JP2007065604A - 点字器 - Google Patents

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JP2007065604A JP2005291689A JP2005291689A JP2007065604A JP 2007065604 A JP2007065604 A JP 2007065604A JP 2005291689 A JP2005291689 A JP 2005291689A JP 2005291689 A JP2005291689 A JP 2005291689A JP 2007065604 A JP2007065604 A JP 2007065604A
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蓴 草場
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Abstract

【課題】 従来の点字器では書く時は右から左に進めて点の凹みで逆字を形成し、読む時は裏返して左から右に進めて凸状の点で読み用の字を読むので、読みと書きで対称形となる点の配列を日本では250位ずつ500程度覚えなければならなかったし、字を間違えた場合には用紙の表面から突起を押し潰して平らにして裏面から正しい字を突出させるのだが正しい位置に正確に書き込むのは至難の業であった。 特に病気等で中途失明をした場合には一層覚え難かった。 そこで、取り扱いを簡単にすると共に字の配列を覚えやすくし、誤字の訂正も簡単にできるようにする事を急務とした。
【解決手段】 点字を読むのと同じように用紙の表から点を形成できるように突起を列設した下板と突起形成用の凹部を持った点筆を用いて従来の逆の作用をする点字器とした。 さらに下板には平滑な行を設け読み取り部とし、書いた行を移動させてすぐに読み取り、誤字もこの場所で点筆の点消し部で突起を押して平滑に訂正できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は盲人用点字作成の器具に関するものである。
従来より点字は盲人用の筆記用具で、6個の点の組み合わせで文字を表現するが、指で触れて判読する為に各点を立体的な小突起とする事が必要であった。
使用方法は百年以上前からほぼ同じで点字器に紙を挟み、点字器上板の6個の点を作成できる列設された枠内に点筆の棒先端で一点ずつ下板の凹みに紙を押し付け凹みを作って、読む時は紙を裏返して紙の凸状の点を指先で触れて読み取る。 点の大きさや間隔、一行の字数、行数、用紙の大きさ等は国や製造業者や用途により多少異なるが点字器の構造と点筆の先端構造はほぼ同一である。
近年、点字タイプライターやパーソナルコンピューターを用いると自動的に小突起が作成できるが大型で高価であり重いので携帯には不向きであり、携帯し易く少ない文章を手軽に書く場合は点字器を用いていた。
また、表示方法として紙の片面のみを使用する以外に、紙を隙間無く使う工夫として欧米諸国の様に字と字の間に裏面からの点字が交互に入るインターポイントと言う方式や、日本の様に行間に裏面からの点字の行が交互に入るインターラインと言う方式も有り、さらに特殊ではあるが8個の点を一字とする場合等があるが、いずれの場合も用途に合った配列や間隔を設けて使用する。
発明が解決しようとする課題
この為、従来の点字器では書く時は右から左に進めて点の凹みで逆字を形成し、読む時は裏返して左から右に進めて凸状の点で読み用の字を読むので、読みと書きで対称形となる点の配列を日本では250位ずつ500程度覚えなければならなかったし、字を間違えた場合には用紙の表面から突起を押し潰して平らにして裏面から正しい字を突出させるのだが正しい位置に正確に書き込むのは至難の業であった。 特に病気等で中途失明をした場合には一層覚え難かった。 そこで、取り扱いを簡単にすると共に字の配列を覚えやすくし、誤字の訂正も簡単にできるようにする事を急務とした。
課題を解決するための手段
点字を読むのと同じように用紙の表から点を形成できるように突起を列設した下板と突起形成用の凹部を持った点筆を用いて従来の逆の作用をする点字器とした。 さらに下板には平滑な行を設け読み取り部とし、書いた行を移動させてすぐに読み取り、誤字もこの場所で点筆の点消し部で突起を押して平滑に訂正できるようにした。
発明の効果
本発明点字器を使用する場合、上板(1)と下板(2)の間に用紙を挟み、上板左上の小枠から点字を読む場合と同じ位置に点筆で点字を書いていくと各部分が半球状に突出し、用紙を裏返さなくとも即時に読める状態となる。
これを第2図と共に詳述すれば突起(3)の上に用紙(8)を載せて点筆の凹部(7)で上から押すと該部の用紙は変形し半球状突起(13)が形成できるからである。
使用に際しては上板より下板を一行分程度大きくして平滑な読み取り部を設けると一行書き終えた後、用紙を少しずらすと書いた部分の突起が上板の小枠から外れ、即座に指で触れて読み取る事が出来、誤字が有った時には誤字突起を点筆の先端が平らな円筒形の点消し部(10)で上から押し潰し平らな状態に戻し、再び用紙を一行分下げて誤字部分の正しい字を書き込める。
