JP2002033800A - 無線電話機の着信報知方法 - Google Patents

無線電話機の着信報知方法

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JP2002033800A
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signal
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wireless telephone
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武紀 森
Kenichi Suzuki
憲一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲に着信音を気遣うことなく、パソコン上
に無線電話機の着信を報知する。 【解決手段】 着信信号処理装置10は、無線電話機1
が発信する着信応答信号aを検波し増幅する信号検知部
11と、その受信検知信号を着信パルス信号に変換して
インターフェイス13を介して着信報知装置20に出力
する信号処理部12とを備え、着信報知装置20側の制
御手段21は、着信パルス信号を計数するとともに、そ
の計数値が基準値より大きいときには、報知手段(ディ
スプレイ)22に着信メッセージを表示させ、この着信
報知装置20はパソコン上で動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話、PHSな
どの無線電話機の着信報知方法に関し、特に詳しくは、
無線電話機の着信呼出し音を鳴らすことなく着信を知ら
せることができるようにした無線電話機の着信報知方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPHSなどの無線電話機は、
持ち運びに便利な上、わざわざ公衆電話などを探した
り、テレホンカードや小銭などを用意することなくどこ
でも利用できるため、一般社会に広く普及されている。
【0003】また、営業などで外出することの多い者に
とっては、社外で社内や顧客などからの緊急連絡などを
受けることができるという利便性から、会社側から社員
個々に対して無線電話機の携帯を義務づけている場合も
少なくない。
【0004】このように無線電話機が利便性に優れてい
るとはいうものの、最近では、無線電話機の通話音声や
着信呼出し音の問題も大きくクローズアップされてい
る。例えば、着信呼出し音や通話音声が周囲の者の迷惑
になるという観点から、電車の中や公共の場などの共用
スペースでは無線電話機の電源を切るような要請がしば
しばなされている。
【0005】そのような場合、無線電話機の電源を切っ
ていても留守番機能を動作させておけば、着信があった
ことを知ることはできるが、いちいち留守録音を聞かな
ければならず煩わしいだけでなく、緊急事態への対応が
遅れるという問題も生じてしまう。
【0006】また、仕事上、営業など外出する機会が多
い上、顧客などとの連絡を密にとる必要のある者にとっ
ては、例え社内にいるときでさえも無線電話機の着信に
気を配る必要があり、無線電話機の着信呼出し音が他の
社員にとって迷惑であることを承知してはいても電源を
切ることは難しい。
【0007】このため最近では、無線電話機の着信を知
らせる方法として、着信があったときに、着信呼出し音
の代わりに電話機本体を振動させて所持者に着信を体感
的に知らせる機能や、着信呼出し音の代わりに電話機の
アンテナなどに取り付けられているLEDを点滅させて
所持者に着信を視覚的に知らせる機能等を付加した無線
電話機が種々提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような機能を利
用することで、無線電話機の所持者は、着信があったこ
とを体感的にあるいは視覚的に確認し、公共の場などで
は周囲の者に迷惑とならない場所に移動して通話を開始
すればよい。また、仕事場においても、他の社員にとっ
ては耳障りな着信呼出し音に気配ることなく、落ち着い
て発信者との通話を行うことができる。
【0009】しかし、前者の着信を体感的に知る方法で
は、所持者は、常に無線電話機を身につけておく必要が
あり煩わしいばかりでなく、身体を動かす作業をしてい
るときや仕事に集中しているときなどには、その振動に
気付かないことがある。また、後者の着信を視覚的に知
る方法では、常に携帯電話機の発光部に注意を払う必要
があり煩わしいばかりでなく、仕事に集中することがで
