JP2002037364A - 複数対象用のエアゾール製品 - Google Patents

複数対象用のエアゾール製品

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JP2002037364A
JP2002037364A JP2000224269A JP2000224269A JP2002037364A JP 2002037364 A JP2002037364 A JP 2002037364A JP 2000224269 A JP2000224269 A JP 2000224269A JP 2000224269 A JP2000224269 A JP 2000224269A JP 2002037364 A JP2002037364 A JP 2002037364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる対象に対して異なるエアゾール組成物
を噴射する作業を、簡単に、かつ同時に行うことができ
るエアゾール製品を提供する。 【解決手段】 それぞれ種類が異なる複数のエアゾール
組成物が充填された2個の容器11、12と、それらの
容器を結合するための連結部材13と、それぞれの容器
に設けたバルブ16とを有するエアゾール製品10。連
結部材13には、バルブ16のステム22を同時に操作
する操作部25が設けられており、上面に各ステム22
と連通する、互いに逆方向を向いている噴孔42、43
が設けられている。結合された複数個の容器は、床置き
式の形態を備え、全量噴射式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数対象用のエアゾ
ール製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2種類のエアゾール組成物を
2個の容器に個別に充填しておき、同じ方向に噴出させ
るように両方の容器を結合させたエアゾール製品が提案
されている。たとえば特開平3−35387号公報に
は、並列的に配置した2本のエアゾール容器の上端部を
1枚のプレート状の保持部で連結し、1個のレバーの操
作で両方のエアゾール製品のバルブを開く操作ができる
ように構成している。また、特開平4−37647号公
報には、押しボタン同士が当接するように、一方のエア
ゾール製品を上下逆向きに配置し、ハンドルレバーで連
結したものが開示されている。このような2液同時噴射
タイプのエアゾール製品は、2液式の染毛剤や、2液式
接着剤の噴射装置として利用できる。
【0003】他方、特開平1−104365号公報に
は、1個の押しボタンに2個の容器を互いに上下逆向き
に連結し、各容器に異なるエアゾール組成物(たとえば
芳香剤と殺菌剤など)を充填したものが開示されてい
る。このものは、机上などに載置し、上側の容器の底部
を押しつけることにより、1個のノズルから、いずれか
一方のエアゾール組成物を選択して噴出させることがで
きる。なおこのものは、2液を同時に噴出させるように
することもできる。
【0004】また、特許第2819481号公報には、
2方向に噴射する床置き全量噴射型のエアゾール装置が
開示されている。このものは、1個のエアゾール製品か
ら噴射ノズルにより2方向に噴射することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の2種類のエアゾ
ール組成物を噴射するエアゾール製品は、最終的に混合
させるか、別個に使用するかを問わず、同じ方向に噴射
し、同一対象物に適用(塗布)したり、同一の空間内に
噴霧したりするものである。そのため、異なる物品に適
用したり、別個の空間内に空間噴霧したりすることはで
きない。しかし例えば自動車の室内に芳香剤を噴射し、
カーエアコン内に殺菌・消臭剤を噴射するなど、異なる
対象に異なるエアゾール組成物を噴射したい場合があ
る。
【0006】このような場合、従来は2本のエアゾール
製品を用意し、個別に設置して個別に操作しなければな
らない。そのため、1本ずつ順に噴射させる操作をする
必要があり、操作が面倒である。さらに全量噴射型のエ
アゾール製品の場合は、一方を噴射させた後、つぎのエ
