JP2002028333A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002028333A
JP2002028333A JP2000213043A JP2000213043A JP2002028333A JP 2002028333 A JP2002028333 A JP 2002028333A JP 2000213043 A JP2000213043 A JP 2000213043A JP 2000213043 A JP2000213043 A JP 2000213043A JP 2002028333 A JP2002028333 A JP 2002028333A
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Sadao Ioki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯留部に貯留した遊技球の静電気を放電する
ことが可能であり、貯留部に貯留した遊技球の静電気が
原因で制御装置等に誤作動が生じることを防止可能な遊
技機を提供する。 【解決手段】 前面枠の前側に、遊技球を貯留可能な貯
留部を備える遊技機である。貯留部は、一端から他端に
向けて下り傾斜する底面を有し、該底面の傾斜下端で遊
技球を一条に整列させるように構成されている。貯留部
には、底面の少なくとも一部を覆う状態で、導電性を有
する第1導電性部材が取り付けられている。第1導電性
部材には、該第1導電性部材と別部材であって導電性を
有する第2導電性部材が、電気伝導可能な状態で接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面枠の前側に、
遊技球を貯留可能な貯留部を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ遊技機等の遊技機に
は、遊技球を貯留可能な凹状の貯留部(上皿)を有する
上皿ユニットが、前面枠の一側に回動自在な状態で取り
付けられている。貯留部は、一端から他端に向けて下り
傾斜する底面を有し、該底面の傾斜下端側に、遊技球
(貯留球)を一条に整列させて発射レールへと誘導する
ための整列部を備えている。この整列部には、その底面
の少なくとも一部を覆う状態で金属製の保護部材が取り
付けられており、この保護部材によって、整列部底面が
摩耗し難く、汚れ等も布などで拭き取り易くなってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の遊技機では、貯留部に流下される過程で遊技球に静
電気が帯電することがあり、その静電気を貯留部で放電
することができなかったので、貯留部の遊技球や上記保
護部材に静電気が蓄積された状態となることがあった。
そのため、例えば、遊技者の手が貯留部の遊技球に触れ
たときに、静電気が放電されて、遊技者に不快な電気シ
ョックを与える虞があった。また、近年の遊技機には、
機能別に分けられた複数の制御装置が遊技機の裏面側全
域に亘って備えられており、それら制御装置が上記静電
気の影響を受けて誤作動を起こす可能性があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みなされたもの
で、貯留部に貯留した遊技球の静電気を放電することが
可能であり、貯留部に貯留した遊技球の静電気が原因で
制御装置等に誤作動が生じることを防止可能な遊技機を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、前面枠の前側に、遊技球を
貯留可能な貯留部を備え、前記貯留部は、一端から他端
に向けて下り傾斜する底面を有し、該底面の傾斜下端で
遊技球を一条に整列させるように構成された遊技機にお
いて、前記貯留部には、前記底面の少なくとも一部を覆
う状態で、導電性を有する第1導電性部材が取り付けら
れ、前記第1導電性部材には、該第1導電性部材と別部
材であって導電性を有する第2導電性部材が、電気伝導
可能な状態で接続されている構成とした。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、貯留部
の底面の少なくとも一部を覆う状態で、導電性を有する
第1導電性部材を取り付けると共に、この第1導電性部
材を、導電性を有する第2導電性部材と電気伝導可能な
状態で接続するようにしたので、貯留部に貯留した遊技
球の静電気を、第2導電性部材を介して放電することが
可能となる。即ち、上記静電気の放電面積(静電気を放
電可能な範囲の表面積)が増えることとなって、上記静
電気を放電し易くなる。従って、貯留部に貯留した遊技
