JP2002023617A - 両面点字器 - Google Patents

両面点字器

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JP2002023617A
JP2002023617A JP2000199966A JP2000199966A JP2002023617A JP 2002023617 A JP2002023617 A JP 2002023617A JP 2000199966 A JP2000199966 A JP 2000199966A JP 2000199966 A JP2000199966 A JP 2000199966A JP 2002023617 A JP2002023617 A JP 2002023617A
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JP
Japan
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plate
braille
double
paper
windows
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JP2000199966A
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English (en)
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Hiroyoshi Sugimoto
博愛 杉本
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PIONEER GOODS KK
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PIONEER GOODS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単且つ確実に紙の表裏に刻字することがで
きる両面点字器を提供する。 【解決手段】 ヒンジ結合され相互に開閉可能に取り付
けられた長方形の表板10及び裏板20を含んで構成さ
れてなり、それぞれの板には、点字一字分を刻字するた
めの窓12,22が横方向に多数並べられて行を構成す
ると共に、各行と行との間は窓の縦長よりも長い無窓領
域14,24が設けられており、表板10に形成される
多数の窓12,22から構成される行が裏板20の無窓
領域24に面する位置とされ、他方、裏板20に形成さ
れる多数の窓22から構成される行が表板10の無窓領
域24に面する位置とされ、さらに、各板の無窓領域の
相互に面する内側面には他方の板の窓に対応して所定数
の半球面状の凹面からなるユニット16,26が横方向
に多数並べられて行を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、人手により紙の
両面に点字を刻印する際に使用する両面点字器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の典型的な両面点字器の斜
視図であり、図7は、図6のA部拡大斜視図である。従
来の両面点字器30は、紙の大きさより僅かに大きなプ
ラスチック製の基板32を有しており、その上縁に紙の
頭部を押さえるための金具34が取り付けられている。
金具34は、基板32側に固定された金板36にヒンジ
結合されるもので、図示されていない板ばねの力で金具
34が閉まった状態に付勢される。図7に詳細に示され
ているように、金具34の裏面側には、両面点字器30
の縦軸に対して対称の位置に、その縦方向に所定のピッ
チで突き刺し突起34aと凹部34bとが設けられてい
る。一方、金板36には、逆の順番で凹部36bと突き
刺し突起36aとが設けられている。従って、金具34
を金板36と面するように閉じた時に、突起34aは金
板36の部面36b内に、そして、突起36aは金具3
4の凹部34b内に入り込むように配置されている。
【0003】突起34aと凹部34bとのピッチは、こ
の金具34と金板36の間に紙を挟んで穴を穿設した場
合に、突起34aによって紙の頭部に形成された2つの
孔を裏返して2つの突起36aにそれぞれ挿入したとき
に、丁度裏面側の刻字が表側の刻字の間となるようなピ
ッチとされる。なお、図面中、38は、紙に2行ずつ点
字を刻字するための部品で、図示されていない2つの突
起を、両面点字器30の表面に2列に且つ所定のピッチ
で形成された位置決め用穴32a、32bに挿入するこ
とによって、順次下の2行を刻字していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の両面点字
器30は、紙の頭部における僅かなずれが、紙の底付近
で印字する時に左右方向への大きなぶれを生じさせる。
表側の刻字と裏側の刻字とは、1頁内になるべく多くの
行を詰め込みたいとの要求から、行間はぎりぎりまで狭
くとっている。従って、紙が左右に大きくぶれると、表
側の刻字に重なることとなり、識字できない結果とな
る。これは、裏側の刻字時における位置決めが、突起3