アゾール製品を噴射させる間は、操作する者が一方の噴
霧を吸引したりする場合がある。
【0007】また前記従来の2方向に噴射するエアゾー
ル装置は、エアゾール組成物を広く拡散する手段として
は効果的であるが、容器が2本の場合は噴射方向を左右
対称に設けないと噴射の反作用により、容器が転倒しや
すくなる。そのため、目的に応じて任意に噴射方向を設
定することが困難であるという問題がある。
【0008】本発明は異なる対象に対して異なるエアゾ
ール組成物を噴射する作業を、簡単に、かつ実質的に同
時に行うことができ、それにより使用者の手間を省き、
使用状況により、噴射されたエアゾール組成物に曝され
る危険性を軽減することを技術課題とするものである。
さらに本発明は、非対称の2方向に噴射させる場合で
も、転倒しにくいエアゾール製品を提供することを技術
課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の複数対象用のエ
アゾール製品(請求項1)は、それぞれ種類が異なる複
数のエアゾール組成物が充填され、かつ、一体に結合さ
れた複数個の容器と、それぞれの容器に設けたバルブ
と、それらのバルブの操作によりエアゾール組成物を噴
出するための、互いに異なる方向に向けられた噴孔とを
有することを特徴としている。
【0010】このようなエアゾール製品では、複数個の
バルブを一斉に操作する操作部材を備えているものが好
ましい(請求項2)。また結合された複数個の容器は、
床置き式の形態を備えているものが好ましい(請求項
3)。また、バルブを開いた状態に維持する手段を備え
ている、全量噴射式のものとするのが好ましい(請求項
4)。さらに前記容器の内、いずれかの容器を、他の容
器の内部に収容することもできる。
【0011】本発明のエアゾール製品の第2の態様(請
求項5)は、並列的に結合された2個の容器と、それら
の容器を床面上に斜め方向に配置する支持部とから構成
されている。さらに他の態様のエアゾール製品(請求項
6)では、2個の容器の底部同士を連結する底部連結部
材を有し、その底部連結部材の側壁に、横方向への転倒
を防止する支持片が展開可能に設けられていることを特
徴としている。さらに他の態様のエアゾール製品(請求
項7)では、並列的に連結された2個の容器の底部に底
部連結部材が着脱自在に設けられ、その底部連結部材
が、2個の容器の底部に対して横向きにも取り付けるこ
とができるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0012】
【作用および発明の効果】本発明のエアゾール製品(請
求項1)は、それぞれの噴孔を異なる対象物に向けた状
態に保持し、その状態でバルブを開くと、それぞれの対
象物に異なるエアゾール組成物を好適な噴射状態で噴射
させることができる。そして容器が一体に結合されてい
るので、一個所で操作することにより、同時に2以上の
対象物への噴射を行うことができる。そのため操作が容
易であり、時間が節約できる。
【0013】複数個のバルブを一斉に操作する操作部材
を備えているエアゾール製品(請求項2)では、その噴
射部材を操作するだけで、2種以上の対象物に一斉に噴
射させることができる。床置き式の形態を備えているエ
アゾール製品では(請求項3)、使用者の顔などをエア
ゾール製品の噴孔から離すことができるので、使用者に
とって噴射されたエアゾール組成物が顔などにかかる危
険性が少ない。バルブを開いた状態に維持する手段を備
えた全量噴射式のエアゾール製品(請求項4)に採用す
る場合は、片方の噴射が継続している状態で他方の操作
をする必要がないので、使用者が噴射されたエアゾール
組成物に触れる危険性を一層防止することができる。
【0014】並列的に結合された2個の容器と、それら
の容器を床面上に斜め方向に配置する支持部とを備えた
床置き式のエアゾール製品(請求項5)は、安定して床
に載置することができ、2個のノズルの向きが非対称で
あっても、倒れにくい。
【0015】2個の容器の底部同士を連結する底部連結
部材を有し、その底部連結部材の側壁に、横方向への転
倒を防止する支持片が展開可能に設けられている床置き
式のエアゾール製品(請求項6)は、底部連結片を展開