球の静電気が原因で遊技機裏面側の制御装置等に誤作動
が生じることを防止することが可能となる。
【0007】ここで、遊技機としては、球を遊技媒体と
する弾球遊技機、例えば、パチンコ遊技機、アレンジボ
ール遊技機、或いは雀球遊技機などが挙げられる。第1
及び第2導電性部材の材質としては、例えば、金属や、
電気伝導性を有する導電性樹脂(電気伝導性樹脂)など
が挙げられる。「電気伝導可能な状態で接続」には、導
線などを介して間接的に接続する場合と、第1導電性部
材と第2導電性部材とを当接状態にして直接的に接続す
る場合と、が含まれる。第1及び第2導電性部材は、ど
ちらも単数であると複数であるとを問わない。例えば、
第1導電性部材と複数の第2導電性部材とを並列的又は
直列的に電気伝導可能な状態で接続することで、上記静
電気の放電面積を増やすことが可能である。また、第1
導電性部材と第2導電性部材の何れか一方をアース接続
するようにしてもよい。そうすることで、上記静電気を
確実に除去することが可能である。また、第1導電性部
材は、貯留部に流入した遊技球が貯留部から流出するま
での間に必ず接触するような位置に配置することが望ま
しい。これによって、貯留部に貯留した遊技球の静電気
を、貯留部において確実に放電させることが可能とな
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技機において、前記貯留部は、前記前面枠の一側方で回
動可能に軸支された上皿ユニットに配置されており、前
記前面枠は、前記上皿ユニットを回動自在に軸支するた
めの軸支部を備える一方、前記上皿ユニットは、前記軸
支部と回動自在に係合する導電性の蝶番装置を備え、前
記第2導電性部材には、前記蝶番装置が含まれており、
該蝶番装置と前記第1導電性部材とが導線を介して相互
に接続されている構成とした。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、導電性
の蝶番装置と第1導電性部材とを、導線を介して相互に
接続するようにしたので、貯留部に貯留した遊技球の静
電気を、蝶番装置を介して放電することが可能となる。
【0010】なお、軸支部は、導電性を備えることが望
ましい。そうすることで、上記静電気の放電面積を拡大
することが可能となる。さらに、軸支部と他の金属製部
材(例えば、ガラス収納枠、鍵ユニット、遊技盤収納フ
レームなど)とを電気伝導可能な状態で接続すること
で、上記静電気の放電面積をさらに拡大することも可能
である。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の遊技機において、前記貯留部の底面を構成する底
面構成部材を備え、前記底面構成部材は、導電性を有
し、かつ前記第1導電性部材と当接した状態で設けられ
ている構成とした。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、貯留部
の底面を構成する底面構成部材に導電性をもたせ、該底
面構成部材と第1導電性部材とを当接させるようにした
ので貯留部に貯留した遊技球の静電気を、底面構成部材
を介して放電することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図6の図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチン
コ遊技機を示す正面図である。図2は、図1のパチンコ
遊技機の前面枠、ガラス収納枠、上皿ユニットを開放し
た状態を示す斜視図である。
【0014】この実施の形態のパチンコ遊技機100
は、球を遊技媒体とする遊技機であって、このパチンコ
遊技機100の前面側には、図2に示すように、本体枠
110に対して開閉可能な状態で前面枠111が設置さ
れている。この前面枠111には、その開口窓部111
Aの周縁に沿って矩形の金属枠120(軸支部)が取り
付けられ、この金属枠120の上部には、ガラス板10
1を収納した金属製のガラス収納枠102が、一方、金
属枠120の下部には、貯留部20を有する上皿ユニッ
ト30が、それぞれ左端を軸心として片開き形式に開閉
可能な状態で取り付けられている。即ち、金属枠120
の左側部には、上皿ユニット30とガラス収納枠102
の各々を回動自在に支持するための支軸120a、12
0c、120d(図1)や軸受け120b(図1)が設
けられ、金属枠120の右側部には、上皿ユニット30
とガラス収納枠102の各々を閉止状態で係止するため
の金属製の鍵ユニット122(図2)が取り付けられて
いる。そして、上皿ユニット30の背部には、発射レー
ル131を有するフレームボード130が取り付けら
