JP2002031387A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002031387A JP2000217103A JP2000217103A JP2002031387A JP 2002031387 A JP2002031387 A JP 2002031387A JP 2000217103 A JP2000217103 A JP 2000217103A JP 2000217103 A JP2000217103 A JP 2000217103A JP 2002031387 A JP2002031387 A JP 2002031387A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内熱交換器の能力より圧縮機定格運
転時の能力のほうが大きい場合における暖房運転時の高
圧部の温度上昇、冷房運転時の低圧部の温度低下を防止
するために、圧力変動を生じることなく確実な制御を可
能とし、コストダウンを図る。 【解決手段】 圧縮機(101)の吐出管とアキュム
レータ(105)の吸入管との間に、冷媒流量を調整す
るための吐出−吸入電動弁(142)を設け、冷房運転
時における前記圧縮機(101)の吸入圧力が所定値以
上となるように、吐出−吸入電動弁(142)を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機、特
に、室外機内に配置されるアキュムレータ、圧縮機、四
路切換弁、室外熱交換器とを含む室外機側冷媒回路と、
室内機内に配置される室内熱交換器とを液管側配管とガ
ス管側配管とによって接続する空気調和機の冷媒回路の
制御に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の冷媒回路は、室外機内に配
置されるアキュムレータ、圧縮機、四路切換弁、室外熱
交換器と、室内機内に配置される室内熱交換器とが冷媒
配管によって接続されており、冷媒の循環経路を構成す
る。
【0003】このような空気調和機の冷媒回路におい
て、冷房時には室外熱交換器が凝縮器として機能し、室
内熱交換器が蒸発器として機能するように、四路切換弁
により冷媒循環方向を制御する。また、暖房時には室外
熱交換器が蒸発器として機能し、室内熱交換器が凝縮器
として機能するように、四路切換弁により冷媒循環方向
を制御する。
【0004】1つの室外機に対して複数の室内機を接続
するようなマルチ型空気調和機の場合、接続されている
室内機のうち1台のみを運転するような場合や運転中の
室内機が小容量である場合には、圧縮機の能力が接続さ
れている室内熱交換器の能力よりも大きくなり、高圧部
における暖房時の圧力上昇、室内熱交換器における冷房
時の凍結などが問題となる。
【0005】高圧部における圧力上昇を抑えるために、
圧縮機の吐出管とアキュムレータの吸入側との間に吐出
バイパス回路を設けることが考えられる。この吐出バイ
パス回路は、容量制御用の電磁弁およびキャピラリによ
って構成することが可能である。この場合、運転中の室
内機の容量が小さいときには、圧縮機から吐出される冷
媒の一部を電磁弁およびキャピラリを介してアキュムレ
ータ側に戻すことにより、容量制御を行うことが可能と
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような電磁弁を
備えた吐出管バイパス回路により容量制御を行う場合に
は、電磁弁の開度調整を行うことができないために任意
の値に圧力を収束させることが困難であり、電磁弁の開
閉の際に圧力変動を生じることが避けられない。このよ
うな圧力変動を防止するために、特公平9-2685463号公
報に記載されているような方法が提案されている。ここ
では、暖房運転時に冷媒吐出圧力または圧縮機入力電流
が所定値を超えた場合、圧縮機運転周波数を所定値まで
低下させるとともに吐出バイパス回路の電磁弁を開状態
とし、圧縮機入力電流または冷媒吐出圧力が所定値を超
えた時点で圧縮機運転周波数が予め設定された所定値よ
り低い場合は圧縮機入力電流または冷媒吐出圧力が正常
値に復帰した後も、吐出バイパス回路の電磁弁を開状態
に保持して制御を続行するように構成している。
【0007】このような方法による場合には、機種毎に
各パラメータを予め設定して、複雑な制御を行う必要が
ある。また、このような制御を行ったとしても電磁弁の
開閉に伴う圧力変動を完全になくすことはできない。ま
た、電磁弁を用いているために、コストダウンが困難で
あるという問題点はなんら解決されていない。
【0008】本発明は、室内熱交換器の能力より圧縮機
定格運転時の能力のほうが大きい場合における暖房運転
時の高圧部の温度上昇、冷房運転時の低圧部の温度低下
を防止するために、圧力変動を生じることなく確実な制
御を可能とし、コストダウンを図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、室外機内に配置されるアキュムレータ、圧縮機、四
路切換弁、室外熱交換器とを含む室外機側冷媒回路と、
室内機内に配置される室内熱交換器とを液管側配管とガ
ス管側配管とによって接続する冷媒回路を備え、圧縮機
の吐出管とアキュムレータの吸入管との間に、冷媒流量
を調整するための吐出−吸入電動弁を設け、冷房運転時
における圧縮機の吸入圧力が所定値以上となるように、
吐出−吸入電動弁を制御することを特徴とする。
【0010】ここで、冷房運転時における室内熱交換器
内における冷媒蒸発温度が所定値以上となるように、吐
出−吸入電動弁を制御する構成としてもよい。また、暖
房運転時における圧縮機の吐出圧力が所定値以下となる
ように、吐出−吸入電動弁を制御する構成としてもよ
い。
【0011】さらに、暖房運転時における室内熱交換器
内における冷媒凝縮温度が所定値以下となるように、吐
出−吸入電動弁を制御する構成とすることもできる。ま
た、圧縮機の目標運転周波数が所定値以下となった場合
に、吐出−吸入電動弁の制御を行う構成とすることがで
き、この所定値は運転可能な最低周波数以下に設定する
ことができる。
【0012】さらに、圧縮機の吐出管と吐出バイパス回
路の吐出−吸入電動弁との間に、吐出バイパス熱交換器
を設ける構成とすることができる。この吐出バイパス熱
交換器はアキュムレータ内部に設けることができ、アキ
ュムレータ内部に挿入された吐出バイパス配管とするこ
とも可能である。いずれの場合も、この吐出バイパス熱
交換器は、アキュムレータの底部に位置して設けること
が好ましい。
【0013】本発明では、室外機内に配置されるアキュ
ムレータ、圧縮機、四路切換弁、室外熱交換器とを含む
室外機側冷媒回路と、室内機内に配置される室内熱交換
器とを液管側配管とガス管側配管とによって接続する冷
媒回路を備え、液管側配管とガス管側配管とをバイパス
するバイパス回路上に、液冷媒を回収するレシーバと、
レシーバから液管側配管に接続する液管側接続管および
ガス管側配管に接続するガス管側接続管に設けられる冷
媒開閉手段とを設け、冷房運転時における圧縮機の吸入
圧力が所定値以上となるように、冷媒開閉手段を制御す
ることを特徴とする空気調和機を提案する。
【0014】ここで、冷房運転時における室内熱交換器
内における冷媒蒸発温度が所定値以上となるように、冷
媒開閉手段を制御する構成とすることができる。また、
暖房運転時における圧縮機の吐出圧力が所定値以下とな
るように、冷媒開閉手段を制御する構成とすることも可
能である。
【0015】さらに、暖房運転時における室内熱交換器
内における冷媒凝縮温度が所定値以下となるように、冷
媒開閉手段を制御する構成とすることができる。このよ
うな制御は、圧縮機の運転周波数が所定値以下である場
合に行うように構成でき、この所定値は、圧縮機の運転
可能な最低周波数以下に設定することができる。
【0016】冷媒開閉手段は冷媒を減圧することが可能
な機能部品とすることができ、電動弁またはキャピラリ
で構成することができる。また、冷媒開閉手段は、冷媒
流れの遮断が可能な機能部品とすることができ、電動
弁、電磁弁、逆止弁のうちいずれかで構成することがで
きる。
【0017】さらに、冷媒開閉手段は、冷媒を減圧する
機能と冷媒流れを遮断する機能を備える構成とすること
ができ、電動弁もしくはキャピラリと電磁弁の組み合わ
せで構成できる。
【0018】また、レシーバのガス管側接続管に設けら
れた冷媒開閉手段と、四路切換弁とガス管閉鎖弁との間
のガス管側配管との間に挿入される補助熱交換器をさら
に備える構成とすることができる。
【0019】補助熱交換器は室外熱交換器の下部に設け
ることができる。室外熱交換器は液管側に位置してサブ
クール熱交換器を備え、補助熱交換器とサブクール熱交
換器とが隣接して配置される構成とすることができる。
【0020】補助熱交換器はサブクール熱交換器の風上
側に配置することができる。また、圧縮機の吐出管とア
キュムレータの吸入管との間に、冷媒流量を調整するた
めの吐出−吸入電動弁をさらに備え、冷媒開閉手段と吐
出−吸入電動弁の制御を行うように構成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】〔発明の概要構成〕本発明の目的
