JP2002036566A - マルチノズルインクジェット記録装置及びその記録方法 - Google Patents

マルチノズルインクジェット記録装置及びその記録方法

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JP2002036566A
JP2002036566A JP2000228127A JP2000228127A JP2002036566A JP 2002036566 A JP2002036566 A JP 2002036566A JP 2000228127 A JP2000228127 A JP 2000228127A JP 2000228127 A JP2000228127 A JP 2000228127A JP 2002036566 A JP2002036566 A JP 2002036566A
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Takehiro Yamada
剛裕 山田
Hitoshi Kida
仁司 木田
Kunio Sato
国雄 佐藤
Katsunori Kawasumi
勝則 川澄
Kazuo Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電及び偏向電界を使ったインクジェット記
録装置は、構造が複雑でマルチノズル化が難しかった。 【解決手段】 すべてのノズルに共通の電極を設け帯電
及び偏向電界を同時に生成させる手段と、インク液滴の
吐出間隔および周期的帯電電界のパターンを制御する手
段を持つため、共通電極による偏向吐出で、すべての格
子点上を記録できるので、高信頼のマルチノズルインク
ジェット記録装置が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチノズルイン
クジェット記録装置に係り、特にインク液滴帯電電界及
び偏向電界によって吐出飛翔する液滴の方向を偏向させ
ることによって、高品位な画像を高信頼で記録可能なマ
ルチノズルインクジェット記録装置及びその記録方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特公昭47−7847号公報に
開示されているように、互いに分離した均一なインク液
滴を形成、吐出するインクジェット記録装置において、
ノズルから吐出されたインク液滴を、印字信号に応じて
帯電(または荷電)電界によって帯電させ、一定偏向電
界によって飛翔中の向きを偏向させ、用紙着地位置を制
御したり、または用紙に着地しないように回収するよう
になっていた。また、高速印字のために、上記ノズルを
アレイ状に並べる例も開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット記録装
置の高速化にはノズルのアレイ化が有効であることは言
うまでもないが、近年の高解像度化によって、ノズル間
隔は極めて狭くなってきており、前記従来技術で、その
ような微細なノズルを構成することは困難になってき
た。つまり、ノズルを高密度にアレイ化する場合、前記
電界を発生する電極を、各ノズル毎に独立に設計するこ
とが、構造的に困難になるのである。
【0004】そこで、電極が全ノズル共通にできないか
という要求が生まれる。共通電極、しかも一直線の簡単
な電極で帯電も偏向も共通化ができれば、高密度化が可
能になり、コストが低減するだけでなく、インクジェッ
ト記録装置の信頼性も格段に向上する。
【0005】しかし、上記共通化には以下のような課題
が発生する。
【0006】まず、共通電極の取り付け方向に問題があ
る。前記従来の装置では、インク液滴を偏向させる方向
と、記録用紙の速度方向とは直交している。従って、ノ
ズル列方向を、前記従来の装置のように記録用紙の速度
方向に直交して並べれば、各ノズルの偏向電極を共通化
することができない。インク液滴を偏向する方向と記録
用紙の速度方向とを同じ方向にすると、電極の共通化は
できても偏向によるメリットが無くなる。もちろんノズ
ル列方向を記録用紙の速度方向にしたのでは印字できな
い。
【0007】そこで、どうしてもノズル列方向と記録用
紙の速度方向とは、直角及び平行方向を避けてある程度
傾けて設計しなければならない。このことは、記録用紙
が静止していて、ノズル列が動いて印字する場合も、前
記記録用紙の速度方向をノズル列の移動方向に置き換え
れば同様のことが言える。その際、共通電極の方向は、
勿論ノズル列の方向と並行でなければならない。
【0008】次に、その傾ける角度に制限がある点であ
る。上記のごとく偏向電極の方向及びノズル列の方向を
傾けた場合、ノズル列の各ノズル位置がずれて、記録座
標の格子点を捉えられなくなってしまう。さらに問題
は、各ノズルからの偏向方向も傾くため、偏向されたイ
ンク液滴の着地位置も同じように記録座標の格子点を捉
えなくなる。各ノズルごとの吐出タイミングや偏向量が
独立に変えられれば問題はないが、共通電極にする場
合、各ノズルごとの吐出タイミングや偏向量は全てのノ
ズルで同一となるため、偏向したインク液滴をすべての
ノズルで適切な位置に着地させることは困難であった。
【0009】本発明は、従来の以上のような問題点を解
決するもので、その目的とするところは、互いに分離し
た均一なインク液滴を、帯電電界によって帯電させ、偏
向電界によって飛翔中のインク液滴の向きを偏向させる
マルチノズルのインクジェット記録装置において、帯電
電極も偏向電極も全てのノズルで共通化し、なおかつ、
所定の分解能による記録座標の格子点上に正確に記録す
ることのできるマルチノズルインクジェット記録方法及
びその装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、互いに分離した均一なインク液
滴を形成し飛翔させる手段と、前記インク液滴を帯電電
界によって帯電させる手段と、前記インク液滴を偏向電
界によって飛翔中の向きを偏向させる手段と、すべての
ノズルに共通な一対の電極に電圧を印加することによっ
て、ノズル孔付近でインク液滴吐出毎に周期的に変化す
る帯電電界と、前記電極間で一定の偏向電界とを同時に
生成する手段とを備えるマルチノズルインクジェット記