れ、ガラス板101の背部には、遊技領域1aを構成す
る遊技盤1(図1)が、金属製の遊技盤収納フレーム1
21に収納された状態で設置されている。
【0015】この遊技盤1のガイドレール2で囲まれた
遊技領域1aには、図1に示すように、普図始動ゲート
6,6、特別図柄(特図)表示装置4、普通図柄(普
図)表示装置7、普図変動表示遊技の結果如何によって
開閉部材9a,9aを開(遊技者にとって有利な状態)
閉(遊技者にとって不利な状態)させる特図始動口を兼
ねた普通変動入賞装置9、特図変動表示遊技の結果如何
によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な
状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変
換するサイクル遊技を行う特別変動入賞装置5、一般入
賞口8,…、サイドランプ12,12、風車と呼ばれる
打球方向変換部材14,14、多数の障害釘(図示省
略)などが配設されている。遊技領域1aの最下端部中
央にはアウト球を回収するためのアウト穴13が設けら
れている。
【0016】上皿ユニット30には、球排出装置(図示
省略)より排出された遊技球(賞球、貸球)を貯留可能
な凹状の貯留部20や、該貯留部20から送られてくる
遊技球を1個ずつ分離して発射レール131上の所定位
置(発射部)に供給する球送りユニット60(図2)な
どが設けられている。上皿ユニット30の下方位置に
は、貯留部20に収容しきれない遊技球を収容する下皿
107や、遊技領域1aに向けて遊技球の発射操作を行
うための操作ハンドル104などが設置されている。こ
の操作ハンドル104は、発射装置(図示省略)と電気
的に接続されており、該発射装置は、操作ハンドル10
4の回動量に応じた発射勢で、上記発射部にある遊技球
を遊技領域1aに向けて発射するようになっている。ま
た、この発射動作に連動して、上記球送りユニット60
は上記発射部に遊技球を順次供給するようになってい
る。
【0017】次に、上皿ユニット30について詳細に説
明する。図3は上皿ユニットの平面図、図4は上皿ユニ
ットの裏面図である。また、図5は取付基板を取り外し
た状態の上皿ユニットを示す裏面図、図6は図3の矢印
A−A線に沿った断面図である。
【0018】上皿ユニット30は、金属枠120に開閉
可能に取り付けられた矩形状の取付基板31を備えてい
る。この取付基板31の前面側には、図3及び図4に示
すように、前述した貯留部20を構成する皿本体32が
取り付けられ、一方、取付基板31の裏面側には、前述
した球送りユニット60が取り付けられている。
【0019】取付基板31は、樹脂で作られており、そ
の裏面側の一方の側部(遊技者側から見て左側)に、図
4に示すように、金属枠120(軸支部)と回動自在に
係合する蝶番装置40を備え、他方の側部(遊技者側か
ら見て右側)に、上皿ユニット30を閉止状態で前面枠
111に係止させ得る金属製の係止ユニット44を備え
ている。蝶番装置40は、上端に軸受け41a(図3)
を有する金属製の箱状軸受け部材41と、バネ材(図示
省略)により箱状軸受け部材41の下方に出没自在に付
勢された金属製の軸部材42と、を備えて構成されてい
る。この蝶番装置40は、軸部材42の先端(下端)を
金属枠120の軸受け120b(図1)に挿入し、箱状
軸受け部材41の軸受け41aに金属枠120の支軸1
20a(図1)を挿入した状態で、金属枠120に取り
付けられている。即ち、蝶番装置40と金属枠120と
は、接触状態にあり、相互に電気伝導可能に接続された
状態となっている。また、金属枠120は、図2に示す
ように、金属製のガラス収納枠102、鍵ユニット12
2の各々と接触状態にあり、鍵ユニット122は、遊技
盤収納フレーム121、係止ユニット44の各々と接触
状態にある(但し、係止ユニット44は上皿ユニット3
0を閉止したときに鍵ユニット122と接触状態にな
る)。従って、金属枠120、ガラス収納枠102、鍵
ユニット122、遊技盤収納フレーム121、係止ユニ
ット44の各々が、蝶番装置40と電気伝導可能に接続
された状態となっている。
【0020】また、取付基板31の裏面上部には、図6
に示すように、金属パネル39が取り付けられている。
この金属パネル39の上端には、遊技機内部への不正部
材の侵入を防止する不正侵入防止壁39aが前方に向け
て突設されている。また、取付基板31の左側上部に
は、図3に示すように、球排出装置より排出された球が
貯留部20に流入する流入口となる開口部31Aが設け
られ、取付基板31の右側上部には、球送りユニット6
0に向けて貯留部20の球が流出する流出口となる開口
部31Bが設けられている。
