JP2002031156A - ブレードスリップクラッチ - Google Patents

ブレードスリップクラッチ

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JP2002031156A
JP2002031156A JP2000215791A JP2000215791A JP2002031156A JP 2002031156 A JP2002031156 A JP 2002031156A JP 2000215791 A JP2000215791 A JP 2000215791A JP 2000215791 A JP2000215791 A JP 2000215791A JP 2002031156 A JP2002031156 A JP 2002031156A
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JP
Japan
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slip clutch
blade
blade slip
gas
clutch
Prior art date
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Application number
JP2000215791A
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English (en)
Inventor
Kenji Okamoto
健治 岡本
Masami Nozaki
雅己 野崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリクションプレートとメイティングプレー
トに錆が発生するのを防止可能に構成したブレードスリ
ップクラッチを提供すること。 【解決手段】 フリクションプレート7と、これに摺動
可能に当接されたメイティングプレート6とを有するブ
レードスリップクラッチの内部を、Oリング11と12
によって気密構造にしてある。ブレードスリップクラッ
チのカバー9には、ブレードスリップクラッチ内部に不
活性ガスを充填するガス注入バルブ13と、ブレードス
リップクラッチ内部からガスを排出するガス排出バルブ
14を設けてある。ガス注入バルブ13から不活性ガス
を注入し、ガス排出バルブ14から空気を排出させて、
ブレードスリップクラッチ内部に不活性ガスを充填させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリクションプレ
ートと、これに摺動可能に当接されたメイティングプレ
ートとを有するブレードスリップクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレードスリップクラッチとし
て、モータグレーダにおいて作業機が障害物と衝突した
ときに作業機に回動を許容するように装着されているブ
レードスリップクラッチを例にとって説明する。モータ
グレーダの全体構成を示す図3において、1はモータグ
レーダ本体を示し、これに作業機(ブレード)2が装備
されている。作業機2は、モータグレーダ本体1に対し
仮想線で示すように相対的に回動操作可能に構成されて
いる。
【0003】作業機2は、モータグレーダ本体1に対
し、所定角度に設置されて作業が行われるが、作業機2
が作業中に障害物と衝突した際に危険を回避するため、
作業機2をモータグレーダ本体1に対して相対的に回動
可能にして、作業機2にかかる衝突力を解放できるよう
に、ブレードスリップクラッチ3が装着されている。
【0004】図2に、従来のブレードスリップクラッチ
3の構造例を示してある。図2において、4はピンロー
ラで、サークル5を経て作業機に連結されている。ピン
ローラ4にはメイティングプレート6が、噛み合ってお
り、一方、作業機を操作するシャフトにはフリクション
プレート7が噛み合っていて、これらメイティングプレ
ート6と、フリクションプレート7はディスクスプリン
グ8の反力で互いに押さえつけられている。このように
互いに押えつけられたメイティングプレート6とフリク
ションプレート7は摩擦力で係合されてクラッチを形成
している。9はカバーで、カバーボルト10によってピ
ンローラ4に取り付けられている。図2において、11
はOリングである。
【0005】以上のように構成されたブレードスリップ
クラッチ3を装備したモータグレーダにおいて、作業機
に対する操作力は、メイティングプレート6とフリクシ
ョンプレート7で形成されたクラッチ部からピンローラ
4、サークル5を経て作業機(ブレード)に伝えられ
て、作業機を所定の作業位置に旋回させる。作業中に、
もし作業機(ブレード)に対し障害物等により過大な荷
重がかかると、ピンローラ4と噛み合ったメイティング
プレート6がフリクションプレート7との間で滑り、そ
の過大な荷重を逃して作業機が損傷するのを防ぐ構造と
なっている。
【0006】通常、メイティングプレート6は金属製で
あり、フリクションプレート7は鉄芯の両面にライニン
グ材を貼り合せた構造になっているが、ブレードスリッ
プクラッチ3が所定の過大荷重を受けたときにメイティ
ングプレート6がフリクションプレート7に対し確実に
摺動回転できるよう、メイティングプレート6とフリク
ションプレート7に錆付きが発生しないように保守、点