するだけで、エアゾール製品を安定して床に載置するこ
とができる。
【0016】並列的に連結された2個の容器の底部に底
部連結部材が着脱自在に設けられ、その底部連結部材
が、2個の容器の底部に対して横向きにも取り付けるこ
とができるように構成されているエアゾール製品(請求
項7)では、一旦取り外した底部連結部材を横向きにし
て容器の底部に取り付けることにより、エアゾール製品
を倒れにくい状態で設置することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
のエアゾール製品の実施の形態について説明する。図1
は本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す一部断面
正面図、図2はそのエアゾール製品の斜視図、図3は図
1における連結部材の開いた状態を示す斜視図、図4は
そのエアゾール製品の使用状態を示す説明図、図5は本
発明のエアゾール製品の他の実施形態を示す側面図、図
6は本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を示
す斜視図、図7は本発明のエアゾール製品のさらに他の
実施形態を示す要部断面図、図8aおよび図8bはそれ
ぞれ本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を示
す斜視図、図9は本発明のエアゾール製品のさらに他の
実施形態を示す斜視図、図10および図11はそれぞれ
本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の使用方
法を示す説明図である。
【0018】図1に示すエアゾール製品10は、並列的
に配置される2個の容器11、12と、それらの容器の
上部同士を連結する連結部材13とを有する。各容器1
1、12は、有底筒状の容器本体14と、その上端にマ
ウンティングカップ15により取り付けられるバルブ1
6とを備えている。それぞれの容器11、12には、異
なるエアゾール組成物が充填されている。
【0019】この実施形態では、容器本体14ははぜ継
ぎで円筒状に形成した胴部18と、その下端および上端
にそれぞれ巻き締めした底部19およびドーム20とを
備えた、いわゆるスリーピース缶であり、ブリキなどの
金属製の公知のものである。マウンティングカップ15
はドーム20の上端のビード部にクリンプされている。
なお、アルミ缶、ツーピース缶なども用いることができ
る。容器本体14は、床に置いたときに安定するよう
に、高さを直径の3倍以下、とくに2倍以下にするのが
好ましい。また、容器本体14の底部同士を連結する底
部連結部材を用いてもよく、その場合は2個の容器の横
方向の幅をある程度広めにするのが安定性のために好ま
しい。また、後述するように底部連結部材を利用して、
一層倒れにくい工夫をするのが好ましい(図9〜図11
参照)。さらに2本の容器11、12の胴部18同士を
フィルムやベルトで一体に連結してもよい。
【0020】前記バルブ16は、有底筒状のハウジング
21と、その内部に上下に移動自在に設けられるステム
22と、ステムを常時上向きに付勢するバネと、マウン
ティングカップ15とハウジング21の間に介在させる
バルブラバーなどからなる公知のものである。マウンテ
ィングカップ15とドーム20の上端のビード部との間
には、ガスケットを介在させている。
【0021】容器11、12の上端同士を結合する連結
部材13は、2個の容器11、12のドーム20を隠す
ためのカバー部24と、その上に配置される操作部25
とを備えている。カバー部24および操作部25は、図
2に示すようにそれぞれ小判形を呈している。それらは
別体にしてもよいが、図3に示すように、直線部に設け
たヒンジ26で連結しておくと、取り扱いが容易である
ので好ましい。連結部材13はたとえば合成樹脂などで
成形することができる。
【0022】図1および図3に示すように、カバー部2
4は小判状の底板27と、その周囲の下面側に設けられ
る側壁28とを有する。底板27には、容器11、12
に固定するための円形の開口部29が形成されている。
開口部29の内周面には、ビード部にクリンプしたマウ
