JP2002036225A - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法

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JP2002036225A
JP2002036225A JP2000231089A JP2000231089A JP2002036225A JP 2002036225 A JP2002036225 A JP 2002036225A JP 2000231089 A JP2000231089 A JP 2000231089A JP 2000231089 A JP2000231089 A JP 2000231089A JP 2002036225 A JP2002036225 A JP 2002036225A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚のセラミックグリーンシートを積層し
て積層体を得るため、セラミックグリーンシートを積層
し、次いで、セラミックグリーンシートに含まれるバイ
ンダを軟化させるように加熱しながら、前に積層された
セラミックグリーンシートに対して、後に積層されたセ
ラミックグリーンシートを圧着させる、各工程を備え
る、積層セラミック電子部品の製造方法において、圧着
工程を終えた直後に、積層体を以後の工程に持ち込む
と、積層体が不所望に伸びたり変形したりすることがあ
る。 【解決手段】 積層工程および圧着工程を、ともに、ア
ンダーシート45上で実施し、得られた積層体53にア
ンダーシート45を付けたまま、積層体53を冷却し、
その後、アンダーシート45を積層体53から分離す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、積層セラミック
電子部品の製造方法に関するもので、特に、複数枚のセ
ラミックグリーンシートを積層して積層体を得るため、
セラミックグリーンシートを積層し、次いで、セラミッ
クグリーンシートに含まれるバインダを軟化させるよう
に加熱しながら、前に積層されたセラミックグリーンシ
ートに対して、後に積層されたセラミックグリーンシー
トを圧着させる、各工程を備える、積層セラミック電子
部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多層セラミック基板、積層セラミックコ
ンデンサまたは積層セラミックインダクタのような積層
セラミック電子部品を製造するにあたり、複数枚のセラ
ミックグリーンシートを積層する工程が実施される。
【0003】また、このような積層工程において、セラ
ミックグリーンシートの位置ずれが生じないようにする
ため、1枚のセラミックグリーンシートを積層する毎
に、このセラミックグリーンシートを、前に積層された
セラミックグリーンシートに対して圧着させるように加
圧する圧着工程が実施されることもある。
【0004】上述した圧着工程では、セラミックグリー
ンシートに含まれるバインダを軟化させるため、たとえ
ば60〜90℃の温度での加熱が適用される。
【0005】このような積層工程と圧着工程との繰り返
しは、たとえば特開平9−104016号公報に記載さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た圧着工程を終えた直後の複数枚のセラミックグリーン
シートからなる積層体は、圧着時の加熱のため、そこに
含まれているバインダが軟化されたままであり、極めて
軟弱な状態である。そのため、この状態のまま、積層体
を、たとえば切断工程等の以後の工程に持ち込むと、積
層体において不所望な伸びや変形が生じ、たとえば切断
工程後の積層体において、寸法のばらつきや形状不良が
生じることがある。
【0007】そこで、この発明の目的は、上述したよう
な問題を解決し得る、積層セラミック電子部品の製造方
法を提供しようとすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数枚のセ
ラミックグリーンシートを積層した積層体を得るため、
セラミックグリーンシートを積層する、積層工程と、次
いで、セラミックグリーンシートに含まれるバインダを
軟化させるように加熱しながら、前に積層されたセラミ
ックグリーンシートに対して、このセラミックグリーン
シートを圧着させる、圧着工程とを備える、積層セラミ
ック電子部品の製造方法に向けられるものであって、上
述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備
えることを特徴としている。
【0009】すなわち、上述した積層工程および圧着工
程は、それぞれ、アンダーシート上でセラミックグリー
ンシートを積層する工程およびアンダーシート上でセラ
ミックグリーンシートを圧着させる工程を備えている。
そして、この積層セラミック電子部品の製造方法は、さ
らに、積層工程および圧着工程を経て得られた積層体に
アンダーシートを付けたまま、積層体を冷却する、冷却
工程と、この冷却工程の後、アンダーシートを積層体か
ら分離する分離工程とを備えることを特徴としている。
【0010】上述の冷却工程では、積層体は、たとえば
常温にまで冷却される。
【0011】この発明において、セラミックグリーンシ
