JP2002026495A - 電子部品の実装構造 - Google Patents

電子部品の実装構造

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JP2002026495A
JP2002026495A JP2000205526A JP2000205526A JP2002026495A JP 2002026495 A JP2002026495 A JP 2002026495A JP 2000205526 A JP2000205526 A JP 2000205526A JP 2000205526 A JP2000205526 A JP 2000205526A JP 2002026495 A JP2002026495 A JP 2002026495A
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lead
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Kiyoshi Kamiya
潔 神谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板に形成された貫通穴に電子部品
のリード部を挿入し、貫通穴に位置するパッド部とリー
ド部とをハンダ付けするようにした電子部品の実装構造
において、フローハンダ付けした直後にパッド部とハン
ダとの間で発生する剥離を抑制しハンダ接続信頼性を確
保する。 【解決手段】 プリント基板1に形成された貫通穴2の
内部及び開口縁部にはパッド部3が形成されており、パ
ッド部3は、プリント基板1の一面1a上からみてリー
ド部6とプリント基板1とが重なる部位において、切り
かかれた切欠き形状となっている。それにより、リード
部6とパッド部3とを接合するハンダ7は、プリント基
板1の一面1a上からみてリード部6とプリント基板1
とが重なる部位に存在していない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に形
成されたスルーホールに電子部品のリード部を挿入し、
ハンダを介してプリント基板とリード部とを接合してな
る電子部品の実装構造に関し、特に、スルーホールに形
成されるパッド部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の実装構造の一般的な構成
を図4に模式的に示す。図4において、(a)は上面
図、(b)は(a)中のB−B断面図であり、(a)で
はハンダ7は省略してある。プリント基板1には、その
一面1a側から他面1b側へ厚み方向に貫通する貫通穴
(基板穴、スルーホール)2と、貫通穴2の内面及び開
口縁部に形成されたパッド部(配線パッド)3が設けら
れている。
【0003】そして、電子部品(リード挿入部品)4の
リード部6が貫通穴2に挿入され、リード部6とパッド
部3とは、貫通穴2の内部及び開口縁部(つまり、パッ
ド部に対応して)に配設されたハンダ7を介して接合さ
れ、電気的にも接続されている。
【0004】一方、近年、鉛の持つ有害性から鉛を含ま
ないプリント基板接続用のハンダの開発が進められてお
り、上記実装構造におけるハンダ7としては、今まで一
般的に用いられていたPb入りハンダ(主にSn−37
Pb)からSn−Bi系(Sn、Bi以外にAg、Cu
を微量添加した系)やSn−Ag系(Sn、Ag以外に
Cuなどを微量添加した系)のハンダ材料が主流となり
つつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの無鉛
ハンダ材料は、電子部品(リード挿入部品)4をフロー
ハンダ付けした直後に、図4(b)に示す様に、パッド
部3とハンダ7との間で剥離する現象が起き、ハンダ接
続信頼性(特にハンダ熱疲労寿命)が著しく低下すると
いう問題を抱えている。この剥離の発生原因は次のよう
に考えられる。
【0006】1.Sn−Bi系ハンダの場合熱伝導の大
きなリード部6付近から、ハンダ7の凝固が始まり固化
すると共にハンダ7の組成が変化し、Biの偏析によっ
てパッド部3周辺がBiリッチな低融点部分となる。す
ると、リード部6とハンダ7の熱収縮やハンダ7自身の
凝固収縮によって、この低融点の液体部分のハンダ7が
引っ張られる。
【0007】これにより、一番応力が集中する貫通穴
(スルーホール)2とリード部6とが触れる部分におい
て、パッド部3上にあるハンダ付け部が剥離を起こす。
