JP2002023267A - 投影装置 - Google Patents
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Abstract
ンの騒音を低減する。 【解決手段】 3つの液晶パネル41〜43をG,R,
Bパネル用ファン611〜613を用いて冷却しつつ液
晶パネル41〜43を用いてカラー映像の投影を行う投
影装置において、映像信号のR,G,B成分の輝度レベ
ルを求めるレベル算出部711、音声信号の音声レベル
を求めるレベル算出部721、ファン611〜613の
回転数を制御するファン制御部73、および、ランプ2
1の累積点灯時間を記憶するメモリ761を設ける。そ
して、輝度レベルが高いほど対応するファンの回転数を
下げ、音声レベルが高いほどファンの回転数を上げ、累
積点灯時間が長いほどファンの回転数を下げる。これに
より、ファン611〜613により生じる不必要な騒音
を低減しつつ、液晶パネル41〜43の適切な冷却を行
うことができる。
Description
影装置に関する。
信号に基づいて液晶パネルを制御し、ランプからの光を
液晶パネルおよびスクリーンへと順次導くことにより映
像をスクリーンに投影する。このような投影装置では、
光学系を用いて液晶パネルに形成される映像を拡大して
投影するため、高輝度のランプが使用される。したがっ
て、液晶パネルは高照度で照明されて高温となる。液晶
パネルは偏光板を用いてランプからの光を部分的に遮光
することにより映像表示を実現するデバイスであること
から、偏光板近傍が特に高温となる。
流を液晶パネルへ供給することにより、液晶パネルの冷
却が行われている。
用すると耳障りなファンの騒音が発生してしまう。近年
の投影装置ではランプの高輝度化が進み、送風能力の高
いファンが使用されるため、ファンの騒音が一層増大し
ている。
ション型のテレビジョンシステムの場合、冷却ファンが
大きなケーシング内に位置するとともに一般家庭内で使
用されるため、ファンの騒音の低減は重要な課題となっ
ている。
あり、投影装置における冷却用のファンによる騒音の低
減(耳障り感をなくすという実質的な騒音低減を含
む。)を実現することを目的としている。
を投影する投影装置であって、光源と、前記光源からの
光を所定の投影領域へと導く光学系と、前記光学系の光
路上に配置され、映像信号に基づいて前記光源からの光
に映像情報を付与することにより前記投影領域に映像を
表示させる表示デバイスと、前記表示デバイスに対する
冷却を行う少なくとも1つのファンと、前記映像信号の
レベルの変化に応じて前記少なくとも1つのファンの回
転数を変化させるファン制御手段とを備える。
装置であって、前記ファン制御手段に音声信号に基づく
信号が入力され、前記ファン制御手段が、前記音声信号
のレベルの変化に応じて前記回転数をさらに変化させ
る。
載の投影装置であって、前記ファン制御手段により、前
記回転数にゆらぎが与えられる。
ずれかに記載の投影装置であって、前記光源の累積点灯
時間を記憶する記憶手段をさらに備え、前記ファン制御
手段が、前記累積点灯時間が長いほど前記回転数を減少
させる。
ずれかに記載の投影装置であって、前記表示デバイス
が、前記光源からの複数の色光のそれぞれに映像情報を
付与する複数の要素デバイスを有し、前記少なくとも1
つのファンとして、前記複数の要素デバイスのそれぞれ
に対して個別に冷却を行う複数のファンが配置され、前
記ファン制御手段が、前記複数の色光に対応する映像信
号に基づいて前記複数のファンの回転数を個別に制御す
る。
ずれかに記載の投影装置であって、前記表示デバイス
が、カラーの映像情報を前記光源からの光に付与する単
一のデバイスであり、前記ファン制御手段が、前記映像
信号のGおよびB成分のレベルに応じて前記少なくとも
1つのファンの回転数を変化させる。
ずれかに記載の投影装置であって、前記投影領域を形成
するスクリーンと、前記スクリーンが取り付けられると
ともに装置外形を形成する本体ケーシングとをさらに備
える。
は本発明の第1の実施の形態に係る投影装置1の構成を
示す図である。なお、図1では内部構成を容易に理解で
きるように、適宜、簡略化して図示している。
を発生する光源ユニット20、光源ユニット20からの
