JP2002031451A - 減圧気化冷却装置 - Google Patents

減圧気化冷却装置

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JP2002031451A
JP2002031451A JP2000213856A JP2000213856A JP2002031451A JP 2002031451 A JP2002031451 A JP 2002031451A JP 2000213856 A JP2000213856 A JP 2000213856A JP 2000213856 A JP2000213856 A JP 2000213856A JP 2002031451 A JP2002031451 A JP 2002031451A
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JP
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ejector
cooling
cooled
tank
pressure
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JP2000213856A
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Masakatsu Okamoto
雅克 岡本
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付け箇所が限定されることがなく、且
つ、一定の減圧度で被冷却物を安定して冷却すること。 【解決手段】 反応釜1のジャケット部2とエゼクタ5
を、連通路3を介して連通する。連通路3には、ジャケ
ット部2側からエゼクタ5側に流体を圧送するブロワ1
0を設ける。反応釜1内の被冷却物を冷却する場合、ジ
ャケット部2で気化した蒸気は連通路3のブロワ10か
らエゼクタ5に確実に吸引され、減圧度の変動が少なく
安定して被冷却物を冷却することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却室内を減圧状
態に保ち、供給した冷却流体の蒸発に伴う蒸発潜熱でも
って被冷却物を気化冷却するものに関する。具体的に
は、重合や縮合等の各種反応を行う反応釜の冷却装置、
食品や医薬品や紙・パルプや繊維等の各種減圧気化冷却
装置に関する。これらの装置の被冷却物は、少しの温度
変化によって変質してしまう場合があり、高精度の温度
制御が必要とされる。
【0002】
【従来の技術】従来の減圧気化冷却装置としては、例え
ば実用新案登録第2546583号公報に示されたもの
がある。これは、エゼクタとポンプを組み合わせた組み
合わせポンプを気化冷却室の下方直近に配置して、気化
冷却室と組み合わせポンプの間に圧力損失を生じる部材
を用いることなく直接に接続したものであり、冷却に伴
う気化蒸気をポンプで吸引する場合に圧力損失を生じる
ことがなく、一定の減圧度で被冷却物を安定して冷却す
ることができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
エゼクタとポンプを組み合わせた組み合わせポンプを気
化冷却室の下方直近に配置するために、冷却装置の配置
取り付け箇所が限定される問題があった。特に設置スペ
ースの限られた箇所で、大型の冷却装置の下方直近に組
み合わせポンプを配置することは困難なケースが多々あ
った。
【0004】従って本発明の課題は、取り付け箇所が限
定されることがなく、且つ、一定の減圧度で被冷却物を
安定して冷却することのできる減圧気化冷却装置を得る
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段は、気化冷却室と真空ポンプを連通し、気化冷
却室に冷却流体を供給して被冷却物を気化冷却するもの
において、気化冷却室と真空ポンプの連通部にブロワ等
の流体圧送手段を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】気化冷却室と真空ポンプの連通部
にブロワ等の流体圧送手段を設けたことにより、連通部
が長尺になったり曲がり部を有していても、流体圧送手
段で気化冷却室の気化蒸気を真空ポンプ側に圧送するこ
とによって、圧力損失を補って気化蒸気を確実に吸引し
て一定の減圧度で被冷却物を安定して冷却することがで
きる。従って、連通部が長尺になったり曲がり部を有し
ていても良く、真空ポンプの取り付け箇所は気化冷却室
の下方直近に限られることがなく、どのような箇所にも
取り付けることができる。
【0007】
【実施例】本実施例においては、気化冷却室として反応
釜1を用いた例を示す。反応釜1の内部に入れた図示し
ない被冷却物を、ジャケット部2に供給する水等の冷却
流体によって気化冷却するものである。
【0008】反応釜1のほぼ全周にわたりジャケット部
2を形成し、ジャケット部2の側方から連通部としての
連通路3によって真空ポンプ4と連通する。真空ポンプ
4は、エゼクタ5とタンク6と循環ポンプ7及びそれぞ
れを接続する循管路8で構成する。エゼクタ5の吸込室
9とジャケット部2を連通する連通路3に、流体圧送手
段としてのブロワ10を設置する。ブロワ10は、図示