ートの周辺部には、ピン挿入穴が設けられ、前述した積
層工程は、ピン挿入穴にガイドピンを挿入することによ
って位置合わせされた状態で、複数枚のセラミックグリ
ーンシートを積層するように実施されることが好まし
い。
【0012】この好ましい実施態様において、前述した
分離工程の後、積層体の、ピン挿入穴が設けられたセラ
ミックグリーンシートの周辺部を切断して除去する、除
去工程がさらに実施されることが好ましい。
【0013】この発明に係る製造方法が、積層体を積層
方向にプレスする工程をさらに備えている場合、このよ
うなプレス工程は、上述した除去工程の後に実施される
ことが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よる積層セラミック電子部品の製造方法を実施するため
に用いられる製造装置1に備える主要な作業部の配置を
示す平面図である。
【0015】製造装置1は、シート供給部2、コーナー
カット部3、積層部4、圧着部5およびフィルム排出部
6の各作業部を備え、これらは、図1に示すように配置
される。なお、これらの作業部2〜6において実施され
る具体的な作業については、後述する。
【0016】図2は、図1に対応する図であって、製造
装置1の概略構成を示す平面図である。図3は、製造装
置1の概略構成を示す正面図である。
【0017】図1を参照しながら、図2および図3に示
された要素について説明すると、シート供給部2には、
ラック7が配置される。ラック7には、後述するセラミ
ックグリーンシートを収容した複数個のトレイ8が2列
に並んだ状態でセットされている。
【0018】コーナーカット部3には、コーナーカット
台9が配置される。
【0019】積層部4には、積層台10が配置される。
【0020】圧着部5には、圧着装置11が配置され
る。
【0021】フィルム排出部6には、フィルム排出箱1
2が配置される。
【0022】また、ラック7に関連して、トレイ引出装
置13が配置される。
【0023】また、セラミックグリーンシートを搬送す
るため、真空吸引に基づきセラミックグリーンシートを
吸着保持しながら移動する第1および第2の吸着保持装
置14および15が設けられる。
【0024】積層台10は、図2および図3に示した位
置と圧着装置11が設けられた位置との間で移動可能と
され、この移動を案内するため、レール16が設けられ
る。
【0025】また、トレイ引出装置13は、トレイ8を
引き出すためのもので、このような引き出し動作を案内
するため、レール17および18が設けられる。なお、
図2および図3では、レール18に関連して設けられる
トレイ引出装置13の図示が省略されている。
【0026】第1の吸着保持装置14は、トレイ引出装
置13とコーナーカット台9との間で移動可能であり、
また、第2の吸着保持装置15は、コーナーカット台9
と積層台10との間で移動可能であり、これらの移動を
案内するため、レール19が設けられる。
【0027】シート供給部2に配置されたラック7にセ
ットされるトレイ8に収容されるセラミックグリーンシ
ート20が図4に示されている。
【0028】図4を参照して、たとえば厚み50μmの
キャリアフィルム21が用意され、このキャリアフィル
ム21上にセラミックスラリーを付与することによっ
て、セラミックグリーンシート20が成形される。この
セラミックグリーンシート20の成形にあたっては、ド
クターブレード法、ダイコータ法、ロールコータ法等が
適用される。
【0029】成形されるセラミックグリーンシート20
の厚みは、たとえば10μm〜300μmであり、得よ
うとする積層セラミック電子部品の設計に応じて、厚み
の異なるものが複数種類用意される。
【0030】また、このようにキャリアフィルム21に
よって裏打ちされたセラミックグリーンシート20は、
図示しないが、ロール状に巻かれた状態で保管される。
セラミックグリーンシート20は、ロールから引き出さ
れ、たとえば150mm×150mmの寸法となるよう
に、切断線22に沿って、キャリアフィルム21ととも
に切断される。
【0031】上述のように所定の寸法に切断されたセラ
ミックグリーンシート20には、複数個のピン挿入穴2
3と複数個の基準穴24とがキャリアフィルム21をも
貫通するように設けられる。これらピン挿入穴23と基
準穴24とは、金型またはレーザを用いて同時に形成さ
れる。これによって、ピン挿入穴23と基準穴24との
間で位置ずれが生じる余地がない。
【0032】ピン挿入穴23は、たとえば、直径3〜5
mmの大きさとされ、切断された四角形のセラミックグ
リーンシート20の周辺部、より詳細には、各角の部分
および各辺に沿う部分に配置される。この実施形態で
は、ピン挿入穴23は、セラミックグリーンシート20
の各辺より、たとえば3〜7mm内側の位置において、
各辺に沿って5個ずつ配列されている。
【0033】基準穴24は、たとえば、1mmの大きさ
とされ、切断された四角形のセラミックグリーンシート
20の各辺の中央部に1個ずつ配置される。
【0034】なお、図4を参照して説明した工程では、
セラミックグリーンシートを切断した後、ピン挿入穴2
3および基準穴24を設けたが、図5に示すように、ロ
ールから引き出されたセラミックグリーンシート20
に、ピン挿入穴23および基準穴24を設け、その後、
セラミックグリーンシート20を切断して、所定の寸法