録装置において、偏向吐出するインク液滴の吐出間隔が
均等で、かつ吐出されたインク液滴が記録する直交座標
系のすべての格子点上に着地するように偏向吐出制御す
る手段を備えることとした。
【0011】前記偏向吐出制御する手段は、マルチノズ
ルのノズル列角度、ノズル孔間隔、及び偏向段数に応じ
て、前記インク液滴を形成し吐出飛翔させる手段におけ
るインク液滴吐出間隔、及び前記インク液滴吐出毎に周
期的に変化する帯電電界を生成する手段における帯電電
界波形を制御する手段である。
【0012】また、上記課題を解決するため、本発明に
おいては、互いに分離した均一なインク液滴を形成し吐
出飛翔させる手段と、前記インク液滴を帯電電界によっ
て帯電させる手段と、前記インク液滴を偏向電界によっ
て飛翔中の向きを偏向させる手段と、すべてのノズルに
共通な一対の電極に電圧を印加することによって、ノズ
ル孔付近でインク液滴吐出毎に周期的に変化する帯電電
界と、前記電極間で一定の偏向電界とを同時に生成する
手段とを備えるマルチノズルインクジェット記録装置に
おいて、偏向吐出するインク液滴の吐出間隔が均等で、
かつ吐出されたインク液滴が記録する直交座標系のすべ
ての格子点上に着地するように、前記各手段を制御する
ようにした。
【0013】ここで、前記マルチノズルの各ノズルが記
録する複数の走査線は分散する走査線である。
【0014】なお、複数の異なるノズルから吐出される
複数のインク液滴が直交座標系の同一の格子点上に多重
に書込まれるよう制御されるか、あるいは偏向吐出する
インク液滴の吐出間隔が均等で、かつ吐出されたインク
液滴が蜂の巣状の非直交座標のすべての格子点上に着地
するように制御される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜15により説明する。まず、図1〜8により本発明に
用いるマルチノズルインクジェット記録装置の構成を説
明する。
【0016】図1に、本発明を適用したインクジェット
記録装置の全体構成を示す。インクジェット記録装置は
大別して信号処理部101とエンジン部102に分けられる。
エンジン部102にはさらに、制御装置105と圧電素子ドラ
イバ106、記録ヘッド107、共通電極電源104、及び用紙
送り装置108がある。
【0017】信号処理部101は、図示しない上位のコン
ピュータ等から出力された2値のビットマップデータ109
を入力する。ビットマップデータ109は、通常、記録ヘ
ッド107の色の数だけ種類があるが、以下本例では1ヘッ
ド分、つまりモノクロでの説明をする。多色(マルチ記
録ヘッド107)の場合は、単純に色数が記録ヘッド107
分、増えるだけである。信号処理部101は、前記ビット
マップデータ109から、記録ヘッド107の各ノズル毎に対
応した吐出データ112を作成する。吐出データ112は、各
ノズルの位置情報や、偏向インク液滴の偏向情報も考慮
され、実際に記録する時間順序に並び変えられている。
信号処理部101は一走査分あるいは一ページ分の吐出デ
ータ112を一時格納する。
【0018】エンジン部102の制御装置105は、用紙送り
装置108及び共通電極電源104を制御する。印刷が開始す
ると用紙送り装置108によって記録用紙の搬送を開始す
ると同時に、共通電極電源104によって共通電極(図示
せず、後述)に電圧を印加し、ノズル毎共通の帯電電界
と偏向電界を作る。その後、用紙の記録位置が記録ヘッ
ド107の位置に来ると、信号処理部101に吐出データ112
の出力要求を出す。吐出データ112は、公知の圧電素子
ドライバ106に入力され、駆動信号113が記録ヘッド107
の各ノズルに印加される。その結果、記録用紙上に記録
画像114が形成される。
【0019】ここで、本例では記録ヘッド107が固定
で、用紙が動いて走査するタイプを述べるが、用紙が固
定で記録ヘッド107が動いて走査するタイプでも相対的
に同じことが言える。また本例では記録ヘッド107のノ
ズルに圧電素子を利用したインクジェット記録装置で説
明するが、熱を利用して気泡を発生し、この気泡の圧力
でインクを吐出する方式等でも同様になりたつ。
【0020】以下、各部分の詳細に付いて説明するが、
まずエンジン102の方から説明する。
【0021】図2に、前記記録ヘッド107の各ノズルの
構造を示す。201はオリフィス(以下ノズル孔と呼ぶ)、2
02は加圧室、203は振動板、204は圧電素子、205は信号
入力端子、206は圧電素子固定基板、207は共通インク供
給路208と加圧室202とを連結し、加圧室202へのインク
流量を制御するリストリクタ、209は振動板203と圧電素
子204とを連結する弾性材料(例えばシリコン接着剤な
ど)、210は、リストリクタ207を形成するリストリクタ
プレート、211は加圧室202を形成する加圧室プレート、
212はオリフィス201を形成するオリフィスプレート、21
3は振動板を補強する支持板である。
【0022】振動板203、リストリクタプレート210、加
圧室プレート211、支持板213は、例えばステンレス材か
ら作られ、オリフィスプレート212はニッケル材から作
られている。また、圧電素子固定基板206は、セラミッ
クス、ポリイミドなどの絶縁物から作られている。
【0023】インクは、上から下に向かって共通インク
供給路208、リストリクタ207、加圧室202、ノズル孔201
の順に流れる。圧電素子204は信号入力端子205に電圧が
印加されているときに伸縮し、されなくなれば変形しな
いように取り付けれらている。
【0024】前記圧電素子ドライバ106からの駆動信号1
13は信号入力端子205につながっており、駆動信号113に
従って、インク液滴がノズル孔201から、理想的にはオ
リフィスプレート212の法線方向外側に、互いに分離し
た均一なインク液滴として吐出される。
【0025】図3(1)に、記録ヘッド107の吐出面301
(オリフィスプレート212の外側)の構造を示す。本例
の記録ヘッド107には前述したノズルが複数作られてお
り、吐出面301には複数のノズル孔201が示される。本記
録ヘッド107は一般的な一直線のマルチノズルタイプ
で、ノズル孔201の間隔は75ノズル/インチ、ノズル孔20
1の数は128個となっており、直線上に並んでいる。この
