JP2002025169A - オートチェンジャ - Google Patents

オートチェンジャ

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JP2002025169A
JP2002025169A JP2000207470A JP2000207470A JP2002025169A JP 2002025169 A JP2002025169 A JP 2002025169A JP 2000207470 A JP2000207470 A JP 2000207470A JP 2000207470 A JP2000207470 A JP 2000207470A JP 2002025169 A JP2002025169 A JP 2002025169A
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cable
attaching
transport device
detaching
moving
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JP2000207470A
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English (en)
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Takeshi Tsuchida
武史 土田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジの収納棚を円状に配置すること
ができるオートチェンジャを提供する。 【解決手段】 筐体内の回転軸の上下端に、夫々回転テ
ーブル4,4を配し、これらの間に、カートリッジの着
脱が可能な着脱部30及び該着脱部30を移動させる移
動部5を配置する。回転ケーブル4,4、着脱部30、
及び移動部5等によって構成される搬送装置3と、駆動
制御部との間を信号ケーブル61及び電力ケーブル62
によってなるケーブル6で接続する。信号ケーブル61
及び電力ケーブル62を、搬送装置3に一端が取り付け
られたリンク機構7の他端で支持し、信号ケーブル61
及び電力ケーブル62の一部を夫々伸縮自在な伸縮部と
する。そして、収納棚2,2,…を前記回転軸を中心と
した円状に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ、光磁
気ディスク、光ディスク等のリムーバブルな記録媒体を
複数収納し、これらの記録媒体に対して順次読み書きを
行うオートチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のオートチェンジャ11の
全体構成を示す斜視図、図6は、従来のオートチェンジ
ャの平面断面図、図7は、カートリッジ19を示す平面
図である。例えば、光磁気ディスク用のオートチェンジ
ャ11は、その筐体11aの内部に、円弧状に配置され
た複数の収納棚12,12,…を備え、各収納棚12
は、図5に示したオートチェンジャ11の上下方向に複
数の収納室120,120,…と、これら収納室12
0,120,…の下段部分に設けられた複数のドライブ
装置121,121,…とを備えている。各収納室12
0及びドライブ装置121は、円弧状に配置された中心
側に向けて夫々スロット状の開口部を有し、各収納室1
20は、これの内部に開口部から図示しない光磁気ディ
スクをそのカートリッジ19ごと収納しておき、各ドラ
イブ装置121は、収納室120から搬送され、これの
内部に開口部から搬入されたカートリッジ19内の光磁
気ディスクに対して読み書きを行なうようになってい
る。
【0003】収納棚12,12,…が配置された円弧状
の中心部には、収納室120及びドライブ装置121に
対してカートリッジ19の搬入出を行なう着脱部130
と、この着脱部130を移動させる移動部14とが設け
られている。また、筐体11aには、移動部14を制御
し、また移動部14に電力を供給するための駆動制御部
15が設けられており、移動部14及び駆動制御部15
は、フラットケーブル16で接続されている。フラット
ケーブル16は薄い帯状をなしており、可撓性を有して
いる。
【0004】移動部14は、筐体11aの上下方向に設
けられたガイドねじ141に螺合する一方、ガイドねじ
141に併設されたガイドロッド142に沿って上下方
向への移動自在に設けられており、ガイドねじ141に
螺合した部分を図示しないモータで回転駆動することに