検が必要である。そのため、従来は定期的にカバーボル
ト10を外してカバー9を開け、メイティングプレート
6とフリクションプレート7を分解点検している。
【0007】従来のブレードスリップクラッチ3の点検
・整備では、長時間を要し、多大な費用が発生する。ま
た、点検を怠るとメイティングプレート6とフリクショ
ンプレート7に錆が発生しブレードスリップクラッチ3
の回転性能が十分発揮出来ずに車両の損傷・人体への怪
我等を発生する恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フリクショ
ンプレートと、これに摺動可能に当接されたメイティン
グプレートとを有するブレードスリップクラッチにおい
て、フリクションプレートとメイティングプレートに錆
が発生するのを防止可能に構成したクラッチを提供する
ことを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、フリクションプレートと、これに摺動可能に
当接されたメイティングプレートとを有するブレードス
リップクラッチにおいて、前記フリクションプレートと
メイティングプレートが収納されているブレードスリッ
プクラッチ内部を気密構造とし、同ブレードスリップク
ラッチ内部に不活性ガスを充填したブレードスリップク
ラッチを提供する。
【0010】このように構成した本発明のブレードスリ
ップクラッチにおいては、ブレードスリップクラッチ内
部の空気が不活性ガスに置換されていて、フリクション
プレートとメイティングプレートは不活性雰囲気内に置
かれるので、これらのプレートに錆が発生するのが防止
され、錆清掃・整備の必要性がなくなって点検費用の低
減がはかれる。従って、本発明のブレードスリップクラ
ッチは、所要時にいつでも回転性能を発揮することがで
き、性能が安定化される。
【0011】また、本発明によるブレードスリップクラ
ッチにおいて、前記ブレードスリップクラッチ内部に不
活性ガスを充填するガス注入バルブと、前記ブレードス
リップクラッチ内部からガスを排出するガス排出バルブ
をカバーに設けた構造にすると、従来と同様にブレード
スリップクラッチを製作したのち、ガス注入バルブから
不活性ガスを送入しつつガス排出バルブから空気を排出
させることによってブレードスリップクラッチ内部に不
活性ガスを充填することができ、かつまた、適宜の使用
期間後に必要に応じて不活性ガスを再充填することがで
きるとともに、ブレードスリップクラッチを分解した後
などに、容易に不活性ガスを充填することができる。
【0012】本発明によるブレードスリップクラッチを
モータグレーダの作業機に取り付けられた作業機衝突安
全装置としてのクラッチに用いると、作業機が障害物に
衝突してもクラッチが確実に回転性能を発揮し、作業機
の破損、車両の損傷や人体の怪我発生などの事態を回避
することができるものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるブレードスリ
ップクラッチを図1に示す実施の一形態に基づいて具体
的に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明による
ブレードスリップクラッチをモータグレーダの作業機衝
突安全装置に適用した例であり、図2に示す従来のモー
タグレーダの作業機衝突安全装置における構造と同じ構
造の部分には、図2における対応部分と同じ符号を付し
てあり、それらについての重複する説明は省略する。
【0014】図1において、12はOリングで、ブレー
ドスリップクラッチのカバー9とピンローラ4との間に
配置されていて、ブレードスリップクラッチ内部を密閉
状態に構成している。カバー9には、ガス注入バルブ1
3とガス排出バルブ14が取り付けられており、クラッ
チ内部にガス注入バルブ13から窒素ガス等の不活性ガ
スを注入しながら、ガス排出バルブ14を開けてクラッ
チ内部の空気を排出し、クラッチ内部に不活性ガスを充
填することができる構造となっている。その他の構成は
図2に示した従来のブレードスリップクラッチの構成と
同じである。
【0015】以上の構造をもつ本実施形態のモータグレ
ーダの作業機衝突安全装置によれば、ブレードスリップ
クラッチを組み立てた後、適宜の窒素ガス等の不活性ガ
ス源を注入バルブ13に連結して、ガス排出バルブ14
を開け、ブレードスリップクラッチ内部に注入バルブ1
3から窒素ガス等の不活性ガスを注入しつつクラッチ内
部の空気をガス排出バルブ14から排出させることによ
ってクラッチ内部を不活性ガス雰囲気にしてメイティン
グプレート6とフリクションプレート7を不活性ガス雰
囲気に置いて外気から遮断する。なお、ブレードスリッ
プクラッチ内には大気圧状態の不活性ガスが充填された
状態としておく。
【0016】以上の構成によって、メイティングプレー
ト6とフリクションプレート7には錆の発生が防止さ
れ、錆清掃・整備を行う必要が無くなり、従来の装置に
おいて点検・整備に要していた費用を低減することが可
能となる。また、メイティングプレート6は作業機衝突
に伴う衝撃や力が作用すると、フリクションプレート7
との間で確実に摺動し、その衝突に伴う衝撃力によって
作業機が破損するのを回避することができる。なお、ブ
レードスリップクラッチ内部は定期的に窒素ガスの充填
を行うのが望ましい。
【0017】以上、本発明を図示した実施形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
