JP2002031292A - プラスチック製パイプ保護用の緩衝性を有するプラスチック製シート - Google Patents

プラスチック製パイプ保護用の緩衝性を有するプラスチック製シート

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JP2002031292A
JP2002031292A JP2000142005A JP2000142005A JP2002031292A JP 2002031292 A JP2002031292 A JP 2002031292A JP 2000142005 A JP2000142005 A JP 2000142005A JP 2000142005 A JP2000142005 A JP 2000142005A JP 2002031292 A JP2002031292 A JP 2002031292A
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pipe
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Masushi Nakano
益司 仲野
Tomofumi Onoda
智文 小野田
Katsumi Kimura
勝美 木村
Toshiaki Shimada
俊昭 島田
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、物と接触してもパイプ
やパイプ端部に傷がつきにくくするためのパイプの保護
が可能、軽量であること、簡便な方法で太陽光などによ
るパイプの熱変形を防ぐこと、廃棄時の回収や再利用が
可能なことを目的に、ポリ塩化ビニルなどの樹脂製パイ
プ、特にポリ塩化ビニルなどのプラスチック製パイプ端
部の保護用に適する光線透過率を制御した気泡性緩衝シ
ートなどの緩衝性を有するプラスチック製シートを提供
すること。 【解決手段】 プラスチック製パイプの保護用の
緩衝性を有するプラスチック製シートであって、全光線
透過率が70%以下であることを特徴とする緩衝性を有
するプラスチック製シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ塩化ビニルな
どのプラスチック製パイプの保護用に適する光線透過率
を制御した気泡性緩衝シートなどの緩衝性を有するプラ
スチック製シートに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ポリ塩化ビニル製など
のプラスチック製パイプは、太陽光などに暖められパイ
プ温度がガラス転移温度付近に達すると変形する場合が
認められる。特に、パイプ端部が変形すると他のパイプ
と接続して利用することができなくなり、商品価値をな
くす場合がある。これらパイプ端部の熱変形を防止する
ために、透明な緩衝性シートの外側にさらに光線非透過
の性質を持つ紙を巻き付けて利用されている。そのた
め、廃棄する場合、プラステック類と紙類とに分別して
廃棄する必要がある。本発明は、物と接触してもパイプ
やパイプ端部に傷がつきにくくするためのパイプの保護
が可能、軽量であること、簡便な方法で太陽光などによ
るパイプの熱変形を防ぐこと、廃棄時の回収や再利用が
可能なことを目的に、ポリ塩化ビニルなどのプラスチッ
ク製パイプ、特にポリ塩化ビニルなどのプラスチック製
パイプ端部の保護用に適する光線透過率を制御した気泡
性緩衝シートなどの緩衝性を有するプラスチック製シー
トを提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
【0004】本発明は、全光線透過率が70%以下で、
プラスチック製パイプ保護用であることを特徴とする緩
衝性を有するプラスチック製シートに関する。
【0005】本発明は、上記のプラスチック製シート
が、オレフィン系プラスチック製シートであることを特
徴とする緩衝性を有するプラスチック製シートに関す
る。
【0006】本発明は、上記の緩衝性を有するプラスチ
ック製シートが、プラスチック製パイプ端部の保護用で
あることを特徴とする緩衝性を有するプラスチック製シ
ートに関する。
【0007】本発明は、上記の緩衝性を有するプラスチ
ック製シートが、白色の全光線透過率が70%以下であ
ることを特徴とする緩衝性を有するプラスチック製シー
トに関する。
【0008】本発明は、上記の緩衝性を有するプラスチ
ック製シートが、多数の凸状突起を形成したエンボスフ
ィルムと平面状のベースフィルムとを貼り合わされてい
る凸状の独立気泡を有する気泡性緩衝シート及び/又
は、多数の凸状突起を形成したエンボスフィルムと平面
状のベースフィルムとを貼り合わせ、エンボスフィルム
の凸状の独立気泡を有するものに、さらにこの凸状突起
の頂面に平面状のトップフィルムを貼り合わせた気泡性
緩衝シート、さらに該気泡性緩衝シートに着色されたプ
ラスチック製シートを貼り合わせた気泡性緩衝シートで
