JP2002026445A - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JP2002026445A
JP2002026445A JP2000210251A JP2000210251A JP2002026445A JP 2002026445 A JP2002026445 A JP 2002026445A JP 2000210251 A JP2000210251 A JP 2000210251A JP 2000210251 A JP2000210251 A JP 2000210251A JP 2002026445 A JP2002026445 A JP 2002026445A
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light
semiconductor laser
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light source
semiconductor
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JP2000210251A
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Tomohiro Nakajima
智宏 中島
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面発光型の半導体レーザにおける発光量を精
度よく検出し、該検出の結果に応じて半導体レーザの出
力を制御することにより高品質な画像を生成するための
光源装置を提供する。 【解決手段】 半導体基板104に形成された面発光型
の半導体レーザLDを含む光源装置であって、半導体基
板104に形成されると共に、半導体レーザLDの発光
面と並置された受光面を有し、受光面に入射する光に応
じて半導体レーザLDの発光量を検出するPINフォト
ダイオードPDと、いずれか一つの進路が上記受光面を
通るように、半導体レーザLDから射出された光の進路
を複数に分割するビームスプリッタ106とを備えたこ
とを特徴とする光源装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等において光走査により文字等を書き込むための光源装
置に関し、さらに詳しくは、面発光型の半導体レーザを
用いて該光走査を行うための光源装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般の半導体レーザは、基板上に積層す
る結晶の両端面を反射面とする共振器を構成し、該両端
面から2方向へ発光する端面発光型が採用され、該共振
器の前面から前面光が、該共振器の背面からは背面光が
それぞれ射出される。
【0003】一方、半導体レーザは環境温度や自己発熱
により、駆動電流と発光量との関係が変動してしまうと
いう特性があるため、通常は所定のパッケージ内におい
てフォトダイオードを半導体レーザに対して併設する。
そして、該フォトダイオードに半導体レーザから発光さ
れた背面光を受光させることによって該半導体レーザの
発光量をモニタし、該モニタの結果に応じたフィードバ
ック制御がなされることにより該半導体レーザの発光量
が一定に保持される。
【0004】また近年、積層面に垂直な方向に共振し、
該方向に発光する面発光型の半導体レーザが提案されて
いる。ここで、このような面発光型の半導体レーザは、
発光効率が良く従来に比べて損失する熱量も少ないた
め、小さな電力で駆動できると共に、回路基板の表面に
対して実装面が平行であるために生産性がよいという利
点がある。
【0005】しかしながら、上記のような面発光型の半
導体レーザは、発光方向が一方向のみであるため、端面
発光型の半導体レーザの場合と同様に背面光を受光する
ことにより該半導体レーザの発光量をモニタすることは
できない。従って、上記のようなフィードバック制御等
により、面発光型の半導体レーザにおける発光量を一定
に保持することはできないため、生成する画像において
意図しない濃度変動を生じさせてしまうという問題があ
る。
【0006】ここで、例えば特公平6−87511号公
報においては、面発光型の半導体レーザを構成する積層
部の下層側に、フォトダイオードを構成する積層部を一
体的に形成し、背面側で光量を検出するようにする技術
が開示されている。また、特開平6−97597号公報
においては、フォトダイオードを構成する積層部を半導
体レーザを構成する積層部の上層に形成すると共に、フ
ォトダイオードを構成する該積層部に開口部を形成し
て、該開口部から光ビームを射出する技術が開示されて
いる。
【0007】なお、特開平6−164056号公報にお
いては、複数の発行源を有する半導体レーザアレイの前
