JP2002022537A - 色認識装置 - Google Patents

色認識装置

Info

Publication number
JP2002022537A
JP2002022537A JP2000206320A JP2000206320A JP2002022537A JP 2002022537 A JP2002022537 A JP 2002022537A JP 2000206320 A JP2000206320 A JP 2000206320A JP 2000206320 A JP2000206320 A JP 2000206320A JP 2002022537 A JP2002022537 A JP 2002022537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
data
measurement
color recognition
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000206320A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Matsui
利久 松井
Yoshikatsu Hifumi
吉勝 一二三
Yasuatsu Taima
安厚 當間
Shinya Hashizume
慎哉 橋爪
Hideaki Aritani
秀明 有谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKKEI IND CO Ltd
HOKKEI INDUSTRIES CO Ltd
Original Assignee
HOKKEI IND CO Ltd
HOKKEI INDUSTRIES CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKKEI IND CO Ltd, HOKKEI INDUSTRIES CO Ltd filed Critical HOKKEI IND CO Ltd
Priority to JP2000206320A priority Critical patent/JP2002022537A/ja
Priority to GB0023494A priority patent/GB2364568B/en
Priority to US09/671,838 priority patent/US6535287B1/en
Priority to FR0014061A priority patent/FR2811425A1/fr
Priority to DE10055273A priority patent/DE10055273A1/de
Priority to KR1020010000564A priority patent/KR20020005367A/ko
Priority to CNB011037210A priority patent/CN1226021C/zh
Publication of JP2002022537A publication Critical patent/JP2002022537A/ja
Priority to HK02106072A priority patent/HK1044456A1/xx
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • A61F9/08Devices or methods enabling eye-patients to replace direct visual perception by another kind of perception

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者は色認識が困難であった。 【解決手段】 カラーセンサー4aによる測定データと格
納されている規格データを比較して色を判別する手段を
備え、色判別手段による判別色を音声で外部へ出力する
手段を備えた色認識装置によって、色名を知りたい物体
(対象物)の表面に測定開口部を当てると、測定部4が
物体からの反射光(RGB3種類)を測定し、色判別手
段に測定データを送り、色判別手段内のプログラムが測
定データを演算すると共に、演算データと系統的に分類
してある規格データ(テーブルデータ)を比較し、測定
データの色名を選び出し、物体の色名(基本色名、明度
・彩度、色相)をスピーカー28から音声出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、視覚障害
者が利用可能で、色名を知りたい物体(対象物)の表面
に当接させることにより、物体の色を判別して色名を音
声出力して、視覚障害者が物体の色を認識(色判断・色
識別)する色認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視覚障害者の様に、対象物の色認
識が不得手な人にとっては、色の識別が可能な第3者か
らの説明を受けるか、或いは、点字などの別途手段によ
る説明が存在する様な場合でなければ、色の認識は困難
であった。更に、説明を受けるにしても、明るさ等の色
相が相違する千差万別の色名の説明には限界があった。
