JP2002025153A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2002025153A
JP2002025153A JP2000206436A JP2000206436A JP2002025153A JP 2002025153 A JP2002025153 A JP 2002025153A JP 2000206436 A JP2000206436 A JP 2000206436A JP 2000206436 A JP2000206436 A JP 2000206436A JP 2002025153 A JP2002025153 A JP 2002025153A
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signal
head
recording
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JP2000206436A
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Toshiya Yatomi
俊哉 矢冨
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録モードで記録された画像信号を良
好に再生する。 【解決手段】 再生装置は、前記第1の速度及び第2の
速度で記録媒体を搬送して信号を記録する第1、第2の
記録モードで記録された画像信号を再生する装置であっ
て、再生信号を用いてトラッキングエラー信号を生成し
て出力するトラッキングエラー信号生成手段と、記録媒
体を第1の速度で搬送して第1及び第2のヘッドにより
第1の記録モードで記録された画像信号を再生する第1
の再生モードと記録媒体を第2の速度で搬送して第1及
び前記第2のヘッドにより第2の記録モードで記録され
た画像信号を再生する第2の再生モードとの間で再生モ
ードを設定するモード設定手段と、設定された再生モー
ドに応じてトラッキングエラー信号の出力周期を変更す
る制御手段とを備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生装置に関し、特
には記録媒体の搬送速度が異なる複数の記録モードで記
録された画像信号の再生に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像信号をデジタル信号として記
録再生するデジタルVTRが知られている。
【0003】近年、この種のデジタルVTRのうち、H
DデジタルVCR評議会により規定されたDV方式のデ
ジタルVTRにおいては、通常の記録モード(SDモー
ド)に対して画像信号の情報量を1/2に圧縮し、通常
の記録モードの1/2の速度でテープを搬送して記録再
生する長時間記録モード(SDLモード)が提案されて
いる。
【0004】図9はSDモードとSDLモードのテープ
上に形成されるトラックの様子を示す図である。
【0005】図9(a)はSDモードのトラックの様子
を示している。SDモードにおいては、NTSC方式の
画像信号の場合、1フレームの画像信号が10本のトラ
ックに記録される。
【0006】図9(b)はSDLモードのトラックの様
子を示している。SDLモードにおいては、1フレーム
の画像信号が5本のトラックに記録される。また、テー
プの搬送速度はSDモードの1/2である。
【0007】図9に示したように、SDモード、SDL
モードのどちらのモードでも記録再生を可能とした場合
のヘッド構成の例を図10に示す。
【0008】図10において、1001,1002,1
003はそれぞれドラム1000に搭載された回転ヘッ
ドで、ヘッド1001,1003は+アジマス、ヘッド
1002が−アジマスを持つ。また、ヘッド1002と
1003はダブルアジマスヘッドとしている。
【0009】そして、SDモードの記録再生時はヘッド
1001とヘッド1002を用い、ドラム1000の1
回転でヘッド1001とヘッド1002とによりそれぞ
れ信号を記録再生する。また、SDLモードの記録再生
時は、ヘッド1002とヘッド1003とを用い、ドラ
ム1000の1回転毎に交互にヘッド1002とヘッド
1003とにより信号を記録再生する。
【0010】また、図10以外のヘッド構成として、例
えば、ヘッド1003をダブルアジマスヘッドとするの
ではなく、ヘッド1001に対して90度位相がずれた