となるようにしてもよい。図5において、図4に示した
要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複す
る説明は省略する。
【0035】図6には、所定の寸法に切断されたセラミ
ックグリーンシート20が示されている。このようなセ
ラミックグリーンシート20には、得ようとする積層セ
ラミック電子部品の設計に応じて、いくつかの加工が施
される。
【0036】まず、図6に示すように、ビアホール25
が形成され、ビアホール25が導電性ペースト26によ
って充填され、また、導電性ペーストの印刷によって所
定のパターンを有する導体膜27が形成される。ビアホ
ール25への導電性ペースト26の充填と導体膜27の
形成とは、同時の工程で達成されても、別の工程で達成
されてもよい。
【0037】上述したビアホール25内の導電性ペース
ト26および導体膜27のための導電性ペーストとして
は、たとえば、銅、ニッケル、銀または銀・パラジウム
を導電成分とするものが用いられる。
【0038】ビアホール25の形成には、レーザまたは
金型が適用される。
【0039】ビアホール25への導電性ペースト26の
充填にあたっては、好ましくは、ビアホール25内に負
圧が及ぼされた状態で導電性ペースト26を付与するこ
とが行なわれ、この導電性ペースト26の付与は、キャ
リアフィルム21をマスクとして、キャリアフィルム2
1側から行なわれても、スクリーン印刷等を適用しなが
ら、セラミックグリーンシート20側から行なわれても
よい。
【0040】このようなビアホール25の形成、導電性
ペースト26の充填および導体膜27の形成は、基準穴
24をたとえばCCDカメラにてセンシングし、これを
位置決めの基準としながら実施される。
【0041】なお、セラミックグリーンシート20に
は、導体膜のみが形成されるものもあり、また、ビアホ
ールには導電性ペーストが充填されないものもある。さ
らには、このような導体膜やビアホールのいずれもが形
成されないものもある。
【0042】上述のように所望の加工が施されたセラミ
ックグリーンシート20は、図7および図8に示すよう
に、トレイ8に収容され、トレイ8は、ラック7にセッ
トされる。前述したように、複数個のトレイ8が2列に
並んでラック7にセットされている状態が図7によく示
されている。
【0043】ラック7は、図7に示すように、外枠28
内に配置され、図示しない昇降機構によって、上下方向
に昇降可能とされている。このラック7の昇降によっ
て、特定のトレイ8が、所定の高さ位置にもたらされる
ように構成されている。トレイ8の各々には、同じ種類
のセラミックグリーンシート20が複数枚積み重ねられ
て収容されている。そして、複数個のトレイ8の各々に
収容されているセラミックグリーンシートを所定の順序
で積層することによって、得ようとする積層セラミック
電子部品のための積層体を作製することができる。
【0044】なお、1個のトレイ8において、複数種類
のセラミックグリーンシート20が所定の順序で積み重
ねられて収容されていてもよい。この場合には、特定の
トレイ8に収容されている複数枚のセラミックグリーン
シート20を上から順に取り出し、積層することによっ
て、目的とする積層体を作製することができる。
【0045】図7に示すように、複数個のトレイ8がラ
ック7にセットされることによって、面積効率を高める
ことができ、得ようとする積層セラミック電子部品にお
いて必要とされるセラミックグリーンシート20の多様
化に面積を大きくすることなく対応することができる。
しかしながら、このような利点を望まないならば、複数
個のトレイ8が平置きにされてもよい。
【0046】必要とするセラミックグリーンシート20
を取り出そうとするときには、図7において特定のトレ
イ8について図示されているように、必要なセラミック
グリーンシート20を収容するトレイ8が、前述したト
レイ引出装置13によって引き出された状態とされる。
図9には、トレイ引出装置13の詳細が図示されてい
る。
【0047】図9を参照して、トレイ引出装置13の高
さ位置に所望のトレイ8がもたらされるようにするた
め、ラック7が矢印29で示すように昇降される。次い
で、矢印30方向に延びるレール31に沿って、チャッ
ク32が移動し、この移動の終端において、矢印33方
向にチャック32が上昇し、その先端部に設けられた係
合ピン34がトレイ8に係合する。次いで、チャック3
2が、レール31に沿って逆方向へ移動することによっ
て、トレイ8が引き出された状態とされる。
【0048】この状態で、前述した第1の吸着保持装置
14が、トレイ8内の最も上のセラミックグリーンシー
ト20を吸着保持しながら、コーナーカット台9にまで
搬送する。
【0049】なお、第1の吸着保持装置14によって吸
着保持される最も上のセラミックグリーンシート20に
対して、静電気等によって、すぐ下のセラミックグリー
ンシート20が付着していることがあり、そのため、こ
の下のセラミックグリーンシート20をも同時に取り出
されることがある。このことを防止するため、第1の吸
着保持装置14においては、次のような構成が採用され
ることが好ましい。
【0050】すなわち、第1の吸着保持装置14は、セ
ラミックグリーンシート20を、その相対向する辺の近
傍で吸着保持し、これを持ち上げる瞬間に、これら吸着