【0003】又、視覚障害者は日常生活の中で、介護者
なしで、自分で洋服をコーディネートしたり、両足に同
じ色の靴下を履いたり、或いは、空き瓶を色ごとに分別
してゴミステーションに出す等、日常生活で色を知りた
いと云う欲求が強かった。
【0004】しかしながら、色認識が不得手な人に対し
て、色の識別を補助する適当な装置は存在せず、様々な
不便が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、色認識装置
を物体表面へ当接させるだけで、物体の色名を読み取
り、音声伝達する色認識装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、視覚障害者は色認識が困難な課題に鑑み、受
発光測定部、色判別手段と出力手段を備えた色認識装置
であって、色判別手段は、受光素子による測定データと
格納されている規格データを比較して色を判別する手段
を備え、出力手段は、色判別手段による判別色を音声で
外部へ出力する手段と成した色認識装置によって、色名
を知りたい物体(対象物)の表面に測定開口部を当てる
と、測定部が物体からの反射光(RGB3種類)を測定
し、色判別手段に測定データ(RGBデータ)を送り、
色判別手段内のプログラムが測定データを演算すると共
に、該演算データ(HLSデータ)と系統的に分類して
ある規格データ(テーブルデータ)を比較し、測定デー
タの色名を選び出し、物体の色名(基本色名、明度・彩
度、色相)を音声出力する。
【0007】そして、測定部は、対象物に白色光を照射
する白色の光源と、対象物からの反射光を受光する3原
色の受光素子を備えることによって、上記の反射光測定
を3原色であるRGB3種類で行い、演算比較をHLS
で行い、色名の選出は人間の視感に準じて行う。
【0008】更に、色認識装置の継続使用による各部の
劣化、狂い、使用環境変化に対して、測定部と対象物の
間に、特定色の校正試料を配置、退避させる移動手段を
設けると共に、校正試料の測定データと基準データを比
較して自己校正する手段を設けた様な、自己校正(補
正)回路を組み込み、安定的な使用が出来る様にして、
視覚障害者が安心して利用出来る様にして、上記課題を
解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。本発明に係る色認識装置は、色名
(基本色名、明度・彩度、色相)を知りたい物体(対象
物)の表面に当接させることにより、色認識装置内の測
定部が受発光して物体からの反射光を測定(RGBデー
タ)し、色判別手段に測定データを送り、色判別手段内
のプログラムが測定データからHLS3種類を演算し、
HLS演算データと系統的に分類してある規格データ
(テーブルデータ)を比較し、RGB測定データの色名
を選び出し、即ち、物体(対象物)の色名を識別して色
名(修飾語を伴った色名)を音声出力して、視覚障害者
が物体の色を認識(色判断)するものである。
【0010】以下、色認識装置の詳細を説明する。図
1、2に示す様に、偏平箱状の基体ケース1の底面板2
に測定開口部3を設けると共に、該測定開口部3に対向
した基体ケース1の内部に、測定開口部3を通過して対
象物に対して照受光する測定部4を設けている。又、測
定開口部3及び測定部4の間などに校正手段5を設ける
と共に、基体ケース1の内部に制御回路基板6、スイッ
チ7その他の構成部品を内蔵している。又、基体ケース
1の上部に乾電池8を取り替え自在に収容する電源ボッ
クス9を設けている。
【0011】上記の照受光する測定部4は、底面板2に
設けた測定開口部3の上方対向位置に3原色の受光素子
を1パッケージ化したカラーセンサー4aを配置すると共
に、該カラーセンサー4aの両側に2個の白色光源4b、4c
を45度傾斜で配置している。カラーセンサー4aに採用
している3原色の受光素子の1例としては、最大感度波
長がRed(660nm)、Green(540n
m)、Blue(460nm)となる様に、RGB3種
類のフィルターを付けた3個のフォトダイオード(光電
変換素子)を採用し、3原色に感度を有したフォトダイ
オードで3原色の入射(受光)光量を別々に測定する。
又、白色光源4b、4cを2個配置することにより、光源光
量を必要量確保し、更に、白色光源4b、4cを傾斜させる
ことにより、測定開口部3を通過して対象物に白色光を
照射すると共に反射光をカラーセンサー4aで受光させ、
且つ、対象物での乱反射に対応して測色(測定データ)
の正確性を向上させるために45度傾斜に設定してい
る。
【0012】以下、具体的に説明する。基体ケース1内
に上下方向にスイッチ基軸10を設けると共に、該スイッ
チ基軸10に略半円板状のスイッチ基板11を回転自在に取
付け、該スイッチ基板11の弦部の半分が突出して押圧可
能状態となる様に、スイッチ基板11の弦部の半分及び半
円部の一部から成る扇状の押圧部12を基体ケース1から
突出させてレバースイッチ7を構成している。そして、
スイッチ基軸10に部分巻装した捩じりスプリング(図示
せず)の一対のアームの端部を底面板2及びスイッチ基
板11に取付けて、回転させたスイッチ基板11を自動復帰
させる様にしている。
【0013】又、基体ケース1内に収納されているスイ
ッチ基板11の半円部に突出状(段差状)のスイッチ起動
