JP2002022760A - 加速度計、加速度異常検出装置、ボルト、エアバッグ装置及びシートベルト巻取り装置 - Google Patents

加速度計、加速度異常検出装置、ボルト、エアバッグ装置及びシートベルト巻取り装置

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JP2002022760A
JP2002022760A JP2000211311A JP2000211311A JP2002022760A JP 2002022760 A JP2002022760 A JP 2002022760A JP 2000211311 A JP2000211311 A JP 2000211311A JP 2000211311 A JP2000211311 A JP 2000211311A JP 2002022760 A JP2002022760 A JP 2002022760A
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terminals
accelerometer
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Eiji Yanagi
英治 柳
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Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付けスペースが小さくて済み、かつ取り
付け工数が少なくて済む加速度計を提供する。 【解決手段】 基台1の上にICチップ2が搭載され固
定されている。ICチップ2には、後に回路図で示すよ
うに、定電圧源、加速度センサ、マイクロプロセッサ等
の、加速度を測定するのに必要な回路が形成されてい
る。ICチップ2からの2本の配線は、ボンディングワ
イヤ3を介してピン4に接続されている。2本のピン4
は、基台1を貫通して埋め込まれており、その上端面に
ボンディングワイヤ3が接続される。このような構造体
を、(b)に示すようにエポキシ樹脂等でモールディング
する。樹脂等によるモールディングの代わりに、金属に
よるハーメチックシール等を用いてもよい。モールド5
には、ボルトの頭にねじ込み固定できるようにねじ部6
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車における加
速度検出等に用いるのに好適な加速度計及び加速度異常
検出装置、それらを取り付けたボルト、それらを用いた
エアバッグ装置及びシートベルト巻取り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、たとえば衝突時に発
生する加速度を検出して、エアバッグを展開させたり、
シートベルト巻取り装置を作動させて乗員をシートに拘
束したりすることにより、乗員の安全を確保するような
システムが採用されている。その他、加速度計は、構造
物の振動を測定したりする場合にも、当該構造物に取り
付けられて使用される。
【0003】加速度計のうち衝突時の異常に大きな加速
度を検出するものとしては、半導体加速度計、静電容量
型加速度計、ストレーンゲージ型加速度計等の小型セン
サを使用したものが使用されることが多い。これらのセ
ンサを車体に取り付ける方法としては、一般にセンサユ
ニットをボルトで車体の所定の場所に取り付ける方法が
用いられている。
【0004】これらのセンサユニットの具体的な取り付
け位置、取り付け方法としては、例えば特開平10−2
26302号公報に記載されているように、車体のセン
タピラーの、シートベルト巻取り装置取り付け用穴の奥
にブレースを取り付け、そのブレースにセンサユニット
をボルト止めする方法が記載されている。また、特開平
9−123869号公報には、ピラー内にブラケットを
設け、そのブラケットにセンサユニットをボルト止めす
る方法が記載されている。
【0005】さらに、特開平11−43010号公報に
は、リアフェンダの内側に設けられたシルアウタレイン
フォースにブラケットを固着し、このブラケットにセン
サユニットをボルト止めする方法が記載されている。こ
のように、センサユニットを車体に固定する方法は種々
のものが報告されているが、いずれもセンサユニットを
ボルト止めするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の方法においては、いずれもセンサユニット
の固定にボルト止めを採用しているため、多くのボルト
を必要とし、ボルト穴の加工やボルト止め作業に多くの
工数がかかるという問題点がある。また、センサユニッ
トが大きくなるためにスペースをとり、多くの場合、取
り付けのためのブラケットを必要とする。特に、ピラー
内にセンサユニットを取り付けるような場合には、シー
トベルト巻取装置等、ピラーに取り付けられる機器の設
置スペースを制約するという問題点がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、取り付けスペースが小さくて済み、かつ取り付
け工数が少なくて済む加速度計、加速度異常検出装置、
及びこれらを取り付けたボルト、さらにはこれらを使用
したエアバッグ装置及びシートベルト巻取り装置を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、ボルトの頭に埋め込まれて用いられる
ような構造を有する加速度計(請求項1)である。
【0009】本手段においては、加速度計がボルトの頭
に埋め込まれるような構造となっているので、加速度を
測定したい場所にボルトを設置するのみで加速度を測定
することができる。特に、機器を設置するのに使用され
るボルトに本手段である加速度計を埋め込んで使用する
ことにより、従来のように特別なセンサユニットを取り
付ける必要が無くなり、ボルト穴加工やボルト締め等の
工数の低減を図ることができる。
【0010】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、2つの端子と、加速度センサ
を含む加速度測定回路と、定電圧電源装置と、当該定電
圧電源より前記2つの端子側に設置され、測定された加
速度に応じて流れる電流が変化する定電流装置とを有し
てなり、当該2つの端子より電源を供給すると同時に、
これらの端子間に流れる電流を測定することにより、外
部から加速度を測定可能とされていることを特徴とする
もの(請求項2)である。
【0011】本手段においては、2つの端子から供給さ
れた電源は、定電圧電源を介して加速度測定回路その他
の回路に供給される。定電圧電源に流れる電流はほぼ一