光を赤(R)、緑(G)および青(B)の色光に分離す
る光学系30、各色光を部分的に遮光することにより
R,G,Bの色光に個別に映像の情報(すなわち、映像
に相当する光強度のむら)を付与する3つの液晶パネル
41,42,43、液晶パネルを透過した色光を合成す
る合成プリズム51、および、合成された光を所定の投
影位置に設置されたスクリーンに向けて投射するレンズ
ユニット50を有する。
およびレンズユニット50が、光源ユニット20からの
光をスクリーンへと導く投影光学系を構成し、3つの液
晶パネル41〜43が投影光学系の光路上に配置され
る。
3を冷却するための3つのファン611,612,61
3が取り付けられ、これらのファン611〜613から
の気流はそれぞれダクト62を介して液晶パネル41〜
43へと導かれる。図1において、ファン611〜61
3からの気流は紙面の裏から表を向く方向に、すなわ
ち、液晶パネル41〜43の表面に沿う方向に流れ、そ
の後、適宜排気される。
〜43を区別する場合には、R,G,Bの色光に対応し
た液晶パネルをG液晶パネル41、R液晶パネル42、
B液晶パネル43と呼び、液晶パネル41〜43に連絡
しているファン611〜613をそれぞれGパネル用フ
ァン611,Rパネル用ファン612,Bパネル用ファ
ン613と呼ぶ。
プ21を有し、ランプ21からの光は光学系30に向け
て放出される。ランプ21は高温となることかから、カ
バー10にはランプ21を冷却するためのランプ用ファ
ン63がさらに取り付けられる。
のレンズアレイ311、PBSプリズム(偏光ビーム分
離プリズム)312、レンズアレイ313および重ね合
わせレンズ314により、強度分布がおよそ一様な偏光
へと変換される。
ダイクロイックミラー321によりRの色光とその他の
成分の光とに分離され、Rの色光はミラー322および
レンズ331を介してR液晶パネル42へと導かれる。
の成分の光は、ダイクロイックミラー323によりGの
色光とBの色光とにさらに分離され、Gの色光はレンズ
332を介してG液晶パネル41へと導かれる。Bの色
光はレンズ333、ミラー324、レンズ334、ミラ
ー325およびレンズ335を介してB液晶パネル43
へと導かれる。
〜43により、投影すべき映像のR,G,B成分の情報
が付与され、その後、合成プリズム51により1つのカ
ラー映像を反映した映像光へと合成される。
投影用の複数のレンズを有するレンズユニット50によ
り投影領域を形成するスクリーンへと導かれ、これによ
り、スクリーンにカラー映像が投影される。
る構成を他の構成とともに示すブロック図である。投影
装置1は、ファン611〜613の制御に係る構成とし
て、信号発生装置81からの映像信号に基づいて3つの
液晶パネル41〜43に与えられる映像信号を生成する
映像信号処理部71、信号発生装置81からの音声信号
に基づいてスピーカ82に与えられる音声信号を生成す
る音声信号処理部72、ファン611〜613の制御信
号を生成するファン制御部73、ファン611〜613
の回転数にゆらぎを与えるための信号を生成するゆらぎ
信号生成部74、ランプ21の点灯を行う点灯回路7
5、および、ランプ21の累積点灯時間を記録する点灯
時間記録部76を有する。
ナ、コンピュータ、VTR等の任意の装置が利用されて
よく、信号発生装置81やスピーカ82は投影装置1と
一体となっていてもよく、別体であってもよい。
構成は、専用の電気的回路として構築されていてもよ
く、部分的にCPUがプログラムに従って演算処理を行
うことにより実現されてもよい。
からの映像信号のR成分、G成分、B成分(以下、R映
像信号、G映像信号、B映像信号という。)を生成し、
R映像信号、G映像信号、B映像信号はそれぞれR液晶
パネル42、G液晶パネル41、B液晶パネル43に与
えられる。
号、G映像信号、B映像信号のレベル(すなわち、映像
領域全体の各色成分の輝度の平均値に相当し、以下、
「輝度レベル」という。)を求めるレベル算出部711
を有し、R,G,Bに係る輝度レベルはファン制御部7
3に入力される。
(以下、「音声レベル」という。) を求めるレベル算出部721を有し、求められた音声レ
ベルはファン制御部73に入力される。
613の回転数に時間的ゆらぎを与えるためのゆらぎ信
号を生成し、生成されたゆらぎ信号はファン制御部73