部14を形成すると共に、基体ケース1内に設けた制御回
路基板6にスイッチアーム15を設け、スイッチ基板11の
回動でスイッチ起動部14とスイッチアーム15が当接(段
差押圧)することにより、スイッチアーム15が傾動して
スイッチが入る様にしている。
【0014】又、スイッチ基板11の半円部の一部外周縁
に、平歯車(ラック)16を設ける一方、その外側対向位
置にレバー速度調整用のダンパー17を設け、該ダンパー
17の外周縁に設けた平歯車18をスイッチ基板11の平歯車
16に噛合させている。この構成により、スイッチ基板11
における基体ケース1の突出扇状の押圧部12を押圧操作
すると、スイッチが入ると共に、スイッチ基板11とダン
パー17の係合関係により、スイッチ基板11の回動速度は
低速化される。
【0015】又、スイッチ基板11の平歯車16の先端側の
対向位置に測定基軸20を設けると共に、該測定基軸20に
円板状の測定基板21を回動自在に取付け、且つ、測定基
板(回転板)21と固定状態で平歯車22を測定基軸20に取
付け、測定基板21の平歯車22をスイッチ基板11の平歯車
16と噛合させている。この構成により、ダンパー17の作
用で低速回転するスイッチ基板11に応じて測定基板21が
回動する。
【0016】又、測定基板21は測定開口部3及び測定部
4の間に配置され、測定基板21には所定位置に特定色の
校正試料である黒色試料23及び白色試料24、並びに空間
である測定用窓25が設けられている。又、測定基板21の
他側の外周縁部には、黒色試料23、白色試料24、測定用
窓25に夫々対応するドグ26、26a 、26b を設けると共
に、制御回路基板6にドグ26、26a 、26b を検出するタ
イミング検出センサー27を設けている。この構成によ
り、スイッチ基板11及び測定基板21の回動によって、黒
色試料23、白色試料24、測定用窓25、ドグ26、26a 、26
b が回転移動し、測定部4と測定開口部3の間に黒色試
料23が位置した時に、ドグ26の検出タイミングで黒色試
料23の反射光を測定し、次に、ドグ26a の検出タイミン
グで白色試料24の反射光を測定し、後述する様な自己校
正を行う。そして、測定部4と測定開口部3の間に測定
用窓25が位置した時に、ドグ26bの検出タイミングで測
定用窓25(空間)を光が通過して対象物の反射光を測定
し、色判別する。
【0017】又、基体ケース1内には対象物の判別色を
音声で外部出力する手段としてスピーカー28を内蔵して
いるが、スピーカー28に代えてイヤホーン(図示せず)
(その端子を含む)を設けても良い。
【0018】次に、制御回路基板6に設けた回路(手
段)を説明する。図3に示す様に、基体ケース1には上
述の稼働部分(スイッチ基板11、測定基板21等)、照受
光部、タイミング検出部、スイッチ、音声出力部、電源
部の他、色判別手段を担う制御回路基板6が内蔵されて
いる。制御回路基板6に装着されている主要部として
は、CPU、RAM、ROM、A/D等から構成されて
おり、以下、作用と共に説明する。
【0019】照受光部(カラーセンサー4a、白色光源4
b、4c)の測定データ(アナログ)を入力側のOP A
MP30で増幅してメイン回路31へ送信すると共に、タイ
ミング検出部(ドグ26、26a 、26b 、センサー27)のタ
イミングデータをI/O INF.32を経由してメイン
回路31へ送信する。メイン回路31では、I/O IN
F.32から送信されたタイミングデータに呼応したOP
AMP30からの測定データ(アナログ)を特定すると
共に、A/Dでデジタル変換する。そして、測定データ
(デジタル)のRGBデータから、ROMに格納されて
いる演算式、規格データ(図15〜18等のテーブルデ
ータ)に基づいて色判別する。そして、色判別に基づい
て3種類(色名によっては1、2種類)の発声データ
(デジタル)をEEPーROM33から抽出して、メイン
回路31から出力側のOPAMP34へ送信する。そして、
発声データ(デジタル)をD/Aでアナログ変換した
後、OP AMP34で増幅した音声信号をスピーカー28
へ送信して音声出力する。
【0020】次に本発明に係る色認識装置の作用につい
て説明する。スイッチ基板11を把握押圧することにより
回動し、色認識装置の電源がONされると、測定部4が
起動(照受光)すると共に、測定基板21が低速回動し、
黒色試料23、白色試料24、測定用窓25が測定部4と測定
開口部3の間に順次移動する。当該測定位置に黒色試料
23等が位置した時にドグ26、26a 、26b をセンサー27が
検出し、その時点のカラーセンサー4aにおける受光(測
定)データを制御回路基板6に転送する。即ち、白色光
源4b、4cから照射された白色光が校正試料で反射した時
に、又は(照受光ともに測定用窓25を通過して)対象物
で反射した時に、校正試料又は対象物に応じた特定波長
の光が反射され、カラーセンサー4aで受光した3原色の
受光量に応じて光電変換された測定値が制御回路基板6
に転送される。
【0021】そして、測定データが転送された制御回路
基板6では、測定データのRGBデータから演算データ
のHLSデータに演算変換され、HLSデータに基づい
て「物体の色名」が選出される。尚、「物体の色名」は
