JP2592228Y2 - 文字練習板 - Google Patents

文字練習板

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JP2592228Y2
JP2592228Y2 JP1992069765U JP6976592U JP2592228Y2 JP 2592228 Y2 JP2592228 Y2 JP 2592228Y2 JP 1992069765 U JP1992069765 U JP 1992069765U JP 6976592 U JP6976592 U JP 6976592U JP 2592228 Y2 JP2592228 Y2 JP 2592228Y2
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正治 三宅
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、線、平仮名、片仮名、
漢字、数字更にはアルファベット等の各種の文字、更に
はそれらの書体を練習するために用いられる文字練習板
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の線、平仮名、片仮名、漢
字、数字更にはアルファベット等の各種の文字、更には
それらの書体(これらを総称して以下単に文字と称す
る)を体得するには、習字に代表されるように、手本を
目で見ながら、これに似せて何回も学習するようにして
いた。又、低学齢者にあっては、平板上に印刷された文
字の上をなぞることによって、書姿を体得することも行
われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来の体
得手段は、個人の資質や感性に左右されるところも大き
く、長年慣れ親しんでいるにもかゝわらず、正しく且つ
綺麗な書姿を体得するのが大変難しく、十人十色の書姿
があることは周知のとおりで、それだけに正しく且つ綺
麗な書姿を体得したい或いはさせたいという願望は、古
今東西多くの人が潜在的にも又顕在的にも持っている
が、従来はこの願望を満足させる効果的な手段がなかっ
た。
【0004】そこで本考案は、基本的に正しく且つ綺麗
な書姿を体得したいという願望を満たすことができる上
に、製造が容易で、且つ、廉価に提供でき使い勝手の良
い文字練習板を提供することを第1の目的する。また、
第2の目的は、前記第1の目的をうまく達成しながら、
併せて一段と正しく且つ綺麗な書姿を体得できる文字練
習板を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案の文字練習板は、図1の原理構成図並びに図
2乃至図6に示されている通り、全面が細かな凹凸若し
くはヤスリ面で形成されて筆記用具がその上を移動した
時に抵抗を与える抵抗面23を備えた底面板13と、こ
の底面板13の前記抵抗面23上に重合され、且つ、こ
の底面板13に着脱自在に固定される上面板12とから
なる板部材3とから形成され、前記上面板12には文字
1を象った上下に貫通する溝2が形成され、この溝2は
前記底面板13の抵抗面23を備えた上面で形成される
底面と、前記文字1の下縁に近い方に位置される下縁側
壁部4と前記文字1の上縁に近い方に位置される上縁側
壁部6とからなる側壁とで画定され、前記下縁側壁部4
は前記溝2の下部に向かう方向で、前記文字1の前記下
縁から離れるように傾斜する面によって画定されたもの
である。
【0006】また上記第2の目的を効果的に達成するた
めに、本考案の文字練習板は、前記上側壁部も前記方向
に傾斜する面によって画定されている。
【0007】更に、上記第1、第2の目的をさらに効果
的に達成するために、本考案の文字練習板は、前記上面
板12の表面には筆順24,25が付されている。
【0008】
【作用】以上のように構成された本考案の文字練習板
は、溝に筆記具の先端を挿入し、且つ、筆記具先端の手
前側を溝の前記下縁側壁部の傾斜側壁に当て付け、その
まゝ溝に沿って移動させると、筆記具は板部材の表面に
対して所定の傾斜角度に保たれる。この所作を反復する
ことによって、正しく、綺麗な文字と正しい筆記具の持
ち角度とを自然のうちに習得させる。そして、前記溝の
底面の細かな凹凸若しくはヤスリ目は、筆記具の運びに
実際に紙の上で文字を書くのと同様な抵抗を与えて、現
実に文字を書くのと同様な感覚を得られるのに好都合に
作用する。
【0009】また、板部材が上面板と底面板とで構成さ
れ、この上面板が底面板に着脱自在に固定される構成
は、底面板を全ての上面板(平仮名、片仮名、漢字、ア
ルファベット、数字用等の各平板)の共通の底面板とし
ての使用を可能にする。
【0010】更に、前記上面板12の表面に付された筆
順24,25は、正しい筆順を簡便にマスターさせるの
に役立つ。
【0011】
【実施例】次に、本考案による文字練習板の具体的な一