保持している部分を一時的に互いに近接させることによ
って、セラミックグリーンシート20にたるみを生じさ
せるように構成される。このたるみは、すぐ下のセラミ
ックグリーンシート20を強制的に分離するように作用
する。
【0051】第1の吸着保持装置14によるセラミック
グリーンシート20の取り出しを終えた後、チャック3
2は、レール31に沿って移動し、トレイ8をラック7
内に押し戻す。そして、チャック32が、矢印33方向
へ下降し、係合ピン34の係合状態を解除した後、レー
ル31に沿って移動し、ラック7の外の位置に待機す
る。
【0052】なお、この実施形態では、キャリアフィル
ム21によって裏打ちされたセラミックグリーンシート
20は、キャリアフィルム21を上方に向けた状態で取
り扱われる。したがって、図7および図8において、ト
レイ8内に収容されるセラミックグリーンシート20
は、キャリアフィルム21によって覆われた状態となっ
ている。
【0053】上述したセラミックグリーンシート20の
取り出しに関して、得ようとする積層セラミック電子部
品のための積層体において必要とするセラミックグリー
ンシート20の種類、積層順序および枚数等に関するデ
ータは演算装置(図示せず。)に予め入力されていて、
このような演算装置に基づいて、必要なセラミックグリ
ーンシート20を収容するトレイ8が引き出され、この
トレイ8からセラミックグリーンシート20が1枚ずつ
第1の吸着保持装置14によって取り出されるようにさ
れている。
【0054】図10および図11には、図1に示したコ
ーナーカット部3の構成が示されている。これらの図面
には、図2および図3に示したコーナーカット台9が図
示されている。
【0055】コーナーカット部3においては、キャリア
フィルム21によって裏打ちされたセラミックグリーン
シート20の4つのコーナーをカットし、除去すること
が行なわれる。その結果、4つのコーナーには、キャリ
アフィルム21のみが残される。このキャリアフィルム
21の4つのコーナーは、キャリアフィルム21のみを
把持することを容易にし、そのため、後述する剥離工程
において、キャリアフィルム21のみを把持しながらセ
ラミックグリーンシート20から剥離することを容易に
する。
【0056】コーナーカット台9の上方には、押さえ板
35が配置される。押さえ板35は、上下方向に移動可
能とされ、その下方への移動の結果、コーナーカット台
9上に搬送されたセラミックグリーンシート20をコー
ナーカット台9に向かって押圧する。
【0057】また、コーナーカット台9の4つのコーナ
ーは切り欠かれ、ここに、面取り部9aが形成され、こ
れら面取り部9aに対向するように、カット刃36がそ
れぞれ配置される。カット刃36の動作は、図12に示
されている。
【0058】図12(1)に示すように、カット刃36
が上昇したとき、セラミックグリーンシート20の各コ
ーナーにおいて、キャリアフィルム21を残して、セラ
ミックグリーンシート20のみがカットされる。
【0059】次いで、図12(2)に示すように、カッ
ト刃36は、矢印37方向へスライド動作し、それによ
って、セラミックグリーンシート20のコーナー片38
が除去される。その結果、キャリアフィルム21のみが
4つのコーナーからはみ出た状態が得られる。
【0060】その後、図12(3)に示すように、カッ
ト刃36は、元の位置に戻る。
【0061】なお、図13に示すように、カット刃36
は、所定の支点を中心として、矢印39方向に回動また
はスイングするように構成されてもよい。
【0062】また、コーナーカット部3においては、コ
ーナーカット台9上に置かれたセラミックグリーンシー
ト20が積層されるべきものであるかがチェックされ
る。そのため、セラミックグリーンシート20には、そ
の種類に応じて、予めマークが表示されている。このマ
ークは、たとえばバーコードによって与えられる。この
ようなバーコードは、たとえば、前述した導体膜27の
形成のための印刷時に同時に印刷される。
【0063】バーコードを読み取るため、コーナーカッ
ト台9の下方には、バーコードリーダ40が配置され、
コーナーカット台9のバーコードが位置する部分には、
窓41が設けられる。
【0064】上述したバーコードに代えて、あるいはバ
ーコードとともに、記号化された複数個のパンチ孔がセ
ラミックグリーンシート20を貫通するように設けられ
てもよい。パンチ孔は、前述したビアホール25を形成
する工程において、ビアホール25と同時に形成するこ
とができる。パンチ孔は、たとえばカメラによって読み
取ることができる。
【0065】また、この実施形態では、コーナーカット
台9上に置かれたセラミックグリーンシート20の厚み
がチェックされる。そのため、図11に示すように、接
触式のダイヤルゲージ42がコーナーカット台9の上方
に設けられる。ダイヤルゲージ42は、コーナーカット
台9上のセラミックグリーンシート20、より正確に
は、その上のキャリアフィルム21に測定子43を接触
させることによって、コーナーカット台9上のセラミッ
クグリーンシート20の厚みを測定する。
【0066】この厚み測定は、前述したトレイ8から第
1の吸着保持装置14によって取り出され、コーナーカ
ット台9上に置かれたセラミックグリーンシート20
が、不所望にも複数枚重なっていないかどうかをチェッ
