JP2001273939A - ワイヤハーネス用のアース接続部品 - Google Patents

ワイヤハーネス用のアース接続部品

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JP2001273939A
JP2001273939A JP2000086769A JP2000086769A JP2001273939A JP 2001273939 A JP2001273939 A JP 2001273939A JP 2000086769 A JP2000086769 A JP 2000086769A JP 2000086769 A JP2000086769 A JP 2000086769A JP 2001273939 A JP2001273939 A JP 2001273939A
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Hiroyuki Miyashita
広行 宮下
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストダウンおよびワイヤハーネスの軽量
化、ならびに生産効率の向上に貢献し得るアース接続部
品を提供すること。 【解決手段】 本アース接続部品Pは、ワイヤハーネス
WH1を固定するワイヤハーネス取付部1と、ワイヤハ
ーネスWH1から分岐した枝線BL1の端末に接続され
ている端子2を挿入するアース用ジョイントコネクタ部
3と、車体4の取付穴41に挿入係止するクランプ部5
とを備えており、これら取付部1、コネクタ部3、およ
びクランプ部5の3者は、一体成形されている。特に、
コネクタ部3とクランプ部5とは、高導電性樹脂で成形
されている一方、取付部1は、非導電性樹脂で成形され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスを
車体に配索する際に利用されるアース接続部品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイヤハーネスを車体に配索す
る際には、図6に示すように、ワイヤハーネスWHを把
持(固定)するクランプCと、ワイヤハーネスWHから
分岐する枝線(アース線)BLの端末に接続される、ア
ース端子あるいはアース集約コネクタ等のアース部品E
とが利用される。なお、図6中、Tは端末コネクタであ
る。
【0003】上記ワイヤハーネスの配索手順を説明する
と、まず、クランプCにてワイヤハーネスWHを固定
し、このワイヤハーネスWHを固定したクランプCを所
定の手段で車体に固定する。次に、アース部品Eにワイ
ヤハーネスWHから分岐する枝線BLの端末に接続し、
この枝線BLの端末に接続されたアース部品Eをボルト
等で車体に固定する。これにより、ワイヤハーネス配索
作業が達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ク
ランプCは、ワイヤハーネスWH1を車体に固定する機
能を有し、一方上記アース部品Eは、各端末コネクタT
に導かれる電線で構成される回路中に存在するアース回
路をグランド(GND)に落とす機能を有しており、こ
れらクランプC、およびアース部品Eの両者の機能は、
別々である。そのため、各上記アース回路は、図6に示
すように、アースポイントAまで電線の引き回し(取り
回し)が必要となる。その結果、以下の問題点が指摘さ
れている。
【0005】(1) アースポイントまで引き回す電線
長が長くなり、線材の無駄となっている。これは、コス
トアップ、およびワイヤハーネスの重量化につながる要
因となる。
【0006】(2) 電線(線材)の布線作業が煩雑と
なっている。これは、生産効率を阻害する要因となる。
【0007】本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、コストダウン、およびワイヤハーネスの軽量
化、ならびに生産効率の向上に貢献し得るワイヤハーネ
ス用のアース接続部品の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、ある局面から見た、本発明に係るワイヤハーネス用
のアース接続部品は、ワイヤハーネスを基板部にテープ
巻き固定する基板型あるいはワイヤハーネスにバンドを
巻き締めするバンド型のワイヤハーネス取付部と、上記
ワイヤハーネスから分岐する枝線端末の端子を挿入する
アース用ジョイントコネクタ部と、車体の取付穴に挿入
係止するクランプ部とが一体成形され、上記アース用ジ
ョイントコネクタ部の少なくとも端子と接触する部分と
上記クランプ部の車体と接触する部分とが、高導電性樹
