JP2002025727A - 灯具の防水構造 - Google Patents

灯具の防水構造

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JP2002025727A
JP2002025727A JP2000210525A JP2000210525A JP2002025727A JP 2002025727 A JP2002025727 A JP 2002025727A JP 2000210525 A JP2000210525 A JP 2000210525A JP 2000210525 A JP2000210525 A JP 2000210525A JP 2002025727 A JP2002025727 A JP 2002025727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール部分の構造を簡単にする。 【解決手段】 バルブソケットの一端側はパネル7の取
付け孔8に差し込まれて取付けがなされる。他端側は側
面から電線Wが引き出されるとともに、この電線Wが引
き出される部分はシール部材22が成形される。このシ
ール部材22は電線Wの引き出し部分のシールを行うと
ともに、パネル7との対向面に圧着面22Aを形成して
おり、バルブソケットがパネル7に取り付けられたとき
にはパネル7と密着してパネル7との間の水密性を確保
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、灯具の防水構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】灯具に対する防水構造としては、実開平
4−51784号のもの等が知られている。このもの
は、図16に示すように、バルブBを収容するバルブソ
ケット30の外周面にシールリング31が嵌め込まれ、
バルブソケット30をパネル32に取り付けたときにシ
ールリング31がパネル32に圧着することで、バルブ
ソケット30とパネル32との間のシールがなされるよ
うにしている。また、バルブソケット30内には各バル
ブBに対する給電用の端子金具33が複数本収容され、
それぞれには外部へ引き出される電線Wが接続されてい
る。各電線Wはバルブソケット30に嵌め込まれるゴム
栓34に一括して差し込まれ、電線Wとバルブソケット
30とのシールが図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造のものでは、電線Wとバルブソケット30との間、
及びパネル32とバルブソケット30との間のシール
が、それぞれ別個のシール部材によってなされているた
め、部品点数が多く管理上、あるいは取付け作業上も不
利であった。本発明は上記の事情に鑑みて開発工夫され
たものであり、その目的は、シール構造を構成する部品
の点数を減少させることができる防水構造を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、一端側がバルブを収容するバル
ブ収容側とされ、他端側が前記バルブに対する給電用の
端子金具に接続された電線の引き出し側とされるととも
に、前記バルブ収容側をパネルの取付け孔に差し込んで
バルブソケットの装着がなされる灯具において、前記電
線の引き出し側は前記電線の引き出し後に成形されたシ
ール部材によって被覆され、かつこのシール部材は前記
電線を水密状態で挿通し、かつ前記パネルの取付け孔周
りに密着してこのパネルとバルブソケットとの間を水密
状態に保持することを特徴とするものである。また請求
項2の発明では、請求項1記載のものにおいて、前記バ
ルブソケットにおける前記電線の引き出し側のうち、前
記シール部材によって覆われる部分には、このシール部
材の成形肉を食い込ませるための凹凸部が形成されてい
ることを特徴とするものである。さらに請求項3の発明
では、請求項1または2記載のものにおいて、前記電線
は、前記バルブソケットの電線引き出し側の側面から引
き出され、かつ前記バルブソケットのバルブ収容側の外
側面には、径方向外方へ向けてバヨネット片が突出する
一方、取付け孔の孔縁には前記バヨネット片を通過可能
な逃がし孔が切り欠き形成され、前記バヨネット片がこ
の逃がし孔を通過した状態でバルブソケット全体を軸周
りに回転させることによってバルブソケットを抜け止め
した状態で装着可能となっており、また、前記バルブソ
ケットの径方向に関する前記バヨネット片の先端位置
が、前記シール部材のうち前記バヨネット片と対向する
側の面の内周縁の位置よりも内側に配されていることを
特徴とするものである。
【0005】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、バ
ルブソケットから電線を引き出した後において、バルブ
ソケットにおける電線の引き出し側はシール部材によっ