クすることを主たる目的としている。
【0067】なお、厚み測定は、たとえばレーザ変位計
のような非接触式の測定器を用いてもよい。
【0068】以上のようにセラミックグリーンシート2
0の種類に応じて表示されたバーコードまたはパンチ孔
が不適正であったり、厚みが不適正であったりする場合
には、コーナーカット台9からセラミックグリーンシー
ト20が取り除かれる。
【0069】なお、バーコードまたはパンチ孔の読み取
り工程とダイヤルゲージ42による厚み測定工程とは、
ほぼ同時に行なわれても、いずれか一方が先に行なわ
れ、いずれか他方が後に行なわれてもよい。
【0070】また、この実施形態では、上述したセラミ
ックグリーンシート20の適否を判断した後に、コーナ
ーカット台9上でのセラミックグリーンシート20のコ
ーナーカットが実施されるが、セラミックグリーンシー
ト20の適否を判断する工程は、コーナーカット部3以
外の場所で行なわれ、適正と判断されたセラミックグリ
ーンシート20のみがコーナーカット部3へ搬送される
ようにしてもよい。
【0071】コーナーカット動作を終えたコーナーカッ
ト台9上のセラミックグリーンシート20は、前述した
ように、第2の吸着保持装置15によって、積層台10
上に搬送される。
【0072】図14および図15は、それぞれ、積層台
10を示す平面図および正面図である。
【0073】積層台10は、各角の部分が切り欠かれ、
そこに、面取り部10aを形成している。また、積層台
10には、複数本のガイドピン44が設けられている。
ガイドピン44は、セラミックグリーンシート20に設
けられた前述のピン挿入穴23内に挿入されるべきもの
であって、ピン挿入穴23と同様の配列状態を有してい
る。
【0074】ガイドピン44の直径は、ピン挿入穴23
の直径とほぼ同じとされ、前述したように、ピン挿入穴
23の直径が3〜5mmであるとき、ガイドピン44の
直径も3〜5mmに選ばれる。ガイドピン44の直径が
ピン挿入穴23の直径に比べて小さすぎると、セラミッ
クグリーンシート20の位置合わせの精度が悪くなり、
逆に、大きすぎると、ピン挿入穴23への挿入が困難に
なり、ピン挿入穴23の周囲においてセラミックグリー
ンシート20を損傷させることがある。
【0075】ガイドピン44の先端部には、先細状のテ
ーパが設けられることが好ましい。
【0076】また、ガイドピン44は、積層台10に対
して上下動可能に保持され、それによって、図15に示
すような突出状態と図示しない非突出状態とをとり得る
ようにされる。
【0077】また、積層台10上で複数枚のセラミック
グリーンシート20を積層するにあたっては、図4およ
び図5では図示しないアンダーシート45が積層台10
に接するように配置されている。アンダーシート45
は、図19および図21等に図示されている。アンダー
シート45は、たとえば、表面が荒らされたプラスチッ
クシートから構成される。
【0078】積層台10には、アンダーシート45を固
定するための手段を備えていることが好ましい。アンダ
ーシート45は、積層台10に対して、たとえば、粘着
によって保持されたり、真空吸引によって保持された
り、機械的手段によって保持されたりすることができ
る。
【0079】真空吸引によって保持される場合、複数個
の吸引穴が積層台10に設けられ、アンダーシート45
が真空吸引に基づいて積層台10上に保持される。吸引
穴の断面形状については任意に選ぶことができるが、そ
の径は、0.4〜1.0mm程度とされることが好まし
い。径が0.4mmより小さいと、吸引穴を設けるため
の加工が困難になるとともに、十分な保持力を得ること
ができず、他方、1.0mmより大きいと、セラミック
グリーンシート20に吸引穴の痕跡が残り、外観不良を
招いたり、最悪の場合には、セラミックグリーンシート
20の破損がもたらされたりすることがある。
【0080】なお、積層台10に設けられるガイドピン
44の配列は、セラミックグリーンシート20に設けら
れるピン挿入穴23の配列に対応して決定されるもので
あるが、ピン挿入穴23の配列を変更することによっ
て、図16または図17に示すような配列をもって、ガ
イドピン44が積層台10に設けられることもある。
【0081】図16では、ガイドピン44は、積層台1
0の各角の部分に設けられるとともに、各辺のほぼ中央
部に1本ずつ設けられ、その結果、積層台10の各辺に
沿って3本のガイドピン44が配列されている。
【0082】図17では、ガイドピン44は、積層台1
0の各角の部分に設けられるとともに、各辺の中央部に
片寄った位置に2本ずつ設けられ、その結果、各辺に沿
って、4本のガイドピン44が設けられている。
【0083】これらガイドピン44の配列は、後述する
圧着工程において、セラミックグリーンシート20の不
所望な変形がより生じにくくするように配慮される。
【0084】前述したように、コーナーカット部3にお
いてコーナーカットされたセラミックグリーンシート2
0は、第2の吸着保持装置15によって、積層部4にま
で搬送され、積層台10上のアンダーシート45上で積
層される。この積層を1回終える毎に、積層台10は、
レール16に沿って移動され、圧着部5に配置された圧
着装置11の下方位置まで移動される。
【0085】図18には、圧着部5に配置された圧着装
置11に備える上金型46が図示されている。図18
