JP2002028640A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JP2002028640A
JP2002028640A JP2000212385A JP2000212385A JP2002028640A JP 2002028640 A JP2002028640 A JP 2002028640A JP 2000212385 A JP2000212385 A JP 2000212385A JP 2000212385 A JP2000212385 A JP 2000212385A JP 2002028640 A JP2002028640 A JP 2002028640A
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JP
Japan
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water
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valve
lever
raw water
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Application number
JP2000212385A
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English (en)
Inventor
Yukiko Ichinose
友紀子 市之瀬
Yoshiyuki Sakai
伊幸 酒井
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、内部を透視でき、より一層の
美観の向上を図ることができる浄水器を提供する。 【解決手段】複数個の流路およびそれら複数個の流路を
開閉する弁体を備えた本体部と、濾材を収納した濾過部
とを有し、少なくとも本体部の外装体が、内部を透視可
能な材料で構成されている浄水器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水等の塩素臭
や雑菌を除去するのに好適な浄水器に関し、詳しくは、
内部を透視可能な材料を使用した浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】浄水器としては、活性炭等の吸着材や中
空糸膜を内蔵した濾過部と、浄水、原水ストレート、原
水シャワーといった流路を弁体で開閉することで流路を
選択的に切り換える本体とを備えた、据置型、蛇口直結
型、アンダーシンク型のものが知られている。
【0003】これらのタイプの浄水器においては、中空
糸膜の汚れをみて交換時期を知ることができるように、
濾過部の外装体の一部に、内部を透視可能な材料を用い
ているものがある。
【0004】しかしながら、濾過部の一部に透視可能な
材料を用いたものでは、流路切換の際の本体内部の動き
や水流までもは見ることができず、たとえば切換レバー
等の動きを弁体に伝達する部材が破損して欠陥が発生し
た場合、その欠陥部位を特定するために本体等をいちい
ち分解しなくてはならなかった。
【0005】また、最近では、浄水器の取り付けられる
場所の美観をより一層向上できるような製品が望まれて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、内部
を透視でき、より一層の美観の向上を図ることができる
浄水器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明は、複数個の流路およびそれら複数個の流路を
選択的に開閉する弁体を備えた本体部と、この本体部に
結合される濾過部とを有し、少なくとも本体部の外装体
が、内部を透視可能な材料で構成されている浄水器を特
徴とするものである。
【0008】また、本発明は、複数個の流路およびそれ
ら複数個の流路を選択的に開閉する弁体を備えた本体部
と、この本体部に結合される濾過部と、本体部と濾過部
とを結合する送水管とを有し、本体部の外装体および送
水管の少なくとも一方が、内部を透視可能な材料で構成