を達成するために各観点から考察される実施形態を以下
に示す。
【0022】〈第1実施形態:吐出バイパス回路に電動
弁を設ける〉図1に示すように、室外機100に、分岐
ユニット300A,300Bを介して複数の室内機20
0A,200B・・・を接続する場合について考える。
【0023】室外機100は、圧縮機101、四路切換
弁102、室外熱交換器103、アキュムレータ105
などを備えている。圧縮機101の吐出側には、吐出圧
力の異常上昇を検出するための吐出側圧力保護スイッチ
108、吐出管温度を検出するための吐出管サーミスタ
109が設けられている。また、圧縮機101の吸入側
には、吸入圧力を検出するための吸入側圧力センサ11
0が設けられている。
【0024】また、この室外機100には、外気温度を
検出するための外気サーミスタ111と、室外熱交換器
103の温度を検出するための室外熱交サーミスタ11
2とが設けられている。また、外気を吸入して、吸入し
た外気と室外熱交換器103内部に流れる冷媒との間で
熱交換を行うためのファン106と、ファン106を回
転駆動するためのファンモータ104とが設けられてい
る。
【0025】室外機100から室内機側に導出される冷
媒配管は、室外熱交換器103から導出される液管接続
ポート114と、四路切換弁102を介して導出される
ガス管接続ポート115とを備えており、各接続ポート
内方に設けられる液管閉鎖弁116およびガス管閉鎖弁
117を備えている。
【0026】さらに、室外機100において、室外熱交
換器103と液管閉鎖弁116との間に位置する冷媒配
管を液管側配管部131とし、四路切換弁102とガス
管閉鎖弁117との間に位置する冷媒配管をガス管側配
管部132とすると、この液管側配管部131には、余
剰冷媒を一時的に蓄えるレシーバ121が設けられてい
る。レシーバ121には、四路切換弁102とアキュム
レータ105との間に接続されるガス抜き回路191を
備えている。このガス抜き回路191は、ガス抜き用電
磁弁192とガス抜きキャピラリ193とを備えてい
る。このレシーバ121は、液閉鎖弁116とガス閉鎖
弁117とをバイパスするバイパス回路を設けて、この
バイパス回路上に構成することも可能である。
【0027】圧縮機101の吐出側とアキュムレータ1
05の吸入側との間には吐出バイパス回路194が設け
られている。この吐出バイパス回路194には、減圧機
能と開閉機能とを備える吐出−吸入電動弁142が設け
られている。圧縮機101の吐出圧力が高くなった場合
に、この吐出−吸入電動弁142の開度制御を行うこと
によって、容量制御を行うことが可能となっている。
【0028】室外機100の液管接続ポート114とガ
ス管接続ポート115には、分岐ユニット300A,3
00Bが接続されている。分岐ユニット300A,30
0Bはそれぞれ同様の構成であり、一方の分岐ユニット
300Aについてのみ説明する。室外機100の液管接
続ポート114に接続される室外側液管接続ポート30
1と、室外機100のガス管接続ポート115に接続さ
れる室外側ガス管接続ポート303とを備えている。分
岐ユニット300Aは、室外側液管接続ポート301の
内部で分岐する液管側分岐路を備えており、その先端
は、接続される室内機数の室内側液管接続ポート302
を構成している。また、室外側ガス管接続ポート303
の内部で分岐するガス管側分岐路を備えており、その先
端は、接続される室内機数の室内側ガス管接続ポート3
04を構成している。ここでは、接続される室内機を3
台とし、室内側液管接続ポート302A,302B,3
02Cおよび室内側ガス管接続ポート304A,304
B,304Cが設けられるものとする。
【0029】分岐ユニット300A内の室外側液管接続
ポート301から各室内側液管接続ポート302A〜3
02Cに至る分岐路中には、内部を通過する冷媒圧力を
減圧するための電動弁305A〜305Cと、内部を通
過する冷媒温度を検出するための液管サーミスタ306
A〜306Cがそれぞれ設けられている。また、分岐ユ
ニット300A中の室外側ガス管接続ポート303から
各室内側ガス管接続ポート304A〜304Cに至る分
岐路中には、内部を通過する冷媒温度を検出するガス管
サーミスタ307A〜307Cがそれぞれ設けられてい
る。
【0030】各分岐ユニット300A,300Bには、
複数の室内機200が接続される。ここでは、分岐ユニ
ット300に接続可能な室内機数は3台であり、分岐ユ
ニット300Aには室内機200A〜200Cが接続さ
れ、分岐ユニット300Bには室内機200D〜200
Fが接続されるものとする。各室内機200A〜200
Fは、それぞれマルチ機用室内機、ペア機用室内機のい
ずれも使用可能であり、ここではペア機用室内機を用い
る場合について説明する。
【0031】室内機200Aは、室内熱交換器201を
備えており、この室内熱交換器201に接続される冷媒
配管は、液管接続ポート204およびガス管接続ポート
205を介して室外機側に導出される。また、この室内
機200Aには、室内温度を検出するための室温サーミ
スタ202と、室内熱交換器201の温度を検出するた
めの室内熱交サーミスタ203とを備えている。
【0032】なお、分岐ユニット300に接続される室
内機として、マルチ機用室内機を用いる場合には、液管
側配管部に内部を流れる冷媒の温度を検出するための液
管サーミスタが設けられている場合があり、この場合に
は、分岐ユニット300内の液管サーミスタを省略する
ことも可能である。
【0033】この実施形態では、圧縮機101の定格運
転時の能力よりも、運転中の室内熱交換器201の能力
が小さい場合、吐出−吸入電動弁142を開くことによ
って、暖房時における高圧上昇、冷房時における低圧低
下を防止することができる。たとえば、圧縮機101の
運転周波数が下限周波数となっても吐出圧力が所定値以
上であるような場合、吐出−吸入電動弁142の開度を
大きくし、冷媒のバイパス循環量を上げる。環境条件変
化により高圧が低下した場合には、吐出−吸入電動弁1
42の開度を小さくしていき、開度が所定値以下となっ
た場合には吐出−吸入電動弁142を全閉状態とする。
それでもなお高圧が低い場合には、圧縮機101の運転
周波数を上げることにより必要高圧に制御する。このと
き、吐出管サーミスタ109、吸入側圧力センサ110
などの検出する値に応じて吐出−吸入電動弁142の開
度を調整することができ、任意の圧力を維持するように
制御することが可能となる。
【0034】〈第2実施形態:吐出バイパス回路に熱交
換器を設ける〉図2に示すように、吐出バイパス回路1
94において、吐出−吸入電動弁142の圧縮機101
側に吐出バイパス熱交換器195を設けることが考えら
れる。この吐出バイパス熱交換器195は、吐出バイパ
ス回路194を通過する冷媒に対して凝縮器として機能
し、圧縮機101から吐出されるホットガスの温度を低
下させる。したがって、この吐出バイパス熱交換器19
5によってある程度凝縮した冷媒をアキュムレータ10
5に戻すこととなる。
【0035】圧縮機101から吐出される冷媒は高温で
あるため、これを直接吐出−吸入電動弁142に流入さ
せる場合には耐熱温度の高い電動弁を使用する必要があ
り、コストアップになるとともに耐久性、信頼性の問題
が発生する。上述したように、吐出−吸入電動弁142
の圧縮機101側に吐出バイパス熱交換器195を設け
ることにより、通過する冷媒温度を吐出−吸入電動弁1
42の耐熱温度以下にすることが可能となる。したがっ
て、吐出−吸入電動弁142として安価な電動弁を使用
することができるとともに、耐久性、信頼性の問題をク
リアすることが可能となる。
【0036】〈第3実施形態:吐出バイパス熱交換器を
アキュムレータ内に設ける〉図3に示すように、吐出バ
イパス回路194に設けられる吐出バイパス熱交換器1
95をアキュムレータ105内部に設けることが考えら
れる。
【0037】この場合には、吐出バイパス熱交換器19
5内を通過する高温冷媒が、アキュムレータ105内の
低温冷媒と熱交換することにより凝縮効率が高くなり、
容量制御を効率的に行うことが可能となる。
【0038】また、アキュムレータ105内に液冷媒が
溜まった状態である場合には、冷媒回路内の冷媒が不足
していわゆるガス欠状態となることが考えられるが、ア
キュムレータ105内に溜まった液冷媒を吐出バイパス
熱交換器195内の高温冷媒と熱交換させることによっ
て速やかに蒸発させ系内に戻すことが可能となる。
【0039】〈第4実施形態:吐出バイパス配管をアキ
ュムレータ内に挿入する〉図4に示すように、吐出バイ
パス回路194の配管の一部をアキュムレータ105内
に挿入する構成とすることが考えられる。第2実施形態
および第3実施形態では、配管部に板状部材でなる放熱
フィンを多数取り付けた吐出バイパス熱交換器195を
用いるのに対し、この第4実施形態では、吐出バイパス
回路194の配管の一部を折曲してアキュムレータ10
5内部に導入された熱交配管部196を吐出バイパス熱
交換器として用いる。
【0040】この第4実施形態では、第3実施形態のよ
うに放熱フィンを多数設けた熱交換器を用いる場合に比
して効率が低下するものの、熱交配管部196がアキュ