JIS規定に準拠した3種類の「基本色名」、「明度お
よび彩度に関する修飾語」、「色相に関する修飾語」で
表現される。JIS規定に準拠しHLSデータから選出
された「基本色名」および「2種類の修飾語」の音声デ
ータが抽出された後、音声データはスピーカー28に転送
され、発声されて視覚障害者が聴取して対象物の色名を
認識する。
【0022】以下、人間の視感と本発明の関係、人間の
視感とJIS規定(Z 8102他)の関係、JIS規
定とHLSデータの関係、測定データのRGBデータと
演算データのHLSデータの関係、測定データからの色
名選出の方式などを説明し、最後に校正方式を説明す
る。
【0023】先ず、物体の光線反射および人間の色知覚
の基本原理、並びに人間の視感と本発明の関係を説明す
る。3原色(赤R、緑G、青B)から成る白色光を対象
物に照射すると、対象物(物体)は可視光線中、特定波
長の光を多く反射したり、多く吸収する。つまり、対象
物によって可視光線のどの部分を反射し、どの部分を吸
収するかの相対量が相違し、人間は物体から反射する色
(可視光線)を認識して色を区別している。
【0024】そして、本発明では反射光を数値測定した
後、色判別を行っているが、人間の色判別と本発明によ
る色判別の方式は相違している。即ち、人間は物体から
の反射光と目の感度から導き出される視感(3原色の視
感の合計)から色を区別している。尚、3原色毎の視感
及び3原色合計の視感は波長毎の反射率と目の感度の重
なった部分で、積分値として計算可能である。それに対
して、本発明では3原色(RGB)の反射光を測定し
て、測定RGBデータを演算HLSデータと成した後、
HLSデータをJISに準拠させたテーブルデータに当
て嵌め、後述のJISに規定されている色知覚の三属性
(色相、明度、彩度)を求め、色名(基本色名、明度・
彩度、色相)の音声データを抽出し、音声出力してい
る。
【0025】そして、人間の視感(色判別)の表現とし
てJIS規格がある。対象物を測色して視覚障害者に伝
達する色名の表現、即ち、色知覚の三属性(色相、明
度、彩度)は、JIS規格「物体の色名」Z8102に
沿った表現を採用している。即ち、図4(a) 、(b) の基
本色名表に示す様に、物体の基本色名を有彩色および無
彩色の13種類で表現すると共に、この基本色名に図
5、6の修飾語表に示す2種類の修飾語を付加して全て
の色名を表現している。
【0026】そして、色知覚の属性中、10種類の有彩
色の基本色名である色相名は、図9の〔色相に関する修
飾語の相互関係〕に示す様に、色相環に沿って分類(図
10、11参照)し、明度および彩度は、図12の〔無
彩色の明度並びに有彩色の明度及び彩度の相互関係〕に
示す様に、等色相面に明度および彩度の配列に沿って分
類(図12、13参照)している。本件発明では、上記
の色相環は360度、或いは20段階(1〜18)で分
類して基本色名に対する色相が付与され、明度および彩
度は20段階(1〜20)で分類して明度表示および彩
度表示が付与されている。
【0027】そこで、図9、12等のJISに基づいて
明度・彩度の相互関係を簡単に説明すると、図12の表
示では、色相が0度の赤を例にすると、彩度(横軸)が
0の時は無彩色(白色、灰色、黒色)となり、数値が大
きくなると赤となり、彩度0の無彩色の時に、明度(縦
軸)が0の時には黒となり、大きくなると白になる。彩
度の数値が中間値や大きい値の時には、明度が大の時は
「うすい」又は「明るい」と成り、彩度が大きいと「鮮
やかな」と成り、小さいと「くすんだ」感じと成り、こ
れらは色相角度に共通する(赤に限らず全ての有彩色に
基本的に共通する)。図9の表示では、彩度0の無彩色
(白色、灰色、黒色)が中心側に表示され、周辺に有彩
色が表示されている。
【0028】上記の色相と明度・彩度の関係を実施例に
示す計測例で説明すると、図7に示す様に、白(白色試
料)のRGBデータはR=231、G=228、B=2
35であって3原色の波長が全て多量にあり、後述する
HLSデータの演算式では、基本色(H=16)では紫
色であるが、L=2、S=5で白色となる。黒(黒色試
料)のRGBデータはR=22、G=22、B=17で
3原色の波長が全て微量であり、基本色(H=6)では
黄色であるが、L=19、S=3で黒色である。又、赤
のRGBデータはR=182、G=22、B=29で赤
色の波長だけが多量にあり、色相H2、色相角度357
度で基本色が赤であって、L=13、S=16で基本色
だけの赤となる。
【0029】そして、JIS規定では、色知覚の三属性
(色相、明度、彩度)を尺度化して表示する方法をZ8
721で規定している。そして、Z8721による表示
と系統色名(修飾語+基本色名など)の関係はZ810
2の付図1〜20(本件明細書では抜粋)に示されてい
る。そして、Z8721では三刺激値Yc及び色度座標
xc,ycから色の表示記号Hc、Vc及びCcを求め
ている(その計算式の一例もBASIC言語で紹介され
ている)。
【0030】ところが、JIS規定では、先ず、三刺激
値を計測する必要があって、機器又は計算が複雑となる
ので、RGBデータからの簡易な計算式が各種提案され
ており、本発明ではRGBから計算容易なHLS色空間
を採用し、JIS規定に準拠した色相、明度・彩度を選