直線方向をノズル列方向302と呼ぶ。
【0026】以下の説明における解像度は、このノズル
孔201の間隔75ノズル/インチのノズル列を使った場合に
ついて説明するが、ノズル孔201の間隔は、本発明を限
定するものではなく、例えばノズル孔201の間隔150ノズ
ル/インチのノズル列を使えば、以下の説明における解
像度が単純に2倍の解像度になるだけである。また、ノ
ズル孔201の数は128個も同様に本発明を限定するもので
はない。
【0027】図3(2)に、図3(1)に示したノズル列
を複数使って長尺のノズルを形成する一般的な手法を示
す。それぞれのノズル列をy方向に対し角度θだけ傾け
てx方向に並べていく。図では、説明のため、ノズル孔
を大きく少なく表示しているため図示していないが、隣
り合うノズル列のx座標は、通常数ドット分重なるよう
に設置し、取りつけ誤差やノズル特性の相違から発生す
るバンド状の濃度むらの発生を押さえている。このよう
にすれば、いかなる長尺ノズルも構成できるし、それに
対し以下に示す本発明を適用する事ができる。
【0028】図4に、共通電極の構成を示す。図4は、
図3と同じ吐出面301を示すが、吐出面301から紙面上手
前に数100μmの所に板状あるいは線状の共通電極401及
び402が、紙面上ではノズル列方向302を挟んでそれと平
行に2個設置されている。そこには数レベルの電圧Vchg
を周期的に印加できる交流電源403と電圧Vdef / 2を印
加できる2個の直流電源404が、図示するように配線さ
れており、電極401にはVchg + Vdef / 2が、電極402に
はVchg - Vdef / 2が印加されている。なお、吐出面301
であるオリフィスプレート212は、接地されている。
【0029】図5に、インク液滴の偏向原理を示す。図
5は、図4に示す記録ヘッド107をノズル列方向302から
見た断面図である。
【0030】まず、共通電極401と402及びオリフィスプ
レート212によって作られる電界について説明する。ノ
ズル孔201付近の電界E1の向きは、オリフィスプレート2
12が導体で接地していることから、図中矢印で示すよう
にオリフィスプレート212に対する法線方向となる。ま
た、吐出する時にインク液滴501にかかる電圧は、電極4
01及び402からの距離が等しいので、電圧Vchgに比例し
た大きさとなる。そこで、インク液滴501は、ノズル孔2
01を吐出する瞬間に、電圧Vchgとは極性が反対で、それ
に比例した大きさQで帯電することになる。従って電界
E1を帯電電界とよぶ。
【0031】吐出後、インク液滴501は、始め帯電電界E
1で加速されるが、電極401及び402に挟まれた領域に達
すると、図中矢印で示すように電界E2の影響を受ける。
電界E2の向きは、電極401及び402の方向、すなわちノズ
ル列方向302に垂直であり、大きさは電圧Vdefに比例す
る。これにより、インク液滴501は、電界E2の方向に偏
向され、用紙上502の、偏向無し時に比べ距離cだけず
れた位置に着弾する。従って電界E2を偏向電界とよぶ。
【0032】図6に、本偏向原理に基づく偏向結果を示
す。本結果は、以下の条件の時に成立する。オリフィス
プレート212と用紙502との間隔1.6mm、共通電極401、40
2とオリフィスプレート212との間隔0.3mm、共通電極40
1、402y方向厚み0.3mm、共通電極401と402との間隔1m
m、偏向電圧Vdef = 400(V)。この時帯電電圧Vchgを200,
100,0,-100,-200(V)に振った時の用紙502上インク液滴
着地位置の偏向量c、及びインク液滴が吐出してから着
地するまでの飛行中の平均速度Vavを示す。
【0033】本結果で重要な点は、インク液滴501が吐
出してから用紙上502に着弾するまでの飛行時間Tは、実
用的な偏向量cの範囲にいおいて、偏向量cがかわって
も、殆ど変わらないということである。これは偏向量c
が大きい場合は、飛行距離が長くなる反面、帯電量Qが
大きいために帯電電界E1や偏向電界E2による加速も大き
いため、それらが相殺されて、飛行時間Tが偏向量cに
よらなくなるものと考えられる。
【0034】図7に、本記録ヘッド107を使った、エン
ジン部102の具体的構成を示す。始めに座標系を定義す
る。記録用紙502は印刷面が紙面手前になっており、y
軸正方向に移動するものとする。用紙502上には目に見
えないが、前記吐出データ112のx,y方向の分解能(dx,d
y)で決められる、記録上の格子が定義される。ここでは
格子のx方向をx方向走査線701、y方向をy方向走査線7
02とする。記録ヘッド107から吐出されたインク液滴501
は、これら走査線701、702が交差する格子点上に正確に
着弾しなければならない。
【0035】記録ヘッド107は、透視図で書いており、
吐出面301が紙面で向こう側に向いており、ノズル列方
向302がy方向に対して角度θだけ傾いている。但し、本
例では一例としてtanθ = 1/4としてある。記録ヘッド1
07は、用紙502の手前側にあり、吐出面301と用紙502は
平行で距離が1〜2mm離れている。本例は、偏向段数
(帯電電界E1の段数)n=4で、ノズル孔201を、x方
向距離で4格子分(4 dx)離して設計する。従って、y方
向ノズル間距離は4 dx / tanθ=16 dxとなる。
【0036】本例における具体的な数値を示すと、記録
ヘッド107のノズル孔201間隔は75ノズル/インチなの
で、 dx=20.5μm、つまり解像度はx方向y方向共に123
7(ドット/インチ)となる。
【0037】各ノズル孔201からは、4種類の偏向量で
インク液滴501が偏向され(偏向段数n=4)、それぞれ
図に示すように用紙502上の着弾位置703に着弾する。ノ
ズル孔201から各着弾位置703までの方向は、前記したよ
うにノズル列方向302に対し直交している。従って、偏
向量を帯電電界E1によって調節すれば、図のように近隣
する4本のy方向走査線701の上に着弾位置703を載せる
ことが可能である。偏向距離cは、あまり大きくしたく
ないため、図のようにノズル孔201を挟んで左右に2本
ずつ対象に偏向させるものとする。
【0038】前記したように、ノズル孔201はx方向距
