JP2002023166A - 液晶表示パネルのラビング装置 - Google Patents

液晶表示パネルのラビング装置

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JP2002023166A
JP2002023166A JP2000201176A JP2000201176A JP2002023166A JP 2002023166 A JP2002023166 A JP 2002023166A JP 2000201176 A JP2000201176 A JP 2000201176A JP 2000201176 A JP2000201176 A JP 2000201176A JP 2002023166 A JP2002023166 A JP 2002023166A
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rubbing
liquid crystal
display panel
crystal display
sawtooth
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Chikaaki Mizoguchi
親明 溝口
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラビング処理を受けた液晶表示パネルは、ラビ
ング布の継ぎ目の形状を反映して、継ぎ目による配向処
理の乱れが直線状に現れる。また、ラビングローラにラ
ビング布を巻く際に、ラビング布の寸法ばらつきや、ラ
ビング布の貼り付け時の環境、作業によるラビング布の
形状ばらつきが生じ、継ぎ目による表示ムラを多発させ
ることがあった。 【解決手段】ラビング布2の継ぎ目3を、直線状に並ぶ
ノコギリ刃6状とすることによって、ラビング処理によ
り液晶表示パネル7に現れる表示ムラ8を液晶表示パネ
ルの長辺及び短辺に平行に表示ムラ81、82として分
散して発生させるので、表示ムラの低減が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
ラビング装置、特に、ラビング布が巻き付けられたラビ
ングローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラビング装置を図2を参照して説
明する。図2は、ラビング処理を施す製品基板の上方か
ら製品基板及びラビング装置を見た模式上面図である。
【0003】まず、図2において、ラビング布102の
継ぎ目103が直線状となるように、ラビング布原反か
らカット・摘出したラビング布102をラビングローラ
101の表面に付けた固着材によりラビングローラ10
1に巻き付け、ラビングローラ101のラビング布10
2を、表面に配向膜の付いた製品基板104と接触させ
て製品基板104の表示部105をラビング処理する。
【0004】このとき、製品基板104が図中の矢印X
の方向に搬送され、ラビングローラ101は図中の矢印
Yのように回転する。製品基板104の搬送方向Xとラ
ビングローラ101の回転方向Yとはθの角度を成し、
これが製品基板104表面の配向膜のラビング角度とな
る。
【0005】このような方法によりラビング処理を受け
た液晶表示パネル107は、ラビング布102の継ぎ目
103の形状を反映して、継ぎ目103による配向処理
の乱れが表示ムラ108のように直線状の形として現れ
る。
【0006】また、ラビングローラ101にラビング布
102を巻く際に、ラビング布102の寸法ばらつき
や、ラビング布102の貼り付け時の環境、作業による
ラビング布102の形状ばらつきが生じ、継ぎ目103
による表示ムラ108を多発させることがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような継ぎ目によ
るむらを無くす目的で、特開平5−188375号公報
には、ラビングローラの表面の一部に凹みを作って、そ
こにラビング布の継ぎ目を持ってくる方法が提案されて
いるが、この方法によると、ラビングローラの軸対称性
を損ない、ラビングローラの回転時にラビングローラの
振動を発生させるため、振動に伴ってラビング布の毛の
製品基板表面への当たり方に強弱が生じ、偏芯ムラとい
う表示ムラの発生を避けることができなかった。
【0008】また、ラビングローラの1回転以内にラビ
ングを終えることでこの継ぎ目を回避する方法が、特開
平9−15603号公報に提案されているが、これは実
用的ラビングを行なう為には巨大なラビングローラを必
要とし、実現は実質上不可能である。
【0009】さらに、ラビング布をラビングローラに巻
き付けた後に、植毛・カットする方法が、特開平5−8
8179号公報に提案されているが、ラビング布巻き時
に継ぎ目が発生する点では同じであり、またさらにラビ
ング布巻き後の植毛は実質上不可能である。