て覆われる。この状態で、バルブ収容側をパネルの取付
け孔に差し込んでバルブソケット全体をパネルに対して
固定すると、バルブソケットと電線との間及びバルブソ
ケットとパネルとの間が、それぞれシール部材によって
水密状態が保持される。したがって、シール部材がこれ
らシールすべき二種類の部位を同時にシールすることが
できるため、部品点数の減少とそれに伴う作業性の向上
が期待できる。また、請求項2の発明によれば、バルブ
ソケットに凹凸部を形成しておくことによって、シール
部材を成形するときに、この凹凸部に成形肉が入り込
む。これによって、バルブソケットに対するシール部材
の剥がれ、あるいはずれが抑制できる。請求項3の発明
によれば、バヨネット片の先端位置よりシール部材の内
周縁の位置を、バルブソケットの径方向に関して外側に
設定したため、シール部材を成形するための金型を、電
線を挟む位置においてバルブソケットの軸方向に沿って
開閉させる構造とすることができる。逆に、バヨネット
片の先端位置をシール部材の内周縁の位置よりも外側に
配したものでは、引き出される電線を挟み込む金型の一
方は、バルブソケットの軸方向に開閉するものとなる
が、他方側ではバヨネット片との干渉を避けるために、
バルブソケットの径方向へ開閉するものとならざるを得
ず、金型が複雑とならざるを得ない。これに対し、請求
項3の発明では、電線を挟むような方向のみに開閉する
金型だけでよいため、金型構造が簡単である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。この実施形態の灯具は二種3個
のバルブ装置を一つのユニットとして構成されている。
図1はこのユニットの構成要素の配線状況を示すもので
あり、図のものはバルブB内に2本のフィラメントを有
する、いわゆるダブル球用のバルブソケット1を一つ、
またバルブ内に1本のフィラメントを有する、いわゆる
シングル球用のバルブソケット2を2つ、さらにはこれ
らに対する給電のために、外部電源と接続するためのコ
ネクタ3とから構成されている。そして、これらのいず
れもが、図6あるいは図7などに示されるように、灯具
のパネル7にそれぞれ貫設された取付け孔8に装着され
る。
【0007】まず、バルブBを収容するバルブソケット
1,2について説明すると、各バルブソケット1,2は
バルブBを収容可能に形成されたソケット本体4と、こ
のソケット本体4の下面側に取り付けられて電線Wが布
線されるベース部材5(ソケットベース)とからなって
おり、いずれも合成樹脂材によって一体に形成されてい
る。
【0008】ソケット本体4は上下に貫通する筒状をな
すバルブ収容部6(先端側が本発明のバルブ収容側に相
当する)を有し、内部はシングル球、ダブル球のいずれ
か対応するものを収容可能に形成されている。このバル
ブ収容部6はパネル7の取付け孔8へ挿通可能であると
ともに、バルブ収容部6の外側面には4個のバヨネット
片9が約90゜毎に突出している。これらバヨネット片
9はパネル7の取付け孔8に対応して形成された逃がし
孔10に適合して嵌め込み可能であり、さらに各逃がし
孔10に適合して嵌め込んだ後にバルブソケット1,2
全体を回転させてやれば、バヨネット片9が取付け孔8
の孔縁に係止してパネル7に対するバルブソケット1,
2の抜け止めがなされる。
【0009】さらに、バルブ収容部6内にはバルブBを
抜け止め状態に保持するための係止アーム6Aが一対、
それぞれ撓み可能に設けられている(図7参照)。両係
止アーム6AはバルブBを挟んで僅かに幅方向へ偏位し
た位置に配されており、バルブB側に対して弾性的に係
止することでバルブBの抜け止めを行っている。また、
バルブ収容部6内にはバルブBへの給電のための圧接端
子11A,11Bが組み込まれており、上記した係止ア
ーム6Aが設けられている位置の外側に偏位して配され
ている。圧接端子11A,11Bは収容されるバルブB
の種類に応じてその個数、及び端子の種類が選択され、
バルブ収容部6の底面側から挿入して組み込まれる。各
圧接端子11A,11Bは、上端側は山形状に折り返さ
れてばね性を有した接触部18となっており、バルブB
を厚み方向両側から挟み込んで保持するとともに、バル
ブBの接点部(詳しくは図示しないが、バルブの厚み方
向の両側に導線が引き出されている。)に対して弾性的
に接触可能となっている。
【0010】一方、圧接端子11A,11Bの下端側は
圧接部19となっており、この圧接部19は圧接溝13
を有する一対の圧接片12によって構成されている。各
圧接溝13は、圧接端子11A,Bがバルブ収容部6内
に組み込まれたときに、溝の開口側がバルブ収容部6の
下面側へ向くようにしてある。また、圧接溝13はこの
溝13内へ電線Wを押し込むことによって、電線Wの被
覆に切り込みを入れ、内部の芯線と接触して電気的導通
をとれるようになっている。上記の構成の圧接端子11
A,Bのうち、シングル球用のバルブソケット2につい
