JP2002028533A - 電気集塵装置 - Google Patents

電気集塵装置

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JP2002028533A
JP2002028533A JP2000219668A JP2000219668A JP2002028533A JP 2002028533 A JP2002028533 A JP 2002028533A JP 2000219668 A JP2000219668 A JP 2000219668A JP 2000219668 A JP2000219668 A JP 2000219668A JP 2002028533 A JP2002028533 A JP 2002028533A
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electrode
dust collecting
dust
collecting electrode
discharge
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JP2000219668A
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Inventor
Toshiro Totsuka
利郎 戸塚
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OHM Electric Co Ltd
Original Assignee
OHM Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵電極の取り外し/取り付け作業も含めて
その清掃作業を簡単に行えるようにする。常に良好な絶
縁性を確保する。 【解決手段】 集塵装置本体1の内部に平板状の集塵電
極3を設ける。瓢箪孔3U1,3U2を高圧電源端子5
U1,5U2に引っ掛けることによって集塵電極3を集
塵装置本体1の内部空間に直立した状態で着脱可能に取
り付ける。集塵電極3の表面側下部に磁石13−1およ
び13−2を設け、扉2の裏面側2Aに磁石13−5お
よび13−6を設ける。集塵電極3の裏面側下部と集塵
装置本体の背面との間にも同様にして磁石を設ける。こ
れら磁石の反発力により集塵電極3の下部を非接触で静
止状態に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気集塵装置に
関し、特にコロナ放電を用いて空気中の微細な塵芥を集
塵する電気集塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の電気集塵装置では、放
電電極と集塵電極との間に高電圧を印加してコロナ放電
を発生させて、放電電極と集塵電極との間を通過する空
気中の微細な塵芥を帯電させ、この帯電させた塵芥をク
ーロン力により集塵電極で吸着して集塵するものとなっ
ている。このような電気集塵装置として図8に示すよう
な構成が考えられる。
【0003】同図において、100は放電電極、101
は集塵電極である。放電電極100は、周部に突起10
0Aを有する円板形状とされ、複数の放電電極100
が、シャフト102により所定間隔を持って平行に支持
されている。集塵電極101は、円筒状とされており、
集塵電極101の内壁面によって囲まれた内側空間にシ
ャフト102に支持された複数の放電電極100が配置
されている。各放電電極100と集塵電極101との間
には高電圧が印加される。
【0004】これにより、集塵電極101の内側空間す
なわち集塵室103でコロナ放電が発生し、集塵室10
3を通過する空気104に含まれるオイルミストや煤煙
などの塵芥が帯電して、集塵電極101の内壁に吸着し
集塵される。しかしながら、この電気集塵装置では、集
塵電極101が円筒状であるため、集塵電極101の取
り外し/取り付け作業も含めて清掃作業が遣りづらく、
メンテナンス性が悪かった。
【0005】そこで、本出願人は、図7にその要部を示
すような電気集塵装置を開発している。同図において、