【0010】また、特開2000−35580号公報
は、ラビング布をラビングローラに固着するテープの継
ぎ目とラビング布の継ぎ目を合わせ、ラビング布の浮き
による表示ムラを防止しているが、継ぎ目による表示ム
ラの対策とはなっていない。
【0011】以上のように、従来の方法では、他の特性
を損なうことなくラビング布の継ぎ目により生じる表示
ムラを解決する方法がなかった。
【0012】本発明は、液晶表示パネルの特性を損なう
ことなく、ラビング布の継ぎ目により生じる表示ムラを
解決する液晶表示パネルのラビング装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示パネル
のラビング装置は、ラビングローラと、前記ラビングロ
ーラの表面に固着されたラビング布とを有する液晶表示
パネルのラビング装置であって、前記ラビング布は、前
記ラビングローラの幅に概略等しい幅をもって前記ラビ
ングローラの表面に巻き付けられると共に、前記ラビン
グローラの表面の一部を覆わない継ぎ目を有し、前記継
ぎ目を挟んで、前記ラビング布の長さ方向の一端と他端
とが相対する形状に形成されており、前記継ぎ目の形状
が、直線以外の連続線の形状であることを特徴とし、第
1の適用形態として、前記連続線は、直線状にジグザグ
するノコギリ状の連続線であり、前記ノコギリ状の連続
線は、2つの線分からなるノコギリ刃形をつなぎ合わせ
た形状であり、複数の異なるノコギリ刃形から無作為に
少なくとも2つのノコギリ刃形を選択し、選択したノコ
ギリ刃形から無作為に一つのノコギリ刃形を選択して並
べて得られる形状であり、最も限定された適用形態とし
て、前記ノコギリ状の連続線は、2つの直線部からなる
単位ノコギリ刃形が一定の周期で繰り返す形状である、
というものである。
【0014】また、本発明の液晶表示パネルのラビング
装置の第2の適用形態は、前記連続線は、直線を中心と
して蛇行する曲線であり、最も限定された適用形態とし
て、前記曲線は、正弦波状である、といいうものであ
る。
【0015】また、上述の本発明の液晶表示パネルのラ
ビング装置は、前記継ぎ目は、一定の幅を有する、とい
う形態を採る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の液晶表示パネルのラビン
グ装置は、ラビングロールにラビング布を巻く時に生じ
る継ぎ目によって、液晶表示パネルに生じる表示ムラを
低減するために、継ぎ目の形状が直線にならないように
することを特徴とする。
【0017】次に、本発明の実施形態を図1に基づいて
説明する。図1は、本実施形態のラビング装置をラビン
グ処理を施す基板の上方から見た模式上面図である。
【0018】まず、図1において、ラビング布2の継ぎ
目3がノコギリ刃状となるように、ラビング布原反から
カット・摘出したラビング布2をラビングローラ1の表
面に付けた粘着テープ等の固着材によりラビングローラ
1に巻き付け、ラビングローラ1のラビング布2を、表
面に配向膜の付いた製品基板4と接触させて製品基板4
の表示部5をラビングする。
【0019】このとき、製品基板4が図中の矢印Xの方
向に搬送され、ラビングローラ1は図中の矢印Yのよう
に回転する。製品基板4の搬送方向Xとラビングローラ
1の回転方向Yとはθの角度を成し、これが製品基板4
表面の配向膜のラビング角度となる。
【0020】上記の方法により形成される液晶表示パネ
ルは、ラビング布2の継ぎ目3をノコギリ刃状とし、継
ぎ目3による配向処理の乱れが、そのノコギリ刃6の形
状により一直線上に並ばないようにし、表示ムラが従来
のように液晶表示パネル7に対して斜め一直線にならな
いようにして表示ムラ8を見難くしているのである。
【0021】この実施形態においては、ノコギリ刃状の
継ぎ目3のぎざぎざの角度を種々調節して、液晶表示パ
ネル7の表示ムラ8を、ノコギリ刃6を構成する2つの
直線部61及び62で分散する。
【0022】もう少し詳しく説明すると、直線状の継ぎ
目では、そこに発生する異常配向液晶分子の正常な配向
液晶分子に対するずれ方向が一様で、また、異常配向液
晶分子の量が一様に発生するため、直線に沿ったムラの
部分では液晶の配向状態が正常部に対し同じずれかたと
なり、結果としてムラ部分のコントラストピークは特定
の方向において最大となり、その方向で見ると一直線に
つながって見えよく目立ってしまう。
【0023】これに対し、本発明のように、同一形状の
繰り返しパターンのノコギリ刃状の継ぎ目の場合、そこ
に発生する異常配向液晶分子の正常な配向液晶分子に対
するずれ方向と異常配向液晶分子の量が、ノコギリ刃形
状の半周期で分散するので液晶の配向状態が正常な配向
液晶分子の領域に対し2種類のずれかたとなり、結果と
して、ムラ部分のコントラストピークは2つの方向にお
いてそれぞれ最大となり、それぞれの方向で見ても一直
線につながって見えないので、表示ムラが減ることにな