ンティングカップ15の周囲と係合する段部30が突出
している。さらに底板27におけるヒンジ26とは逆側
に、2個の係止孔31が形成されている。
【0023】操作部25も、カバー部と同様に、小判状
の天板33とその周囲の下面側に突出する側壁34とを
備えている。天板33の下面側には、ステム22を受け
入れる穴36を有する下部突起37が設けられている。
そして天板33の上面側には、それらの下部突起37と
対応する上部突起38が設けられている。下部突起の穴
36から上部突起38の側面まで、通路39が形成され
ており、その通路の上端側は上部突起38の側面に開口
し、その開口にノズルチップ40が取り付けられてい
る。さらにこの実施形態では、天板33の上面の、ヒン
ジ26と逆側の縁部の中間部に指で押すための指押し突
起41が突設されている。この実施形態では指押し部4
1と、ノズルチップ40の噴孔42、43とが離れた位
置にあるため、噴射操作をする前、すなわち指押し突起
41を押す前に、噴孔42、43の位置を容易に確認す
ることができる。その結果、噴射されたエアゾール組成
物が人体にかかったり、吸引したりすることが防止され
る。
【0024】図1および図2に示すように、上部突起3
8に設けたノズルチップ40の噴孔42、43同士は、
異なる方向を向いている。すなわちこの実施形態では、
各容器11、12の噴孔42、43は、平面的に見れ
ば、2個の容器11、12を結ぶ軸線に沿って180
度、逆の方向を向いている。垂直的には、噴孔42、4
3はそれぞれ斜め上方を向いている。仰角は左右の容器
11、12で異なっている。図1の場合は、左側の容器
(第1容器)11では20〜30度程度と低く、右側の
容器(第2容器)12では60〜80度程度と高くなっ
ている。なお、噴孔42、43の向きは、上記の場合に
限るものではなく、容器同士を結ぶ軸線に対してそれぞ
れ横向きで、逆の方向を向くようにしたり、一方を斜め
上向きで、他方を斜め下向きにするなど、用途に応じて
適切な向きを採用すればよい。
【0025】図3に示すように操作部25の下面側に
は、カバー部24の係止孔31と係合する2本の係止ピ
ン44が突設されている。その係止ピン44は、操作部
25をカバー部24側に強く当接させたとき、係止孔3
1に係合し、ステム22を押し込んでバルブ16を開い
た状態に維持するためのものである。すなわち操作部2
5の側壁34の高さは、下部突起37をステム22に嵌
合させた状態ではカバー部24の底板27に当接せず、
いくらか隙間ができ、バルブ16の付勢力に抗して押し
下げたときに初めて当接する寸法にしている。すなわち
この実施形態では、いわゆる全量噴射型のエアゾール製
品を採用している。
【0026】第1容器11に充填するエアゾール組成物
の一例としては、カーエアコン内部に循環させる殺菌・
消臭剤があげられる。第2容器12に充填するエアゾー
ル組成物の一例としては、車室内の空間噴霧用の芳香剤
があげられる。このように、各容器11、12に充填す
るエアゾール組成物が異なるので、図2の連結部材13
の上面には、噴射させる対象物の名称などを示す表示H
を明確に表しておくのが好ましい。それにより逆の対象
物に誤って噴射させることを防ぐことができる。さらに
噴射方向を示す矢印Yなどを表しておくと、誤った方向
に噴射されるのを防ぐことができ、エアゾール組成物を
効果的に噴射させることができる。
【0027】また本発明のエアゾール製品は、異なるエ
アゾール組成物を複数個の容器に充填しているため、製
品の目的に応じて噴射形態を選択することができる。た
とえば前述のカーエアコン用殺菌・消臭剤と室内空間用
芳香剤の組み合わせの場合、第1容器では、噴射された
エアゾール組成物がエアコン内部に長く対流できるよう
に噴射量を少なくし、さらにエアコンの空気の吸入孔付
近でエアゾール組成物が噴射されるように、噴射パター
ンを狭くする噴射機構を選択するのが好ましい。一方、
第2容器では、室内でエアゾール組成物が広範囲に拡散
するように、噴射パターンを広くする噴射機構を選択す
るのが好ましい。
【0028】上記のごとく構成されるエアゾール製品1
0は、たとえば図4に示すように、自動車の運転席ない