105は平板状の集塵電極、106−1〜106−7は
集塵電極105の表面105Aに対向して設けられた放
電電極、106−8〜106−14は集塵電極105の
裏面105Bに対向して設けられた放電電極である。
【0006】集塵電極105には4隅に瓢箪孔105U
1,105U2,105D1,105D2が設けられて
おり、上側の瓢箪孔105U1,105U2を碍子10
7U1,107U2の先端から突き出た高圧電源端子1
08U1,108U2に引っ掛け、下側の瓢箪孔105
D1,105D2を碍子107D1,107D2の先端
から突き出た高圧電源端子108D1,108D2に引
っ掛けることによって、内部空間に直立した状態で集塵
電極105を着脱可能に取り付けている。
【0007】このような構成とすることにより、工具な
どを用いることなく、集塵電極105の取り付け/取り
外しを簡単に行うことができる。また、集塵電極105
は平板状とされているので、その表面105Aおよび1
05Bを簡単に清掃することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示した構成では、集塵電極105の取り外し/取り付け
作業も含めてその清掃作業を簡単に行うことが可能では
あるが、集塵電極105の裏面105Bに吸着集塵され
た塵芥、特にオイルが集塵電極105上を流れて碍子1
07D1,107D2に至り、また帯電した塵芥が吸着
されずに降り注ぎ、碍子107D1,107D2が汚
れ、絶縁耐力が低下する虞れがあった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、集塵電極の
取り外し/取り付け作業も含めてその清掃作業を簡単に
行うことができ、かつ、常に良好な絶縁性を確保するこ
とのできる電気集塵装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、平板状の集塵電極と、コロナ放電を
発生させる突起が形成された板状の第1〜第N(N≧
2)の放電電極とを設け、第1〜第Nの放電電極をその
板面を集塵電極の平板面と平行にして空気の通過方向へ
並置すると共に、集塵電極の上部を片持ち支持し、集塵
電極の下部を非接触で静止状態に保つ手段を設けたもの
である。
【0011】この発明によれば、平板状の集塵電極に対
して板状の放電電極(第1〜第Nの放電電極)が平行か
つ多段に向かい合い、集塵電極と第1〜第Nの放電電極
との間を空気が通過し、コロナ放電によって帯電した空
気中の微細な塵芥が集塵電極に吸着集塵される。集塵電
極は平板状であるので、取り外し/取り付けが簡単で、
清掃も簡単に行うことができる。
【0012】また、空気の通過方向へ放電電極が多段に
配置されているため、放電電極と集塵電極との間を空気
が通る毎に塵芥が集塵される。この場合、放電電極の板
面と突起とは交互に集塵電極と対向し、放電電極の突起
と集塵電極との間のコロナ放電によって帯電した空気中
の微細な塵芥は、放電電極の板面と集塵電極との間を通
過する際にも集塵電極に吸着される。
【0013】また、集塵電極はその上部のみが支持(片
持ち支持)されており、集塵電極の下部はフリーの状態
となっている。集塵電極の下部は、コロナ放電によって
塵芥を帯電させた際に生じるクーロン力により左右に振
れようとするが、磁力や空気流圧などを利用することに
よって非接触で静止した状態に保たれる。
【0014】なお、本発明において、第1〜第Nの放電
電極と集塵電極との対向間隙の両サイドにガイド部材を
設け、第1〜第Nの放電電極と集塵電極との間を通過す
る空気の流れを案内するようにしてもよい。また、本発
明において、第1〜第Nの放電電極は、集塵電極の表面
側および裏面側の何れか一方にのみ設けてもよいし、両
方に設けるようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図1(a)および(b)はこの発明
の一実施の形態を示す電気集塵装置の正面図および側面
図である。同図において、1は集塵装置本体、2は集塵
装置本体1の前面に設けられた扉である。集塵装置本体