脂により連続させて成形されている一方、他の部分は非
導電性樹脂で成形されているものである。
【0009】特に、上記アース用ジョイントコネクタ部
の底壁から上記クランプが突設され、これらアース用ジ
ョイントコネクタ部とクランプ部とが高導電性樹脂で成
形されている一方、上記アース用ジョイントコネクタ部
の側方に延在させて上記ワイヤハーネス取付部が設けら
れ、該ワイヤハーネス取付部は非導電性樹脂で成形され
ていることが好ましい。
【0010】上記構成では、アース用ジョイントコネク
タ部とクランプ部とを高導電性樹脂で成形してアースポ
イントとする一方、ワイヤハーネス取付部を非導電性樹
脂で成形してワイヤハーネス車体固定部材とし、これら
取付部、コネクタ部、およびクランプ部の3者を一体化
して、取付部に固定されたワイヤハーネスから分岐した
枝線端末の端子を、コネクタ部に直接挿入できるように
している。したがって、従来のように、アース回路を構
成する枝線を集中させて1つのアースポイントまで引き
回す必要がなくなる。そのため、アースポイントまでの
枝線長は、大幅に短くなる。これに伴って、布線作業が
簡略化される。その結果、コストダウン、およびワイヤ
ハーネスの軽量化、ならびに生産効率の向上に大きく貢
献する。
【0011】他の局面から見た、本発明に係るワイヤハ
ーネス用のアース接続部品は、ワイヤハーネスを基板部
にテープ巻き固定する基板型あるいはワイヤハーネスに
バンドを巻き締めするバンド型のワイヤハーネス取付部
と、上記ワイヤハーネスから分岐する枝線端末の端子を
挿入するアース用ジョイントコネクタ部と、車体取付穴
を有し、該車体取付穴にボルトを通して車体に固定させ
る固定板部とが一体成形され、上記アース用ジョイント
コネクタ部の少なくとも端子と接触する部分と上記固定
板部の車体取付穴の周縁とが、高導電性樹脂により連続
させて成形されている一方、他の部分は非導電性樹脂で
成形されているものである。
【0012】特に、上記アース用ジョイントコネクタ部
の底壁より側方に上記固定板部が延在され、これらアー
ス用ジョイントコネクタ部と固定板部とが高導電性樹脂
で成形されている一方、上記アース用ジョイントコネク
タ部の他の側方に上記ワイヤハーネス取付部が連続して
設けられ、該ワイヤハーネス取付部は非導電性樹脂で成
形されていることが好ましい。
【0013】上記構成では、アース用ジョイントコネク
タ部と固定板部とを高導電性樹脂で成形してアースポイ
ントとする一方、ワイヤハーネス取付部を非導電性樹脂
で成形してワイヤハーネス車体固定部材とし、これら取
付部、コネクタ部、および固定板部の3者を一体化し
て、取付部に固定されたワイヤハーネスから分岐した枝
線端末の端子を、コネクタ部に直接挿入できるようにし
ている。その結果、上記と同様の作用を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。 <実施の形態1>図1ないし図3を参照して、本実施の
形態1に係るワイヤハーネス用のアース接続部品(以
下、単に「アース接続部品」という。)Pは、ワイヤ
ハーネスWH1が取付られるワイヤハーネス取付部1
と、ワイヤハーネスWH1から分岐する枝線BL1の
端末に接続された雌型端子2を挿入されるアース用ジョ
イントコネクタ3と、車体4の取付穴41に挿入係止
されるクランプ部5とを備えており、これら取付部1、
コネクタ3、およびクランプ部5の3者は、一体成形さ
れている。
【0015】ワイヤハーネス取付部1は、図3に示すよ
うに、ワイヤハーネスWHをテープ巻き固定する基板型
であって、アース用ジョイントコネクタ部3の他側面か
ら他側方に向って延在している。この取付部1は、図1
および図3に示すように、コネクタ部3の他側面に接
続されている接続板11と、この接続板11に直交し
た状態で一体的に接続され、ワイヤハーネスWH1を下
側から担持するピラー板12とから構成されており、ワ
イヤハーネスWH1をピラー板12の上面に沿わせて配
置し、テープ13で巻き付け固定するようになってい
る。
【0016】アース用ジョイントコネクタ部3は、図1
に示すように、直方体状のハウジング31を備えてお
り、このハウジング31の上面からは、雌型端子2が挿
入される複数(8個)の端子挿入穴32が開けられてい
る。各端子挿入穴32の底面には、図2および図3に示
すように、雌型端子2のバレル内に嵌まり込む雄型リブ
33、および端子2のランス穴に係合するハウジングラ
ンス34が互いに所定間隔を隔てた状態で独立して立設
されており、これらリブ33、およびランス34の両者
によって端子2を端子挿入穴32内に止定するようにな
っている。雄型リブ33は、先細り形状を呈しており、
その一部が、端子挿入穴32に端子2が挿入されたとき