定に保たれる。一方、この定電圧電源より端子側に設置
された定電流源は、測定された加速度に応じた電流を流
す。よって、2つの端子間に流れる電流は、ほぼ一定な
定電圧源に流れる電流と、加速度に応じて変化する電流
の和となるので、端子間に流れる電流を測定することに
より加速度を測定することができる。従って、2本の配
線のみで加速度を測定することが可能となる。
【0012】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段であって、加速度センサを含む加速度測
定回路と、定電圧電源装置と3つの端子とを有してな
り、3つの端子のうち、2つの端子から電源を供給する
と同時に、当該2つの端子のうち、1つの端子と3つ目
の端子間に流れる電流、又はこれらの端子間の電圧を測
定することにより、外部から加速度を測定可能とされて
いることを特徴とするもの(請求項3)である。
【0013】本手段においては、3つの端子のうち一つ
を電源と測定値検出用に共通のアース端子として使用し
ている。よって、3本の配線で加速度を測定することが
できる。
【0014】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第2の手段又は第3の手段であって、加速度測定装
置の異常を診断し、加速度測定装置の異常を検出したと
き、前記定電流装置に流れる電流、又は前記1つの端子
と3つ目の端子間に流れる電流、若しくはこれらの端子
間の電圧を、測定範囲の加速度に対応する値と異なるも
のとする加速度計診断装置が組み込まれていることを特
徴とするもの(請求項4)である。
【0015】本手段においては、加速度計診断装置が加
速度測定装置の異常を検出したとき、加速度計診断装置
が、定電流装置に流れる電流(第2の手段であるものの
場合)、又は前記1つの端子と3つ目の端子間に流れる
電流、若しくはこれらの端子間の電圧(第3の手段であ
るものの場合)を、測定範囲の加速度に対応する値と異
なるものとする。よって、これらの電流値、電圧値を測
定することにより、加速度測定装置の異常を判断するこ
とができる。よって、2本又は3本の配線により、電源
の供給、加速度の測定、加速度測定回路の異常診断を合
わせて行うことができる。
【0016】前記課題を解決するための第5の手段は、
前記第1の手段であって、2つの端子と、加速度センサ
を含む加速度測定回路と、定電圧電源装置と、当該定電
圧電源より前記2つの端子側に設置され、測定された加
速度に応じて流れる電流が時系列的に変化する定電流装
置とを有してなり、当該2つの端子より電源を供給する
と同時に、これらの端子間に流れる電流の時系列的な変
化を検出することにより、外部からディジタル信号化さ
れた加速度を測定可能とされていることを特徴とするも
の(請求項5)である。
【0017】本手段においては、測定された加速度に応
じて、定電流装置に流れる電流が時系列的に変化する。
例えば、加速度をBCDコードに変換したものをシリア
ルな形にエンコードした時系列信号を出力する。よっ
て、端子間に流れる電流の時系列的な変化を検出するこ
とにより、外部からディジタル信号化された加速度を測
定することが可能となる。
【0018】前記課題を解決するための第6の手段は、
前記第1の手段であって、加速度センサを含む加速度測
定回路と、定電圧電源装置と3つの端子とを有してな
り、3つの端子のうち、2つの端子から電源を供給する
と同時に、当該2つの端子のうち、1つの端子と3つ目
の端子間に流れる電流、又はこれらの端子間の電圧の時
系列的な変化を検出することにより、外部からディジタ
ル信号化された加速度を測定可能とされていることを特
徴とするもの(請求項6)である。
【0019】本手段においても、前記1つの端子と3つ
目の端子間に流れる電流、又はこれらの端子間の電圧
が、測定された加速度に応じた時系列的な変化を、前記
第5の手段と同じように行う。よって、1つの端子と3
つ目の端子間に流れる電流、又はこれらの端子間の電圧
の時系列的な変化を検出することにより、外部からディ
ジタル信号化された加速度を測定することができる。
【0020】前記課題を解決するための第7の手段は、
前記第5の手段又は第6の手段であって、前記加速度測
定回路の異常を診断し、加速度測定回路の異常を検出し
たとき、前記定電流装置に流れる電流の時系列的な変
化、又は前記1つの端子と3つ目の端子間に流れる電
流、若しくはこれらの端子間の電圧の時系列的な変化
を、測定範囲の加速度に対応するものと異なるものとす
る加速度測定回路診断装置が組み込まれていることを特
徴とするもの(請求項7)である。
【0021】本手段においては、加速度計診断装置が加
速度測定装置の異常を検出したとき、加速度計診断装置
が、定電流装置に流れる電流(第2の手段であるものの
場合)、又は前記1つの端子と3つ目の端子間に流れる
電流、若しくはこれらの端子間の電圧(第3の手段であ
るものの場合)の時系列的な変化を、測定範囲の加速度
に対応する時系列的な変化と異なるものとする。よっ
て、これらの電流値、電圧値の時系列的な変化を測定す
ることにより、加速度測定装置の異常を判断することが
できる。よって、2本又は3本の配線により、電源の供
給、加速度の測定、加速度測定回路の異常診断を合わせ
て行うことができる。
【0022】前記課題を解決するための第8の手段は、
前記第2の手段から第7の手段のいずれかであって、加
速度センサの出力の自動補正装置が組み込まれているこ
とを特徴とするもの(請求項8)である。
【0023】本手段においては、加速度センサの出力の
自動補正装置が組み込まれているので、加速度センサの
非線形性の補正や温度補正を自動的に行うことができ、
正確な加速度の測定を行うことができる。
【0024】前記課題を解決するための第9の手段は、
前記第5の手段、第7の手段又は第8の手段であって、
加速度計診断装置又は加速度センサの出力の自動補正装
置が書き換え可能なメモリを有してなり、このメモリの
内容を、電源ラインに与えた信号により書き換え可能と
されていることを特徴とするもの(請求項9)である。
【0025】本手段においては、メモリの内容が、電源
ラインに与えた信号により書き換え可能となっている。
これは、電源ラインに与える電圧を通常の電圧より高い
電圧とした上で、電圧の高低に“1”、“0”信号を対
応させ、シリアル信号として送り、加速度計側でそれを
解読してメモリに書き込むことにより実現できる。本手
段においては、メモリの内容を、電源ラインを介して書
き換えることができるので、各センサの特性に応じた診
断や補正を行うことができる。
【0026】前記課題を解決するための第10の手段
は、前記第1の手段から第9の手段のいずれかであっ
