JP2002034258A - コンバータ装置 - Google Patents

コンバータ装置

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JP2002034258A
JP2002034258A JP2000217468A JP2000217468A JP2002034258A JP 2002034258 A JP2002034258 A JP 2002034258A JP 2000217468 A JP2000217468 A JP 2000217468A JP 2000217468 A JP2000217468 A JP 2000217468A JP 2002034258 A JP2002034258 A JP 2002034258A
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circuit
transformer
connection circuit
series
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Kazuo Kuroki
一男 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数を削減して小型化を図る。スイッチン
グ損失を低減して変換効率を向上させる。 【解決手段】 単相交流電圧を高周波でオンオフするス
イッチング素子を介して変圧器の一次巻線に印加し、そ
の二次巻線から整流平滑回路を介して直流電圧を出力さ
せるコンバータ装置に関する。ダイオード1,2からな
る第1の直列接続回路51と、スイッチング素子3とダ
イオード7とを直列接続した第2の直列接続回路52
と、ダイオード8とスイッチング素子6とを直列接続し
た第3の直列接続回路53とを互いに並列に接続し、こ
れらの直列回路に対してコンデンサ11を並列に接続す
る。直列接続回路51の直列接続点を交流入力端子Uに
接続し、直列接続回路52の直列接続点を変圧器17の
一次巻線の一端に接続し、直列接続回路53の直列接続
点を前記一次巻線の他端に接続し、かつ、センタータッ
プ17aを交流入力端子Vに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単相交流電源から
スイッチング手段を用いて高周波の交流を作り出し、セ
ンタータップ付変圧器により絶縁変換した後に整流平滑
して直流に変換する電源装置としてのコンバータ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のこの種のコンバータ装
置の従来技術を示す回路図である。図11において、ダ
イオード1,2を直列接続した第1の直列接続回路と、
MOSFETからなるスイッチング素子3,4を直列接
続した第2の直列接続回路と、同じくスイッチング素子
5,6を直列接続した第3の直列接続回路とが互いに並
列に接続され、また、これらの直列接続回路に対して並
列に、ダイオード、抵抗、コンデンサ等を有するスナバ
回路15が接続されている。
【0003】更に、第1の直列接続回路の直列接続点は
リアクトル14を介して一方の交流入力端子Uに接続さ
れ、第2の直列接続回路の直列接続点はセンタータップ
付変圧器16の一次巻線の一端に接続され、第3の直列
接続回路の直列接続点は前記変圧器16の一次巻線の他
端に接続されている。また、一次巻線のセンタータップ
は他方の交流入力端子Vに接続されている。
【0004】センタータップ付変圧器16の二次巻線の
両端にはダイオード19,20がそれぞれ接続されてい
ると共に、ダイオード19,20のカソード同士が接続
され、その接続点は正側の直流出力端子Pに接続されて
いる。また、変圧器16の二次巻線のセンタータップは
負側の直流出力端子Nに接続され、両直流出力端子P,
Nの間には平滑用のコンデンサ23が接続されている。
なお、ここでは便宜的に、センタータップにより区分さ
れる変圧器16の一次巻線をP1,P2、二次巻線をS
1,S2とする。
【0005】上記構成において、交流入力電圧が正の期
間にスイッチング素子3,5を同時にオンさせると、変