4aによって紙の頭部に形成された2つの孔を裏返して
2つの突起36aにそれぞれ挿入するという極めて脆弱
な構成に依存していることから生じるもので、この点の
改善が求められていた。
【0005】よって、本発明が解決すべき課題は、簡単
且つ確実に紙の表裏に刻字することができる両面点字器
を提供することにある。本発明が解決すべき課題は、ま
た、使用中に紙が両面点字器から外れて脱落するなどの
心配のない両面点字器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するためのもので、ヒンジ結合され相互に開閉可
能に取り付けられた長方形の表板及び裏板を含んで構成
されてなり、それぞれの板には、点字一字分を刻字する
ための窓が横方向に多数並べられて行を構成すると共
に、各行と行との間は窓の縦長よりも長い無窓領域が設
けられており、表板に形成される多数の窓から構成され
る行が裏板の無窓領域に面する位置とされ、他方、裏板
に形成される多数の窓から構成される行が表板の無窓領
域に面する位置とされ、さらに、各板の無窓領域の相互
に面する内側面には他方の板の窓に対応して所定数の半
球面状の凹面からなるユニットが横方向に多数並べられ
て行を構成するようにしており、点字を刻字すべき紙を
挟み表板の窓及び裏板の窓を利用して紙の両面に点字を
刻字することを特徴とする両面点字器を提供する。
【0007】本発明の両面点字器では、一旦、紙を挟ん
でセットした後は、両面における刻字が終了するまで本
装置から点字用紙を外さないように構成されている。従
って、従来の両面点字器のように裏返すときに紙がずれ
るという可能性がゼロとなる。さらに、誤って斜めに点
字用紙をセットした場合にも、支障なく両面に刻字する
ことができ、全盲又はそれに近い視力しかない人にも利
用できる。また、両面から刻字ができるように、表裏板
に刻字用の窓及び所定数の半球面状の凹面からなるユニ
ットを予め設定しておくだけ良く、簡単且つ安価に、ま
た、大量に生産することが可能となる。これにより、高
価な電動機器を揃えなくても、各種ボランティアの協力
により多くの書物、情報を点字文章とすることができる
ようになり、社会的貢献度は極めて高いものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の両面点字器において、表板及び裏板の間には、使用
中開いて中の紙が脱落するのを防止する係止手段、例え
ば、係止部とフックとの組み合わせが設けられているこ
とを特徴とする。これにより、使用中に、誤って、紙が
両面点字器から外れて脱落することがなくなる。請求項
3に記載の本発明は、表板と裏板の間に紙を挟み両面か
ら当該紙に点字を刻字する両面点字器であって、点字一
字分を刻字するための窓が表裏でずれており、窓の形成
されていない部位の内側面には他方の板の窓に対応して
所定数の半球面状の凹面からなるユニットが形成されて
なる両面点字器を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る両面点字器に
ついて図面に基づいて更に詳しく説明する。図1は、本
発明に係る両面点字器の一実施形態を示す斜視図であ
る。図2は、図1の両面点字器を閉じた状態の平面図で
ある。図3は、図1に示された両面点字器の表板の平面
図である。図4及び図5は、それぞれ、図1に示された
両面点字器の裏板の平面図及び底面図である。
【0010】本発明の両面点字器1は、概略的に、ヒン
ジ結合され相互に開閉可能に取り付けられた長方形の表
板10及び裏板20を含んで構成されている。表板10
及び裏板20は、射出成型などにより、簡単且つ大量に
製造することができる。表板10及び裏板20には、そ
れぞれ、点字一字分を刻字するための窓12,22が横
方向に多数並べられて形成されている。これらは、行を
構成する。各行と行との間は窓の縦長よりも長い無窓領
域14,24が設けられている。
【0011】図2に最も良く図示されているように、一
方の板に形成される多数の窓から構成される行が他方の
板の無窓領域14,24に面する位置とされる。すなわ
ち、図5の例では、裏板20に形成される多数の窓22
から構成される行は、表板10を裏板20に対して閉じ
た時に、表板10の無窓領域24と相対することとな
る。逆に、表板10に形成される多数の窓12から構成
される行12は、表板10を裏板20に対して閉じた時
に、裏板20の無窓領域24と相対することとなる。各
板の無窓領域14,24の相互に面する内側面には、他
方の板の窓12,22に対応して所定数の半球面状の凹
面からなるユニット16,26が横方向に多数並べられ
ている。これらは、行を構成する。
【0012】本発明の両面点字器20では、一旦、紙を
挟んでセットした後は、両面における刻字が終了するま
で本装置から点字用紙を外さないように構成されてい
る。従って、従来の両面点字器30のように裏返すとき
に紙がずれるという可能性がゼロとなる。かかる両面点
字器20は、また、全盲又はそれに近い視力しかない人
も使用するものである。そこで、点字用紙を点字器20
に対して斜めにセットする場合も想定されるが、その場
