JP2002027650A - ワイヤハーネスの電線群のジョイント構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの電線群のジョイント構造

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JP2002027650A
JP2002027650A JP2000208173A JP2000208173A JP2002027650A JP 2002027650 A JP2002027650 A JP 2002027650A JP 2000208173 A JP2000208173 A JP 2000208173A JP 2000208173 A JP2000208173 A JP 2000208173A JP 2002027650 A JP2002027650 A JP 2002027650A
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terminal
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joint
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JP2000208173A
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Takahiro Murata
高弘 村田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョイントスペースを電線数に応じて変更可
能とする。 【解決手段】 導電性樹脂よりなる棒状のジョイント部
材10を設け、ジョイント部材の外面に端子引掛用凹部
11を並列に設けると共に、各端子引掛用凹部の表面に
突出させた弾性係止片12を一体的に成形しており、ワ
イヤハーネスW/Hの幹線Wより分岐した支線w1〜w
4の電線群の端末にそれぞれ丸端子20を圧着あるいは
圧接接続し、丸端子の円環形状の電気接触部21の中空
部22にジョイント部材10を通し、各端子引掛用凹部
12に各丸端子の電気接触部21を挿入保持して、弾性
係止片12を各丸端子の電気接触部に圧接させ、上記ジ
ョイント部材10を介して電線同士をジョイントしてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に配索する
ワイヤハーネスの電線群のジョイント構造を関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車に配索するワイヤハーネスにおい
て、ジャンクションボックス等からなる電気接続箱の内
部回路でスプライス処理できない場合等では、ジョイン
トコネクタを電線に接続してスプライス処理している。
この種のジョイントコネクタとしては、通常、図7に示
す構成のものが汎用されている。
【0003】上記ジョイントコネクタ1は、ケース2内
に複数のタブ3aを設けたジョイントバスバー3を収容
した構成で、ワイヤハーネスW/Hから分岐される電線
wの先端に接続された端子を相手方のコネクタ4に挿入
係止しておき、該コネクタ4をジョイントコネクタ1の
嵌合穴1aに挿入してロック結合して、上記電線wをジ
ョイントしている。この嵌合されたコネクタ4とジョイ
ントコネクタ1とは、ワイヤハーネスW/Hにテープ巻
き固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構造では、ジョイ
ントコネクタ1と相手方コネクタ4が必要となるため、
部品点数が多くコスト高となるとともに、嵩張るコネク
タに多くのスペースを費やすことになる。
【0005】また、回路数の多少によって最適サイズの
コネクタを使用すると、部品点数が増え、一層コスト高
となると共に作業性が悪くなる。一方、回路数の多少に
かかわらず同一サイズのコネクタを使用すると、回路数
が少ない場合に、ジョイントコネクタ1の多数のタブ3
aおよびコネクタ4の多数の嵌合穴4aが不要となり、
これら不要のタブ3a、嵌合穴4aに無駄なスペースを
費やすことになる。特に、限られたスペースに複雑に配
索することが求められる自動車用ワイヤハーネスにとっ
て、無駄なコネクタスペースは大きな問題である。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ジョイントスペースを回路数に応じて容易かつ自由
に変更できるワイヤハーネスの電線群のジョイント構造
の提供を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、導電性樹脂よりなる棒状のジョイント部
材を設け、該ジョイント部材の外面に端子引掛用凹部を
並列に設けると共に、各端子引掛用凹部の表面に突出さ
せた弾性係止片を一体的に成形しており、ワイヤハーネ
スの幹線より分岐した支線の電線群の端末にそれぞれ丸
端子を圧着あるいは圧接接続し、上記丸端子の円環形状
の電気接触部の中空部に上記ジョイント部材を通し、各
端子引掛用凹部に各丸端子の電気接触部を挿入保持し
て、上記弾性係止片を各丸端子の電気接触部に圧接さ
せ、上記ジョイント部材を介して電線同士をジョイント