別している。以下、RGB、HLS、JIS規定の関係
等を説明する。
【0031】色はRGB3つの要素が合成されており、
図8に示す様にRGB3要素を軸とする立体空間で表示
する場合がRGB色空間と称され、RGB3つの値で色
空間内での位置が決まる。しかしながら、RGB色空間
では測定された3値による位置が特定されても色判別が
困難である。それに対して、従来からマンセルの色相環
と云う色表現が存在し、基本色名(色相)の分類が行わ
れており、色相の認識(色判別)が一般化している。
【0032】そして、このマンセルの色相環に明度と彩
度が付加されて色表現を行うことを基本として上述のJ
IS規定が成されている。又、この色相、明度・彩度を
表現するものの1例としてHLS色空間(円筒形HLS
座標系)があり、RGB色空間とHLS色空間の関係を
図8に示している。尚、HLS採用理由は座標系が円筒
形であるために、JISの諸表に近いためであって、R
GBからの変換先データ形式はHLSに限定されない
が、HLS以外のものとした時には、別の計算式を採用
すると共に、計算式に適合するテーブルを作成する必要
がある。
【0033】以下、測定データのRGBデータから演算
データのHLSデータへの演算変換、及び色相、明度、
彩度の求め方を説明する。先ず、色相角度Hを求める計
算式を次に示す(尚、端数処理は後述の実例参照)。こ
こで、R、G、Bは、それぞれ0〜255の値をとる。
(即ち、カラーセンサー4aで測定されたRGBデータ
を、OP AMP30による増幅後、A/Dでデジタル数
値に変換すると共に、256階調に尺度化している。) そして、r、g、bは、R、G、Bをそれぞれ255で
割った値、maxは、r、g、bのなかで一番大きい
値、minは、r、g、bのなかで一番小さい値とす
る。
【0034】そして、3原色中、どの要素(RGBデー
タ)が最大かによって、式(1)、(2)、(3)のい
ずれかが選択されて変数hが計算される。RがR、G、
Bの中で最大のとき、 h=(g−b)/(max−min)・・・・(1) GがR、G、Bの中で最大のとき、 h=2+(b−r)/(max−min)・・(2) BがR、G、Bの中で最大のとき、 h=4+(r−g)/(max−min)・・(3)と
する。 変数hが計算された後、変数hを360度表示にするた
めに、H=h×60とすると共に、右回りと左回りを調
整してHが0〜360の整数値となる様に、 H≧0のとき、H=H・・・・・・・・・・・(4) (右回りのときは、そのまま) H<0のとき、H=H+360・・・・・・・(5)と
する。 (左回りのときは、360を足して右回り表示とす
る。) 尚、max−min=0のときは、H=0とする。
【0035】上記の様に求められた色相角度Hから色相
が選出される。図11はJIS−Z8721の色相環の
分割表(図10参照)に、HLSデータが適用されるカ
ラーテーブル番号(図15参照)を追記したものであ
り、図15はHLSにおけるカラーテーブル番号と色相
角度の関係を示すものである。そして、求められた色相
角度Hを図15の関係表に当て嵌めてカラーテーブル番
号を抽出し、そのカラーテーブル番号を図11の色相環
に当て嵌めて(有彩色の)色相を求める。尚、無彩色に
関しては、上述の色相が直接あてはまらず、明度Lと彩
度Sの関係で決定される。
【0036】次に、明度Lを求める計算式を次に示す。
明度Lの計算方式は式(6)で変数lを求めた後、20
段階で表示すべく、式(7)で0〜20の数値となる様
にしている。 l=(max+min)/2・・・・・・・・・・・・・・・・(6) L={100−(1×100)}/5・・・・・・・・・・・・(7)とする。 そして、図16に示す様に、下段の計算値Lから上段の
明度1〜20を求める。
【0037】次に、彩度Sを求める計算式を次に示す。
彩度Sを求める時には、明度Lの計算過程における変数
lによって、式(8)、(9)のいずれかが、選択され
て変数sが計算される。l≦0.5のとき、 s=(max−min)/(max+min)・・・・・・(8) l>0.5のとき、 s=(max−min)/{2−(max+min)}・・(9)とする。 そして、変数sが求められたら、20段階で表示すべ
く、式(10)で0〜20の数値となる様にしている。 S=(s×100)/5・・・・・・・・・・・・・・・・・・(10) 尚、max−min=0のときは、s=0とする。そし
て、明度Lの時と同様に、図16から彩度1〜20を求
める。尚、図13に示す様に、明度Lと彩度Sは、JI
Sでは10段階程度で尺度化しているが、本発明に係る
HLSでは20段階で尺度化している。
【0038】そして、上記の様に求められた明度Lと彩
度Sから、修飾語の有無、無彩色が選出される。図17
はカラーテーブル5の色相におけるL−S表であり、こ
のL−S表はJIS Z8102の付図5(本件明細書
では図14)にリンクさせたものである。そして、縦軸
の明度Lと横軸の彩度Sの夫々の数値から表内のLS値
を抽出して、このLS値の該当位置とリンクするJIS
付図から、彩度Sが2以下の時に無彩色、彩度Sが3以
上の時に有彩色の色相が適用され、彩度Sおよび明度L
から修飾語(有無を含む)が選出され、色名が求められ
る。尚、LS値と色名の関係は図18に示している。