ムレータ105内に導入されていることによって、冷媒
温度を吐出−吸入電動弁142の耐熱温度以下に下げる
という目的を達成することができる。また、多数の放熱
フィンを設けた場合に比して、安価な吐出バイパス熱交
換器を構成することが可能であり、コストダウンを図る
ことが可能となる。
【0041】なお、第3実施形態および第4実施形態に
おいて、吐出バイパス熱交換器195および熱交配管部
196は、アキュムレータ105の底部に到達するよう
に設けることが好ましい。この場合には、アキュムレー
タ105内の底部に溜まった液冷媒との熱交換が可能と
なり、吐出バイパス熱交換器195または熱交配管部1
96内を通過する高温冷媒の凝縮、アキュムレータ10
5内の低温冷媒の蒸発効率が向上する。
【0042】〈第5実施形態:オイルセパレータの油戻
し管を吐出バイパス回路の配管の一部と共有する〉図5
に示すように、圧縮機101の吐出管と四路切換弁10
2との間にオイルセパレータ107が設けられる場合に
は、このオイルセパレータ107の油戻し管197と吐
出バイパス回路194の一部とを共通とすることができ
る。
【0043】オイルセパレータ107の油戻し管197
は、吐出バイパス回路194の熱交配管部196と分岐
してアキュムレータ105の吸入側に接続されており、
その途中にキャピラリ141が設けられている。
【0044】このような構成とすることにより、オイル
セパレータ107が設けられた冷媒回路であっても、オ
イルセパレータ107を介してオイルと分離された冷媒
をアキュムレータ105内の低温冷媒と熱交換させるこ
とができる。
【0045】〈第6実施形態:バイパス回路にレシーバ
を配置する〉図6に示すように、レシーバ121を液管
側配管部131とガス管側配管部132とをバイパスす
るバイパス回路内に設けることができる。このレシーバ
121は液管側接続管122とガス管側接続管123と
を備えている。液管側接続管122は室外熱交換器10
3と液管閉鎖弁116との間の液管側配管部131に接
続されており、ガス管側接続管123は四路切換弁10
2とガス管閉鎖弁117との間のガス管側配管部132
に接続されている。
【0046】レシーバ121のガス管側接続管123
は、四路切換弁102とアキュムレータ105との間の
ガス管部に接続するように構成することも可能である。
この実施形態では、室外機100の液管閉鎖弁116と
ガス管閉鎖弁117とを結ぶバイパス回路内にレシーバ
121が設けられており、余剰冷媒をこのレシーバ12
1によって回収することが可能となるとともに、暖房運
転時において分岐ユニット300A,300B・・・内
の各電動弁305A〜305C,305D〜305F・
・・によって冷媒分配を行う場合にも、室内機の設置場
所に基づく高低差偏流を生じることが少なく、室外機1
00内の冷媒主回路に大口径の電動弁を設ける必要が無
くなる。
【0047】〈第7実施形態:レシーバの前後に減圧回
路を設ける〉第6実施形態において、レシーバ121の
液管側接続管122およびガス管側接続管123に減圧
回路を設けることが考えられる。
【0048】たとえば、図7に示すように、レシーバ1
21の液管側接続管122およびガス管側接続管123
にそれぞれ減圧用のキャピラリ124,125をそれぞ
れ取り付ける。このキャピラリ124,125に代え
て、減圧用の電動弁をそれぞれ設けることも可能であ
る。
【0049】このように構成することによって、レシー
バ121内への余剰冷媒の回収を円滑に行うことができ
る。 〈第8実施形態:レシーバの前後に冷媒流れを遮断する
機能部品を設ける〉第6実施形態において、レシーバ1
21の液管側接続管122およびガス管側接続管123
に冷媒流れを遮断する機能部品を設けることが考えられ
る。冷媒流れを遮断する機能部品として、電動弁、電磁
弁、逆止弁などが考えられる。ここでは、図8に示すよ
うに、レシーバ121の液管側接続管122およびガス
管側接続管123にそれぞれ冷媒閉鎖用の電磁弁12
6,127をそれぞれ取り付けた場合を示す。
【0050】このように構成することにより、余剰冷媒
を確実にレシーバ121内に回収することができるとと
もに、分岐ユニット300A,300B・・内の各電動
弁による冷媒分配を適正に行うことが可能であり、高低
差偏流の発生を防止できる。
【0051】〈第9実施形態:レシーバの前後に、減圧
機能と冷媒遮断機能を有する機能部品を設ける〉第6実
施形態において、レシーバ121の液管側接続管122
およびガス管側接続管123に減圧機能と冷媒遮断機能
とを有する機能部品を設けることが考えられる。このよ
うな機能部品としては、減圧機能と遮断機能を備えた電
動弁、またはキャピラリと電磁弁を組み合わせて用いる
ことなどが考えられる。
【0052】図9では、レシーバ121の液管側接続管
122に液管電動弁(EVL)128を設け、レシーバ
121のガス管側接続管123にガス管電動弁(EV
G)129を設けている。
【0053】このように構成することによって、室外機
100の主回路内に大口径の減圧用電動弁を設けること
なく、暖房運転時の冷媒分配を適切に行うことが可能と
なる。また、主回路上に主減圧回路を必要としないた
め、各室内熱交換器201に接続されている分岐ユニッ
ト300A,300B・・内の電動弁305A〜305
C,305D〜305F・・の前後の差圧を大きく確保
することができ、高低差偏流の発生を防止することが可
能となる。さらに、冷房運転時における室外熱交換器1
03のSC制御と、圧縮機101の吸入過熱度制御とを
同時に制御することが可能となり、冷凍サイクルの制御
を最適化し、信頼性の確保、COPの向上、運転可能範
囲の拡大などの効果がある。
【0054】〈第10実施形態:レシーバとガス管側配
管にガス抜きキャピラリを設ける〉第8実施形態および
第9実施形態において、レシーバ121とガス管側配管
部132の間にガス抜き用キャピラリを設けることが考
えられる。この場合、図10に示すように、四路切換弁
102とガス閉鎖弁117との間のガス管側配管部13
2に向けて、レシーバ121からガス状の冷媒を回収す
るためのガス抜きキャピラリ130を設けることができ
る。
【0055】従来の冷媒回路では、ポンプダウン運転時
の冷媒回収機能を高めるために、常時低圧配管となる四
路切換弁とアキュムレータ間の配管にガス抜きキャピラ
リを設けられるが、通常運転(冷房運転・暖房運転)時
において、高圧側から低圧側に向けて冷媒が流れる状態
となるため、通常運転時における効率ダウンを招く結果
となっている。また、暖房運転時における余剰冷媒をレ
シーバにより処理する場合に、ガス抜きキャピラリが常
時低圧配管に接続されているため、キャピラリの流量特
性を小さくする必要があり、この結果ポンプダウン運転
時の冷媒回収効率を向上させることは困難となる。
【0056】この第10実施形態の構成によれば、ポン
プダウン運転時において、レシーバ121内に貯留して
いるガス冷媒をガス抜きキャピラリ130を介して迅速
に回収することが可能であることから、レシーバ121
内に液冷媒を迅速に溜めることができる。また、通常運
転時において液管電動弁128を閉鎖することでガス抜
きキャピラリ130からの冷媒流れを遮断することがで
き、特に、暖房運転時においてレシーバ121内を高圧
に維持することにより、液管側配管部からの冷媒の逆流
を抑制できるため、暖房運転時の余剰冷媒処理を可能と
する。
【0057】〈第11実施形態:ガス管側接続管に補助
熱交換器を設ける〉上述の実施形態において、レシーバ
121のガス管側接続管123に補助熱交換器を設ける
ことが考えられる。この場合の例を図11に示す。
【0058】図11では、レシーバ121のガス管側接
続管123に、減圧機能と冷媒遮断機能とを備えたガス
管電動弁129を設けている。このガス管電動弁129
と、ガス管側配管部132への接続部との間には、補助
熱交換器133を設けている。
【0059】第6〜第10実施形態の冷媒回路を用いて
冷房運転を行う際に、レシーバから余剰冷媒を排出する
場合には、アキュムレータへの急激な液バックを防止す
るために冷媒排出速度を制限する必要があるが、このよ
うな補助熱交換器133を設けることによって、この補
助熱交換器133により液冷媒が蒸発するため、アキュ
ムレータへの急激な液バックを行うことなく冷媒排出速
度を高めることが可能となる。また、暖房運転時におい
ては、補助熱交換器133が凝縮器として機能するた
め、レシーバ121に余剰冷媒を貯める速度を高めるこ
とが可能となる。
【0060】また、レシーバ121に接続される液管電
動弁128およびガス管電動弁129を設け、ガス管電
動弁129とガス管配管部132との間に補助熱交換器
133を設けることによって、冷房運転時における室外
熱交換器103出口(液管配管部131)の冷媒状態を
制御することが可能となる。このため、吐出管温度が高
い場合には冷却のためにレシーバ121からの冷媒排出
量を大きくし、逆に吐出管温度が低くアキュムレータ1
05に液冷媒がある場合には、レシーバ121からの冷
媒排出量を減らす。また、暖房運転時の余剰冷媒を貯め
る速度を調整することが可能となり、補助熱交換器13
3の凝縮能力が可変であることから、暖房過負荷運転な