ては、一対の圧接端子11Aのみが対向して組み込ま
れ、ダブル球用のバルブソケット1については、これに
加えて接触部18は一対備えるが、これらは連結片20
にて接続された構成となったものが組み込まれている。
【0011】また、バルブ収容部6の途中の高さ位置に
は張り出し縁14が配されている。この張り出し縁14
はバルブ収容部6と同心で環状に張り出しており、次述
するベース部材5の上面を閉止可能に形成されている。
ベース部材5は、ソケット本体4への組み付けに先立っ
て電線Wを布線しておくためのものであり、バルブ収容
部6のうち張り出し縁14より下側部分に嵌合可能な円
形の浅皿状をなして形成されている(ベース部材5が設
けられる側が本発明の電線の引き出し側となる)。この
ベース部材5の底面には、同ベース部材5をソケット本
体4に嵌着したときに、圧接端子11A,11Bの圧接
溝13へ電線Wを押し込んで保持しておくための電線押
さえ15が、当該バルブソケット内に布線される電線数
に応じた数だけ起立して設けられている。また、ベース
部材5の周壁には、上縁から縦向きに電線挿通溝16が
複数本切り込んで形成されている。したがって、予めベ
ース部材5の各電線挿通溝16に電線Wを差し込みなが
ら布線作業を行い、その状態でベース部材5をソケット
本体4に嵌合させれば、電線Wはバルブ収容部6の下部
壁面とベース部材5の内壁面との間に噛み込んで保持さ
れる。
【0012】各バルブに対する給電用のコネクタ3につ
いて説明すると、コネクタ3も上記したバルブソケット
1,2同様、圧接端子11A,11Bを収容する端子収
容部3Aと、これに嵌着されるベース部3Bとの二体構
造となっている。相違する点は、端子収容部3Aは上面
が閉止されている点、ベース部3Bには図示しない相手
側コネクタ3と嵌合可能に形成された嵌合部3Cが突出
する点が相違し、さらには端子についても次のように相
違している。すなわち、詳細には図示されないが、端子
はベース部3B内に取り付けられ、一端側には圧接部1
9が備えられ、端子収容部3A側に収容される。他端側
は雄タブ17が形成され、嵌合部3C内に突出してい
る。
【0013】次に、灯具の組立工程を図6によって説明
すると、まず、ソケット本体4におけるバルブ収容部6
に対し底面側から圧接端子11A,11Bを差し込んで
装着しておく。このとき、圧接端子11A,11Bの接
触部18はバルブBが収容される空間内に位置し、圧接
部19はバルブ収容部6の下部側に位置している。
【0014】一方、一本の長い電線Wを用意し、コネク
タ3および各バルブソケット1,2間の布線を行う。こ
の場合には、電線Wをコネクタ3、各バルブソケット
1,2におけるベース部材5の各電線押さえ15を通過
させ、かつ電線挿通溝16内へ深く差し込みつつ布線作
業を行う。この実施形態では、図2に示すようにして布
線がなされている。具体的には、コネクタ3における所
定の位置(図2においてSで示される位置)を始端と
し、次いでダブル球用バルブソケット1内に導入され、
一旦は外部に導出されてループを作りながら、再度内部
に導入され、その後改めて外部へ導出される。続いて、
両シングル球用のバルブソケット2に対し順に架け渡
し、次いで、コネクタ3内を通過させた後、外部でUタ
ーンさせて再度コネクタ3内を通過させ、続いて両シン
グル球用バルブソケット2に順に架け渡す。その後、コ
ネクタ3の内部に導入された電線Wを上記したのと同じ
要領でコネクタ3内を二度通過させ、ダブル球用バルブ
ソケット1内へ導入し、終端(図2においてEで示され
る位置)を同ソケット1から僅かに突出させておく。
【0015】こうして、コネクタ3及び各バルブソケッ
ト1,2に対する布線作業が完了すれば、ベース部材5
をソケット本体4に嵌合させ、あるいはベース部3Bを
端子収容部3Aに嵌合させる。これによって、電線Wが
各バルブソケット1,2及びコネクタ3内部において圧
接端子11A,11Bと接続される。すなわち、電線W
は各電線押さえ15によって対応する圧接端子11A,
11Bの圧接溝13へ押し込まれ、その過程で被覆に切
り込みが入れられ、芯線との接触が図られる。
【0016】次に、図2においてバルブソケット1,2
及びコネクタ3の外側に引き出された電線のうち破線で
示されている部分は切り落とされ、すなわちコネクタ3
及びダブル球用バルブソケット1から外部へループ状に
引き出される部分、両シングル球用バルブソケット2間
を結ぶ一経路が切り取られ、これによって各バルブに対
する給電回路が構成される。
【0017】この後、電線Wによって相互間の接続がな
されたコネクタ3及び各バルブソケットは後述するシー
ル部材成形用金型に仕掛けられ、ここでベース部材5の
全面を覆うようにしてエラストマーのモールド成形がな
される。成形されたシール部材22は、ベース部材5の
底面全面から全側面に及び、さらにはソケット本体4の