【0039】上述のRGBデータから演算されたHLS
データを基礎として色名を求める方式を整理すると次の
様になる。 (1)色相角度(H)が求まる。 (2)カラーテーブル番号が決まる。 (3)色相(基本色名)が決まる(無彩色は別途変更あ
り)。 (4)明度(L)と彩度(S)の値が決まる。 (5)L−S表の中から番号を得る。 (6)色名を得る。
【0040】次に、色名を得た後の発声方式(音成外部
出力)を説明する。制御回路基板6のEEP−ROM33
には、色名における基本色名、明度・彩度、色相に関す
る発声データが別々に格納されている。そして、色名に
応じて、例えば、基本色名だけの場合は修飾語の発声デ
ータが抽出されず、基本色名のデータだけがEEP−R
OM33から抽出され、修飾語付きの場合は、その順番も
含めて複数の発声データが抽出される。そして、EEP
−ROM33から抽出された発声データはD/A変換し、
OPAMP34で増幅されてスピーカー28へ送信され、音
声として外部出力される。
【0041】次に、RGBデータから色判別する2例
(図7に示す、試料1色名「灰色」および試料2色名
「鮮やかな赤みの黄」)を説明する。この2例はDIC
見本、No.549 1/2とNo.569の試料であ
り、両者は色相5「赤みの黄」であるが、明度および彩
度が相違し、無彩色と有彩色が判別される例でもある。
尚、下記の実例において、端数処理例を示しているが、
端数処理位置は適宜変更可能であり、その時は別表を適
宜修正する。
【0042】試料1(DIC見本、No.549 1/
2)に対して照受光して得られたRGBデータは、R=
126、G=121、B=104である。Rが最大なの
で、式(1)よりh=0.772727(小数点第7位
を四捨五入) H≧0なので、式(4)より H=46(小数点以下切
捨)となり、図15よりカラーテーブル番号が5である
ことがわかる。式(6)より l=0.45098
(Lの演算時は小数点第3位以下切捨、sの演算時は小
数点第6位を四捨五入) 式(7)より L=11となり、図16より明度は12
であることがわかる。l≦0.5なので、 式(8)より s=0.0956522(小数点第8
位を四捨五入、Sの演算時(s×100の計算時)に小
数点以下切捨) 式(10)より S=1(小数点以下切捨) 図16より彩度は2であることがわかる。以上のことか
らH=46、色相=5、明度(L)=12、彩度(S)
=2となり、色相=5のL−S表(図17)にL=1
2、S=2をあてはめると、LS値=3が得られ、これ
は、「灰色」を示している(図18参照)。尚、この時
の色名(「灰色」)は基本色名だけで、コンピューター
内での信号種別の一例は(0、0、N)(図4(b) に示
す様に、N=灰色)である。
【0043】試料2(DIC見本、No.569)に対
して照受光して得られたRGBデータは、R=255、
G=212、B=0である。Rが最大なので、式(1)
よりh=0.831373(小数点第7位を四捨五入) H≧0なので、式(4)より H=49(小数点以下切
捨)となり、図15よりカラーテーブル番号が5である
ことがわかる。 式(6)より l=0.5(端数なし) 式(7)より L=10となり、図16より明度は11
であることがわかる。 l≦0.5なので、 式(8)より s=1(端数なし) 式(10)より S=20(小数点以下切捨) 図16より彩度は20であることがわかる。以上のこと
からH=49、色相=5、明度(L)=11、彩度
(S)=20となり、色相=5のL−S表(図17)に
L=11、S=20をあてはめると、LS値=22が得
られ、これは、「鮮やかな赤みの黄」を示している(図
18参照)。尚、この時の色名(「鮮やかな赤みの
黄」)は、コンピューター内での信号種別の一例は(v
v、r、y)の色相修飾語(図4(a) 、図5、図6に示
す様に、明度彩度の修飾語vv=鮮やかな、r=赤み
の、基本色y=黄)である。
【0044】尚、JISの付図(本件明細書では図1
4)及びそれにリンクさせた図17のL−S表におい
て、無表示個所が存在することに対して、演算されたH
LSデータでは無表示個所(欄外)に該当する場合があ
るので、修正して色名を得る様にしている。その手法と
しては、明度または彩度の一方または両方を基準にし
て、欄外位置のLS値を決定する様にしている。
【0045】次に校正方法について説明する。上記のR
GBデータからHLSデータへの変換は、3原色のデジ
タルデータが256階調(0〜255)であることを基
礎としている。そして、色認識装置の使用により、例え
ば、電源の変化(蓄電量の低下、出力電気(電圧、電
流)の低下など)、使用温度、経年劣化が発生して、R
GBデータが256階調で検出できるとは限らない。そ
こで、3原色データを一般的に有している黒色試料、白
色試料などの校正試料のRGBデータを基に、機器使用
時点のデータ校正を行う。
【0046】即ち、白色試料24と黒色試料23の測定デー
タが、(231、228、235)と(22、22、1
7)の基準RGBデータと一致すれば校正不要である
が、白黒試料で得られるRGデータに応じて按分比例
で、対象物のRGBデータを校正し、HLSデータに変
換し色判別を行う。例えば、白黒試料23、24の実測RG
Bデータが上記基準RGBデータに比して、両方又は一