し助手席50の床面51に載置して用いる。各噴孔4
2、43の向きは、殺菌・消臭剤を噴射する第1容器1
1の噴孔をカーエアコンの空気吸い込み口52に向け、
第2容器12の噴孔を車室後部ないしシート53に向け
るようにする。床面51に載置するときは、図3の連結
部材13の操作部25はまだカバー部24にぴったりと
被せず、噴射を開始するときに、操作部25をカバー部
24にぴったりと被せた後、指押し突起41を強く押し
て係止ピン44を係止孔31に嵌合させる。それにより
両方の容器11、12のステムが押し込まれ、各噴孔か
ら同時に噴霧が始まる。なお自動車はアイドリング状態
にして、カーエアコンはあらかじめ運転状態にしてお
く。
【0029】このような2本のエアゾール製品の同時の
噴霧により、図4のように第1容器11の殺菌・消臭剤
の霧G1がカーエアコンの空気吸い込み口52から吸引
され、カーエアコンの内部を循環して殺菌消臭が行われ
る。同時に第2容器12から芳香剤の霧G2が車室内に
広く空間噴霧される。空間噴霧された芳香剤は、車内の
内壁やシート53に付着し、長期間、芳香作用を維持す
る。なお、噴射する時間は、それぞれの容器11、12
で異なってもよく、目的、用途に応じた噴射形態(粒子
径、噴射パターン、噴射量)を選択することができる。
両方の容器11、12の全量噴射が終了した時点で、エ
アゾール製品10を取り除く。
【0030】上記のように、このエアゾール製品10は
前後に異なるエアゾール組成物を噴出することができる
ので、2本のエアゾール製品を別々に取り扱う場合に比
して、1回の作業で済む。さらに2本のエアゾール製品
を別々に全量噴射すれば、使用者は1本目の噴射された
エアゾール組成物を体に浴びたり、吸引するが、前記の
エアゾール製品10では1回の操作で2本のエアゾール
製品を同時に噴出させるので、使用者が噴射されたエア
ゾール組成物を浴びたり吸引するおそれがない。
【0031】使用後のエアゾール製品10を廃棄する場
合、連結部材13が合成樹脂製の場合は、連結部材13
を容器11、12から外して分別廃棄することができ
る。その場合、容器11、12は連結部材13に着脱容
易に連結するのが好ましい。他方、連結部材13を付け
たままにしている方が、全量噴射済みで残留ガスがない
ことを明示するので、回収業者にとっては、安心であ
る。なお、連結部材13は容器11、12と同質の金属
製とすることもできる。
【0032】前記実施形態では、自動車のカーエアコン
の殺菌・消臭剤と、室内の芳香剤とを同時に噴射するエ
アゾール製品10を示したが、本発明のエアゾール製品
は、それ以外に異なる対象物および空間に同時に異なる
エアゾール組成物を噴射する場合に採用しうる。たとえ
ば、エアゾール製品の用途としては、一般的な室内、キ
ッチン、トイレ、浴室などの家庭用品、人体用品などが
あげられ、各容器に充填されるエアゾール組成物は、殺
虫剤、害虫忌避剤、消臭剤、殺菌剤、抗菌剤、清涼剤、
芳香剤などがあげられる。また2個の容器に充填するエ
アゾール組成物の組み合わせの具体例としては、トイレ
の便器の殺菌・消臭剤とトイレ内の芳香剤、キッチンの
シンクの洗浄・殺菌剤と室内の芳香剤、足元用消臭剤と
ボディ用香水、口内用の消臭剤と全身清涼剤、室内の畳
・絨毯などの床面の殺虫剤と空間用の殺虫剤、浴室の洗
浄剤と壁面の防かび剤などの組み合わせがあげられる。
【0033】なお前述のエアゾール組成物は、殺虫剤、
消臭剤などの有効成分を含有する原液と、原液を噴射さ
せる噴射剤とからなる。
【0034】前記有効成分としては、フタルスリン、イ
ミプロトリン、ペルメトリン、d−フェノトリンなどの
殺虫成分、サイネピリン、ピペロニルプトキサイト、オ
クタクロロジプロピルエーテルなどの殺虫効力増強剤、
N,N−ジメチル−m−トルアミド(ディート)、カプ
リル酸ジエチルアミドなどの害虫忌避剤、ラウリルメタ
クリレート、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセ
トフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、安
息香酸メチルなどの消臭・防臭剤、塩化ベンザルコニウ