(1)は、上金型46の上面図であり、図18(2)
は、上金型46の正面図であり、積層台10を併せて示
しており、図18(3)は、上金型46の下面図であ
る。
【0086】上金型46は、全体として、上下方向に移
動するように駆動される。この上金型46の一部は、ま
た、可動部47を構成し、この可動部47は、上金型4
6の残りの部分から側方へ離れるように移動可能とされ
る。
【0087】上金型46の下面側には、圧着面を与える
圧着部材48が設けられる。図18(3)によく示され
ているように、圧着部材48の平面形状は、積層台10
の平面形状と実質的に同様であり、4つの角の部分は切
り欠かれ、そこに、面取り部48aが形成されている。
圧着部材48の圧着面には、積層台10から突出するガ
イドピン44を受け入れるための逃げ穴49が設けられ
ている。
【0088】また、上金型46の下面側であって、圧着
部材48の4つの角の面取り部48aのそれぞれに対向
して、把持機構50および51が設けられる。これら把
持機構50および51のうち、把持機構51について
は、可動部47上に位置されている。
【0089】把持機構50および51は、互いに実質的
に同様の構造を有していて、キャリアフィルム21のコ
ーナーを把持するためのチャック部52を備え、このチ
ャック部52は、キャリアフィルム21を把持および解
放するため、開閉可能であり、また、圧着部材48に対
して近接および離隔可能なように、キャリアフィルム2
1の対角線方向へ移動可能である。
【0090】図19には、圧着装置11における上金型
46に関連する動作が示されている。
【0091】まず、図19(1)には、積層台10が上
金型46の下方の位置まで移動された状態が示されてい
る。この積層台10上には、アンダーシート45が敷か
れた状態で、キャリアフィルム21によって裏打ちされ
た所定寸法のセラミックグリーンシート20が置かれて
いる。セラミックグリーンシート20およびキャリアフ
ィルム21は、ピン挿入穴23にガイドピン44を受け
入れることによって、積層台10に対して位置合わせさ
れている。また、セラミックグリーンシート20は、コ
ーナーカット部3におけるコーナーカット工程を終えた
もので、その4つのコーナーが除去されている。
【0092】次に、図19(2)に示すように、上金型
46が下降し、圧着部材48がセラミックグリーンシー
ト20に対して圧着作用を及ぼす。このとき、把持機構
50および51の各々のチャック部52は、キャリアフ
ィルム21のコーナーを受け入れるように移動し、次い
で、閉じることによって、キャリアフィルム21のコー
ナーを把持する。
【0093】次に、図19(3)に示すように、上金型
46が上昇する。このとき、把持機構50および51の
各々のチャック部52が、キャリアフィルム21のコー
ナーを把持した状態となっているので、上金型46の上
昇に伴い、キャリアフィルム21がセラミックグリーン
シート20から剥離される。
【0094】次に、図19(4)に示すように、把持機
構50のチャック部52が開き、キャリアフィルム21
を解放する。他方、把持機構51のチャック部52は、
把持状態を維持している。
【0095】次に、図19(5)に示すように、把持機
構51のチャック部52がキャリアフィルム21を把持
した状態のまま、可動部47が側方へ移動する。この移
動の終端において、キャリアフィルム21は、図1ない
し図3に示したフィルム排出部6に配置されたフィルム
排出箱12の上方に位置される。この終端位置におい
て、把持機構51のチャック部52が開き、キャリアフ
ィルム21が解放され、フィルム排出箱12内へ落とさ
れる。
【0096】次に、積層台10は、図1に示した積層部
4へと戻るように移動され、ここで、次のセラミックグ
リーンシート20の積層のために待機する。
【0097】以上説明したトレイ8からのセラミックグ
リーンシート20の取り出しからセラミックグリーンシ
ート20の圧着およびキャリアフィルム21の剥離に至
る各工程は、目的とする積層セラミック電子部品のため
の積層体が得られるまで繰り返される。
【0098】なお、上述した圧着工程において、セラミ
ックグリーンシート20に含まれるバインダを軟化させ
るため、セラミックグリーンシート20に対して、40
〜100℃の温度が付与される。
【0099】また、圧着工程では、たとえば、200〜
350Kg/cm2 の圧力が付与される。この場合、セ
ラミックグリーンシート20に含まれるセラミック原料
やバインダの種類や量、キャリアフィルム21の剥離
性、セラミックグリーンシート20上に形成される導体
膜27の面積、圧着されようとするセラミックグリーン
シート20が何番目の積層であるか等に応じて、圧着時
の圧力や時間といったセラミックグリーンシート20に
及ぼされる負荷を変更するようにしてもよい。
【0100】図20には、圧着装置の変形例が示されて
いる。図20において、前述した図18また図19に示
した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0101】図20に示した圧着装置11aは、前述し
た圧着装置11と比較して、上下逆の構成を有してい
る。すなわち、積層台10が上金型46側に保持され、
その下方に、圧着部材48ならびに把持機構50および
51が配置される。