どの高圧が上昇し易い条件下では、ガス管電動弁129
の開度を大きくすることによって補助熱交換器133の
凝縮能力を大きくし、高圧低下に寄与することができ
る。
【0061】〈第12実施形態:補助熱交換器を室外熱
交換器の下部に配置する〉第11実施形態のように、レ
シーバ121のガス管側接続管123に補助熱交換器1
33を配置する場合に、この補助熱交換器133を室外
熱交換器103内に設け、かつ、室外熱交換器103の
最下部に配置することが考えられる。この第12実施形
態を図12に示す。
【0062】図12では、レシーバ121のガス管側接
続管123に接続される補助熱交換器133を室外熱交
換器103内に設け、かつ、室外熱交換器103の最下
部に配置している。
【0063】外気温度が低い場合の暖房運転時におい
て、除霜運転後の凝縮水が室外機100の底フレームに
再氷結して室外熱交換器103にまで発達し、運転性能
の低下を招くおそれがある。この第12実施形態のよう
に、補助熱交換器133を室外熱交換器103の最下部
に配置することによって、低外気温度の暖房運転時にお
いて補助熱交換器133内を流れる冷媒によって、凝縮
水の再氷結を防止することができ、室外熱交換器103
の性能低下を防止することが可能となる。
【0064】〈第13実施形態:補助熱交換器をサブク
ール熱交換器と隣接して配置する〉室外熱交換器の液管
側に位置してサブクール熱交換器が配置される場合が想
定される。このサブクール熱交換器は、冷房時において
室外熱交換器出口からの冷媒を過冷却状態とするための
ものである。第12実施形態における補助熱交換器を室
外熱交換器内に配置し、かつサブクール熱交換器と隣接
配置する場合について図13に基づいて考察する。
【0065】室外熱交換器103の下部に位置してサブ
クール熱交換器134を配置し、さらにその下部であっ
て室外熱交換器103の最下層に位置して補助熱交換器
133を配置する。
【0066】このような構成では、補助熱交換器133
の蒸発能力により、隣接配置されたサブクール熱交換器
134による冷却能力を増加させることができ、室外熱
交換器103出口の冷媒の過冷却度を大きくすることが
できる。
【0067】〈第14実施形態:補助熱交換器をサブク
ール熱交換器の風上に配置する〉第13実施形態におい
て、補助熱交換器の冷却管をサブクール熱交換器の冷却
管の風上側に配置することについて考察する。
【0068】室外熱交換器103は、たとえば、図15
に示すように、一方の端部で折り返された複数の冷却管
171と、冷却管171を挿通するための挿通孔が形成
された金属製の板状部材でなる複数の放熱フィン172
とを備えている。各冷却管171の両端にはディストリ
ビュータ173,174が設けられており、蒸発器とし
て機能する場合には一方が冷媒入口となり、凝縮器とし
て機能する場合には他方が冷媒入口として機能する。
【0069】このような室外熱交換器103のうち、下
端部分だけを拡大した側面図を図14に示す。ここで、
室外熱交換器103の側面には、冷却管171の両端部
を支持する管板175が設けられている。この管板17
5は放熱フィン172とほぼ同一の形状で構成されてお
り、冷却管171が挿通される挿通孔176が形成され
ている。各挿通孔176には、ディストリビュータ17
3,174間に配置される冷却管171が挿通される。
【0070】室外熱交換器103のディストリビュータ
174が四路切換弁102側に接続され、ディストリビ
ュータ173がサブクール熱交換器134側に接続され
るとする。サブクール熱交換器134は、一方の端部が
ディストリビュータ173に接続され、他方の端部が液
閉鎖弁116側に接続されるSC冷却管177を備え
る。また、補助熱交換器133は、一方の端部がガス管
側電動弁129に接続され、他方の端部がガス管側配管
部132に接続される補助冷却管178を備えることと
なる。
【0071】ここで、ファン106による風の方向を図
14の矢印A(図14右から左方向)とすると、SC冷
却管177を風下側(図14左側)、補助冷却管178
を風上側(図14右側)となるように配置する。
【0072】このような構成とすることにより、SC冷
却管177、放熱フィン172、補助冷却管178の熱
伝導による熱交換だけでなく、ファン106によって生
じた空気流中に放熱した熱量を利用することができ、サ
ブクール熱交換器134の効率を高め、室外熱交換器1
03下部における再氷結を防止することができる。
【0073】〔好適な実施例〕前述の第1実施形態〜第
14実施形態を適宜組み合わせることによって、大きな
効果を得ることが期待されるものであって、これら実施
形態を組み合わせた好適な実施例について以下に説明す
る。
【0074】本発明の好適な実施例を図16に示す。室
外機100は、圧縮機101、四路切換弁102、室外
熱交換器103、アキュムレータ105などを備える室
外機側冷媒回路を備えている。圧縮機101の吐出側に
は、吐出圧力の異常上昇を検出するための吐出側圧力保
護スイッチ108が設けられ、圧縮機101の吸入側に
は、吸入圧力を検出するための吸入側圧力センサ110
が設けられている。
【0075】また、圧縮機101の吐出側には冷媒中に
含まれる潤滑油を分離してアキュムレータ105側に返
すためのオイルセパレータ107が設けられている。こ
のオイルセパレータ107には、圧縮機101の吐出側
の温度を検出するための吐出管サーミスタ109が取り
付けられている。
【0076】オイルセパレータ107の油戻し管197
には、油戻し管197から分岐してアキュムレータ10
5の入口側に接続される吐出バイパス回路194が設け
られている。この吐出バイパス回路194には、アキュ
ムレータ105内部に導入される熱交配管部196と容
量制御用の吐出−吸入電動弁(EVP)142が設けら
れている。また、オイルセパレータ107の油戻し管1
97には、キャピラリ141が設けられており、このキ
ャピラリ141の他端側はアキュムレータ105の吸入
側に接続されている。
【0077】また、室外機100には外気温度を検出す
るための外気サーミスタ111と、室外熱交換器103
の温度を検出するための室外熱交サーミスタ112とを
備えている。また、外気を吸入して、吸入した外気と室
外熱交換器103内部に流れる冷媒との間で熱交換を行
うためのファン106と、ファン106を回転駆動する
ためのファンモータ104とが設けられている。
【0078】室外機100から室内機側に導出される冷
媒配管は、室外熱交換器103から導出される液管接続
ポート114と、四路切換弁102を介して導出される
ガス管接続ポート115とを備えており、各接続ポート
内方に設けられる液管閉鎖弁116およびガス管閉鎖弁
117を備えている。
【0079】この室外機100には、冷房運転時に凝縮
器として機能する室外熱交換器103からの余剰冷媒液
を一時的に蓄えるレシーバ121が設けられている。レ
シーバ121は液管側接続管122とガス管側接続管1
23とを備えており、液管側接続管122は室外熱交換
器103と液管閉鎖弁116との間の液管側配管部13
1に接続され、ガス管側接続管123は四路切換弁10
2とガス管閉鎖弁117との間のガス管側配管部132
に接続されている。
【0080】レシーバ121の液管側接続管122に
は、減圧機能と冷媒遮断機能とを有する液管電動弁(E
VL)128が設けられ、ガス管側接続管123にはガ
ス管電動弁(EVG)129が設けられている。
【0081】ガス管電動弁129と、ガス管側配管部1
32への接続部との間には、補助熱交換器133が設け
られている。室外熱交換器103の液管側出口にはサブ
クール熱交換器134が配置されている。
【0082】四路切換弁102とガス閉鎖弁117との
間のガス管側配管部132に向けて、レシーバ121か
らガス状の冷媒を回収するためのガス抜きキャピラリ1
30が設けられる。
【0083】室外機100の液管接続ポート114とガ
ス管接続ポート115には、複数の分岐ユニット300
A,300B・・が接続されている。各分岐ユニット3
00A,300B・・はそれぞれ同様の構成であるた
め、分岐ユニット300Aについて説明を行い、他のも
のについての説明を省略する。
【0084】分岐ユニット300Aは、室外機100の
液管接続ポート114に接続される室外側液管接続ポー
ト301と、室外機100のガス管接続ポート115に
接続される室外側ガス管接続ポート303とを備えてい
る。分岐ユニット300Aは、室外側液管接続ポート3
01の内部で分岐する液管側分岐路を備えており、その
先端は、接続される室内機数の室内側液管接続ポート3
02を構成している。また、室外側ガス管接続ポート3
03の内部で分岐するガス管側分岐路を備えており、そ
の先端は、接続される室内機数の室内側ガス管接続ポー
ト304を構成している。ここでは、接続される室内機
を3台とし、室内側液管接続ポート302A,302
B,302Cおよび室内側ガス管接続ポート304A,
304B,304Cが設けられるものとする。また、
室外側液管接続ポート301と室外側ガス管接続ポート
303との間には、圧力調整用の電動弁308が設けら
れている。
【0085】分岐ユニット300A内の室外側液管接続