に当該端子バレル内面に接触する。一方、ハウジングラ
ンス34は、上端部に係合爪341を有する鍵形形状を
呈しており、その係止面が、端子挿入穴32に端子2が
挿入されたときに当該端子バレル外面に接触する。な
お、リブ33、およびランス34の両者は、端子挿入穴
32の底面と一体的に形成されている。
【0017】クランプ部5は、図1および図2に示すよ
うに、アース用ジョイントコネクタ部3の底壁から突設
されている。このクランプ部5は、下端がコネクタ部
3の底壁に接続されている軸51と、この軸51の上
端に一体的に接続されており、車体4の取付穴41の周
縁に係止する係止羽根52とから構成されている。軸5
の軸径は、図3に示すように、取付穴41の穴径よりも
僅かに小さく設定されている。一方、係止羽根52は、
外方に突出し、かつ、アース接続部品Pを取り付けた際
に先端面が取付穴41の周縁部を取り囲んだ状態で車体
4の下面に接するように湾曲されている。
【0018】上記アース用ジョイントコネクタ部3、お
よびクランプ部5の両者は、高導電性樹脂で成形されて
おり、一方上記ワイヤハーネス取付部は、非導電性樹脂
で成形されている。なお、高導電性樹脂および非導電性
樹脂で成形する部分は、これに限定されるものではな
い。具体的には、コネクタ部3の少なくとも端子2と接
触する部分とクランプ部5の車体4と接触する部分と
を、高導電性樹脂により連続させて成形し、残りの部分
を非導電性樹脂で成形するようにしてもよい。
【0019】高導電性樹脂については、特開平10−2
37331号公報および特開平11−342522号公
報に開示されている。具体的には、高導電性樹脂は、熱
可塑性樹脂中で、銅、ニッケル、鉄等からなる金属繊維
を混入させたものと、鉛フリーハンダ(低融点半田)と
Cu粉等の低融点合金を分散させた導電性樹脂組成物か
らなる。
【0020】導電性の金属繊維が配合される熱可塑性樹
脂としては、プロピレン、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、変
性ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂、ポリエレチンテレフタレート樹脂、ポリ
アシド樹脂、芳香族ポリアシド樹脂、ポリフェニレンサ
ルファイド樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルイミド、
ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルサルフォン等の樹脂を単独あるいはブ
レンドして用いることが可能である。特に、アクリロニ
トリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリブチレンテレ
フタレート樹脂が好適に用いられる。
【0021】上記熱可塑性樹脂に混合して分散させると
共にネットワーク状に接合させる低融点合金は、融点が
100℃以上、好ましくは200℃以上で、射出成形時
に溶融する合金が使用される。具体的には、Sn−Pb
系、Sn−Ag−Pb系、Sn−Bi系、Sn−Bi−
In系、Bi−Pb系、Bi−Sn系、Sn−Cu系、
Sn−Cu−Ni−P系、Sn−Ag系、Sn−Bi−
Pb系、Sn−In系のものが挙げられる。
【0022】図3を参照して、上記アース接続部品Pを
利用したワイヤハーネスWH1の配索手順について説明
する。 (1) アース接続部品PにワイヤハーネスWH1を固
定する。具体的には、ワイヤハーネスWH1をワイヤハ
ーネス取付部1のピラー板12の上面に沿わせ、テープ
13で巻き付け固定する。その結果、ワイヤハーネスW
H1がアース接続部品Pの取付部1に固定されることに
なる。
【0023】(2) ワイヤハーネスWH1を固定した
アース接続部品Pを車体4に固定する。具体的には、ク
ランプ部5を車体4の取付穴41に挿入する。そうする
と、クランプ部5の係止羽根52が取付穴41の穴壁に
当接し、係止羽根52が弾性変形し縮径する。さらにク
ランプ部5の挿入をつづけ、係止羽根52が取付穴41
を通過すると、係止羽根52が拡径して弾性復元する。
このとき、係止羽根52は、取付穴41の周縁部を取り
囲み、かつ、その先端面が車体4の下面に接する。その
結果、クランプ5の係止羽根52が取付穴41に係止
し、アース接続部品Pが車体4に固定されることにな
る。
【0024】(3) ワイヤハーネスWH1から分岐し
た枝線BL1の端末に接続されている雌型端子2を、車
体4に固定したアース接続部品Pのアース用ジョイント
コネクタ部3に差し込み、枝線BL1のアースをとる。
具体的には、端子2をコネクタ部3の端子挿入穴32に