離で4格子分(4 dx)離れているが、1つのノズル孔201
から4本のy方向走査線701を記録するため、結果的に
全てのy方向走査線701を記録できることになる。
【0039】図8に、記録中の帯電電界E1、吐出データ
112及びインク液滴着弾位置703との関係を示す。横軸は
時刻を表す。また、t0,t1,t2,...は、用紙502がy軸方
向に1格子分(dy)進のにようする時間であり、これをド
ット周期とよぶ。本例では偏向段数n=4なので、更にこ
れらドット周期を1/n(=1/4)にした偏向ドット周期t
00,t01,t02,t03,t10,t11,t12,t13,t20,t21, ...を定義
する。偏向電界E1は、前記したように共通電極401、402
にかかる交流電圧Vchgを変化させることによって制御で
きる。その結果、図示するような階段状のノコギリ波形
を作る。
【0040】図8において、時間t00における偏向電界E
1の時に、吐出データ112は、格子上の(x3,y0)のデータ
がノズル孔201の圧電素子に加えられる。そのときのノ
ズル孔201とインク液滴着弾位置703を下図に示す。時間
t00の時は、ノズル列方向302と直交方向右側に偏向し、
y方向走査線x3上に着弾すると、ちょうどその着弾位置
703は格子点(x3,y0)になっている。次に、時間t01で
は、帯電電界E1が図のように変化し、吐出データ112が
(x2,y0)になると、用紙502もy方向に1/4格子分(dy/4)進
むので、着弾位置703は下図左から2つ目のように着弾
位置703がちょうど格子点(x2,y0)になる。同様に時間t0
2,t03の場合も、用紙502がy方向に1/4格子分(dy/4)ずつ
進むので、着弾位置703は、うまく格子点上に落ちる。
さらに時間t10以降も、前記t00〜t03の過程を繰り返す
ことにより結果的に全ての格子点を記録することが可能
となる。
【0041】ここで、上記説明ではノズル孔201からイ
ンク液滴着弾位置703まで、インク液滴501が飛行する時
間(換言すれば用紙移動速度)を無視したが、前記した
ようにその飛行時間は、偏向量cによらず一定となるた
め、上記吐出タイミングを考慮する際に、飛行時間(用
紙の移動)を考慮する必要がない。実際には飛行時間分
だけ用紙502がy方向に進むので、全ての着弾位置703
は、一定距離y軸負方向にずれることを考慮しておけば
よい。また、帯電電界E1のタイミングも、実際には吐出
時に、インク液滴501が生成される瞬間、つまりインク
が切れる瞬間の時刻を狙って設定されるべきであり、実
際は吐出データ112(圧電素子の駆動)から一定時間遅
延させることが必要である。これは実験により簡単に求
めることができる。
【0042】図7に示した、ノズル列方向302のy方向に
対する傾き角度θは、小さいほど前記偏向量cが小さく
なるため、精度が上がるし電極電圧が下げられて都合が
よい。しかしθ= 0ではノズル孔201がy方向にそろって
しまい、印刷幅がとれなくなるし、またθがあまり小さ
くても記録ヘッド107の設計や配置に無理が出るので、
適度に傾けることが望ましい。しかしながら、共通電極
を使った本ヘッドを用いて、図7のようにうまく格子点
上に記録することは容易なことではない。
【0043】以下、上記の条件を整理すると共に、それ
らの条件を満たす設計法について説明する。
【0044】まず、上述した説明にも出てきているが、
必要な用語を定義する。 (1) x方向分解能dx (dx>0) (2) y方向分解能dy (dy>0) (3) 格子扁平率r= dy/dx (r>0) ここで、通常r =1であるが、記録ヘッド107を複数並べ
て使うことも考慮し、r=1以外の場合も検討する。 (4) ノズル列方向302の傾きθ:y軸方向から反時計
回り。上下左右の対称性から(0<θ<π/2)を考慮すれば
十分である。 (5) 偏向段数n(n>=2) (6) ノズル孔のx方向間隔;kx dx(kx=1,2, ... =<
n) 通常kx=nであるが、ひとつの格子点を複数のノズルで記
録する多重書き込みの場合も考慮し、 kx<nの場合も検
討する。
【0045】図9に、幾何学的条件を書き入れた説明図
を示す。
【0046】時刻T0において、あるノズル孔201の位置
が原点Oにあり、仮にここでインク液滴501を偏向無しで
吐出し、原点Oが着弾位置703であると仮定する。前記し
たように、飛行時間は考慮していないので瞬時に原点O
に着弾する。次に時刻T1において、ノズル孔201は点N1
に移動して次のインク液滴501を吐出するとする。本説
明では用紙502が止まっており、ノズル孔201がy軸正方
向に動くとするが、逆にノズル孔201が止まって、用紙5
02が動く場合も相対的に考えれば全く同様である。仮に
点P1が吐出点N1に対する着弾位置703であるとする。
【0047】前記したように、飛行時間は考慮していな
いので瞬時に点P1に着弾する。偏向段数がn段の場合、
ノズル孔201がy方向に1格子分(dy)、つまり1ドット分
移動する間にn発吐出しなければならない。また、それ
がy方向の1格子分(dy)毎に繰り返される。従って、以
後、ノズル孔201からの吐出位置は点N2, N3, ...Nn-1と
移動し、着弾位置は点P2, P3, ... Pn-1まで続くが、次
の点Nn以降の吐出位置に対する着弾位置の相対的関係
は、前記点OからPn-1までの場合を繰り返す。
【0048】本発明を実施するに当たり、以下の条件を
満たす必要がある。
【0049】(条件1)偏向吐出する液滴の吐出間隔が
等間隔である。ノズル孔201はy軸正方向に等速度で動
くため、吐出間隔とは時間で考えても位置で考えても同
じである。ここでは位置で考える。
【0050】偏向段数がn段の場合、ノズル孔201がy
方向に1格子分(dy)、つまり1ドット分移動する間にn
発吐出しなければならない。通常ノズルが安定に吐出で
きる速度には限界があり、それ以上では飛行速度がばら
ついたりして実用的でない。そこで、もし吐出時刻が等
間隔であれば、ノズルの最大吐出速度が使えるため、高
速、高解像度の記録が可能になる。従って、吐出位置は
以下のように表される。
【0051】N1(0,(1/n)・dy),N2(0,(2/n)・dy),N3(0,(3/
n)・dy), ...