このことにより、この系のハンダ7は、プリント基板1
の上下面1a、1bの両方で剥離を起こす(図4(b)
中、ハンダ剥離部K)ことになる。
【0008】2.Sn−Ag系ハンダの場合上記Sn−
Bi系ハンダと違い、ハンダの組成上、SnとAgは、
仮にAgの偏析があったとしても金属学的に融点が下が
ることはなく(低融点にはならない)、剥離を起こしに
くい無鉛ハンダである。
【0009】しかし、ハンダ7としてSn−Ag系ハン
ダを用いる場合、予めSn−PbやSn−Biめっきが
施されたリード部6をフローハンダ付けする。すると、
このめっき成分がSn−Ag系ハンダ7内に溶けだし、
貫通穴2を通ってプリント基板1の一面(上面)1aに
溶け上がる。
【0010】それによって、Sn−Ag−Pb、Sn−
Pb、Sn−BiといったSn−Ag系ハンダの融点よ
りも低い低温相が上面1aで発生する。この低温相の発
生により、上記Sn−Bi系ハンダの場合と同様の理由
により、貫通穴2とリード部6とが触れる部分に位置す
るパッド部3上のハンダ付け部で剥離を起こす(図4
(b)中、ハンダ剥離部K)。
【0011】このようなハンダ付け部の剥離を抑制する
方法としては、プリント基板の上面(電子部品の搭載
面)側や下面側にパッド部を付けない構造がよく用いら
れており、この構造にすれば、上記剥離現象を大幅に抑
制することが可能となるが、ハンダフィレット(プリン
ト基板の上下面のパッド部表面に広がったハンダ)が形
成されなくなった分のしわ寄せがハンダ熱疲労寿命に来
る。
【0012】つまり、プリント基板の上下面にパッド部
を付けない構造では、ハンダフィレットが無くなった
分、ハンダ全体の体積が小さくなるため、ハンダにおけ
るストレス分散が小さくなり、市場で受ける温度サイク
ル環境下のハンダ接続寿命の耐久性が低下するといった
新たな問題が生じてしまう。従って、プリント基板の上
下面にパッド部を形成することは、ハンダ接続寿命の耐
久性が要求される実装構造においては必要である。
【0013】また、プリント基板の板厚を薄くし上記の
熱収縮差を低減する方法もよく用いられているが、現実
的に板厚を薄くすると、ハンダ付け加工時にプリント基
板に反りが発生し故障を招きやすくなるため、好ましく
ない。
【0014】そこで、本発明は上記事情に鑑み、プリン
ト基板に形成された貫通穴に電子部品のリード部を挿入
し、貫通穴に位置するパッド部とリード部とをハンダ付
けするようにした電子部品の実装構造において、電子部
品をフローハンダ付けした直後に、パッド部とハンダと
の間で発生する剥離を適切に抑制し、ハンダ接続信頼性
を確保することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記図4に
示す実装構造において、リード部6の貫通穴2への挿入
形態について着目した。即ち、図4に示す様に、貫通穴
2に挿入されたリード部6が、貫通穴2の外部において
プリント基板1の一面1a上からみてリード部6とプリ
ント基板1とが重なるように、貫通穴2の開口縁部から
曲がっている。
【0016】このようなリード部6の形状では、リード
部6において貫通穴2の開口縁部と接触する部分が必ず
生じる。そして、上述したように、このリード部6と貫
通穴2とが接触する部分が最大応力が加わる部分であ
り、この部分に存在するハンダ7が剥離する。請求項1
〜請求項5記載の発明は、こうした検討結果に基づいて
なされたものである。
【0017】即ち、請求項1の発明では、プリント基板
(1)と、このプリント基板の一面(1a)側から他面
(1b)側へ厚み方向に貫通する貫通穴(2)と、プリ
ント基板における貫通穴の開口縁部に形成されたパッド
部(3)と、このパッド部と電気的に接続されたリード
部(6)を有する電子部品(4)とを備え、リード部の
一部が貫通穴の開口縁部と接触した状態で、リード部は
貫通穴に挿入されており、リード部とパッド部とは、貫
通穴の内部及び開口縁部に配設されたハンダ(7)を介
して接合されており、このハンダは、貫通穴の開口縁部
のうち当該開口縁部とリード部とが接触する部位及びそ
の近傍には、存在していないことを特徴とする。
【0018】本発明において、貫通穴の開口縁部のうち
当該開口縁部とリード部とが接触する部位及びその近傍
は、従来最大応力が加わり剥離の発生箇所となっていた
部分であり、本発明によれば、この部分にハンダを存在
させない構成としているため、電子部品をフローハンダ