て、全ての電子回路が1個又は2個のICチップで構成
されていることを特徴とするもの(請求項10)であ
る。
【0027】本手段においては、全ての電子回路が1個
又は2個のICチップで構成されているので、加速度計
の大きさを小さくして小さなボルトの頭に埋め込むこと
が可能になると共に、配線数が少なくなって製作が容易
であるのみならず、断線等のトラブルが解消される。
【0028】前記課題を解決するための第11の手段
は、前記第1の手段から第10の手段のいずれかであっ
て、防水構造とされていることを特徴とするもの(請求
項11)である。
【0029】防水構造とされているのは、ボルトの頭に
取り付けられる加速度計全体である。これにコネクタが
接続される場合は、コネクタも防水構造とすることが好
ましい。これにより、ラジエータ部分のように水がかか
る恐れのある部分にセンサを取り付けてもその信頼性が
確保できる。
【0030】前記課題を解決するための第12の手段
は、ボルトの頭に埋め込まれて用いられるような構造を
有する加速度異常検出装置(請求項12)である。
【0031】本手段においては、加速度異常検出装置が
ボルトの頭に埋め込まれるような構造となっているの
で、加速度の異常を測定したい場所にボルトを設置する
のみで加速度の異常を測定することができる。特に、機
器を設置するのに使用されるボルトに本手段である加速
度計加速度異常検出装置を埋め込んで使用することによ
り、従来のように特別なセンサユニットを取り付ける必
要が無くなり、ボルト穴加工やボルト締め等の工数の低
減を図ることができる。
【0032】前記課題を解決するための第13の手段
は、前記第12の手段であって、2つの端子と、加速度
センサを含む加速度測定回路と、定電圧電源装置と、検
出された加速度の異常を検出する加速度異常検出回路
と、測定された加速度の異常度に応じて流れる電流が変
化する定電流装置とを有してなり、当該2つの端子より
電源を供給すると同時に、これらの端子間に流れる電流
を測定することにより、外部から加速度の異常を測定可
能とされていることを特徴とするもの(請求項13)で
ある。
【0033】本手段においては、2つの端子から供給さ
れた電源は、定電圧電源を介して加速度測定回路その他
の回路に供給される。定電圧電源に流れる電流はほぼ一
定に保たれる。一方、この定電圧電源より端子側に設置
された定電流源は、測定された加速度の異常度に応じた
電流を流す。よって、2つの端子間に流れる電流は、ほ
ぼ一定な定電圧源に流れる電流と、加速度の異常度に応
じて変化する電流の和となるので、端子間に流れる電流
を測定することにより加速度の異常度を測定することが
できる。よって、2本の配線のみで加速度の異常度を測
定することが可能となる。
【0034】前記課題を解決するための第14の手段
は、前記第12の手段であって、加速度センサを含む加
速度測定回路と、定電圧電源装置と、検出された加速度
の異常を検出する加速度異常検出回路と、3つの端子と
を有してなり、3つの端子のうち、2つの端子より電源
を供給すると同時に、当該2つの端子のうち、1つの端
子と3つ目の端子間に流れる電流、又はこれらの端子間
の電圧を測定することにより、外部から加速度の異常を
測定可能とされていることを特徴とするもの(請求項1
4)である。
【0035】本手段においては、3つの端子のうち一つ
を電源と測定値検出用に共通のアース端子として使用し
ている。よって、3本の配線で加速度の異常度を測定す
ることができる。
【0036】前記課題を解決するための第15の手段
は、前記第13の手段又は第14の手段であって、加速
度測定回路の異常を診断し、加速度測定回路の異常を検
出したとき、前記定電流装置に流れる電流、又は前記1
つの端子と3つ目の端子間に流れる電流、若しくはこれ
らの端子間の電圧を、加速度の異常に対応する値と異な
るものとする加速度測定回路診断装置が組み込まれてい
ることを特徴とするもの(請求項15)である。
【0037】本手段においては、加速度計診断装置が加
速度測定装置の異常を検出したとき、加速度計診断装置
が、定電流装置に流れる電流(第13の手段であるもの
の場合)、又は前記1つの端子と3つ目の端子間に流れ
る電流、若しくはこれらの端子間の電圧(第14の手段
であるものの場合)を、加速度の異常に対応する値と異
なるものとする。よって、これらの電流値、電圧値を測
定することにより、加速度測定装置の異常を判断するこ
とができる。よって、2本又は3本の配線により、電源
の供給、加速度の異常度の測定、加速度測定回路の異常
診断を合わせて行うことができる。
【0038】前記課題を解決するための第16の手段
は、前記第12の手段であって、2つの端子と、加速度
センサを含む加速度測定回路と、定電圧電源装置と、当
該定電圧電源より前記2つの端子側に設置され、測定さ
れた加速度の異常に応じて流れる電流が時系列的に変化
する定電流装置とを有してなり、当該2つの端子より電
源を供給すると同時に、これらの端子間に流れる電流の
時系列的な変化を検出することにより、外部からディジ
タル信号化された加速度の異常を測定可能とされている
ことを特徴とするもの(請求項16)である。
【0039】本手段においては、測定された加速度の異
常又はその種類に応じて、定電流装置に流れる電流が時
系列的に変化する。例えば、加速度の異常の種類をBC
Dコードに変換したものをシリアルな形にエンコードし
た時系列信号を出力する。よって、端子間に流れる電流
の時系列的な変化を検出することにより、外部からディ
ジタル信号化された加速度の異常状態を測定することが
可能となる。
【0040】前記課題を解決するための第17の手段
は、前記第12の手段であって、加速度センサを含む加
速度測定回路と、定電圧電源装置と3つの端子とを有し
てなり、3つの端子のうち、2つの端子から電源を供給
すると同時に、当該2つの端子のうち、1つの端子と3
つ目の端子間に流れる電流、又はこれらの端子間の電圧
の時系列的な変化を検出することにより、外部からディ
ジタル信号化された加速度の異常信号を測定可能とされ
ていることを特徴とするもの(請求項17)である。
【0041】本手段においても、前記1つの端子と3つ
目の端子間に流れる電流、又はこれらの端子間の電圧
が、測定された加速度の異常又はその種類に応じた時系
列的な変化を、前記第5の手段と同じように行う。よっ
て、1つの端子と3つ目の端子間に流れる電流、又はこ
れらの端子間の電圧の時系列的な変化を検出することに
より、外部からディジタル信号化された加速度の異常状
態を測定することができる。
【0042】前記課題を解決するための第18の手段
は、前記第16の手段又は第17の手段であって、前記