挿入する。そうすると、端子2は、雄型リブ33、およ
びハウジングランス34の両者により挿入穴32内に止
定される。このとき、端子2は、リブ33、およびラン
ス34の両者に接触してコネクタ部3に通電する。その
結果、枝線BL1のアース回路が構成され、枝線BL1
は、コネクタ部3、クランプ部5、および車体4を経由
してグランド(GND)に接地し、アースされることに
なる。
【0025】すなわち、本実施の形態1のアース接続部
品Pでは、アース用ジョイントコネクタ部3とクランプ
部5とを高導電性樹脂で成形してアースポイントする一
方、ワイヤハーネス取付部1を非導電性樹脂で成形して
ワイヤハーネス車体固定部材とし、これら取付部1、コ
ネクタ部3、およびクランプ部5の3者を一体化して、
取付部1に固定したワイヤハーネスWH1から分岐した
枝線BL1の端末に接続されている端子2を、コネクタ
部3に直接挿入できるようにしている。したがって、従
来のように、各端末コネクタT1に導かれる電線で構成
される回路中に存在するアース回路(枝線BL1)を集
中させて1つのアースポイントまで引き回す必要がなく
なる(図4参照)。そのため、アースポイントまでの枝
線長は、大幅に短くなる。これに伴って、布線作業が簡
略化される。その結果、コストダウン、およびワイヤハ
ーネスWH1の軽量化、ならびに生産効率の向上に大き
く貢献する。
【0026】なお、実施の形態1においては、ワイヤハ
ーネス取付部1を基板型とした例について記載したが、
この取付部1を、ワイヤハーネスWH1をバンドで巻き
締めするバンド型としてもよい。
【0027】<実施の形態2>図5を参照して、本実施
の形態2に係るアース接続部品Pでは、ワイヤハーネス
取付部1をバンド型とすると共に、上記クランプ部5を
排除して、車体取付穴61を有し、かつ、この車体取付
穴61にボルト62を通して車体4に固定させる固定板
部6を設けている。
【0028】ワイヤハーネス取付部1は、ワイヤハー
ネスWH1の外周に沿って巻き付けられるバンド13
と、このバンド13の先端部が挿通され、ワイヤハー
ネスWH1に巻き付けたバンド13の先端部を締め付け
固定するバックル14とを備えており、ワイヤハーネス
WH1をバンド13の締付力によりバックル14の側面
に固定するようになっている。バックル14は、上記接
続板11の先端に一体的に接続されている。
【0029】固定板部6は、上記アース用ジョイントコ
ネクタ部3の底壁より一側方(反ワイヤハーネス取付部
方向)に向って延在している。この固定板部6は、取付
部1、およびコネクタ部3の両者と一体成形されている
と共に、コネクタ部3と同様に高導電性樹脂で成形され
ている。なお、高導電性樹脂で成形する部分は、これに
限定されるものではない。具体的には、コネクタ部3の
少なくとも端子2と接触する部分と固定板部6の車体取
付穴61の周縁とを、高導電性樹脂により連続させて成
形し、残りの部分を非導電性樹脂で成形するようにして
もよい。
【0030】上記固定板部6の車体取付穴61の穴径
は、車体4の取付穴41の穴径と合致しており、その内
面には、ボルト61に螺合する雌ねじが形成されてい
る。この車体取付穴61および車体4の取付穴41の両
者に通されたボルト62の軸部は、下方よりナット63
で締め付けられている。なお、その他の構成は、上記実
施の形態1と同様である。
【0031】上記構成において、ワイヤハーネスWH1
を固定したアース接続部品Pを車体4に固定した後に、
ワイヤハーネスWH1から分岐した枝線BL1の端末に
接続されている端子2を、アース用ジョイントコネクタ
部3に差し込むと、枝線BL1は、コネクタ部3、固定
板部6および車体4を経由してグランド(GND)に接
地し、アースされる。
【0032】すなわち、本実施の形態2のアース接続部
品Pでは、アース用ジョイントコネクタ部3と固定板部
6とを高導電性樹脂で成形してアースポイントとする一
方、ワイヤハーネス取付部1を非導電性樹脂で成形して
ワイヤハーネス車体固定部材とし、これら取付部1、コ
ネクタ部3、および固定板部6の3者を一体化して、取
付部1に固定されたワイヤハーネスWH1から分岐した
枝線BL1の端末に接続されている端子2を、コネクタ
部3に直接挿入できるようになっている。その結果、上
記実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
【0033】なお、実施の形態2においては、ワイヤハ
ーネス取付部1をバンド型とした例について記載した
が、この取付部1を基板型としてもよい。
【0034】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の請求の範囲内での種々の設計変更