方が少値側、中間値側、多値側に振れたかで校正する。
一例としては、RGB個々に関して、実測データが少値
側であれば上方修正の係数を設定し、中間値側であれば
123以上に対し上方修正し122以下に対し下方修正
し、多値側であれば下方修正する。これを、対象物測定
の直前で行うことにより、正確なRGBデータ、HLS
データ、色判別を行う。
【0047】尚、(255、255、255)が白の基
本、(0、0、0)が黒の基本であるが、測定基板21に
装備されている黒色試料23、白色試料24の本来のデータ
(231、228、235)、(22、22、17)を
校正時の基準データと成している。
【0048】又、自己校正に使用する特定色の校正試料
として黒色試料23及び白色試料24と成したが、これらは
適宜変更可能である。例えば、黒色試料23又は白色試料
24の測定データが(0、0、0)又は(255、25
5、255)となる校正試料を採用すると2個の校正試
料が必要になると思料されるが、それ以外の測定データ
となる実施例の校正試料(22、22、17)(23
1、228、235)を採用すれば、3種のRGBの数
値が存在するために、1個の校正試料でも良い。又、黒
色試料23又は白色試料24に代えて1〜3個の3原色試料
を採用しても良く、或いは任意の特定色のものを採用し
ても良い。即ち、校正試料の測定データが基準データと
して格納されていて、比較できれば校正試料の色は不問
である。尚、3原色試料を採用した時には、3種中1種
のデータが突出するので、3個を使用すれば、3個の最
高値データを基に校正し、或いは1〜2個の場合は最高
値データと相対的に低数値の2種データを基に校正す
る。
【0049】
【発明の効果】要するに本発明は、測定部4、色判別手
段と出力手段(スピーカー28)を備えたので、色名を知
りたい物体の表面に一体化された色認識装置を当接させ
ることにより、物体の色を識別して色名を音声出力し
て、視覚障害者が物体の色を認識(色判断)することが
出来る。又、測定部4は、対象物に白色光を照射する白
色の光源4b、4cと、対象物からの反射光を受光する3原
色の受光素子(カラーセンサー4a)を備えたので、信頼
性のある光学系で、且つ、簡単な構成にすることが出
来、又、色判別手段は、受光素子による測定データと格
納されている規格データを比較して色を判別する手段を
備えたので、データ比較で簡単、短時間(瞬時)に色判
別することが出来る。又、出力手段は、色判別手段によ
る判別色を音声で外部へ出力する手段と成したので、視
覚障害者が判別された色名を音声で認識することが出来
る。
【0050】又、測定データをRGBデータとしたの
で、3原色の受光素子で容易に測定を行うことが出来、
又、RGBデータからHLSデータを演算する様にした
ので、HLSデータは慣れ親しんだマンセル色相環との
共通性も存在して、実感があると共に、表示安定性にも
優れたものと成すことが出来、又、HLSデータと格納
規格データを比較する様にしたので、容易に色を判別す
ることが出来る。
【0051】又、3原色の受光素子として、3原色に感
度を有した光電変換素子と成したので、測定RGBデー
タを光電変換素子で簡単に測定することが出来、又、3
原色に感度を有した光電変換素子として、RGB3種類
のフィルターを付けた3個のフォトダイオードと成した
ので、フォトダイオードにフィルターを取り付けるだけ
でRGBデータを測定することが出来る。
【0052】又、測定部4と対象物の間に、特定色の校
正試料を配置、退避させる移動手段を設けたので、自己
校正に使用する校正試料の機器内配置、測定を容易に行
うことが出来、又、校正試料の測定データと校正試料の
基準データを比較して自己校正する手段を設けたので、
電源、各種構成部品等の経年、使用劣化が発生しても、
或いは使用環境の変化に応じて、自己校正により、安定
的に測定、色判別することが出来る。
【0053】又、特定色の校正試料は黒色試料23又は白
色試料24と成したので、校正試料は3原色を一般的に有
しているため、RGB3種の個々データを校正データと
して使用することにより、3種校正を同時に行うことが
出来、又、特定色の校正試料は1〜3個の3原色試料と
成したので、最高値データまたは低数値データが測定さ
れ、中間数値を基準にしないため、校正を確実に行うこ
とが出来る。又、自己校正は対象物の測定データを校正
する様にしたので、使用時毎の使用環境等に対応するこ
とが出来る。
【0054】又、スイッチ7の操作により、測定部4と
対象物の間に、校正試料を移動、測定、退避させ、対象
物を測定させることを、自動的に実行させる手段を設け
たので、校正並びに測定を自動的に連続的に行うことが
出来る。
【0055】又、基体ケース1に測定開口部3を開口
し、該測定開口部3の内側に校正試料、空間が順次移動
する様にしたので、校正並びに測定に際する作動が内部
で行われ、色認識装置を対象物に対して移動させること
が不要となり、簡易な当接動作だけで校正、色判別を行
うことが出来る。
【0056】又、移動手段は、回転板(測定基板21)に
校正試料、空間である測定用窓25を設け、回転板を間欠
移動させる様にしたので、校正に必要とする構成部品の
スペース縮小化が可能で色認識装置を小型化することが
出来る。