第1図に示した一実施例では数行分の突起と小枠を設けた点字器には係止用突起(11)を数個設け、用紙にも係止穴(12)を設けておけば、点字書き込み中に用紙がずれる事はなく、後刻に読み取り部で文字修正をする場合でも用紙の係止穴を一つ上にずらして修正し、再度係止穴を下にずらして同じ位置に正しい字を書き込める。
第3図に示した一行用の点字器では携帯用としてメモ書き等できるが、用紙が載るベース板(14)を用いれば家庭内や学習時に手軽に使用する事ができ、点字(20)を一行書き終わると挟持部(17)を指先で持ち挟持穴(16)との嵌合を外したままレール上を移動させ次の挟持穴で止まると次の行となり続きを書き込めるので正確な行間を設けられる。 この時、小枠は上板の上端から2から3ミリメートル程度の位置に列設しておけば、通常は行間が4ミリメートル程度なので前行の書いた部分が上板から外れて指で触れて読むことができる。 この時インターライン方式の場合、読み取りスペースはさらに数ミリメートル伸ばして前行の字が完全に載る状態とする。 修正後には修正位置を覚えておき挟持部を持ってレール上を移動させ前の挟持穴に戻ると前行に戻るので即座に修正箇所に正しい字を書き込める。
この様に、読み方と同じに点字を書けて、改行毎に字を読めて修正も出来るので一々用紙を裏返したり読みと逆の配列を書き込んだりする煩わしさも無くなり、250以上の逆配列文字を覚える必要が無くなるので幼児や中途失明者も早く点字を覚えることができるし誤字の訂正も容易にできる。
また、例えば学校でのテストや宿題等の場合も、設問を読んでその次の行から書き込め訂正も出来るので授業の進行も捗る。
さらに他実施例の一つとして第4図に示した下板(18)は大きな用紙全体が載る大きさとし、やや小さい突起をほぼ全面に立設し、ベース板同様に側面にレールを設け、該レールには挟持穴を列設し挟持部の突起が嵌合するようにすると他実施例同様に上板の小枠を使って点字(20)を書き込み、用紙の白紙部分ではローラー(19)の付いた点筆でローラーを任意方向に強く押し付けると突起が連続して線状に形成でき線画(21)を描くことができる。 これにより、コンピューターを使用した場合でも特殊で高価なプリンターが必要な絵入りの文を簡単に書く事ができるのでお絵かきや絵本の制作ができる。
本発明を図および実施例と共に以下に説明すれば、点字器は上板(1)と下板(2)から構成され下板には円錐もしくは半球状の突起(3)を任意数列設した。 突起は一般的に横2個、縦3個の計6個、もしくは横2個、縦4個の計8個を一字分とし、突起の大きさは直径1.5ミリメートル程度、高さ0.5ミリメートル程度で字間を数ミリメートル設け一行に30文字分前後を立設した。
上板には小枠(4)を下板の突起の文字数分列設するが、該小枠は横4ミリメートル、縦6ミリメートル程度の大きさで、各枠内には下板に立設された突起が横2個、縦3個の計6個、もしくは横2個、縦4個の計8個と点筆(5)の棒状の先端が入る余裕を含めて一字分として収まり、字間を数ミリメートル設けて列設した。
なお、点字器の製品形態は一行のみの製品や数行もしくは用紙全体を覆う形態のものがあり、携帯用等目的により選ぶことができる。 この為突起は一行分でよい場合や、数行分、さらに用紙全体に対応する場合があるが、一行でも一字分で6個の突起を一つの小枠に使用するので30文字とすると180個の突起が必要となる。
さらに、突起を形成させる為の点筆は棒状の先端に突起形成用として円錐もしくは半球状の凹部(6)を設けた。 上板と下板は一端をヒンジ(7)等で開閉自在に軸止し、用紙(8)を間に挟み込んで使用する。
上板と下板はほぼ同寸法でよいが、下板は上板より一行分程度大きくして下板上部に一行分の平滑な読み取り部(9)を設けると一行書き終えた時に用紙を一行分上にずらして該部上で読み取り、誤字が有った時には誤字突起を点筆の先端が平らな円筒形の点消し部(10)で上から押し潰し平らな状態に戻し、再び用紙を一行分下げて誤字部分に正しい字を書き込める。
第1図に示した一実施例では数行分の突起と小枠を設けた点字器には係止用突起(11)を数個設け、用紙にも係止穴(12)を設けておけば、点字書き込み中に用紙がずれる事はなく、後刻に読み取り部で文字修正をする場合でも用紙の係止穴を一つ上にずらして修正し、再度係止穴を下にずらして同じ位置に正しい字を書き込める。
また、第3図に示した実施例では一行用の点字器で大きな用紙全体を使用する場合は用紙を載せるベース板(14)の側面にレール(15)を設け、該レールには改行時の点字器の移動距離に即した挟持穴(16)を列設し、挟持部(17)の突起が嵌合するようにし、点字(20)の長文を容易に書き込める様にした。
さらに第4図に示した他実施例の一つとして、下板(18)は大きな用紙全体が載る大きさとし、やや小さい突起(3)をほぼ全面に立設し、ベース板同様に側面にレールを設け、該レールには挟持穴を列設し挟持部の突起が嵌合するようにし、点筆には突起を連続的に押せるローラー(19)を装着して点字(20)と線画(21)を一枚の用紙に同時に書ける様にした。
本発明の一実施例を示す一部切断斜視図 本発明の構造を示す部分拡大断面図 本発明の他実施例を示す斜視図 本発明の他実施例を示す一部切断斜視図
符号の説明
1 上板
2 下板
3 突起
4 小枠
5 点筆
6 凹部
7 ヒンジ
8 用紙
9 読み取り部
10 点消し部
11 係止用突起
12 係止穴
13 半球状突起
14 ベース板
15 レール
16 挟持穴
17 挟持部
18 下板
19 ローラー
20 点字
21 線画