1の上部には吸気口1−1が設けられており、扉2の下
部にはファンF1〜F4が設けられている。吸気口1−
1から吸入された空気は、集塵装置本体1の内部を通
り、ファンF1〜F4によって排出される。
【0016】図2は扉2を開いた状態を示す図である。
集塵装置本体1の内部には平板状の集塵電極3が設けら
れている。集塵電極3の上部には瓢箪孔3U1,3U2
が設けられている。集塵電極3の表面側下部にはその両
端に磁石13−1および13−2が設けられ、裏面側下
部にもその両端に磁石13−3および13−4が設けら
れている(図4参照)。磁石13−1および13−2は
その上面がS極とされている。磁石13−3および13
−4はその上面がN極とされている。
【0017】集塵電極3は、その瓢箪孔3U1,3U2
を碍子4U1,4U2(図3,図4参照)の先端から突
き出た高圧電源端子5U1,5U2に引っ掛けることに
よって、集塵装置本体1の内部空間に直立した状態で着
脱可能に取り付けられている。すなわち、集塵電極3は
その上部のみが支持(片持ち支持)されており、下部は
フリーの状態となっている。
【0018】扉2の集塵電極3と対向する面(扉2の裏
側)2Aには複数の放電電極6(6−1〜6−7)が設
けられている。すなわち、集塵電極3の表面3Aに対向
して、放電電極6−1〜6−7が設けられている。本実
施の形態では、集塵電極3の表面3Aに対向する放電電
極6の数を7個としているが、実際には10個ある。放
電電極6は板状とされ、その下端面に、円弧状の切欠を
連ねて多数の突起6Aが形成されている。また、その板
面6Bの左右に、瓢箪孔6B1,6B2が設けられてい
る。
【0019】放電電極6−1〜6−7は、その瓢箪孔6
B1,6B2を扉2の裏側2Aに設けられた取付部7−
1〜7−7(図4参照)から突き出たピン7A1,7A
2に引っ掛けることによって、その板面6Bを集塵電極
3の表面(平板面)3Aと平行にして空気の通過方向へ
並置されている。すなわち、扉2を閉じた状態におい
て、集塵電極3の表面2Aに対して板状の放電電極6−
1〜6−7が平行かつ多段に向かい合い、集塵電極3の
表面3Aと放電電極6−1〜6−7との間を吸気口1−
1からの空気が通過する。
【0020】なお、放電電極6−1〜6−7の両サイド
にはガイド板8−1,8−2が設けられており、扉2を
閉じた状態において、ガイド板8−1,8−2が放電電
極6−1〜6−7と集塵電極3の表面3Aとの対向間隙
の両サイドに位置して集塵室1−2を形成し(図5参
照)、集塵電極3の表面3Aと放電電極6−1〜6−7
との間を通過する空気の流れを案内する。
【0021】また、扉2の裏側2Aには、集塵電極3の
表面側下部に設けられた磁石13−1および13−2に
対向する位置に磁石13−5および13−6が固定され
ている。磁石13−5および13−6はその上面がS極
とされている。
【0022】図3は集塵電極3を取り外した状態を示す
図である。集塵装置本体1の集塵電極3の裏面3Bと対
向する面(集塵装置本体1の背面)1Aにも、複数の放
電電極6(6−8〜6−14)が設けられている。本実
施の形態では、集塵電極3の裏面3Bに対向する放電電
極6の数を7個としているが、実際には10個ある。
【0023】放電電極6−8〜6−14は、その瓢箪孔
6B1,6B2を集塵装置本体1の背面1Aに設けられ
た取付部7−8〜7−14(図4参照)から突き出たピ
ン7A1,7A2に引っ掛けることによって、その板面
6Bを集塵電極3の裏面(平板面)3Bと平行にして空
気の通過方向へ並置されている。すなわち、集塵電極3
を取り付けた状態において、集塵電極3の裏面3Bに対
して板状の放電電極6−8〜6−14が平行かつ多段に
向かい合い、集塵電極3の裏面3Bと放電電極6−8〜
6−14との間を吸気口1−1からの空気が通過する。
【0024】なお、放電電極6−8〜6−14の両サイ
ドにはガイド板8−3,8−4が設けられており、集塵
電極3を取り付けた状態において、放電電極6−8〜6
−14と集塵電極3の裏面3Bとの対向間隙の両サイド
に位置して集塵室1−3を形成し(図5参照)、集塵電