付けした直後に、パッド部とハンダとの間で発生する剥
離を適切に抑制し、ハンダ接続信頼性を確保することが
できる。
【0019】また、請求項2の発明では、プリント基板
(1)と、このプリント基板の一面(1a)側から他面
(1b)側へ厚み方向に貫通する貫通穴(2)と、プリ
ント基板における貫通穴の開口縁部に形成されたパッド
部(3)と、貫通穴に挿入されたリード部(6)を有す
る電子部品(4)とを備え、リード部は、貫通穴の外部
においてプリント基板の一面上からみてリード部とプリ
ント基板とが重なるように、貫通穴の開口縁部から曲が
っており、リード部とパッド部とは、貫通穴の内部及び
開口縁部に配設されたハンダ(7)を介して接合されて
おり、プリント基板の一面上からみてリード部とプリン
ト基板とが重なる部位において、リード部とプリント基
板との間にハンダが存在していないことを特徴とする。
【0020】本発明においては、リード部は、貫通穴の
外部においてプリント基板の一面上からみてリード部と
プリント基板とが重なるように、貫通穴の開口縁部から
曲がっている。そのため、このリード部とプリント基板
とが重なる部位において、リード部は、貫通穴の開口縁
部と接触する。
【0021】従って、本発明によれば、このリード部と
プリント基板との重なり部分にハンダを存在させない構
成としているため、電子部品をフローハンダ付けした直
後に、パッド部とハンダとの間で発生する剥離を適切に
抑制し、ハンダ接続信頼性を確保することができる。
【0022】また、請求項3の発明では、プリント基板
(1)の一面(1a)上からみてリード部(6)とプリ
ント基板とが重なる部位において、パッド部(3)が、
切りかかれた切欠き形状となっていることを特徴として
いる。
【0023】それにより、貫通穴の開口縁部に形成され
たパッド部のうち切欠き部分には、ハンダを存在させな
いようにすることができる。そのため、請求項2の発明
と同様の作用効果を発揮しうる電子部品の実装構造を提
供することが出来る。
【0024】また、請求項4の発明では、プリント基板
(1)の一面(1a)上からみてリード部(6)とプリ
ント基板とが重なる部位において、パッド部(3)の表
面は、ハンダレジスト(8)により被覆されていること
を特徴としている。
【0025】それにより、貫通穴の開口縁部に形成され
たパッド部のうちハンダレジストにより被覆された部分
には、ハンダを存在させないようにすることができる。
そのため、請求項2の発明と同様の作用効果を発揮しう
る電子部品の実装構造を提供することが出来る。
【0026】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電
子部品の実装構造の構成を模式的に示す図であり、
(a)は上面図(プリント基板1の一面1a側から見た
図)、(b)は(a)中のA−A断面図である。なお、
図1において、上記図4と同一部分には、図中、同一符
号を付してあり、(a)ではハンダ7は省略してある。
【0028】1は、プリント基板(プリント配線板)で
あり、エポキシ樹脂等よりなる基板本体の両面に配線パ
ターンを形成すると共に、スルーホールめっきを形成し
てなるものである。このプリント基板1には、その一面
1a側から他面1b側へ厚み方向に貫通する貫通穴(ス
ルーホール)2が形成されている。
【0029】そして、この貫通穴2の内面からプリント
基板1の両面1a、1bにおける貫通穴2の開口縁部に
渡っては、パッド部(配線パッド)3が連続的に形成さ
れている。このパッド部3は、上記スルーホールめっき
により形成される。即ち、ドリル等により上記貫通穴2
を形成し、貫通穴2に対してCu等の導体をめっきする
ことにより形成される。
【0030】4は、電子部品であり、本体部5とこの本
体部5から外方へ延びるリード部6とを有し、リード部
6は、貫通穴2に挿入された状態でパッド部3と電気的
に接続されている。このように、電子部品4は、いわゆ
るリード挿入部品であり、本発明のようなスルーホール
実装型の電子部品であれば、特に限定されるものではな
い。
【0031】例えば、電子部品4としては、DIP(デ
ュアル−インライン−パッケージ)、SIP(シングル
−インライン−パッケージ)、PGA(ピン−グリッド
−アレイ)等の半導体パッケージや、抵抗またはコンデ
ンサ等の素子等を採用することが出来る。
【0032】また、リード部6は例えばCuやFe等の
導体金属等より構成されている。また、リード部6は、