ポート301から各室内側液管接続ポート302A〜3
02Cに至る分岐路中には、内部を通過する冷媒圧力を
減圧するための電動弁305A〜305Cと、内部を通
過する冷媒温度を検出するための液管サーミスタ306
A〜306Cがそれぞれ設けられている。また、分岐ユ
ニット300A中の室外側ガス管接続ポート303から
各室内側ガス管接続ポート304A〜304Cに至る分
岐路中には、内部を通過する冷媒温度を検出するガス管
サーミスタ307A〜307Cがそれぞれ設けられてい
る。
【0086】各分岐ユニット300A,300B・・に
は、それぞれ複数の室内機200が接続される。図示し
たものは、各分岐ユニット300A,300B・・・に
接続可能な室内機数は3台であり、分岐ユニット300
Aには室内機200A〜200Cが接続され、分岐ユニ
ット300Bには室内機200D〜200Fが接続され
るものとする。各室内機200A〜200Fは、それぞ
れマルチ機用室内機、ペア機用室内機のいずれも使用可
能であり、ここでは室内機200Aとしてペア機用室内
機を用いる場合について説明する。
【0087】室内機200Aは、室内熱交換器201を
備えており、この室内熱交換器201に接続される冷媒
配管は、液管接続ポート204およびガス管接続ポート
205を介して室外機側に導出される。また、この室内
機200Aには、室内温度を検出するための室温サーミ
スタ202と、室内熱交換器201の温度を検出するた
めの室内熱交サーミスタ203とを備えている。
【0088】なお、分岐ユニット300A,300Bに
接続される室内機として、マルチ機用室内機を用いる場
合には、液管側配管部に内部を流れる冷媒の温度を検出
するための液管サーミスタが設けられている場合があ
り、この場合には、分岐ユニット300A,300B内
の液管サーミスタを省略することも可能である。
【0089】〔圧縮機の吐出−吸入容量制御〕 〈暖房運転時容量制御〉暖房運転時において、圧縮機1
01が最低周波数運転であるにもかかわらず、室内熱交
換器201の能力が過小である場合、高圧部の圧力上昇
を防止するために、ガス電動弁129を開き、その後、
吐出−吸入電動弁142を開いてバイパス回路を形成す
る。この暖房運転時の容量制御について、図17のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0090】ステップS11では、暖房運転時における
容量制御開始の条件に到達したか否かを判別する。ここ
では、圧縮機運転周波数が運転可能な最低周波数になっ
てもなお高圧が高い状態で垂下ゾーンにあるような場合
に、容量制御開始の条件に到達したと判断してステップ
S12に移行する。
【0091】ステップS12では、目標飽和温度の算出
を行う。図18に示すフローチャートに基づいて、目標
高圧飽和温度TDSETの算出を行う。図18ステップS
21では、初期化を行うか否かを判別する。この容量制
御開始から初めての目標飽和温度算出である場合には、
初期化を行うと判断してステップS22に移行する。
【0092】ステップS22では、変数TDSETWを目標
高圧飽和温度初期値TDSETINIに設定する。ステップS
23では、高圧制御が垂下ゾーンであるか否かを判別す
る。高圧制御が垂下ゾーンであると判断した場合にはス
テップS24に移行する。
【0093】ステップS24では、変数TDSETWを目標
高圧飽和温度変化幅ΔTD1/目標高圧飽和温度変化サン
プリング時間TTD1の割合で下げる。ステップS25で
は、高圧制御が復帰ゾーンであるか否を判別する。高圧
制御が無変化ゾーンである場合には変数TDSETWの値を
そのままの状態でステップS27に移行し、高圧制御が
復帰ゾーンにある場合にはステップS26に移行する。
【0094】ステップS26では、変数TDSETWを目標
高圧飽和温度変化幅ΔTD2/目標高圧飽和温度変化サン
プリング時間TTD2の割合で上げる。ステップS27で
は、変数TDSETWの値が、目標高圧飽和温度上限値を超
えているか否かを判別する。変数TDSETWの値が目標高
圧飽和温度上限値TDSETWMAXを超えている場合にはス
テップS28に移行する。ステップS28では、変数T
DSETWの値を目標高圧飽和温度上限値TDSETWMAXに設
定する。
【0095】ステップS29では、変数TDSETWの値
が、目標高圧飽和温度下限値よりも小さいか否かを判別
する。変数TDSETWの値が目標高圧飽和温度下限値TD
SETWMINよりも小さい場合にはステップS30に移行す
る。ステップS30では、変数TDSETWの値を目標高圧
飽和温度下限値TDSETWMINに設定する。
【0096】ステップS13では、目標飽和温度算出処
理で得られたTDSETWの値を用いて電動弁操作量の算出
を行う。この電動弁操作量の算出は、図19に示すフロ
ーチャートに基づいて実行される。
【0097】ステップ31では、サンプリングタイマの
カウントする経過時間が容量制御サンプリング時間THP
SMPに到達したか否かを判別する。容量制御サンプリン
グ時間THPSMPが経過したと判断した場合にはステップ
S32に移行する。
【0098】ステップS32では、高圧飽和温度TDを
検出する。高圧飽和温度TDは圧縮機の消費電力、低圧
値、運転周波数などから算出した高圧値を用いて算出す
る。この算出された高圧飽和温度TD、前回検出した高
圧飽和温度TDZ、ステップS12の目標飽和温度算出
処理により得られた目標高圧飽和温度TDSETWを用い
て、 目標高圧飽和温度変化幅ΔTD=TD−TDSETW 前回からの目標高圧飽和温度変化幅ΔTDZ=TDZ−T
DSETW を算出する。この後、前回の高圧飽和温度TDZ=TD
とする。
【0099】ステップS33では、高圧制御電動弁累積
パルスPTDを算出する。ここでは、予め設定されている
容量制御ゲインKTDA,KTDBを用いて、 PTD=KTDA×((ΔTD−ΔTDZ)+(ΔTD)/K
TDB) で算出できる。
【0100】ステップS34では、高圧制御電動弁累積
パルスPTDが0以上であるか否かを判別する。高圧制御
電動弁累積パルスPTDが0以上であると判断した場合に
はステップS35に移行する。
【0101】ステップS35では、ガス管電動弁129
の開度が最大開度よりも小さいか否かを判別する。ガス
管電動弁129の開度が最大開度よりも小さいと判断し
た場合にはステップS36に移行する。ステップS36
では、ガス管電動弁129の開度EVG=EVG+PTD
に設定する。
【0102】ステップS35においてガス管電動弁12
9の開度が最大開度であると判断した場合にはステップ
S37に移行する。ステップS37では、吐出−吸入電
動弁142の開度EVP=EVP+PTDに設定する。
【0103】ステップS34において、高圧制御電動弁
累積パルスPTDが0未満であると判断した場合にはステ
ップS38に移行する。ステップS38では、吐出−吸
入電動弁142の開度が最小開度であるか否かを判別す
る。吐出−吸入電動弁142の開度EVPが最小開度で
あると判断した場合にはステップS39に移行する。ス
テップS39では、ガス管電動弁129の開度EVG=
EVG+PTDに設定する。
【0104】ステップS38において、吐出−吸入電動
弁142の開度EVPが最小開度を超えていると判断し
た場合にはステップS40に移行する。ステップS40
では、吐出−吸入電動弁142の開度EVP=EVP+
PTDに設定する。
【0105】ステップS14では、この容量制御処理を
終了するか否かの判断処理を行う。ここでは、ガス管電
動弁129の開度EVG=0パルスであり、かつ高圧制
御が復帰ゾーンであると判断した場合にはこの容量制御
処理を終了し、そうでない場合にはステップS12に移
行する。
【0106】このように構成することにより、暖房運転
時において圧縮機101の運転周波数が最低周波数とな
ってもなお高圧制御が垂下ゾーンであるような場合に、
ガス管電動弁129の開度を上げて、高圧側からレシー
バ121へガス冷媒を移行させる。ガス管電動弁129
の開度が最大となった時点で、吐出−吸入電動弁142
の開度を上げて、圧縮機101の吐出側と吸入側のバイ
パス回路を形成する。このことにより、暖房運転時にお
ける高圧上昇をガス管電動弁129および吐出−吸入電
動弁142の開度制御により調整することができる。
【0107】ステップS13における電動弁操作量算出
処理において、ガス管電動弁129のみを用いて容量制
御を行う場合には、図19のフローチャートに代えて図
20に示すようなフローチャートに基づいて処理を行
う。
【0108】ステップS41では、サンプリングタイマ
のカウントする経過時間が容量制御サンプリング時間T
HPSMPに到達したか否かを判別する。容量制御サンプリ
ング時間THPSMPが経過したと判断した場合にはステッ
プS42に移行する。
【0109】ステップS42では、高圧飽和温度TDを
検出する。高圧飽和温度TDは圧縮機の消費電力、低圧
値、運転周波数などから算出した高圧値を用いて算出す
る。この算出された高圧飽和温度TD、前回検出した高
圧飽和温度TDZ、ステップS12の目標飽和温度算出
処理により得られた目標高圧飽和温度TDSETWを用い