圧器16は無励磁(短絡)状態となり、リアクトル14
の電流が増加する。この状態でスイッチング素子5をオ
フすると、リアクトル14の電流はダイオード1,スイ
ッチング素子3を経て一次巻線P1に流れ、変圧器16
を励磁するので、二次巻線S1に電流が流れる。
【0006】次に、スイッチング素子3,5を同時にオ
ンさせてリアクトル14の電流を増加させ、その後、ス
イッチング素子3をオフすると、変圧器16の一次巻線
P2に電流が流れ、変圧器16を逆励磁して二次巻線S
2に電流が流れる。上記の動作を高周波で繰り返し行う
ことにより、単相交流入力電圧は変圧器16により絶縁
変換されて、二次側のダイオード19,20により整流
され、コンデンサ23により平滑されて直流出力端子
P,Nから直流電圧が出力される。上記従来技術と基本
的部分が共通するコンバータ装置は、例えば特開平5−
336753号公報記載の「コンバータ回路」や、IECO
N' 93 conference record,pp1258−pp1263“High - Fre
quency Isolation UPS with Novel SMR”のFig.2等に記
載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11の回路では、ス
イッチング素子が4個必要である以外にリアクトル14
及びスナバ回路15が必要であるため、装置全体が大型
化しやすく、駆動回路も複雑になるという問題があっ
た。また、スイッチング動作がいわゆるハードスイッチ
ングであり、オフ信号によってスイッチング素子はオン
状態から瞬時にオフ状態へ変化するためスイッチング損
失が大きく、電力変換効率が悪いと共に、スイッチング
素子を十分に冷却するためには冷却装置の大容量化や大
型化、コスト増大を招くという問題があった。
【0008】そこで本発明は、スイッチング素子等の部
品数を削減して回路構成を簡略化し、しかもスイッチン
グ損失を低減させて冷却装置を含む装置全体の小型化、
コスト低減を可能にしたコンバータ装置を提供しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、単相交流電圧を高周波でオ
ンオフするスイッチング素子を介してセンタータップ付
変圧器の一次巻線に印加し、この変圧器の二次巻線から
整流平滑回路を介して直流電圧を出力させるようにした
コンバータ装置において、ダイオードを2個直列接続し
た第1の直列接続回路と、スイッチング素子とダイオー
ドとをこの順序で直列接続した第2の直列接続回路と、
ダイオードとスイッチング素子とをこの順序で直列接続
した第3の直列接続回路とを互いに並列に接続すると共
に、これらの直列回路に対してコンデンサを並列に接続
し、第1の直列接続回路の直列接続点を一方の単相交流
入力端子に接続し、第2の直列接続回路の直列接続点を
センタータップ付変圧器の一次巻線の一端に接続し、第
3の直列接続回路の直列接続点を前記一次巻線の他端に
接続し、かつ、前記一次巻線のセンタータップを他方の
単相交流入力端子に接続したものである。
【0010】請求項2記載の発明は、単相交流電圧を高
周波でオンオフするスイッチング素子を介してセンター
タップ付変圧器の一次巻線に印加し、この変圧器の二次
巻線から整流平滑回路を介して直流電圧を出力させるよ
うにしたコンバータ装置において、ダイオードを2個直
列接続した第1の直列接続回路と、スイッチング素子と
ダイオードとをこの順序で直列接続した第2の直列接続
回路と、ダイオードとスイッチング素子とをこの順序で
直列接続した第3の直列接続回路とを互いに並列に接続
すると共に、これらの直列回路に対してコンデンサを並
列に接続し、第1の直列接続回路の直列接続点を一方の
単相交流入力端子に接続し、第2の直列接続回路の直列
接続点をセンタータップ付変圧器の一次巻線の一端に接
続し、第3の直列接続回路の直列接続点を前記一次巻線
の他端に接続し、かつ、前記一次巻線のセンタータップ
を他方の単相交流入力端子に接続すると共に、第1〜第
3の直列回路の並列接続点と前記センタータップとの間
にコンデンサをそれぞれ接続したものである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のコンバータ装置において、第2の直列接続回路内