より、自体を上下方向に移動する。また、移動部14
は、前記円弧状の中心位置に上下方向の回転軸を有し、
この回転軸回りに揺動自在に着脱部130を保持する一
方、着脱部130をその搬入出方向の軸回りに回動動作
することができるようになっている。
【0005】着脱部130は、移動部14による前記搬
入出方向の軸回りの回動動作の停止時に、図5及び図6
に示す如き水平姿勢とされる箱形をなした筐体132を
備え、筐体132は、収納室120及びドライブ装置1
21の開口部に臨む側の側面にスロット状の開口部を有
している。また、筐体132の内部には、その幅方向に
長い箱形の保持部13aが前記搬入出方向への移動自在
に設けられている。保持部13aは、筐体132の前記
搬入出方向へ配設されたガイドねじ133に螺合されて
おり、移動部14に設けられた図示しないモータがガイ
ドねじ133を回動駆動することによって、前記搬入出
方向へ移動される。また、保持部13aは、その長手方
向の両端部に、収納室120及びドライブ装置121に
臨む側へ突設された一対の鉤部134,134を備えて
いる。鉤部134,134は、互いに対向する方向へ向
けて配置され、これらの間に筐体132内へ取り込んだ
カートリッジ19を挟持するようになっている。
【0006】なお、光磁気ディスクを収納したカートリ
ッジ19は、図7に示す如く、その搬入出方向の一端部
に、前記搬入出方向との交差方向へのスライド自在に設
けられたシャッタ191と、他端側の前記交差方向の両
端部に夫々設けられた切欠部192,192とを備えて
おり、着脱部130の内部に取り込まれた状態で、シャ
ッタ191側の端部を着脱部130の開口部側へ向けて
配置される。
【0007】着脱部130は、このようなカートリッジ
19を取り込んだ状態から、カートリッジ19を収納室
120に搬入する際には、まず、移動部14が着脱部1
30を移動し、着脱部130の開口部を収納室120の
開口部に臨む位置に位置決めする。そして、ガイドねじ
133を回転駆動することによって、保持部13aをカ
ートリッジ19とともに収納室120へ臨む側へ移動さ
せ、カートリッジ19を収納室120の開口部に押し込
むことにより、収納室120への搬入動作が達成され
る。
【0008】また、着脱部130が、カートリッジ19
を収納室120から搬出する際には、着脱部130の開
口部が収納室120の開口部に臨む位置に、着脱部13
0が位置決めされた状態から、ガイドねじ133を回転
駆動することによって、カートリッジ19を保持してい
ない状態の保持部13aを収納室120へ臨む側へ移動
させ、保持部13aを収納室120内へ挿入することに
より、保持部13aに収納室120内に収納されている
カートリッジ19を保持させる。この保持状態でガイド
ねじ133を逆方向に回転駆動することによって、保持
部13aを収納室120の外部へ移動させ、筐体132
内に収納することにより、カートリッジ19を保持した
ままでの筐体132の内部への取り込みが達成される。
【0009】このように、オートチェンジャ11では、
移動部14と駆動制御部15とをフラットケーブル16
で接続している。例えば円形断面のケーブルで移動部1
4と駆動制御部15とを接続した場合には、着脱部13
0の揺動に伴って、ケーブルの一部が局所的に屈曲し、
ケーブルが破損する虞があるが、フラットケーブル16
が前記ケーブルに比して高い可撓性を有していることに
より、フラットケーブル16では局所的に屈曲すること
がなく、ケーブルが破損する虞が少ない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の如き従
来のオートチェンジャでは、ガイドねじ及びガイドロッ
ドがオートチェンジャの筐体に直接取り付けられてお
り、このガイドねじ及びガイドロッドを保持する移動部
がガイドねじ及びガイドロッドに沿って昇降することに
よって着脱部を昇降させ、また移動部に設けられた上下
方向の回転軸を中心として着脱部を揺動させるようにな
っているため、着脱部が揺動可能な範囲は、着脱部が移
動部、ガイドねじ、又はガイドロッド等に干渉しない範
囲に制限され、例えば、着脱部を略一周に亘って揺動さ
せることができず、従って、収納棚の設置位置が限定さ
れるという問題があった。
【0011】また、帯状のフラットケーブルによって移
動部と駆動制御部とを接続しており、移動部が着脱部を
揺動させるときに、この揺動に追従してフラットケーブ
ルが湾曲するようになっており、このフラットケーブル
は、例えば円形断面のケーブルに比べて耐久性が低いた
