JP2002023569A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002023569A
JP2002023569A JP2000208919A JP2000208919A JP2002023569A JP 2002023569 A JP2002023569 A JP 2002023569A JP 2000208919 A JP2000208919 A JP 2000208919A JP 2000208919 A JP2000208919 A JP 2000208919A JP 2002023569 A JP2002023569 A JP 2002023569A
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貴之 今川
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Kazuya Iwabayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像剤の誤挿入を防止できるうえ、現像剤の供
給を適正タイミングで行うようにする。 【解決手段】現像剤補給容器14が画像形成装置Mに装
着された際に、現像剤補給容器14のメモリ30及び画
像形成装置Mのメモリ40における現像剤消費量に関す
る情報から現像剤補給容器14の画像形成装置Mに対す
る適否を判別する。これにより、例えば、現像剤の残量
をID(照合番号)としてメモリ30,40に記憶させ
ることにより、メモリ30,40間での相互のデータの
交換・照合によって、現像剤の適正時期での供給が可能
となり、現像剤の誤挿入などが確実に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カートリッジ式
の現像剤補給容器を着脱自在に装着するデジタル複写機
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置では、現像装置における現
像槽中の現像剤比率(T/D)が低下したときに、現像
剤が現像剤補給容器から補給される。現像剤補給容器の
交換作業などは、普通、ユーザによって行われることが
多い。
【0003】ところで、画像形成装置においては、使用
する現像剤の種類が異なることがある。例えば、同一種
類の感光体ドラムを使うものでも、アナログ方式(正転
現像方式)とデジタル方式(反転現像方式)とでは、使
用する現像剤の極性が逆になる。また、同極性の現像剤
であっても、その帯電特性(飽和帯電量)の違いによっ
て含有成分(CCAや樹脂など)による抵抗値の差があ
り、さらに、黒トナーや赤トナーなどのカラー対応によ
る色相の差がある。
【0004】このような装置間で互換性のない現像剤を
間違って他の装置に補給すると、現像剤のキャリア上が
り、及び、現像剤の吹き出しを生じ、装置内部の汚損し
たり感光体の劣化を早期化させるおそれがある。
【0005】このため、例えば、装置の形式毎に現像剤
補給容器の形状を変えることにより、誤挿入を防止する
技術が知られているが、これは、形式毎の容器成形のた
めに、コストが大幅にアップしてしまう。
【0006】そこで、従来の画像形成装置として、特願
平11−181034号公報には、現像剤補給容器に乱
数記憶用のICチップを保持し、装置本体側のメモリ部
で発生させた乱数と現像剤補給容器の乱数を照合させる
ことにより、現像剤の誤挿入を防止しょうとする構成が
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特願平11
−181034号公報に開示された構成では、装置本体
側に適合する現像剤補給容器を乱数で判別するだけであ
り、装置本体側の現像剤の残量がなくなった場合などに
対策が不明で、現像剤を適正なタイミングで供給できる
保証がない。
【0008】なお、特公平4−62075号公報におい
ては、現像剤補給容器の装着時に現像剤の情報(補給
量、ロットNoなど)を装着およびメモリし、その情報
から画像形成のプロセス条件を変更する構成が開示され
ている。しかし、これは、現像剤補給容器の誤挿入を画
像形成のプロセス条件の変更で対応するものに過ぎな
い。
【0009】この発明の目的は、現像剤の誤挿入を防止
できるうえ、適正時期での現像剤の供給が可能となる画
像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0011】(1) 装置本体に着脱自在に装着され、画像
形成に伴って現像剤を補給する現像剤補給容器を有する
画像形成装置において、装置本体に設けられて現像剤消