されている浄水器を特徴とするものである。
【0009】そして、本発明の浄水器においては、濾過
部の外装体が、内部を透視可能な材料で構成されている
ことや、本体部の正面部に、弁体を駆動して流路を切り
換える切換操作手段が設けられていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、家庭のキッチンなどの水道蛇口に取り付けられ
る浄水器を例にとり、図を参照しながら説明する。な
お、本発明は、蛇口直結型浄水器に限定されるものでは
なく、据置型浄水器等において実施することも好まし
い。
【0011】図1は、本発明の一実施態様を示す浄水器
の一部透視正面図、図2は図1に示す浄水器の上面図、
図3は図1に示す浄水器の右側面図、図4は図1に示す
浄水器の本体部の縦断面図、図6〜図11は、図1に示
す浄水器の部分断面図である。なお、いずれの図におい
ても、一つの部材を通して透けて見えているはずの他の
部材は省略している。
【0012】図1に示す浄水器1は、その内部に切換弁
を内蔵した本体部2と、濾材を収納した濾過部3などか
ら構成されている。本体部2にはレバ−(切換操作手
段)5が設けられ、レバ−5を操作することにより、水
道蛇口4から流入した原水をそのままシャワ−水として
吐出するか(原水シャワ−)、そのままストレ−ト水と
して吐出するか(原水ストレ−ト)、濾過部3に供給す
るか、を選択して切り換えられる。濾過部3に供給され
た原水は、活性炭などの吸着剤および中空糸膜等によっ
て濾過され、浄水口から浄水として吐出される。
【0013】まず、本体部について説明する。
【0014】本体部2は、図4の縦断面図に示すよう
に、切換弁を構成する3個のボ−ル(弁体)11a、1
1b、11cおよび弁軸12を備えた切換弁本体13
と、原水シャワ−口14や原水ストレ−ト口15を備え
た下部ボディ16と、切換弁本体13が上面に突出する
開口を備えた上部ボディ17と、切換操作を行う弁操作
部18(図2参照)と、切換状態の表示を行う表示部1
9(図2参照)などとから構成されている。
【0015】切換弁本体13には、リング状のパッキン
36が装着され、水道蛇口4のおねじ部分にねじ込んだ
アダプタ37を介して、取付ナット38を切換弁本体1
3にねじ込むことにより、本体部2が水道蛇口4に取り
付けられるようになっている。
【0016】切換弁本体13の内部は、3個の通水路2
1a、21b、21cを開設した区画板22によって、
上部室23と下部室24とに区画されている。
【0017】上部室23には、3個のボ−ル(弁体)1
1a、11b、11cが、3個の通水路21a、21
b、21cに対応するように配置されている。ボ−ル1
1aが通水路21aにはまり通水路21aが閉じた状態
で、ボ−ル11aの下部が下部室24に突出するように
なっている。ボ−ル11b、11cについても同様であ
る。
【0018】円筒状の下部室24には、弁軸12が回動
可能に挿着され、かつ、弁軸12の所定位置に配設した
Oリング25a、25b、25cが、下部室24の内壁
面と水密的に係合している。これによって下部室24は
3つに区画され、通水路21aから濾過部3に原水を供
給する原水供給口26へ通じる流路31aと、通水路2
1bから原水ストレ−ト口15へ通じる流路31bと、
通水路21cから原水シャワ−口14へ通じる流路31
cとを形成している。
【0019】また、図4に示したように、弁軸12に
は、通水路21a、21b、21cに対向する位置に、
カム部27a、27b、27cが設けられている。これ
らカム部27a、27b、27cは、弁軸12を例えば
60゜ずつ回動させることにより選択的に上方を向き、
下部室24に突出したボ−ルの下部を押し上げて通水路
を開くことができるようになっている。すなわち、後述
の弁操作部18により弁軸12を所定角度回動すること
で、通水路21a、21b、21cのいずれかを開放
し、水道蛇口6から流入した原水をそのままシャワ−水
として吐出するか、そのままストレ−ト水として吐出す
るか、濾過部3に供給するか、を選択できる。
【0020】弁軸12には、コイルスプリング83と小
球84a、84bとで構成されるクリックストップ機構