【0052】(条件2)偏向吐出する方向は、ノズル列
方向に直交する。共通電極は構造上、ノズル列の方向に
作らなければならない。そこでインク液滴偏向方向はノ
ズル列方向と直交する。前記したように飛行時間は無視
できる。
【0053】図9に示すように、方向N1-P1は、ノズル
列方向302と直交するから、P1を一般にP1(x1・dx, y1・d
y)、但し、「x1, y1はここでは実数」とおくと、下記
(数1)の通りとなる。
【0054】
【数1】
【0055】(条件3)偏向吐出するインク液滴501の
着弾位置703(P1,P2,P3, ..)が全て格子点上である。こ
れは、標本化されたデジタルデータを扱うプリンタでは
当然である。この条件は点P1(x1,y1)が原点以外、かつy
軸上以外の格子点上であれば良い。また、実際には偏向
量を大きく取れないため原点から遠くに離すことができ
ない。また上下左右の対称性から考えて、第一象限(x
軸上を含む)の格子点だけ考えれば十分である。
【0056】図10には、後で具体的な設計法を説明す
るのに必要な点P1の位置として、7例を具体的に図示し
た。しかし勿論、原点とy軸上以外の他の格子点上でも
よい。なお、点P1が格子点上に乗れば、以降点P2,P3,
... Pn-1も格子点上に乗るのは明らかである。
【0057】(条件4)全てのノズル孔201において、
偏向タイミングが同一である。本発明では共通電極を使
うため、構造上の全てのノズル孔201における帯電電界
も偏向電界も同じにならざるを得ない。しかし、全ノズ
ル共通の共通電極により、極めて高信頼な記録ヘッドが
実現できる。隣接するノズル間の偏向方向を揃えるため
には、偏向方向の一周期が、ノズル位置の移動量dyに相
当するため、「ノズル孔のy方向間隔;ky・dy」のkyが整
数であればよい。
【0058】
【数2】
【0059】上記(数1)と(数2)から格子扁平率r
が以下のように求まる。
【数3】
【0060】また、この時のx方向解像度をノズル孔間
隔Dによって表すと、下記(数4)の通りとなる。
【数4】
【0061】以下、表1〜8に、図10の7例を用いて
具体的に設計した例を表にして示す。
【0062】表1は点P1が(1・dx,0・dy)の時、表2
は点P1が(1・dx,1・dy)の時、表3は点P1が(1・dx,2
・dy)の時、表4は点P1が(2・dx,1・dy)の時、表5
は点P1が(2・dx,3・dy)の時、表6は点P1が(3・dx,1
・dy)の時、表7は点P1が(3・dx,2・dy)の時であ
り、それぞれ偏向段数n(n =2〜6)、及びノズル孔間隔
kx,kyを振った場合に、上記条件を全て満足する格子扁
平率r(数3)、及びノズル列の傾きtanθ(数2)、及
びノズル孔間隔が75dpi(D =339μm)のアレイノズルで
設計した場合のx方向解像度1/dx(dpi)を示す。y方向
解像度は1/(r・dx)(dpi)となる。
【0063】表1:点P1が( 1・dx , 0・dy)の時の具体
的に設計した例
【表1】
【0064】表2:点P1が( 1・dx , 1・dy)の時の具体
的に設計した例
【表2】
【0065】表3:点P1が( 1・dx , 2・dy)の時の具体
的に設計した例
【表3】
【0066】表4:点P1が( 2・dx , 1・dy)の時の具体
的に設計した例
【表4】
【0067】表5:点P1が( 2・dx , 3・dy)の時の具体
的に設計した例
【表5】
【0068】表6:点P1が( 3・dx , 1・dy)の時の具体
的に設計した例
【表6】
【0069】表7:点P1が( 3・dx , 2・dy)の時の具体
的に設計した例
【表7】
【0070】表8:点P1が( 1 ・dx, 1/2 ・dy)の時の具
体的に設計した例
【表8】
【0071】図12に、具体的に設計した実施例の動作
説明図を示す。図12は、前記図10に示した着地位置
が点P1(1・dx,0・dy)の場合であり、この場合、(数
3)はr=((kx/ky)・n)0.5となる。
【0072】図12に、表1を参照して格子扁平率r=1,
多重書き込みなし n=kxの条件を満たす場合を探し、そ
の例としてn =2〜4のものの動作図を示す。動作図に
は、ノズル列の傾き、ノズル孔位置、吐出タイミング、
吐出方向、インク着弾位置が示される。この条件に合う
場合は、偏向段数nに応じて以下のように一通りずつし
か実施することができない。図12(1)はn=2、図1
2(2)はn=3、図12(3)はn=4の場合である。
【0073】図12(1)について、詳細に説明する。
【0074】図において、太線の丸はノズル孔201を示
す。図中には隣接する2つのノズル孔が書かれている。
それらの中心を通る太線の直線はノズル列方向302であ
る。ノズル孔201は紙面下に向いている。ノズル列から
と出されたインク液滴は、紙面で向こう側にある記録用
紙302に表面(こちら向き)に着弾する。細線の丸は、
インク液滴着弾位置703を表す。記録用紙上には、実際
には書かれていない格子点を示す。ノズル列201は、こ
こでは紙面上側にノズル列の傾きθを変えずに平行に移
動するものとする。従って、ノズル孔201の中心は図中
の点線上を下から上に移動する。なお、ノズル孔201も
インク着弾位置703も、中心位置は正確であるが大きさ
は発明と関係ないため、実際のものと異なっている。
【0075】いま、図中右上のノズル孔201に注目す
る。ノズル孔201は、図中の吐出点N0に来た時に、図中
に細線で書いたように左側に偏向吐出し、吐出されたイ
ンク液滴は格子上の点Oに着弾する。次にノズル孔201が
吐出周期の1/2、すなわち点N0から上にdy/2移動した
点N1に来た時に、図中に細線で書いたように右側に偏向
吐出し、吐出されたインク液滴は格子上の点P1に着弾す
る。更にノズル孔201が吐出周期の1/2、すなわち点N1
から上にdy/2移動すると吐出周期dyになるため、点N0の
場合に戻り、以降これが繰り返される。点Oを原点とす
ると、点P1の位置は、点P1( 1・dx, 0・dy )になってい
る。
【0076】図中左下のノズル孔においても、記録する
ドットデータが4ドット分y方向に下側のものになるが、
前記右上のノズル孔と同様の動作が同時に行われる。以
上の説明は、以後の本例の装置の動作図においても同様
に成り立つため、次から説明を省略する。
【0077】本例では、75dpiのノズル孔ピッチのアレ
イノズルを使うため、x方向及びy方向の解像度は、そ
れぞれの場合で(1)335dpi(tanθ=1/2),(2)712dpi
(tanθ=1/3),(3)1237dpi(tanθ=1/4)となる。
【0078】本実施形態においては、格子扁平率r=1で