していることを特徴とするワイヤハーネスの電線群のジ
ョイント構造を提供している。
【0008】上記端子引掛用凹部は上記ジョイント部材
の長さ方向に複数並設されており、該ジョイント部材に
必要枚数の丸端子を通すとき、突出した弾性係止片の上
を丸端子が通過する際は該弾性係止片が端子引掛用凹部
に一時的に収納され、丸端子の通過後は、該丸端子の電
気接触部が端子引掛用凹部に挿入保持されると共に、弾
性係止片が復元して表面に突出することによって、該弾
性係止片を電気接触部に圧接した状態で丸端子をジョイ
ント部材の長さ方向に移動不可に固定することができ
る。
【0009】上記ジョイント構造とすることにより、従
来必要であった相手方コネクタおよびジョイントコネク
タが不要となるため、部品数が減りコスト安となると共
に、コネクタスペースの削減を図ることができる。ま
た、上記ジョイント部材は、細くなった端子引掛用凹部
の位置で容易に切断することができるため、ジョイント
する電線数、即ちジョイント部材に通す丸端子の枚数に
応じて該ジョイント部材を最適かつ最小サイズに自由に
切断して使用することことができる。従って、配索スペ
ースにデッドスペースが発生せず、ワイヤハーネスの配
索スペースのさらなるスリム化を図ることができると共
に、無駄な部品の発生を抑え、材料費の削減を図ること
もできる。
【0010】上記ジョイント部材および該ジョイント部
材に接続された丸端子を、ワイヤハーネスの幹線にテー
プ巻きして、固定すると共に絶縁を図ることが好まし
い。これにより、丸端子のガタつきやジョイント部材か
らのはずれ、抜け落ちを防止することができるととも
に、ワイヤハーネスの幹線より外部に飛び出して、外部
部品に引っ掛かったり破損することを防止することがで
きる。
【0011】上記ジョイント部材の素材となる導電性樹
脂は、特開平10−237331号、特開平11−34
2522号に開示されているように、熱可塑性樹脂中
で、銅、ニッケル、鉄等からなる金属繊維を混入させた
ものと、鉛フリーハンダ(低融点半田)とCu粉などの
低融点合金を分散させた導電性樹脂組成物からなる。
【0012】導電性の金属繊維が配合される熱可塑性樹
脂としては、プロピレン、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、変
性ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
アミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリフェニレンサ
ルファイド樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルイミド、
ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルサルフォン等の樹脂を単独あるいはブ
レンドして用いることが可能であり、特にアクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂が好適に用いられる。
【0013】上記熱可塑性樹脂に混同して分散させると
共にネットワーク状に接合させる低融点合金は、融点が
100℃以上、好ましくは200℃以上で、射出成形物
に溶融する合金を使用され、Sn−Pb系、Sn−Ag
−Pb系、Sn−Bi系、Sn−Bi−In系、Bi−
Pb系、Bi−Sn系、Sn−Cu系、Sn−Cu−N
i−P系、Sn−Ag系、Sn−Bi−Pb系、Sn−
In系のものが挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0015】本実施形態では、図1に示すように、自動
車に配索するワイヤハーネスW/Hの幹線Wより分岐し
た支線w1、w2、w3、w4のそれぞれの端末に丸端
子20を圧着接続し、該丸端子20を前述の導電性樹脂
からなる棒状のジョイント部材10に通して互いに電気
接続している。
【0016】上記ジョイント部材10は、図2にも示す
ように、直径を丸端子20の丸穴(中空部)22に通る
寸法とする棒状で、その外面には、長さ方向の一直線上
に等間隔に複数の端子引掛用凹部11を並設すると共
に、各端子引掛用凹部11の表面には、該端子引掛用凹
部11を覆うように弾性係止片12を突出させて一体的
に成形している。
【0017】詳しくは、上記弾性係止片12は、図3に
示すように、端子引掛用凹部11の丸端子挿入側周縁1
1bより突設し、矢印Aに示す丸端子挿入方向に傾斜し
ており、基端部12bでは肉薄であるのに対し先端部1
2aで肉厚となる断面三角形状としている。また、端子
引掛用凹部11は、断面を略三角形状としているが、丸
端子挿入側周縁11bから最深部11aにかける傾斜よ
りも反対側周縁11cから最深部11aにかける傾斜を
大として垂直に近い傾きとしている。
【0018】次に、図2乃至図5を用いて、上記ジョイ
ント部材10に4枚の丸端子20を通す作業工程を説明
する。まず、図2に示すように、ジョイント部材10
を、4つ端子引掛用凹部11を残して5つめの端子引掛
用凹部11の位置で切断する。このジョイント部材10
へ矢印A方向に1枚ずつ丸端子20の丸穴22を通して
いく。このとき、図3に示すように、表面に突出した弾
