JP2002032537A - オペレーショナルリスク計測方法 - Google Patents

オペレーショナルリスク計測方法

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JP2002032537A
JP2002032537A JP2000217217A JP2000217217A JP2002032537A JP 2002032537 A JP2002032537 A JP 2002032537A JP 2000217217 A JP2000217217 A JP 2000217217A JP 2000217217 A JP2000217217 A JP 2000217217A JP 2002032537 A JP2002032537 A JP 2002032537A
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JP
Japan
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business
data
risk
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JP2000217217A
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English (en)
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Yukiko Norichika
由紀子 則近
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】計量化することが難しいオペレーショナルリス
クのリスク量を企業内に蓄積した業務適正検査データ、
勤務状況データ、取得資格/受講研修データ、業務履歴
データといったできるだけ客観的なデータにより計測す
る。 【解決手段】企業などで端末を用いた業務を行った場
合、端末の操作ミスや従業員の不正、事故などで損失を
被るオペレーショナルリスクの計測方法において、企業
内に従業員の業務適正検査データ、勤務状況データ、業
務履歴データ、業務別リスク係数を蓄積および保有し、
業務遂行者によって入力された対象業務や従業員番号に
よって前記企業内に蓄積および保有されたデータを検索
し、リスク量を計測する。また、第三者が対象業務に対
して承認を行うかどうかを確認し、承認を行う場合は、
そのリスク量も計測し、対象業務のリスク量はこれらの
平均値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は企業などで端末を用
いた業務を行った場合、端末の操作ミスや従業員の事故
などで損失を被るオペレーショナルリスクに関し、計量
化することが難しいリスク量を企業内に蓄積した業務適
正検査データ、勤務状況データ、業務履歴データ、業務
別リスク係数を用いて、計量化する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】オペレーショナルリスクの測定およびモ
ニタリングはまだ初期段階でほとんど行われていない。
モニタリングとして企業内の各部署にインタビューを行
いリスクの要因情報を収集している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法において
は、次のような問題がある。
【0004】オペレーショナルリスクの測定およびモニ
タリングはまだ初期段階でほとんど行われていない。モ
ニタリングとして企業内の各部署にインタビューを行い
リスクの要因情報を収集しているが、定性情報の収集と
分析に止まり、定量化はされていないので客観性に欠け
る。
【0005】本発明の目的は、計量化することが難しい
オペレーショナルリスクのリスク量をできるだけ客観的
なデータにより計測することにある。定量化することに
よって、専門的で個人のスキルに頼ることの多い業務に
対する適切な人事評価を行うことができ、配置転換や業
務改善に役立つ指標となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】企業などで端末を用いた
業務を行った場合、端末の操作ミスや従業員の不正、事
故などで損失を被るオペレーショナルリスクの計測方法
において、企業内にあらかじめ実施された適性検査など
の結果である従業員の業務適正検査データ、欠勤/遅刻
日数や健康状態を保有する勤務状況データ、取得資格/
受講研修データと業務ごとにその資格や研修の重み付け
を表わす業務リスク係数や、また、従業員の対象業務へ
の習熟度を図る業務履歴データを蓄積および保有し、業
務遂行者によって入力された対象業務や従業員番号によ
って前記企業内に蓄積および保有されたデータを検索
し、リスク量を算出する。また、第三者が対象業務に対
して承認を行うかどうかを確認し、承認を行う場合は、
業務承認者によって入力された従業員番号によって前記
企業内に蓄積および保有されたデータを検索し、リスク
量を算出し、承認が終了した場合は、対象業務に関わっ
た従業員と承認者のリスク量の平均値を算出する。
【0007】これにより、企業などで従業員が端末を用
いた業務を行った場合、端末の操作ミスや事故などで被
る損失であるオペレーショナルリスクという計量化する
ことが難しいリスク量の計量を可能にする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照して説明する。