極3の裏面3Bと放電電極6−8〜6−14との間を通
過する空気の流れを案内する。
【0025】また、集塵装置本体1の背面1Aには、集
塵電極3の裏面側下部に設けられた磁石13−3および
13−4に対向する位置に磁石13−7および13−8
が固定されている。磁石13−7および13−8はその
上面がN極とされている。
【0026】また、集塵装置本体1の内部には、集塵電
極3の下方にホッパ9が設けられており、このホッパ9
の下方にチューブ10を介して油溜め10が設けられて
いる。また、集塵装置本体1の内部には、集塵電極3の
上方に吸入ダクト12が設けられている。
【0027】〔集塵〕このように構成された電気集塵装
置では、高圧電源端子5U1,5U2を介し、集塵電極
3とこの集塵電極3の表面3Aに対向する放電電極6−
1〜6−7との間、および集塵電極3とこの集塵電極3
の裏面3Bに対向する放電電極6−8〜6−14との間
に高電圧を印加する。
【0028】これにより、集塵電極3の表面3Aと放電
電極6−1〜6−7との間、および集塵電極3の裏面3
Bと放電電極6−8〜6−14との間でコロナ放電が発
生し、集塵室1−2および1−3を通過する空気13お
よび14(図4)に含まれるオイルミストや煤煙などの
塵芥が帯電して、集塵電極3の表面3Aおよび裏面3B
に吸着し集塵される。
【0029】コロナ放電が発生する際、その放電方向へ
わずかな空気流(電子風)が発生することが知られてい
る。本実施の形態では、放電電極6の下端面に円弧状の
切欠を連ねて多数の突起6Aを形成することによって、
電子風を発生させ易くし、帯電した塵芥の集塵電極3の
表面3Aおよび裏面3Bへの吸着率を高めている。
【0030】また、本実施の形態では、放電電極6が空
気の通過方向へ多段に配置されているので、放電電極6
と集塵電極3との間を空気が通る毎に塵芥が集塵され
る。この場合、放電電極6の板面6Bと突起6Aとは交
互に集塵電極3と対向し、放電電極6の突起6Aと集塵
電極3との間のコロナ放電によって帯電した空気中の微
細な塵芥は、放電電極6の板面6Bと集塵電極3との間
を通過する際にも集塵電極3に吸着される。これによ
り、放電電極6の突起6Aおよび板面6Bとの間で集塵
が繰り返され、集塵能力がアップする。
【0031】また、本実施の形態では、ガイド板8−
1,8−2により集塵室1−2を通過する空気の流れが
案内され、ガイド板8−3,8−4により集塵室1−3
を通過する空気の流れが案内される。これにより、放電
電極6−1〜6−7と集塵電極3の表面3Aとの間およ
び放電電極6−8〜6−14と集塵電極3の裏面3Bと
の間を他へそれることなく空気が通過し、効率的に塵芥
が集塵されるものとなる。
【0032】また、本実施の形態では、取付部7(7−
1〜7−14)の上面7B(図4参照)によって、放電
電極6(6−1〜6−14)の背面を通る空気の流れが
阻止される。これにより、放電電極6−1〜6−7と集
塵電極3の表面3Aとの間および放電電極6−8〜6−
14と集塵電極3の裏面3Bとの間を全ての空気が通過
し、効率的に塵芥が集塵されるものとなる。また、放電
電極6の突起6Aにリターンする電子風が乱れることも
防がれる。
【0033】また、本実施の形態では、集塵電極3の上
部のみが支持され、集塵電極3の下部はフリーの状態と
なっているが、すなわちコロナ放電によって塵芥を帯電
させた際に生じるクーロン力により左右に集塵電極3の
下部が振れようとするが、集塵電極3の表面側下部に設
けられた磁石13−1および13−2と扉2の裏側2A
に固定された磁石13−5および13−6との間で生じ
る反発力により、また集塵電極3の裏面側下部に設けら
れた磁石13−3および13−4と集塵装置本体1の背
面1Aに固定された磁石13−7および13−8との間
で生じる反発力により、集塵電極3の下部は非接触で静
止状態に保たれる。
【0034】なお、集塵電極3の表面3Aおよび裏面3
Bに吸着した塵芥、特にオイルは、集塵電極3上を流れ
てホッパ9に落下し、チューブ10を介して油溜め11
に集められる。
【0035】〔メンテナンス〕集塵電極3の清掃は扉2