きず仕事の効率を下げることにもなりかねない。
【0010】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、その目的は、着信呼出し音を鳴らす
ことなく無線電話機の着信を報知することができる無線
電話機の着信報知方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、無線電話機が呼出し信号受信時に端末局
に対して発信する着信応答信号を検知して出力する着信
信号処理装置と、所定のインターフェイスを介して前記
着信信号処理装置に接続される着信報知装置とを含み、
前記着信信号処理装置は、前記着信応答信号を検波し所
定に増幅する信号検知部と、同信号検知部にて検波増幅
された受信検知信号を着信パルス信号に変換して前記イ
ンターフェイスを介して前記着信報知装置へと出力する
信号処理部とを備え、前記着信報知装置は、前記着信信
号処理装置から入力された着信パルス信号を計数すると
ともに、その計数値と予め設定されている基準値とを比
較する制御手段と、前記無線電話機の着信を報知する報
知手段とを備え、前記制御手段は、前記着信パルス信号
を所定時間計数し、その計数値が前記基準値以上である
ときには、前記報知手段を動作させて前記無線電話機の
着信を報知することを特徴としている。
【0012】本発明において、前記着信報知装置は前記
無線電話機の機種選択部を備え、前記制御手段には前記
機種選択部にて選択された無線電話機の使用周波数ごと
に前記基準値が設定されることが好ましく、これによれ
ば、無線電話機の着信報知をその使用周波数に対応させ
て正確に行うことができる。
【0013】また、本発明において、前記着信報知装置
は受信感度選択部を備え、前記制御手段は前記受信感度
調整部にて設定された受信感度データを前記インターフ
ェイスを介して前記着信信号処理装置の信号処理部に出
力し、同信号処理部は、その受信感度データに基づいて
前記信号検知部の増幅度を可変にすることが好ましく、
これによれば、無線電話機から発信する着信応答信号の
受信感度を、無線電話機と信号検知部との距離に応じて
調整し、正確に着信応答信号の検知ができる。
【0014】本発明による無線電話機の着信報知方法
は、無線電話機の所持者がパソコンを操作している場合
に特に有効である。すなわち、本発明の好ましい態様に
よれば、前記着信信号処理装置はマウスパッドもしくは
マウスに装備され、前記着信報知装置はパソコン上で動
作し、パソコンのディスプレイ上に着信表示がなされ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な構成が示されて
いる図1を参照すると、本発明は、携帯電話機が呼出し
信号受信時に端末局に対して発信する着信応答信号aを
検知して出力する着信信号処理装置10と、所定のイン
ターフェイス13を介して着信信号処理装置10に接続
される着信報知装置20とで構成されている。
【0016】着信信号処理装置10には、信号検知部1
1、信号処理部12およびインターフェイス13が備え
られている。信号検知部11は、検波回路111および
増幅回路112を含み、携帯電話機1の着信応答信号a
は、この信号検知部11で検波され所定に増幅された
後、受信検知信号として信号処理部12に与えられる。
【0017】信号処理部12には、CPUやロジック回
路などが用いられる。信号処理部12は、信号検知部1
1から入力された受信検知信号をパルス信号に変換し、
インターフェイス13を介して着信報知装置20に出力
する。
【0018】着信報知装置20は、制御手段21および
報知手段22を備えている。制御手段21は、信号処理
部12から入力された着信パルス信号を所定時間計数す
るとともに、その計数値と予め設定されている基準値と
を比較し、その計数値が基準値以上であるときには、報
知手段22を動作させて携帯無線電話機1の所持者に着
信を知らせる。
【0019】また、制御手段21には、信号検知部11
にて検知される携帯電話機1の機種、例えば800MH
z,1.5GHz,PHSの別を選択する機種選択機能
と、信号検知部11の受信感度を選択する受信感度選択
機能とが備えられている。
【0020】図2に示されているように、この実施形態
において、着信信号処理装置10はマウスパッド(シー
トパッド)に装備されており、携帯電話機1はマウスパ
ッドの上もしくはその近傍に置かれる。
【0021】また、着信報知装置20の制御手段21の
諸機能(実行プログラム)は、アプリケーションソフト
としてパソコン(パーソナルコンピュータ)にインスト
ールされ、報知手段22にはパソコンのディスプレイが