【0009】図1は、オペレーショナルリスクを計量す
るための構成図であり、従業員番号などを入力したり業
務を実行するときに利用するディスプレイ101とキー
ボード102、従業員が実行したオペレーションに対し
て承認を行うかどうかを判断するCPU103、また、
リスク量の計算を行うメモリ104は、制御プログラム
105、リスク量算出プログラム106、ワークエリア
107から構成される。さらに記憶装置108には、各
従業員NOのパスワードを保有する従業員データ10
9、あらかじめ実施された適性検査などの結果である従
業員の業務適正検査データ110、各従業員の取得資格
や受講研修を保有する取得資格/受講研修データ11
1、遅刻回数や平均残業時間を保有する勤務状況データ
112、また、従業員の対象業務への習熟度を図る業務
履歴データ113やこれらのリスク量を測るデータの影
響度示す業務別リスク係数114、リスク量算出結果1
15から構成される。
【0010】図2は、オペレーショナルリスク量を算出
するときのフローチャートである。図3は、対象業務の
指定エリア301、従業員番号の入力エリア302、パ
スワードの入力エリア303を保有する業務起動画面で
ある。
【0011】図4は、従業員番号の入力エリア401、
パスワードの入力エリア402を保有するオペレーショ
ン確認/承認画面である。
【0012】図5は、従業員番号501とパスワード5
02を保有する従業員データテーブルである。
【0013】図6は、従業員番号601と対象業務60
2と業務毎に業務の適正をあらわす適正検査結果603
を保有する適正検査データテーブルである。
【0014】図7は、従業員番号701と従業員が取得
した資格や受講した研修を記録している取得資格/受講
研修データテーブルである。
【0015】図8は、従業員番号801と直近3ヶ月間
の欠勤日数802や直近3ヶ月間の遅刻回数803、直
近3ヶ月間の平均残業時間804、従業員の健康状態8
05といった従業員の勤務状況データなどを保有する勤
務状況データテーブルである。
【0016】図9は、従業員番号901と業務を実行し
た日付902、対象業務903、その業務の実行結果9
04を保有する業務履歴データテーブルである。
【0017】図10は、図9に示した業務履歴データテ
ーブルのデータ更新後のテーブルである。
【0018】図11は、業務1101毎に従業員が取得
した資格1102や受講した研修1103に対する重み
付けを表わするリスク量への影響度を示すリスク係数が
予め登録されている業務別リスク係数データテーブルで
ある。
【0019】図12は、業務完了日時1201、対象業
務1202、従業員番号1203、これらに対応するリ
スク量1204保有するリスク量算出結果データテーブ
ルである。
【0020】次にオペレーショナルリスクのリスク量算
出方法について、おもに図2のフローチャートを用いて
説明する。
【0021】まず業務遂行者は、図3に示す業務起動画
面を利用して対象業務301や従業員番号302、パス
ワード303を入力する(ステップ202)。業務遂行
者が、業務を実行する権利を持っている人かどうかを確
認するため、入力された従業員番号を用いて、従業員番
号とパスワードの正しい組み合わせを保有する従業員デ
ータ204によってパスワードを確認する(ステップ2
06)。
【0022】パスワードが従業員データに登録されてい
るものと異なる場合は業務が実行できないが、一致した
場合は入力された従業員番号を用いて適正検査データ2
14、取得資格データ216、勤務状況データ216、
業務履歴データ218といった業務遂行者の個人情報を
検索する(ステップ208)。ステップ208で検索し
た個人情報と業務別リスク係数212を用いて、オペレ
ーションによるリスク量を算出する(ステップ21
0)。
【0023】オペレーショナルリスクのリスク量は、図
6に示す適性検査データや図7の取得資格/受講研修デ
ータ、図8の勤務状況データ、図9の業務履歴データ、
図11の業務別リスク係数を用いて算出する。リスク量
の算出式は、次のようになる。
【0024】リスク量=(A)適性検査結果によるもの+
(B)取得資格/受講研修によるもの+(C)勤務状況による
もの+(D)業務履歴によるもの 例えば、従業員2が業務2を実行した場合、(A)適性検
査結果によるものは、従業員2の従業員番号をキーに図
6にある適性検査データが保有する従業員2の業務2に
対する適性検査結果603を検索する。
【0025】(A)適性検査結果によるもの=あまりない
(70) また、(B)取得資格/受講研修によるものは、図7の取
得資格/受講研修データが保有する従業員2が取得およ
び受講した資格/研修の情報702と、図11の業務別
リスク係数を用いて次のように計算する。
【0026】(B)取得資格/受講研修によるもの=資格A
(100)×0.7+研修b(100)×0.1+研修d(100)×0.0 さらに(C)勤務状況によるものは、図8にある直近3ヶ月
間の欠勤日数802と直近3ヶ月間の遅刻日数803か
ら確率を計算し、その確率に直近3ヶ月間の平均残業時
間804で40時間を超えた時間と、あらかじめ登録さ
れている健康状態805を加算する。
【0027】(C)勤務状況によるもの={欠勤日数(5)+
遅刻日数(1)}÷出社対象日数(60)+0(残業時間が15で4
0を超えていないため)+やや良好(20) (D)業務履歴によるものは、図9に示す業務履歴データ
にある蓄積されたある一定期間(ここでは直近3ヶ月