【0021】皿本体32は、図3及び図6に示すよう
に、底面構成部材として例示する樹脂製の皿状部材32
bと、該皿状部材32bを収納して外カバーを構成する
と共に取付基板31の前面部を覆う樹脂製のカバー部材
32aとから構成され、皿状部材32bがカバー部材3
2aにより収納された状態で取付基板31に取り付けら
れている。そして、この皿本体32を取付基板31に取
り付けた状態において、皿状部材32bの後側開口部が
取付基板31により覆われて、皿本体32の上部に凹状
の貯留部20が形成されるようになっている。
【0022】貯留部20は、図3及び図5に示すよう
に、遊技者側から見て、左端から右端に向けて緩やかに
下り傾斜する底面を備えていて、取付基板31の開口部
31Aを介して流入した遊技球(球排出装置から排出さ
れた貸球や賞球)を貯留すると共に、該貯留している遊
技球を、開口部31Bを介して球送りユニット60へと
流下案内するようになっている。貯留部20の下流側
(底面の傾斜下端側)には、遊技球を一条に整列させて
球送りユニット60へと誘導するための整列部21が設
けられ、この整列部21の下流側には、上下に重なり合
う遊技球を一段に均すためのトンネル状の球均し部22
が設けられている。整列部21には、図3に示すよう
に、流路奥側の約半分(遊技球の半径以上)を覆う状態
で、第1導電性部材として例示する金属製の保護部材5
0が取り付けられている。即ち、遊技球が整列部21を
通過するときに、遊技球の下端が、樹脂製の皿状部材3
2bではなく金属製の保護部材50にあたるように構成
されている。この保護部材50は、図6に示すように、
断面略コ字状に形成され、その開口側を前に向けた状態
で皿状部材32bに後方から外嵌されている。この保護
部材50は、図5に示すように、前述した蝶番装置40
(第2導電性部材)とアース線(導線)45を介して相
互に接続されており、遊技球からの静電気を蝶番装置4
0に伝導可能となっている。また、蝶番装置40は、前
述したように、金属枠120、ガラス収納枠102、鍵
ユニット122、遊技盤収納フレーム121、係止ユニ
ット44の各々と電気伝導可能に接続された状態となっ
ているので、整列部21を通過する遊技球の静電気が、
第1導電性部材(保護部材50)を介して、第2導電性
部材(蝶番装置40、金属枠120、ガラス収納枠10
2、鍵ユニット122、遊技盤収納フレーム121、係
止ユニット44)に伝導されることとなり、これら第1
及び2導電性部材を介して上記静電気が放電されること
となる。即ち、保護部材50は、樹脂でできた皿状部材
32bの摩耗防止や遊技球の流れを良くするといった機
能に加えて、遊技球の静電気を上記第2導電性部材に伝
導するという機能を併せ持っている。なお、保護部材5
0と蝶番装置40とを接続するアース線45は、取付基
板31と皿本体32との間に通してあるので、上皿ユニ
ット30の開閉時に、アース線45が他の部材等に引っ
かかる心配がない。
【0023】一方、球均し部22の入口上部には、図3
及び図5に示すように、該入口で球詰まりが発生するの
を防止する球詰まり防止突部23が設けられている。ま
た、球均し部22の流路途中には、遊技球の進行方向を
90度変換して遊技球を取付基板31の開口部31Bに
向けて案内するコーナガイド24が設けられている。
【0024】上記貯留部20の右前方には、図3に示す
ように、貯留部20の周縁に沿って操作部70が設けら
れている。この操作部70には、球貸しの要求を行うた
めの球貸しスイッチ71、カードユニット500のカー
ド挿入口501に挿入されたカード(プリペイドカード
など)の返却を要求するためのカード返却スイッチ7
2、カードの残り度数(有価価値情報)を表示するため
の貸球用表示部73、貯留部20の遊技球を下方の下皿
107に移すための球抜き操作レバー74などが配設さ
れている。
【0025】球送りユニット60は、貯留部20から送
られてくる遊技球を1個ずつ分離して前記発射部に送る
もので、取付基板31の裏面右側に着脱自在な状態で設
置されている。この球送りユニット60は、図4に示す
ように、透明な樹脂製のケース部材60Aを有し、該ケ
ース部材60Aの内部には、支軸61aを中心に揺動自
在な状態で球送り部材61が配設されている。この球送
り部材61は、発射装置の発射動作に合わせて揺動し、
その揺動動作によって、貯留部20から送られてくる遊
技球を1個ずつ凹部61bに収容して発射レール連通口
62へと順次搬送するようになっている。また、ケース
部材60Aの内部には、貯留部20の球を球抜きするた
めの球抜き路63が形成されており、この球抜き路63
の流入口63aには、球抜き操作レバー74の操作に基