を開くことによって簡単に行うことができる。すなわ
ち、集塵電極3には塵芥が吸着集塵されるので、定期的
に清掃する必要がある。この場合、扉2を開き、高圧電
源端子5U1,5U2と瓢箪孔3U1,3U2との引っ
掛けを外すことにより、集塵電極3を取り外す。
【0036】この集塵電極3の取り外しは、簡単であ
り、工具などを用いる必要はない。また、集塵電極3は
平板状とされているので、その表面3Aおよび裏面3B
を簡単に清掃することができる。清掃後は、取り外した
場合とは逆に、瓢箪孔3U1,3U2を高圧電源端子5
U1,5U2に引っ掛けて、集塵電極3を取り付ければ
よい。
【0037】また、放電電極6−1〜6−14の取り付
け/取り外しも簡単であり、集塵電極3と同様にして簡
単に清掃を行うことができる。また、集塵電極3を取り
外せば、碍子4U1,4U2が現れるので、この碍子4
U1,4U2や電源端子5U1,5U2に付着した汚れ
を簡単に拭き取ることができる。
【0038】また、本実施の形態では、集塵電極3の下
部には高圧の碍子部がないので、すなわち図8に示した
ような碍子107D1,107D2や高圧電源端子10
8D1,108D2がないので、この高圧の碍子部が汚
れて絶縁耐力が低下するという現象自体が生じない。ま
た、碍子4U1,4U2や電源端子5U1,5U2は集
塵電極3の上部にあるので汚れが付着しにくく、これに
よって常に良好な絶縁性が確保することができる。
【0039】なお、本実施の形態では、集塵電極3の表
面3A側に放電電極6−1〜6−8を、集塵電極3の裏
面3B側に放電電極6−8〜6−14を設けたが、集塵
電極3の表面3A側および裏面3B側の何れか一方にの
み設けるようにしてもよい。例えば、集塵電極3の表面
3A側にのみ放電電極6−1〜6−8を設けるようにす
れば、集塵電極3の裏面3B側では塵芥が吸着集塵され
ない。このため、、集塵電極3の裏面3Bや碍子4U
1,4U2が汚れることがなく、清掃が楽になる。ま
た、碍子4U1,4U2が汚れないので、絶縁性がさら
に良好に保たれる。
【0040】また、本実施の形態では、集塵電極3の表
面3A側に放電電極6−1〜6−8を1層、集塵電極3
の裏面3B側に放電電極6−8〜6−14を1層設けた
が、その突起6Aの位置をずらし、多層構造とするよう
にしてもよい。また、放電電極6−1〜6−14の背面
に位置する取付部7−1〜7−14は、例えば最上部の
取付部7−1および7−8の上面7Bを空気が通過でき
ない平板面とし、途中の取付部7−2〜7−7、7−9
〜7−14の上面7Bのいくつかは開口とされていても
よい。
【0041】また、本実施の形態では、集塵電極3の表
面側下部および裏面側下部に磁石13−1,13−2お
よび磁石13−3,13−4を設けるようにしたが、図
6(a)に示すように集塵電極3の下端面に磁石14−
1を設け、磁石14−1と磁石14−2との反発力によ
り、また磁石14−1と磁石14−3との反発力によ
り、集塵電極3の下部を非接触で静止状態に保つように
してもよい。また、図6(b)に示すように、集塵電極
3の下端面に磁石14−4を磁石14−5との吸引力に
より集塵電極3の下部を非接触で静止状態に保つように
してもよい。また、図6(c)に示すように、集塵電極
3の下端面にリング状断面の部材15を設け、この部材
15の外周面に当たってその経路が変えられる空気流1
6−1,16−2の圧力によって、集塵電極3の下部を
非接触で静止状態に保つようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、平板状の集塵電極と、コロナ放電を発生
させる突起が形成された板状の第1〜第N(N≧2)の
放電電極とを設け、第1〜第Nの放電電極をその板面を
集塵電極の平板面と平行にして空気の通過方向へ並置し
たので、集塵電極の取り外し/取り付け作業も含めてそ
の清掃作業を簡単に行うことが可能となり、メンテナン
ス性に優れたものとすることができる。また、本発明で
は、放電電極の板面と突起とが交互に集塵電極と対向
し、放電電極の突起と集塵電極との間のコロナ放電によ
って帯電した空気中の微細な塵芥が、放電電極の板面と