面から射出された光を分割すると共に、各発光源に対応
したセンサを配設することにより、該発光源の発光量を
個別にモニタする技術が開示されている。
【0008】また一般的には、上記のように半導体レー
ザの発光量をモニタするフォトダイオードと該半導体レ
ーザとを1チップ中に一体的に形成すれば、製造プロセ
スが簡素化されるため、組み立て効率を向上させること
ができる。
【0009】しかし、上記特公平6−87511号公報
や特開平6−97597号公報に開示されるようにフォ
トダイオードを面発光型の半導体レーザと同心的に形成
すると、半導体レーザの出射窓から射出され印字等の使
用に供されるレーザ光のみならず、使用対象とされない
多次の共振モードを有する光までもフォトダイオードに
より検出されてしまうため、結果的に面発光型の半導体
レーザにおける射出光量を正確に検出することができな
いという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
を解消するためになされたもので、面発光型の半導体レ
ーザにおける発光量を精度よく検出し、該検出の結果に
応じて半導体レーザの出力を制御することにより高品質
な画像を生成するための光源装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、半導体基
板に形成された面発光型の半導体レーザを含む光源装置
であって、半導体基板に形成されると共に、半導体レー
ザの発光面と並置された受光面を有し、受光面に入射す
る光に応じて半導体レーザの発光量を検出する検出手段
と、いずれか一つの進路が受光面を通るように、半導体
レーザから射出された光の進路を複数に分割する分割手
段とを備えたことを特徴とする光源装置を提供すること
により達成される。このような手段によれば、検出手段
により面発光型の半導体レーザの発光量を精度良く検出
することができ、該検出結果に基づいた面発光型の半導
体レーザの出力制御を高精度化することができる。
【0012】また、半導体レーザは半導体基板に複数個
形成され、検出手段は、半導体レーザのそれぞれに対応
して形成される複数のフォトダイオードからなるものと
すれば、複数の半導体レーザにおける個々の制御を容易
に実行することができる。
【0013】また、複数の半導体レーザは、半導体基板
において直線的に配列されることとすれば、複数の半導
体レーザが成す個々の光学系を容易に構成することがで
きる。
【0014】また、半導体基板と分割手段を一体的に保
持すると共に、半導体レーザまたは検出手段に接続され
る端子を有する保持手段をさらに備えることとすれば、
半導体レーザから射出された光を検出手段へ入射させる
ための軸合わせが不要となると共に、端子を有すること
によって他の回路との接続を容易に実現することができ
る。
【0015】また、検出手段により検出された発光量に
応じて半導体レーザの出力を制御すると共に、保持手段
に保持される制御手段をさらに備えることにより、半導
体レーザと制御手段との配線長を短縮して制御手段の応
答性を高めることができる。また、保持手段は、半導体
レーザより射出された光を平行光束とするためのレンズ
が装着された筐体の位置を決定するための当接部を含む
こととすれば、半導体レーザを光源とした所望の光学系
を容易に構成することができる。そして、当接部は、レ
ンズの光軸を中心軸とした保持手段の回動を可能とする
係合部を含むこととすれば、半導体レーザが射出するビ
ームの方向を容易に変更することができる。
【0016】また、分割手段から射出された光を集光
し、検出手段の受光面に供給する集光手段をさらに備え
ることにより、半導体レーザから射出された光を確実に
検出手段の受光面に供給することができる。そして、半
導体レーザ及び検出手段は、1対1に対応するよう半導
体基板にそれぞれ複数個形成され、集光手段は、半導体
レーザのそれぞれに対応して設けられた複数のレンズか
ら構成されるものとすれば、検出手段において対応外の
半導体レーザから射出された光までも検出してしまうい
わゆるクロストークを回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符
号は同一又は相当部分を示す。 [実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態1に係る
光源装置の構成を示す斜視図である。また、図2は図1
に示された光源装置のYZ平面における断面構造を示す
断面図であり、図3は図1に示された光源装置のXZ平
面における断面構造を示す断面図である。
【0018】図1に示されるように、本発明の実施の形
態1に係る光源装置は、回路基板103と、回路基板1
03に搭載された発光ユニット401と、フランジ部材
110とを備え、発光ユニット401は保持部材101