に入力される。
の信号を受けてランプ21が点灯された累積時間を不揮
発性のメモリ761に記録する。また、メモリ761の
記憶内容はファン制御部73に入力される。なお、ラン
プ21が交換された場合には、メモリ761の記憶され
ている累積点灯時間はリセットされる。
712、ゆらぎ信号生成部74および点灯時間記録部7
6からの信号が入力されるファン制御部73によるファ
ン611〜613の制御について説明する。
より、すなわち、表示デバイスを用いて光源からの光に
映像に相当する強度むらを与えることにより映像の投影
を行う投影装置では、白い映像が投影される際には表示
デバイスにより光源からの光の大部分が投影領域に導か
れる。一方、黒い映像が投影される際には表示デバイス
により光源からの光の大部分が吸収(反射や散乱であっ
てもよい。)されて遮光される。したがって、黒い映像
が投影される際には、表示デバイス(光を反射して遮光
する場合には表示デバイスの周囲)が高温となる。
投影装置では、液晶パネルの偏光板が光の吸収を行うこ
とにより光源からの光に映像情報が付与されることか
ら、黒っぽい映像を投影する際には液晶パネル(特に、
偏光板)が高温となる。液晶パネルを利用した従来の投
影装置では、黒い映像を投影する場合であっても液晶パ
ネルが熱により損傷しないように、十分に高い回転数に
て常に冷却用のファンを回転させてきた。その結果、高
い騒音が常に生じていた。そこで、投影装置1では、液
晶パネル41〜43における光吸収が少ない場合には、
適宜、ファン611〜613の回転数を低下させること
により、騒音を低減する制御が行われる。
スとして利用し、3つの液晶パネル41〜43にて表示
デバイスを構成する三板式の投影装置1では、映像のR
成分が明るい場合にはR液晶パネル42における発熱が
減少し、G成分が明るい場合にはG液晶パネル41にお
ける発熱が減少し、B成分が明るい場合にはB液晶パネ
ル43における発熱が減少する。そこで、映像信号処理
部71のレベル算出部711では、R映像信号、G映像
信号、B映像信号の輝度レベル、すなわち、投影する映
像のR成分、G成分、B成分の明るさを求め、求められ
た輝度レベルをファン制御部73へと入力してファン6
11〜613の回転数を制御するようにしている。
13の回転数を制御する制御回路731が個別に設けら
れており、R映像信号、G映像信号、B映像信号の輝度
レベルはそれぞれRパネル用ファン612、Gパネル用
ファン611、Bパネル用ファン613に接続された制
御回路731へと入力される。そして、各色成分の輝度
レベルが高いほど、各ファン611〜613の回転数が
低下するように回転数の制御が独立して行われる。
熱量が少ない場合にはRパネル用ファン612の回転数
が低下し、G液晶パネル41における発熱量が少ない場
合にはGパネル用ファン611の回転数が低下し、B液
晶パネル43における発熱量が少ない場合にはBパネル
用ファン613の回転数が低下する。その結果、各液晶
パネル41〜43について、冷却を十分に行いつつファ
ン611〜613による不必要な騒音の発生が抑えられ
る。
否かは映像を視聴する環境に応じて変化する。すなわ
ち、周囲の環境に大きな音が存在する場合には、ファン
による騒音は相対的に重要ではなくなる。そこで、投影
装置1では音声信号処理部72のレベル算出部721が
音声レベルを求めてファン制御部73へと入力し、音声
レベルが高いほどファン611〜613の回転数を高く
し、十分な冷却を行うようになっている。
ベルが高いほど回転数を抑える制御と、音声レベルが高
いほど回転数を高く維持する制御とが行われるが、これ
らの制御は様々な態様にて合成されてよい。例えば、輝
度レベルに基づく制御を行いつつ、音声レベルの増大に
応じて回転数を漸次増加するように制御が行われてもよ
い。また、原則として音声レベルに応じた回転数にて制
御され、音声レベルに応じた回転数が輝度レベルから求
められた回転数を下回った場合には、輝度レベルに従っ
た回転数とする制御が行われてもよい。
に入力される累積点灯時間は、輝度レベルおよび音声レ
ベルに基づいて求められたファン611〜613の回転
数をさらに変更する制御に利用される。ランプ21は点
灯された累積時間が長いほど輝度が低下することから、