る。
【0024】さらに、ノコギリ刃状のパターン形状及び
周期を不規則化することによって、この分散効果はさら
に高めることが可能であり、また形状はノコギリ刃に限
らず任意の曲線としてむらの視認性を更に低減する、若
しくは予想されるむらを発生させなくすることができ
る。
【0025】即ち、従来の方法における表示ムラの起因
となった斜め一直線状の継ぎ目を、直線状に並ぶノコギ
リ刃状の継ぎ目3とすることによって、直線部61によ
り液晶表示パネル7に転写される表示ムラ81を液晶表
示パネル7の長辺に平行に発生させ、直線部62により
液晶表示パネル7における表示ムラ82を液晶表示パネ
ル7の短辺に平行に発生させて、液晶表示パネル7上で
分散させるのである。
【0026】以上のように、継ぎ目3の形状を変化させ
ることで、製品基板4のうち、継ぎ目3に当たった部分
の配向方向や配向強度を変化させることが可能になり、
表示ムラ8の見え方を不連続にしたり、視認される領域
を分散させたり、コントラスト差を小さくすることがで
き、表示ムラ8が低減されるのである。
【0027】また、ノコギリ刃状のノコギリ刃6を構成
する2つの直線部61及び直線部62の角度、ノコギリ
刃6のピッチやノコギリ刃6の波形の波高、ノコギリ刃
6の繰り返し周期をランダムにして視認領域を分散さ
せ、表示ムラを低減することも可能である。
【0028】また、このような継ぎ目3を増やすことで
逆にLCDの視野角の拡大も可能となる。
【0029】上述の実施形態においては、継ぎ目の形状
をノコギリ刃状としたが、その他様々な形状、例えば、
曲線状、正弦波状等種々の変形が考えられる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の液晶表
示パネルのラビング装置は、従来の方法における表示ム
ラの起因となった斜め一直線状のラビング布の継ぎ目
を、直線状に並ぶノコギリ刃状とすることによって、ラ
ビング処理により液晶表示パネルに現れる表示ムラを液
晶表示パネルの長辺及び短辺に平行に、分散して発生さ
せるので、表示ムラを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示パネルのラビング装置を用い
たラビング処理工程を示す模式上面図である。
【図2】従来の液晶表示パネルのラビング装置を用いた
ラビング処理工程を示す模式上面図である。
【符号の説明】
1、101 ラビングローラ 2、102 ラビング布 3、103 継ぎ目 4、104 製品基板 5、105 表示部 6 ノコギリ刃 7、107 液晶表示パネル 8、81、82、108 表示ムラ 61、62 直線部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラビングローラと、前記ラビングローラ
    の表面に固着されたラビング布とを有する液晶表示パネ
    ルのラビング装置であって、前記ラビング布は、前記ラ
    ビングローラの幅に概略等しい幅をもって前記ラビング
    ローラの表面に巻き付けられると共に、前記ラビングロ
    ーラの表面の一部を覆わない継ぎ目を有し、前記継ぎ目
    を挟んで、前記ラビング布の長さ方向の一端と他端とが
    相対する形状に形成されており、前記継ぎ目の形状が、
    直線以外の連続線の形状であることを特徴とする液晶表
    示パネルのラビング装置。
  2. 【請求項2】 前記連続線は、直線状にジグザグするノ
    コギリ状の連続線である請求項1記載の液晶表示パネル
    のラビング装置。
  3. 【請求項3】 前記ノコギリ状の連続線は、2つの線分
    からなるノコギリ刃形をつなぎ合わせた形状であり、複
    数の異なるノコギリ刃形から無作為に少なくとも2つの
    ノコギリ刃形を選択し、選択したノコギリ刃形から無作
    為に一つのノコギリ刃形を選択して並べて得られる形状
    である請求項2記載の液晶表示パネルのラビング装置。
  4. 【請求項4】 前記ノコギリ状の連続線は、2つの直線
    部からなる単位ノコギリ刃形が一定の周期で繰り返す形
    状である請求項2又は3記載の液晶表示パネルのラビン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 前記連続線は、直線を中心として蛇行す
    る曲線である請求項1記載の液晶表示パネルのラビング
    装置。
  6. 【請求項6】 前記曲線は、正弦波状である請求項5記
    載の液晶表示パネルのラビング装置。
  7. 【請求項7】 前記継ぎ目は、一定の幅を有する請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の液晶表示パネルのラビ
    ング装置。
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