と、保持部材101に形成されたリードフレーム(端
子)102と、半導体レーザLD及びPINフォトダイ
オードPDが形成された半導体基板104と、ベアチッ
プ105と、半導体基板104上に配設されたビームス
プリッタ106とレンズアレイ107、及び三角プリズ
ム108と、保持部材101の内部を密閉する透明カバ
ー109とを含み、フランジ部材110にはカップリン
グレンズ112が装着された鏡筒114が嵌合される。
【0019】また、保持部材101には、半導体基板1
04の実装面と平行な位置決め面101a及び、カップ
リングレンズ112の光軸を中心軸とした保持部材10
1の回動を可能とするための円筒部101bが形成され
る。一方、図3に示されるように、フランジ部材110
の内部には突き当て面110aと、円筒穴110b及び
円筒部110cが形成される。ここで、保持部材101
に形成された位置決め面101はフランジ部材110の
突き当て面110aに当接され、光軸方向におけるカッ
プリングレンズ112の位置が決定される。
【0020】また、保持部材101に形成された円筒部
101bはフランジ部材110の円筒穴110bに係合
される。なお、図2に示されるように、上記フランジ部
材110はネジ111により回路基板103に固定さ
れ、光ユニット401と一体的に構設される。
【0021】さらに、上記のような構成を有する発光ユ
ニット401においては、保持部材101の内部におい
て、リードフレーム102と半導体レーザLD及びPI
NフォトダイオードPDが結線される。
【0022】また、保持部材101の内部には、半導体
レーザLD及びPINフォトダイオードPDに結線され
ると共に、検出された半導体レーザLDの発光量に応じ
てPINフォトダイオードPDから供給されるモニタ出
力に応じて半導体レーザLDの駆動電流(出力)を調整
し、発光量が一定に保たれるよう半導体レーザLDをフ
ィードバック制御するベアチップ105が組み込まれ
る。
【0023】ここで、半導体レーザLDは半導体基板1
04において、カップリングレンズ112の光軸を対称
軸として複数個直列的に等間隔で配設されるが、さら
に、半導体レーザLDの各発光面に対してPINフォト
ダイオードPDの受光面がそれぞれ並置されるよう、半
導体レーザLDと同数のPINフォトダイオードPDが
半導体基板104上に直列的に配設される。そして、上
記ベアチップ105は上記半導体レーザLD毎にその出
力を制御する。なお、図1に示されるように本実施の形
態1に係る光源装置においては、一例として半導体レー
ザLD及びPINフォトダイオードPDが50μmの間
隔でそれぞれ8個形成される。
【0024】以上のような実施の形態1に係る光源装置
においては、半導体レーザLDから射出された光の進路
が、半導体レーザLDの発光面の上部に載置されたビー
ムスプリッタ106により分割され、ビームスプリッタ
106により反射された光は各半導体レーザLDに対応
して複数のレンズが直列的に配設されたレンズアレイ1
07及び三角プリズム108を介して、PINフォトダ
イオードPDの受光面に入射される。これにより、PI
NフォトダイオードPDは、受光面に受光した光の量に
応じたモニタ出力をベアチップ105に供給する。
【0025】上記において、一体的に形成された上記レ
ンズアレイ107を構成する各レンズにより、対応する
半導体レーザLDから射出された発散性光束は、PIN
フォトダイオードPDの受光面である入射窓の内側にス
ポット径が入る程度に絞られるため、上記半導体レーザ
から射出された発散性光束が隣接する受光面に入射する
いわゆるクロストークが回避され、PINフォトダイオ
ードPDによって半導体レーザLD毎の発光量を精度よ
く検出することが可能となる。
【0026】一方、上記ビームスプリッタ106におい
て直進した光は、透明カバー109を透過してカップリ
ングレンズ112を介して光源装置の外部に射出され
る。なお、カップリングレンズ112は鏡筒114に収
められ、カップリングレンズ112から射出する光が略
平行光束となるよう光軸方向における位置が調整され鏡
筒114が円筒部110cに嵌合され接着され固定され
る。
【0027】また、図3に示された半導体レーザLDの
うち、両端に配設された半導体レーザLDとカップリン
グレンズ112の光軸との距離は例えば175μmとさ
れ、カップリングレンズ112の焦点距離20mmに対
して十分小さな値とされるため、単一のカップリングレ
ンズ112により、いずれの半導体レーザLDから射出
された光によっても略平行な光束を得ることができる。
【0028】なお、上記において、ビームスプリッタ1
06とレンズアレイ107及び三角プリズム108は透
明カバー109の上に設けることとしてもよく、さらに
は、図4に示されるように、ビームスプリッタ106の
代わりに、回折格子113を用いることもできる。