性係止片12が丸穴22に引っ掛かるが、該弾性係止片
12は丸端子20に押されて撓み端子引掛用凹部11に
一時的に収納され、丸端子20の通過後に復元して再び
表面に突出する。次に、図4に示すように、所定の端子
引掛用凹部11の位置まで挿通した各丸端子20は端子
引掛用凹部11に挿入保持されるとともに、各弾性係止
片12がそれぞれの電気接触部21に圧接した状態とな
る。最後に、図5に示すように、ジョイント部材10で
接続された支線w1、w2、w3、w4を幹線Wに沿わ
せ、絶縁テープ23で該ジョイント部材10および丸端
子20を幹線Wにテープ巻きして固定する。
【0019】上記構成とすることにより、支線w1〜w
4を接続する相手方コネクタもジョイントコネクタも必
要なく、コネクタスペースを削減できると共に、部品点
数が減らすことができる。
【0020】また、上記ジョイント部材10は、接続す
る丸端子の枚数に合わせて自由に切断することができる
ため、最適かつ最小のサイズに切断して使用でき、配索
スペースの無駄を発生させずスペースの有効利用を図る
ことができるとともに、材料の無駄をカットし、コスト
低減を図ることもできる。
【0021】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、テープ巻き固定する際は、図6に示すよ
うに丸端子20の首下で束ねてテープ巻き固定してもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、各支線の端末に接続した丸端子の丸穴に棒状
のジョイント部材を通して係止するだけで互いの支線を
接続することができるため、支線と接続する相手方コネ
クタもジョイントコネクタも必要なく、嵩張るコネクタ
スペースを削減することができるとともに、部品点数が
減り、コスト安とすることができる。
【0023】また、棒状のジョイント部材には、一直線
上に複数の端子引掛用凹部が設けられており、接続する
端子の枚数に応じて自由に切断することができる。これ
により、接続する電線数が少ない場合でも、必要最小の
長さに切断して使用することができ、従来のコネクタが
使用しないタブや嵌合穴にスペースを費やしたのとは異
なり、スペースや材料の無駄を抑え、配索スペースの一
層のスリム化および製造コストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】 ジョイント部材を切断する状態を示す側面図
である。
【図3】 ジョイント部材に丸端子を挿通するときの状
態を示す拡大側面図である。
【図4】 ジョイント部材に全ての丸端子を挿通した状
態を示す拡大側面図である。
【図5】 テープ巻き固定した状態を示す斜視図であ
る。
【図6】 他のテープ巻き固定の例を示す図である。
【図7】 従来例を示す図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス W 幹線 w1〜w4 支線 10 ジョイント部材 11 端子引掛用凹部 12 弾性係止片 20 丸端子 21 電気接触部 22 丸穴 23 絶縁テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性樹脂よりなる棒状のジョイント部
    材を設け、該ジョイント部材の外面に端子引掛用凹部を
    並列に設けると共に、各端子引掛用凹部の表面に突出さ
    せた弾性係止片を一体的に成形しており、ワイヤハーネ
    スの幹線より分岐した支線の電線群の端末にそれぞれ丸
    端子を圧着あるいは圧接接続し、上記丸端子の円環形状
    の電気接触部の中空部に上記ジョイント部材を通し、各
    端子引掛用凹部に各丸端子の電気接触部を挿入保持し
    て、上記弾性係止片を各丸端子の電気接触部に圧接さ
    せ、上記ジョイント部材を介して電線同士をジョイント
    していることを特徴とするワイヤハーネスの電線群のジ
    ョイント構造。
  2. 【請求項2】 上記ジョイント部材および該ジョイント
    部材に接続された丸端子を、ワイヤハーネスの幹線にテ
    ープ巻きして、固定すると共に絶縁を図っている請求項
    1に記載のワイヤハーネスの電線群のジョイント構造。
JP2000208173A 2000-07-10 2000-07-10 ワイヤハーネスの電線群のジョイント構造 Withdrawn JP2002027650A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010049881A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Autonetworks Technologies Ltd 短絡回路を含むワイヤハーネス及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010049881A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Autonetworks Technologies Ltd 短絡回路を含むワイヤハーネス及びその製造方法

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