のスイッチング素子に並列にコンデンサを接続し、か
つ、第3の直列接続回路内のスイッチング素子に並列に
コンデンサを接続したものである。
【0012】更に請求項4記載の発明は、請求項1,2
または3記載のコンバータ装置において、第2の直列接
続回路内のスイッチング素子と第3の直列接続回路内の
スイッチング素子と一定時間だけ同時にオンさせる手段
を備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、図1は本発明の第1実施形態を示
す回路図であり、図11と同一の構成要素には同一の符
号を付してある。この実施形態は請求項1の発明の実施
形態に相当する。図1において、ダイオード1,2を直
列接続した第1の直列接続回路51と、MOSFETか
らなるスイッチング素子3とダイオード7とを直列接続
した第2の直列接続回路52と、ダイオード8とスイッ
チング素子6とを直列接続した第3の直列接続回路53
とが互いに並列に接続され、また、これらの直列接続回
路51,52,53に対して並列にコンデンサ11が接
続されている。
【0014】第1の直列接続回路51の直列接続点は一
方の交流入力端子Uに接続され、第2の直列接続回路5
2の直列接続点はセンタータップ付変圧器17の一次巻
線の一端に接続され、第3の直列接続回路53の直列接
続点は前記変圧器17の一次巻線の他端に接続されてい
る。また、一次巻線のセンタータップ17aは他方の交
流入力端子Vに接続されている。
【0015】センタータップ付変圧器17の二次巻線の
両端にはダイオード19,21がそれぞれ接続されてい
ると共に、これらのカソード同士が接続され、その接続
点はリアクトル22を介して正側の直流出力端子Pに接
続されている。また、ダイオード21のアノードは負側
の直流出力端子Nに接続され、両直流出力端子P,Nの
間には平滑用のコンデンサ23が接続されている。な
お、ここでは、センタータップにより区分される変圧器
16の一次巻線をP1,P2、二次巻線をSとし、これ
らの巻線の極性は図中、・(ドット)で示すとおりとす
る。
【0016】上記構成において、交流入力電圧が正の期
間にスイッチング素子3をオンさせると、交流入力端子
Uからダイオード1、スイッチング素子3、一次巻線P
1、交流入力端子Vの経路で電流が流れることにより変
圧器17が励磁され、二次巻線Sに電圧が誘起される。
スイッチング素子3をオフするとダイオード7,8がオ
ンし、変圧器17の漏れインダクタンスのエネルギーと
励磁インダクタンスのエネルギーは、一次巻線P1,P
2、ダイオード8、コンデンサ11、ダイオード7の経
路でコンデンサ11に蓄積される。
【0017】次に、スイッチング素子3をオンさせると
き、同時にスイッチング素子6を短時間オンさせると、
コンデンサ11に蓄積されている電荷は一次巻線P1,
P2を介して二次巻線S側に放出される。変圧器17の
二次側回路は、ダイオード19,21からなる整流回路
とリアクトル22及びコンデンサ23による平滑回路と
から構成された一般的な整流平滑回路であり、二次巻線
Sに誘起された電圧はこの整流平滑回路を経て直流出力
端子P,Nから出力される。交流入力電圧が負の期間で
は、スイッチング素子3,6の動作が逆になるだけであ
り、動作原理上は上記と同様である。
【0018】以上のように本実施形態では、図11に比
べてスイッチング素子の数を半減させることができると
共に、コンデンサ11に蓄積されたエネルギーをスイッ
チング素子3,6の同時オンによって変圧器の二次側へ
放出するため、スナバ回路によってエネルギーを消費さ
せる従来の回路構成に比べてエネルギー変換効率が大幅
に向上する利点がある。
【0019】次に、本発明の第2実施形態を図2を参照
しつつ説明する。この実施形態は請求項2の発明の実施
形態に相当する。図2において、図1と異なるのは、第
1〜第3の直列接続回路の各両端(並列接続点)と変圧
器17の一次巻線のセンタータップ17aとの間にコン
デンサ9,10がそれぞれ接続されている点である。
【0020】この実施形態の基本的な動作は図1と同様
であるが、交流電源に対して、交流入力電圧が正の期間
