JP2002026172A - フレキシブル配線基板およびその製造方法 - Google Patents

フレキシブル配線基板およびその製造方法

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JP2002026172A
JP2002026172A JP2000206075A JP2000206075A JP2002026172A JP 2002026172 A JP2002026172 A JP 2002026172A JP 2000206075 A JP2000206075 A JP 2000206075A JP 2000206075 A JP2000206075 A JP 2000206075A JP 2002026172 A JP2002026172 A JP 2002026172A
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layer
plating
flexible wiring
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Kenzo Fujii
健三 藤井
Taro Hirai
太郎 平井
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のサブトラクト配線基板には次の問題が
ある。実用的な銅箔の厚さの下限が18μmのため超微
細配線ができない。まためっき電源線がノイズの発生源
またはノイズのアンテナとなり、特に高周波のICに使
用できない。 【解決手段】 基材11全面に薄い無電解銅めっき層1
2を形成し、次にめっきレジストで配線パターンを形成
し、次に無電解銅めっき層12をめっき電源線およびめ
っき電極として厚い電気銅めっき層13およびその保護
めっき層14,15を形成する。そしてレジストパター
ンおよびレジストパターン直下の無電解めっき層12を
除去する。このフレキシブル配線基板10は、銅層の厚
さが10μm以下にできるため超微細配線が可能であ
る。まためっき電源線がない。さらにニッケルめっき層
にリンまたはボロンが含有されていない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はBGA(ボールグリ
ッドアレイ)、CSP(チップサイズパッケージ)など
の半導体実装に使われる、インターポーザーとも呼ばれ
る、半導体と回路基板とを接続するフレキシブル配線基
板に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンチップとフレームをワイヤーボ
ンディングで結びモールド樹脂から多数の外部端子を四
方に引き出す従来のICパッケージは、端子が数百を超
えるICでは実装面積が大きすぎるため敬遠され、代わ
りにシリコンチップを微細な導電性バンプで配線基板に
接続し、その配線基板を大きな導電性バンプで回路基板
に接続する、CSPと呼ばれる実装方法が普及してい
る。なお前記配線基板はインターポーザーとも呼ばれ
る。シリコンチップと回路基板の直接接続は、電極ピッ
チが違いすぎる、シリコンチップの品質保証が困難、ク
リーンルームが必要などの問題があるため普及が難し
く、上述のような両者間に配線基板をはさんだ実装が普
通である。本発明は前記配線基板の構造と製造方法に関
する。
【0003】図4に、シリコンチップ41を微細な導電
性バンプ42で配線基板43に接続し、その配線基板4
3を大きな導電性バンプ44で回路基板45に接続し
た、従来の実装構造の一例40の断面図を示す。図示の
ように配線基板43上の配線43Aが中継となって、シ
リコンチップ41−微細な導電性バンプ42−配線43
A−大きな導電性バンプ44−回路基板45という電気
回路が作られ、シリコンチップ41と回路基板45が電
気的に結ばれる。
【0004】図5に、図4に示したシリコンチップ41
(破線)と配線基板43を回路基板45(図5には図示
しない)に接続する従来の実装構造の一例40の平面図
(a)と配線基板43の部分拡大断面図(b)を示す。
平面図(a)のようにシリコンチップ41を微細な導電
性バンプ42で配線基板43に接続し、その配線基板4
3を大きな導電性バンプ44で回路基板45に接続す
る。このようにしてシリコンチップ41の100μm程
度の細かい電極ピッチを配線基板43を介在させて30
0μm程度の大きな電極ピッチに変換する。この変換に
より回路基板45の配線ピッチに合わせ、シリコンチッ
プ41を無理無く回路基板45に接続できるようにす