用いられる。すなわち、着信報知装置20はパソコン上
で動作する。したがって、以下の説明では着信報知装置
20をパソコンとする。
【0022】信号処理部12とパソコン20とを結ぶイ
ンターフェイス13は、USB,IEEE1394,R
C232C,パラレルポート,PS2などに対応できる
ものであればいずれの形式でもよいが、パソコン20の
入出力端子がUSB,IEEE1394,PS2である
場合には、パソコン本体20側からインターフェイス1
3を介して着信信号処理装置10に電源を供給できるた
め、着信信号処理装置10に電池などの電源を内蔵する
必要がない。
【0023】パソコン20上で本発明の実行プログラム
を起動すると、図3に示されているように、ディスプレ
イ(報知手段)22に携帯電話機1の機種選択部画面2
3と受信感度選択部画面24とが設定される。
【0024】この実施形態によると、機種選択部画面2
3には800MHz,1.5GHz,PHSの3機種が
表示される。図示されていないが、制御手段21のメモ
リには、各機種の使用周波数ごとに着信判定の基準値
(カウント値)が記憶されており、機種選択部画面23
でマウス30によりいずれか一つの機種が選択される
と、制御手段21は、その機種に対応する基準値をメモ
リから取り込む。
【0025】参考までに、この実施形態において、着信
パルスのカウント時間は各機種ともに1secと一定
で、その基準値は800MHz機種で約50カウント、
1.5GHz機種で約100カウント、PHS機種で約
160カウントとしている。
【0026】また、この実施形態によると、受信感度選
択部画面24には高、中、低の3段階が表示される。こ
こで、受信感度を選択する理由は、例えば同じフロア内
で他人が所持している携帯電話機からの着信応答信号を
拾わないようにするためと、例えば検知すべき携帯電話
機1を信号検知部(マウスパッド)11から離して置い
た場合でも確実に着信応答信号を検知できるようにする
ためである。
【0027】受信感度選択部画面24でマウス30によ
りいずれか一つの受信感度が選択されると、制御手段2
1は、その受信感度データをインターフェイス13を介
して信号処理部12に出力する。信号処理部12は、そ
の受信感度データに基づいて信号検知部11で検知され
る着信応答信号aの増幅度を可変する。
【0028】次に、本発明の動作を図4のフローチャー
トを参照して説明する。なお、携帯電話機1の機種とそ
の着信応答信号の受信感度は、図3の機種選択部画面2
3および受信感度選択部画面24であらかじめ設定され
ているものとする。
【0029】制御手段21は、ステップST1で、着信
信号処理装置10から出力された着信パルス信号を検知
すると、次段ステップST2にて、その着信パルス信号
を所定時間カウントするカウント動作に入る。
【0030】そして、カウント終了後のステップST3
で、そのカウント数と予め設定されている基準値とを比
較し、カウント数が基準値より大きいかの判定を行な
う。判定式は、着信パルス信号のカウント値>基準値も
しくは着信パルス信号のカウント値≧基準値のどちらで
もよい。
【0031】ステップST3の判定がNOであれば、制
御手段21は「着信なし」と判断しステップST1に戻
る。これに対して、ステップST3の判定がYESであ
れば、制御手段21は、着信パルス信号が携帯電話機1
からの信号であると判断し、ステップST4で図5に例
示されているように、ディスプレイ22に「電話がなっ
ているよ!!」なる着信メッセージ25を「OK」なる
確認応答入力部26とともに表示する。
【0032】そして、マウス30にて確認応答入力部2
6がクリックされると、ステップST5で、制御手段2
1は着信表示が操作者によって確認されたと判断し、ス
テップST1に戻る。このように、本発明によれば、携
帯電話機1の着信がパソコン20のデイスプレイ22に
表示されるため、特にパソコンを多く使用している職場
で周囲の人に気遣うことなく着信があったことを知るこ
とができる。
【0033】なお、この例においては、デイスプレイ2
2に着信メッセージ25を表示するようにしているが、
場合によっては、着信メッセージ25に代えて、もしく
は着信メッセージ25とともにパソコン20の音源を鳴
らすようにしてもよい。着信メッセージ25は文字だけ
でなく、例えば電話のマークなども含まれる。
【0034】また、パソコン20上で動作する他のソフ
トウエアを着信検知に連動して起動することも可能であ
る。その場合、制御手段21にパソコン20上で動作す
る着信報知の種々の方法を想定してその選択部を用意