はコンデンサ9が並列に、交流入力電圧が負の期間はコ
ンデンサ10が並列に接続されるので、交流電源側イン
ダクタンスの影響が緩和される作用をもたらす。すなわ
ち、スイッチング素子3または6がオンの時には、交流
電源側インダクタンスによる入力電流の変化がコンデン
サ9または10により吸収されるので、変圧器17の電
流増加率がほぼ漏れインダクタンスと励磁インダクタン
スとによって決まり、電源側インダクタンスの影響が低
減される。また、スイッチング素子3または6がオフす
る時には、交流電源側インダクタンスによる蓄積エネル
ギーをコンデンサ9または10が吸収するため、スイッ
チング素子3または6への印加電圧を低く抑えることが
できる。
【0021】図3は、本発明の第3実施形態を示してい
る。この実施形態は請求項3の発明の実施形態に相当す
る。図1と異なる点は、スイッチング素子3,6にそれ
ぞれコンデンサ12,13を並列に接続した点であり、
スイッチング素子3、コンデンサ12、ダイオード7に
よって構成される回路を第2の直列接続回路54とし、
スイッチング素子6、コンデンサ13、ダイオード8に
よって構成される回路を第3の直列接続回路55とす
る。
【0022】この実施形態の基本的な動作は図1と同様
であるが、スイッチング素子3,6がソフトスイッチン
グ動作を行う点が異なっている。すなわち、交流入力電
圧が正の期間では、スイッチング素子3がオンすると交
流入力端子Uからダイオード1、スイッチング素子3、
一次巻線P1、交流入力端子Vの経路で電流が流れて変
圧器17が励磁され、二次巻線Sに電圧が誘起される。
【0023】スイッチング素子3をオフすると、変圧器
17の漏れインダクタンスのエネルギーと励磁インダク
タンスのエネルギーは、一次巻線P1,P2、ダイオー
ド8、コンデンサ12の経路でコンデンサ12を徐々に
充電する電流となる。これにより、スイッチング素子3
はソフトにターンオフする。その後、変圧器17の漏れ
インダクタンスのエネルギーと励磁インダクタンスのエ
ネルギーは、ダイオード7,8を通ってコンデンサ11
により吸収され、減少して零になる。このとき、共振動
作によりダイオード7,8には逆回復電流が流れると共
にコンデンサ12の電荷が放電され、ダイオード7,8
はオフする。これにより、次にスイッチング素子3がオ
ンするときにはコンデンサ12には電圧が印加されてい
ない状態でのターンオン、つまり零電圧スイッチングが
可能になる。
【0024】以上のようにしてスイッチング素子3はソ
フトスイッチング動作を行なうため、スイッチング損失
は図1,図2の実施形態に比べて極端に小さくなる。交
流入力電圧が負の期間も同様にして、スイッチング素子
6がソフトスイッチング動作となる。
【0025】次に、図4は本発明の第4実施形態を示し
ている。この実施形態も請求項3の発明の実施形態に相
当しており、図2におけるスイッチング素子3,6にそ
れぞれコンデンサ12,13を並列に接続したものであ
る。図3の実施形態と同様に、本実施形態においてもス
イッチング素子3,6をソフトスイッチング動作させる
ことができ、スイッチング損失は図2の実施形態に比べ
て極端に小さくなる。
【0026】図5〜図8はそれぞれ本発明の第5〜第8
実施形態を示しており、第5実施形態は請求項1の発
明、第6実施形態は請求項2の発明、第7実施形態及び
第8実施形態は請求項3の発明の実施形態にそれぞれ相
当している。第5〜第8実施形態では、図1〜図4に示
した第1〜第4実施形態におけるセンタータップ付変圧
器17の代わりに、センタータップ付フライバック用変
圧器を使用している。すなわち、図5〜図8において、
18はフライバック用変圧器、18aはセンタータッ
プ、P1,P2は一次巻線、Sは二次巻線であり、これ
らの巻線の極性は図中、・(ドット)で示すとおりであ
る。また、変圧器18の二次側において、19はダイオ
ードである。なお、この変圧器18及びその二次側回路
以外の構成については、図5は図1と、図6は図2と、
図7は図3と、図8は図4とそれぞれ同一である。
【0027】図1〜図4の第1〜第4実施形態では、ス
イッチング素子3または6がオンした時に変圧器17の