が配設されている。切換弁本体13に60゜毎に設けら
れた凹部85のいずれかに、小球84bがコイルスプリ
ング83に付勢されながらはまることで、弁軸12が正
確に60゜回動するよう矯正している。さらに、小球8
4aが凹部85にはまる瞬間に発するカチッという音
が、切換操作完了の合図になっている。
【0021】ボ−ル(弁体)11a、11b、11cに
は、芯体としての金属球にゴムを覆ったものを用いてい
るが、弁体の形状は球体に限らず円錐形でも円筒形でも
よく、傘形でもよい。そして、通水路を閉塞したときの
シ−ル性を向上させるためは、上部室23に設けたボ−
ル11a、11b、11cをバネ等で上方から通水路方
向に付勢してもよい。
【0022】切換弁本体13の側部には、濾過部3に原
水を供給する原水供給口26が設けられている。原水供
給口26と、濾過部3の原水受入口62は、バヨネット
機構により着脱が可能なように構成されている。
【0023】本発明においては、上記のような構成の本
体部2の下部ボディ16や上部ボディ17など外装体
に、内部を透視可能な材料を用いる。外装体に、内部を
透視可能な材料を用いることで、流路切換の際の本体内
部の動きや処理する水の動きを見ることができ、異常が
発見し易く、また、その異常の原因究明が容易になる。
また、近年望まれているような、取り付けられる場所の
美観をより一層向上できるようなものとなる。そして、
透視可能な材料を用いるのは、下部ボディ16や上部ボ
ディ17のいずれか一方というように、本体部2の外装
体の一部であってもよいが、あらゆる角度から内部の動
きが見れるようにするために、また、美観をより一層向
上するためには、外装体全体を、内部が透視可能な材料
で構成することが好ましい。
【0024】また、本体部2は、切換弁本体13の側部
に設けられた原水供給口62と、次に説明する濾過部3
の原水受入口62に設けられたバヨネット機構により接
続されるが、蛇口付近の視界を拡げるためには、特開平
9−253636号公報に開示されているように、濾過
部3と本体部2との間に、濾過部3を本体部2に比べて
高い位置に設ける等本体部2と濾過部3との相対的な位
置関係を調節できる送水管を設けることが好ましい。そ
して、本発明においては、この送水管に内部が透視可能
な材料を用いてもよい。送水管に内部が透視可能な材料
を用いると、送水管内に異物が混入した場合に瞬時にそ
の状態を把握でき、また、水流を観察できるので、異常
を早期に発見でき、素早く対応をとることができ、ま
た、美観も高めることができる。
【0025】内部を透視可能な材料としてはアクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレン等を使
用することができるが、その中でも、強度や耐候性の観
点からABSを使用することが好ましい。また、色につ
いては無色のものであっても有色のものであってもよ
い。
【0026】次に、濾過部3について簡単に説明する。
【0027】濾過部3は、図5の縦断面図に示すよう
に、容器61の側部に、原水供給口26から原水を受け
入れる原水受入口62が設けられ、下部に、原水を濾過
して浄化水として吐出する複数のシャワ−孔(濾過水
口)63が設けられている。
【0028】容器61の内部底面に形成された円筒状突
起61aには、円筒体64の下端がOリング65を介し
て嵌入立設され、この円筒体64の外周上下部には、円
筒体64外周面と容器61の内壁面との間を通過する原
水の処理を行う吸着剤層70を保持するために、リング
状のフィルタ66、67が固定されている。
【0029】円筒体64の内部には、複数本の中空糸膜
を束ねて逆U字状に折り曲げて収納した中空糸膜束68
が配備されている。中空糸膜の両端部は、円筒体64の
下部にて各中空糸間および中空糸と円筒体64との間に
充填される硬化性樹脂69(封止剤)により封止固定
(ポッティング)されている。各中空糸膜は、容器61
へ嵌入する前にポッティング部が一部切断除去されてい
るので、末端が濾過水供給口63に向かって開口してい
る。
【0030】そして、円筒体64と容器61の内壁面と
の間には、活性炭、ゼオライト、イオン交換樹脂、キレ
−ト樹脂などからなる吸着剤層70が配備されている。