ム、塩化ベンゼトニウム、フェノキシエタノールなどの
殺菌剤、l−メントール、カンフルなどの清涼剤、パラ
オキシ安息香酸エステルなどの防腐剤、香料などがあげ
られる。原液には前記有効成分以外にも、有効成分を溶
解させる溶媒、その他の成分などが含まれ、製品の目
的、用途に応じて選択される。
【0035】また噴射剤としては、液化石油ガス、ジメ
チルエーテル、フロン類などの液化ガス、窒素ガス、炭
酸ガス、亜酸化窒素ガス、圧縮空気などの圧縮ガスなど
があげられる。
【0036】なお、本発明に用いられるエアゾール組成
物は、締め切った空間内で全量噴射させる場合でも安全
なように、火気に対する安全性や人体への吸引毒性など
を考慮して選択するのが好ましい。
【0037】前述のエアゾール製品10は2本の容器1
1、12を並列的に結合しているが、本発明のエアゾー
ル製品はそのようなものに限定されない。たとえば図5
に示すエアゾール製品60は、第1容器11の上に、第
2容器12を上下逆にして、すなわちバルブ同士が接近
するようにして、連結している。そのため各容器11、
12の高さ(とくに径に対する高さの比)は図1の場合
に比して、さらに低くしている。連結部材13は第1容
器11のビード部61と係合する環状の、あるいは放射
状に配列された複数個の係合突起62を下面側に備えて
おり、第2容器12のビード部63と係合する係合突起
64を上面側に備えている。さらに上面および下面に
は、それぞれ第1容器11および第2容器12のステム
22と嵌合する穴36および通路39が形成されてお
り、それらの通路39の端部にノズルチップ40が取り
付けられている。通路39は逆向きに折れ曲がってお
り、ノズルチップ40の噴孔42、43は、水平面では
逆方向を向き、それぞれ斜め上向きにしている。
【0038】このものは使用前には第2容器12のビー
ド部63はまだ係合突起64に係合させず、使用開始時
に係合させる。それにより第1容器11および第2容器
12から、同時に別々のエアゾール組成物を噴射させる
ことができる。
【0039】図5に示す連結部材13の上部と下部とを
別個に製造し、中心線まわりに回動自在に連結してもよ
い。その場合は上下の容器11、12の噴孔42、43
同士の水平面内における相対角度を、使用者が任意に設
定することができる。なお図1の連結部材13において
も、操作部25の下部突起37と上部突起38とを一体
のものとし、天板33に対して回動自在に、かつ軸方向
に移動しないように連結すれば、同様の作用効果を奏す
る。さらに床面と空間に噴射する場合は、2本の容器を
図5の場合とは逆向きで上下に結合し、一方は全体の上
端側から、他方は全体の下端側から噴出させるようにし
てもよい。
【0040】図6に示すエアゾール製品70は、比較的
細長い第1容器11と第2容器12を並列的に配置して
それらの上端同士を連結部材13で連結したものであ
る。さらに連結部材13には、2本の容器11、12を
床面51に倒すように斜めに配置できる支持部71を設
けている。それぞれの噴孔42、43は、そのように斜
めに配置した状態で、噴射すべき方向に向くように設定
されている。たとえばこの実施形態では、第1容器11
の噴孔42は連結部材13の天面72から上向きに噴出
するように設け、第2容器12の噴孔43は連結部材1
3の、倒したときに上側にくる側壁73に設けている。
【0041】このものは、比較的細長い容器11、12
を用いているにも関わらず、床面に安定して載置するこ
とができる。とくに2本の連結した状態の容器11、1
2の両方の中心線を含む面(仮想面)を床面に倒れ込ま
せるように支持させる場合(図6参照)は、横向きには
倒れにくいので、一層安定する。そして各容器11、1
2は細長いため、手で持って使用する通常のエアゾール
製品と同じものを採用しうる。そのため、連結している
容器11、12を連結部材13から取り外せば、手に握
って使用することもでき、その場合でも、持ちやすい。
【0042】前記支持部71は連結部材13に固定して
いてもよいが、この実施形態では、支持部71をコ字状
に折り曲げた形態に構成し、両端を連結部材13の端部
側の側壁74に回動自在に係合している。したがって販
売時点では支持部71を容器の上方に回しておけば、ス