づいて流入口63aを開閉可能な開閉弁64が設置され
ている。この開閉弁64は、常時はバネ材(図示省略)
による付勢により、球抜き路63の流入口63aを閉塞
する位置(図4の位置)に配置され、球抜き路63への
遊技球の流入を阻止すると共に、貯留部20から送られ
てくる遊技球を球送り部材61の方向に流下案内するよ
うになっている。一方、球抜き時には、球抜き操作レバ
ー74による操作により、開閉弁64は球抜き路63の
流入口63aを開口する位置に配置されて、球抜き路6
3への遊技球の流入を許容するようになっている。球抜
き路63に流入した遊技球は、下皿連通口65から放出
された後、フレームボード130に形成された下皿案内
路の流入口132(図2)に流入し、該下皿案内路によ
って下皿107へと流下案内されるようになっている。
【0026】この球送りユニット60の上方位置には、
こぼれ球を回収し、該回収したこぼれ球を、フレームボ
ード130に形成されたファール球回収口133(図
2)に流下案内するこぼれ球回収樋49が設けられてい
る。このこぼれ球回収樋49の連通口49aを介してフ
ァール球回収口133に誘導されたこぼれ球は、ファー
ル球(発射勢が弱くて遊技領域に到達しなかった遊技
球)とともに下皿107へと流下案内されるようになっ
ている。
【0027】以上のように、この実施の形態のパチンコ
遊技機100によれば、貯留部20の底面の少なくとも
一部を覆う状態で、導電性を有する金属製の保護部材5
0(第1導電性部材)を取り付けると共に、この保護部
材50を、導電性を有する金属製の蝶番装置40(第2
導電性部材)とアース線45を介して相互に接続するよ
うにしたので、貯留部20に貯留した遊技球の静電気
を、蝶番装置40に伝導することが可能となる。そし
て、蝶番装置40と金属枠120、該金属枠120と金
属製のガラス収納枠102、金属枠120と金属製の鍵
ユニット122、該鍵ユニット122と金属製の遊技盤
収納フレーム121、鍵ユニット122と金属製の係止
ユニット44、をそれぞれ接触状態として、保護部材5
0、蝶番装置40、金属枠120、ガラス収納枠10
2、鍵ユニット122、遊技盤収納フレーム121、係
止ユニット44の各々を相互に電気伝導可能な状態で接
続するようにしたので、上記静電気の放電面積(静電気
を放電可能な範囲の表面積)が格段に増えることとなっ
て、上記静電気を放電し易くなる。従って、貯留部20
に貯留した遊技球の静電気が原因で遊技機裏面側の制御
装置等に誤作動が生じることを防止することが可能とな
る。また、遊技球が一条に整列される整列部21の底面
(即ち、貯留部20に流入した遊技球が貯留部20から
流出するまでの間に必ず接触する位置)に、保護部材5
0(第1導電性部材)を取り付けるようにしたので、貯
留部20に流入した遊技球の静電気を、貯留部20にお
いて確実に放電させることが可能となる。
【0028】なお、本発明はこの実施の形態のパチンコ
遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチ
ンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの
弾球遊技機等にも適用可能である。また、この実施の形
態では、導電性を有する第1及び第2導電性部材の材質
として、金属を例示したが、例えば、電気伝導性を有す
る導電性樹脂(電気伝導性樹脂)などであってもよい。
また、この実施の形態では、第1導電性部材として整列
部21の流路奥側の約半分を覆う保護部材50を例示し
たが、例えば、整列部21の底面全体を覆う保護部材
や、整列部21の底面と起立面を覆う保護部材などであ
ってもよい。また、貯留部20の底面を保護する保護部
材と別部材であって導電性を有する部材を、第1導電性
部材として貯留部20に設けるようにしてもよい。ま
た、この実施の形態では、第2導電性部材として、蝶番
装置40、金属枠120、ガラス収納枠102、鍵ユニ
ット122、遊技盤収納フレーム121、係止ユニット
44を例示したが、これら以外の部材(例えば、金属パ
ネル39など)を第2導電性部材とすることも可能であ
る。また、導電性部材どうしを電気伝導可能な状態で接
続する方法としては、アース線や他の導電性部材を介し
て間接的に接続する方法と、導電性部材どうしを接触状
態にして直接的に接続する方法と、が含まれる。また、
第2導電性部材(蝶番装置40、金属枠120、ガラス
収納枠102、鍵ユニット122、遊技盤収納フレーム
121、係止ユニット44)の何れかをアース電極に接
続するようにしてもよい。そうすることで、上記静電気
を確実に除去することが可能である。
【0029】また、この実施の形態では、皿状部材32