加速度測定回路の異常を診断し、加速度測定回路の異常
を検出したとき、前記定電流装置に流れる電流の時系列
的な変化、又は前記1つの端子と3つ目の端子間に流れ
る電流、若しくはこれらの端子間の電圧の時系列的な変
化を、加速度の異常信号に対応するものと異なるものと
する加速度測定回路診断装置が組み込まれていることを
特徴とするもの(請求項18)である。
【0043】本手段においては、加速度計診断装置が加
速度測定装置の異常を検出したとき、加速度計診断装置
が、定電流装置に流れる電流(第16の手段であるもの
の場合)、又は前記1つの端子と3つ目の端子間に流れ
る電流、若しくはこれらの端子間の電圧(第17の手段
であるものの場合)の時系列的な変化を、測定範囲の加
速度に対応する時系列的な変化と異なるものとする。よ
って、これらの電流値、電圧値の時系列的な変化を測定
することにより、加速度測定装置の異常を判断すること
ができる。よって、2本又は3本の配線により、電源の
供給、加速度の異常の検出、加速度測定回路の異常診断
を合わせて行うことができる。
【0044】前記課題を解決するための第19の手段
は、前記第13の手段から第18の手段のいずれかであ
って、加速度センサの出力の自動補正装置が組み込まれ
ていることを特徴とするもの(請求項19)である。
【0045】本手段においては、加速度センサの出力の
自動補正装置が組み込まれているので、加速度センサの
非線形性の補正や温度補正を自動的に行うことができ、
正確な加速度の異常度の測定を行うことができる。
【0046】前記課題を解決するための第20の手段
は、前記第15の手段、第18の手段又は第19の手段
であって、加速度計診断装置、加速度センサの出力の自
動補正装置、加速度異常検出回路の少なくとも1つが書
き換え可能なメモリを有してなり、このメモリの内容
を、電源ラインに与えた信号により書き換え可能とされ
ていることを特徴とするもの(請求項20)である。
【0047】本手段においては、メモリの内容が、電源
ラインに与えた信号により書き換え可能となっている。
これは、電源ラインに与える電圧を通常の電圧より高い
電圧とした上で、電圧の高低に“1”、“0”信号を対
応させ、シリアル信号として送り、加速度計側でそれを
解読してメモリに書き込むことにより実現できる。本手
段においては、メモリの内容を電源ラインを介して書き
換えることができるので、各センサの特性に応じた診断
や補正を行うことができる。また、加速度異常検出装置
の定数を書き換えて使用することにより、異なる車種や
取り付け場所に対しても、同じ加速度異常検出装置を使
用することが可能となる。
【0048】前記課題を解決するための第21の手段
は、前記第12の手段から第20の手段のいずれかであ
って、全ての電子回路が1個又は2個のICチップで構
成されていることを特徴とするもの(請求項21)であ
る。
【0049】本手段においては、全ての電子回路が1個
又は2個のICチップで構成されているので、加速度異
常検出装置の大きさを小さくして小さなボルトの頭に埋
め込むことが可能になると共に、配線数が少なくなって
製作が容易であるのみならず、断線等のトラブルが解消
される。
【0050】前記課題を解決するための第22の手段
は、前記第12の手段から第21の手段であって、防水
構造とされていることを特徴とするもの(請求項22)
である。
【0051】防水構造とされているのは、ボルトの頭に
取り付けられる加速度異常検出装置全体である。これに
コネクタが接続される場合は、コネクタも防水構造とす
ることが好ましい。これにより、ラジエータ部分のよう
に水がかかる恐れのある部分にセンサを取り付けてもそ
の信頼性が確保できる。
【0052】前記課題を解決するための第23の手段
は、前記第1の手段から第11の手段のいずれかである
加速度計、又は前記第12の手段から第22の手段のい
ずれかである加速度異常検出装置を取り付けたボルトで
あって、加速度計又は加速度異常検出装置の種別を示す
識別手段が設けられていることを特徴とするボルト(請
求項23)である。
【0053】本手段においては、加速度計又は加速度異
常検出装置の種別を示す識別手段が設けられているの
で、車両等に組み込むとき、車種や取り付け場所との対
応が明確になり、間違って使用の異なる加速度計又は加
速度異常検出装置を取り付けてしまうことが防止でき
る。
【0054】前記課題を解決するための第24の手段
は、前記第1の手段から第11の手段のいずれかである
加速度計、又は前記第12の手段から第22の手段のい
ずれかである加速度異常検出装置を有してなるエアバッ
グ装置(請求項24)である。
【0055】本手段においては、衝突等の加速度の異常
を検出してエアバッグを展開させるエアバッグシステム
において、加速度計、加速度異常検出装置を設けるスペ
ースが自由に選択可能となり、システム設計のフレキシ
ビリティが増す。また、加速度計、加速度異常検出装置
内に増幅機能を持たせることにより、これらの機器から
エアバッグ展開制御回路への信号のレベルを高くするこ
とができ、ノイズに強くなるので、配線の種類や配線経
路のフレキシビリティが増す。
【0056】前記課題を解決するための第25の手段
は、前記第1の手段から第11の手段のいずれかである
加速度計、又は前記第12の手段から第22の手段のい
ずれかである加速度異常検出装置を有してなることを特
徴とするシートベルト巻取り装置(請求項25)であ
る。
【0057】本手段においては、衝突等の加速度の異常
を検出してシートベルトにプリテンションをかけるシー
トベルト巻取り装置において、加速度計、加速度異常検
出装置を設けるスペースが自由に選択可能となり、シス
テム設計のフレキシビリティが増す。また、加速度計、
加速度異常検出装置内に増幅機能を持たせることによ
り、これらの機器からシートベルト巻取り装置制御回路
への信号のレベルを高くすることができ、ノイズに強く
なるので、配線の種類や配線経路のフレキシビリティが
増す。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例に
ついて図を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態
の1例である加速度計の構造を示す概要図であるが、加
速度異常検出装置も同じ構造をしており、図1を含め以
下の取り付け例は両者において変わることはない。図1
において、1は基台、2はICチップ、3はボンディン
グワイヤ、4はピン、5はモールド、6はねじ部、7は
鍔部、8は加速度計である。(a)はモールディング前の
構造を示し、(b)はモールディング後の構造を示してい
る。
【0059】基台1の上にICチップ2が搭載され固定
