JP2002036911A - 指針計器 - Google Patents

指針計器

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JP2002036911A
JP2002036911A JP2000220908A JP2000220908A JP2002036911A JP 2002036911 A JP2002036911 A JP 2002036911A JP 2000220908 A JP2000220908 A JP 2000220908A JP 2000220908 A JP2000220908 A JP 2000220908A JP 2002036911 A JP2002036911 A JP 2002036911A
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scale
sheet
lcd
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JP2000220908A
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Satoru Tamura
覚 田村
Kohei Kato
香平 加藤
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指針計器(速度計)の製造原価上昇を抑制し
つつ、指針の回転中心側にLCDを配設する。 【解決手段】 指針120の回転中心を挟んで対向する
位置に、LCD製の第1、2表示部131、132を設
けるとともに、第1、2表示部131、132の表面側
は、スモークシート又は偏向シート160に覆う。これ
により、指針120の回転軸121を貫通させるための
穴を設ける必要がないので、速度計(指針計器)の製造
原価上昇を抑制しつつ、指針120の回転中心側にLC
D(第1、2表示部131、132)を配設することが
できる。また、第1、2表示部131、132の輪郭
(矩形状の外形ライン)が見えず、あたかも回転軸12
1周囲にドーナッツ状のLCD(表示部)があるように
見え、視認性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する指針及び
目盛盤を有する指針計器に関するもので、車両用の速度
計や回転計に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】指針の回転中心側に液晶ディスプレイ
(以下、LCDと表記する。)を有する指針計器とし
て、例えば実開昭54−35668号公報に記載の発明
では、LCDを構成する円盤状のガラス板の中央部に穴
を開けてガラス板をドーナッツ状(リング状)とするこ
とにより、指針の回転軸をガラス板の裏面側から表面側
に貫通させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
ガラスの外周部をカットして円盤状や矩形状とする加工
に比べて、ガラスに穴を開ける加工は難しいので、ガラ
ス板をドーナッツ状とすることにより指針の回転中心側
にLCDを配設することは、指針計器の製造原価上昇を
招いてしまう。
【0004】本発明は、上記点に鑑み、指針計器の製造
原価上昇を抑制しつつ、指針の回転中心側にLCD等の
表示手段を配設することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、回転する指
針(120)及び目盛盤(110)を有する指針計器で
あって、目盛盤(110)の目盛部(112)より指針
(120)の回転中心側に設けられ、回転中心を挟んで
対向する位置に配設された情報を表示する第1、2表示
手段(131、132)と、第1、2表示手段(13
1、132)は、所定値以下の透光率を有して減光する
シート(160)に覆われていることを特徴とする。
【0006】これにより、指針の回転軸を貫通させるた
めの穴を設けことなく、指針(120)の回転中心側に
第1、2表示手段(131、132)を配設することが
できるので、指針計器の製造原価上昇を抑制しつつ、指
針(120)の回転中心側にLCD等の表示手段を配設
することができる。
【0007】また、第1、2表示手段(131、13
2)側は、減光作用を有するシート(160)により覆
われているので、視認者から見ると、第1、2表示手段
(131、132)の輪郭が見えず、あたかも回転中心
周りにドーナッツ状の表示手段があるように見える。
【0008】請求項2に記載の発明では、回転する指針
(120)及び目盛盤(110)を有する指針計器であ
って、目盛盤(110)の目盛部(112)より指針
(120)の回転中心側に設けられ、回転中心を挟んで
対向する位置に配設された情報を表示する、液晶ディス
プレイからなる第1、2表示手段(131、132)
と、第1、2表示手段(131、132)は、特定方向
の光のみ通過させる偏向性を有するシート(160)に
覆われていることを特徴とする。
【0009】これにより、指針の回転軸を貫通させるた
めの穴を設けことなく、指針(120)の回転中心側に
第1、2表示手段(131、132)を配設することが
できるので、指針計器の製造原価上昇を抑制しつつ、指
針(120)の回転中心側にLCDを配設することがで
きる。
【0010】また、第1、2表示手段(131、13
2)側は、偏向作用を有するシート(160)により覆
われているので、視認者から見ると、第1、2表示手段
(131、132)の輪郭が見えず、あたかも回転中心
周りにドーナッツ状の表示手段があるように見える。
【0011】なお、シート(160)の外周端部(16
1)は、請求項3に記載の発明のごとく、目盛盤(11
0)にて覆うようにすることが望ましい。
【0012】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0013】
【発明の実施の形態】本実施形態は、本発明に係る指針
計器を車両用の速度計に適用したものであって、図1は
本実施形態に係る速度計100の正面図であり、図2は
図1のA−A断面図である。
【0014】図1中、110は速度目盛り111が印刷
された目盛部112を有する目盛盤であり、120は目