集塵電極との間を通過する際にも集塵電極に吸着される
ものとなり、高い集塵能力を得ることができる。また、
集塵電極の上部を片持ち支持し、集塵電極の下部を非接
触で静止状態に保つ手段を設けたので、集塵電極の下部
から高圧の碍子部をなくし、常に良好な絶縁性を確保す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す電気集塵装置の
正面図および側面図である。
【図2】 この電気集塵装置の扉を開いた状態を示す正
面図である。
【図3】 図2において集塵電極を取り外した状態を示
す図である。
【図4】 この電気集塵装置の要部を示す側断面図であ
る。
【図5】 この電気集塵装置の要部を示す平面断面図で
ある。
【図6】 集塵電極の下部を非接触で静止状態に保つ手
段の他の例を示す図である。
【図7】 従来の電気集塵装置の構成を例示する図であ
る。
【図8】 本出願人が開発している電気集塵装置の要部
を示す側断面図である。
【符号の説明】
1…集塵装置本体、1−1…吸気口、1−2,1−3…
集塵室、2…扉、3…集塵電極、3A…表面、3B…裏
面、3U1,3U2…瓢箪孔、4U1,4U2…碍子、
5U1,5U2…高圧電源端子、6(6−1〜6−1
4)…放電電極、6A…突起、6B…板面、6B1,6
B2…瓢箪孔、7(7−1〜7−14)…取付部、7A
1,7A2…ピン、7B…上面、8−1〜8−4…ガイ
ド板、9…ホッパ、10…油溜め、11…チューブ、1
2…吸入ダクト、F1〜F4…ファン、13−1〜13
−8…磁石、14−1〜14−5…磁石、15…リング
状断面の部材。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03C 3/47 B03C 3/47

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電電極と集塵電極との間に高電圧を印
    加してコロナ放電を発生させることによって、放電電極
    と集塵電極との間を通過する空気中の微細な塵芥を帯電
    させ、この帯電させた塵芥を集塵電極で吸着集塵する電
    気集塵装置において、 平板状の集塵電極と、 この集塵電極の上部を片持ち支持する支持手段と、 前記集塵電極の下部を非接触で静止状態に保つ手段と、 コロナ放電を発生させる突起が形成された板状の第1〜
    第N(N≧2)の放電電極とを備え、 前記第1〜第Nの放電電極がその板面を前記集塵電極の
    平板面と平行にして空気の通過方向へ並置されているこ
    とを特徴とする電気集塵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1〜第Nの放
    電電極と前記集塵電極との対向間隙の両サイドに通過す
    る空気の流れを案内するガイド部材が設けられているこ
    とを特徴とする電気集塵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記集塵電極
    の表面側および裏面側に前記第1〜第Nの放電電極が設
    けられていることを特徴とする電気集塵装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007073020A1 (en) * 2005-12-22 2007-06-28 Royal Industrial Tech Corp. Electrostatic precipitator using induction voltage
KR101484687B1 (ko) * 2014-06-05 2015-01-20 주식회사태영엠앤에프 오일포집기능을 갖는 오일미스트 집진장치
CN104959234A (zh) * 2015-07-08 2015-10-07 于泽华 一种静电除霾装置
CN104607318B (zh) * 2013-11-04 2017-01-04 珠海格力电器股份有限公司 除尘结构及包含该除尘结构的空气净化装置

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