あり、格子が正方形になる利点、及び多重書き込みなし
により、ノズルを有効に使えるメリットがある。但し、
本発明の条件を満たし、さらに格子扁平率r=1で、かつ
多重書き込みなしの条件を満たすとなると、条件が厳し
すぎて、偏向段数nに対するノズル列の設計が一通りに
限られてしまう。さらに、例えば17インチ幅印刷するの
に必要なノズル数を考えてみると、それぞれ、n=2の時2
848ノズル、n=3の時4035ノズル、n=4の時5257ノズルと
なる(走査線数を偏向段数nで割る)。従って、必要なノ
ズル数の低減を狙って偏向段数nを増やしても、解像度
が上がるばかりでノズル数削減にはならないという欠点
がある。
【0079】以下に、格子扁平率r=1の条件を緩めた場
合の他の例を示す。この条件を緩めると、いろいろなノ
ズル列の設計が可能になる。
【0080】図13に、着地位置は図12と同じく点P1
(1・dx,0・dy)の場合で、かつ多重書き込みなしn=kx、
の条件を満たす場合の動作説明図を示す。格子扁平率r=
1の条件は抜いたかわりに、ノズル列の傾きをtanθ=1と
いうように比較的大きな角度とした。この条件に合う場
合は、先に示した表2から探せば良い。その例として、
n=2〜5までを示す。
【0081】図13(1)はn=2,r=2、(2)はn=3,r=3、
(3)はn=4,r=4、(4)はn=5,r=5の場合を示す。x方向
の解像度はそれぞれ、212dpi,318dpi,424dpi,530dpiと
なるが、y方向の解像度はすべて106dpiである。
【0082】一般に、図3に示したノズル列をx方向に
複数並べて長尺のノズル列を形成する場合、ノズル列自
身あるいは共通電極401,402の取りつけ精度が悪くイン
ク液滴着地位置がx方向に位置ずれする場合が多い。本
例によれば、そのようにインク液滴着地位置がx方向に
微妙にずれた場合の補正に有効となる。
【0083】また、このようなxy方向の解像度のアン
バランスを調整するための、別な例も考えられる。そこ
で以下、図10に示した点P1の位置を、y方向に移動さ
せた別な設計例を用いて詳細を説明する。
【0084】図14に、前記図10に示した着地位置が
点P1(1・dx,1・dy)の場合の動作説明図を示す。この場
合、先述した(数3)はr=((kx/ky)・(n/(n-
1)))0 .5となる。前記同様、格子扁平率r=1の条件を
緩め、その代わり多重書き込みなしn=kxで、かつノズル
列の傾きがtanθ=1の場合を示す。更に、表2を参照し
て、条件を満たす例のうち、n = 2〜5のものを示す。
【0085】図14(1)はn=2,r=2、(2)はn=3,r=3/
2、(3)はn=4,r=4/3、(4)はn=5,r=5/4の場合を示
す。前記同じくx方向の解像度はそれぞれ、212dpi,318d
pi,424dp, 530dpiとなるが、y方向の解像度は106dpi,21
2dpi,318dpi,424dpiとなる。図14(1)は図13(1)
と同じであるが、図14(2)〜(4)においては、格子
扁平率rが改善されて(1に近くなって)いる。これによ
りx方向及びy方向にアンバランスになることを少なくで
きるという効果がある。
【0086】図15に、前記図10に示した着地位置が
点P1(1・dx,2・dy)の場合の動作説明図を示す。この場
合、(数3)はr =((kx / ky)・(n/(2n-1)))
0.5となる。前記同様、格子扁平率r=1の条件を緩め、そ
の代わり多重書き込みなしn=kxで、かつノズル列の傾き
がtanθ=1の場合を示す。更に、先に示した表3を参照
して、条件を満たす例のうち、n = 2〜5のものを示す。
【0087】図15(1)はn=2,r=2/3、(2)はn=3,r=3
/5、(3)はn=4,r=4/7、(4)はn=5,r=5/9の場合を示
す。上記例と同じくx方向の解像度はそれぞれ、212dpi,
318dpi,424dp,530dpiとなるが、y方向の解像度は318dp
i,530dpi,742dpi, 954dpiとなり、前例とは逆にy方向の
解像度の方が高くなる。
【0088】以上のように格子扁平率r=1の条件を緩
め、着地点P1の位置をy方向に移動させると、x方向y方
向の解像度のバランスを補正すると同時に、限定されて
はいるがy方向の解像度の選択もある程度できるように
なる効果がある。
【0089】以下、その他の例について図16〜26を
用いて説明する。本例では、前記図10に示した着地位
置点P1がx方向に移動された場合について説明する。
【0090】図16に、前記図10に示した、着地位置
が点P1(2・dx,1・dy)の場合の動作説明図をしめす。こ
の場合、(数3)はr=((kx/ky)・(2n/(n-1)))
0.5となる。前記同様、格子扁平率r=1の条件を緩め、そ
の代わり多重書き込みなしn=kxで、かつノズル列の傾き
がtanθ=1の場合を示す。更に、先に示した表4を参照
して、条件を満たす例n=3, r=3を示す。x方向の解像度
は318dpi、y方向の解像度は106dpiであり、解像度は図
13(2)の場合と同じであるが、各ノズルが記録するy
方向走査線の位置が異なっている。図13(2)では、
各ノズルはノズルに最も近い3本の走査線を記録してい
る。これに対し、図16では、各ノズルは1本おきに離
れた走査線を記録している。記録しなかった走査線は、
それぞれ隣接するノズルで記録するようになっている。
つまり各ノズルが記録する複数の走査線が分散するよう
に記録して行く。これをここでは偏向分散記録と呼ぶ。
【0091】本例に拠れば、ノズルの特性がノズルごと
にばらついた場合、図13(2)では連続する3本のy方
向走査線の記録状態が変わるため、目に付くような筋む
らが表れるのに対し、本例(偏向分散記録)では、ひと
つのノズルで記録する走査線が集中しないため、筋むら
が平均化されて全体として目立たなくなり、画質が向上
する効果がある。
【0092】図17に、前記図10に示した着地位置が
点P1(2・dx,3・dy)の場合の動作説明図を示す。この場
合、(数3)はr =((kx/ky)・(2n/(3n-1)))
0.5となる。前記同様、格子扁平率r=1の条件を緩め、そ
の代わり多重書き込みなしn=kxで、かつノズル列の傾き
がtanθ=1の場合を示す。先に示した表5を参照して、
条件を満たす例n=3, r=3/4を示す。x方向の解像度は318
dpi、y方向の解像度は424dpiであり、解像度は図16の
場合よりy方向の解像度が高解像度化している。すなわ
ち、前例で着地位置点P1を、y方向に移動させるとy方向
解像度が変えられたが、本例でも同様の効果が得られる
ことが分かる。