ペースをとらず、包装形態も突出部が少ないので好まし
い。
【0043】支持部71を回動自在とする場合、支持部
71をエアゾール製品のバルブの操作手段として利用す
ることもできる。すなわち支持部71を容器11、12
の上部に回しておく場合にはバルブが開かず、前方に回
動させたときにバルブが開くようにすればよい。
【0044】なお前記実施形態では2本の容器を結合し
ているが、3本以上の容器を結合してもよい。
【0045】前記実施形態では、1個の指押し突起を押
すことにより2本の容器のバルブを同時に全量噴射の状
態に操作することができるが、図7に示すように、一方
の容器11の押しボタン76を連結部材13の操作部2
5に対して上下移動自在に設けてもよい。その場合は、
押しボタン76の周囲に操作部25の内面と係合する係
合突起77を設けるのが好ましい。このものは、押しボ
タン76を押している間だけ噴射させることができる。
そのため、一方の容器11について試し噴射させて、噴
射した霧がたとえばエアコンの空気吸い込み口などの近
くに達するかどうかを確かめることができる。そして容
器11、12を適切な位置および向きに設置した後に、
指押し突起41を押して操作部25をカバー部24に係
合させ、全量噴射すればよい。
【0046】なお、押しボタン76を容器11のバルブ
のステムおよび操作部25に対して回動自在に取り付け
てもよい。その場合は、容器11、12を設置した後
に、押しボタン76を適切な向きに合わせることができ
る。なお、他方の容器12にも、同様の構成を採用する
こともできる。また、押しボタン76の噴孔41の仰角
を調節できるように構成してもよい。
【0047】前記実施形態ではほぼ同じ大きさの2本の
容器11、12を連結部材13で連結しているが、図8
aに示すように、大きさの異なる容器11、12を連結
部材13で連結してもよい。その場合は安定性を高くす
るため、容器11、12の高さを合わせ、直径を変える
のが好ましい。また、図8bに示すように、細い2本の
容器11、12を連結する場合は、倒れ防止のために、
複数本の脚78あるいは面積の広い台を設けるようにし
てもよい。このような脚78や台を設ける場合は、絨毯
の上に載置する場合も安定する。
【0048】図9に示すエアゾール製品80は、2本の
容器11、12の底部に、平面視が小判形の箱状の底部
連結部材81が嵌合されている。底部連結部材81の側
壁82には、所定の幅で2本の切取線83が上端から底
部まで設けられている。切取線83は左右の側壁82に
それぞれ設けるのが好ましいが、噴孔42、43の向き
によっては片側でもよい。底部連結部材81は合成樹脂
あるいは金属などで構成しうる。
【0049】このものは想像線で示すように、切取線8
3の部分で側壁82を切り離し、その間の部分84を水
平方向に展開すると、底部連結部材81の幅が横方向に
拡がる。そのため、安定して載置することができ、噴孔
42、43の向きが非対称であっても、噴射中に倒れる
おそれが少ない。前記切取線83の間の部分84は請求
項6の支持片である。
【0050】図10に示すエアゾール製品では、底部連
結部材81が2本の容器11、12の底部に着脱自在に
取り付けられている。底部連結部材81の片側の側壁8
2の中央部に、狭い幅の切り欠き86が設けられてい
る。底部連結部材の切断線をU字状に設けておき、使用
者が使用時に切り取って切り欠き86を形成するように
してもよい。切り欠き86の幅は、側壁82の厚さとの
関係で、2本の容器11、12の中間部を切り欠き86
にいくらか強く嵌合させ得る程度とするのが好ましい。
また切り欠き86の端縁の内面側に、容器11、12と
密接する突起86aを設けてもよい。
【0051】このものは2本の容器11、12のうち、
1本の容器11を底部連結部材81の内部に挿入し、他
方の容器12を外部に出すように、2本の容器11、1
2の中間部を切り欠き86に嵌合させて使用する。この
ようにすると、2本の容器11、12の長手方向の中心
線と、底部連結部材81の長手方向の中心線とがT字状
に配置されるので、左右のいずれの横方向にも倒れにく
くなり、噴射時に安定する。
【0052】図11は底部連結部材81の側壁82の端