盛部112(速度目盛り111)を指し示す指針であ
る。そして、目盛部112より指針120の回転中心側
であって、指針120の回転中心(指針120の回転軸
121)を挟んで上下方向に対向する位置には、カーナ
ビションシステムからの情報を表示する簡易ナビ表示部
(第1表示手段)131、走行距離を示すオドメータ表
示部(第2表示手段)132からなる表示部(表示手
段)が設けられている。
【0015】なお、以下、簡易ナビ表示部131を第1
表示部131と表記し、オドメータ表示部132を第2
表示部132と表記する。
【0016】ここで、両表示部131、132は、図3
に示すように、矩形(長方形)状のガラス板からなるL
CDであり、これらのLCD(第1、2表示部131、
132)は、図2に示すように、樹脂製のホルダ(固定
用台座部材)133を介して配線基板(以下、基板と略
す。)140に固定されている。
【0017】また、基板140には、図2に示すよう
に、指針120を回転させる回動内機150、第1、2
表示部131、132を裏面側から照らす表示部用光源
(本実施形態では、LED)134、135、及び目盛
盤110(目盛部112)を裏面側から照らす目盛盤用
光源(本実施形態では、LED)113、114が固定
されている。なお、136は第1、2表示部131、1
32に駆動信号(駆動電流を送る導通部品である。
【0018】そして、指針120の回転軸121は、第
1、2表示部131、132の裏面側(紙面右側)から
表面側(紙面左側)に延びて指針120が固定されてい
る。なお、指針120の先端は、図1に示すように、第
1、2表示部131、132の表示領域(破線部分)を
超えて目盛部112に到達している。
【0019】そして、第1、2表示部131、132の
表面側(図2の左側)は、所定値以下の透光率を有する
減光シート(スモークシート)160により覆われてお
り、このスモークシート160の外周端部161は、図
2に示すように、目盛盤110にて覆われている。
【0020】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0021】本実施形態では、指針120の回転中心を
挟んで対向する位置に、第1、2表示部131、132
が設けられているので、上記公報に記載ごとく、指針1
20の回転軸121を貫通させるための穴を設ける必要
がない。
【0022】したがって、速度計(指針計器)の製造原
価上昇を抑制しつつ、指針120の回転中心側にLCD
(第1、2表示部131、132)を配設することがで
きる。
【0023】また、第1、2表示部131、132の表
面側は、スモークシート160により覆われているの
で、視認者(乗員)から見ると、第1、2表示部13
1、132の輪郭(矩形状の外形ライン)が見えず、あ
たかも回転軸121周囲にドーナッツ状のLCD(表示
部)があるように見え、視認性が向上する。
【0024】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、スモークシート(減光シート)160により第1、
2表示部131、132を覆ったが、スモークシート
(減光シート)に代えて、偏向シート(偏光板)にて第
1、2表示部131、132を覆ってもよい。ここで、
偏向シートとは、特定方向の光のみ通過させるもので、
第1、2表示部131、132の輪郭(矩形状の外形ラ
イン)を示す光が視認者(乗員)に到達することを防止
する。
【0025】また、上述の実施形態では、表示手段とし
てLCDを用いたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、CRT(ブラウン管)、LED(発光ダイオー
ド)からなる表示パネル、EL(エレクトロルミネッセ
ンス)、プラズマディスプレイ、VFD(冷電極放電
管)等のその他の表示手段であってもよい。
【0026】また、光源はLEDに限定されるものでは
なく、電球(バルブ)等のその他のものであってもよ
い。
【0027】また、上述の実施形態では、車両用の速度
計を例に本発明を説明したが、本発明の適用はこれに限
定されるものではなく、その他用途にも適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る指針計器(速時計)の
正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る指針計器(速時計)の
分解斜視図である。
【符号の説明】
110…目盛盤、120…指針、131…第1表示部
(第1LCD) 132…第2表示部(第2LCD)、140…配線基
盤、150…回動内機(ムーブメント)、160…スモ
ークシート、偏向シート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する指針(120)及び目盛盤(1
    10)を有する指針計器であって、 前記目盛盤(110)の目盛部(112)より前記指針
    (120)の回転中心側に設けられ、前記回転中心を挟
    んで対向する位置に配設された情報を表示する第1、2
    表示手段(131、132)と、 前記第1、2表示手段(131、132)は、所定値以
    下の透光率を有して減光するシート(160)に覆われ
    ていることを特徴とする指針計器。
  2. 【請求項2】 回転する指針(120)及び目盛盤(1
    10)を有する指針計器であって、 前記目盛盤(110)の目盛部(112)より前記指針
    (120)の回転中心側に設けられ、前記回転中心を挟
    んで対向する位置に配設された情報を表示する、液晶デ
    ィスプレイからなる第1、2表示手段(131、13
    2)と、 前記第1、2表示手段(131、132)は、特定方向
    の光のみ通過させる偏向性を有するシート(160)に
    覆われていることを特徴とする指針計器。
  3. 【請求項3】 前記シート(160)の外周端部(16
    1)は、前記目盛盤(110)にて覆われていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の指針計器。
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