JP2002034388A - 旋網の浮子牽引装置 - Google Patents

旋網の浮子牽引装置

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JP2002034388A
JP2002034388A JP2000253165A JP2000253165A JP2002034388A JP 2002034388 A JP2002034388 A JP 2002034388A JP 2000253165 A JP2000253165 A JP 2000253165A JP 2000253165 A JP2000253165 A JP 2000253165A JP 2002034388 A JP2002034388 A JP 2002034388A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 揺動する船上において人力に頼ること無く、
旋網の浮子部分の揚網及び捌きの作業を、牽引装置の動
きだけで自動的に行う。 【解決手段】 船体舷側のレール20上を移動自在のト
ロリー装置22に、前後に移動自在の移動台25を、ま
た移動台には左右にスライド自在のスイング台28を取
付け、当該スイング台のメインアームに、誘導ローラー
及びディスクローラー15を固定アームに取付けて牽引
部18を形成し、当該牽引部を基部29に固着して、牽
引部を前後左右に移動自在に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋網の揚網時に使用さ
れる、旋網の浮子部の牽引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】旋網漁法において、漁獲のために投網さ
れた網は、旋網本船の船尾付近に設けられた揚網装置で
あるネットホーラー及びデリックブーム或いはマリンク
レーンなどに懸架された網捌きローラーなどによって、
船尾舷側部から順次甲板上に捲上げられ、後部甲板に設
けられた網台の上に作業員の手によって順々に折りたた
まれ整理されながら捌かれ、順次積重ねられて次の投網
に備えての準備が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの、作
業員の人力による網捌き及び浮子部及び沈子部の折りた
たみ作業は、海中からの網を引き上げるための牽引力を
稼ぐためにローラーにより細く絞りこまれた網を、人力
で強制的に広げ丁寧に折りたたんでゆく、大変厳しくま
た労力の必要な労働である。
【0004】さらに、揚網をしている方向が船尾の片舷
である為に船体のバランスも崩れやすく、したがって作
業員の足場も網を引き揚げ積み込めば積み込むほど不安
定になり、作業にさらなる困難さを加味している。
【0005】上記のごとく困難な作業の中でも、とりわ
け旋網上端にあたる浮子を取付けた部分は、浮子が網の
上端の端末ロープに比較してかなりの大きさがあり、当
該ロープに縛り付けて形成しているため重量が重たく、
またゴツゴツとしていて折りたたみにくい。
【0006】さらに、高い位置に懸架された網捌き用の
ローラーから次々と網が繰り出されてくるので、下敷き
になって押し潰されないように気を付けなければならな
い。
【0007】また、非常に重量と高さがあるために船の
揺動や風などによって揺れ動くことも多く、その時に引
摺られたり、弾き飛ばされたりすることもあるなど、非
常に危険な作業である。
【0008】上記のような網捌き作業の省力化及び作業
の安全性を向上させる事を目的として、例えば特許第1
086112号など、旋網漁船に於ける自動網捌き装置
が発明されてはいるが、前述の浮子部分の捌きの作業
は、やはり数人の作業員の手によって行われているのが
現状である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するために、次のような構成としている。
【0010】船体舷側に設けられたレール上を移動自在
に取付けられたトロリー装置に、船体方向に対して前後
方向に移動自在に形成した移動台を取付ける。
【0011】当該移動台上に、船体左右方向にスライド
自在に設けたスイング台を取付け、当該スイング台には
俯仰自在に設けたメインアームを取付けて、基部を形成
する。
【0012】油圧モーターの回転で回動自在に設け、先
端部に牽引パッドを設けた外筒ローラーの内側に、先端
部に回転自在に設けた案内ローラーを有する内芯ローラ
ーを単独回転自在に取付け、誘導ローラーを形成する。
【0013】油圧モーターで回転自在で、外周にゴム状
弾性体を有するディスクローラーを、上記案内ローラー
の回転軸と直角方向に配置して、案内ローラーとディス
クローラーの外周部を接触可能に設ける。
【0014】なお誘導ローラーの夫々のローラーは単独
で回転可能とし、上記ディスクローラーは誘導ローラー
の軸線上より圧接した案内ローラーと同時回転可能に形
成する。
【0015】前述したディスクローラー及び案内ローラ
ーの圧接角度は可変に設けたものである。
【0016】当該誘導ローラー及びディスクローラー
を、網巻き込み防止用のガイドパイプ等を設けた固定ア
ームに取付け、圧接解放可能に設けて牽引部を形成す
る。
【0017】船体に対して左右方向に移動自在に形成し
た基部のメインアームに上記牽引部を固着して沈子牽引
装置を形成する。
【実施例】
【0018】以下実施例について図面をもとに説明する
と、図1は本発明の正面図、図2は側面図、図3は浮子
牽引部の正面図、図4は中空ローラー部の断面図、図5
は配置説明図であって、後端部1に取付けた油圧モータ
ー2で回転自在に設け、後部及び先端部に牽引パッド
3,4を取付け、それぞれの牽引パッド3,4を円筒5
で連結して中空ローラー6を形成する。
【0019】当該円筒5には前後方向に4本の丸棒7,
7′を、それぞれ2本づつを各々円筒5表面及び数セン
チの高さを設けて均等に固着してあり、当該丸棒7のそ
れぞれの間隔は網8の浮子9の寸法よりもわずかに大き
く設けてある。
【0020】上記中空ローラー6の軸心部には中空ロー
ラー6の回転より独立して回転自在に設けた回転軸10
を装着し、その先端部にはそれぞれ独立して回転可能に
設けた2個の案内ローラー11を中空ローラー6の回転
軸と直角方向に取付ける。