あることを特徴とする緩衝性を有するプラスチック製シ
ートに関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の緩衝性を有するプラスチ
ック製シートは、プラスチック製パイプの保護用、特に
プラスチック製パイプの端部の保護用に用いることが出
来る。本発明の緩衝性を有するプラスチック製シート
は、プラスチック製パイプ全体やプラスチック製パイプ
の端部や一部に張り合わせたり、プラスチック製パイプ
全体やプラスチック製パイプの端部や一部を覆ったり、
カバーして用いることが出来る。
【0010】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートは、全光線透過率が70%以下、好ましくは65%
以下、さらに好ましくは60%以下、より好ましくは5
3%以下、特に好ましくは50%以下である。
【0011】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートは、全光線透過率が下限値として5%以上、さらに
10%以上、さらに20%以上、特に25%以上から上
限値として70%以下、さらに65%以下、さらに60
%以下、さらに53%以下、特に50%以下の範囲が、
太陽光などによる熱変形を防ぎ、さらに適度な透明性を
有することによりシート外部よりプラスチック製パイプ
を目視により確認や観察できるために好ましい。
【0012】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートは、ヘイズが、50%以上、さらに70%以上、特
に85%以上が好ましい。
【0013】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートは、緩衝性を有するプラスチック製シートであれ
ば、材料を問うものではないが、本発明においては、空
気によって応力吸収がなされることで、軽量で緩衝効果
が得られるエアー緩衝性を有する材料を好適に用いるこ
とが出来る。本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートの厚みは、1mm以上、さらに1.5mm以上、特
に2mm以上が好ましい。
【0014】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートは、白色などの光を吸収しにくい着色成分を含む緩
衝性を有するプラスチック製シート、シート表面を粗面
化処理剤やマット処理により粗面化された緩衝性を有す
るプラスチック製シートなどの光線透過率を制御さ緩衝
性を有する緩衝性を有するプラスチック製シートであ
る。本発明のパイプ保護用の緩衝性を有するプラスチッ
ク製シートは、用いるプラスチック製シートのプラスチ
ック自体が着色している場合、着色することなく用いる
ことができる。特に、本発明の緩衝性を有するプラスチ
ック製シートは、光を吸収しにくい白色などの着色成分
により光線透過率を制御された緩衝性を有するプラスチ
ック製シート、シート表面を粗面化処理剤やマット処理
により粗面化された光を吸収しにくくした緩衝性を有す
るプラスチック製シートなどが、外部からの熱や光をプ
ラスチック製パイプに伝えにくくするために好ましい。
【0015】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートは、白色などの着色成分を含むプラスチック製シー
ト、シート表面を粗面化処理剤やマット処理により粗面
化されたプラスチック製シートなどの光線透過率を制御
したプラスチック製シートを用いて製造することができ
る。本発明の緩衝性を有するプラスチック製シートは、
白色などの着色成分を含むプラスチック製シート、シー
ト表面を粗面化処理剤やマット処理により粗面化された
プラスチック製シートなどの光線透過率を制御したプラ
スチック製シートと、透明などの着色されないプラスチ
ック製シートとを用いて製造することができる。
【0016】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートは、緩衝性を有するプラスチック製シートに、さら
に、白色などの着色成分を含むプラスチック製シート、
シート表面を粗面化処理剤やマット処理により粗面化さ
れたプラスチック製シートなどの光線透過率を制御した
プラスチック製シートを貼り合わせた緩衝性を有するプ
ラスチック製シートを用いることができる。
【0017】緩衝性を有するプラスチック製シートは、
プラスチック製の発泡質シート、気泡性緩衝シート、平
坦なフィルムに波板が着設されてなる緩衝シート、若し
くは両面間に多数の連通した通気孔が形成されている緩
衝シートのいずれかを好適に用いることができる。
【0018】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートの具体例としては、図1(a)に示すような、独立