て、 目標高圧飽和温度変化幅ΔTD=TD−TDSETW 前回からの目標高圧飽和温度変化幅ΔTDZ=TDZ−T
DSETW を算出する。この後、前回の高圧飽和温度TDZ=TD
とする。
【0110】ステップS43では、高圧制御電動弁累積
パルスPTDを算出する。ここでは、予め設定されている
容量制御ゲインKTDA,KTDBを用いて、 PTD=KTDA×((ΔTD−ΔTDZ)+(ΔTD)/K
TDB) で算出できる。
【0111】ステップS44では、ガス管電動弁129
の開度EVG=EVG+PTDに設定する。この場合に
は、暖房運転時における高圧上昇をガス管電動弁129
の開度制御によって調整することができる。
【0112】また、ステップS13における電動弁操作
量算出処理において、吐出−吸入電動弁142のみを用
いて容量制御を行う場合には、図19のフローチャート
に代えて図21に示すようなフローチャートに基づいて
処理を行う。
【0113】ステップS51では、サンプリングタイマ
のカウントする経過時間が容量制御サンプリング時間T
HPSMPに到達したか否かを判別する。容量制御サンプリ
ング時間THPSMPが経過したと判断した場合にはステッ
プS52に移行する。
【0114】ステップS52では、高圧飽和温度TDを
検出する。高圧飽和温度TDは圧縮機の消費電力、低圧
値、運転周波数などから算出した高圧値を用いて算出す
る。この算出された高圧飽和温度TD、前回検出した高
圧飽和温度TDZ、ステップS12の目標飽和温度算出
処理により得られた目標高圧飽和温度TDSETWを用い
て、 目標高圧飽和温度変化幅ΔTD=TD−TDSETW 前回からの目標高圧飽和温度変化幅ΔTDZ=TDZ−T
DSETW を算出する。この後、前回の高圧飽和温度TDZ=TD
とする。
【0115】ステップS53では、高圧制御電動弁累積
パルスPTDを算出する。ここでは、予め設定されている
容量制御ゲインKTDA,KTDBを用いて、 PTD=KTDA×((ΔTD−ΔTDZ)+(ΔTD)/K
TDB) で算出できる。
【0116】ステップS54では、吐出−吸入電動弁1
42の開度EVP=EVP+PTDに設定する。この場
合、暖房運転時における高圧上昇を吐出−吸入電動弁1
42の開度制御によって調整することができる。
【0117】〈冷房運転時容量制御〉冷房運転時におい
て、圧縮機101が最低周波数運転であるにもかかわら
ず、室内熱交換器201の能力が過小である場合、室内
熱交換器201の凍結を防止するために、液管電動弁1
28を開き、その後、吐出−吸入電動弁142を開いて
バイパス回路を形成する。この冷房運転時の容量制御に
ついて、図22のフローチャートに基づいて説明する。
【0118】ステップS61では、冷房運転時における
容量制御開始の条件に到達したか否かを判別する。ここ
では、圧縮機運転周波数が運転可能な最低周波数になっ
てもなお室内機からの垂下信号が垂下ゾーンにあるよう
な場合に、容量制御開始の条件に到達したと判断してス
テップS62に移行する。
【0119】ステップS62では、目標吸入圧力の算出
を行う。図23に示すフローチャートに基づいて、目標
吸入圧力LPMKの算出を行う。図23ステップS71で
は、初期化を行うか否かを判別する。この容量制御開始
から初めての目標吸入圧力算出である場合には、初期化
を行うと判断してステップS72に移行する。
【0120】ステップS72では、目標吸入圧力LPMK
を目標吸入圧力初期値LPMKINIに設定する。ステップ
S73では、室内機からの垂下信号が垂下ゾーンである
か否かを判別する。室内機からの垂下信号が垂下ゾーン
であると判断した場合にはステップS74に移行する。
ステップS74では、目標吸入圧力LPMKを目標吸入圧
力変化幅ΔLP1/目標吸入圧力変化サンプリング時間
TLP1の割合で上げる。
【0121】ステップS75では、室内機からの垂下信
号が復帰ゾーンであるか否を判別する。室内機からの垂
下信号が無変化ゾーンである場合には目標吸入圧力LP
MKを、吸入圧力LPの現在値に設定する。吸入圧力LP
の現在値は、吸入側圧力センサ110の検出値から得る
ことができる。このあと、ステップS77に移行する。
ステップS75において、室内機からの垂下信号が復帰
ゾーンであると判断した場合には、ステップS76に移
行する。ステップS76では、目標吸入圧力LPMKの値
を、目標吸入圧力変化幅ΔLP2/目標吸入圧力変化サ
ンプリング時間TLP2の割合で上げる。
【0122】ステップS77では、目標吸入圧力LPMK
の値が、目標吸入圧力上限値を超えているか否かを判別
する。目標吸入圧力LPMKの値が目標吸入圧力上限値L
PMKMAXを超えている場合にはステップS78に移行す
る。ステップS78では、目標吸入圧力LPMKの値を目
標吸入圧力上限値LPMKMAXに設定する。
【0123】ステップS79では、目標吸入圧力LPMK
の値が、目標吸入圧力下限値よりも小さいか否かを判別
する。目標吸入圧力LPMKの値が目標吸入圧力下限値L
PMKMINよりも小さい場合にはステップS80に移行す
る。ステップS80では、目標吸入圧力LPMKの値を目
標吸入圧力下限値LPMKMINに設定する。
【0124】ステップS63では、目標吸入圧力算出処
理で得られたLPMKの値を用いて電動弁操作量の算出を
行う。この電動弁操作量の算出は、図24に示すフロー
チャートに基づいて実行される。
【0125】ステップ81では、サンプリングタイマの
カウントする経過時間が容量制御サンプリング時間TLP
SMPに到達したか否かを判別する。容量制御サンプリン
グ時間TLPSMPが経過したと判断した場合にはステップ
S82に移行する。
【0126】ステップS82では、吸入圧力LPを検出
する。吸入圧力LPは吸入側圧力センサ110の検出値
を用いることができる。この検出された吸入圧力LP、
前回検出した吸入圧力LPZ、ステップS62の目標吸
入圧力算出処理により得られた目標吸入圧力LPMKを用
いて、 目標吸入圧力変化幅ΔLP=LP−LPMK 前回からの目標吸入圧力変化幅ΔLPZ=LPZ−LPMK を算出する。この後、前回の吸入圧力LPZ=LPとす
る。
【0127】ステップS83では、吸入圧力制御電動弁
累積パルスPLPを算出する。ここでは、予め設定されて
いる容量制御ゲインKLPA,KLPBを用いて、 PLP=KLPA×((ΔLP−ΔLPZ)+(ΔLP)/K
LPB) で算出できる。
【0128】ステップS84では、吸入圧力制御電動弁
累積パルスPLPが0以上であるか否かを判別する。吸入
圧力制御電動弁累積パルスPLPが0以上であると判断し
た場合にはステップS85に移行する。
【0129】ステップS85では、液管電動弁128の
開度が最大開度よりも小さいか否かを判別する。液管電
動弁128の開度が最大開度よりも小さいと判断した場
合にはステップS86に移行する。ステップS86で
は、液管電動弁128の開度EVL=EVL+PLPに設
定する。
【0130】ステップS85において液管電動弁128
の開度が最大開度であると判断した場合にはステップS
87に移行する。ステップS87では、吐出−吸入電動
弁142の開度EVP=EVP+PLPに設定する。
【0131】ステップS84において、吸入圧力制御電
動弁累積パルスPLPが0未満であると判断した場合には
ステップS88に移行する。ステップS88では、吐出
−吸入電動弁142の開度が最小開度であるか否かを判
別する。吐出−吸入電動弁142の開度EVPが最小開
度であると判断した場合にはステップS89に移行す
る。ステップS89では、液管電動弁128の開度EV
L=EVL+PLPに設定する。
【0132】ステップS88において、吐出−吸入電動
弁142の開度EVPが最小開度を超えていると判断し
た場合にはステップS90に移行する。ステップS90
では、吐出−吸入電動弁142の開度EVP=EVP+
PLPに設定する。
【0133】ステップS64では、この容量制御処理を
終了するか否かの判断処理を行う。ここでは、液管電動
弁128の開度EVL=0パルスであり、かつ室内機か
らの垂下信号が復帰ゾーンであると判断した場合にはこ
の容量制御処理を終了し、そうでない場合にはステップ
S62に移行する。
【0134】このように構成することにより、冷房運転
時において圧縮機101の運転周波数が最低周波数とな
ってもなお室内機からの垂下信号が垂下ゾーンであるよ
うな場合に、液管電動弁128の開度を上げて、余剰冷
媒をレシーバ121内に導入する。液管電動弁128の
開度が最大となった時点で、吐出−吸入電動弁142の
開度を上げて、圧縮機101の吐出側と吸入側のバイパ
ス回路を形成する。このことにより、液管電動弁129
および吐出−吸入電動弁142の開度制御により冷房運
転時の吸入圧力の調整を行うことができる。
【0135】ステップS63における電動弁操作量算出
処理において、液管電動弁128のみを用いて容量制御
を行う場合には、図24のフローチャートに代えて図2
5に示すようなフローチャートに基づいて処理を行う。
【0136】ステップS91では、サンプリングタイマ
のカウントする経過時間が容量制御サンプリング時間T
LPSMPに到達したか否かを判別する。容量制御サンプリ
ング時間TLPSMPが経過したと判断した場合にはステッ