費量に関する情報を記憶する本体側記憶手段と、現像剤
補給容器に設けられて現像剤消費量に関する情報を記憶
する容器側記憶手段と、現像剤補給容器が装置本体に装
着された際に容器側記憶手段から読み込んだ現像剤消費
量に関する情報と本体側記憶手段から読み出した現像剤
消費量に関する情報とを照合して当該現像剤補給容器の
装置本体に対する適否を判別する制御手段と、を備えて
いることを特徴とする。
【0012】この構成においては、現像剤補給容器が装
置本体に装着された際に、制御手段が本体側記憶手段と
容器側記憶手段とにおける現像剤消費量に関する情報か
ら現像剤補給容器が装置本体に適しているか否かを判断
する。このため、例えば、現像剤の残量をID(照合番
号)として各記憶手段に記憶させることにより、装置本
体の記憶手段と現像剤補給容器の記憶手段との間で相互
にデータの交換、照合が可能となり、現像剤の誤挿入な
どが防止されるとともに、現像剤の残量がなくなった際
の現像剤の使用中止や適正時期での現像剤供給が可能と
なる。
【0013】(2) 前記制御手段は、現像剤補給容器が装
置本体に適合していると判定した場合は画像形成動作を
許可し、現像剤補給容器が装置本体に適合していないと
判定した場合は現像剤補給容器から装置本体側に現像剤
を補給しないように制御することを特徴とする。
【0014】この構成においては、装置側記憶手段の記
憶内容と容器側記憶手段の記憶内容とが整合するか否か
に応じて、装着されている現像剤補給容器からの現像剤
の補給の可否が判断される。したがって、現像剤補給容
器が装置本体に適合しない場合には、現像剤補給容器か
ら装置本体に現像剤の補給が行われることがなく、ユー
ザの判断ミスなどによる現像剤の誤使用、例えば、間違
った色や極性のものを使ったりするおそれがなくなる。
【0015】(3) 前記制御手段は、現像剤補給容器の記
憶手段への現像剤消費量に関する情報の書き込みを現像
剤の限界頻度回数まで行うことにより、前記制御手段
は、装着された現像剤補給容器が現像剤エンプティであ
ることを判別することを特徴とする。
【0016】この構成においては、記憶手段への現像剤
消費量に関する情報の格納が現像剤の限界頻度回数まで
行われるので、限界頻度回数での残量記憶情報から現像
剤補給容器の現像剤エンプティを知ることができ、これ
により、不適正な使用状態が回避される。
【0017】(4) 前記制御手段は、現像剤補給容器の装
置本体に対する適否の判別を電源投入毎に行うことを特
徴とする。
【0018】この構成においては、装置本体に装着され
た現像剤補給容器の適否が電源投入毎に判断されるの
で、電源がオフされている状態で現像剤補給容器が誤挿
入されたとしても、電源投入時にそのミスが分かり、現
像剤補給容器の誤使用が未然、かつ確実に防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に実施形態に係
る画像形成装置の概略断面図である。図1において、画
像形成装置Mは、上面に透明なガラスなどからなる原稿
台1を備えている。原稿台1の下方には、スキャナ部2
が配設されている。スキャナー部2は、原稿台1上に載
置された原稿の画像面に光を照射する露光用光源21、
露光用光源21の光の原稿からの反射光を反射するミラ
ー22a〜22c、ミラー22a〜22cにおいて反射
した光をCCD24の受光面に結像するレンズ23、及
び、受光面における受光量に応じた電気信号を出力する
CCD24を備えている。CCD24の出力信号は、図
示しない画像処理部に入力され、デジタルデータに変換
された後、所定の画像処理を施されて画像データとして
後述するレーザースキャンユニット(LSUという。)
3に供給される。
【0020】画像形成装置Mの略中央部には、感光体ド
ラム4が矢印X方向に回転自在に支持されている。感光
体ドラム4の周囲には、帯電器7、LSU3、現像装置
5、及び転写器6等が感光体ドラム4の回転方向にこの
順に配置されている。帯電器7は、コロナ放電等によ
り、感光体ドラム4の表面に所定極性の電荷を均一に付
与する。LSU3は、画像処理部から供給された画像デ
ータに基づく画像光を感光体ドラム4の表面に照射す
る。これによって、感光体ドラム4の表面には、光導電
作用によって静電潜像が形成される。現像装置5は、内
部に収納したトナーを感光体ドラム1の表面に供給し、
静電潜像をトナー像に顕像化する。
【0021】感光体ドラム4の回転に先立って、給紙ロ
ーラ9等によって給紙カセット8から用紙が1枚ずつ給
紙されている。給紙された用紙は、前端をレジストロー
ラ10に当接させて一旦停止した後、感光体ドラム4の