位置に設けることも可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】さて、前述のように、
SDLモードでは少なくとも3つのヘッドが必要になる
が、SDモードだけを考えると、ヘッド1001とヘッ
ド1002のみで記録再生が可能であるため、装置のコ
ストもSDモード及びSDLモードの両方に対応した装
置よりも下げることができる。
【0012】そのため、SDモードとSDLモードの2
つの記録モードで画像信号の記録再生が可能な装置の一
方で、SDモードのみで記録再生が可能な装置も存在す
ることが考えられる。
【0013】しかしながら、SDLモードで記録された
信号を再生するためには図10の如く少なくとも3つの
ヘッドが必要となり、SDモードのみに対応した装置に
おいてはSDLモードで記録された信号を再生すること
ができなかった。
【0014】本発明は前述の如き問題点を解決すること
を目的とする。
【0015】本願の他の目的は、記録媒体の搬送速度が
異なる複数のモードで記録された信号を良好に再生可能
とする処にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては、第1の速度で記録媒体を搬送し
て信号を記録する第1の記録モードと前記第1の速度と
は異なる第2の速度で前記記録媒体を搬送して信号を記
録する第2の記録モードとで記録された画像信号を前記
記録媒体から再生する装置であって、第1のヘッドと第
2のヘッドとにより前記記録媒体を走査して前記画像信
号を再生する再生手段と、前記再生手段からの再生信号
を用いてトラッキングエラー信号を生成して出力するト
ラッキングエラー信号生成手段と、前記記録媒体を前記
第1の速度で搬送して前記第1のヘッド及び前記第2の
ヘッドにより前記第1の記録モードで記録された画像信
号を再生する第1の再生モードと前記記録媒体を前記第
2の速度で搬送して前記第1のヘッド及び前記第2のヘ
ッドにより前記第2の記録モードで記録された画像信号
を再生する第2の再生モードとの間で再生モードを設定
するモード設定手段と、前記モード設定手段により設定
された再生モードに応じて前記トラッキングエラー信号
生成手段による前記トラッキングエラー信号の出力周期
を変更する制御手段とを備える構成とした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。
【0018】図1は本発明が適用されるデジタルVTR
の構成を示すブロック図である。図1のVTRは前述の
SDモードでのみ記録が可能であり、そのヘッド構成は
図2に示したように、+アジマスのヘッド201と−ア
ジマスのヘッド203とを有する。
【0019】まず、記録時の動作について説明する。
【0020】入出力回路101はビデオカメラ等から出
力される画像信号をSDモードに従うサンプル数となる
ようサンプリングし、デジタル信号に変換してビデオメ
モリ103に出力する。ビデオメモリ103は複数フレ
ーム分(本形態では2フレーム分)の画像信号を記憶可
能であり、入出力回路101からの画像信号を記憶し、
後段の圧縮伸長回路105の処理に適した順に出力す
る。
【0021】圧縮伸長回路105はビデオメモリ103
からの画像信号をDCT、可変長符号化等の周知の高能
率符号化を用いて符号化し、その情報量を圧縮してトラ
ックメモリ107に出力する。トラックメモリ107は
複数フレーム(本形態では3フレーム)分のSDモード
の符号化画像信号を記憶可能である。また、トラックメ
モリ103の各メモリバンク(フレーム)はそれぞれ1
トラック分の記録信号を記憶する10個のエリアを持
ち、エリア毎にアクセス可能である。
【0022】ECC回路115はトラックメモリ107
に記憶された画像信号に対して1トラック分の信号毎に
アクセスしてエラー訂正符号化処理を施し、再びトラッ
クメモリ107に書き込む。記録処理回路109はエラ
ー訂正符号化された画像信号をトラックメモリ107か
ら読み出し、シンク、IDデータや他の付加データ及
び、サブコードデータ等を付加すると共に、デジタル変
調処理等の処理を施し、記録に適した形態に変換して記
録再生回路111に出力する。なお、このデジタル変調
処理により記録信号に対して再生時のトラッキング制御
のためのパイロット信号を多重している。また、画像信
号と共に記録される付加データに記録モードを示すモー