し、操作者側で任意に選択できるようにすればよい。
【0035】上記実施形態では、着信信号処理装置10
をマウスパッドに組み込むようにしているが、着信信号
処理装置10の信号検知部11および信号処理部12を
マウス30内に装備してもよい。その場合、インターフ
ェイス13は、マウス30とパソコン20とを接続する
USB,PS2などの入出力端子が利用できる。なお、
携帯電話機1の端末局に対して発信する着信応答信号a
は、携帯電話機1の電源のオン/オフに関わりなく発せ
られることは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えばオフィス内の既存のパソコンとその周辺機器を利
用することで、他の者にとっては耳障りな着信呼出し音
を気にすることなく、携帯電話機の着信を知ることがで
きる。しかも、着信を検知する着信検知装置は、マウス
パッドもしくはマウスに装備されているため、携帯電話
機をマウスパッド上あるいはその周辺に置くだけで携帯
電話機の着信を知ることができ、携帯電話機を置く専用
スペースを確保する必要がない。
【0037】また、機種選択部で携帯電話機の機種を特
定するとともに、受信感度選択部で携帯電話機の着信応
答信号の受信感度を適正に選択することにより、誤った
着信報知を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成例を示したブロック図。
【図2】本発明をパソコンで動作させる具体例を示した
模式図。
【図3】本発明における機種選択部および受信感度選択
部をディスプレイ上に表示した表示画面の模式図。
【図4】本発明の動作フローチャート。
【図5】本発明による着信報知表示画面を示した模式
図。
【符号の説明】
1 携帯電話機 10 着信信号処理装置 11 信号検知部 12 信号処理部(CPU) 13 インターフェイス 20 着信報知装置(パソコン) 21 制御手段 22 報知手段(ディスプレイ) 23 機種選択部画面 24 受信感度選択部画面 25 着信メッセージ 26 確認応答入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 BB04 EE01 EE15 FF03 FF22 HH26 5K067 AA34 BB04 CC12 DD23 EE02 FF13 FF23 FF32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線電話機が呼出し信号受信時に端末局
    に対して発信する着信応答信号を検知して出力する着信
    信号処理装置と、所定のインターフェイスを介して前記
    着信信号処理装置に接続される着信報知装置とを含み、 前記着信信号処理装置は、前記着信応答信号を検波し所
    定に増幅する信号検知部と、同信号検知部にて検波増幅
    された受信検知信号を着信パルス信号に変換して前記イ
    ンターフェイスを介して前記着信報知装置に出力する信
    号処理部とを備え、 前記着信報知装置は、前記着信信号処理装置から入力さ
    れた着信パルス信号を計数するとともに、その計数値と
    予め設定されている基準値とを比較する制御手段と、前
    記無線電話機の着信を報知する報知手段とを備え、前記
    制御手段は、前記着信パルス信号を所定時間計数し、そ
    の計数値が前記基準値以上であるときには、前記報知手
    段を動作させて前記無線電話機の着信を報知することを
    特徴とする無線電話機の着信報知方法。
  2. 【請求項2】 前記着信報知装置は前記無線電話機の機
    種選択部を備え、前記制御手段には前記機種選択部にて
    選択された無線電話機の使用周波数ごとに前記基準値が
    設定される請求項1に記載の無線電話機の着信報知方
    法。
  3. 【請求項3】 前記着信報知装置は受信感度選択部を備
    え、前記制御手段は前記受信感度調整部にて設定された
    受信感度データを前記インターフェイスを介して前記着
    信信号処理装置の前記信号処理部に出力し、同信号処理
    部はその受信感度データに基づいて前記信号検知部の増
    幅度を可変する請求項1に記載の無線電話機の着信報知
    方法。
  4. 【請求項4】 前記着信信号処理装置はマウスパッドも
    しくはマウスに装備され、前記着信報知装置はパソコン
    上で動作する請求項1に記載の無線電話機の着信報知方
    法。
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