実施例について、図面を参照しつゝ説明する。図3にお
いて、文字練習板を構成する板部材11は、例えばアク
リル樹脂等の合成樹脂素材から成る、色違いの、上下二
枚の平板12,13、つまり上面板12と底面板13が
上下に重ね合わせされ、上の平板12には上下に貫通す
る等幅の溝14によって、正しい姿の文字(図例では漢
字の「上」)15が穿設されている。前記上の平板12
の厚みはほゞ1.5〜3mm程度の適宜の寸法で選定さ
れる。
【0012】前記溝14は、その天地の側壁16,1
7、つまり上縁側壁部と下縁側壁部、が手前35゜〜6
0゜の範囲で所定の角度を持った傾斜面、好ましくは4
5°の傾斜面、に形成されていて、該溝14内に、例え
ば鉛筆やボールペン或いは先端を先鋭にした棒状体等か
らなる筆記具(図外)を挿入したときに、この筆記具が
上の平板12の表面に対して、自ずと手前35°〜60
°に傾く姿勢になるように規制する働きを持つ。この3
5°〜60゜、好ましくは45°、の角度は、図2に示
されるように、筆記具18の軸線19と紙面20とのな
す角度αが理想的な筆記角度になる角度である。又この
溝14の幅Lは、前記筆記具18の先端を溝14内に挿
入したときに、先端が下の平板13面に接するのを妨げ
ない寸法に形成されていて、ほゞ1〜3mmの適宜の幅
で選定される。
【0013】前記下の平板13と上の平板12との色を
異にすることで、溝14から下の平板13の色が見え、
文字15が明確に認識されるので、特に低学齢者には好
ましい。しかし、必ずしも色違いにする必要はなく、同
色、明暗或いは透明更にはこれらを種々の組み合わせる
ことによっても同等の効果が得られる。
【0014】図3に示されるように、下の平板13の上
面全域は、筆記の時の抵抗面23となる、ヤスリ目や細
かな凹凸(図例ではヤスリ目)が設けられていて、筆記
具18の運びに抵抗が与えられるようにしてある。これ
によって、現実に文字を書くのと同様な感覚が得られ、
一層好ましい。
【0015】又、図3に示されるように、文字15の筆
順24,25を上の平板12に、印刷、刻設などの適宜
の手段で表示すれば、一層好ましく、図示しないが漢字
の場合は音,訓を、草書体などの場合には読み方などを
表示することもできる。
【0016】又、前記溝14は天地両方の側壁16,1
7を傾斜面としたが、少なくとも地側の側壁17が、前
記の角度で傾斜すれば足りる。
【0017】上記の各実施例では、便宜上一枚の板部材
に一字のみを穿設した場合を例示したが、図4〜図6に
示されるように、例えば、第一学年に修学すべき漢字の
全て(80字)(図4)、或いは平仮名の所要数(図
5)、更にはアルファベット(図6)を夫々一枚の板部
材に穿設するようにしてもよい。尚、図6では数字も同
一平板に穿設されている場合を例示したが、両者は別々
であっても良いことは言うまでもない。
【0018】又上記実施例において、平板11は合成樹
脂素材をもって構成されているが、木材の平板等を採用
することができ、更に文字15を平板11に設けるに、
穿設或いは切り抜きと言う手段を採用して構成される
が、合成樹脂の場合には、成形という手段も採用される
ことは言うまでもない。
【0019】そして、特に平板11を合成樹脂素材で構
成した場合などは、上の平板12が下の平板13に対し
て着脱自在に構成されることによって、下の平板13を
全ての文字に共通させて、つまり全ての上の平板12
(平仮名、片仮名、漢字、アルファベット、数字用の各
平板)の共通の下の平板として使用させることができ
る。また上と下の平板は、両者が重ね合わされたとき
に、相対位置のずれが生じないように、適宜の固定手
段、例えば上の平板12の下面の適宜の箇所に突設され
た突起が下の平板13の上面に穿設された凹入部に着脱
自在に嵌合される固定手段や位置規制手段、例えば下の
平板13の上面周縁に上方への立ち上がりリブが形成さ
れるとともに、上の平板12の縦・横幅がこのリブの内
法と同等或いはやゝ小さめの寸法に形成されて、上の平
板12が下の平板13の四周リブの内方に嵌合され、又
必要に応じてこの下の平板13のリブと上の平板12の
周側縁に形成されたノッチと凹部とによって固定をより
強固にする手段等を採用できる。
【0020】本考案における文字1は本実施例において
は文字15に対応し、本考案における溝2は本実施例に
おいては溝14に対応し、本考案における板部材3は本
実施例において板部材11に対応し、本考案における地
側の側壁4は本実施例における地側の側壁17に対応
し、本考案における天側の側壁6は本実施例において天
側の側壁16に対応する。
【0021】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。即ち、正しい姿の文
字と正しいペン軸の角度とを共に規制する溝の底面が、
筆記用具がその上を移動した時に抵抗を与える、細かな
凹凸若しくはヤスリ面で形成された抵抗面に形成された