回転に同期して開始するレジストローラ10の回転によ
り、感光体ドラム4と転写器6との間に導かれる。転写
器6は、感光体ドラム4と転写器6との間に導かれた用
紙に対して転写電圧を印加し、感光体ドラム4の表面に
担持されたトナー像を静電気力によって用紙の表面に転
写する。転写工程を終了した用紙は、定着装置11に搬
送され、加熱及び加圧を受ける。これによって、用紙上
の転写されたトナー像が一旦溶融した後、用紙の表面に
堅牢に定着する。定着装置11を通過した用紙は、排紙
ローラ12によって排紙トレイ13上に排出される。な
お、現像装置5は、画像形成装置Mに対して破線で示す
ように、着脱可能に装着されている。
【0022】現像装置5には、現像槽5Aに対しての補
給用のトナーが収容された現像剤補給器であるトナーボ
ックス14が、着脱可能に装着されている。このトナー
ボックス14には、集積回路チップ部品(以下、ICチ
ップという。)15が配備される一方、現像装置5側に
は、画像形成装置Mの制御手段であるCPU(図3)1
7にインターフェースを介して接続されたコネクタ16
が設けられている。
【0023】トナーボックス14を現像槽5Aと一緒に
画像形成装置Mの所定個所に装着することによってIC
チップ15がコネクタ16に電気的に接続され、これに
より、ICチップ15とCPU17との間でデータの授
受を行うことができるようになっている。
【0024】ICチップ15は、図3に示すように、こ
の発明の容器側記憶手段であるメモリ30を有してお
り、このメモリ30には、そのアドレスに対応してトナ
ーボックス14に関する情報が格納されている。
【0025】例えば、アドレス0001番地には、その
トナーボックス14が使用可能とされる装置や型番、ア
ドレス0002番地には、そのトナーボックス14に収
納されている現像剤のロット番号、アドレス0003番
地には現像剤の内容量、アドレス0004番地にはその
トナーボックスの容器をリサイクルした回数などが記憶
されている。
【0026】一方、画像形成装置Mは、この発明の制御
手段であるCPU17を備えている。CPU17は、こ
の発明の装置側記憶手段であるメモリ40を有する。C
PU17は、ICチップ15のメモリ30から読み込ん
だデータをメモリ40に書き込む。このメモリ40に
は、画像形成装置Mに関するデータが予め格納されてい
るメモリ40を有している。
【0027】メモリ40の各メモリエリア、例えば、ア
ドレス0001番地には予め格納された装置本体名や型
番、アドレス0002番地にはICチップ15のメモリ
30から読み込んだ現像剤ロット番号、アドレス000
3番地には像剤残量、アドレス0004番地にはICチ
ップ15のメモリ30から読み込んだリサイクル回数な
どの情報が書き込まれる。
【0028】CPU17は、ICチップ15のメモリ3
0から読み込んだ使用可能な装置名のなかに、画像形成
装置Mのメモリ40の装置名が含まれているか否かを判
別し、その結果からそのトナーボックス14が画像形成
装置Mに適合しているか否かを画像形成装置Mの表示パ
ネル(図示せず)に表示する。
【0029】また、CPU17は、リサイクル回数が限
度を越えているか否かも判定して、トナーボックス14
の適否を表示する。現像剤残量の数値は、画像形成装置
Mに装着されて認識されたトナーボックス14を使用し
ている間に、随時特定するために用いる。
【0030】また、ICチップ15のメモリ30から読
み込んだ内容量に関するデータは、トナーボックス14
のトナー供給ローラーの回転数、プロセス速度などから
求めたトナーの消費量を上記初期値から差し引いて算出
し、画像形成装置M側とICチップ15側に書き込まれ
る。
【0031】この時、トナーエンプティとなると、この
ことを表示パネルに表示し、トナーボックス14の交換
を促す。このようなCPU17の判定は、画像形成装置
Mの電源がONされる毎に行われるようになっている。
【0032】図5は、上記画像形成装置Mの制御部にお
けるトナーボックス誤挿入防止時の処理手順を示すフロ
ーチャートである。まず、画像形成装置Mの電源がON
されると、CPU17は、画像形成装置Mのメモリ40
から、装着されるトナーボックス14が満たすべき条件
が記述された情報を読み出す(s51)。さらに、CP
U17は、トナーボックス14のICチップ15のメモ
リ30から所定のアドレスに格納されているトナーボッ
クス14に関する情報(ID番号など)を読み出す(s
52)。
【0033】CPU17は、画像形成装置Mの情報(ト
ナー残量、デベ使用回数及び感光体寿命等のサプライ寿
命に関する情報)とトナーボックス14の情報とが合致