【0029】すなわち、図4に示されるように、半導体
レーザLDの上に回折格子113を架設し、半導体レー
ザLDから射出された光を回折格子113により回折す
ることによって該光の進路を分割して、PINフォトダ
イオードPDの受光面に分割された該光が当たるように
してもよい。そして、このような光源装置によれば、簡
易な構成により図1に示された光源装置と同様な効果を
得ることができる。
【0030】次に、上記半導体レーザLD及びPINフ
ォトダイオードPDについて、より詳しく説明する。図
5は、図1に示された光源装置に含まれる半導体レーザ
LD及びPINフォトダイオードPDの構成を示す斜視
図である。
【0031】図5に示されるように、半導体基板104
にはエッチングにより出射窓601a及び受光窓601
bが形成される。そして、半導体レーザLDは、表面に
誘電体多層膜反射鏡602が形成されたn型クラッド層
603と、活性層604、p型クラッド層605、誘電
体多層膜反射鏡606が順次半導体基板104に積層さ
れることにより形成される。
【0032】また、PINフォトダイオードPDは、半
導体基板104において半導体レーザLDと同じ向き
に、n型層607及びp型層608を積層してpn接合
部を設けることにより形成される。そして、保持部材1
01上においては電極610,611がパターニングさ
れ、それぞれ半導体レーザLDのp側、PINフォトダ
イオードPDのp側がリードフレーム102やベアチッ
プ105に電気的に接続される。ここで、該電気的接続
は、ワイヤーボンディングやハンダ付け等により行われ
る。
【0033】なお、上記PINフォトダイオードPDと
半導体基板104との間には、透明性のよい例えば二酸
化珪素からなるシリカ層612が積層され、半導体基板
104と電極611までの距離が、半導体基板104か
ら電極610までの距離と等しくされる。
【0034】また、半導体基板104には、並置される
出射窓601a及び受光窓601bの周囲に一体として
設けられ、半導体レーザLDのn側とPINフォトダイ
オードのn側とを同電位とする共通電極609が設けら
れる。
【0035】上記のような構成を有する半導体レーザL
Dにおいては、二つの電極610,609間に電圧が印
加されることにより活性層604で光が放出され、該光
が二つの誘電体多層膜反射鏡602,606間を往復す
ることにより発振すると共に、該光によるビームが半導
体レーザLDの実装面に垂直な方向Lへ出射窓601a
から射出される。
【0036】以上より、本発明の実施の形態1に係る光
源装置によれば、半導体レーザLDから射出された光の
進路がビームスプリッタ106により分割され、PIN
フォトダイオードPDに入射されるため、半導体レーザ
LDの発光量をPINフォトダイオードPDによって精
度良く検出することができる。
【0037】そして、ベアチップ105は該検出結果に
応じて半導体レーザLDの出力を制御するため、信頼性
がより高い半導体レーザLDの出力制御を実現する光源
装置を得ることができる。
【0038】さらには、上記のような光源装置を使用す
ることによって、半導体レーザの発光量が精度よく一定
に保持されるため、複写機やプリンタ等において、より
高画質な画像を生成することができる。 [実施の形態2]図6は、図1に示された光源装置を組
み込んだ本発明の実施の形態2に係る光走査装置の構成
を示す斜視図である。図6に示されるように、本実施の
形態2に係る光走査装置は、カップリングレンズ112
と、実施の形態1に示された発光ユニット401と、シ
リンダレンズ403,404と、ポリゴンミラー405
と、fθレンズ406と、トロイダルレンズ407と、
ミラー408と、感光体409と、アパーチャ410と
を備える。
【0039】上記において、シリンダレンズ403は半
導体レーザLDの主走査方向において曲率を有し、シリ
ンダレンズ404は副走査方向において曲率を有する。
またアパーチャ410は、入射したビーム径を整形す
る。
【0040】以下において、上記のような構成を有する
光走査装置の動作を説明する。発光ユニット401に含
まれた複数の半導体レーザLDから射出された複数の光
ビームは、カップリングレンズ112の焦点近傍におい
て交差する。そして、この交差点付近に配設されたアパ
ーチャ410により、各光ビームのビーム径が整形され
る。
【0041】このようにして整形された光ビームは、シ
リンダレンズ403,404を介してポリゴンミラー4
05に入射し、ポリゴンミラー405で走査される。そ
して、ポリゴンミラー405により反射された光ビーム
は、fθレンズ406を通った後にミラー408で反射
されトロイダルレンズ407を介して感光体409上に
結像する。なお、図6に示されるように、感光体409
上においては、走査線ピッチPの走査がなされる。
【0042】図7は、図6に示された感光体409の面