張り出し縁14の周縁から上面にかけての範囲を被覆し
ている。これにより、ベース部材5とソケット本体4と
の嵌合部分がシールされ、かつ切断工程で切り落とされ
た電線Wの切断端面に対しては、このシール部材22内
に埋め込むことでシールを行い、さらにはコネクタ3と
の間及び各バルブソケット1,2相互の間をつなぐ電線
Wに対してはその被覆周りをシールしつつ外部に引き出
すようにしている。
【0018】また、シール部材22の上面は、バルブソ
ケットをパネル7に装着したときに、パネル7との間の
シールを行う圧着面22Aとなっている。この圧着面2
2Aにおける外周寄りの位置には環状にシール縁22C
が突出し、取付け孔8周りの面に密着するようにしてい
る。さらに、この圧着面22Aの内周縁22Bはバルブ
ソケットを軸方向上方から見た場合に、各バヨネット片
9の先端位置より外方に位置するようになっている。こ
れは金型構造上の理由によるものである(図11及び図
12参照)。
【0019】すなわち、図11に示すように、シール部
材22を成形するための金型23,24は、本実施形態
においては、図示上下に対をなして上下方向に開閉する
構造のものとなっている。このような上下に型開きする
構造のものであっても、金型23,24が各バヨネット
片9と干渉することはなく、したがって金型23,24
は、シール部材22から引き出される電線Wを境にして
上下に分割される。これに対し、図12に示すように、
圧着面22Aの内周縁を各バヨネット片9の先端位置を
越えて内側に入り込む位置にまで延ばすと、電線Wより
上方の金型を上下方向に開閉させたのではバヨネット片
9に干渉してしまう。したがって、上側の金型は側方へ
開閉する金型25A,25Bとならざるを得ず、このた
め上記した本実施形態の金型よりも型構造が複雑となっ
てしまうが、本実施形態のものは上下の金型だけでよい
ため、型構造が簡単でよい。
【0020】上記のようにしてシール部材22の成形が
なされた各バルブソケット及びコネクタ3については、
灯具のパネル7に対する取り付けの作業がなされる。ま
ず、バルブ収容部6の先端側をパネル7の取付け孔8に
向け、かつ各バヨネット片9を逃がし孔10に適合させ
てそのまま押し入れ、パネル7を通過させる。そして、
圧着面22Aをパネル面に押し当てて圧縮しながら、バ
ルブソケット全体を回転させる。これにより、各バヨネ
ット片9が取付け孔8の孔縁に係止するため、各バルブ
ソケット及びコネクタ3がパネル7に対して抜け止めさ
れた状態で取り付けられる。上記の作業を各バルブソケ
ット及びコネクタ3に対してそれぞれ行えば、灯具の組
み付け作業が完了する。
【0021】この取付け状態においては、圧着面22A
(シール縁22C)がパネル7面に密着するため、パネ
ル7と各バルブソケット1、2間あるいはコネクタ3と
の間のシールがなされる。また、ソケット本体4とベー
ス部材5との嵌合部分も同様にシール部材22によって
覆われてシールがなされる。つまり、単一のシール部材
22によって、バルブソケット(コネクタ)とパネル7
との間、ソケット本体4とベース部材5との嵌合部分、
各電線Wの引き出し部、さらには電線Wの切断箇所のい
ずれをもシールすることができる。したがって、従来に
比較して、シールのための部品点数を減少させることが
でき、作業性の向上にも寄与する。
【0022】以上のように、本実施形態よれば、コネク
タ3及び各バルブソケット1,2間の布線をする場合
に、各圧接端子11A,11Bに対する圧接作業だけで
すむ。そして、その後にシール部材22を成形すること
で、バルブソケット1,2からの電線Wの引き出し部
分、電線Wの切断端面、電線Wの終端、さらにはパネル
7の取付け孔8周り、及びソケット本体4とベース部材
5との間の各シールがなされるため、灯具の取付け作業
及び防水性確保のための作業のいずれをも簡単に行うこ
とができる。したがって、作業全体の自動化も可能とな
る。また、本実施形態では、各バヨネット片9との干渉
を避けつつ上下に開閉する金型構造を採用したため、金
型構造も簡単ですむ。
【0023】図13及び図14は本発明の実施形態2に
係るバルブソケットを示すものである。ソケット本体4
の張り出し縁14の上面には図示4個の食い込み孔26
(本発明の凹凸部に相当する)がほぼ90度毎に配され
ている。このようにしておくことで、シール部材22の
成形の際に、成形肉を各食い込み孔26内に食い込ませ
ることができる。これにより、バルブソケットをパネル
に装着するべく、シール部材22を把持して回転操作し
たときに、シール部材22はバルブソケットから周方向
にずれを生じようとするが、上記した食い込み孔26へ
の各食い込みによって、ずれに対して抗することができ
る。したがって、シール部材22に皺がよったり、剥が
れたり等の不具合が生じることがないため、良好なシー
ル性が保持される。
【0024】図15は本発明の実施形態3に係るバルブ