プS92に移行する。
【0137】ステップS92では、では、吸入圧力LP
を検出する。吸入圧力LPは吸入側圧力センサ110の
検出値を用いることができる。この検出された吸入圧力
LP、前回検出した吸入圧力LPZ、ステップS62の
目標吸入圧力算出処理により得られた目標吸入圧力LP
MKを用いて、 目標吸入圧力変化幅ΔLP=LP−LPMK 前回からの目標吸入圧力変化幅ΔLPZ=LPZ−LPMK を算出する。この後、前回の吸入圧力LPZ=LPとす
る。
【0138】ステップS93では、吸入圧力制御電動弁
累積パルスPLPを算出する。ここでは、予め設定されて
いる容量制御ゲインKLPA,KLPBを用いて、 PLP=KLPA×((ΔLP−ΔLPZ)+(ΔLP)/K
LPB) で算出できる。
【0139】ステップS94では、液管電動弁128の
開度EVL=EVL+PLPに設定する。この場合には、
冷房運転時における吸入圧力を液管電動弁128の開度
制御によって調整することができる。
【0140】また、ステップS63における電動弁操作
量算出処理において、吐出−吸入電動弁142のみを用
いて容量制御を行う場合には、図24のフローチャート
に代えて図26に示すようなフローチャートに基づいて
処理を行う。
【0141】ステップS101では、サンプリングタイ
マのカウントする経過時間が容量制御サンプリング時間
TLPSMPに到達したか否かを判別する。容量制御サンプ
リング時間TLPSMPが経過したと判断した場合にはステ
ップS102に移行する。
【0142】ステップS102では、吸入圧力LPを検
出する。吸入圧力LPは吸入側圧力センサ110の検出
値を用いることができる。この検出された吸入圧力L
P、前回検出した吸入圧力LPZ、ステップS62の目
標吸入圧力算出処理により得られた目標吸入圧力LPMK
を用いて、 目標吸入圧力変化幅ΔLP=LP−LPMK 前回からの目標吸入圧力変化幅ΔLPZ=LPZ−LPMK を算出する。この後、前回の吸入圧力LPZ=LPとす
る。
【0143】ステップS103では、吸入圧力制御電動
弁累積パルスPLPを算出する。ここでは、予め設定され
ている容量制御ゲインKLPA,KLPBを用いて、 PLP=KLPA×((ΔLP−ΔLPZ)+(ΔLP)/K
LPB) で算出できる。
【0144】ステップS104では、吐出−吸入電動弁
142の開度EVP=EVP+PLPに設定する。この場
合、冷房運転時における吸入圧力を吐出−吸入電動弁1
42の開度制御によって調整することができる。
【0145】〔他の実施例〕前述したような各実施形態
について、暖房運転時における容量制御方法、冷房運転
時における容量制御方法を適用することが可能である。
【0146】
【発明の効果】本発明では、吐出バイパス回路に設けら
れる吐出−吸入電動弁およびレシーバの前後に設けられ
る冷媒開閉手段の冷媒流量を調整することにより、冷房
運転時における圧縮機の吸入圧力制御、暖房運転時にお
ける容量制御を行っており、室内機の運転状況に応じて
発生する冷房運転時の室内熱交換器の凍結や暖房運転時
における凝縮温度の異常上昇を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の概要構成図。
【図2】本発明の第2実施形態の概要構成図。
【図3】本発明の第3実施形態の概要構成図。
【図4】本発明の第4実施形態の概要構成図。
【図5】本発明の第5実施形態の概要構成図。
【図6】本発明の第6実施形態の概要構成図。
【図7】本発明の第7実施形態の概要構成図。
【図8】本発明の第8実施形態の概要構成図。
【図9】本発明の第9実施形態の概要構成図。
【図10】本発明の第10実施形態の概要構成図。
【図11】本発明の第11実施形態の概要構成図。
【図12】本発明の第12実施形態の概要構成図。
【図13】本発明の第13実施形態の概要構成図。
【図14】本発明の第14実施形態の冷媒配管説明図。
【図15】室外熱交換器の概略説明図。
【図16】実施例に用いられる冷媒回路の構成図。
【図17】暖房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図18】暖房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図19】暖房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図20】暖房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図21】暖房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図22】冷房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図23】冷房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図24】冷房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図25】冷房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【図26】冷房運転時の容量制御に関するフローチャー
ト。
【符号の説明】
100 室外機 101 圧縮機 102 四路切換弁 103 室外熱交換器 105 アキュムレータ 121 レシーバ 128 液管電動弁 129 ガス管電動弁 130 ガス抜きキャピラリ 131 液管配管部 132 ガス管配管部 133 補助熱交換器 134 サブクール熱交換器 141 キャピラリ 142 吐出−吸入バイパス電動弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 真一 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L054 BC01 3L060 AA02 CC16 DD02 EE09

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外機(100)内に配置されるアキュム
    レータ(105)、圧縮機(101)、四路切換弁(1
    02)、室外熱交換器(103)とを含む室外機側冷媒
    回路と、室内機(200)内に配置される室内熱交換器
    (201)とを液管側配管とガス管側配管とによって接
    続する冷媒回路を備え、 前記圧縮機(101)の吐出管と前記アキュムレータ
    (105)の吸入管との間に、冷媒流量を調整するため
    の吐出−吸入電動弁(142)を設け、 冷房運転時における前記圧縮機(101)の吸入圧力が
    所定値以上となるように、前記吐出−吸入電動弁(14
    2)を制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】室外機(100)内に配置されるアキュム
    レータ(105)、圧縮機(101)、四路切換弁(1
    02)、室外熱交換器(103)とを含む室外機側冷媒
    回路と、室内機(200)内に配置される室内熱交換器
    (201)とを液管側配管とガス管側配管とによって接
    続する冷媒回路を備え、 前記圧縮機(101)の吐出管と前記アキュムレータ
    (105)の吸入管との間に、冷媒流量を調整するため
    の吐出−吸入電動弁(142)を設け、 冷房運転時における前記室内熱交換器(201)内にお
    ける冷媒蒸発温度が所定値以上となるように、前記吐出
    −吸入電動弁(142)を制御することを特徴とする空
    気調和機。
  3. 【請求項3】室外機(100)内に配置されるアキュム
    レータ(105)、圧縮機(101)、四路切換弁(1
    02)、室外熱交換器(103)とを含む室外機側冷媒
    回路と、室内機(200)内に配置される室内熱交換器
    (201)とを液管側配管とガス管側配管とによって接
    続する冷媒回路を備え、 前記圧縮機(101)の吐出管と前記アキュムレータ
    (105)の吸入管との間に、冷媒流量を調整するため
    の吐出−吸入電動弁(142)を設け、 暖房運転時における前記圧縮機(101)の吐出圧力が
    所定値以下となるように、前記吐出−吸入電動弁(14
    2)を制御することを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】室外機(100)内に配置されるアキュム
    レータ(105)、圧縮機(101)、四路切換弁(1
    02)、室外熱交換器(103)とを含む室外機側冷媒
    回路と、室内機(200)内に配置される室内熱交換器
    (201)とを液管側配管とガス管側配管とによって接
    続する冷媒回路を備え、 前記圧縮機(101)の吐出管と前記アキュムレータ
    (105)の吸入管との間に、冷媒流量を調整するため
    の吐出−吸入電動弁(142)を設け、 暖房運転時における前記室内熱交換器(201)内にお
    ける冷媒凝縮温度が所定値以下となるように、前記吐出