累積点灯時間が長いほど液晶パネル41〜43の発熱量
が低下する。したがって、長時間使用されたランプ21
を使用するにも関わらず、新品のランプ21の性能に合
わせて決定された回転数でファン611〜613を回転
させることは騒音を不必要に増大させることとなる。
1に記憶されている累積点灯時間を参照し、累積点灯時
間が長いほどファン611〜613の回転数を減少させ
るようにしている。これにより、騒音の不必要な増大が
防止される。
3にゆらぎ信号生成部74からのゆらぎ信号も入力され
る。ゆらぎ信号とは輝度レベル、音声レベルおよび累積
点灯時間に基づいて決定されたファン611〜613の
回転数にゆらぎを与える信号、すなわち、回転を制御す
る信号に与えられるノイズ信号に相当する。
を指すが、ゆらぎ信号生成部74により回転数に与えら
れるゆらぎには、長い周期を有する準非周期的な変化が
含まれてもよい。また、ゆらぎとして、周波数の増加に
伴って振幅(すなわち、回転数の変化量)が減少するい
わゆる1/fノイズを利用することにより、ファン61
1〜613からの騒音による不快感(耳障り感)をさら
に低減することができる。
れてもよい。これにより、ランプ用ファン63により生
じる騒音の不快感も低減することができる。
R,G,B成分の輝度レベルを求め、各輝度レベルが高
いほど対応するファンの回転数を個別に減少させる。こ
れにより、映像信号に従ってきめ細かく回転数を制御す
ることができ、不必要に高い騒音の発生を防止すること
ができる。また、音声レベルが高い場合にはファン61
1〜613の回転数を高くすることにより冷却効果を高
めることができる。
せて不必要な騒音の発生を低減することができ、ファン
611〜613の回転数にゆらぎを与えることにより、
騒音の耳障り感を低減することができる。
減は、消費電力の低減も実現する。
の第2の実施の形態に係るリアプロジェクション型のテ
レビジョンシステム100の内部構成を示す図である。
を形成するケーシング101の前面に、投影領域を形成
するとともに背後から映像が投影されるスクリーン10
2を有し、ケーシング101内部には投影部1aおよび
投影部1aからの光をスクリーン102へと導くミラー
103が設けられる。ケーシング101内部にはさら
に、投影部1aに映像信号および音声信号を送出するチ
ューナ81a、および、投影部1aからの音声信号に基
づいて音声を出力するスピーカ82が配置される。
なお、図4では内部構成を容易に理解できるように、適
宜、簡略化して図示している。また、第1の実施の形態
と同様の構成については同様の符号を必要に応じて付し
ている。
となっており、カバー10内に投影用の光を発生する光
源ユニット20、単一の液晶パネル4、光源ユニット2
0からの光を液晶パネル4へと導く光学系30、およ
び、液晶パネル4を透過した光を出射するレンズユニッ
ト50を有する。
するためのファン61が取り付けられ、ファン61から
の気流はダクト62を介して液晶パネル4へと導かれ
る。図4において、ファン61からの気流は紙面の裏か
ら表を向く方向に、すなわち、液晶パネル4の表面に沿
う方向に流れ、その後、適宜排気される。
同様に、光源となる放電ランプ21を有し、カバー10
には光源ユニット20内のランプを冷却するためのラン
プ用ファン63がさらに取り付けられる。
の偏光変換素子341、レンズアレイ342,343、
重ね合わせレンズ344により、強度分布がおよそ一様
な偏光へと変換される。
ミラー351,352を介して3つのダイクロイックミ
ラー353により僅かに進行方向の異なるR,G,Bの
色光へと分離され、フィールドレンズ354に入射す
る。これにより、液晶パネル4のR,G,Bに対応した
各画素にR,G,B成分の光が集光しつつ入射し、液晶
パネル4を透過する光にカラーの映像情報が付与され
る。
ト50から出射され、図3に示すようにミラー103に
て反射されてスクリーン102へと導かれ、スクリーン
102にカラー映像が投影される。
のファン61の制御に係る構成を他の構成とともに示す
ブロック図である。投影部1aは、第1の実施の形態に
係る投影装置1と同様に、映像信号処理部71、音声信
号処理部72、ファン制御部73、ゆらぎ信号生成部7
4、点灯回路75、および、点灯時間記録部76を有す
る。