【0102】以上説明したように、積層台10上で、積
層体を得るためのセラミックグリーンシート20の必要
な積層を終了したとき、この積層体53(図21または
図22参照)は、アンダーシート45とともに取り出さ
れる。なお、積層体53を取り出すとき、積層台10に
設けられたガイドピン44は一旦下降し、引っ込んだ状
態とされる。これは、ガイドピン44の抵抗によって、
積層体53の取り出しミスが生じることを防止するため
である。
【0103】取り出された積層体53は、アンダーシー
ト45を付けたまま、たとえば常温まで冷却され、その
後において、図21に示すように、アンダーシート45
が積層体53から分離される。これによって、積層体5
3の不所望な伸びや変形を防止することができる。
【0104】次に、図22に示すように、積層体53
は、そのピン挿入穴23および基準穴24が設けられて
いたセラミックグリーンシート20の周辺部を除去する
ため、切断線54に沿って切断される。このようにする
ことにより、後で実施されるプレス工程において、ピン
挿入穴23および基準穴24の存在のために積層体53
が不所望に伸びたり変形したりすることを防止すること
ができる。
【0105】次いで、積層体53は、図示しないが、凹
状の下型と上ポンチとからなるプレス金型内に配置さ
れ、その状態で、たとえば剛体プレスによるプレス工程
が実施され、積層体53が積層方向にプレスされる。
【0106】なお、前述した圧着工程での圧力を上げる
ことによって、このプレス工程を省略することも可能で
ある。
【0107】次に、積層体53は、個々の積層セラミッ
ク電子部品のための積層体チップを得るため、たとえ
ば、ダイシングソーまたはカット刃によって切断され
る。
【0108】次に、積層体チップは、焼成される。次い
で、焼結後の積層体チップの外表面、たとえば端面上
に、銅、銀、ニッケル等の導電成分を含む導電性ペース
トが付与され、乾燥され、焼き付けることによって、外
部電極が形成される。外部電極には、必要に応じて、ニ
ッケルおよび/または錫めっきが施される。
【0109】なお、外部電極の形成のため、焼成前の積
層体チップ上に導電性ペーストを付与し、積層体チップ
の焼成と同時に外部電極形成のための焼付けを実施して
もよい。この場合、外部電極形成のための導電性ペース
トとしては、前述したビアホール25に充填された導電
性ペースト26や導体膜27を形成するための導電性ペ
ーストと実質的に同じ組成のものを用いることが好まし
い。
【0110】このようにして、所望の積層セラミック電
子部品が完成される。
【0111】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、積層
工程および圧着工程が、ともに、アンダーシート上で実
施され、積層工程および圧着工程を経て得られた積層体
にアンダーシートを付けたまま、積層体を冷却し、この
冷却工程の後、アンダーシートを積層体から分離するよ
うにしているので、加熱しながらの圧着工程直後の積層
体において遭遇しやすい伸びや変形の問題を、アンダー
シートによる補強によって回避することができ、それゆ
え、積層体が不所望に伸びたり変形したりすることを防
止することができる。
【0112】また、アンダーシートを付けたまま、積層
体を冷却するようにしているので、積層工程および圧着
工程において積層および圧着の台として用いた積層台の
ような金型から積層体を直ちに取り出すことができるの
で、このような金型との接触によって冷却が妨げられる
ことを防止することができ、冷却工程を能率的に進める
ことができる。
【0113】この発明において、セラミックグリーンシ
ートの周辺部に、ピン挿入穴が設けられ、このピン挿入
穴にガイドピンを挿入することによって位置合わせされ
た状態で複数枚のセラミックグリーンシートを積層する
ようにすれば、積層時におけるセラミックグリーンシー
トの位置合わせを容易に行なうことができるとともに、
積層の前後においてセラミックグリーンシートの位置ず
れが生じることを確実に防止することができ、積層の精
度を高めることができる。
【0114】上述の場合、積層体をアンダーシートから
分離した後、積層体の、ピン挿入穴が設けられたセラミ
ックグリーンシートの周辺部を切断して除去するように
すれば、このような除去のための切断において、積層体
の不所望な変形や伸びを生じにくくすることができる。
【0115】また、上述した除去工程の後、積層体を積
層方向にプレスするようにすれば、このプレス工程にお
いて、ピン挿入穴の存在のため、積層体が不所望に伸び
たり変形したりすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による積層セラミック電
子部品の製造方法を実施するために用いられる製造装置
1に備える主要な作業部の配置を示す平面図である。
【図2】図1に対応する図であって、製造装置1の概略
構成を示す平面図である。
【図3】図2に示した製造装置1の概略構成を示す正面
図である。
【図4】図1に示したシート供給部2において供給され
るセラミックグリーンシート20を得るための工程を説
明するための平面図である。
【図5】セラミックグリーンシート20を得るための工
程の変形例を説明するための平面図である。
【図6】セラミックグリーンシート20にビアホール2
5および導体膜27を形成した状態を示す平面図であ