る。
【0005】図5の断面図(b)に示す従来の配線基板
43の断面構造は、厚さ125μmのフレキシブルなポ
リイミド基材43Bの表面に、接着剤層43C、厚さ1
8μmの銅層43D、厚さ2μmのニッケル層43E、
厚さ1μmの金層43Fの多層構造からなる配線43A
が設けてある。ここで銅層43Dは電流の主路、ニッケ
ル層43Eは金層43Fが銅層43Dに拡散することの
防止層、金層43Fは銅層43Dおよびニッケル層43
Eの酸化を防ぎ導電性バンプ42,44との接続を確実
にするためのものである。なお従来の配線基板には銅層
のみのものもあるが、銅層は表面が酸化しやすいため、
フラックスが使用できる通常のプリント板では問題ない
が、フラックスの使用できないCSP用配線基板には適
さない。
【0006】従来の配線基板43の製造方法を図6を参
照して以下に説明する。まず厚さ18μmの銅箔43D
を接着剤43Cで全面に張ったポリイミド基材43Bの
表面に、フォトレジスト(図示せず)で配線43Aのネ
ガパターン(図示せず)を形成する。このときネガパタ
ーンには配線43Aに加えて、配線43Aの周囲のめっ
き枠43Gと、めっき枠43Gと各配線43Aを結ぶめ
っき電源線43Hも形成する。次にフォトレジストに隠
れていない部分の銅箔43Dをエッチング除去する。さ
らにフォトレジストを除去する。次にめっき枠43Gに
めっき電源(図示せず)を接続し、パターン化された銅
箔43D上にニッケル層43E、金層43Fを順次電気
めっきにより形成する。最後に配線43A周囲のめっき
枠43Gを切り離すと図5に示す配線基板43が完成す
る。図5のようにめっき電源線43Hが配線43Aの周
囲に残る。
【0007】ここで特にニッケル層43Eを無電解めっ
きで形成しない理由は次の通りである。実用となってい
る無電解ニッケルめっき液には必ずリンまたはボロンが
含まれている。周知のとおり、リン、ボロンは微量でも
シリコンチップ41の特性に影響を与える。配線基板4
3はシリコンチップ41のごく近くにあるため配線43
Aに無電解ニッケルが使われているとシリコンチップ4
1への影響が心配され信頼性が保証できない。したがっ
てニッケル層43Eは必ず電気めっきで形成する。従っ
てめっき電源線43Hは避けられない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したサブトラクト
と呼ばれる従来の配線基板43には次の問題がある。ま
ず実用的な銅箔の厚さの下限が18μmであるため銅層
43Dの厚さの下限が18μmとなるが、18μmの銅
層43Dは厚すぎて集積度の高いICの配線基板に必要
な超微細配線ができない。次にめっき電源線43Hが配
線基板43周囲に残っているが、めっき電源線43Hは
ノイズの発生源またはノイズのアンテナとなり、特に高
周波のICの場合に問題を生じる。
【0009】なお従来のサブトラクト配線基板の問題を
解決するためフルアディティブ配線基板が提案されてい
るが、フルアディティブ配線基板は生産性が低いうえ
に、リンまたはボロンを含む無電解ニッケルめっき液を
使用しなければならない。前に述べたようにリンまたは
ボロンを含有する無電解ニッケルめっき層はシリコンチ
ップの信頼性を低めるので望ましくない。さらに従来提
案されたフルアディティブ配線基板はスパッタ−、イオ
ンプレーティングのような高価なドライプロセスを含む
ためコストが高い。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来のサブトラクト配線
基板、フルアディティブ配線基板の問題を解決するた
め、本発明のフレキシブル配線基板では、まず基材全面
に薄い無電解銅めっき層を形成し、次にめっきレジスト
で配線パターンを形成し、次に無電解銅めっき層をめっ
き電源線およびめっき電極として厚い電気銅めっき層お
よびその保護めっき層を形成する。そしてレジストパタ
ーン、ついでレジストパターン直下の無電解銅めっき層
を除去する。このようにして作られたフレキシブル配線
基板は、銅層の厚さが10μm以下にできるため超微細
配線が可能である。また完成品にはめっき電源線がない
のでノイズの発生源またはノイズのアンテナがなく、特
に高周波のIC用に好適である。さらにニッケルめっき
層にリンまたはボロンが含有されていないためシリコン
チップの信頼性の問題が生じない。
【0011】まためっき前に基材を粗化するため無電解
銅めっきの接着強度が強く、セミアディティブでありな
がらスパッタ−、イオンプレーティングのような高価な
ドライプロセスを必要とせず安価なめっきプロセスで全