しているか否かを判断し(s53)、画像形成装置Mの
情報とトナーボックス14の情報とが合致していなけれ
ば、トナーの使用を禁止する(s62)。画像形成装置
Mが記憶している情報とトナーボックス14から読み取
った情報とが合致する場合には、CPU17は、アドレ
ス0005番地がイニシャルであるか否かに基づいて、
装着されたトナーボックス14が未使用品であるか否か
の判別を行う(s54)。装着されたトナーボックス1
4が未使用品である場合、CPU17は、トナーの初期
残量値を発生した後(s55)、初期量値をトナーボッ
クス14が有するICチップ15のメモリ30に書き込
む(s56)。
【0034】さらに、CPU17は、画像形成装置Mの
メモリ40に初期残量値を書き込むとともに、ICチッ
プ15のメモリ30内のアドレス0005に使用(開
始)中である旨を書き込む(s57)。これによって、
CPU17は、画像形成処理の準備を完了し、通常コピ
ーモードに移行する(s58)。
【0035】一方、トナーボックス14が未使用品では
なく既に使用されていると判定した場合、すなわち、画
像形成装置Mに装着されてから何回かトナーを現像槽5
Aに供給している場合には、CPU17は、既に使用中
のトナーボックス14が以前装着したものと同じである
か否かを確認するために、画像形成装置Mのメモリ40
に格納されている前回の使用時のトナー残量値を読み出
し(s59)、さらに、トナーボックス14のICチッ
プ15のメモリ30に格納されている残量値を読み出す
(s60)。そして、CPU17は、画像形成装置Mの
トナー残量値とトナーボックス14のトナー残量値とを
比較する(s61)。
【0036】両者のトナー残量値が合致していれば、コ
ピーを行っても問題ないため、CPU17は、通常コピ
ーモードに移行する(s58)。一方、両トナー残量値
が合致していないときは、そのトナーボックス14が以
前に装着したものとは異なるので、CPU17は、トナ
ーの使用を禁止する(s62)。
【0037】CPU17は、一例として上記の処理を画
像形成装置Mに電源が投入される毎に実行する。
【0038】図6は、上記画像形成装置の制御部におけ
るコピー時の処理手順を示すフローチャートである。画
像形成装置Mは、600dpi又は1200dpiの解
像度毎に異なるプロセス速度で画像形成処理を実行す
る。また、コピー枚数の計数の基準となる用紙サイズを
A4サイズとし、A4以下の用紙についてはA4と同じ
サイズとみなしてカウントするとともに、A4を越える
サイズの記録用紙については、1枚コピーする毎に2枚
のA4用紙についてコピーしたものとしてカウントす
る。
【0039】CPU17は、解像度が600dpiか否
かを判断し(s101)、解像度が600dpiである
場合には、用紙サイズがA4以下であるか否かを判断す
る(s103)。用紙がA4以下である場合、CPU1
7は、600dpiの解像度におけるトナー消費量に応
じたコピー枚数分の使用量を算出し、この値を減算した
トナー残量を画像形成装置Mのメモリ40に更新的に記
憶するとともに(s105)、トナーボックス14のI
Cチップ15にも使用量を減算した後のトナー残量を書
き込む(s109)。
【0040】CPU17は、用紙サイズがA4以下では
ない場合、コピー枚数の計数値を2倍にした後のコピー
枚数について600dpiの解像度のトナー消費量に応
じた使用量を算出し、この値を減算したトナー残量を画
像形成装置Mのメモリ40に更新的に記憶するとともに
(s106,s110)、トナーボックス14のICチ
ップ15にも使用量を現在した後のトナー残量を書き込
む(s109)。
【0041】また、CPU17は、解像度が600dp
iではなく1200dpiの場合、同様に用紙サイズが
A4以下であるか否かを判断し(s104)、用紙サイ
ズがA4以下の場合は600dpiの解像度を基準にし
て換算した係数Χを600dpiの解像度のトナー消費
量に乗算した値に応じてコピー枚数分の使用量を算出
し、この値を現在したトナー残量を画像形成装置Mのメ
モリ40に更新的に記憶するとともに(s107)、ト
ナーボックス14のICチップ15にも使用量を減算し
た後のトナー残量を書き込む(s109)。
【0042】CPU17は、用紙サイズがA4以下では
ない場合、コピー枚数の計数値を2倍にした後のコピー
枚数について、係数Χを600dpiの解像度のトナー
消費量に乗算した値に応じた使用量を算出し、この値を
減算したトナー残量を画像形成装置Mのメモリ40に更
新的に記憶するとともに(s108,s111)、トナ
ーボックス14のICチップ15にも使用量を現在した
