
に粒状物又は粉状物を一対の無端ベルトの間に挟んでこ
れを鉛直方向に搬送するためのコンベア装置であって、
該装置の搬送物投入部の該無端ベルトが凹状になるよう
に支持手段で支持され、該装置の鉛直部において該一対
の無端ベルトの両側部を圧接させる手段を用いない、該
無端ベルトの材質がSBRであるコンベア装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜5に基づいて説明
する。なお、これらの図に示されたコンベア装置1は本
発明の一例を示したに過ぎず、本発明を制限することを
意図したものではない。無端の平ベルトである駆動側ベ
ルト2は、この装置の搬送物排出部12の端に位置する
モータ4により回転する駆動プーリ5及びこの装置の搬
送物投入部10に端に位置するプーリ6の間に掛け回さ
れる。一方、この駆動側ベルト2に重合する従接側ベル
ト3も同様に少なくとも2つのプーリ間に掛け回される
が、駆動側ベルト2に重合しており摩擦力で回走するの
で、駆動力をかけなくともよい。
【0007】本発明の駆動用ベルト2及び従接側ベルト
3である無端ベルトの材質はスチレン−ブタジエン・ゴ
ム(SBR)である。このベルトの材質をSBRにする
ことにより、ベルトのトラフ性(ベルト自体のへこみの
出来具合)がよくなり、本発明のコンベア装置の目的に
かなうものとなる。SBRはブタジエンとスチレンの共
重合体であり、ブタジエンとスチレンの比に特に制限は
無い。通常ブタジエン75%、スチレン25%程度であ
るが、スチレン量が多いほど固くなり伸びも減少するの
で、本発明のベルトとしてはスチレン量70%以下が好
ましい。また、本発明のベルトはSBRのみから成るこ
とが好ましいが、ワイヤや樹脂繊維等の心材でその全面
又は一部(特に両側部)を補強したものでもよい。更に
その際、JIS K6322−1988に記載された試
験方法による老化前のベルトの特性として、引張強度
(kgf/cm2)が140以上、好ましくは180以
上であり、伸び(%)が350以上、好ましくは450
以上、摩擦指数(mm3)が120〜300、好ましく
は200〜260のものを用いることができる。
【0008】このような駆動用ベルト2及び従接側ベル
ト3に適当な手段でテンションをかけることが好まし
い。一端のプーリに加重をかけてベルトを張ってもよい
し、テンションプーリ等を用いて一定荷重をベルトにか
けてもよい。この適当なテンションをかけることにより
後述の鉛直部において両ベルトの両側部がローラや押え
板等の圧接手段を用いなくとも荷こぼれすることがな
い。これは特に搬送物が粒状物又は粉状物の場合には有
効になる。
【0009】搬送物13は搬送物投入部10においてこ
の駆動側ベルト2上へ投入される。搬送物投入部10に
おいて駆動側ベルト2はほぼ水平であるが、若干鉛直部
11方向へ下るように傾斜していてもよい。この搬送物
投入部10において駆動側ベルト2は上向きに凹状にな
るよう支持手段7により支持される。この支持手段7は
例えば図2に示すような3分割されたローラでもよい
し、その両側の2つのローラでもよい。またローラの代
わりに擦接押え板を用いてもよい。このような支持手段
を用いることにより、投入された搬送物13はベルトの
中央部分に集まる。更にこれを促すために、これら支持
手段7に段差を設ける等により、ベルトを振動させても
よい。
【0010】搬送物13が、回走する駆動側ベルト2に
従って鉛直部方向へ移動すると、その搬送物13の上部
より従接側ベルト3が重合してくる。この部分にあるプ
ーリの両側部の径は中央部の径より大きいことが好まし
い。これらの径が一定の場合であっても、上述のように
駆動側ベルト2の有するトラフ性のため駆動側ベルトが
搬送物の分だけ下方へ膨らみ特に搬送物が両側部へ押出
されることはない。更に、重合した両ベルト2,3は搬
送物13を挟み、そのベルトの内側を支持手段8(ロー
ラ等)で押されながら鉛直方向へ屈曲するが、その断面
を図3に示すように、その際両ベルトは例えば3分割さ
れたローラで搬送物が両側部からはみ出ないように整形
される。特にベルトの両側部は押さえられ、重合した両
ベルトの両側部は圧着される。このローラは両側の2つ
のローラでもよく、またローラの代わりに擦接押え板を
用いてもよい。このような支持手段を用いることにより
搬送物をベルトの中央部分に確実に集めることができ
る。
【0011】この状態のまま搬送物13を挟んだ両ベル
トは鉛直部11を上昇する。その断面は図4に示すよう
に搬送物がベルトの中央に挟まりベルトの両側部が閉じ