部近辺に切り欠き86を設けた場合を示している。この
ものは2本の容器11、12と底部連結部材81とをほ
ぼL字状に配置することができ、噴射時に倒れにくくな
る。さらに1本の容器11の底部が底部連結部材81に
しっかりと嵌合するので、底部連結部材と81と容器1
1、12の結合が強くなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す
一部断面正面図である。
【図2】 そのエアゾール製品の斜視図である。
【図3】 図1における連結部材の開いた状態を示す斜
視図である。
【図4】 そのエアゾール製品の使用状態を示す説明図
である。
【図5】 本発明のエアゾール製品の他の実施形態を示
す側面図である。
【図6】 本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形
態を示す斜視図である。
【図7】 本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形
態を示す要部断面図である。
【図8】 図8aおよび図8bはそれぞれ本発明のエア
ゾール製品のさらに他の実施形態を示す斜視図である。
【図9】 本発明のエアゾール製品の他の実施形態を示
す斜視図である。
【図10】 本発明のエアゾール製品のさらに他の実施
形態の使用方法を示す説明図である。
【図11】 本発明のエアゾール製品のさらに他の実施
形態の使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 エアゾール製品 11、12 容器 13 連結部材 14 容器本体 15 マウンティングカップ 16 バルブ 18 胴部 19 底部 20 ドーム 21 ハウジング 22 ステム 24 カバー部 25 操作部 26 ヒンジ 27 底板 28 側壁 29 開口部 30 段部 31 係止孔 33 天板 34 側壁 36 穴 37 下部突起 38 上部突起 39 通路 40 ノズルチップ 41 指押し突起 42、43 噴孔 44 係止ピン H 表示 50 助手席 51 床面 52 空気吸い込み口 53 シート 60 エアゾール製品 61、63 ビード部 62、64 係合突起 70 エアゾール製品 71 支持部 72 天面 73、74 側壁 76 押しボタン 77 係合突起 78 脚 80 エアゾール製品 81 底部連結部材 82 側壁 83 切取線 84 切取線の間の部分 86 切り欠き 86a 突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ種類が異なる複数のエアゾール
    組成物が充填され、かつ、一体に結合された複数個の容
    器と、それぞれの容器に設けたバルブと、それらのバル
    ブの操作によりエアゾール組成物を噴出するための、互
    いに異なる方向に向けられた噴孔とを有する、複数対象
    用のエアゾール製品。
  2. 【請求項2】 前記複数個のバルブを一斉に操作する操
    作部材を備えている請求項1記載のエアゾール製品。
  3. 【請求項3】 前記結合された複数個の容器が床置き式
    の形態を備えている請求項1記載のエアゾール製品。
  4. 【請求項4】 前記バルブを開いた状態に維持する手段
    を備えている請求項1記載のエアゾール製品。
  5. 【請求項5】 並列的に結合された2個の容器と、それ
    らの容器を床面上に斜め方向に配置する支持部を備えて
    いる床置き式のエアゾール製品。
  6. 【請求項6】 2個の容器の底部同士を連結する底部連
    結部材を有し、その底部連結部材の側壁に、横方向への
    転倒を防止する支持片が展開可能に設けられている床置
    き式のエアゾール製品。
  7. 【請求項7】 並列的に連結された2個の容器の底部に
    底部連結部材が着脱自在に設けられ、その底部連結部材
    が、2個の容器の底部に対して横向きにも取り付けるこ
    とができるように構成されている床置き式のエアゾール
    製品。
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