工程を実行できる。
【0012】請求項1記載の発明は、配線の少なくとも
一部を電気めっきにより形成したフレキシブル配線基板
において、前記フレキシブル配線基板の完成品内に前記
電気めっき用の電源線が存在しないことを特徴とするフ
レキシブル配線基板である。
【0013】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
のフレキシブル配線基板において、前記配線が無電解め
っき層と電気めっき層からなる多層構造であることを特
徴とするフレキシブル配線基板である。
【0014】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
のフレキシブル配線基板において、前記無電解めっき層
が銅めっき層で、前記電気めっき層が、銅めっき層と、
金めっき層であることを特徴とするフレキシブル配線基
板である。
【0015】また請求項4記載の発明は、請求項2記載
のフレキシブル配線基板において、前記無電解めっき層
が銅めっき層で、前記電気めっき層が、銅めっき層と、
銀めっき層またはすずめっき層またはパラジウムめっき
層であることを特徴とするフレキシブル配線基板であ
る。
【0016】また請求項5記載の発明は、請求項2記載
のフレキシブル配線基板において、前記無電解めっき層
が銅めっき層で、前記電気めっき層が、銅めっき層と、
ニッケルめっき層と、金めっき層であることを特徴とす
るフレキシブル配線基板である。
【0017】また請求項6記載の発明は、請求項2記載
のフレキシブル配線基板において、前記無電解めっき層
が銅めっき層で、前記電気めっき層が、銅めっき層と、
ニッケルめっき層と、銀めっき層またはすずめっき層ま
たはパラジウムめっき層であることを特徴とするフレキ
シブル配線基板である。
【0018】また請求項7記載の発明は、請求項1〜6
記載のフレキシブル配線基板において、基材の表面がめ
っき前に粗化されていることを特徴とするフレキシブル
配線基板である。
【0019】そして請求項8記載の発明は、基材の表面
に粗化処理を施し、次に前記表面にめっき触媒を付与
し、次に前記表面に無電解めっきを施し、次に前記無電
解めっき上にめっき用レジストパターンを付与し、次に
前記無電解めっきをめっき電源線およびめっき電極とし
て電気めっきで配線を形成し、次に前記レジストパター
ンおよび前記レジストパターン直下の前記無電解めっき
を除去し、最終的にフレキシブル配線基板完成品内には
前記電気めっき用の電源線が存在しないようにすること
を特徴とするフレキシブル配線基板の製造方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を用いて説
明する。図1は本発明のフレキシブル配線基板の一実施
例10の平面図(a)、部分拡大断面図(b)である。
図において11は厚さ125μmのポリイミド基材、1
2は厚さ0.5μmの無電解銅めっき層、13は厚さ1
0μmの電気銅めっき層、14は厚さ2μmの電気ニッ
ケルめっき層、15は厚さ1μmの電気金めっき層で、
前記の4つのめっき層により配線16が形成されてい
る。なお基材11は芳香族ポリエステルを代表とする液
晶ポリマー材でもよい。なお破線17はシリコンチップ
の位置を示す。
【0021】従来のフレキシブル配線基板43と比較し
て本発明のフレキシブル配線基板の一実施例10のメリ
ットは次の通りである。まず銅層13の厚さが10μm
と薄いため超微細配線が可能である。なお必要があれば
銅層13の厚さは5μm程度にも薄くできる。次に配線
16の周辺にめっき電源線がないためノイズの発生源ま
たはノイズのアンテナがなく、特に高周波のIC用に好
適である。さらにニッケルめっきが電気めっきのためニ
ッケルめっき層14にリンまたはボロンが含有されてお
らずシリコンチップ17の信頼性の問題が生じない。
【0022】次に図2〜3を用いて、図1の本発明のフ
レキシブル配線基板の一実施例10の製造工程を説明す
る。図2(a)は本発明のフレキシブル配線基板10の
基材11の、縦70mm横100mm厚さ125μmの
ポリイミドフィルム11の部分拡大断面図である。
【0023】次に図2(b)に示すように、基材11の
表面11Aをウェットブラストにより粗化する。ウェッ
トブラストは砥粒を混合した高圧液体と高圧エアーを同
時に基材11表面に吹き付けて基材11表面を粗化する
粗化方法である。その処理条件の一例は次の通りであ
る。砥粒:ヌープ硬度2200、平均粒径0.2mmの多
角形砥粒、砥粒濃度:25%、液体圧力:100KP