ドデータが含まれており、再生データ中のモードデータ
をチェックすることで記録モードの判別が可能である。
【0023】記録再生回路111は図2のヘッド機構を
有し、この2つのヘッド201と203によりテープ1
13を交互にトレースして信号を記録する。メカニズム
119はキャプスタンやキャプスタンモータ、サーボ回
路等を含み、記録時においては、制御回路123からの
制御信号に従い、SDモードに応じた速度でテープ11
3を搬送する。
【0024】このようにSDモードで信号が記録された
トラックの様子は図9に示したとおりである。なお、図
中、F0,F1,F2はそれぞれ各トラックに多重され
るパイロット信号を示している。本形態のVTRでは、
周波数が異なる2つのパイロット信号を1トラックおき
に交互に多重している。図9において、F0トラックは
いずれのパイロット信号も記録されないトラック、F1
トラックは周波数f1のパイロット信号が記録されるト
ラック、F2トラックは周波数f2のパイロット信号が
記録されるトラックである。
【0025】次に、再生時の動作を説明する。
【0026】本形態のVTRはSDモードで記録された
画像信号に加えて、SDLモードで記録された画像信号
も再生可能である。
【0027】操作部125により再生の指示があると、
制御回路123はメカニズム119を制御して、まず、
SDモードに応じた速度でテープ113を搬送させる。
記録再生回路111は図2に示したヘッド201と20
3により交互にテープ113をトレースし、再生信号を
記録処理回路109に出力する。記録処理回路119は
この再生信号中から画像信号の付加データを抽出し、制
御回路123に出力する。そして、制御回路123はこ
の付加データに基づいて現在再生されている画像信号の
記録モードを検出する。
【0028】テープ113にはSDモードとSDLモー
ドとで画像信号が記録されており、この付加データが検
出されるまでは現在再生されている画像信号の記録モー
ドを特定することができない。そのため、本形態では、
電源ONまたはテープカセット挿入後の最初の再生開始
指示があった場合、まずSDモードに応じた速度でテー
プ113を搬送し、画像信号の付加データをチェックす
る。また、再生モードから一度停止モードとなり、再び
再生開始の指示があった場合には、直前の再生モードに
おいて判別された記録モードに対応した速度にてテープ
113を搬送する。
【0029】また、SDモードとSDLモードとはトラ
ックピッチは同じであり、トラックの角度が若干異なる
だけである。そのため、もし現在再生している信号がS
DLモードで記録された場合であっても、付加データの
内容を検出することができる。
【0030】制御回路123は記録モードを検出した結
果、SDモードであった場合、そのままSDモードに対
応した速度でテープを搬送するよう、メカニズム119
を制御する。
【0031】また、制御回路123はアドレスコントロ
ーラ121に対してSDモードである旨を知らせる。ア
ドレスコントローラ121は記録処理回路109、EC
C回路115及び圧縮伸長回路105によるトラックメ
モリ107へのアクセスの際のアドレスを制御してお
り、再生される信号の記録モードに応じてそのアクセス
動作を変更するよう制御する。
【0032】再生信号がSDモードである場合、記録処
理回路109から出力された画像信号は各ヘッドのトレ
ース毎に全てトラックメモリ107の指定されるアドレ
スに記録される。ECC回路115はトラックメモリ1
07に書き込みが完了した画像信号に対してエラー訂正
復号処理を施し、再生信号中のエラーを訂正して再びメ
モリ107に書き込む。
【0033】SDモード時のトラックメモリ107に対
する記録処理回路109とECC回路115のアクセス
の様子を図3に示す。
【0034】図3はトラックメモリ107の1つのバン
ク(フレーム)に対する信号の書き込み・読み出しの様
子を示す図である。縦軸のTM0〜TM9はそれぞれ1
トラック分の再生信号を記憶する記憶エリアを示し、横
軸は時間を示している。また、CH−,CH+はそれぞ
れ−アジマスヘッド201、+アジマスヘッド203に
より再生された信号がトラックメモリ107に書き込ま
れる様子を示し、ECCはECC回路115によるアク
セスの様子を示している。
【0035】図3に示したように、SDモードの再生時
にはヘッド201,203のトレース毎に再生信号がト