【0021】中空ローラー6と、回転軸10並びに案内
ローラー11は滑らかに接触して、スムーズに回転可能
に設けてあり、誘導ローラー12を形成する。
【0022】油圧モーター13で回転自在で、外周にゴ
ム状弾性体14を有するディスクローラー15を、俯仰
角度調整自在に設けて、上記案内ローラー11の回転軸
10と直角方向に配置して、案内ローラー11とディス
クローラー15の外周部が接触分離可能に設ける。
【0023】なお誘導ローラー12は中空ローラー6の
回転より独立して単独で回転可能に設けてあり、上記デ
ィスクローラー15は誘導ローラー12の軸線上より圧
接した案内ローラー11と同時回転可能に形成する。
【0024】誘導ローラー12及びディスクローラー1
5はメインアーム16で連結してそれぞれを油圧シリン
ダー17の伸縮により角度調整自在に設けてあり、上記
誘導ローラー12とディスクローラー15とを、接触解
放自在に設けて浮子牽引部18を形成する。
【0025】船体19舷側に設けられたレール20上を
ウインチ21の操作により移動自在に取付けられたトロ
リー装置22に、油圧モーター23で回転可能に設けた
トラバーサー軸24により船体方向に対して前後方向に
エンドレスで移動自在に形成した移動台25を取付け
る。
【0026】当該移動台25上には、油圧モーター26
で回転可能に設けたトラバーサー軸27により船体方向
に対して左右方向にエンドレスでスライド自在に設けた
スイング台28を取付けて、基部29を形成する。
【0027】当該基部29に上記浮子牽引部18を固着
して浮子牽引装置30を構成する。
【0028】図4は本発明の使用時の説明図であって、
揚網時に於ける各揚網機の位置関係を示すものである。
【0029】本発明に置ける浮子の牽引装置30は網捌
きローラー31の船首方向、船体19の左舷側に設置
し、当該牽引装置30を船体19内側に向けて使用す
る。
【0030】揚網される網8の浮子9側を、案内ローラ
ー11とディスクローラー15との間に空隙を設けてそ
の間に網8を差し込みそれぞれのローラー11,15及
び油圧モーター23,26を回転させて自動移動及び牽
引を行う。
【0031】
【発明の効果】揚網作業時においては、網8の自重で網
捌きローラー31側に引戻そうとする力が働くものの、
案内ローラー11及びディスクローラー15で挟持して
いるため牽引力に大きな影響を及ぼすことはない。
【0032】さらに、従来の浮子の牽引装置は浮子9部
分のみならず網8の部分まで一緒に巻込んでしまってい
たため、その都度ほぐさなければならなかったが、本発
明では縺れた部分を、中空ローラー6で浮子を、網網の
部分を案内ローラー11及びディスクローラー15で分
離しながら牽引することができるので、網8を巻込むこ
と無く浮子9の牽引を行うことが可能である。
【0033】また、そけれぞれのトラバーサー軸24,
27を回転させ、牽引を行うと、相対的に円を描きなが
ら強い牽引力で浮子9を引き込み捌くことが可能になる
ので、人力の補助無く浮子9部分を牽引整頓することを
可能にする。
【0034】したがって、本発明に於ける浮子の牽引装
置30を用いれば、作業の危険性を軽減させることがで
き、また、作業も人力なしで出来るので、担当する作業
員の省力化を計ることも可能である。
【0035】なお、本発明に於ける油圧の回路は図示省
略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 正面図
【図2】 側面図
【図3】 浮子牽引部の正面図
【図4】 中空ローラー部の断面図
【図5】 配置説明図
【符号の説明】
1 後端部 2 油圧モーター 3 牽引パッド 4 牽引パッド 5 円筒 6 中空ローラー 7 丸棒 8 網 9 浮子 10 回転軸 11 案内ローラー 12 誘導ローラー 13 油圧モーター 14 ゴム状弾性体 15 ディスクローラー 16 メインアーム 17 油圧シリンダー 18 浮子牽引部 19 船体 20 レール 21 ウインチ 22 トロリー装置 23 油圧モーター 24 トラバーサー軸 25 移動台 26 油圧モーター 27 トラバーサー軸 28 スイング台 29 基部 30 浮子牽引部 31 網捌きローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体舷側に設けたレール上を移動自在に
    取付けたトロリー装置に、船体方向に対し前後に移動自
    在に移動台を取付け、該移動台上に左右方向にスライド
    自在にスイング台を取付け、当該スイング台に俯仰自在
    に設けたメインアームを取付けて基部を形成する。油圧
    モーターで回動自在に設けた外筒ローラーの内側に、先
    端部に回転自在の案内ローラーを有する内芯ローラーを
    独立回転自在に取付けて誘導ローラーを形成し、当該誘
    導ローラー及び油圧モーターで回転自在に設けたディス
    クローラーを夫々ガイドパイプを有する固定アームに取
    付け、誘導ローラー及びディスクローラーとを角度可変
    に圧接解放可能に設けて牽引部を形成し、当該牽引部を
    上記基部のメインアームに固着して、牽引部を前後左右
    に移動自在に構成したことを特長とする沈子牽引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005046324A1 (en) * 2003-11-14 2005-05-26 Sm Triplex Device, method and automatic hauling and stowing system for fishing equipment
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NO20170101A1 (en) * 2017-01-24 2017-12-27 Rolls Royce Marine As Trawl Block suspension
KR102648660B1 (ko) * 2023-09-27 2024-03-25 제주특별자치도(제주특별자치도해양수산연구원장) 좌우 이동이 가능한 채낚기용 양승장치

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