気泡或いは開気孔等の気孔61を有するスポンジ等の多
孔質な発泡質シート71や、図1(b)に示すような、
内部がガスで充満され気密に保持された多数のエンボス
2(突起)が、少なくとも片面に形成された気泡性緩衝
シート3が挙げることができる。
【0019】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートの具体例としては、図1(c)に示すような、平坦
なフィルム62に波板63が着設されてなる緩衝シート
72を用いることもできる。このような緩衝シート72
の形態としては、波板63を平坦なフィルム62で挟持
し、互いを着設して段ボール紙状とすることも好まし
い。尚、波板63の断面形状は図1(b)に示されるs
in(サイン)カーブ状のものに限定されるものではな
い。
【0020】更に、本発明の緩衝性を有するプラスチッ
ク製シートの具体例としては、図1(d)に示すよう
な、両面間に多数の連通した通気孔64が形成されてい
る緩衝シート73を用いることもできる。連通孔64の
長さ方向に垂直な断面形状は、図1(d)に示した四角
形に限定されるものではなく、三角形や六角形、或いは
円形や半円形であっても構わない。
【0021】気泡性緩衝シートとは、本発明において
は、先に図1(b)に示したように、内部がガスで充満
され気密に保持された多数のエンボス2(突起)が、少
なくとも片面に形成されたフィルムをいうものとし、エ
ンボスが形成されてはいても、そのエンボス内部にガス
が充墳されて密閉されていないものを除外する。このよ
うな気泡性緩衝シートは、更に詳しくは、インフレーシ
ョン法やTダイ法を用いて作製したエンボスが形成され
たプラスチック製のフィルムのエンボス底面側に、別の
平坦なプラスチック製のフィルムを熱シール等により貼
合して一体化し、作製することができる。
【0022】気泡性緩衝シートの具体的構造の一例を、
図面を用いて説明する。図2は、図1(b)に示したと
同様の気泡性緩衝シート1の説明図である。気泡性緩衝
シート1では、エンボスフィルム22と、ベースフィル
ム24とが、積層して、貼り合わせられている。
【0023】エンボスフィルム22は、多数の突起又は
エンボス21を有し、この突起21は、図2に示すよう
に、平べったいことが好ましい。図2では、この突起2
1は、規則的に格子状に配置するが、突起21の配置に
制限はない。エンボスフィルム22は、突起21が突き
出す側の面と、突起21が突き出していない側の面とを
有するが、ベースフィルム24は、突起21が突き出し
ていない側の面に貼り合わせる。これにより、突起21
が、ベースフィルム24と共に、気泡部3を形成し、こ
の気泡部が、緩衝作用を有する。
【0024】図3は、3層構造の気泡性緩衝シート7の
説明図である。緩衝シート7では、トップフィルム23
と、エンボスフィルム22と、ベースフィルム24と
が、この順序に積層して、貼り合わせられている。この
実施態様では、図2の緩衝シート1に、更にトップフィ
ルム23が、エンボスフィルム22の突起21の突き出
す側の面に貼り合わせられた構造を有する。即ち、トッ
プフィルム23と、ベースフィルム24とがエンボスフ
ィルム22を挟んで貼り合わせられている。緩衝シート
7では、突起21とベースフィルム24とが形成する気
泡部3が、緩衝作用を有するのみならず、エンボスフィ
ルム22と、トップフィルム23に挟まれた、突起21
の外側の空間も緩衝作用を有する。
【0025】エンボスは、板状或いは柱状といった先端
の平らな形状を有していることが好ましく、より具体的
には円柱、角柱、多角柱の形状のものが好適に用いられ
る。その他の形状として、半球状、卵形、回転精円体等
とすることも好ましく、複数の異なる形状のエンボスを
1枚の気泡性緩衝シートに形成しても構わない。ここ
で、エンボスの配置位置には特に限定はないが、格子状
や網目状等の一定間隔で配置することが好ましい。
【0026】例えば、外径が3mm〜15mm、高さが
1mm〜20mm程度の大きさのエンボスを用い、この
ようなエンボスの隣接間隔が0.3mm〜7mmとなる
ようにして形成すると、耐衝撃性に優れるため、好まし
い。
【0027】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートの材質としては、熱可塑性プラスチックが好適に用
いられ、例えば、ポリオレフィン類、ポリアミド類、ポ
リエステル類等を挙げることができる。このうち、ポリ
オレフィン類が気密性や加工性が良好で、しかも安価で
あり、好ましい。ポリオレフィン類としては、低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン及び/又はプロ
ピレンと炭素数4〜10のα−オレフィンとの共重合
体、高密度ポリエチレン、エチレンとプロピレンとのラ
ンダムやブロックなどの共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ー、エチレン−アクリル酸アルキル共重合