されている。ICチップ2には、後に回路図で示すよう
に、定電圧源、加速度センサ、マイクロプロセッサ等
の、加速度を測定するのに必要な回路が形成されてい
る。ICチップ2からの2本の配線は、ボンディングワ
イヤ3を介してピン4に接続されている。2本のピン4
は、基台1を貫通して埋め込まれており、その上端面に
ボンディングワイヤ3が接続される。
【0060】このような構造体を、(b)に示すようにエ
ポキシ樹脂等でモールディングする。樹脂等によるモー
ルディングの代わりに、金属によるハーメチックシール
等を用いてもよい。モールド5には、ボルトの頭にねじ
込み固定できるようにねじ部6が設けられているが、こ
のようなねじ部を設けず、接着等によりボルトの頭に固
定するようにしてもよい。また、モールド5は鍔部7を
有し、この鍔部7は、ピン4に嵌り込むコネクタが係合
して外れないようにする機能を有する。
【0061】図2は、加速度計8をボルトに埋め込んだ
状態を示す図である。以下の図において、前出の図に示
された構成要素には同じ符号を付してその説明を省略す
ることがある。図2において9はボルトである。(a)は
断面図、(b)は斜視図である。
【0062】加速度計8は、ボルト9の頭に設けられた
ねじ穴に、そのねじ部6を螺合して埋め込まれる。この
ようにねじを使用せず、加速度計8のモールド5に接着
剤を塗布した上でボルト9の頭の穴に嵌合させて固定し
てもよいことは、前述のとおりである。加速度計8のボ
ルト9への埋込は、ボルト9が車体等に取り付けられて
から行ってもよく、ボルト9の車体等への取り付け前に
行ってもよい。一般に後者の方が、取り付けが簡単であ
る。しかし、ボルト9の締め付けの際に加速度計8に力
のかかる恐れのあるときは前者の方法を採用することが
好ましい。
【0063】なお、このようなボルト又はそれに埋め込
まれる加速度計には、それぞれの使用に応じた色を塗っ
たりすることにより、加速度計の種別が分かるような識
別手段を設けることが好ましい。これにより、車種や取
付場所が明らかになり、間違った加速度計を取り付ける
ことが防止できる。
【0064】図3は、このように加速度計8が埋め込ま
れたボルト9を使用して、シートベルト巻取り装置を固
定する場合の例を示す分解斜視図である。図3におい
て、10はピラー、11は穴、12はボルト穴、13は
シートベルト巻取り装置、14はシートベルト(ウェビ
ング)、15は取り付け穴、16はコネクタ、17はリ
ード線である。
【0065】シートベルト巻取り装置13は、通常ピラ
ー10中に格納される。そのため、ピラー10には、シ
ートベルト巻取り装置13収納用の穴11が開けられて
いる。本実施の形態においては、シートベルト巻取り装
置13の本体部をピラー10の穴11の部分に格納し、
取り付け穴15にボルト9を挿通して、ボルト穴12に
ボルト9を締めこむことにより、シートベルト巻取り装
置13をピラー10に固定する。なお、シートベルト巻
取り装置13の固定には、他のボルトが必要となる場合
があるが、図示を省略している。
【0066】このように、もともと必要とされたボルト
に、本発明に係る加速度計を有するボルトを使用してい
るので、加速度計を取り付けるための特別なスペースは
必要でない。なお、コネクタ16は、前述の鍔部7の無
い部分にその係止部を合わせて差し込み、その後回転さ
せることにより、係止部を鍔部7に係合させて抜け止め
とする。そのために、ピン4に嵌り込む接触部分は円弧
状のものとなっている。このように、加速度計とコネク
タ16との間には抜け止めを設けることが好ましいが、
その方式は、周知のものを適宜選んで使用できる。
【0067】図4はシートベルトのアウター側アンカー
の取り付け用ボルトに、本発明のボルトを用いた実施の
形態の例を示す分解斜視図である。図4において、18
は車体(ボディ)、19はアウター側アンカーである。
【0068】シートベルトのアウター側アンカー19に
設けられた穴にはシートベルト14が通されている。こ
のアウター側アンカー19は、それに設けられた取り付
け穴15にボルト9を挿通され、車体18のボルト穴1
2にボルト9を螺合させて締め付けることにより、車体
18に固定される。このようなボルトも、もともとアウ
ター側アンカー19の固定に必要なものであるので、本
発明のボルト9を使用することにより、加速度計を取り
付けるための特別のスペースを省略することができる。
【0069】図5は、ラジエータグリルの補強部材に本
発明に係る加速度計を取り付ける例を示す分解斜視図で
ある。図5において、20はラジエータグリル、21は
その補強部材である。ラジエータグリル20の補強部材
21には、従来、加速度測定ユニットが取り付けられ、
衝突時の前後方向加速度を検出するのに使用されること
が多い。本実施の形態においては、加速度測定ユニット
を取り付ける代わりに、ボルト9をボルト穴12に嵌め
込み、その頭に取り付けられた加速度計8により加速度
を測定する。よって、従来の加速度測定ユニットを取り
付ける方法に比して、取り付けボルトの数が少なくて済
む。
【0070】図6は、ボルトの頭に嵌め込まれる加速度
計及び加速度異常検出装置の構成の1例を示す概略回路
図である。図6において、31は定電圧回路、32はレ
ベルディテクタ、33はマイクロプロセッサ、34は加
速度センサ、35は増幅器、36はA/D変換器、37
は可変定電流源である。
【0071】この回路は、加速度計、加速度異常検出装
置に共通であり、マイクロプロセッサ23にどこまでの
機能を持たせるかによって、加速度計として使用するか
加速度異常検出装置として使用するかが決定される。
【0072】Pin1、Pin2の2つの端子からは、所定の
電圧を有する電源が、車両のバッテリーから供給されて
いる。定電圧回路31は、この電圧をマイクロプロセッ
サ23等が必要とする定電圧として各回路に供給する。
レベルディテクタ32は、2つの端子間に電圧がかかっ
たことを検出し、マイクロプロセッサ33に信号を与え
てマイクロプロセッサ33をリセットすると共に起動す
る。
【0073】加速度は加速度センサ34によって検出さ
れ、増幅器35で増幅された後にA/D変換器36によ
りA/D変換されて、マイクロプロセッサ33に取り込
まれる。なお、加速度センサ34として歪ゲージタイプ
のものを図示してあるが、静電容量タイプのものも使用
できる。マイクロプロセッサ33は、その中のメモリに
記憶されている定数等を用いて、加速度センサ34の非
線形補正を行うと共に、温度補正等を行って正確な加速
度を演算する。
【0074】そして、可変定電流源37に指令を出し
て、可変定電流源37に流れる電流が、演算された加速
度に対応する値となるようにする。このように、特許請
