JP2002029030A - ファニッシャーロール押圧制御装置及びそれを用いた輪転印刷機 - Google Patents

ファニッシャーロール押圧制御装置及びそれを用いた輪転印刷機

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JP2002029030A
JP2002029030A JP2000215811A JP2000215811A JP2002029030A JP 2002029030 A JP2002029030 A JP 2002029030A JP 2000215811 A JP2000215811 A JP 2000215811A JP 2000215811 A JP2000215811 A JP 2000215811A JP 2002029030 A JP2002029030 A JP 2002029030A
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JP
Japan
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ink
furnisher roll
roll
press
furnisher
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Application number
JP2000215811A
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English (en)
Inventor
Yasuo Toda
保男 戸田
Takashi Nagami
孝 名上
Kazuo Tomizawa
和夫 富沢
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷速度やインキ粘度が印刷物毎に異なって
も、版胴とファニッシャーロール間の隙間に入るインキ
量を安定させ、良好な印刷物を得る方法およびその装置
を提供する。 【解決手段】輪転印刷機のファニッシャーロールの版胴
に対する押圧を制御する装置において、インキの粘度を
測定するインキ粘度測定手段と、予め輪転印刷機毎に印
刷速度とインキ粘度を変化させた時の適正なファニッシ
ャーロール押圧を記憶する記憶手段と、前記インキ粘度
測定手段より得られたインキ粘度と設定する印刷速度に
対応するファニッシャーロール押圧を前記記憶手段に記
憶された表より選定する選定手段と、前記選定手段より
得られたファニッシャーロール押圧となるように制御す
る押圧制御手段とを、少なくとも備えることを特徴とす
るファニッシャーロール押圧制御装置並びにそれを用い
た輪転印刷機を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア等の輪転
印刷機に係わり、版胴にインキの供給を行うファニッシ
ャーロールを用いた場合のファニッシャーロール押圧制
御方法及びその押圧制御装置並びに輪転印刷機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、グラビア印刷等の輪転印刷機に用
いられるファニッシャーロールは、図3(a)に示すよ
うに版胴に接せず、0〜1mmほどの一定の隙間Aを設
けた状態にて印刷を行うか、もしくは、図3(b)に示
すように版胴に微かに接触させて隙間を作らずに印刷を
行っていた。この図3(b)の場合には、通常、ファニ
ッシャーロール2に押圧を掛けて版胴1と接触させた
後、ストッパーなどで版胴1とファニッシャーロール2
間の隙間の調節を行うが、この調節のために、テスト印
刷が長くなり、消費する基材やインキの量も増えるとい
う問題があった。また、図3(a)または(b)のよう
に、ファニッシャーロール2がインキパン4に浸かった
状態での印刷では、印刷速度を上げるとファニッシャー
ロール側面からインキはねが発生し、基材面を汚してし
まうという問題点もあり、印刷速度を抑える必要があっ
た。
【0003】一方、このインキはね防止については、フ
ァニッシャーロールの側面にインキが回らないように工
夫されたファニッシャーロールと版胴の間にインキを供
給する方法が種々提案され解決されているが、この場合
にも、ファニッシャーロールと版胴間の隙間の調節のた
めに、テスト印刷が長くなる問題は生じていた。そのた
め、テスト印刷時の基材やインキを削減するために、印
刷速度を低速にしてファニッシャーロール押圧を合わせ
ている。しかしながら、本来の印刷速度時には隙間に入
るインキによりファニッシャーロールが押し戻され、隙
間が広くなってしまうため、供給するインキ量を増やす