ラックメモリ107に書き込まれ、1トラックの画像信
号の書き込みが終了した次のフレームのタイミングでE
CC回路115によるエラー訂正処理が行われる。
【0036】圧縮伸長回路105はエラー訂正処理が施
された画像信号をトラックメモリ107から読み出し、
SDモードに対応する復号処理を施してその情報量を伸
長し、入出力回路101に出力する。入出力回路101
は復号された画像信号に対してSDモードに対応した補
間処理等の処理を施し、装置外部に出力する。
【0037】圧縮伸長回路105及び入出力回路101
は制御回路123からの再生信号の記録モード情報に従
い、SDモードまたはSDLモードに応じた処理を行
う。
【0038】また、記録再生回路111から出力された
信号はATF回路117にも供給される。ATF回路1
17は再生信号中に多重されたパイロット信号に基づい
てトラッキングエラー信号を生成し、メカニズム119
に出力する。メカニズム119はこのトラッキングエラ
ー信号に基づいてテープの搬送動作を制御し、ヘッドと
テープ上のトラックとのトラッキングを調整する。この
ATF回路の動作については後述する。
【0039】次に、再生信号の記録モードがSDLモー
ドであった場合の処理について説明する。
【0040】再生信号の記録モードがSDLモードであ
った場合、制御回路123はメカニズム119を制御し
てテープ113をSDLモードに対応した速度、即ちS
Dモード時の1/2の速度で搬送するよう制御する。
【0041】SDLモード再生時のヘッドのトレースの
様子を図4に示す。
【0042】図4(a)はヘッド201,203による
テープ113のトレースの様子を示している。SDLモ
ード再生時にはSDモード再生時の1/2の速度でテー
プ113を搬送するため、各ヘッド201,203によ
り各トラックは複数回トレースされる。
【0043】図4(b)はドラム200の回転位相を示
す不図示のドラムPGにより生成されるヘッド切り替え
信号、(c)は各ヘッドの出力信号のエンベロープレベ
ルを示している。図4(c)において、ハッチングを施
した401,405,409,413,417が−アジ
マスヘッド201の出力を示し、403,407,41
1,415が+アジマスヘッド203の出力を示してい
る。
【0044】401,409,417は−アジマスのヘ
ッド201により−アジマストラックをトレースしたと
きの再生出力であり、十分なレベルの再生出力が得られ
る。
【0045】一方、405,413は−アジマスのヘッ
ド201により+アジマストラックをトレースしたとき
の再生出力を示しており、ヘッドとトラックのアジマス
が異なるため、再生信号のレベルは極端に少ない。
【0046】また、+アジマスヘッド203について
は、401,409,417のようにヘッドとトラック
とがジャストトラック状態となることはないが、各ヘッ
ドの幅がトラック幅よりも広いため、その出力は40
3,407,411,415のように元のデジタル信号
を検出するのに十分なレベルを持っている。
【0047】そのため、本形態では、SDL再生モード
の際、+アジマスヘッド203の出力信号についてはト
レース毎に全てトラックメモリ107に書き込むが、−
アジマスヘッド201の再生出力のうち、405,41
6の再生出力については再生出力レベルが低く、エラー
データである可能性が高いため、トラックメモリ107
への書き込みを禁止する。
【0048】即ち、制御回路123はSDL再生モード
であることをアドレスコントローラ121に出力し、ア
ドレスコントローラ121は記録処理回路109に対し
て、前述の如く、−アジマスヘッド201からの再生信
号を1トレースおきにトラックメモリ107に書き込
む、つまり、2回のトレースに1回は再生信号の書き込
みを禁止するようトラックメモリ107へのアクセス制
御を行う。
【0049】図5はSDL再生モードにおけるトラック
メモリ107の1つのバンクの書き込み・読み出しの様
子を示す図である。
【0050】図5に示したとおり、−アジマスヘッド2
01の出力CH−については、1とレースおきにトラッ
クメモリ107に書き込み、+アジマスヘッド203の
出力CH+は全てのトレースの出力を書き込んでいる。
【0051】ECC回路115はアドレスコントローラ
121により制御され、SDL再生モードにおいては1
トラック期間おきにトラックメモリ107にアクセスし
てエラー訂正処理を行う。
【0052】圧縮伸長回路105はアドレスコントロー