求の範囲で言う「可変定電流源」とは、電流値の値を変
化させるような、マイクロプロセッサ等の制御手段を含
むものである。
【0075】また、可変定電流源37に流れる電流が、
演算された加速度に対応する値となるようにするのでは
なく、ディジタル信号の“1”と“0”に対応する電流
値を定め、例えば、加速度をBCDコードや2進コード
に対応するディジタル値に変換し、それをシリアル信号
として、これに対応させて可変定電流源37に対応する
電流値を“1”と“0”に対応して時系列的に変化させ
ることにより、ディジタル信号として外部に送出するよ
うにしてもよい。
【0076】レベルディテクタ32、及び定電圧源31
に流れる電流はほぼ一定であるので、2つの端子Pin
1、Pin2間に流れる電流は加速度に対応して変化する
とみなすことができる。よって、2つの端子Pin1、Pin
2間に流れる電流を測定することにより、加速度を知る
ことができる。この電流値をある程度大きくしておくこ
とにより、ノイズの影響を受けにくくすることができ
る。
【0077】この回路を、加速度異常検出装置として使
用する場合には、マイクロプロセッサ33のメモリの中
に、加速度の基準値を記憶させておき、加速度がその基
準値を超えた場合と超えない場合で、可変定電流源37
に流れる電流を変えるような指令をマイクロプロセッサ
33から可変定電流源37に与えるようにすればよい。
この場合、加速度の基準値を複数設けておき、加速度が
どの基準値とどの基準値の間にあるかに応じて、可変定
電流源37の電流が変わるようにしておいてもよい。
【0078】また、マイクロプロセッサ33には、加速
度センサ34の異常診断機能を持たせることもできる。
これは、例えば、A/D変換器36から入力される値
が、通常考えられるの加速度の異常値を超えた値となっ
たり、高周波で大きな振動信号が入力されたような場合
に、加速度センサ34の断線と判断するような機能であ
る。また、加速度センサ34に流れる電流値を測定し、
これが所定の範囲を超えた場合に、加速度センサ34が
異常と判断することもできる。
【0079】また、この回路においては、電源ラインに
信号を重畳させることにより、マイクロプロセッサ33
のメモリの内容を書き換えることができる。これは、2
つの端子Pin1、Pin2間にかける電圧を、通常の電圧と
異ならせることによって、実現できる。例えば、定常状
態においては端子Pin1、Pin2間に5Vの電圧をかけて
おく場合、メモリの書き換えを行う場合には、7V、6
Vの電圧を掛けるようにし、7Vの電圧を“1”に、6
Vの電圧を“0”に対応させるようにしてシリアル信号
を送る。
【0080】レベルディテクタ32は、供給される電圧
が定常状態のものと異なることを検出し、マイクロプロ
セッサ33に信号を送る。マイクロプロセッサ33は、
この信号によりモードを変え、端子Pin1、Pin2間の電
圧を入力することによりシリアル信号を入力し、それを
解読してメモリの内容を変更する。シリアル信号として
は、例えば、所定周波数に同期した“1”、“0”信号
として、所定クロック数続く“1”信号をスタート信号
とし、その後にアドレス信号を、続いて書き込むべき数
値をシリアルで送るようなものを使用すればよい。
【0081】図7は、ボルトの頭に嵌め込まれる加速度
計及び加速度異常検出装置の構成の別の例を示す概略回
路図である。図7において38はD/A変換器である。
この例においては、端子がPin1、Pin2、Pin3の3端
子となっている。この回路の基本的な作動は図6に示し
たものと同じであるが、電源ラインと信号ラインが別に
なっており、Pin2に対応するラインが両社に共通のア
ースラインとなっている点が異なっている。よって、図
6に示された可変定電流源37が存在せず、代わりにD
/A変換器38が設けられている。
【0082】この回路においては、マイクロプロセッサ
33は、演算された加速度に対応する値、又は加速度の
異常信号(異常度)に対応する値をD/A変換器38に
出力し、D/A変換器38はこの信号をアナログ値に直
してPin3より出力する。その他、時系列的な時系列信
号として集中力したり、マイクロプロセッサ33に加速
度センサ34の自己診断機能を持たせたり、電源ライン
に信号を重畳してマイクロプロセッサ33のメモリの内
容を書き換えたりできることは、図6に示した回路と同
様である。
【0083】以上のような加速度センサ、加速度以異常
検出装置は、エアバッグ装置制御用のセンサ、シートベ
ルト巻取装置用のセンサとして用いることができる。こ
のような加速度センサ、加速度異常検出装置の使用方法
は、従来におけるエアバッ装置、シートベルト巻取装置
の制御装置における使用方法と異なることが無いので、
その説明を省略する。
【0084】また、以上のような加速度センサは、自動
車ばかりでなく、その他の、加速度を測定する必要があ
る場所に広く使用できることはいうまでもない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る発明、請求項12に係る発明においては、従
来のように特別なセンサユニットを取り付ける必要が無
くなり、ボルト穴加工やボルト締め等の工数の低減を図
ることができる。
【0086】請求項2に係る発明及び請求項13に係る
発明においては、2本の配線のみで加速度や加速度の異
常の程度を測定することが可能となる。請求項3に係る
発明及び請求項14に係る発明においては、3本の配線
で加速度や加速度の異常の程度を測定することができ
る。
【0087】請求項4、請求項7に係る発明及び請求項
15、請求項16に係る発明においては、2本又は3本
の配線により、電源の供給、加速度の測定、加速度測定
回路の異常診断を合わせて行うことができる。
【0088】請求項5、請求項6、請求項16、請求項
17に係る発明においては、加速度又は加速度の異常を
ディジタル信号として出力することができる。請求項8
に係る発明及び請求項19に係る発明においては、加速
度センサの非線形性の補正や温度補正を自動的に行うこ
とができ、正確な加速度の測定を行うことができる。
【0089】請求項9に係る発明及び請求項20に係る
発明においては、メモリの内容を電源ラインを介して書
き換えることができるので、各センサの特性に応じた診
断や補正を行うことができる。
【0090】請求項10に係る発明及び請求項21に係
る発明においては、加速度計の大きさを小さくして小さ
なボルトの頭に埋め込むことが可能になると共に、配線
数が少なくなって製作が容易であるのみならず、断線等
のトラブルが解消される。
【0091】請求項11に係る発明及び請求項22係る
発明においては、ラジエータ部分のように水がかかる恐