がチューナ81aからの映像信号に基づいて液晶パネル
4に与えられる映像信号を生成し、ファン制御部73が
液晶パネル用の1つのファン61を制御するという点を
除いて、各構成の機能は第1の実施の形態と同様であ
る。
用の電気的回路として構築されていてもよく、部分的に
CPUがプログラムに従って演算処理を行うことにより
実現されてもよい。
部711aは、G映像信号およびB映像信号をまとめた
輝度レベル(すなわち、シアンの輝度レベル)を求め
る。GおよびBに係る輝度レベルはファン制御部73に
入力される。そして、GおよびBに係る輝度レベルが高
い場合には、ファン制御部73がファン61の回転数を
低減する。
像信号とB映像信号とを合成した輝度レベルを求めるの
は、R成分の光はエネルギーレベルが小さく液晶パネル
4の温度上昇に与える影響が少ないからである。一方、
G成分の光とB成分の光とはほぼ同様のエネルギーレベ
ルを有する。したがって、G映像信号およびB映像信号
をまとめた輝度レベルを利用するのみで適切な冷却が実
現される。また、GおよびB映像信号を利用することに
より、R,GおよびB映像信号の全てを利用する場合に
比べて輝度レベルを求める演算処理の量が低減され、制
御の簡素化が実現される。
は、音声信号処理部72のレベル算出部721において
音声レベルを求めてファン制御部73へと入力し、音声
レベルが高いほどファン61の回転数を高くし、十分な
冷却を行う。
間記録部76がランプ21の累積点灯時間をメモリ76
1に記録し、累積点灯時間がファン制御部73に入力さ
れる。これにより、ランプ21の累積点灯時間が長いほ
どファン61の回転数が減少するように制御が行われ
る。ファン制御部73には、ゆらぎ信号生成部74から
の信号も入力され、ファン61の回転数にゆらぎが与え
られる。
0の投影部1aでは、映像のGおよびB成分をまとめた
輝度レベルが求められ、輝度レベルが高いほどファン6
1の回転数が減少する。これにより、映像信号に従って
回転数を制御することができ、不必要に高い騒音の発生
を防止することができる。また、音声レベルが高い場合
にはファン61の回転数を高くすることにより冷却効果
を高めることができる。
せて不必要な騒音の発生を抑制することができ、ファン
61の回転数にゆらぎを与えることにより、騒音の耳障
り感を低減することができる。
影部1aをケーシング101内に収容し、さらに、騒音
対策基準の厳しい一般家庭にて使用されるため、投影部
1aにて実現されるファン61の騒音の低減、あるい
は、騒音の耳障り感の低減は一層効果的なものとなる。
態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
を表示用のデバイスとして利用しているが、投影光に映
像情報を付与する表示デバイスとしては、反射型の液晶
パネルやDMD(digital micromirror device)が利用さ
れてもよい。光を反射することにより強度むらを生じさ
せるDMDの場合、反射された光がDMD近傍を加熱す
ることから、送風による冷却は主として表示デバイス近
傍の冷却となる。
に映像情報を付与することができるデバイスであればど
のようなものが利用されてもよく、表示デバイスに対す
る冷却も表示デバイス自体の冷却に限定されるものでは
なく、表示デバイスによって生じる発熱部位の冷却であ
ってもよい。
ると説明したが、投影される映像は動画であっても静止
画であってもよい。
71のレベル算出部711は、各色成分に対応する輝度
レベルを算出する3つの専用の電気的回路として設けら
れてもよい。
ーカ82に向けて音声信号が出力されるが、音声信号は
信号発生装置81やチューナ81aから直接スピーカ8
2に入力されてもよい。
ルを用いてファンの回転を制御するようになっている
が、輝度レベルや音声レベルは所定の微少時間における
平均のレベルとして算出されてもよく、所定の微少時間
における最大値として求められてもよい。すなわち、輝
度レベルおよび音声レベルは厳密に求められる必要はな
く、映像のおよその明るさの時間的変化や音声のおよそ
の大きさの時間的変化を示す指標値であればどのような
ものが利用されてもよい。
は、CMが放送される間に液晶パネル用のファンの回転
数を上げることにより冷却効率が一時的に高められても