a、エアー圧力:150KPa。そして粗化された表面
11Aの平均粗度の一例は0.2μmである。このよう
に基材11を粗化する理由は次の通りである。もし基材
11を粗化しないで後述する無電解銅めっきをおこなう
と、無電解銅めっき層と基材11の間の接着力が非常に
弱いため無電解銅めっき層は簡単にはがれてしまう。し
かし基材11を粗化しておくと無電解銅めっき層は基材
11の粗化面の凹凸に食い込み、アンカー効果により強
固に付着する。そして以後の加工によっても無電解めっ
き層が基材11からはがれることはない。
【0024】次に図2(c)に示すように、基材11の
粗化された表面11Aにパラジウム触媒を付与し、その
パラジウム触媒を核として厚さ0.5μmの無電解銅め
っき層12を形成する。
【0025】次に図2(d)に示すように、無電解銅め
っき層12の表面に厚さ100μmのフィルムレジスト
11Bをラミネートする。
【0026】次に図2(e)に示すように、フォトリソ
グラフィーによりフィルムレジスト11Bの、後工程で
配線を形成する部分11Cを除去して、無電解銅めっき
層12を露出させる。
【0027】次に図2(f)に示すように、露出した無
電解銅めっき層12の表面に、無電解銅めっき層12を
めっき電極として、厚さ10μmの電気銅めっき層13
を形成する。このとき基材11の端に電気めっき用の端
子18を接続する。電気めっきの電流は端子18から無
電解銅めっき層12を通りめっき液に流れる。このよう
に無電解銅めっき層12をめっき電極以外に電気めっき
の電源線としても用いるのが本発明のフレキシブル配線
基板の特徴である。
【0028】次に図3(g)に示すように、電気銅めっ
き層13の表面に厚さ2μmの電気ニッケルめっき層1
4、厚さ1μmの電気金めっき層15を形成する。この
ときも電気めっきの電流は端子18から無電解銅めっき
層12を通る。
【0029】次に図3(h)に示すように、フィルムレ
ジスト11Bを除去する。このままでは各配線16が、
無電解銅めっき層12により電気的にショートしている
ため、各配線16の間隙にある無電解銅めっき層12を
エッチングして除去する。このとき同時に無電解銅めっ
き層12のうち電気めっきの端子18を接続した部分も
除去されるため、結果的に電気めっきの電源線が除去さ
れることになる。これが本発明のフレキシブル配線基板
の製造方法の特徴である。
【0030】図3(i)は、各配線16の間隙にあった
無電解銅めっき層12をエッチング除去した状態を示
し、これが本発明のフレキシブル配線基板の一実施例1
0の完成品である。
【0031】上述した本発明のフレキシブル配線基板の
一実施例10においては、配線16が無電解銅めっき層
12、電気銅めっき層13、電気ニッケルめっき層1
4、電気金めっき層15の4層から構成されていた。配
線の構成としてはほかに次のものも可能である。
【0032】まず電気ニッケルめっき層を省略した、無
電解銅めっき層、電気銅めっき層、電気金めっき層の3
層構成がある。この構成はめっき工程が短い一方、電気
金めっき層が全部電気銅めっき層に拡散しないように電
気金めっき層を厚くする必要がある。
【0033】つぎに無電解銅めっき層、電気銅めっき
層、電気ニッケルめっき層の上に、電気銀めっき層また
は電気すずめっき層または電気パラジウムめっき層を形
成した4層構成がある。この構成は導電性バンプの種類
によって、電気金めっき層よりも、電気銀めっき層また
は電気すずめっき層または電気パラジウムめっき層の方
が適していることがあるときに使われる。
【0034】また電気ニッケルめっき層を省略して、無
電解銅めっき層、電気銅めっき層の上に、電気銀めっき
層または電気すずめっき層または電気パラジウムめっき
層を形成した3層構成がある。この構成もめっき工程が
短い一方、電気銀めっき層または電気すずめっき層また
は電気パラジウムめっき層が全部電気銅めっき層に拡散
しないように、電気銀めっき層または電気すずめっき層
または電気パラジウムめっき層を厚くする必要がある。
【0035】
【発明の効果】本発明のフレキシブル配線基板は、銅層
の厚さが10μm以下にできるため超微細配線が可能で
ある。また完成品にはめっき電源線が残っていないので
ノイズの発生源またはノイズのアンテナがなく、特に高
周波のIC用に好適である。さらにニッケルめっき層に
リンまたはボロンが含有されていないためシリコンチッ
プの信頼性の問題が生じない。またセミアディティブで
ありながらスパッタ−、イオンプレーティングのような
高価なドライプロセスを必要とせず安価なめっきプロセ