れのある部分にセンサを取り付けてもその信頼性が確保
できる。
【0092】請求項23に係る発明においては、車両等
に組み込むとき、車種や取り付け場所との対応が明確に
なり、間違って使用の異なる加速度計又は加速度異常検
出装置を取り付けてしまうことが防止できる。
【0093】請求項24に係る発明及び請求項25に係
る発明においては、加速度計、加速度異常検出装置を設
けるスペースが自由に選択可能となり、システム設計の
フレキシビリティが増す。また、加速度計、加速度異常
検出装置内に増幅機能を持たせることにより、これらの
機器から制御回路への信号のレベルを高くすることがで
き、ノイズに強くなるので、配線の種類や配線経路のフ
レキシビリティが増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例である加速度計の構
造を示す概要図である。
【図2】加速度計をボルトに埋め込んだ状態を示す図で
ある。
【図3】加速度計が埋め込まれたボルトを使用して、シ
ートベルト巻取り装置を固定する場合の例を示す分解斜
視図である。
【図4】シートベルトのアウター側アンカーの取り付け
用ボルトに、本発明のボルトを用いた実施の形態の例を
示す分解斜視図である。
【図5】ラジエータグリルの補強部材に本発明に係る加
速度計を取り付ける例を示す分解斜視図である。
【図6】ボルトの頭に嵌め込まれる加速度計及び加速度
異常検出装置の構成の1例を示す概略回路図である。
【図7】ボルトの頭に嵌め込まれる加速度計及び加速度
異常検出装置の構成の別のを示す概略回路図である。
【符号の説明】
1…基台、2…ICチップ、3…ボンディングワイヤ、
4…ピン、5…モールド、6…ねじ部、7…鍔部、8…
加速度計、9…ボルト、10…ピラー、11…穴、12
…ボルト穴、13…シートベルト巻取り装置、14…シ
ートベルト(ウェビング)、15…取り付け穴、16…
コネクタ、17…リード線、18…車体、19…アウタ
ー側アンカー、20…ラジエータグリル、21…補強部
材、31…定電圧回路、32…レベルディテクタ、33
…マイクロプロセッサ、34…加速度センサ、35…増
幅器、36…A/D変換器、37…可変定電流源、38
…D/A変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01P 15/00 G01P 15/08 P 21/00 15/00 D

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトの頭に埋め込まれて用いられるよ
    うな構造を有する加速度計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の加速度計であって、2
    つの端子と、加速度センサを含む加速度測定回路と、定
    電圧電源装置と、当該定電圧電源より前記2つの端子側
    に設置され、測定された加速度に応じて流れる電流が変
    化する定電流装置とを有してなり、当該2つの端子より
    電源を供給すると同時に、これらの端子間に流れる電流
    を測定することにより、外部から加速度を測定可能とさ
    れていることを特徴とする加速度計。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の加速度計であって、加
    速度センサを含む加速度測定回路と、定電圧電源装置と
    3つの端子とを有してなり、3つの端子のうち、2つの
    端子から電源を供給すると同時に、当該2つの端子のう
    ち、1つの端子と3つ目の端子間に流れる電流、又はこ
    れらの端子間の電圧を測定することにより、外部から加
    速度を測定可能とされていることを特徴とする加速度
    計。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の加速度計
    であって、前記加速度測定回路の異常を診断し、加速度
    測定回路の異常を検出したとき、前記定電流装置に流れ
    る電流、又は前記1つの端子と3つ目の端子間に流れる
    電流、若しくはこれらの端子間の電圧を、測定範囲の加
    速度に対応する値と異なるものとする加速度測定回路診
    断装置が組み込まれていることを特徴とする加速度計。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の加速度計であって、2
    つの端子と、加速度センサを含む加速度測定回路と、定
    電圧電源装置と、当該定電圧電源より前記2つの端子側
    に設置され、測定された加速度に応じて流れる電流が時
    系列的に変化する定電流装置とを有してなり、当該2つ
    の端子より電源を供給すると同時に、これらの端子間に
    流れる電流の時系列的な変化を検出することにより、外
    部からディジタル信号化された加速度を測定可能とされ
    ていることを特徴とする加速度計。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の加速度計であって、加
    速度センサを含む加速度測定回路と、定電圧電源装置と
    3つの端子とを有してなり、3つの端子のうち、2つの
    端子から電源を供給すると同時に、当該2つの端子のう
    ち、1つの端子と3つ目の端子間に流れる電流、又はこ
    れらの端子間の電圧の時系列的な変化を検出することに
    より、外部からディジタル信号化された加速度を測定可
    能とされていることを特徴とする加速度計。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の加速度計
    であって、前記加速度測定回路の異常を診断し、加速度
    測定回路の異常を検出したとき、前記定電流装置に流れ
    る電流の時系列的な変化、又は前記1つの端子と3つ目
    の端子間に流れる電流、若しくはこれらの端子間の電圧
    の時系列的な変化を、測定範囲の加速度に対応するもの
    と異なるものとする加速度測定回路診断装置が組み込ま
    れていることを特徴とする加速度計。
  8. 【請求項8】 請求項2から請求項7のうちいずれか1
    項に記載の加速度計であって、加速度センサの出力の自
    動補正装置が組み込まれていることを特徴とする加速度
    計。
  9. 【請求項9】 請求項5、請求項7又は請求項8に記載
    の加速度計であって、前記加速度計診断装置又は加速度
    センサの出力の自動補正装置が書き換え可能なメモリを
    有してなり、このメモリの内容を、電源ラインに与えた