文字練習板によって文字の書き方を練習するようにした
から、筆記具の運びに抵抗が与えられ、現実に文字を書
くのと同様な感覚が得られ、疑似体験に一層の現実感を
与え、従来と違って、正しく、綺麗な文字と正しい筆記
具の持ち角度とを、特に低学齢者であっても、労するこ
となく、自然に習得できる利点がある。
【0022】そして、殊に本考案は、文字練習板を構成
する板部材が底面板とこれに着脱自在に固定される上面
板とから形成されることによって、底面板を全ての上面
板(平仮名、片仮名、漢字、アルファベット、数字用等
の各平板)の共通の下板として兼用でき、比較的摩損頻
度の高い底面板13を交換するだけで、何時までも新鮮
な前記疑似体験が可能になり、経済的な効果は多大であ
る。つまり、一枚の板部材に文字パターンを凹溝を刻設
して形成する従来構造では、この凹溝の抵抗面の磨損度
合いが大きくなったら文字練習板全てを廃棄せねばなら
ず、言わば文字溝を備えた上面板が全く無駄に廃棄され
ることになるが、本考案に係る文字練習板は、上面板は
そのまま残して新しい底面板とセットして再び使用でき
るので、コストメリットは多大である。逆に、上面板が
損壊した場合にも、この上面板のみを新規のものに取り
替えれば良く、底面板までも廃棄する無駄が無くなる。
【0023】しかも、それぞれ機能の異なる上面板と底
面板とが別体に構成されることによって、上面板と底面
板との製造、加工が寸法精度を向上できながらも簡便で
あり、併せてローコストで製造でき、従ってまた、廉価
に提供できる利点がある。
【0024】特に底面板の製造、加工は、大面積の樹脂
板等を、その表面全域にわたって抵抗面を成形、加工
し、その後これを寸法毎に裁断したりすれば簡便に得ら
れ、また、上面板の文字パターンも上面板を上下に貫通
する溝孔を穿つことによって得られるため、文字溝と抵
抗面とを一緒に製造、加工したりする特殊の技術を要す
る従来のものに比べて、高度の製造、加工技術を要する
ことなく、格段に簡便な設備で、容易に得ることがで
き、付加価値の高い文字練習板を一層廉価に提供でき、
学用品や教育玩具として採用しても、経済的な負担を格
段に軽減でき、且つ、利便性を格段に高めることができ
る利点がある。
【0025】また、前記上側壁部も下側壁部と同様に、
手前に傾斜する面にすることによって、筆記具の姿勢を
より正しく、確実に規制して、一層好ましい文字の習得
が可能となる。更に、筆順を付すことによって、殊に低
学齢者には正しい筆順を短時日の内に習得させることが
可能となり、所期の目的を理想的に果たすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理構成図である。
【図2】紙面と筆記具との理想的な筆記角度を示す説明
図である。
【図3】本考案文字練習板の具体的一実施例の一部切欠
き斜視図である。
【図4】本考案文字練習板の別の実施例を示す外観図で
ある。
【図5】本考案文字練習板の更に別の実施例を示す外観
図である。
【図6】本考案文字練習板の更に別の実施例を示す外観
図である。
【符号の説明】
1、15‥‥文字、2、14‥‥溝、3、11‥‥板部
材、4、17‥‥地側の側壁、24、25‥‥筆順、
6、16‥‥天側の側壁、23‥‥抵抗面

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が文字を正しく書くことを訓練す
    るために使用する装置であって、全面が細かな凹凸若し
    くはヤスリ面で形成されて筆記用具がその上を移動した
    時に抵抗を与える抵抗面23を備えた底面板13と、こ
    の底面板13の前記抵抗面23上に重合され、且つ、こ
    の底面板13に着脱自在に固定される上面板12とから
    なる板部材3とから形成され、前記上面板12には文字
    を象った上下に貫通する溝2が形成され、この溝2は
    前記底面板13の抵抗面23を備えた上面で形成される
    底面と、前記文字1の下縁に近い方に位置される下縁側
    壁部4と前記文字1の上縁に近い方に位置される上縁側
    壁部6とからなる側壁とで画定され、前記下縁側壁部4
    は前記溝2の下部に向かう方向で、前記文字1の前記下
    縁から離れるように傾斜する面によって画定されている
    ことを特徴とする文字練習板。
  2. 【請求項2】 前記上側壁部6も前記方向に傾斜する面
    によって画定されている請求項1記載の文字練習板。
  3. 【請求項3】 前記上面板12の表面には筆順24,2
    5が付されている請求項1又は請求項2のいずれかに記
    載の文字練習板。
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JPH0640968U JPH0640968U (ja) 1994-05-31
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