一般的に、ハンダ濡れ上がり性を良くする面から、リー
ド部の表面にSn−Pbや無鉛ハンダ用にSn−Biめ
っきが施されたものを用いる。
【0033】ここで、貫通穴2は、電子部品4の外周囲
の離れた位置にあるため、リード部6は、電子部品4の
本体部5から貫通穴2へ向かって延び、貫通穴2へ挿入
されている。そして、プリント基板1の両面1a、1b
の両側において、貫通穴2の外部に位置するリード部6
の部分が、プリント基板1の一面1a上からみてプリン
ト基板1と重なるように、貫通穴2の開口縁部から曲が
っている。
【0034】このように、リード部6が貫通穴2の開口
縁部にて曲がった形状となっているため、当該開口縁部
に位置するリード部6の部分は、貫通穴2の開口縁部と
接触した状態となっている。そして、リード部6とパッ
ド部3とは、貫通穴2の内部及び開口縁部に配設された
ハンダ7を介して接合されている。
【0035】このハンダ7は、Sn−Bi系またはSn
−Ag系のハンダ材料等よりなり、噴流ハンダ法により
設けることができる。また、プリント基板1の両面1
a、1bのうちハンダ7を設けない部位には、エポキシ
樹脂等よりなるハンダレジスト8が形成され、当該部位
を被覆している。
【0036】ここで、本実施形態においては、貫通穴2
の開口縁部に形成されたパッド部3の形状が、図1
(a)に示す様に、プリント基板1の一面1a上からみ
てリード部6とプリント基板1とが重なる部位におい
て、切りかかれた切欠き形状となっていることを特徴と
している。このパッド部3における切欠き形状は、プリ
ント基板1の両面1a、1bにおいて同様の形状となっ
ている。
【0037】この切欠き形状のパッド部3により、プリ
ント基板1の一面1a上からみてリード部6とプリント
基板1とが重なる部位において、リード部6とプリント
基板1との間にハンダ7が存在していない。言い換えれ
ば、ハンダ7は、貫通穴2の開口縁部のうち当該開口縁
部とリード部6とが接触する部位及びその近傍には、存
在していない。
【0038】なお、リード部6、貫通穴2及びパッド部
3の各寸法は、一般にリード部6を基準として決められ
る。図2は、図1(a)中の貫通穴2近傍の拡大図であ
る。例えば、リード部6の線径D1がφ0.6mmのと
き、貫通穴2の直径D2はφ1.1mm、パッド部3の
外径D3は1.6mmとすることができる。
【0039】かかる実装構造は、電子部品4のリード部
6を、プリント基板1の一面1a側から貫通穴2へ挿入
し、図1に示す様にリード部6を折り曲げた後、噴流ハ
ンダ法によりハンダ7を配設し、フローハンダ付けを行
うことにより、作られる。これにより、ハンダ7の濡れ
性から、パッド部3の表面にハンダ7が濡れ広がること
により、貫通穴2の内部及び開口縁部にハンダ7が配設
される。
【0040】ところで、上記図4に示したような貫通穴
2の開口縁部に形成されたパッド部3は、環状をなして
いるが、本実施形態では、プリント基板1の一面1a上
からみてリード部6とプリント基板1とが重なる部位
(以下、リード部−基板重なり部という)では、パッド
部3が切りかかれた切欠き形状となっている。
【0041】そのため、本実施形態によれば、ハンダ7
を配設する際に、パッド部3における切欠き部(パッド
部3が存在しない部分)にはハンダ7が付かず、この切
欠き部以外のパッド部3にハンダ7が濡れ広がって付
く。それにより、リード部−基板重なり部にはハンダ7
が存在しない。
【0042】つまり、このリード部−基板重なり部に
て、貫通穴2の開口縁部とリード部6とが接触するが、
この接触部(従来、最大応力が加わり剥離の発生箇所と
なっていた部分)にハンダ7が存在しないようにするこ
とが出来る。従って、本実施形態によれば、上記したプ
リント基板の厚さを薄くする等の手法を用いることな
く、電子部品4をフローハンダ付けした直後に、パッド
部3とハンダ7との間で発生する剥離を適切に抑制し、
ハンダ接続信頼性を確保することができる。
【0043】ここで、パッド部3の切欠き部の幅は、上
記図2に示す貫通穴2の直径D2、即ち、リード部6に
発生する位置ずれの最大幅以上あれば良い。当該切欠き
幅が、この最大幅D2以上であれば、本実施形態の効果
を発揮することが出来る。
【0044】(他の実施形態)なお、上記実施形態で
は、パッド部3の一部を切り欠いて除去した切欠き部分
を設けることにより、リード部−基板重なり部にハンダ
7を存在させない構成としているが、このような構成