    信号により書き換え可能とされていることを特徴とする
    加速度計。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のうちいずれか
    1項に記載の加速度計であって、全ての電子回路が1個
    又は2個のICチップで構成されていることを特徴とす
    る加速度計。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10のうちいずれ
    か1項に記載の加速度計であって、防水構造とされてい
    ることを特徴とする加速度計。
  12. 【請求項12】 ボルトの頭に埋め込まれて用いられる
    ような構造を有する加速度異常検出装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の加速度異常検出装
    置であって、2つの端子と、加速度センサを含む加速度
    測定回路と、定電圧電源装置と、検出された加速度の異
    常を検出する加速度異常検出回路と、測定された加速度
    の異常度に応じて流れる電流が変化する定電流装置とを
    有してなり、当該2つの端子より電源を供給すると同時
    に、これらの端子間に流れる電流を測定することによ
    り、外部から加速度の異常を測定可能とされていること
    を特徴とする加速度異常検出装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の加速度異常検出装
    置であって、加速度センサを含む加速度測定回路と、定
    電圧電源装置と、検出された加速度の異常を検出する加
    速度異常検出回路と、3つの端子とを有してなり、3つ
    の端子のうち、2つの端子より電源を供給すると同時
    に、当該2つの端子のうち1つの端子と3つ目の端子間
    に流れる電流、又はこれらの端子間の電圧を測定するこ
    とにより、外部から加速度の異常を測定可能とされてい
    ることを特徴とする加速度異常検出装置。
  15. 【請求項15】 請求項13又は請求項14に記載の加
    速度異常検出装置であって、前記加速度測定回路の異常
    を診断し、加速度測定回路の異常を検出したとき、前記
    定電流装置に流れる電流、又は前記1つの端子と3つ目
    の端子間に流れる電流、若しくはこれらの端子間の電圧
    を、加速度の異常に対応する値と異なるものとする加速
    度測定回路診断装置が組み込まれていることを特徴とす
    る加速度異常検出装置。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の加速度異常検出装
    置であって、2つの端子と、加速度センサを含む加速度
    測定回路と、定電圧電源装置と、当該定電圧電源より前
    記2つの端子側に設置され、測定された加速度の異常に
    応じて流れる電流が時系列的に変化する定電流装置とを
    有してなり、当該2つの端子より電源を供給すると同時
    に、これらの端子間に流れる電流の時系列的な変化を検
    出することにより、外部からディジタル信号化された加
    速度の異常を測定可能とされていることを特徴とする加
    速度異常検出装置。
  17. 【請求項17】 請求項12に記載の加速度計であっ
    て、加速度センサを含む加速度測定回路と、定電圧電源
    装置と3つの端子とを有してなり、3つの端子のうち、
    2つの端子から電源を供給すると同時に、当該2つの端
    子のうち、1つの端子と3つ目の端子間に流れる電流、
    又はこれらの端子間の電圧の時系列的な変化を検出する
    ことにより、外部からディジタル信号化された加速度の
    異常信号を測定可能とされていることを特徴とする加速
    度異常検出装置。
  18. 【請求項18】 請求項16又は請求項17に記載の加
    速度異常検出装置であって、前記加速度測定回路の異常
    を診断し、加速度測定回路の異常を検出したとき、前記
    定電流装置に流れる電流の時系列的な変化、又は前記1
    つの端子と3つ目の端子間に流れる電流、若しくはこれ
    らの端子間の電圧の時系列的な変化を、加速度の異常信
    号に対応するものと異なるものとする加速度測定回路診
    断装置が組み込まれていることを特徴とする加速度異常
    検出装置。
  19. 【請求項19】 請求項13から請求項18のうちいず
    れか1項に記載の加速度異常検出装置であって、加速度
    センサの出力の自動補正装置が組み込まれていることを
    特徴とする加速度異常検出装置。
  20. 【請求項20】 請求項15、請求項18又は請求項1
    9に記載の加速度異常検出装置であって、前記加速度計
    診断装置、加速度センサの出力の自動補正装置、加速度
    異常検出回路の少なくとも1つが書き換え可能なメモリ
    を有してなり、このメモリの内容を、電源ラインに与え
    た信号により書き換え可能とされていることを特徴とす
    る加速度異常検出装置。
  21. 【請求項21】 請求項12から請求項20のうちいず
    れか1項に記載の加速度計加速度異常検出装置であっ
    て、全ての電子回路が1個又は2個のICチップで構成
    されていることを特徴とする加速度異常検出装置。
  22. 【請求項22】 請求項12から請求項21のうちいず
    れか1項に記載の加速度異常検出装置であって、防水構
    造とされていることを特徴とする加速度異常検出装置。
  23. 【請求項23】 請求項1から請求項11のうちいずれ
    か1項に記載の加速度計、又は請求項12から請求項2
    2のうちいずれか1項に記載の加速度異常検出装置を取
    り付けたボルトであって、加速度計又は加速度異常検出
    装置の種別を示す識別手段が設けられていることを特徴
    とするボルト。
  24. 【請求項24】 請求項1から請求項11のうちいずれ
    か1項に記載の加速度計、又は請求項12から請求項2
    2のうちいずれか1項に記載の加速度異常検出装置を有
    してなることを特徴とするエアバッグ装置。
  25. 【請求項25】 請求項1から請求項11のうちいずれ
    か1項に記載の加速度計、又は請求項12から請求項2
    2のうちいずれか1項に記載の加速度異常検出装置を有
    してなることを特徴とするシートベルト巻取り装置。
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