め、繰り返し湾曲された場合に破損する虞があるという
問題があった。
【0012】また、フラットケーブルは、可撓性を確保
するためにシールド層を設けることができず、これによ
ってノイズによる誤動作が発生する虞があるという問題
があった。
【0013】また、フラットケーブルは、可撓性を確保
するために薄くする必要があり、内部の導線を、例えば
円形断面のケーブルに比べて太くできず、電流容量が制
限されるという問題があった。
【0014】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、円弧状又は円状に配した収納棚及びドライブ装
置の中心に回転軸を設け、該回転軸の軸長方向に離隔し
て一対の回転テーブルを配し、両回転テーブルを前記回
転軸を中心として一体的に回転可能とし、リムーバブル
な記録媒体を着脱する着脱部を両回転テーブル間で移動
可能としていることによって、回転テーブルと一体的
に、前記着脱部及び該着脱部を移動させる移動部を回転
させるため、移動部によってこの回転が妨げられること
がなく、着脱部を前記回転軸を中心に略一周に亘って回
転させることができ、しかも着脱部及び移動部等とこれ
らを駆動制御する駆動制御部とを接続するケーブルを、
リンク機構の一端によって支持し、このケーブルに伸縮
可能な伸縮部を設けることによって、回転テーブルの回
転に伴ってケーブルが前記リンク機構の形状に従って湾
曲するため、ケーブルが局所的に屈曲することによるケ
ーブルの破損を防止するオートチェンジャを提供するこ
とを目的とする。
【0015】本発明の他の目的は、前記リンク機構でケ
ーブルを支持することにより、ケーブルの局所的な屈曲
が防止されるため、帯状のフラットケーブルを用いる必
要がなく、フラットケーブルに比して耐久性が高いケー
ブルを使用することができるオートチェンジャを提供す
ることにある。
【0016】本発明の更に他の目的は、前記リンク機構
でケーブルを支持することにより、ケーブルの局所的な
屈曲が防止されるため、帯状のフラットケーブルを用い
る必要がなく、シールド層を有するケーブルを用いて、
ノイズによる誤動作の発生を低減したオートチェンジャ
を提供することにある。
【0017】本発明の更に他の目的は、前記リンク機構
でケーブルを支持することにより、ケーブルの局所的な
屈曲が防止されるため、帯状のフラットケーブルを用い
る必要がなく、十分な電流容量を有するケーブルを用い
ることができるオートチェンジャを提供することにあ
る。
【0018】本発明の更に他の目的は、着脱部、移動
部、回転テーブル等に信号を送信する信号ケーブルと、
これらに電力を供給する電力ケーブルとを各別に設ける
ことにより、更にノイズによる誤動作の発生を低減する
ことができるオートチェンジャを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るオートチ
ェンジャは、複数のリムーバブルな記録媒体を夫々収納
する複数の収納棚と、前記記録媒体に対して読み書きを
行うドライブ装置と、前記収納棚及びドライブ装置間で
前記記録媒体を搬送する搬送装置と、該搬送装置を駆動
制御する駆動制御部と、前記搬送装置及び前記駆動制御
部を接続するケーブルとを備えるオートチェンジャにお
いて、前記収納棚及び前記ドライブ装置は、前記記録媒
体を入出する開口を中心に向けて円弧状又は円状に配し
てあり、前記搬送装置は、前記記録媒体を着脱する着脱
部と、前記円弧又は前記円の中心の位置に配してある回
転軸と、該回転軸の軸長方向に離隔して夫々配され、前
記回転軸を中心として一体的に回転する一対の回転テー
ブルと、前記着脱部を両回転テーブル間で移動させる移
動部とを有し、前記搬送装置に一端が取り付けられたリ
ンク機構を備え、前記ケーブルは、前記搬送装置側の端
部近傍を前記リンク機構の他端で支持されており、伸縮
可能な伸縮部を有することを特徴とする。
【0020】第1発明に係るオートチェンジャによる場
合は、以下に説明するような理由によって、着脱部を回
転テーブルの回転軸を中心に略一周に亘って回転させる
ことが可能となり、しかもケーブルが局所的に屈曲する
ことによるケーブルの破損を防止する。
【0021】図8及び図9は、第1発明に係るオートチ
ェンジャの動作を説明する模式図である。第1発明に係
るオートチェンジャは、回転軸41に、これの軸長方向
に離隔して一対の回転テーブル4が取り付けられてお
り、リムーバブルな記録媒体を着脱する着脱部30と、
該着脱部30を両回転テーブル4の間で移動させる移動
部5とが、回転テーブル4と一体的に回転軸41を中心