は、図3に示す様に、リード部−基板重なり部におい
て、パッド部3の表面をハンダレジスト8により被覆し
た構成とすることによっても達成することが出来る。
【0045】つまり、図3に示す構成では、パッド部3
を、貫通穴2の開口縁部に切欠き部を持たせずに連続し
た環状のものとし、このうちハンダレジスト8で被覆さ
れた部分が、上記切欠き部と同様の形状となっている。
それにより、貫通穴2の開口縁部に形成されたパッド部
3のうちハンダレジスト8により被覆された部分には、
ハンダを存在させないようにすることができ、上記実施
形態と同様の作用効果を発揮しうる。
【0046】また、ハンダ7は、Sn−Bi系またはS
n−Ag系のハンダ材料以外の材料であっても良い。要
するに、本発明は、スルーホールに形成されるパッド部
の構成に特徴を持たせたものであり、他の部分は適宜変
更しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子部品の実装構造の
構成を示す模式図であり、(a)は上面図、(b)は
(a)中のA−A断面図である。
【図2】図1(a)中の貫通穴近傍の拡大図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図4】従来の一般的な電子部品の実装構造を示す模式
図である。
【符号の説明】
1…プリント基板、1a…プリント基板の一面、1b…
プリント基板の他面、2…貫通穴(スルーホール)、3
…パッド部、4…電子部品、6…リード部、7…ハン
ダ、8…ハンダレジスト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板(1)と、 このプリント基板の一面(1a)側から他面(1b)側
    へ厚み方向に貫通する貫通穴(2)と、 前記プリント基板における前記貫通穴の開口縁部に形成
    されたパッド部(3)と、 このパッド部と電気的に接続されたリード部(6)を有
    する電子部品(4)とを備え、 前記リード部の一部が前記貫通穴の開口縁部と接触した
    状態で、前記リード部は前記貫通穴に挿入されており、 前記リード部と前記パッド部とは、前記貫通穴の内部及
    び開口縁部に配設されたハンダ(7)を介して接合され
    ており、 このハンダは、前記貫通穴の開口縁部のうち当該開口縁
    部と前記リード部とが接触する部位及びその近傍には、
    存在していないことを特徴とする電子部品の実装構造。
  2. 【請求項2】 プリント基板(1)と、 このプリント基板の一面(1a)側から他面(1b)側
    へ厚み方向に貫通する貫通穴(2)と、 前記プリント基板における前記貫通穴の開口縁部に形成
    されたパッド部(3)と、 前記貫通穴に挿入されたリード部(6)を有する電子部
    品(4)とを備え、 前記リード部は、前記貫通穴の外部において前記プリン
    ト基板の一面上からみて前記リード部と前記プリント基
    板とが重なるように、前記貫通穴の開口縁部から曲がっ
    ており、 前記リード部と前記パッド部とは、前記貫通穴の内部及
    び開口縁部に配設されたハンダ(7)を介して接合され
    ており、 前記プリント基板の一面上からみて前記リード部と前記
    プリント基板とが重なる部位において、前記リード部と
    前記プリント基板との間に前記ハンダが存在していない
    ことを特徴とする電子部品の実装構造。
  3. 【請求項3】 前記プリント基板(1)の一面(1a)
    上からみて前記リード部(6)と前記プリント基板とが
    重なる部位において、前記パッド部(3)は、切りかか
    れた切欠き形状となっていることを特徴とする請求項2
    に記載の電子部品の実装構造。
  4. 【請求項4】 前記プリント基板(1)の一面(1a)
    上からみて前記リード部(6)と前記プリント基板とが
    重なる部位において、前記パッド部(3)の表面は、ハ
    ンダレジスト(8)により被覆されていることを特徴と
    する請求項2に記載の電子部品の実装構造。
  5. 【請求項5】 前記ハンダ(7)は、Sn−Bi系また
    はSn−Ag系のハンダ材料よりなることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電子部品の実
    装構造。
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