よい。
置1は、第2の実施の形態におけるリアプロジェクショ
ン型のテレビジョンシステムに利用されてもよく、第2
の実施の形態における単板式の投影部1aは、第1の実
施の形態のようにスクリーンが別体とされた投影装置と
して利用されてもよい。
ベル算出部711aが輝度レベルを求めるが、演算処理
の低減を図る必要がない場合には、R,G,B映像信号
から輝度レベルが求められてもよい。
パネルの数とは必ずしも同一である必要もない。例え
ば、1つの液晶パネルに対して複数のファンが設けられ
てもよく、複数の液晶パネルが1つのファンにより冷却
されてもよい。
のレベルの変化に応じて少なくとも1つのファンの回転
数を変化させるため、ファンによる不必要な騒音を低減
することができる。
ベルの変化に応じて少なくとも1つのファンの回転数を
さらに変化させるため、ファンによる騒音の耳障り感を
低減することができる。
つのファンの回転数にゆらぎが与えられるため、ファン
による騒音の耳障り感を低減することができる。
低下に応じて、ファンによる騒音を低減することができ
る。
を個別に制御することができ、請求項6の発明では、フ
ァンの制御を簡素化することができる。
本体ケーシングとをさらに備える場合における騒音の低
減を図ることができる。
図である。
すブロック図である。
の内部構成を示す図である。
すブロック図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 映像を投影する投影装置であって、 光源と、 前記光源からの光を所定の投影領域へと導く光学系と、 前記光学系の光路上に配置され、映像信号に基づいて前
記光源からの光に映像情報を付与することにより前記投
影領域に映像を表示させる表示デバイスと、 前記表示デバイスに対する冷却を行う少なくとも1つの
ファンと、 前記映像信号のレベルの変化に応じて前記少なくとも1
つのファンの回転数を変化させるファン制御手段と、を
備えることを特徴とする投影装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の投影装置であって、 前記ファン制御手段に音声信号に基づく信号が入力さ
れ、 前記ファン制御手段が、前記音声信号のレベルの変化に
応じて前記回転数をさらに変化させることを特徴とする
投影装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の投影装置であ
って、 前記ファン制御手段により、前記回転数にゆらぎが与え
られることを特徴とする投影装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の投
影装置であって、 前記光源の累積点灯時間を記憶する記憶手段をさらに備
え、 前記ファン制御手段が、前記累積点灯時間が長いほど前
記回転数を減少させることを特徴とする投影装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の投
影装置であって、 前記表示デバイスが、前記光源からの複数の色光のそれ
ぞれに映像情報を付与する複数の要素デバイスを有し、 前記少なくとも1つのファンとして、前記複数の要素デ
バイスのそれぞれに対して個別に冷却を行う複数のファ
ンが配置され、 前記ファン制御手段が、前記複数の色光に対応する映像
信号に基づいて前記複数のファンの回転数を個別に制御
することを特徴とする投影装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の投
影装置であって、 前記表示デバイスが、カラーの映像情報を前記光源から
の光に付与する単一のデバイスであり、 前記ファン制御手段が、前記映像信号のGおよびB成分
のレベルに応じて前記少なくとも1つのファンの回転数
を変化させることを特徴とする投影装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の投
影装置であって、 前記投影領域を形成するスクリーンと、 前記スクリーンが取り付けられるとともに装置外形を形
成する本体ケーシングと、をさらに備えることを特徴と
する投影装置。
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