ことで対処せざるを得なかった。
【0004】また、インキは粘度が低いと流れやすく、
粘度が高いと流れにくくなるため、使用するインキの種
類によって、版胴に対するファニッシャーロール押圧を
変化させて、版胴とファニッシャーロールとの隙間を制
御する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に鑑みなされたものであり、その課題とするとこ
ろは、印刷速度やインキ粘度が印刷物毎に異なっても、
版胴とファニッシャーロール間の隙間に入るインキ量を
安定させ、良好な印刷物を得る方法およびその装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明の第1の発明は、輪転印刷機の版胴に接触する
ように設けられたファニッシャーロールの版胴に対する
押圧を制御する装置において、インキの粘度を測定する
インキ粘度測定手段と、予め輪転印刷機毎に印刷速度と
インキ粘度を変化させた時の適正なファニッシャーロー
ル押圧を記憶する記憶手段と、前記インキ粘度測定手段
より得られたインキ粘度と設定する印刷速度に対応する
ファニッシャーロール押圧を前記記憶手段に記憶された
ファニッシャーロール押圧表より選定する選定手段と、
前記選定手段より得られたファニッシャーロール押圧と
なるようにファニッシャーロール押圧を制御する押圧制
御手段とを、少なくとも備えることを特徴とするファニ
ッシャーロール押圧制御装置である。
【0007】本発明の第2の発明は、版胴とそれに接触
するように設けられたファニッシャーロールを有する輪
転印刷機において、請求項2に記載のファニッシャーロ
ール押圧制御装置を少なくとも備えたことを特徴とする
輪転印刷機である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるファニッシャーロー
ル押圧制御方法とその装置を、その実施形態に基づいて
説明する。図1はファニッシャーロール押圧制御方法の
工程を示す説明図である。まず、インキ粘度測定手段
(A)によりインキ粘度を求める。次に予め記憶手段
(C)に記憶しておいた、輪転印刷機毎の印刷速度とイ
ンキ粘度を変化させた場合の適正なファニッシャーロー
ル押圧表から、前記測定されたインキ粘度と設定した印
刷速度(B)に対応するファニッシャーロール押圧を選
定手段(D)で選定し、適正な押圧の出力(E)を行
い、ファニッシャーロール押圧を制御する。
【0009】ここで、インキ粘度測定手段(A)は、一
定量の試料の流下秒数から粘度を測定する短管粘度計、
薄い金属片の振動抵抗を検出する振動片粘度計、回転体
への抵抗を検出する回転粘度計などが利用できる。
【0010】ファニッシャーロール押圧表は、表1に示
すようなものであり、印刷条件に設定し得る印刷速度と
インキ粘度の全ての条件について、適正なファニッシャ
ーロール押圧を求めておく。その際、印刷速度が上昇す
るほど、また、インキ粘度が上がるほど、ファニッシャ
ーロール押圧が高くなるように設定する。表1における
押圧は、図2のシリンダー12の直径を50mmとした
場合の圧力であり、単位はMPaである。
【0011】
【表1】
【0012】これは、印刷速度が上がると、版胴とファ
ニッシャーロール間の隙間に入るインキによってファニ
ッシャーロールが押し戻されて隙間が広くなるため、押
圧を強くする必要がある。また、インキ粘度が高い場合
は流れにくいため、版胴とファニッシャーロール間の隙
間に入ったインキによってファニッシャーロールが押し
戻されて、隙間が広くなり、この場合も押圧を強くする
必要がある。
【0013】但し、ファニッシャーロールのロール径、
ファニッシャーロールのゴム質、ファニッシャーロール
のチャッキング方法などによっても、版胴に載るインキ
に微妙な変化を生じるため、輪転印刷機個々にファニッ
シャーロール押圧表を作成する必要がある。
【0014】ファニッシャーロールの押圧制御には、エ
アーあるいはバネなどを用いて、押圧用のシリンダーを
制御する方法などが取れる。
【0015】図2は、本発明のファニッシャーロール押
圧制御装置を備えた輪転印刷機の一例を示す側面概略図
である。版胴1とこれに基材11を押しつける圧胴10
と、版胴1に接してインキを版胴1に載せるファニッシ
ャーロール2と、版胴1表面のインキを掻くドクター3
と、版胴1とこれに接するファニッシャーロール2の回
転上流側にインキを供給する装置と、版胴1にファニッ
シャーロールを接するためのファニッシャーロール押圧
制御装置から構成されている。
【0016】インキは、ポンプ制御盤8の制御を受けた
インキ吐出ポンプ7によって、インキタンクからファニ