スで全工程を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフレキシブル配線基板の一実施例の
平面図(a)、部分拡大断面図(b)
【図2】 本発明のフレキシブル配線基板の一実施例の
製造工程の説明図
【図3】 本発明のフレキシブル配線基板の一実施例の
製造工程の説明図
【図4】 従来の実装構造の一例の断面図
【図5】 従来の実装構造の一例の平面図(a)、配線
基板の部分拡大断面図(b)
【図6】 従来の配線基板の一例の平面図
【符号の説明】
10 フレキシブル配線基板 11 基材 11A 基材表面 11B フィルムレジスト 11C 配線形成部 12 無電解銅めっき層 13 電気銅めっき層 14 電気ニッケルめっき層 15 電気金めっき層 16 配線 17 シリコンチップ位置 18 電気めっきの端子 40 従来の実装構造の一例 41 シリコンチップ 42,44 導電性バンプ 43 配線基板 43A 配線 43B ポリイミド基材 43C 接着剤 43D 銅層、銅箔 43E ニッケル層 43F 金層 43G めっき枠 43H めっき電源線 45 回路基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線の少なくとも一部を電気めっきにより
    形成したフレキシブル配線基板において、前記フレキシ
    ブル配線基板の完成品内に前記電気めっき用の電源線が
    存在しないことを特徴とするフレキシブル配線基板。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフレキシブル配線基板にお
    いて、前記配線が無電解めっき層と電気めっき層からな
    る多層構造であることを特徴とするフレキシブル配線基
    板。
  3. 【請求項3】請求項2記載のフレキシブル配線基板にお
    いて、前記無電解めっき層が銅めっき層で、前記電気め
    っき層が、銅めっき層と、金めっき層であることを特徴
    とするフレキシブル配線基板。
  4. 【請求項4】請求項2記載のフレキシブル配線基板にお
    いて、前記無電解めっき層が銅めっき層で、前記電気め
    っき層が、銅めっき層と、銀めっき層またはすずめっき
    層またはパラジウムめっき層であることを特徴とするフ
    レキシブル配線基板。
  5. 【請求項5】請求項2記載のフレキシブル配線基板にお
    いて、前記無電解めっき層が銅めっき層で、前記電気め
    っき層が、銅めっき層と、ニッケルめっき層と、金めっ
    き層であることを特徴とするフレキシブル配線基板。
  6. 【請求項6】請求項2記載のフレキシブル配線基板にお
    いて、前記無電解めっき層が銅めっき層で、前記電気め
    っき層が、銅めっき層と、ニッケルめっき層と、銀めっ
    き層またはすずめっき層またはパラジウムめっき層であ
    ることを特徴とするフレキシブル配線基板。
  7. 【請求項7】請求項1〜6記載のフレキシブル配線基板
    において、基材の表面がめっき前に粗化されていること
    を特徴とするフレキシブル配線基板。
  8. 【請求項8】基材の表面に粗化処理を施し、次に前記表
    面にめっき触媒を付与し、次に前記表面に無電解めっき
    を施し、次に前記無電解めっき上にめっき用レジストパ
    ターンを付与し、次に前記無電解めっきをめっき電源線
    およびめっき電極として電気めっきで配線を形成し、次
    に前記レジストパターンおよび前記レジストパターン直
    下の前記無電解めっきを除去し、最終的にフレキシブル
    配線基板完成品内には前記電気めっき用電源線が存在し
    ないようにすることを特徴とするフレキシブル配線基板
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7458149B2 (en) 2004-10-19 2008-12-02 Fujitsu Limited Printed circuit board and method of manufacturing the same
JP2009071066A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Sumitomo Metal Mining Package Materials Co Ltd Cof配線基板及びその製造方法

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