体、エチレン−アクリル酸フェニル共重合体、エチレン
−アクリル酸ベンジル共重合体等のエチレンとアクリル
酸又はこれらのエステル、塩との共重合体、及びこれら
の混合物等が挙げられる。この中で、更に好ましいもの
は、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン及
び/又はプロピレンと炭素数4〜10のα−オレフィン
との共重合体、高密度ポリエチレン、エチレンとプロピ
レンとのランダムやブロックなどの共重合体などのポリ
オレフィン類である。本発明の緩衝性を有するプラスチ
ック製シートの材質としては、単一素材からなる緩衝性
を有するプラスチック製シートが、回収材料をリサイク
ルして新たな製品を製造することができるために好まし
い。
【0028】ところで、本発明に好適に用いられる気泡
性緩衝シートには、エンボスの突起上面と接着するよう
に別の平坦なフィルムを貼合した形態、即ち、平坦な2
枚のフィルム間に、エンボスがピラー(支柱)として形
成された形態を有するものも含まれる。このようなピラ
ーを形成した気泡性緩衝シートは、リサイクル性を考慮
すると、同一材料若しくは回収ルートが同じである材料
から構成されていることが好ましく、Tダイ成形等の方
法により作製することができる。尚、ピラーを形成した
気泡性緩衝シートの形成に使用される平坦な2枚のフィ
ルムについては、少なくともその一方が、剥離フィルム
と熱シールにより融着されるものであることが必要とさ
れる。
【0029】上記のプラスチック製パイプとしては、プ
ラスチック製パイプであればどの様な物でも用いること
が出来るが、特に、熱可塑性プラスチックを主体とする
パイプ、熱可塑性プラスチックを含むパイプ又は熱可塑
性プラスチックのパイプが好ましい。熱可塑性プラスチ
ックを主体とするパイプ、熱可塑性プラスチックを含む
パイプ又は熱可塑性プラスチックのパイプとしては、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのポリ塩化ビニ
ル製パイプ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−
メチル−ペンテン−1などのポリオレフィン製パイプな
どを挙げることが出来る。本発明の緩衝性を有するプラ
スチック製シートは、用いる緩衝性を有するプラスチッ
ク製シートの熱変形開始温度より低いガラス転移温度な
どの熱変形開始温度を有する熱可塑性プラスチックを主
体とするプラスチック製パイプ、熱可塑性プラスチック
を含むパイプ又は、熱可塑性プラスチックのパイプの保
護用に用いることが好ましい。
【0030】本発明の緩衝性を有するプラスチック製シ
ートは、必要に応じて、高級脂肪酸、高級脂肪族アミ
ド、金属せっけん、グリセリンエステル等の滑剤、等の
アンチブロッキング剤、フェノール系、りん系、BHT
等の酸化防止剤、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾー
ル、HALS等の紫外線吸収剤、タルク、珪藻土、マイ
カ等の無機・有機充填剤、帯電防止剤、界面活性剤など
を添加することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではない。
【0032】緩衝シートを覆ったパイプ100の電球1
03による加熱方法を図4に示す。緩衝シートを覆った
パイプ100は、パイプ101を緩衝シート102で覆
った物である。図中、aは、緩衝シートを覆ったパイプ
100と電球との距離を示す。aは30cmである。パ
イプ表面温度は、測定位置104で測定を行う。
【0033】[実施例1〜3、比較例1]外径140m
mφの市販の塩化ビニル製パイプを、表1に示す全光線
透過率を有する気泡性緩衝シート(厚み4.0mm)で
覆った。この緩衝シートを覆ったパイプを図4に示す方
法で、電球により加熱し、加熱開始から60分後のパイ
プ表面温度を測定し、結果を表1に示す。実施例1〜3
で用いた気泡性緩衝シートは、低密度ポリエチレンを主
体とするオレフィンプラスチックシートより製造した図
3に示す3層の気泡性緩衝シートに、白色に着色された
低密度ポリエチレンを主体とするオレフィンプラスチッ
クシートを貼り合わせた4層構造の物を使用した。比較
例1で用いた気泡性緩衝シートは、低密度ポリエチレン
を主体とするオレフィンプラスチックシートより製造し
た図3に示す3層の気泡性緩衝シートを使用した。加熱
に用いた電球は、型式:PRF−500WD(電圧:1
00V、消費電力:500W、ビーム光束:3400l
m、、色温度:5900K)を用いた。室温は、約29
℃〜30℃であった。緩衝シートを覆ったパイプと電球
との距離は、30cmで行った。全光線透過率及びヘイ
ズは、JIS・K7105に準拠し、日本電色工業株式
会社製の試験機を用いて測定を行った。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の緩衝性を有するプラスチック製