上に形成されるビームスポットBS1,BS2の列を示
す図である。なおここで、初期設定状態においては感光
体409上に、走査線方向に配列された複数のビームス
ポットBS1が形成される。
【0043】このとき、図6に示されるように、発光ユ
ニット401をフランジ部材110と係合させた状態
で、カップリングレンズ112の光軸周りに位置決め面
101a上において回動させると、それに応じて図7に
示されるように、ビームスポットBS1の列が中心点P
cの周りで角度φだけ回動し、ビームスポットBS2の
列が感光体409上に形成される。
【0044】ここで、上記角度φは、ビームスポットB
S2が所望の記録密度を実現するために走査線ピッチP
の走査を行うよう、換言すれば、各ビームスポットBS
2の中心点がそれぞれ走査線ピッチPの走査線上に位置
するように決定される。
【0045】そして、上記のような方法によって感光体
409上の位置が決定された複数のビームスポットBS
2による光走査により、複数の走査線上において感光体
409に並列的に画像を記録することができる。
【0046】以上より、本発明の実施の形態2に係る光
走査装置によれば、出力が高精度に制御される複数の半
導体レーザLDにより生成された複数のビームスポット
BS2によって、並列的な画像記録を行うことができる
ため、高画質な画像を高速に記録することができる。
【0047】なお、本実施の形態2においては、ポリゴ
ンミラー405で光走査する光走査装置に発光ユニット
401が組み込まれた場合を例として説明したが、主走
査方向に配置される記録画素の数だけ上記実施の形態1
に係る半導体レーザLDが並べられるよう上記発光ユニ
ット401を配設する固体走査型の光走査装置も同様に
考えることができる。
【0048】
【発明の効果】上述の如く、面発光型の半導体レーザに
おける発光面と並置された受光面を有し、受光面に入射
する光に応じて半導体レーザの発光量を検出する検出手
段と、いずれか一つの進路が受光面を通るように、半導
体レーザから射出された光の進路を複数に分割する分割
手段とを備えた光源装置によれば、検出手段により面発
光型の半導体レーザの発光量を精度良く検出することが
でき、該検出結果に基づいた面発光型の半導体レーザの
出力制御を高精度化することができるため、半導体レー
ザにより記録される画像の質を高めることができる。
【0049】また、検出手段は、複数の半導体レーザの
それぞれに対応して形成される複数のフォトダイオード
からなるものとすれば、複数の半導体レーザにおける個
々の制御を容易に実行することができるため、並列的な
光走査により記録される画像の質を向上させることがで
きる。
【0050】また、複数の半導体レーザは、半導体基板
において直線的に配列されることとすれば、複数の半導
体レーザが成す個々の光学系を容易に構成することがで
きるため、光源装置の組み立て効率を高めることができ
る。
【0051】また、半導体基板と分割手段を一体的に保
持する保持手段によれば、半導体レーザから射出された
光を検出手段へ入射させるための軸合わせが不要となっ
て、組み立てが容易になる。また、保持手段が、半導体
レーザまたは検出手段に接続される端子をさらに備える
こととすれば、他の回路との接続が容易に実現されるた
め半導体レーザの汎用性を高めることができる。
【0052】また、検出手段により検出された発光量に
応じて半導体レーザの出力を制御すると共に、保持手段
に保持される制御手段をさらに備えることにより、半導
体レーザと制御手段との配線長を短縮して制御手段の応
答性を高めることができるため、質の高い画像を高速に
記録することができる。
【0053】また、保持手段は、半導体レーザより射出
された光を平行光束とするためのレンズが装着された筐
体の位置を決定するための当接部を含むこととすれば、
半導体レーザを光源とした所望の光学系を容易に構成す
ることができるため、光源装置の組み立て効率を向上さ
せることができる。そして、当接部は、レンズの光軸を
中心軸とした保持手段の回動を可能とする係合部を含む
こととすれば、半導体レーザが射出するビームの方向を
容易に変更することができるため、該ビームによる画像
記録の汎用性を高めることができる。
【0054】また、分割手段から射出された光を集光
し、検出手段の受光面に供給する集光手段をさらに備え
ることにより、半導体レーザから射出された光を確実に
検出手段の受光面に供給することができるため、検出手
段における光量検出の精度を高めることができる。
【0055】そして、集光手段は、複数の半導体レーザ
のそれぞれに対応して設けられた複数のレンズから構成
されるものとすれば、検出手段において対応外の半導体
レーザから射出された光までも検出してしまういわゆる
クロストークを回避して検出手段による検出精度を高
め、半導体レーザ毎の出力制御の精度を向上させること