ソケットを示すものである。上記の実施形態2ではバル
ブソケット側に凹み(食い込み孔26)を設けたが、逆
に凸を設けてもよい。すなわち、図15に示すように、
ベース部材5の外側面に、先端にフランジ28を有する
突軸部27を設けて、この周りにシール部材22の成形
肉を回り込ませるようにしてもよく、このような構造に
よっても、上記と同様のずれあるいは剥がれ等を有効に
防止する機能が達成される。
【0025】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。 本実施形態では、バルブソケットをソケット本体4と
ベース部材5との二部材から構成したが、ソケット本体
4のみで構成したものであってもよい。その場合、電線
Wは直接圧接端子11A,Bに圧接され、またシール部
材22を成形する場合には、バルブ収容部6の下端面を
適当なプラグで塞いでおき、この状態でシール部材22
にてプラグごと埋め込むようにすればよい。 コネクタ3、及び各バルブソケット間の布線は必ずし
も一本の電線Wによって行う必要はなく、複数本を用い
て行っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】シール部材の成形後におけるバルブソケット間
の配線状況を示す平面図
【図2】シール部材の成形前におけるバルブソケット間
の配線状況を示す平面図
【図3】ダブル球用バルブソケットの分解斜視図
【図4】同じく組立後の斜視図
【図5】シール部材を成形した後の状態を示す斜視図
【図6】灯具の組立工程全体を示す工程図
【図7】バルブソケット内にバルブを収容した状態での
断面図
【図8】シングル球用(ダブル球用)のバルブソケット
にシール部材を成形した後の状態を底面側から見たとき
の破断図
【図9】コネクタの底面図
【図10】コネクタの正面図
【図11】シール部材の成形状況を示す断面図
【図12】本願の成形金型との比較のための金型構造を
示す断面図
【図13】実施形態2に係るソケット本体の平面図
【図14】同じくシール部材の要部を拡大して示す断面
【図15】実施形態3に係るシール部材の要部を拡大し
て示す断面図
【図16】従来のシール構造を示す断面図
【符号の説明】
1…ダブル球用バルブソケット 2…シングル球用バルブソケット 3…コネクタ 4…ソケット本体 5…ベース部材 6…バルブ収容部 8…取付け孔 11A,11B…圧接端子 22…シール部材 B…バルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側がバルブを収容するバルブ収容側
    とされ、他端側が前記バルブに対する給電用の端子金具
    に接続された電線の引き出し側とされるとともに、前記
    バルブ収容側をパネルの取付け孔に差し込んでバルブソ
    ケットの装着がなされる灯具において、 前記電線の引き出し側は前記電線の引き出し後に成形さ
    れたシール部材によって被覆され、かつこのシール部材
    は前記電線を水密状態で挿通し、かつ前記パネルの取付
    け孔周りに密着してこのパネルとバルブソケットとの間
    を水密状態に保持することを特徴とする灯具の防水構
    造。
  2. 【請求項2】 前記バルブソケットにおける前記電線の
    引き出し側のうち、前記シール部材によって覆われる部
    分には、このシール部材の成形肉を食い込ませるための
    凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の灯具の防水構造。
  3. 【請求項3】 前記電線は、前記バルブソケットの電線
    引き出し側の側面から引き出され、かつ前記バルブソケ
    ットのバルブ収容側の外側面には、径方向外方へ向けて
    バヨネット片が突出する一方、取付け孔の孔縁には前記
    バヨネット片を通過可能な逃がし孔が切り欠き形成さ
    れ、前記バヨネット片がこの逃がし孔を通過した状態で
    バルブソケット全体を軸周りに回転させることによって
    バルブソケットを抜け止めした状態で装着可能となって
    おり、 また、前記バルブソケットの径方向に関する前記バヨネ
    ット片の先端位置が、前記シール部材のうち前記バヨネ
    ット片と対向する側の面の内周縁の位置よりも内側に配
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の灯
    具の防水構造。
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JP2014093214A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Koito Mfg Co Ltd バルブソケット

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