二次側にエネルギーを供給する、いわゆるフィードフォ
ワード形の構成である。しかるに、図5〜図8の第5〜
第8実施形態では、スイッチング素子3または6がオン
している時に変圧器18の励磁インダクタンスにエネル
ギーを蓄積し、スイッチング素子3または6のオフ時に
変圧器18の二次側にエネルギーを供給する、いわゆる
フライバック形の構成としている。
【0028】第5〜第8実施形態におけるスイッチング
素子3,6のスイッチング動作は、第1〜第4実施形態
と同一である。第1〜第4実施形態では変圧器17の二
次巻線Sは電圧源となるため、整流ダイオード19、平
滑用のリアクトル22、コンデンサ23及び環流用のダ
イオード21により整流平滑されるが、第5〜第8実施
形態では変圧器18の二次巻線Sが電流源となるため、
整流ダイオード19及びコンデンサ23によって整流平
滑される。
【0029】図9、図10は本発明の第9実施形態であ
り、請求項4の発明の実施形態に相当する。以下、図9
を参照しながら説明すると、前述した図1〜図8におけ
る直流出力電圧を検出し、この電圧値が電圧設定器32
による設定値になるように調節動作する電圧調節器33
の出力信号が変調器35の一端に入力されている。変調
器35の他端にはキャリア発生器34からのキャリア信
号が入力されており、両信号を比較することによって時
間比率が調整されたオンオフ信号が生成され、パルス分
配回路37に入力される。
【0030】上記オンオフ信号は、信号の立ち上がり時
に二つのスイッチング素子3,6の同時オン期間を設け
るためのワンショットパルス発生器36に入力され、そ
の出力であるワンショットパルスが前記パルス分配回路
37に入力される。一方、図1〜図8における交流入力
電圧の検出値は極性判別器31に入力されており、その
出力である極性判別信号Aがパルス分配回路37に入力
される。
【0031】パルス分配回路37では、変調器35から
のオンオフ信号、ワンショットパルス発生器36からの
ワンショットパルス、及び極性判別信号Aの合計三つの
信号から二つのスイッチング素子3,6用のオンオフ信
号として、図10に示すような信号1,信号2を生成し
出力する。なお、信号1がスイッチング素子3用の信
号、信号2がスイッチング素子6用の信号である。
【0032】図10はこの実施形態の動作を示す波形図
であり、交流入力電圧の正の半波では、信号1を時間比
率の変化する制御パルスとし、信号2をスイッチング素
子3,6の同時オンを確保するための一定幅の制御パル
スとする。交流入力電圧の負の半波では、信号2を時間
比率の変化する制御パルスとし、信号1をスイッチング
素子3,6の同時オンを確保するための一定幅の制御パ
ルスとする。このように二つのスイッチング素子3,6
に対して同時オン期間を設けることにより、コンデンサ
9,10,11に蓄積されたエネルギーは第1〜第4の
実施形態では変圧器17を介してその二次側に供給さ
れ、第5〜第8の実施形態では変圧器18に励磁エネル
ギーとして蓄積されることになる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、従来
では4個必要であったスイッチング素子を2個に削減す
ることができ、部品数の減少によって装置の小型化、低
価格化を図ることができる。また、スイッチング動作と
してソフトスイッチングを行わせることによってスイッ
チング損失の低減が可能であり、電力変換効率の向上、
冷却能力の低減による冷却装置の小型化、低価格化を達
成することができる。更に、コンデンサにより吸収した
エネルギーを負荷側に供給するようにしたので、変圧器
の漏れインダクタンスや配線インダクタンスに蓄積され
たエネルギーを消費させる必要が無くなり、電力変換効
率を一層向上させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示す回路図である。
【図4】本発明の第4実施形態を示す回路図である。
【図5】本発明の第5実施形態を示す回路図である。
【図6】本発明の第6実施形態を示す回路図である。
【図7】本発明の第7実施形態を示す回路図である。
【図8】本発明の第8実施形態を示す回路図である。