として回転するようになっている。従って、着脱部30
を回転軸41を中心として回転させるときに、着脱部3
0をこの回転方向と交差する方向に移動させる移動部5
によって回転動作が妨げられることがなく、着脱部30
を回転軸41を中心に略一周に亘って回転させることが
できる。
【0022】また、図9に示すように、回転軸41を中
心とした着脱部30、回転テーブル4、及び移動部5の
回転に応じて、ケーブル6が湾曲する。第1発明に係る
オートチェンジャでは、ケーブル6の搬送装置側端部近
傍が、その一端を搬送装置に取り付けられたリンク機構
7の他端で支持されている。このため、搬送装置が回転
したとき、ケーブル6は、ケーブル6の搬送装置側端及
びリンク機構7による支持部の間で、リンク機構7の形
状に従って湾曲し、搬送装置の回転に伴うケーブル6の
搬送装置側端及び駆動制御部8の距離の変動、並びにケ
ーブル6の湾曲によって必要となるケーブル6の長さ
を、伸縮部を伸縮させることにより確保する。従って、
搬送装置が回転したとき、リンク機構7の形状に従って
ケーブル6が湾曲するから、ケーブル6の局所的な屈曲
による破損を防止することができる。
【0023】また、搬送装置4に一端が取り付けられた
リンク機構7の他端でケーブル6を支持することによ
り、ケーブル6の局所的な屈曲が防止されるため、帯状
のフラットケーブルを用いる必要がなく、フラットケー
ブルに比して耐久性が高いケーブルを使用することがで
きる。
【0024】また、搬送装置4に一端が取り付けられた
リンク機構7の他端でケーブル6を支持することによ
り、ケーブル6の局所的な屈曲が防止されるため、帯状
のフラットケーブルを用いる必要がなく、シールド層を
有するケーブルを用いることができ、これによってノイ
ズによる誤動作の発生を低減することができる。
【0025】また、搬送装置4に一端が取り付けられた
リンク機構7の他端でケーブル6を支持することによ
り、ケーブル6の局所的な屈曲が防止されるため、帯状
のフラットケーブルを用いる必要がなく、十分な電流容
量を有するケーブルを用いることができる。
【0026】第2発明に係るオートチェンジャは、第1
発明に係るオートチェンジャにおいて、前記ケーブル
は、前記搬送装置及び前記駆動制御部間で信号を送信す
る信号ケーブルと、前記搬送装置に電力を供給する電力
ケーブルとを有することを特徴とする。
【0027】第2発明に係るオートチェンジャによる場
合は、搬送装置及び駆動制御部間で信号を送信する信号
ケーブルと、搬送装置に電力を供給する電力ケーブルと
を各別に設けることにより、更にノイズによる誤動作の
発生を低減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るオート
チェンジャの実施の形態の要部の構成を示す斜視図であ
り、図2は本発明に係るオートチェンジャの実施の形態
の要部の構成を示す平面断面図である。
【0029】図において、1aは、オートチェンジャの
筐体である。筐体1aの内部には、カートリッジ9を収
納するための収納棚2,2,…と、カートリッジ9内の
光ディスクに対して読み書きを行うためのドライブ装置
D,D,…と、カートリッジ9を搬送するための搬送装
置3とを備えている。
【0030】各収納棚2は、オートチェンジャの上下方
向に複数の収納室20,20,…を備え、前記ドライブ
装置D,D,…は、収納棚2の下段部分に取り付けられ
ている。収納棚2,2,…は、円状に配されており、各
収納室20及びドライブ装置Dは、円の中心側に向けて
夫々スロット状の開口部を有している。各収納室20
は、これの内部に開口部から図示しない光ディスクをそ
のカートリッジ9ごと収納しておき、各ドライブ装置D
は、収納室20から搬送され、これの内部に開口部から
搬入されたカートリッジ9内の光ディスクに対して読み
書きを行うようになっている。
【0031】収納棚2,2,…が配置された円状の中心
部には、搬送装置3が設けられている。搬送装置3は、
前記円状の中心に、筐体1aに対して固定された状態で
配されている回転軸41と、この回転軸41の上下端部
に夫々回転可能に取り付けられた回転テーブル4,4
と、カートリッジ9の着脱が可能であり、収納室20及
びドライブ装置Dに対してカートリッジ9の搬入出を行
う着脱部30と、着脱部30を移動させる移動部5とを
備えている。回転テーブル4,4は、回転先端を除く縁
部が直角に屈曲された板状をなしており、互いに対向し
た状態で、回転軸41に外挿された角筒42によって連
結されており、一体的に回転可能となっている。
【0032】また、搬送装置3を制御し、搬送装置3に