【0093】図18に、前記図10に示した着地位置が
点P1(3・dx,1・dy)の場合の動作説明図を示す。この場
合、(数3)はr=((kx/ky)・(3n/(n-1)))0.5
となる。前記同様、格子扁平率r=1の条件を緩め、その
代わり多重書き込みなしn=kxで、かつノズル列の傾きが
tanθ=1の場合を示す。表6を参照して、条件を満たす
例n=4, r=4を示す。x方向の解像度は424dpi、y方向の解
像度は106dpiである。これは、n=4の場合に偏向分散記
録した場合である。
【0094】図19に、前記図10に示した、着地位置
が点P1(3・dx,2・dy)の場合の動作説明図を示す。この
場合、(数3)はr=((kx/ky)・(3n/(2n-1)))
0.5となる。前記同様、格子扁平率r=1の条件を緩め、そ
の代わり多重書き込みなしn=kxで、かつノズル列の傾き
がtanθ=1の場合を示す。表7を参照して、条件を満た
す例(1)n=2,r=2、(2)n=5,r=5/3を示す。x方向の解
像度は212dpi,530dpi、y方向の解像度は106dpi,318dpi
である。これは、n=2,5の場合に、偏向分散記録した場
合である。
【0095】以上のように、本例に拠れば、偏向段数n
が種々の場合において偏向分散記録できる。従って、ノ
ズルの特性がノズルごとにばらついた場合でも、ひとつ
のノズルで記録する走査線が集中しないため、筋むらが
平均化されて全体として目立たなくなり、画質が向上す
る効果がある。
【0096】以下、更に別の例について図20を用いて
説明する。
【0097】図20に、図10に示した着地位置が点P1
(1・dx,0・dy)の場合の動作説明図を示す。格子扁平率r
=1は満たすものの、多重書き込みの条件を緩めたn>=kx
ものを示す。比較のためすべて偏向段数n=4で、ノズル
列の傾きもtanθ=1/4の場合である。図20(1)はkx=
4、(2)はkx=3、(3)はkx=2、(4)はkx =1の場合で
ある。
【0098】ここで、(1)はこれまで考えてきた多重
書き込みなしn=kxの例である。(2)以降はn>kxとな
り、多重書き込みをする例である。(2)はkx=3の例
で、ハッチングを入れた格子点位置に2つの異なるノズ
ルからそれぞれ1つずつ計2つのインク液滴が時刻を異
にして打ちこまれる。これを1部2重書込と呼ぶ。(3)
はkx=2の例で、すべての格子点位置に2つの異なるノズ
ルからそれぞれ1つずつ計2つのインク液滴が時刻を異
にして打ちこまれる。これを全2重書込と呼ぶ。(4)は
kx=1の例で、すべての格子点位置に4つの異なるノズル
からそれぞれ1つずつ計4つのインク液滴が時刻を異に
して打ちこまれる。これを全4重書込と呼ぶ。
【0099】本例により多重に書きこまれたドットは、
ノズル特性のばらつきが平均化されるため、筋むら等の
発生が押さえられ、高画質な画像が得られる。また、高
信頼性を確保するために、1回書込と多重書込みで濃度
が変わらないような飽和する特性のインクを使用すれ
ば、印刷中にノズルが多少壊れても、多重書込みしてい
れば、画質を劣化させない利点がある。これは多重書込
みの書込み数が増えるほど飛躍的に信頼性が向上する。
但し、当然解像度が犠牲となる。表1に示すように、解
像度は、(1)671dpi,(2)503dpi,(3)335dpi,(4)1
68dpiとなり、多重書き込みのない(1)の場合に比べ、
それぞれ解像度が減少している。解像度を変換する技術
は公知のものが実用化されているので、必要性によって
ユーザが選択することになる。
【0100】次に、更に別な例を表9、図11、図21
を使って説明する。
【0101】上述した例は、格子点が直交座標系に乗っ
ている場合について検討した。ここでは非直交座標系と
して、蜂の巣状に変形している場合を考える。
【0102】図11に、前記したような条件1〜4を考
慮した着地位置P1を示す。その結果、点P1を、点P1( 1・
dx, 1/2・dy )とおけば良いことが分かる。
【0103】表9に、具体的に設計した例を表にして示
す。それぞれ偏向段数n(n=2〜6)、及びノズル孔間隔k
x,kyを振った場合に、上記条件を満足する格子扁平率r
(数3で求める)、及びノズル列の傾きtanθ(数2で
求める)、及びノズル孔間隔が75dpi(D=339μm)のア
レイノズルで設計した場合のx方向解像度1/dx(dpi)を
示す。y方向解像度は1/(r・dx)(dpi)となる。但し本
例の場合、横dx、縦dyの格子の中心にさらにドットを記
録する蜂の巣構造となっているため、実質的な解像度は
前記以上と考えられる。
【0104】図21に、着地位置が点P1(1・dx,1/2・d
y)の場合の動作説明図を示す。この場合、(数3)はr
=((kx/ky)・(2n/(n-2)))0.5となる。格子扁平
率r=1の条件を緩め、n=4の場合について示す。図21
(1)、(2)はtanθ=1の場合、図21(3)、(4)はt
anθ=1/2の場合である。また、図21(1)、(3)は多
重書き込みなしn = kxの場合、図21(2)、(4)は全
2重書込の場合である。解像度は表現が特殊となるが、
図21(1)、(2)はx方向212dpi、y方向106dpiの格子
点上及び、それら格子点の中央に記録ドットが形成され
る。図21(3)、(4)はx方向335dpi、y方向335dpiの格
子点上及び、それら格子点の中央に記録ドットが形成さ
れる。
【0105】本例により、蜂の巣状にドットを記録する
と、通常インク液滴による記録ドットは円形になるた
め、ベタ記録部において直交格子に比べてドット間の重
なり及び隙間を小さくできる。近隣するドットが正三角
形を形成する時に、もっとも小さくできる。これによ
り、ベタ記録部においてインクを均一に用紙上に付着さ
せることができ、インク消費量を低減させると共に、に
じみや流れによる画質劣化、裏映り等種種の効果が発揮
される。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、インク液滴の帯電及び
偏向電界を生成する電極をすべてのノズル孔で共通にで
きるため、高信頼のマルチノズルヘッドを構成できる。
また、偏向吐出するインク液滴の吐出時間間隔が等間隔
であるため、ノズルの最大速度で記録できる効果があ
る。また、ひとつの着地位置に複数のノズルからの複数
のインク液滴で書きこむ、多重書込みが可能であるた
め、必要に応じて信頼度を上げることができる。また、
蜂の巣状の書込みが可能であるため、円形ドットの重な
り及び隙間を少なくし、インク消費量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の全