【0031】容器61の上部は、中空糸膜束68と吸着
剤が容易に充填できるよう開口しており、中空糸の汚れ
具合が外部からよく見えるように透明キャップ71が嵌
入されている。さらに、透明キャップ71の上部には、
蓋72が容器61と着脱自在に設けられている。
【0032】そして、本発明においては、本体部2の外
装体や送水管に内部が透視可能な材料を用いているの
で、それとの調和を保ち、美観を損なわないようにする
ために、容器61や蓋72など、濾過部3の外装体に
も、内部が透視可能な材料を用いることが好ましい。
【0033】続いて、図3、図6を用いて、弁軸12を
回動操作する弁操作部18について説明する。
【0034】弁操作部18は、図6に示すように、利き
手に関係なく操作し易いようにと本体部の正面部に設け
られたレバ−5(切換操作手段)と、レバ−5と同じ軸
回りに回動する駆動軸41と、一端が切換弁本体13に
固定され他端がレバ−5に固定されたねじりコイルバネ
44などから構成されている。駆動軸41は、切換弁本
体13に回動可能に支持され、かつ、切換弁本体13の
リブに挟持固定された抜け止め部材42によって切換弁
本体13からの抜け落ちが防止される。また、レバー5
は、図3に示すように矢印A方向に押し下げると、操作
ストッパ−43に当接するまで反時計方向に(図6を右
側面から見た場合)回動し、レバ−5が操作ストッパ−
43に当接した状態で操作をやめて指を離すと、ねじり
コイルばね44により時計方向に回動し、初期位置に戻
るようになっている。
【0035】図7は、図6におけるC−C矢視概略断面
図であって、レバ−5と駆動軸41の接続部を示してい
る。図7に示すように、駆動軸41の一端に嵌入された
ラチェット爪部材47は、レバ−5のラチェット歯48
と噛み合ってラチェット機構を構成している。レバ−5
を初期位置から反時計方向(図6を右側面から見た場
合)に回動させるときには、駆動軸41はレバ−5と一
体となって反時計方向に40°回動し、レバ−5が時計
方向に回動して初期位置に戻るときには、駆動軸41は
回動しないようになっている。
【0036】図6と、図6におけるD−D矢視概略断面
図である図8に示すように、駆動軸41には平歯車(伝
達手段)45が設けられ、弁軸12に設けられた平歯車
(伝達手段)46と噛み合っている。平歯車45と46
のギヤ比は3:2であるので、平歯車45が40°回動
すると平歯車46は60°回動する。すなわち、レバ−
5を1回操作すると、駆動軸41は40°回動し、弁軸
12は60°回動する。ここで、平歯車をはすば歯車や
やまば歯車としても差し支えなく、特に平歯車に限定さ
れない。また、ギヤ比は3:2としたが、これに限らず
2:1でも3:1でもよい。平歯車45の歯数を平歯車
46の歯数より大きくすると、駆動軸41の回動角度に
対し弁軸12の回動角度は大きくなる。すなわちレバ−
5の操作角度を小さくしても、弁軸12の回動角度を十
分に大きくすることができる。以上のように、歯車を用
いるとギヤ比を選択することで容易にレバ−操作角度を
設定でき、しかも確実かつ正確に流路切換ができる。
【0037】以上、弁操作部19としては、正面部に設
けたレバー5を押し下げるだけで流路の切換を行える態
様のものを説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、正面部に設けたボタンの押圧を繰り返した
り、本体部の側部に設けたレバーを各流路に対応する所
定の位置に回動することで流路を切り換える態様のもの
等でもよい。
【0038】次に、切換状態の表示を行う表示部19に
ついて説明する。
【0039】表示部19は、図1、2、9に示すよう
に、上部ボディ17に設けられた表示窓81と、円筒体
の表示ロ−ル51と、表示ロ−ルを軸支するロ−ル軸5
2などから構成される。
【0040】表示ロ−ル51には、切換状態を示す「浄
水」「原水ストレ−ト」「原水シャワ−」の文字および
イラストが60°毎に各2ヶ所印刷されており、このよ
うな表示ロール51は、表示窓81のすぐ内側に配置さ
れ、表示ロ−ル51に印刷された「浄水」「原水ストレ
−ト」「原水シャワ−」いずれかの文字、イラストが外
部から見えるようになっている。弁構造内部の動きを見