ているため、搬送物が粒状物や粉状物であっても荷こぼ
れすることはない。両ベルトの内部に挟み込まれた搬送
物の内圧にもかからわず、両ベルトのトラフ性とベルト
にかけられたテンションのために両ベルトの両側部は閉
じた状態を保持することが可能になる。
【0012】鉛直部11の上方でベルトは搬送物排出部
12方向へ、そのベルトの内側を支持手段9(ローラ
等)で押されながら屈曲するが、その断面は図4に示す
ように、両ベルトはこの支持手段9により今度は反対の
方向へ整形される。こうすることにより特に両ベルトの
両側部に一層テンションがかかることになり、鉛直部1
1においては重合した両ベルトの両側部は確実に密着す
るので、鉛直部11における荷こぼれを確実に防止する
ことができる。また、この鉛直部11において搬送物が
両ベルトに密閉されるため、外部の環境(特に、湿度)
の影響を受けることがなくなる。従って、特に吸湿性の
搬送物の場合に外部環境を考慮せずにすむ。搬送物13
はそのまま搬送物排出部12へ搬送されコンベア装置1
から排出される。この搬送物排出部12において駆動側
ベルト2はほぼ水平であるが、搬送物の排出を容易にす
るため搬送物排出部12は若干排出部方向へ下るように
傾斜していてもよい。
【0013】本発明のコンベア装置の搬送物に特に制限
はないが、粒状物又は粉状物に対してその効果が大き
く、特に吸湿性の粒状物又は粉状物、殊にさらし粉の搬
送に有用である。
【0014】
【発明の効果】本発明のコンベア装置は、搬送物投入部
に搬送物を投入すると、搬送物は搬送用ベルトの中央に
集まり、そのベルトのトラフ性のためにその後搬送物を
荷こぼれを生じさせることなく鉛直方向へ上昇させるこ
とができる。この効果は粒状物又は粉状物の搬送に対し
て特に大きい。従って、本発明のコンベア装置はその鉛
直部にローラや押え板を用いなくとも、荷こぼれを起こ
すことなく鉛直方向への搬送が可能であるので、コンベ
ア装置の構造が簡単になりまたベルトの消耗を最小限に
することが出来るため、設備費や保守点検費を大幅に下
げることが可能になる。また、搬送物は搬送中に両ベル
トで密閉されるため搬送物が湿気等の外部環境の影響を
受けないので、外部環境の影響を受けやすい吸湿性等の
搬送物の搬送には特に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベア装置の一例の側面図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】図1のB−B線の断面図である。
【図4】図1のC−C線の断面図である。
【図5】図1のD−D線の断面図である。
【符号の説明】
1 コンベア装置 2 駆動側ベルト 3 従接側ベルト 4 駆動用発電機 5 駆動プーリ 6 プーリ 7、8、9 支持手段(ローラ) 10 搬送物投入部 11 鉛直部 12 搬送物排出部 13 搬送物(粒状物又は粉状物)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物を一対の無端ベルトの間に挟んで
    これを鉛直方向に搬送するためのコンベア装置であっ
    て、該装置の搬送物投入部の該無端ベルトが凹状になる
    ように支持手段で支持され、該装置の鉛直部において該
    一対の無端ベルトの両側部を圧接させる手段を用いな
    い、該無端ベルトの材質がSBRであるコンベア装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送物が粒状物又は粉状物であり、
    前記支持手段がローラである請求項1に記載のコンベア
    装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送物がさらし粉である請求項2に
    記載のコンベア装置。
JP2000220276A 2000-07-21 2000-07-21 コンベア装置 Withdrawn JP2002037428A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105059903A (zh) * 2015-07-15 2015-11-18 无锡松大重工机械有限公司 自卸船用物料输送提升一体机
CN106347959A (zh) * 2016-10-10 2017-01-25 金锋馥(滁州)输送机械有限公司 一种连续式夹包升降机

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Effective date: 20071002