合にもそのままの状態で支障なく両面に刻字することが
できる。これにより、全盲又はそれに近い視力しかない
人も安心して利用できる利点がある。また、本発明の両
面点字器20は、両面から刻字ができるように、表裏板
10,20に刻字用の窓12,2及び所定数の半球面状
の凹面からなるユニット16,26を予め設定しておく
だけ良く、簡単且つ安価に、また、大量に生産すること
が可能となる。
【0013】図示された好ましい実施例では、裏板20
の両側面部に僅かに側方に円弧状に突出した部位28が
設けられており、その一部に一体的にフック28aが設
けられている。一方、表板10には、円弧状に突出した
部位28よりは僅かに小さな面積を有する四角状の延長
部18には、フック28aを係止して保持する係止部1
8aが設けられている。これにより、使用中に、誤っ
て、紙が両面点字器から外れて脱落することがなくな
る。また、表板10の四角状の延長部18が裏板20の
円弧状に突出した部位28よりも小さい面積を有してい
ることにより、例えば、円弧状に突出した部位28の四
角状の延長部18からはみ出ている部分を押すことによ
り、簡単に表板10を裏板20に対して開くことができ
る。
【0014】
【発明の効果】発明によれば、ヒンジ結合され相互に開
閉可能に取り付けられた長方形の表板及び裏板を含んで
構成されてなり、それぞれの板には、点字一字分を刻字
するための窓が横方向に多数並べられて行を構成すると
共に、各行と行との間は窓の縦長よりも長い無窓領域が
設けられており、表板に形成される多数の窓から構成さ
れる行が裏板の無窓領域に面する位置とされ、他方、裏
板に形成される多数の窓から構成される行が表板の無窓
領域に面する位置とされ、さらに、各板の無窓領域の相
互に面する内側面には他方の板の窓に対応して所定数の
半球面状の凹面からなるユニットが横方向に多数並べら
れて行を構成してなるため、点字を刻字すべき紙を挟
み、両面点字器から点字用紙を外すことなく、表板の窓
及び裏板の窓を利用して紙の両面に点字を刻字するでき
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る両面点字器の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1の両面点字器を閉じた状態の平面図であ
る。
【図3】図1に示された両面点字器の表板の平面図であ
る。
【図4】図1に示された両面点字器の裏板の平面図であ
る。
【図5】図1に示された両面点字器の裏板の底面図であ
る。
【図6】従来の典型的な両面点字器の斜視図である。
【図7】図6のA部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 両面点字器 10 表板 12 窓 14 無窓領域 16 ユニット 18 四角状延長部 18a 係止部 20 裏板 12 窓 14 無窓領域 16 ユニット 18 円弧状突出部位 18a フック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ結合され相互に開閉可能に取り付け
    られた長方形の表板及び裏板を含んで構成されてなり、
    それぞれの板には、点字一字分を刻字するための窓が横
    方向に多数並べられて行を構成すると共に、各行と行と
    の間は前記窓の縦長よりも長い無窓領域が設けられてお
    り、前記表板に形成される多数の窓から構成される行が
    前記裏板の無窓領域に面する位置とされ、他方、裏板に
    形成される多数の窓から構成される行が前記表板の無窓
    領域に面する位置とされ、さらに、各板の無窓領域の相
    互に面する内側面には他方の板の窓に対応して所定数の
    半球面状の凹面からなるユニットが横方向に多数並べら
    れて行を構成するようにしており、点字を刻字すべき紙
    を挟み表板の窓及び裏板の窓を利用して紙の両面に点字
    を刻字することを特徴とする両面点字器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の両面点字器において、前
    記表板及び裏板の間には、使用中開いて中の紙が脱落す
    るのを防止する係止手段が設けられていることを特徴と
    する両面点字器。
  3. 【請求項3】表板と裏板の間に紙を挟み両面から当該紙
    に点字を刻字する両面点字器であって、点字一字分を刻
    字するための窓が表裏でずれており、窓の形成されてい
    ない部位の内側面には他方の板の窓に対応して所定数の
    半球面状の凹面からなるユニットが形成されてなる両面
    点字器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104149523A (zh) * 2014-08-13 2014-11-19 成都理工大学 盲人写字板
CN107886808A (zh) * 2017-11-03 2018-04-06 中国科学院计算技术研究所 一种盲文点辅助标注方法及系统

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