Claims (3)

  1. 上板と下板で構成される点字器の下板には半球状の突起を点字の一字分に相当する横2個、縦3個の計6個、もしくは横2個、縦4個の計8個を一字分とし、突起の大きさは直径1.5ミリメートル程度、高さ0.5ミリメートル程度で字間を数ミリメートル設け一行に30文字分前後を立設し、上板には小枠を設け、該小枠の各枠内には下板に立設された突起の一字分が収まり一行に設定した文字数分を列設し、点筆の先端には突起形成用として半球状の凹部を設けて成る事を特徴とする点字器。
  2. 下板は上板より一行分程度大きくし、該部は平滑な読み取り部として成る事を特徴とする特許請求の範囲請求項1記載の点字器。
  3. 下板には半球状突起をほぼ全面に立設し、点筆には用紙を介して突起を連続的に押せるローラーを装着して成ることを特徴とする特許請求の範囲請求項1および請求項2記載の点字器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012220897A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Ndc Ltd 点字器
WO2013024190A1 (es) 2011-08-05 2013-02-21 Kaparazoom Slu Pizarra de escritura y braille y dibujo para personas ciegas o con discapacidad visual
CN104149523A (zh) * 2014-08-13 2014-11-19 成都理工大学 盲人写字板
ES2541653A1 (es) * 2015-02-26 2015-07-22 Javier VILLAR CLOQUELL Dispositivo de trazado y pintado de dibujos en relieve para ciegos y personas con dificultad motora manual
CN108284688A (zh) * 2018-01-11 2018-07-17 北京联合大学 一种盲文机读答题卡

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