ラ121の制御によりトラックメモリ107にアクセス
してエラー訂正処理された画像信号を読み出す。そし
て、制御回路123からの制御信号応じて、SDLモー
ドに従う復号処理を施し、画像信号の情報量を伸長して
ビデオメモリ103に書き込む。入出力回路101はビ
デオメモリ103に記憶された画像信号を読み出し、S
DLモードに従う補間処理等の処理を施して装置外部に
出力する。
【0053】次に、ATF回路117によるトラッキン
グ制御について説明する。
【0054】本形態のVTRでは、各ヘッドの幅がトラ
ック幅よりも広いため、F0トラックからの再生信号中
に両隣接トラックからのパイロット信号が含まれてい
る。そこで、F0トラックからの再生信号に含まれる周
波数f1、f2のパイロット信号を抽出し、これらのパ
イロット信号のレベルが等しくなるようトラッキング制
御を行うものである。
【0055】図6はATF回路117の構成を示す図で
ある。
【0056】図6において、記録再生回路111からの
再生信号はBPF601,603に出力される。BPF
601,603はそれぞれ、再生信号から周波数f1の
信号、周波数f2の信号を抽出し、比較回路605に出
力する。
【0057】比較回路605はこれら各BPF601,
603からの出力信号のレベルを比較し、その差分をサ
ンプルホールド回路607に出力する。このとき、図4
あるいは図9に示したように、F0トラックの両隣接ト
ラックF1トラックとF2トラックは1トラックおきに
その順序が入れ替わるため、比較回路605はヘッドス
イッチパルスに基づいて比較出力の符号を1トラックお
きに反転して出力する。
【0058】サンプルホールド回路607は、制御回路
123からのサンプリングタイミング信号に従い比較回
路605の出力をサンプリングし、ATFエラー信号と
して出力する。
【0059】SD再生モードにおいては、−アジマスヘ
ッド201の各トレース毎に十分な再生出力が得られる
ので、制御回路123は、SD再生モードでは1トラッ
クおき、つまり、−アジマスヘッド201のトレース毎
に比較回路605の出力をサンプリングするようサンプ
ルホールド回路607に対してサンプリングタイミング
信号を出力する。
【0060】一方、SDL再生モードでは、図4に示し
たように、−アジマスヘッド201からは1トレースお
きにF0トラックから十分な再生出力が得られる。その
ため、制御回路123は、SDL再生モードでは、−ア
ジマスヘッド201による1トレースおきに比較回路6
05の出力をサンプリングするようサンプルホールド回
路607に対してサンプリングタイミング信号を出力す
る。
【0061】図7はヘッドトレースとサンプリングタイ
ミングの様子を示す図である。
【0062】図において、701はヘッドスイッチパル
ス、即ち現在テープ113をトレースしているヘッドを
示しており、ハイレベルの期間においてヘッド201が
トレースし、ローレベルの期間においてヘッド203が
トレースする。702はSD再生モードにおいて制御回
路123が出力するサンプリングタイミング信号の様子
を示しており、SD再生モードにおいてはヘッド201
のトレース毎にタイミング信号を出力する。また、70
3はSDL再生モードにおいて制御回路123が出力す
るサンプリングタイミング信号の様子を示しており、S
DL再生モードにおいてはヘッド201の2回のトレー
スに1回だけタイミング信号を出力している。
【0063】このようにSDL再生モード時のATFエ
ラー信号のサンプリングタイミングを設定することで、
良好なトラッキングを行うことができる。
【0064】このように、本形態においては、再生信号
がSDLモードで記録された信号であった場合、テープ
をSDLモードに対応した速度で搬送すると共に、アジ
マスの違いにより再生出力レベルが低下した信号につい
てはメモリへの書き込みを禁止するよう制御すること
で、SDモードに対応した2つのヘッドしか持たないV
TRであっても、SDLモードで記録された画像信号を
良好に再生することが可能となる。
【0065】また、SDモードの記録信号の再生時とS
DLモードの記録信号の再生時とで、トラッキングエラ
ー信号の出力タイミング、具体的にはATFエラー信号
のサンプリングタイミングを異ならせることにより、再
生出力レベルが低下した信号によるトラッキングエラー
信号を用いることなく、良好なトラッキング制御を行う
ことができる。