電力を供給するための駆動制御部8が、筐体1aの上部
に配されており、この駆動制御部8及び搬送装置3は、
ケーブル6によって接続されている。ケーブル6は、搬
送装置3及び駆動制御部8間で制御信号を送信する信号
ケーブル61と、搬送装置3に電力を供給する電力ケー
ブル62とを有している。信号ケーブル61及び電力ケ
ーブル62は、夫々円形断面のケーブルであり、シール
ド層を有している。また上側の回転テーブル4の着脱部
30の配置側と反対側の端部には、多関節のリンク機構
7の一端が取り付けられており、信号ケーブル61及び
電力ケーブル62は、夫々搬送装置3側の端部近傍で、
前記リンク機構7の他端によって固定支持されている。
更に、信号ケーブル61及び電力ケーブル62の駆動制
御部8側端部近傍には、伸縮自在な伸縮部61a,62
aが設けられている。
【0033】図1に示すように、上側の回転テーブル4
には、モータ及び該モータによって発生した回転力を増
幅する減速機が設けられており、該減速機は、上側の回
転テーブル4の上面で、回転軸41に対して固定された
プーリ43に連結している。モータを回転駆動したと
き、減速機を介してプーリ43に回転力が伝達され、回
転軸41に対して回転可能な回転テーブル4を回転させ
る。そして、回転テーブル4,4と一体的に、着脱部3
0及び移動部5が回転する。
【0034】図3は、着脱部30及び移動部5の構成を
示す平面断面図である。回転テーブル4,4の間には、
その軸長方向に長い溝を周面に有する棒状の回転シャフ
ト51と、周面にねじ部を有する棒状のガイドねじ52
とが、回転テーブル4,4に対して夫々回転可能に取り
付けられている。下側の回転テーブル4の下面には、図
示しないモータ並びに複数のプーリ及びベルトからなる
減速機によって、前記ガイドねじ52が、回転テーブル
4,4に対して回転されるようになっており、同様に、
前記回転シャフト51も回転テーブル4,4に対して回
転されるようになっている。また、回転テーブル4,4
の間には、横断面視略C字状をなすガイドレール53
が、上側の回転テーブル4に上端を、下側の回転テーブ
ル4に下端を固定されて、回転シャフト51及びガイド
ねじ52と平行に配されている。
【0035】移動部5は、ガイドねじ52に螺合するナ
ット及び先端に円盤状の係合部を有する係合ピン53a
を有しており、係合ピン53aの係合部がガイドレール
53に係合されている。ガイドねじ52が回転したと
き、係合ピン53aがガイドレール53に係合している
ことにより、移動部5がガイドねじ52を中心に回転す
ることが防止され、移動部5が姿勢を保ったまま上下に
移動する。
【0036】また、移動部5は、回転シャフト51を保
持する第1ギヤ51aを有している。第1ギヤ51a
は、回転シャフト51の溝に係合する突起を内周面に有
しており、外周面にギヤ部を有している。また、第1ギ
ヤ51aは回転シャフト51に対して摺動可能とされて
おり、移動部5の上下の移動を妨げないようになされて
いる。第1ギヤの外周面に設けられたギヤ部は、第2ギ
ヤ51bに噛合している。第2ギヤ51bは、下部に前
記第1ギヤ51aに噛合するギヤ部を有し、上部に傘歯
車部を有しており、この傘歯車部が、その軸長方向を横
方向に配された第3ギヤ51cの一端に設けられた傘歯
車部と噛合している。第3ギヤ51cは、他端の外周面
にギヤ部が設けられており、これが第3ギヤ51cと平
行に配されている第4ギヤ51dに噛合している。第4
ギヤ51dは、着脱部30のガイドねじ33に連結され
ており、第4ギヤ51dとガイドねじ33とは一体的に
回転するようになっている。
【0037】着脱部30は、図に示す如き箱形をなした
筐体32を備え、筐体32は、収納室20及びドライブ
装置Dの開口部に臨む側の側面にスロット状の開口部を
有している。また、筐体32の内部には、その幅方向に
長い箱形の保持部3aが前記搬入出方向への移動自在に
設けられている。筐体32の上側には、前記搬入出方向
へガイドねじ33が配設されており、筐体32の上面に
は、前記搬入出方向へ全長に亘って切り欠きが設けられ
ている。また、保持部3aに取り付けられたナットが、
前記切り欠きから上部へ突出し、ガイドねじ33に螺合
しており、ガイドねじ33が回転することによって、保
持部3aが前記搬入出方向へ移動するようになってい
る。
【0038】また保持部3aには、図示しないロック機
構が設けられており、このロック機構の動作によって、
ガイドねじ33が独立して回転する状態と、筐体32が
ガイドねじ33と一体的に回転する状態とを切り換える