て切換状態を確認するのではなく、表示ロール51に文
字やイラストを印刷することにより、切替状態の確認が
容易になり、また、構造も簡素化され、製造コストを抑
えることができる。なお、切換状態を示す表示は、文
字、イラスト単独でも、また、本実施態様のようにそれ
らの組合せでもよい。そして、表示窓81の外側には透
明部材82が取り付けられ、食器洗いのときなどに水が
本体部3の内部に入るのを防いだり、表示ロ−ル51が
汚れるのを防いだりしている。
【0041】また、表示ロ−ル51は、図9、図10に
示すように、ロ−ル軸52によって切換弁本体13の手
前側に軸支されるとともに、その一端に設けられた平歯
車53が、駆動軸41に設けられた平歯車54と噛み合
っている。平歯車54と53のギヤ比は3:2であるの
で、平歯車54が40°回動すると平歯車53は60°
回動する。すなわちレバ−5を1回操作して駆動軸41
が40°回動すると表示ロ−ル51は60°回動する。
ここで歯車が平歯車に限定されず、ギヤ比も3:2に限
定されないことは前述と同様である。
【0042】続いて、以上のように構成された浄水器1
の切換操作について説明する。
【0043】図4は、原水が濾過部3で濾過され浄水と
して吐出される状態を示している。水道蛇口4を開く
と、原水は、原水流入口28から流入し、水流緩和部材
39でその勢いが緩和された後、カム部27aがボ−ル
11aを押し上げて開放している通水路21aを通過し
て、原水供給口26に流れる。そして、原水受入口62
から濾過部3に流入し、活性炭などの吸着剤と中空糸膜
によって濾過された後、シャワ−孔(濾過水口)63か
ら吐出される。
【0044】ここで、レバ−5を操作して、操作ストッ
パ−43に当たるまで回動させると、レバ−5にラチェ
ット機構を介して接続されている駆動軸41が40゜回
動する。同時に平歯車45から46へ回動が伝達され、
弁軸12が正確に60゜回動する。すると、弁軸12の
カム27aに替わりカム27cが上方を向き、通水路2
1aが閉じて通水路21cが開く。その結果、原水は通
水路21cを通過して原水シャワ−口14から吐出され
る。このとき、平歯車54から平歯車53へも回動が伝
達されて表示ロール51が回動し、表示窓81からは
「原水シャワー」の文字が見える。
【0045】次に、レバ−5から指を離すと、ねじりコ
イルばね44によりレバ−5は逆方向に回動し、初期位
置に戻って停止する。このとき、ラチェット機構を介し
て接続された駆動軸41は回動せず、弁軸12も表示ロ
−ル51も回動しない。
【0046】レバ−5をもう一度押し下げると、同様に
弁軸12が正確に60゜回動し、通水路21cが閉じ
て、通水路21bが開く。この結果、原水は通水路21
bを通過して、原水ストレ−ト口15から吐出される。
このとき、表示ロール51は原水シャワーを選択したと
きと同様に回動し、表示窓81から「原水ストレート」
の文字が見える。
【0047】以上のように、弁軸12とレバ−5の回動
軸を同一とせず、レバ−5の操作力を歯車(伝達手段)
45、46により弁軸12に伝達し、しかも、レバ−5
と同軸上に配置した歯車45の歯数を、弁軸12に設け
た歯車46の歯数より大きくすると、レバ−5の回動角
度に対し弁軸12の回動角度が大きくなり、レバ−5の
操作角度を小さくしても弁軸12の回動角度を十分に大
きくできるので好ましい。。また、歯車を用いた場合に
は、ギヤ比を選択することで容易にレバ−操作角度を設
定でき、しかも確実かつ正確に流路切換を行えるので、
これも好ましい。
【0048】
【発明の効果】本発明の浄水器は、本体部の外装体や、
本体部と濾過部との送水管に、内部が透視可能な材料を
用いることで、流路切換の際の本体内部の動きや処理す
る水の動きを見ることができ、異常が発見し易く、ま
た、その異常の原因究明が容易になる。また、取り付け
られる場所の美観をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す切換弁を備えた浄水
器の一部透視正面図である。
【図2】図1に示す浄水器の上面図である。
【図3】図1に示す浄水器の右側面図である。
【図4】図1に示す浄水器の本体部の縦断面図である。