および修正を加え得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、コストダウンおよびワイヤハーネスの軽量化、
ならびに生産効率の向上に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るアース接続部品
の構成を示す斜視図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 実施の形態1に係るアース接続部品を利用し
てワイヤハーネスを車体に配索した状態を示す断面図で
ある。
【図4】 実施の形態1に係るアース接続部品を用いた
ワイヤハーネス配索レイアウトを簡略化して示す図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態2に係るアース接続部品
を利用してワイヤハーネスを車体に配索した状態を示す
断面図である。
【図6】 従来のワイヤハーネス配索レイアウトを簡略
化して示す図である。
【符号の説明】
P アース接続部品 WH1 ワイヤハーネス BL1 枝線 1 ワイヤハーネス取付部 2 端子 3 アース用ジョイントコネクタ部 4 車体 41 取付穴 5 クランプ部 6 固定板部 61 車体取付穴 62 ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを基板部にテープ巻き固
    定する基板型あるいはワイヤハーネスにバンドを巻き締
    めするバンド型のワイヤハーネス取付部と、 上記ワイヤハーネスから分岐する枝線端末の端子を挿入
    するアース用ジョイントコネクタ部と、 車体の取付穴に挿入係止するクランプ部とが一体成形さ
    れ、 上記アース用ジョイントコネクタ部の少なくとも端子と
    接触する部分と上記クランプ部の車体と接触する部分と
    が、高導電性樹脂により連続させて成形されている一
    方、他の部分は非導電性樹脂で成形されていることを特
    徴とするワイヤハーネス用のアース接続部品。
  2. 【請求項2】 上記アース用ジョイントコネクタ部の底
    壁から上記クランプ部が突設され、これらアース用ジョ
    イントコネクタ部とクランプ部とが高導電性樹脂で成形
    されている一方、 上記アース用ジョイントコネクタ部の側方に上記ワイヤ
    ハーネス取付部が設けられ、該ワイヤハーネス取付部は
    非導電性樹脂で成形されていることを特徴とする請求項
    1に記載のワイヤハーネス用のアース接続部品。
  3. 【請求項3】 ワイヤハーネスを基板部にテープ巻き固
    定する基板型あるいはワイヤハーネスにバンドを巻き締
    めするバンド型のワイヤハーネス取付部と、 上記ワイヤハーネスから分岐する枝線端末の端子を挿入
    するアース用ジョイントコネクタ部と、 車体取付穴を有し、該車体取付穴にボルトを通して車体
    に固定させる固定板部とが一体成形され、 上記アース用ジョイントコネクタ部の少なくとも端子と
    接触する部分と上記固定板部の車体取付穴の周縁とが、
    高導電性樹脂により連続させて成形されている一方、他
    の部分は非導電性樹脂で成形されていることを特徴とす
    るワイヤハーネス用のアース接続部品。
  4. 【請求項4】 上記アース用ジョイントコネクタ部の底
    壁より側方に上記固定板部が延在され、これらアース用
    ジョイントコネクタ部と固定板部とが高導電性樹脂で成
    形されている一方、 上記アース用ジョイントコネクタ部の他の側方に上記ワ
    イヤハーネス取付部が連続して設けられ、該ワイヤハー
    ネス取付部は非導電性樹脂で成形されていることを特徴
    とする請求項3に記載のワイヤハーネス用のアース接続
    部品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6557925B2 (en) * 2000-07-10 2003-05-06 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Vehicle inner circuit panel, vehicle panel assembly and vehicle panel assembly wiring construction
WO2023136120A1 (ja) * 2022-01-12 2023-07-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 クランプ及びアース線

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