体構成を示すブロック図
【図2】記録ヘッド107の各ノズルの構造の一例を示す
断面図
【図3】記録ヘッド107の吐出面301(オリフィスプレー
ト212の外側)の構造を示す平面図
【図4】吐出面301と共通電極の配置及び構成を示す概
略説明図
【図5】インク液滴の偏向原理を示す説明図
【図6】本偏向原理に基づく偏向結果を示す表
【図7】本記録ヘッド107を使ったエンジン部102の具体
的構成を示す概念図
【図8】記録中の帯電電界E1、吐出データ112及びイン
ク液滴着弾位置703との関を示す説明図
【図9】幾何学的条件を書き入れた説明図
【図10】点P1の具体的な位置を示す説明図
【図11】本発明の他の例における着地位置点P1の位置
を示す説明図
【図12】具体的にノズル設計されたヘッドの動作説明
【図13】着地位置が点P1(1・dx,0・dy)の場合の動作
説明図
【図14】着地位置が点P1(1・dx,1・dy)の場合の動作
説明図
【図15】着地位置が点P1(1・dx,2・dy)の場合の動作
説明図
【図16】着地位置が点P1(2・dx,1・dy)の場合の動作
説明図
【図17】着地位置が点P1(2・dx,3・dy)の場合の動作
説明図
【図18】着地位置が点P1(3・dx,1・dy)の場合の動作
説明図
【図19】着地位置が点P1(3・dx,2・dy)の場合の動作
説明図
【図20】着地位置が点P1(1・dx,0・dy)の場合の動作
説明図
【図21】着地位置が点P1(1・dx,1/2・dy)の場合の動
作説明図
【符号の説明】
101…信号処理部、102…エンジン部、104…共通電極電
源、105…制御装置、106…圧電素子ドライバ、107…記
録ヘッド、108…用紙送り装置、109…2値のビットマッ
プデータ、112…吐出データ、113…駆動信号、201…ノ
ズル孔、202…加圧室、203…振動板、204…圧電素子、2
05…信号入力端子、206…圧電素子固定基板、207…リス
トリクタ、209…弾性材料、210…リストリクタプレー
ト、211…加圧室プレート、212…オリフィスプレート、
213…支持板、301…記録ヘッド107の吐出面、302…ノズ
ル列方向、401…共通電極、402…共通電極、403…交流
電源、404…直流電源、501…インク液滴、502…用紙
上、701…x方向走査線、702…y方向走査線、703…着弾
位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 国雄 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 川澄 勝則 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 清水 一夫 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF01 AF34 AG14 AG44 AG46 BA04 BA13 BA14 DB05 DC10 DC15 DE03 EA01 EC03 EC04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに分離した均一なインク液滴を形成し
    飛翔させる手段と、前記インク液滴を帯電電界によって
    帯電させる手段と、前記インク液滴を偏向電界によって
    飛翔中の向きを偏向させる手段と、すべてのノズルに共
    通な一対の電極に電圧を印加することによって、ノズル
    孔付近でインク液滴吐出毎に周期的に変化する帯電電界
    と、前記電極間で一定の偏向電界とを同時に生成する手
    段とを備えるマルチノズルインクジェット記録装置にお
    いて、 偏向吐出するインク液滴の吐出間隔が均等で、かつ吐出
    されたインク液滴が記録する直交座標系のすべての格子
    点上に着地するように偏向吐出制御する手段を備えるこ
    とを特徴とするマルチノズルインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチノズルインクジェッ
    ト記録装置において、 前記偏向吐出制御する手段は、マルチノズルのノズル列
    角度、ノズル孔間隔、及び偏向段数に応じて、前記イン
    ク液滴を形成し吐出飛翔させる手段におけるインク液滴
    吐出間隔、及び前記インク液滴吐出毎に周期的に変化す
    る帯電電界を生成する手段における帯電電界波形を制御
    する手段であることを特徴とするマルチノズルインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】互いに分離した均一なインク液滴を形成し
    吐出飛翔させる手段と、前記インク液滴を帯電電界によ
    って帯電させる手段と、前記インク液滴を偏向電界によ
    って飛翔中の向きを偏向させる手段と、すべてのノズル
    に共通な一対の電極に電圧を印加することによって、ノ
    ズル孔付近でインク液滴吐出毎に周期的に変化する帯電
    電界と、前記電極間で一定の偏向電界とを同時に生成す
    る手段とを備えるマルチノズルインクジェット記録装置
    において、 偏向吐出するインク液滴の吐出間隔が均等で、かつ吐出
    されたインク液滴が記録する直交座標系のすべての格子
    点上に着地するように、前記各手段を制御することを特
    徴とするマルチノズルインクジェット記録装置の記録方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3記載のマルチノズルインクジェッ
    ト記録の記録方法において、 マルチノズルの各ノズルが記録する複数の走査線は分散
    する走査線であることを特徴とするマルチノズルインク
    ジェット記録方法。
  5. 【請求項5】請求項3記載のマルチノズルインクジェッ
    ト記録の記録方法において、 複数の異なるノズルから吐出される複数のインク液滴が
    直交座標系の同一の格子点上に多重に書込まれることを
    特徴とするマルチノズルインクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】請求項3記載のマルチノズルインクジェッ
    ト記録の記録方法において、 偏向吐出するインク液滴の吐出間隔が均等で、かつ吐出
    されたインク液滴が蜂の巣状の非直交座標のすべての格
    子点上に着地するように制御することを特徴とするマル
    チノズルインクジェット記録装置の記録方法。
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