JPH02268715A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、一般家庭、オフィスルーム等で用いる電気掃
除機の改良に関するものである。

［従来の技術］ 従来、集塵のために静電気を掃除機に活用した例として
特開昭４８−４０２６５号公報や特開昭６２−２６６０
１９号公報が存在する。前者は放電電極と電極板との間
に高電圧を印加させ、これにより発生したイオンを被清
掃面に吹きつけて塵埃を帯電させ、これを逆極性に帯電
した電極面に吸着する方法である。

一方、後者は回転ブラシに依り、かき上げた塵埃をその
風下側に設けたイオン化電極にてイオン化し、これを逆
極性の集塵電極にて静電捕集するものである。

又、前記二側とは異なり静電気は使用しないが、空気流
を吸込具の下面から被清掃面に噴射させて塵埃を被清掃
面から浮き上がらせる効果を付加しなから吸込除去する
方法が実開昭５０−９７２６９号公報、同５１−９５２
６６号公報、同５５−１４３１４９号公報等によって提
案されている。

更に、近年ターボブラシ、パワーブラシと称した回転ブ
ラシを吸込口近くに設置し、その回転がき上げ効果に依
り、清掃能力を向上させた電気掃除機が商品化されてい
る。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来技術に述べた様な方法では、それぞ
れに問題点が残されており、本発明が求める様な充分な
清掃効果が得られない。

即ち前記特開昭４８−４０２６５号公報に於いては集塵
力が電極への静電吸着だけであるため塵埃の帯電率、密
度等に依り、吸着できない塵埃が多く残り清掃効果が低
い。又、前記特開昭６２−２６６０１９号公報に示され
た方法では粒状の塵埃には効果的だが毛髪、糸くず等繊
維状の塵埃には回転ブラシでのかき上げかうまくいかず
清掃効果が期待できない。

一方、前記３件の公開実用新案公報に示された気流噴射
方式の電気掃除機は確かに噴射のない場合と比べれば幾
らかの除塵効果は期待でき゛るが、絨し等に静電的に付
着している毛髪、糸くず等には殆んど効果を発揮し得な
い。

更に前記ターボブラシ、パワーブラシ等の回転するブラ
シを併設した真空掃除機も同様に越し等に付着した毛髪
、糸くず等には充分な清掃効果を発揮できない。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、特に、現行の電気掃除機が苦手とする賊穂等
に付着した毛髪、糸くず等に対する充分な清掃能力を発
揮できる電気掃除機を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明は掃除機の吸込口周
辺部に針電極と対向電極からなるイオンシャワー発生ユ
ニットを設け、これに高電圧を印加することに依り生じ
るイオンシャワーを被清掃面に吹きつけるようにし、そ
の吹きつけに依って被清掃面から離脱若しくは離脱し易
くなった塵埃を前記吸込口から吸込む構成としてもので
ある。

［作用］ 上記の構成を有する本発明はイオンシャワーを被清掃面
に吹きつけることに依り、被清掃面も塵埃も同極の電荷
に帯電し、その結果、従来非常に除去しずらかった絨し
上の毛髪、糸くず等が静電的反発力に依り離脱若しくは
離脱し昌くなり容易に吸込除去できる性能を実現するも
のである。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図は本発明の吸込口の断面図、第２図は吸込口の下
面図、第３図はイオンシャワー発生ユニットの吸込口部
での作用を示す拡大図である。又、第４図は前記イオン
シャワー発生ユニットに高電圧を印加するための電源回
路を示している。

本発明のイオンシャワー付加式電気掃除機の構成を説明
する。電気掃除機の本体１０にホース１１及び延長管１
２を介して連結された吸込口本体１の下面中央には従来
の吸込具と同様の吸込口２が設けられ、その前後には被
掃除面に設置して転勤する前輪６及び後輪５が設けられ
ている。又、その吸込口２の前後にイオンシャワー発生
ユニットＡ、Ｂが設けである。前記イオンシャワー発生
ユニットＡ、Ｂは、それぞれ複数本の針電極３と、その
周囲を取り囲んだ板状の対向電極４とから成り、下記の
ように吸込口本体１の下面部に設置される。即ち、第１
図及び第２図に示されるように、吸込口本体１の下面部
における吸込口２の前後に、絶縁体の合成樹脂材料によ
る成型によって下側が開口した細長い収容室１３．１４
が設けられる。

その各収容室１３．１４には、前記各針電極３が所定間
隔で略垂直に配置されて、その各上端部が収容室１３．
１４の上壁部１３Ａ、１４Ａに埋設固定される。又、前
記板状の対向電極４は、前記各針電極３を取巻くように
収容室１３．１４の垂直壁１３Ｂ、１４Ｂの内面に適宜
の固定手段によって固定される。

第４図には前記各針電極３に高電圧を印加するための回
路が示されている。即ち、高圧発生用トランス１５の一
次巻線１６はスイッチ１７（図示しない本体の電動送風
機駆動用のスイッチの操作に連動して操作される）を介
して電源１８に接続され、又、二次巻線１９の一方の端
子２ｏが前記各針電極４に接続されると共に、他方の端
子２１が前記各対向電極４に接して接地される。前記各
針電極３には前記トランス１５によって約数千ボルトに
昇圧された高電圧が印加されるようになっている。

本実施例は以上に詳述したように構成される。

以下に前記した構成の電気掃除機を運転して集塵する作
用を説明する。

本体の電動送風機駆動用のスイッチを閉じると（スイッ
チ１７も閉じる）、電源１８からトランス１５の一次巻
線１６に通電して二次巻線側に高電圧が生じる。そして
、針電極３に高電圧が印加されると、針電極３から対向
電極４に向かって放電が起り針電極３付近の空気、塵等
がイオン化され、これが対向電極４に向かい、この時イ
オンの流れは第４図に７で示す様な盛り上がりのある流
れとなってシャワーの如く被清掃面に降り注ぐ。

この結果被清掃面と塵埃は撓曲に帯電しその静電的反発
力に依り塵埃は離脱もしくは離脱し易くなる。この状態
に更に電気掃除機本来の吸込気流８が作用するため塵埃
は容易に吸込まれ除去される。

尚、帯電しに＜＜、比重の大きい金属粉塵、砂塵等は現
行掃除機で充分除去でき、本実施例の掃除機に於いても
この点は同様である。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、現行の電気掃除機にイオンシャワー発生ユニットを併
用することに依り従来非常に除去しずらかった絨し等に
付着した毛髪、糸くず等に対しても十分な清掃能力を発
揮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第５図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は吸込口本体の縦断面図、第２図は吸
込本体の下面図、第３図は吸込口部でのイオンの流れ、
空気の流れを示す拡大図、第４図はイオンシャワー発生
ユニットに高電圧を印加するための高電圧電源回路図、
第５図は本発明の電気掃除機の全体図である。 図中、１は吸込口本体、２は吸込口、３は針電極、４は
対向電極、７はイオンシャワー、８は気流、９は被清掃
面、Ａ、Ｂはイオンシャワー発生ユニットである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、吸込口周辺部に、針電極と対向電極から成るイオン
   シャワー発生ユニットを設け、これに高電圧を印加する
   ことに依り生ずるイオンシャワーを被清掃面に吹きつけ
   るようにし、その吹きつけによって被清掃面から離脱し
   た塵埃を前記吸込口から吸込除去するようにしたことを
   特徴とする電気掃除機。