により、質の高い画像を並列的に高速に記録することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る光源装置の構成を
示す斜視図である。
【図2】図1に示された光源装置のYZ平面における断
面構造を示す断面図である。
【図3】図1に示された光源装置のXZ平面における断
面構造を示す断面図である。
【図4】図1に示された光源装置の他の構成例を示す斜
視図である。
【図5】図1に示された光源装置に含まれる半導体レー
ザ及びPINフォトダイオードの構成を示す斜視図であ
る。
【図6】図1に示された光源装置を組み込んだ本発明の
実施の形態2に係る光走査装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】図6に示された感光体の面上に形成されるビー
ムスポット列を示す図である。
【符号の説明】
101 保持部材 101a 位置決め面 101b 円筒部 102 リードフレーム 103 回路基板 104 半導体基板 105 ベアチップ 106 ビームスプリッタ 107 レンズアレイ 108 三角プリズム 109 透明カバー 110 フランジ部材 110a 突き当て面 110b 円筒穴 110c 円筒部 111 ネジ 112,402 カップリングレンズ 113 回折格子 114 鏡筒 401 発光ユニット 403,404 シリンダレンズ 405 ポリゴンミラー 406 fθレンズ 407 トロイダルレンズ 408 ミラー 409 感光体 410 アパーチャ 601a 出射窓 601b 受光窓 602,606 誘電体多層膜反射鏡 603 n型クラッド層 604 活性層 605 p型クラッド層 607 n型層 608 p型層 609 共通電極 610,611 電極 612 シリカ層 PD PINフォトダイオード LD 半導体レーザ P 走査線ピッチ L 方向 BS1,BS2 ビームスポット Pc 中心点

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成された面発光型の半導
    体レーザを含む光源装置であって、 前記半導体基板に形成されると共に、前記半導体レーザ
    の発光面と並置された受光面を有し、前記受光面に入射
    する光に応じて前記半導体レーザの発光量を検出する検
    出手段と、 いずれか一つの進路が前記受光面を通るように、前記半
    導体レーザから射出された光の進路を複数に分割する分
    割手段とを備えたことを特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体レーザは前記半導体基板に複
    数個形成され、 前記検出手段は、前記半導体レーザのそれぞれに対応し
    て形成される複数のフォトダイオードからなる請求項1
    に記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記半導体レーザは、前記半導体
    基板において直線的に配列された請求項2に記載の光源
    装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板と前記分割手段を一体的
    に保持すると共に、前記半導体レーザまたは前記検出手
    段に接続される端子を有する保持手段をさらに備えた請
    求項1に記載の光源装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段により検出された前記発光
    量に応じて前記半導体レーザの出力を制御すると共に、
    前記保持手段に保持される制御手段をさらに備えた請求
    項4に記載の光源装置。
  6. 【請求項6】 前記保持手段は、前記半導体レーザより
    射出された光を平行光束とするためのレンズが装着され
    た筐体の位置を決定するための当接部を含む請求項4に
    記載の光源装置。
  7. 【請求項7】 前記当接部は、前記レンズの光軸を中心
    軸とした前記保持手段の回動を可能とする係合部を含む
    請求項6に記載の光源装置。
  8. 【請求項8】 前記分割手段から射出された光を集光
    し、前記検出手段の前記受光面に供給する集光手段をさ
    らに備えた請求項1に記載の光源装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体レーザ及び前記検出手段は、
    1対1に対応するよう前記半導体基板にそれぞれ複数個
    形成され、 前記集光手段は、前記半導体レーザのそれぞれに対応し
    て設けられた複数のレンズから構成される請求項8に記
    載の光源装置。
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