【0066】なお、本形態ではATF回路117を図6
の如く構成し、サンプルホールド回路607によるサン
プリングタイミングを再生モードによって変更していた
が、比較回路605及びサンプルホールド回路607の
処理をマイクロコンピュータにて行うようにし、SDL
再生モードにおいてはATFエラー信号の演算処理をヘ
ッド201の1トレースおきに実行するよう構成しても
よい。
【0067】このときのSDL再生モードにおけるAT
Fエラー信号の生成処理を図8のフローチャートを用い
て説明する。
【0068】ヘッドスイッチパルスにより新たなトラッ
クのトレースを開始すると、再生トラックが−アジマス
のトラック、即ちF0トラックであるかを検出し、+ア
ジマストラックであった場合にはそのまま処理を終わる
(S801)。−アジマストラックであった場合、内蔵
するバイナリカウンタの最下位ビットが1であるかを判
別し(S802)、1であった場合にはATFエラー信
号を演算し(S803)、更に、バイナリカウンタのカ
ウント値countに1を加えて終了する(S80
4)。また、S802で最下位ビットが0であった場
合、ATFエラー信号の演算を行わず、カウンタの値に
1を加えて終了する。なお、マイクロコンピュータでは
新たなATFエラー信号の演算が行われるまでの間は、
直前のATFエラー信号の値をそのまま出力する。
【0069】また、前述の実施形態では、1フレームの
画像信号を10本のトラックに記録するモードと5本の
トラックに記録するモードについて説明したが、これ以
外にも、1フレームの画像信号をそれぞれn本、m本
(m<n)本のトラックに記録するモードに対しても本
発明の構成を適用することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の記録モードで記録された画像信号を良好に再生す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデジタルVTRの構成を示
す図である。
【図2】図1のヘッドの構成を示す図である。
【図3】SD再生モード時のメモリアクセスの様子を示
す図である。
【図4】SDL再生モード時のヘッドトレースの様子を
示す図である。
【図5】SDL再生モード時のメモリアクセスの様子を
示す図である。
【図6】図1のATF回路の構成を示す図である。
【図7】ATF回路の動作タイミングを示すタイミング
チャートである。
【図8】トラッキングエラー信号の生成処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】SDモードとSDLモードのトラックの様子を
示す図である。
【図10】SDLモードに対応したヘッドの構成を示す
図である。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の速度で記録媒体を搬送して信号を
    記録する第1の記録モードと前記第1の速度とは異なる
    第2の速度で前記記録媒体を搬送して信号を記録する第
    2の記録モードとで記録された画像信号を前記記録媒体
    から再生する装置であって、 第1のヘッドと第2のヘッドとにより前記記録媒体を走
    査して前記画像信号を再生する再生手段と、 前記再生手段からの再生信号を用いてトラッキングエラ
    ー信号を生成して出力するトラッキングエラー信号生成
    手段と、 前記記録媒体を前記第1の速度で搬送して前記第1のヘ
    ッド及び前記第2のヘッドにより前記第1の記録モード
    で記録された画像信号を再生する第1の再生モードと前
    記記録媒体を前記第2の速度で搬送して前記第1のヘッ
    ド及び前記第2のヘッドにより前記第2の記録モードで
    記録された画像信号を再生する第2の再生モードとの間
    で再生モードを設定するモード設定手段と、 前記モード設定手段により設定された再生モードに応じ
    て前記トラッキングエラー信号生成手段による前記トラ
    ッキングエラー信号の出力周期を変更する制御手段とを
    備える再生装置。
  2. 【請求項2】 前記トラッキングエラー信号生成手段は
    前記再生信号中のパイロット信号に応じてエラー信号を
    生成するエラー信号生成手段と、前記エラー信号をサン
    プリングするサンプリング手段とを有し、前記制御手段
    は前記再生モードに応じて前記サンプリング手段のサン