具体的構造、構成に種々の変更を加えてよいことはいう
までもない。例えば、上記実施形態では、本発明のブレ
ードスリップクラッチをモータグレーダの作業機衝突安
全装置として適用した場合を示したが、錆発生を防止す
ることが望まれるブレードスリップクラッチ全般に対
し、その適用装置の如何に関わらず採用することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、フリク
ションプレートと、これに摺動可能に当接されたメイテ
ィングプレートとを有するブレードスリップクラッチに
おいて、前記フリクションプレートとメイティングプレ
ートが収納されているブレードスリップクラッチ内部を
気密構造とし、同ブレードスリップクラッチ内部に不活
性ガスを充填したブレードスリップクラッチを提供す
る。
【0019】以上の構成を有する本発明のブレードスリ
ップクラッチにおいては、ブレードスリップクラッチ内
部の空気が不活性ガスに置換されていて、フリクション
プレートとメイティングプレートは不活性雰囲気内に置
かれているので、これらのプレートに錆が発生するのが
防止され、錆清掃・整備の必要性がなくなって点検費用
の低減がはかれ、しかも、所要時にいつでも回転性能を
発揮することができ、性能が安定化されている。
【0020】また、本発明によるブレードスリップクラ
ッチにおいて、前記ブレードスリップクラッチ内部に不
活性ガスを充填するガス注入バルブと、前記ブレードス
リップクラッチ内部からガスを排出するガス排出バルブ
をカバーに設けた構造にしたものでは、従来と同様にブ
レードスリップクラッチを製作したのち、ガス注入バル
ブから不活性ガスを送入しつつガス排出バルブから空気
を排出させることによってブレードスリップクラッチ内
部に不活性ガスを充填することができ、かつまた、適宜
の使用期間後に必要に応じて不活性ガスを再充填するこ
とができるとともに、ブレードスリップクラッチを分解
した後などに、容易に不活性ガスを充填することができ
る。
【0021】本発明によるブレードスリップクラッチを
モータグレーダの作業機に取り付けられた作業機衝突安
全装置としたものでは、作業機が障害物に衝突してもク
ラッチが確実に回転性能を発揮し、作業機の破損、車両
の損傷や人体の怪我発生などの事態を回避することがで
きる。
【0022】以上のとおり、本発明は、簡単な構造でフ
リクションプレートとメイティングプレートに錆が発生
するのを防止可能に構成したブレードスリップクラッチ
を提供している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるブレードスリップ
クラッチを一部断面で示す側面図。
【図2】従来のブレードスリップクラッチの例を一部断
面で示す側面図。
【図3】モータグレーダの全体構造を示す平面図。
【符号の説明】
1 モータグレーダ本体 2 作業機(ブレード) 3 ブレードスリップクラッチ 4 ピンローラ 5 サークル 6 メイティングプレート 7 フリクションプレート 8 ディスクスプリング 9 カバー 10 カバーボルト 11 Oリング 12 Oリング 13 注入バルブ 14 ガス排出バルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリクションプレートと、同プレートに
    摺動可能に当接されたメイティングプレートとを有する
    ブレードスリップクラッチにおいて、前記フリクション
    プレートとメイティングプレートが収納されているブレ
    ードスリップクラッチ内部を気密構造とし、同ブレード
    スリップクラッチ内部に不活性ガスを充填したことを特
    徴とするブレードスリップクラッチ。
  2. 【請求項2】 前記ブレードスリップクラッチ内部に不
    活性ガスを充填するガス注入バルブと、前記ブレードス
    リップクラッチ内部からガスを排出するガス排出バルブ
    をカバーに設けたことを特徴とする請求項1に記載のブ
    レードスリップクラッチ。
  3. 【請求項3】 前記ブレードスリップクラッチがモータ
    グレーダの作業機に取り付けられた作業機衝突安全装置
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のブレー
    ドスリップクラッチ。
JP2000215791A 2000-07-17 2000-07-17 ブレードスリップクラッチ Pending JP2002031156A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009119218A1 (ja) 2008-03-28 2009-10-01 富士フイルム株式会社 重合性組成物、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、及び固体撮像素子
US8105171B2 (en) 2006-08-11 2012-01-31 Shimadzu Corporation Torque limiting mechanism

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050624

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Effective date: 20051101