しない羽根車をモータで回転させて、ジャケット部2側
からエゼクタ5側へ流体を圧送するものである。
【0009】真空ポンプ4のディフューザ11はタンク
6内に配置する。タンク6内でディフューザ11の下方
には貫通孔12を設けた隔壁筒13を取り付ける。タン
ク6の下方を管路14で循環ポンプ7と接続し、更に循
管路8でエゼクタ5の図示しないノズル部を内蔵した吸
込室9と連通する。タンク6内の冷却水等の液体が循環
ポンプ7で循環され、エゼクタ5を経て隔壁筒13から
タンク6内へと循環する。タンク6の側部には、冷却流
体補充供給管15と不凝縮気体排出及びオーバーフロー
管16をそれぞれ接続する。
【0010】タンク6からの循環流体の一部は、分岐管
17からバルブ18を通ってジャケット部2へ供給され
ることにより、反応釜1内の被冷却物を冷却するもので
ある。また、別途の冷却流体供給管19をバルブ20を
介してジャケット部2と接続することにより、温度の異
なった冷却流体で反応釜1内の被冷却物を冷却すること
ができるものである。
【0011】本実施例においては、気化冷却のみなら
ず、蒸気による加熱もできる装置を示す。即ち、ジャケ
ット部2に加熱用蒸気供給管21を、圧力調節弁22を
介して接続する。ジャケット部2の下端部に加熱用蒸気
が凝縮したドレンを排出するドレン排出管23を接続す
る。ドレン排出管23は、開閉弁24とスチームトラッ
プ25を並行に配置して、加熱用の吸引手段26と接続
する。加熱用の吸引手段26は、エゼクタ27とタンク
30と循環ポンプ28で構成し、循環ポンプ28の駆動
によってタンク30内の流体をエゼクタ27に供給し
て、エゼクタ27でジャケット部2内のドレン及び一部
の凝縮しきれなかった加熱用蒸気を吸引するものであ
る。
【0012】反応釜1内の被冷却物を冷却する場合は、
分岐管17からタンク6内の所定温度の冷却流体をジャ
ケット部2へ供給すると共に、循環ポンプ7を駆動して
エゼクタ5でジャケット部2内の流体を吸引することに
よって、ジャケット部2内を所定の圧力状態、例えば、
大気圧以下の真空状態、とすることにより、冷却流体が
反応釜1内の被冷却物の熱を奪って蒸発することによ
り、その蒸発潜熱によって被熱交換物を気化冷却するこ
とができるものである。
【0013】上記のように冷却流体による気化冷却を行
う場合、ジャケット部2の気化蒸気は連通路3のブロワ
10を経てエゼクタ5に吸引されるために、連通路3の
距離が長かったり、あるいは、多くの曲がり部を有する
ものであってもその圧力損失が補われて、確実にエゼク
タ5に吸引され、一定の減圧度で安定して被冷却物を冷
却することができる。
【0014】ジャケット部2で気化せずに残った一部の
冷却流体は、ジャケット部2下部の管路23を通って吸
引手段26のエゼクタ27に吸引されタンク30に至
る。
【0015】一方のエゼクタ5に吸引されディフューザ
11からタンク6内に至る流体は、隔壁筒13で気液が
分離されて、液体はタンク6の下部に、蒸気を含む気体
は上部に分離される。また、気化蒸気を吸引したエゼク
タ5のディフューザ11では、気泡の崩壊に伴う著しい
騒音を発生するのであるが、本実施例ではディフューザ
11をタンク6内に配置すると共に、ディフューザ11
下部を隔壁筒13で覆ったことにより、騒音の外部への
伝達が阻止され、装置の周辺への著しい騒音を防止する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】取り付け箇所が限定されることがなく、
且つ、一定の減圧度で被冷却物を安定して冷却すること
のできる減圧気化冷却装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減圧気化冷却装置の実施例を示す構成
図。
【符号の説明】
1 反応釜 2 ジャケット部 3 連通路 5 エゼクタ 6 タンク 7 循環ポンプ 9 吸込室 10 ブロワ 11 ディフューザ 13 隔壁筒 21 加熱用蒸気供給管 26 吸引手段 27 エゼクタ 28 循環ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化冷却室と真空ポンプを連通し、気化
    冷却室に冷却流体を供給して被冷却物を気化冷却するも
    のにおいて、気化冷却室と真空ポンプの連通部にブロワ
    等の流体圧送手段を設けたことを特徴とする減圧気化冷
    却装置。
JP2000213856A 2000-07-14 2000-07-14 減圧気化冷却装置 Pending JP2002031451A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224175A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Tlv Co Ltd 加熱冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008224175A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Tlv Co Ltd 加熱冷却装置

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