    プリング周期を変更することを特徴とする請求項1記載
    の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記エラー信号生成手段は前記第1のヘ
    ッドからの再生信号中から第1のパイロット信号と第2
    のパイロット信号とを抽出する抽出手段と、前記抽出さ
    れた第1のパイロット信号と第2のパイロット信号とを
    比較する比較手段とを有し、前記サンプリング手段は前
    記比較手段の出力をサンプリングすることを特徴とする
    請求項2記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記モード設定手段によ
    り設定された再生モードに応じて前記トラッキングエラ
    ー信号生成手段によるトラッキングエラー信号の生成動
    作を停止させることにより前記トラッキングエラー信号
    の出力周期を変更することを特徴とする請求項1記載の
    再生装置。
  5. 【請求項5】 メモリと、前記再生された画像信号を前
    記メモリに書き込む書き込み手段とを備え、前記制御手
    段は更に、前記設定された再生モードに応じて前記メモ
    リに対する前記第1のヘッドにより再生された画像信号
    の書き込み周期を変更するよう前記書き込み手段を制御
    することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の速度は前記第1の速度よりも
    遅く、前記第2の記録モードにおいては前記第1の記録
    モードよりも単位時間あたりの画像信号の情報量が少な
    いことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記再生手段により再生された画像信号
    の情報量を伸長する伸長手段を備え、前記制御手段は更
    に、前記モード設定手段により設定された再生モードに
    応じて前記伸長手段の伸長処理を制御することを特徴と
    する請求項6記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の記録モードにおいては1フレ
    ームの前記画像信号がn本のトラック(nは2以上の整
    数)に記録され、前記第2の記録モードにおいては1フ
    レームの前記画像信号がm本のトラック(m<n)に記
    録されていることを特徴とする請求項6記載の再生装
    置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体はテープ状記録媒体を含
    み、前記画像信号は前記テープ状記録媒体上に形成され
    た多数のトラックに記録されていることを特徴とする請
    求項1記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の記録モードと前記第2の記
    録モードのトラックピッチは同一であることを特徴とす
    る請求項9記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 第1の速度で記録媒体を搬送して信号
    を記録する第1の記録モードと前記第1の速度とは異な
    る第2の速度で前記記録媒体を搬送して信号を記録する
    第2の記録モードとで記録された画像信号を前記記録媒
    体から再生する装置であって、 第1のヘッドと第2のヘッドとにより前記記録媒体を走
    査して前記画像信号を再生する再生手段と、 前記再生手段により再生された画像信号を記憶するメモ
    リと、 前記記録媒体を前記第1の速度で搬送して前記第1のヘ
    ッド及び前記第2のヘッドにより前記第1の記録モード
    で記録された画像信号を再生する第1の再生モードと前
    記記録媒体を前記第2の速度で搬送して前記第1のヘッ
    ド及び前記第2のヘッドにより前記第2の記録モードで
    記録された画像信号を再生する第2の再生モードとの間
    で再生モードを設定するモード設定手段と、 前記モード設定手段により設定された再生モードに応じ
    て前記第1のヘッドにより再生された画像信号の前記メ
    モリに対する書き込み周期を変更する書き込み制御手段
    とを備える再生装置。
  12. 【請求項12】 前記書き込み制御手段は前記第1の再