ことができるようになっている。このように、筐体32
とガイドねじ33とが一体的に回転することによって、
着脱部30の全体が前記搬入出方向の軸回りに回転し、
着脱部30に収納されたカートリッジ9を反転させるよ
うになっている。
【0039】また、保持部3aは、その長手方向の両端
部に、収納室20及びドライブ装置Dに臨む側へ突設さ
れた一対の鉤部34,34を備えている。鉤部34,3
4は、互いに対向する方向へ向けて配置され、これらの
間に筐体32内へ取り込んだカートリッジ9を挟持する
ようになっている。
【0040】図4は、カートリッジ9を示す平面図であ
る。光ディスクを収納したカートリッジ9は、図4に示
す如く、その搬入出方向の一端部に、前記搬入出方向と
の交差方向へのスライド自在に設けられたシャッタ91
と、他端側の前記交差方向の両端部に夫々設けられた切
欠部92,92とを備えており、着脱部30の内部に取
り込まれた状態で、シャッタ91側の端部を着脱部30
の開口部側へ向けて配置される。
【0041】着脱部30は、このようなカートリッジ9
を取り込んだ状態から、カートリッジ9を収納室20に
搬入する際には、まず、回転テーブル4,4が回転軸4
1を中心に回転することにより、着脱部30及び移動部
5も一体的に回転し、この後、ガイドねじ52が回転す
ることにより、着脱部30を上下に移動させ、着脱部3
0の開口部を収納室20の開口部に臨む位置に位置決め
する。そして、回転シャフト51が回転することによっ
て、ガイドねじ33を回転駆動し、保持部3aをカート
リッジ9とともに収納室20へ臨む側へ移動させ、カー
トリッジ9を収納室20の開口部に押し込むことによ
り、収納室20への搬入動作が達成される。
【0042】また、着脱部30が、カートリッジ9を収
納室20から搬出する際には、着脱部30の開口部が収
納室20の開口部に臨む位置に、着脱部30が位置決め
された状態から、回転シャフト51を回転させて、ガイ
ドねじ33を回転駆動することによって、カートリッジ
9を保持していない状態の保持部3aを収納室20へ臨
む側へ移動させ、保持部3aを収納室20内へ挿入する
ことにより、保持部3aに収納室20内に収納されてい
るカートリッジ9を保持させる。この保持状態で回転シ
ャフト51を逆方向に回転させ、ガイドねじ33を逆方
向に回転駆動することによって、保持部3aを収納室2
0の外部へ移動させ、筐体32内に収納することによ
り、カートリッジ9を保持したままでの筐体32の内部
への取り込みが達成される。
【0043】従って、着脱部30を回転軸41を中心に
回転させるとき、搬送装置3全体が一体的に回転軸41
を中心に回転するため、着脱部30を上下に移動させる
ためのガイドねじ51及びガイドロッド52等の部品が
着脱部30の回転を妨げることがなく、着脱部30を横
方向に略一周回転させることができる。
【0044】また、搬送装置3が回転することにより、
リンク機構7が屈曲し、このリンク機構7の形状に従っ
て信号ケーブル61及び電力ケーブル62が、搬送装置
3側端部及びリンク機構7による固定支持部の間で夫々
湾曲し、この湾曲によって必要となる長さだけ伸縮部6
1a,62aが伸縮する。これによって、信号ケーブル
61及び電力ケーブル62を局所的に屈曲させることな
く、搬送装置3の回転動作に追従して湾曲させることが
できる。
【0045】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構造に限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く第1発明に係るオート
チェンジャによる場合は、円弧状又は円状に配した収納
棚及びドライブ装置の中心に回転軸を設け、該回転軸の
軸長方向に離隔して一対の回転テーブルを夫々配し、両
回転テーブルを前記回転軸を中心として一体的に回転可
能とし、リムーバブルな記録媒体を着脱する着脱部を両
回転テーブル間で移動可能としていることによって、回
転テーブルと一体的に、前記着脱部及び該着脱部を移動
させる移動部を回転させるため、移動部によってこの回
転が妨げられることがなく、着脱部を前記回転軸を中心
に略一周に亘って回転させることができ、しかも着脱部
及び移動部等とこれらを駆動制御する駆動制御部とを接
続するケーブルを、搬送装置に一端が取り付けられたリ
ンク機構の他端によって支持し、このケーブルに伸縮可
能な伸縮部を設けることによって、回転テーブルの回転
に伴ってケーブルが前記リンク機構の形状に従って湾曲
するため、ケーブルが局所的に屈曲することによるケー