後のトナー残量を書き込む(s109)。
【0043】この後、CPU17は、トナーがエンプテ
ィか否かを確認し(s112)、エンプティでない場合
は、コピーを行っても問題はないため、s101に戻
り、通常のコピーモードを続行する。エンプティの場合
は、s113に進む。この場合、トナーボックス14内
にトナーがなく、コピーができない状態にあるので、そ
のトナーボックス14の使用を禁止する旨をICチップ
15に書き込む(s113)。
【0044】上記したように、トナーボックス14が画
像形成装置Mに装着された際に、CPU17は、画像形
成装置M側のメモリ40及びトナーボックス14側のメ
モリ30におけるトナー消費量に関する情報からトナー
ボックス14の画像形成装置Mに対する適否を判別する
ので、画像形成装置Mの形式に合わせてトナーボックス
14の形状を変えるものに比してコスト高が避けられる
うえ、例えば、トナーの残量をID(照合番号)として
メモリ30,40に記憶させることにより、メモリ30
とメモリ40との間で相互にデータの交換、照合が可能
となり、トナー残量がなくなった際のトナーの使用を中
止できる。これにより、トナーの誤挿入などを未然に防
止できるとともに、トナーボックス14の適切な時期で
の交換が可能となる。
【0045】また、トナーボックス14が上記画像形成
装置Mに適合していないと判断した場合には、装着され
ているトナーボックス14から現像装置5内にトナーを
補給しないように制御するため、色や極性が相違するト
ナーが誤って使用されることを未然に防止できる。
【0046】さらに、トナーの残量の情報の書き込み
を、トナーの限界頻度回数まで行うことにより、上記ト
ナーの限界頻度回数での記憶情報からトナーボックス1
4のトナーエンプティが検出可能となり、不適正な使用
状態を未然に回避できることになる。
【0047】ところで、画像形成装置Mの電源がオフの
状態では、トナーボックス14の適否を判別できない可
能性もある。この点で、上記構成においては、画像形成
装置Mに装着されたトナーボックス14の適否が電源投
入毎に判断されるので、電源がオフの状態でトナーボッ
クス14が誤挿入されたとしても、電源投入時にそのミ
スが分かり、トナーボックス14の誤使用を確実に防止
することができる。
【0048】なお、1台の画像形成装置Mにおいて、例
えば、600dpi又は1200dpiなどのように異
なる解像度の画像形成時にプロセス速度を変更する場
合、プロセス速度毎に感光体ドラム4の劣化速度やトナ
ーの消費速度が異なる。したがって、プロセス速度毎に
異なるトナーの消費量を算出し、これを利用して各プロ
セス毎にトナー消費量を決めていく。
【0049】この方法を利用することにより、複数のプ
ロセス速度を有する画像形成装置Mにおいて、適切なサ
プライ品の交換時期を知ることができる。
【0050】プロセス速度が異なることによって、同一
解像度であっても、現像特性、転写効率特性等が異なる
ことで、トナー消費量に差が発生する。さらに、2種の
プロセス速度で解像度が異なるとき、例えば、上記装置
Mのように主走査方向×副走査方向が600dpi×6
00dpiと、1200dpi×1200dpiと2種
類ある場合、副走査には600dpiの1ドットの直径
が42.5μmであるのに対して、1200dpiで
は、21.25μmと直径が1/2になることによっ
て、理論的には、1ドット当たりのトナー付着量は1/
4となるはずである。しかし、実際には、付着するトナ
ーの形状は円柱状の付着ではなく、円錐状の付着に近い
形状となり、上記1/4以下になることは明白である。
【0051】このようにトナーの付着状態を考慮し、
(600dpiの1ドットでのトナー消費量):(12
00dpiの1ドットでのトナー消費量)=1:Χの換
算式をCPU17にメモリする必要がある。その後、印
字要求時に装置Mの動作プロセス速度の確認と、画像情
報中の画素数を確認し、上記計算式を基に消費量の算出
・積算を行う必要がある。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、以下の効果を奏する
ことができる。
【0053】(1) 現像剤補給容器が装置本体に装着され
た際に、両者の記憶手段における現像剤消費量に関する
情報から現像剤補給容器の装置本体に対する適否を判別
するようにしたので、例えば、現像剤の残量をID(照
合番号)として各記憶手段に記憶させることにより、装
置本体側記憶手段と現像剤補給容器の記憶手段との間で
の相互のデータの交換、照合から、現像剤の誤挿入など
を防止できるとともに、適正時の現像剤供給が可能とな
る。