る。
【図7】図1に示したシート供給部2に配置されるラッ
ク7の一部を示す斜視図である。
【図8】図7に示したラック7にセットされるトレイ8
を単独で示す斜視図である。
【図9】図2に示したトレイ引出装置13の動作を説明
するための側面図である。
【図10】図1に示したコーナーカット部3の構成を説
明するための平面図である。
【図11】図10に示したコーナーカット部3の正面図
である。
【図12】図10および図11に示したコーナーカット
部3のコーナーカット動作を説明するための断面図であ
る。
【図13】図12に示したカット刃36の動作の変形例
を説明するための図である。
【図14】図2に示した積層台10を示す平面図であ
る。
【図15】図14に示した積層台10の正面図である。
【図16】積層台10の第1の変形例を示す平面図であ
る。
【図17】積層台10の第2の変形例を示す平面図であ
る。
【図18】図2に示した圧着装置11に備える上金型4
6を示すもので、(1)は上面図であり、(2)は正面
図でありかつ併せて積層台10を示し、(3)は下面図
である。
【図19】図18に示した上金型46の動作を説明する
ための正面図である。
【図20】圧着装置の変形例を示す正面図である。
【図21】積層体53からアンダーシート45を剥離し
ようとする状態を示す正面図である。
【図22】積層体53の周辺部を切断する工程を説明す
るための平面図である。
【符号の説明】
1 製造装置 4 積層部 5 圧着部 10 積層台 11,11a 圧着装置 20 セラミックグリーンシート 23 ピン挿入穴 44 ガイドピン 45 アンダーシート 46 上金型 48 圧着部材 53 積層体 54 切断線
フロントページの続き Fターム(参考) 4G055 AA08 AB01 AC09 BA22 BA83 5E346 AA02 AA04 AA12 AA15 AA32 AA43 CC17 CC32 CC37 CC39 DD03 DD13 EE15 EE24 EE25 EE29 EE30 FF01 FF07 FF10 FF18 FF23 FF27 GG04 GG05 GG06 GG07 GG08 GG09 GG14 GG15 GG19 GG31 HH11 HH31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のセラミックグリーンシートを積
    層した積層体を得るため、セラミックグリーンシートを
    積層する、積層工程と、次いで、前記セラミックグリー
    ンシートに含まれるバインダを軟化させるように加熱し
    ながら、前に積層されたセラミックグリーンシートに対
    して、前記セラミックグリーンシートを圧着させる、圧
    着工程とを備える、積層セラミック電子部品の製造方法
    であって、 前記積層工程および前記圧着工程は、それぞれ、アンダ
    ーシート上で前記セラミックグリーンシートを積層する
    工程および前記アンダーシート上で前記セラミックグリ
    ーンシートを圧着させる工程を備え、さらに、 前記積層工程および前記圧着工程を経て得られた前記積
    層体に前記アンダーシートを付けたまま、前記積層体を
    冷却する、冷却工程と、 前記冷却工程の後、前記アンダーシートを前記積層体か
    ら分離する、分離工程とを備える、積層セラミック電子
    部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記セラミックグリーンシートの周辺部
    には、ピン挿入穴が設けられ、前記積層工程は、前記ピ
    ン挿入穴にガイドピンを挿入することによって位置合わ
    せされた状態で、複数枚の前記セラミックグリーンシー
    トを積層する工程を備える、請求項1に記載の積層セラ
    ミック電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記分離工程の後、前記積層体の、前記
    ピン挿入穴が設けられた前記セラミックグリーンシート
    の周辺部を切断して除去する、除去工程をさらに備え
    る、請求項2に記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記除去工程の後、前記積層体を積層方
    向にプレスする工程をさらに備える、請求項3に記載の
    積層セラミック電子部品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009066399A1 (ja) * 2007-11-21 2009-05-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ウェブ搬送装置、ウェブ搬送方法およびウェブ搬送制御プログラム

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WO2009066399A1 (ja) * 2007-11-21 2009-05-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ウェブ搬送装置、ウェブ搬送方法およびウェブ搬送制御プログラム

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