ブルの破損を防止することができる。
【0047】また、搬送装置に一端が取り付けられたリ
ンク機構の他端でケーブルを支持することにより、ケー
ブルの局所的な屈曲が防止されるため、帯状のフラット
ケーブルを用いる必要がなく、フラットケーブルに比し
て耐久性が高いケーブルを使用することができる。
【0048】また、搬送装置に一端が取り付けられたリ
ンク機構の他端でケーブルを支持することにより、ケー
ブルの局所的な屈曲が防止されるため、帯状のフラット
ケーブルを用いる必要がなく、シールド層を有するケー
ブルを用いることができ、これによってノイズによる誤
動作の発生を低減することができる。
【0049】また、搬送装置に一端が取り付けられたリ
ンク機構の他端でケーブルを支持することにより、ケー
ブルの局所的な屈曲が防止されるため、帯状のフラット
ケーブルを用いる必要がなく、十分な電流容量を有する
ケーブルを用いることができる。
【0050】第2発明に係るオートチェンジャによる場
合は、搬送装置及び駆動制御部間で信号を送信する信号
ケーブルと、搬送装置に電力を供給する電力ケーブルと
を各別に設けることにより、更にノイズによる誤動作の
発生を低減することができる等、本発明は優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオートチェンジャの実施の形態の
要部の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るオートチェンジャの実施の形態の
要部の構成を示す平面断面図である。
【図3】着脱部及び移動部の構成を示す平面断面図であ
る。
【図4】カートリッジを示す平面図である。
【図5】従来のオートチェンジャの全体構成を示す斜視
図である。
【図6】従来のオートチェンジャの平面断面図である。
【図7】カートリッジを示す平面図である。
【図8】第1発明に係るオートチェンジャの動作を説明
する模式図である。
【図9】第1発明に係るオートチェンジャの動作を説明
する模式図である。
【符号の説明】
1a 筐体 2 収納棚 20 収納室 3 搬送装置 30 着脱部 3a 保持部 32 筐体 33 ガイドねじ 34 鉤部 4 回転テーブル 41 回転軸 5 移動部 51 回転シャフト 52 ガイドねじ 53 ガイドレール 53a 係合ピン 6 ケーブル 61 信号ケーブル 62 電力ケーブル 61a,62a 伸縮部 7 リンク機構 8 駆動制御部 9 カートリッジ 91 シャッタ 92 切欠部 D ドライブ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリムーバブルな記録媒体(9)を
    夫々収納する複数の収納棚(2)と、前記記録媒体
    (9)に対して読み書きを行うドライブ装置(D)と、
    前記収納棚(2)及びドライブ装置(D)間で前記記録
    媒体(9)を搬送する搬送装置(3)と、該搬送装置
    (3)を駆動制御する駆動制御部(8)と、前記搬送装
    置(3)及び前記駆動制御部(8)を接続するケーブル
    (6)とを備えるオートチェンジャにおいて、 前記収納棚(2)及び前記ドライブ装置(D)は、前記
    記録媒体(9)を入出する開口を中心に向けて円弧状又
    は円状に配してあり、前記搬送装置(3)は、前記記録
    媒体(9)を着脱する着脱部(30)と、前記円弧又は
    前記円の中心の位置に配してある回転軸(41)と、該
    回転軸(41)の軸長方向に離隔して夫々配され、前記
    回転軸(41)を中心として一体的に回転する一対の回
    転テーブル(4)と、前記着脱部(30)を両回転テー
    ブル間(4)で移動させる移動部(5)とを有し、前記
    搬送装置(9)に一端が取り付けられたリンク機構
    (7)を備え、前記ケーブル(6)は、前記搬送装置
    (3)側の端部近傍を前記リンク機構(7)の他端で支
    持されており、伸縮可能な伸縮部(61a,62a)を
    有することを特徴とするオートチェンジャ。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル(6)は、前記搬送装置
    (3)及び前記駆動制御部(8)の間で信号を送信する
    信号ケーブル(61)と、前記搬送装置(3)に電力を
    供給する電力ケーブル(62)とを有することを特徴と
    する請求項1記載のオートチェンジャ。
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