間)の実行結果904から次の式により再実行の確率を
算出し業務履歴によるリスク量とする。
【0028】(D)業務履歴によるもの=再度実行の確率
=再度実行回数÷(正常終了回数+再度実行回数) そして入力した対象業務のオペレーションを行い(ステ
ップ222)、本業務に対する業務履歴情報を業務履歴
データ220に追加する(ステップ224)。さらにス
テップ226においてオペレーションの確認および承認
を行う場合は、業務実行時と同様に図4に示すオペレー
ションの確認/承認画面を利用して従業員番号やパスワ
ードを入力する(ステップ228)。業務承認者が、承
認する権利を持っている人かどうかを確認するため、入
力された従業員番号を用いて、従業員番号とパスワード
の正しい組み合わせを保有する従業員データ204によ
りパスワードを確認する(ステップ230)。パスワー
ドが従業員データに登録されているものと異なる場合
は、オペレーションの確認および承認ができないが、一
致した場合は入力された従業員番号を用いて適正検査デ
ータ214、取得資格/受講研修データ216、勤務状
況データ218、業務履歴データ220といった業務承
認者の個人情報を検索する(ステップ232)。
【0029】ステップ232で検索した個人情報と業務
別リスク係数212を用いて、業務承認者のオペレーシ
ョンのリスク量を算出する(ステップ234)。リスク
量の算出方法は、前記、業務遂行時の算出方法と同じ。
【0030】またステップ226においてオペレーショ
ンの確認および承認を行わない場合には、ワークエリア
上に退避してある対象業務のリスク量の平均値を算出し
(ステップ236)、その値を本業務のオペレーションに
おけるリスク量とする。
【0031】リスク量の平均値の算出は次のようにな
る。
【0032】リスク量=(業務遂行者のリスク量+業務
承認者のリスク量+・・・)÷業務の遂行および承認に関
わった人の人数
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、企
業などで端末を用いた業務を行った場合、端末の操作ミ
スや従業員の事故などで損失を被るオペレーショナルリ
スクという計量化することが難しいリスク量の計測を可
能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】オペレーショナルリスクを計量するための構成
図である。
【図2】オペレーショナルリスク量を算出するときのフ
ローチャートである。
【図3】業務起動画面の表示例を示す図である。
【図4】オペレーション確認/承認画面の表示例を示す
図である。
【図5】従業員データテーブルを示す図である。
【図6】適正検査データテーブルを示す図である。
【図7】勤務状況データテーブルを示す図である。
【図8】業務履歴データテーブルを示す図である。
【図9】図8に示すデータ追加後の業務履歴データテー
ブルを示す図である。
【図10】業務別リスク係数データテーブルを示す図で
ある。
【図11】リスク量算出結果データテーブルを示す図で
ある。
【符号の説明】
101…ディスプレイ、102…キーボード、103…
CPU、106…リスク量算出プログラム、110…適
正検査データ、111…取得資格/受講研修データ、1
12…勤務状況データ、113…業務履歴データ、11
4…業務別リスク係数、115…リスク算出結果。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 企業などで端末を用いた業務を行った場
    合、端末の操作ミスや従業員の不正、事故などで損失を
    被るオペレーショナルリスクの計測方法において、 企業内に従業員の業務の適正検査データ、取得資格/受
    講研修データ、勤務状況データ、業務履歴データ、業務
    別リスク係数を蓄積および保有し、業務遂行者によって
    入力された対象業務や従業員番号によって前記企業内に
    蓄積および保有されたデータを検索し、リスク量を算出
    することを特徴とするオペレーショナルリスク計測方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第三者が対象業務に
    対して承認を行うかどうかを確認し、承認を行う場合
    は、業務承認者によって入力された従業員番号によって
    前記企業内に蓄積および保有されたデータを検索し、リ
    スク量を算出し、承認が終了した場合は、対象業務に関
    わった従業員と承認者のリスク量の平均値を算出するこ
    とを特徴とするオペレーショナルリスク計測方法。
JP2000217217A 2000-07-13 2000-07-13 オペレーショナルリスク計測方法 Pending JP2002032537A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181279A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Hitachi Ltd 計算機システム及び操作ミスによるリスクの算出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181279A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Hitachi Ltd 計算機システム及び操作ミスによるリスクの算出方法

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