    生モードにおいては前記第1のヘッドの走査毎に再生画
    像信号を前記メモリに書き込み、前記第2の再生モード
    においては前記第1のヘッドのn回(nは自然数)の走
    査おきに前記再生画像信号を前記メモリに書き込むこと
    を特徴とする請求項11記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 前記書き込み制御手段は前記第2のヘ
    ッドにより再生された画像信号は走査毎に前記メモリに
    書き込みことを特徴とする請求項11記載の再生装置。
  14. 【請求項14】 前記メモリにアクセスして前記メモリ
    に記憶された画像信号のエラーを訂正するエラー訂正手
    段を備えたことを特徴とする請求項13記載の再生装
    置。
  15. 【請求項15】 前記エラー訂正手段は前記第2のヘッ
    ドの走査タイミングに応じて前記メモリにアクセスする
    ことを特徴とする請求項14記載の再生装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の速度は前記第1の速度より
    も遅く、前記第2の記録モードにおいては前記第1の記
    録モードよりも単位時間あたりの画像信号の情報量が少
    ないことを特徴とする請求項11記載の再生装置。
  17. 【請求項17】 前記再生手段により再生された画像信
    号の情報量を伸長する伸長手段を備え、前記制御手段は
    更に、前記モード設定手段により設定された再生モード
    に応じて前記伸長手段の伸長処理を制御することを特徴
    とする請求項16記載の再生装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の記録モードにおいては1フ
    レームの前記画像信号がn本のトラック(nは2以上の
    整数)に記録され、前記第2の記録モードにおいては1
    フレームの前記画像信号がm本のトラック(m<n)に
    記録されていることを特徴とする請求項16記載の再生
    装置。
  19. 【請求項19】 前記記録媒体はテープ状記録媒体を含
    み、前記画像信号は前記テープ状記録媒体上に形成され
    た多数のトラックに記録されていることを特徴とする請
    求項11記載の再生装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の記録モードと前記第2の記
    録モードのトラックピッチは同一であることを特徴とす
    る請求項9記載の再生装置。
  21. 【請求項21】 テープ状記録媒体を第1の速度で搬送
    し1フレームの画像信号を10本のトラックに記録する
    標準記録モードと、テープ状記録媒体を前記第1の速度
    の1/2の第2の速度で搬送し1フレームの画像信号を
    5本のトラックに記録する長時間記録モードとで記録さ
    れた画像信号を前記テープ状記録媒体から再生する装置
    であって、 第1のヘッドと第2のヘッドとにより前記テープ状記録
    媒体を走査して前記画像信号を再生する再生手段と、 前記再生画像信号を記憶するメモリと、 前記再生手段の出力信号を用いてトラッキングエラー信
    号を生成して出力するトラッキングエラー信号生成手段
    と、 前記再生手段により再生された画像信号の記録モードを
    検出し、この検出結果に従って前記記録媒体を前記第1
    の速度で搬送して前記第1のヘッド及び前記第2のヘッ
    ドにより前記第1の記録モードで記録された画像信号を
    再生する第1の再生モードと前記記録媒体を前記第2の
    速度で搬送して前記第1のヘッド及び前記第2のヘッド
    により前記第2の記録モードで記録された画像信号を再
    生する第2の再生モードとの間で再生モードを設定する
    モード設定手段と、 前記モード設定手段により設定された再生モードに応じ
    て、前記トラッキングエラー信号生成手段による前記ト
    ラッキングエラー信号の出力周期を変更すると共に、前
    記第1のヘッドにより再生された画像信号の前記メモリ
    に対する書き込み周期を変更する制御手段とを備える再
    生装置。
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