ッシャーロール2と版胴1の間に、供給インキ分岐5と
インキ吐出ノズル6を経て供給される。
【0017】ファニッシャーロール押圧制御装置は、図
示しない、印刷速度測定手段と、インキ粘度測定手段
と、予め輪転印刷機毎に印刷速度とインキ粘度から選定
した適正なファニッシャーロール押圧を記憶する記憶手
段と、前記印刷速度測定手段とインキ粘度測定手段より
得られた印刷速度とインキ粘度に対応するファニッシャ
ーロール押圧を前記記憶手段に記憶されたファニッシャ
ーロール押圧表より選定する選定手段と、前記選定手段
より得られたファニッシャーロール押圧からエアー圧力
を計算する演算手段を備え、ファニッシャーロール2を
持ち上げるシリンダー12とファニッシャーロール押圧
を制御するため、圧力をコントロールするレギュレータ
ー13から構成されている。
【0018】ファニッシャー押圧制御は、測定された印
刷速度・使用するインキの粘度に当てはまるファニッシ
ャーロール押圧設定値をレギュレーター13によりエア
ー圧力を変化させ、シリンダー12出力を制御し、各設
定にあった、ファニッシャーロール押圧に制御する。
【0019】
【発明の効果】また、本発明のファニッシャーロール押
圧制御装置は、版胴への安定したインキ供給を可能と
し、特に、版胴とファニッシャーロール間にインキ供給
を行う場合には、従来のインキ供給量に比較して少なく
できるという効果を奏する。
【0020】また、本発明のファニッシャーロール押圧
制御装置を輪転印刷機に用いることで、安定した印刷品
質を確保できるとともに、さらに印刷速度を上げること
も可能にするため、タクトタイムを短くできるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファニッシャーロール押圧制御方法の工程を示
す説明図である。
【図2】本発明のファニッシャーロール押圧制御装置を
備えた輪転印刷機の一例を示す側面概略図である。
【図3】(a)版胴・ファニッシャーロール間に一定の
隙間を設けた場合の輪転印刷機の側面概略図である。 (b)版胴・ファニッシャーロール間に隙間を設けない
場合の輪転印刷機の側面概略図である。
【符号の説明】
1・・・版胴 2・・・ファニッシャーロール 3・・・ドクター 4・・・インキパン 5・・・供給インキ分岐 6・・・インキ吐出ノズル 7・・・インキ吐出ポンプ 8・・・ポンプ制御盤 9・・・インキ 10・・・圧胴 11・・・基材 12・・・シリンダー 13・・・レギュレーターバルブ 14・・・ファニッシャーロールアーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輪転印刷機の版胴に接触するように設けら
    れたファニッシャーロールの版胴に対する押圧を制御す
    る装置において、 インキの粘度を測定するインキ粘度測定手段と、予め輪
    転印刷機毎に印刷速度とインキ粘度を変化させた時の適
    正なファニッシャーロール押圧を記憶する記憶手段と、
    前記インキ粘度測定手段より得られたインキ粘度と設定
    する印刷速度に対応するファニッシャーロール押圧を前
    記記憶手段に記憶されたファニッシャーロール押圧表よ
    り選定する選定手段と、前記選定手段より得られたファ
    ニッシャーロール押圧となるようにファニッシャーロー
    ル押圧を制御する押圧制御手段とを、少なくとも備える
    ことを特徴とするファニッシャーロール押圧制御装置。
  2. 【請求項2】版胴とそれに接触するように設けられたフ
    ァニッシャーロールを有する輪転印刷機において、 請求項1に記載のファニッシャーロール押圧制御装置を
    少なくとも備えたことを特徴とする輪転印刷機。
JP2000215811A 2000-07-17 2000-07-17 ファニッシャーロール押圧制御装置及びそれを用いた輪転印刷機 Pending JP2002029030A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016068350A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 富士機械工業株式会社 トップフィード方式の印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016068350A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 富士機械工業株式会社 トップフィード方式の印刷装置

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