【0054】(2) 現像剤補給容器が装置本体に適合しな
い場合には、現像剤補給容器から装置本体に現像剤の補
給を行わないようにしたことにより、ユーザの確認不足
などによる現像剤(色違いなど)の誤使用を回避でき
る。
【0055】(3) 現像剤補給容器の記憶手段への現像剤
消費量に関する情報の書き込みを現像剤の限界頻度回数
まで行うようにすることにより、限界頻度回数での記憶
情報から現像剤エンプティであることを知ることがで
き、不適正なタイミングでの使用状態を回避できる。
【0056】(4) 装置本体に装着された現像剤補給容器
の適否が電源投入毎に判別するので、電源OFF時に現
像剤補給容器が誤挿入されたとしても、電源投入時にそ
のミスが分かり、現像剤補給容器の誤使用を未然、かつ
確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態にかかる画像形成装置の概
略断面図である。
【図2】画像形成装置の現像装置を示す断面図である。
【図3】現像装置の記憶手段における記憶情報の説明図
である。
【図4】装置本体側の記憶手段における記憶情報の説明
図である。
【図5】現像剤補給器の装着手順を示すフローチャート
である。
【図6】コピー動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
14−現像剤補給器 17−CPU(制御手段) 30−メモリ(容器側記憶手段) 40−メモリ(装置側記憶手段) M−画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 114 G03G 15/00 556 21/14 21/00 372 (72)発明者 伊藤 学 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 今川 貴之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 関野 秀樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岩林 一也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA27 DA41 DA45 EC08 EC10 EE08 EF01 EH04 EK03 EK06 FA33 GB03 GB05 GB07 HA08 HA12 HB05 HB13 HB17 HB18 2H071 BA03 BA13 BA33 BA34 DA08 2H077 AA02 AA35 AD06 AD18 BA09 DA12 DA16 DA22 DA24 DB10 DB14 DB18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に着脱自在に装着されて、画像形
    成に伴って現像剤を補給する現像剤補給容器を有する画
    像形成装置において、 装置本体に設けられて現像剤消費量に関する情報を記憶
    する本体側記憶手段と、現像剤補給容器に設けられて現
    像剤消費量に関する情報を記憶する容器側記憶手段と、
    現像剤補給容器が装置本体に装着された際に容器側記憶
    手段から読み込んだ現像剤消費量に関する情報と本体側
    記憶手段から読み出した現像剤消費量に関する情報とを
    照合して当該現像剤補給容器の装置本体に対する適否を
    判別する制御手段と、を備えていることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、現像剤補給容器が装置本
    体に適合していると判定した場合は、画像形成動作を許
    可し、現像剤補給容器が装置本体に適合していないと判
    定した場合は、現像剤補給容器から装置本体側に現像剤
    を補給しないように制御することを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、容器側記憶手段への現像
    剤消費量に関する情報の書き込みを現像剤の限界頻度回
    数まで行うことにより、装着された現像剤補給容器の現
    像剤がエンプティであることを判別することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、現像剤補給容器の装置本
    体に対する適否の判別を電源投入毎に行うことを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
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