【図5】図1に示す浄水器の濾過部の縦断面図である。
【図6】図1に示す浄水器の本体部のB−B断面図であ
る。
【図7】図6に示す浄水器本体部におけるレバ−と駆動
軸との接続部のC−C矢視断面図である。
【図8】図6に示す浄水器本体部のD−D矢視概略断面
図である。
【図9】図1に示す浄水器の本体部のE−E矢視断面図
である。
【図10】図9に示す浄水器本体部のF−F矢視断面図
である。
【図11】図6に示す浄水器本体部のG−G矢視断面図
である。
【図12】本発明の他の実施態様に係る浄水器の部分図
である。
【符号の説明】
1 : 浄水器 2 : 本体部 3 : 濾過部 4 : 水道蛇口 5 : レバ−(切換操作手段) 11a: ボール(弁
体) 11b: ボール(弁体) 11c: ボール(弁
体) 12 : 弁軸(弁体駆動手段) 13 : 切換弁本
体 14 : 原水シャワー口 15 : 原水スト
レート口 16 : 下部ボディ 17 : 上部ボデ
ィ 18 : 弁操作部 19 : 表示部 21a: 通水路 21b: 通水路 21c: 通水路 22 : 区画板 23 : 上部室 24 : 下部室 25a: oリング 25b: oリング 25c: oリング 26 : 原水供給
口 27a: カム部 27b: カム部 27c: カム部 28 : 原水流入
口 31a: 流路 31b: 流路 31c: 流路 36 : パッキン 37 : アダプタ 38 : 取付ナッ
ト 39 : 水流緩和部材 41 : 駆動軸 42 : 抜け止め部材 43 : 操作スト
ッパー 44 : ねじりコイルばね 45 : 平歯車(伝
達手段) 46 : 平歯車(伝達手段) 47 : ラチェッ
ト爪部材 48 : ラチェット歯 51 : 表示ロー
ル 52 : ロール軸 53 : 平歯車 54 : 平歯車 61 : 容器 61a: 円筒状突起 62 : 原水受入
口 63 : シャワー孔 64 : 円筒体 65 : oリング 66 : フィルタ 67 : フィルタ 68 : 中空糸膜
束 69 : 硬化性樹脂 70 : 吸着剤層 71 : 透明キャップ 72 : 蓋 81 : 表示窓 82 : 透明部材 83 : コイルスプリング 84a: 小球 84b: 小球 85 : 凹部 95 : レバー 97 : 駆動軸 98 : 弁軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA02 HA01 JA25C JA63A JA70C KA31 KA33 KB11 KB12 KD03 KD19 MA01 PB06 PB24 PC51 4D024 AA02 AB07 AB11 BA02 CA05 CA13 DB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の流路およびそれら複数個の流路を
    選択的に開閉する弁体を備えた本体部と、この本体部に
    結合される濾過部とを有し、少なくとも本体部の外装体
    が、内部を透視可能な材料で構成されていることを特徴
    とする浄水器。
  2. 【請求項2】複数個の流路およびそれら複数個の流路を
    選択的に開閉する弁体を備えた本体部と、この本体部に
    結合される濾過部と、本体部と濾過部とを結合する送水
    管とを有し、本体部の外装体および送水管の少なくとも
    一方が、内部を透視可能な材料で構成されていることを
    特徴とする浄水器。
  3. 【請求項3】濾過部の外装体が、内部を透視可能な材料
    で構成されている、請求項1または2に記載の浄水器。
  4. 【請求項4】本体部の正面部に、弁体を駆動して流路を
    切り換える切換操作手段が設けられている、請求項1〜
    3のいずれかに記載の浄水器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004250894A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Inax Corp 吐水装置
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