    −吸入電動弁(142)を制御することを特徴とする空
    気調和機。
  5. 【請求項5】前記圧縮機(101)の目標運転周波数が
    所定値以下となった場合に、前記吐出−吸入電動弁(1
    42)の制御を行う、請求項1〜4のいずれかに記載の
    空気調和機。
  6. 【請求項6】前記圧縮機(101)の目標運転周波数
    が、運転可能な最低周波数以下となった場合に、前記吐
    出−吸入電動弁(142)の制御を行う、請求項5に記
    載の空気調和機。
  7. 【請求項7】前記圧縮機(101)の吐出管と前記吐出
    バイパス回路(194)の吐出−吸入電動弁(142)
    との間に、吐出バイパス熱交換器(195)を設けてな
    る、請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】前記吐出バイパス熱交換器(195)は前
    記アキュムレータ(105)内部に設けられている、請
    求項7に記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】前記吐出バイパス熱交換器は、前記アキュ
    ムレータ(105)内部に挿入された吐出バイパス配管
    (196)である、請求項8に記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】前記吐出バイパス熱交換器(195,1
    96)は、前記アキュムレータ(105)の底部に位置
    して設けられる、請求項8または9に記載の空気調和
    機。
  11. 【請求項11】室外機(100)内に配置されるアキュ
    ムレータ(105)、圧縮機(101)、四路切換弁
    (102)、室外熱交換器(103)とを含む室外機側
    冷媒回路と、室内機(200)内に配置される室内熱交
    換器(201)とを液管側配管とガス管側配管とによっ
    て接続する冷媒回路を備え、 前記液管側配管(131)とガス管側配管(132)と
    をバイパスするバイパス回路上に、液冷媒を回収するレ
    シーバ(121)と、前記レシーバ(121)から前記
    液管側配管(131)に接続する液管側接続管(12
    2)およびガス管側配管(132)に接続するガス管側
    接続管(123)に設けられる冷媒開閉手段(124,
    125,126,127,128,129)とを設け、 冷房運転時における前記圧縮機(101)の吸入圧力が
    所定値以上となるように、前記冷媒開閉手段(124,
    125,126,127,128,129)を制御する
    ことを特徴とする空気調和機。
  12. 【請求項12】室外機(100)内に配置されるアキュ
    ムレータ(105)、圧縮機(101)、四路切換弁
    (102)、室外熱交換器(103)とを含む室外機側
    冷媒回路と、室内機(200)内に配置される室内熱交
    換器(201)とを液管側配管とガス管側配管とによっ
    て接続する冷媒回路を備え、 前記液管側配管(131)とガス管側配管(132)と
    をバイパスするバイパス回路上に、液冷媒を回収するレ
    シーバ(121)と、前記レシーバ(121)から前記
    液管側配管(131)に接続する液管側接続管(12
    2)およびガス管側配管(132)に接続するガス管側
    接続管(123)に設けられる冷媒開閉手段(124,
    125,126,127,128,129)とを設け、 冷房運転時における前記室内熱交換器(201)内にお
    ける冷媒蒸発温度が所定値以上となるように、前記冷媒
    開閉手段(124,125,126,127,128,
    129)を制御することを特徴とする空気調和機。
  13. 【請求項13】室外機(100)内に配置されるアキュ
    ムレータ(105)、圧縮機(101)、四路切換弁
    (102)、室外熱交換器(103)とを含む室外機側
    冷媒回路と、室内機(200)内に配置される室内熱交
    換器(201)とを液管側配管とガス管側配管とによっ
    て接続する冷媒回路を備え、 前記液管側配管(131)とガス管側配管(132)と
    をバイパスするバイパス回路上に、液冷媒を回収するレ
    シーバ(121)と、前記レシーバ(121)から前記
    液管側配管(131)に接続する液管側接続管(12
    2)およびガス管側配管(132)に接続するガス管側
    接続管(123)に設けられる冷媒開閉手段(124,
    125,126,127,128,129)とを設け、 暖房運転時における前記圧縮機(101)の吐出圧力が
    所定値以下となるように、前記冷媒開閉手段(124,
    125,126,127,128,129)を制御する
    ことを特徴とする空気調和機。
  14. 【請求項14】室外機(100)内に配置されるアキュ
    ムレータ(105)、圧縮機(101)、四路切換弁
    (102)、室外熱交換器(103)とを含む室外機側
    冷媒回路と、室内機(200)内に配置される室内熱交
    換器(201)とを液管側配管とガス管側配管とによっ
    て接続する冷媒回路を備え、 前記液管側配管(131)とガス管側配管(132)と
    をバイパスするバイパス回路上に、液冷媒を回収するレ
    シーバ(121)と、前記レシーバ(121)から前記
    液管側配管(131)に接続する液管側接続管(12
    2)およびガス管側配管(132)に接続するガス管側
    接続管(123)に設けられる冷媒開閉手段(124,
    125,126,127,128,129)とを設け、 暖房運転時における前記室内熱交換器(201)内にお
    ける冷媒凝縮温度が所定値以下となるように、前記冷媒
    開閉手段(124,125,126,127,128,
    129)を制御することを特徴とする空気調和機。
  15. 【請求項15】前記圧縮機(101)の目標運転周波数
    が所定値以下となった場合に、前記冷媒開閉手段(12
    4,125,126,127,128,129)の制御
    を行う、請求項11〜14のいずれかに記載の空気調和
    機。
  16. 【請求項16】前記圧縮機(101)の目標運転周波数
    が、運転可能な最低周波数以下となった場合に、前記冷
    媒開閉手段(124,125,126,127,12
    8,129)の制御を行う、請求項15に記載の空気調
    和機。
  17. 【請求項17】前記冷媒開閉手段(124,125)は
    冷媒を減圧することが可能な機能部品である、請求項1
    1〜16のいずれかに記載の空気調和機。
  18. 【請求項18】前記冷媒開閉手段(124,125)
    は、電動弁またはキャピラリである、請求項17に記載
    の空気調和機。
  19. 【請求項19】前記冷媒開閉手段(126,127)
    は、冷媒流れの遮断が可能な機能部品である、請求項1
    7に記載の空気調和機。
  20. 【請求項20】前記冷媒開閉手段(126,127)
    は、電動弁、電磁弁、逆止弁のうちいずれかで構成され
    る、請求項19に記載の空気調和機。
  21. 【請求項21】前記冷媒開閉手段(128,129)
    は、冷媒を減圧する機能と冷媒流れを遮断する機能を備
    える、請求項19に記載の空気調和機。
  22. 【請求項22】前記冷媒開閉手段(128,129)
    は、電動弁もしくはキャピラリと電磁弁の組み合わせで
    なる、請求項21に記載の空気調和機。
  23. 【請求項23】前記レシーバ(121)のガス管側接続
    管(123)に設けられた冷媒開閉手段(129)と、
    前記四路切換弁(102)とガス管閉鎖弁(117)と
    の間のガス管側配管(132)との間に挿入される補助
    熱交換器(133)をさらに備える、請求項11〜22
    のいずれかに記載の空気調和機。
  24. 【請求項24】前記補助熱交換器(133)は前記室外
    熱交換器(103)の下部に設けられる、請求項23に
    記載の空気調和機。
  25. 【請求項25】前記室外熱交換器(103)は液管側に
    位置してサブクール熱交換器(134)を備え、前記補
    助熱交換器(133)と前記サブクール熱交換器(13
    4)とが隣接して配置される、請求項24に記載の空気
    調和機。
  26. 【請求項26】前記補助熱交換器(133)は前記サブ
    クール熱交換器(134)の風上側に配置される、請求
    項25に記載の空気調和機。
  27. 【請求項27】前記圧縮機(101)の吐出管と前記ア
    キュムレータ(105)の吸入管との間に、冷媒流量を
    調整するための吐出−吸入電動弁(142)をさらに備
    え、前記冷媒開閉手段(129)と吐出−吸入電動弁
    (142)の制御を行う、請求項11〜26のいずれか
    に記載の空気調和機。
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