シートは、物と接触してもパイプやパイプ端部に傷がつ
きにくくするためのパイプの保護が可能で、エアー緩衝
により軽量であり、簡便な方法で太陽光などによる熱を
パイプに伝えることを防ぐことができそのためパイプの
熱変形を防ぐことができる。本発明の緩衝性を有するプ
ラスチック製シートは、ポリ塩化ビニルなどのプラスチ
ック製パイプ、特にポリ塩化ビニルなどのプラスチック
製パイプ端部の保護用に適する光線透過率を制御した気
泡性緩衝シートなどのエアー緩衝性を有するプラスチッ
ク製シートを提供することができる。さらに、単一な素
材を用いた緩衝性を有するプラスチック製シートでは、
廃棄時の回収や再利用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の緩衝性を有するプラスチック製シー
トの一例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の緩衝性を有するプラスチック製シー
トの気泡性緩衝シートの構造の一実施態様の説明図であ
る。
【図3】 本発明の緩衝性を有するプラスチック製シー
トの気泡性緩衝シートの構造の一実施態様の説明図であ
る。
【図4】 パイプの加熱方法を示す図である。
【符号の説明】
1,3,7 気泡性緩衝シート、 2,21 エンボスフィルムの凸状の独立気泡部(エン
ボス)、 22 エンボスフィルム、 23 トップフィルム、 24 ベースフィルム、 61 気孔、 62 フィルム、 63 波板、 64 連通孔、 71 発泡質シート、 100 緩衝シートを覆ったパイプ、 101 パイプ、 102 緩衝シート、 103 電球、 104 パイプ表面温度測定位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 俊昭 千葉県市原市五井南海岸8番の1 宇部興 産株式会社千葉石油化学工場内 Fターム(参考) 3H024 AA01 AA04 AB07 AC05 CA03 4F100 AK01D AK03A AK03B AK03C AK06 BA10B BA10C BA10D DD01A DD22A EJ39A HB00D JK11 JL10D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全光線透過率が70%以下で、プラスチッ
    ク製パイプ保護用であることを特徴とする緩衝性を有す
    るプラスチック製シート。
  2. 【請求項2】プラスチック製シートが、ポリオレフィン
    シートであることを特徴とする請求項1に記載の緩衝性
    を有するプラスチック製シート。
  3. 【請求項3】緩衝性を有するプラスチック製シートが、
    プラスチック製パイプ端部の保護用であることを特徴と
    する請求項1〜2のいずれか1項に記載の緩衝性を有す
    るプラスチック製シート。
  4. 【請求項4】緩衝性を有するプラスチック製シートが、
    白色の全光線透過率が70%以下であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の緩衝性を有する
    プラスチック製シート。
  5. 【請求項5】緩衝性を有するプラスチック製シートが、
    多数の凸状突起を形成したエンボスフィルムと平面状の
    ベースフィルムとを貼り合わされている凸状の独立気泡
    を有する気泡性緩衝シート及び/又は、多数の凸状突起
    を形成したエンボスフィルムと平面状のベースフィルム
    とを貼り合わせ、エンボスフィルムの凸状の独立気泡を
    有するものに、さらにこの凸状突起の頂面に平面状のト
    ップフィルムを貼り合わせた気泡性緩衝シート、さらに
    該気泡性緩衝シートに着色されたプラスチック製シート
    を貼り合わせた気泡性緩衝シートであることを特徴とす
    る請求項1〜4項のいずれか1項に記載の緩衝性を有す
    るプラスチック製シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196722A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Kurimoto Ltd 管体保護用のキャップ
JP2013076437A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Mirai Ind Co Ltd 被覆流体管
WO2019051592A1 (en) * 2017-09-12 2019-03-21 Solmax International Inc. PERFORATED POLYMER SHEET WITH UNDERLYING SPACERS

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