【図9】本発明の第8実施形態を示す回路図である。
【図10】図9の動作を示す波形図である。
【図11】従来技術を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2,7,8,19,21 ダイオード 3,6 スイッチング素子 9,10,11,12,13,23 コンデンサ 17,18 センタータップ付変圧器 17a,18a センタータップ 31 極性判別器 32 電圧設定器 33 電圧調節器 34 キャリア発生器 35 変調器 36 ワンショットパルス発生器 37 パルス分配回路 51 第1の直列接続回路 52,54 第2の直列接続回路 53,55 第3の直列接続回路 P1,P2 一次巻線 S 二次巻線 U,V 交流入力端子 P,N 直流出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相交流電圧を高周波でオンオフするス
    イッチング素子を介してセンタータップ付変圧器の一次
    巻線に印加し、この変圧器の二次巻線から整流平滑回路
    を介して直流電圧を出力させるようにしたコンバータ装
    置において、 ダイオードを2個直列接続した第1の直列接続回路と、
    スイッチング素子とダイオードとをこの順序で直列接続
    した第2の直列接続回路と、ダイオードとスイッチング
    素子とをこの順序で直列接続した第3の直列接続回路と
    を互いに並列に接続すると共に、これらの直列回路に対
    してコンデンサを並列に接続し、 第1の直列接続回路の直列接続点を一方の単相交流入力
    端子に接続し、第2の直列接続回路の直列接続点をセン
    タータップ付変圧器の一次巻線の一端に接続し、第3の
    直列接続回路の直列接続点を前記一次巻線の他端に接続
    し、かつ、前記一次巻線のセンタータップを他方の単相
    交流入力端子に接続したことを特徴とするコンバータ装
    置。
  2. 【請求項2】 単相交流電圧を高周波でオンオフするス
    イッチング素子を介してセンタータップ付変圧器の一次
    巻線に印加し、この変圧器の二次巻線から整流平滑回路
    を介して直流電圧を出力させるようにしたコンバータ装
    置において、 ダイオードを2個直列接続した第1の直列接続回路と、
    スイッチング素子とダイオードとをこの順序で直列接続
    した第2の直列接続回路と、ダイオードとスイッチング
    素子とをこの順序で直列接続した第3の直列接続回路と
    を互いに並列に接続すると共に、これらの直列回路に対
    してコンデンサを並列に接続し、 第1の直列接続回路の直列接続点を一方の単相交流入力
    端子に接続し、第2の直列接続回路の直列接続点をセン
    タータップ付変圧器の一次巻線の一端に接続し、第3の
    直列接続回路の直列接続点を前記一次巻線の他端に接続
    し、かつ、前記一次巻線のセンタータップを他方の単相
    交流入力端子に接続すると共に、 第1〜第3の直列回路の並列接続点と前記センタータッ
    プとの間にコンデンサをそれぞれ接続したことを特徴と
    するコンバータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコンバータ装置
    において、 第2の直列接続回路内のスイッチング素子に並列にコン
    デンサを接続し、かつ、第3の直列接続回路内のスイッ
    チング素子に並列にコンデンサを接続したことを特徴と
    するコンバータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載のコンバータ
    装置において、 第2の直列接続回路内のスイッチング素子と第3の直列
    接続回路内のスイッチング素子と一定時間だけ同時にオ
    ンさせる手段を備えたことを特徴とするコンバータ装
    置。
JP2000217468A 2000-07-18 2000-07-18 コンバータ装置 Pending JP2002034258A (ja)

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