b(底面構成部材)を非導電性の樹脂により成形するよ
うにしたが、例えば、皿状部材32bを導電性樹脂によ
り成形し、この皿状部材32bを第2導電性部材とする
ことも可能である。その場合には、貯留部20に貯留し
ている遊技球の静電気を、より確実に放電させることが
可能となる。また、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、貯留部に
貯留した遊技球の静電気を、第1及び第2導電性部材を
介して放電することが可能となる。即ち、上記静電気の
放電面積が増えることとなって、上記静電気を放電し易
くなる。従って、貯留部に貯留した遊技球の静電気が原
因で遊技機裏面側の制御装置等に誤作動が生じることを
防止することが可能となる。請求項2記載の発明によれ
ば、貯留部に貯留した遊技球の静電気を、蝶番装置を介
して放電することが可能となる。請求項3記載の発明に
よれば、貯留部に貯留した遊技球の静電気を、底面構成
部材を介して放電することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一形態として例示するパ
チンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】図1のパチンコ遊技機の前面枠、ガラス収納
枠、上皿ユニットを開放した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のパチンコ遊技機に備わる上皿ユニットの
平面図である。
【図4】図3の上皿ユニットの裏面図である。
【図5】図3の上皿ユニットの裏面図で、取付基板を取
り外した状態を示している。
【図6】図3の矢印A−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 1a 遊技領域 20 貯留部 21 整列部 30 上皿ユニット 31 取付基板 32a カバー部材 32b 皿状部材(底面構成部材) 40 蝶番装置(第2導電性部材) 44 係止ユニット(第2導電性部材) 45 アース線(導線) 50 保護部材(第1導電性部材) 60 球送りユニット 70 操作部 100 パチンコ遊技機(遊技機) 102 ガラス収納枠(第2導電性部材) 110 本体枠 111 前面枠 120 金属枠(軸支部、第2導電性部材) 121 遊技盤収納フレーム(第2導電性部材) 122 鍵ユニット(第2導電性部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面枠の前側に、遊技球を貯留可能な貯留
    部を備え、 前記貯留部は、一端から他端に向けて下り傾斜する底面
    を有し、該底面の傾斜下端で遊技球を一条に整列させる
    ように構成された遊技機において、 前記貯留部には、前記底面の少なくとも一部を覆う状態
    で、導電性を有する第1導電性部材が取り付けられ、 前記第1導電性部材には、該第1導電性部材と別部材で
    あって導電性を有する第2導電性部材が、電気伝導可能
    な状態で接続されていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記貯留部は、前記前面枠の一側方で回動
    可能に軸支された上皿ユニットに配置されており、 前記前面枠は、前記上皿ユニットを回動自在に軸支する
    ための軸支部を備える一方、 前記上皿ユニットは、前記軸支部と回動自在に係合する
    導電性の蝶番装置を備え、 前記第2導電性部材には、前記蝶番装置が含まれてお
    り、該蝶番装置と前記第1導電性部材とが導線を介して
    相互に接続されていることを特徴とする請求項1記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】前記貯留部の底面を構成する底面構成部材
    を備え、 前記底面構成部材は、導電性を有し、かつ前記第1導電
    性部材と当接した状態で設けられていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168793A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2008086439A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Heiwa Corp 受皿ユニット
JP2015051338A (ja) * 2014-12-15 2015-03-19 株式会社三洋物産 遊技機

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