【0057】又、音声を外部出力する手段として、スピ
ーカー28を内蔵したので、色判別、出力をパッケージ
化、取扱容易化を図ることが出来、又、音声を外部出力
する手段として、イヤホーンを設けたので、外部に音声
が漏れず、周囲環境に拘らず、色認識装置を使用するこ
とが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る色認識装置の内部構造を示す部分
断面平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】回路構成を示す図である。
【図4】基本色名の一覧表を示す図である。
【図5】明度および彩度に関する修飾語の一覧表を示す
図である。
【図6】色相に関する修飾語の一覧表を示す図である。
【図7】計測したRGBデータ、変換したHLSデー
タ、選出された色名の関係を示す図である。
【図8】RGB色空間の座標系、HLS色空間の座標系
を示す図である。
【図9】JIS規定の色相に関する修飾語の相互関係を
示す図である。
【図10】JIS規定の色相環の分割を示す図である。
【図11】JIS規定と本願における色相環の分割の関
係を示す図である。
【図12】JIS規定の無彩色の明度並びに有彩色の明
度及び彩度の相互関係を示す図である。
【図13】JIS規定と本願における等色相色における
明度及び彩度の配列を示す図である。
【図14】JIS規定の色の三属性による表示と系統色
名の関係を示す図であって、赤みの黄(試料1、2)に
関する図である。
【図15】制御回路基板のROMに格納されているテー
ブル(規格データ)であって、カラーテーブル番号と色
相角度の関係を示す図である。
【図16】制御回路基板のROMに格納されているテー
ブル(規格データ)であって、明度と彩度における演算
値との関係を示す図である。
【図17】制御回路基板のROMに格納されているテー
ブル(規格データ)であって、明度、彩度、LS値の関
係を示す図である。
【図18】LS値と色名の関係を示す図である。
【符号の説明】
3 測定開口部 4 測定部 4a カラーセンサー 4b、4c 白色光源 5 校正手段 7 スイッチ 21 測定基板 23 黒色試料 24 白色試料 25 測定用窓 28 スピーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有谷 秀明 石川県松任市源平島町291−6 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA05 DA22 DA32 DA34 DA35 DA65 5F088 AA01 BB10 JA13 KA08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定部、色判別手段と出力手段を備えた
    色認識装置であって、 測定部は、対象物に白色光を照射する白色の光源と、 対象物からの反射光を受光する3原色の受光素子を備
    え、 色判別手段は、受光素子による測定データと格納されて
    いる規格データを比較して色を判別する手段を備え、 出力手段は、色判別手段による判別色を音声で外部へ出
    力する手段と成したことを特徴とする色認識装置。
  2. 【請求項2】 測定データのRGBデータからHLSデ
    ータを演算し、 格納規格データを比較する様にしたことを特徴とする請
    求項1記載の色認識装置。
  3. 【請求項3】 3原色の受光素子として、3原色に感度
    を有した光電変換素子と成したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の色認識装置。
  4. 【請求項4】 3原色に感度を有した光電変換素子とし
    て、RGB3種類のフィルターを付けた3個のフォトダ
    イオードと成したことを特徴とする請求項3記載の色認
    識装置。
  5. 【請求項5】 測定部と対象物の間に、 特定色の校正試料を配置、退避させる移動手段を設ける
    と共に、校正試料の測定データと校正試料の基準データ
    を比較して自己校正する手段を設けたことを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の色認識装置。
  6. 【請求項6】 特定色の校正試料は黒色試料又は白色試
    料と成したことを特徴とする請求項5記載の色認識装
    置。
  7. 【請求項7】 特定色の校正試料は3原色試料と成した
    ことを特徴とする請求項5記載の色認識装置。
  8. 【請求項8】 自己校正は対象物の測定データを校正す
    る様にしたことを特徴とする請求項5、6又は7記載の
    色認識装置。
  9. 【請求項9】 スイッチの操作により、 測定部と対象物の間に、校正試料を移動、測定、退避さ
    せ、対象物を測定させることを、 自動的に実行させる手段を設けたことを特徴とする請求
    項5、6、7又は8記載の色認識装置。
  10. 【請求項10】 基体ケースに測定開口部を開口し、該
    測定開口部の内側に校正試料、空間が順次移動する様に
    したことを特徴とする請求項9記載の色認識装置。
  11. 【請求項11】 移動手段は、回転板に校正試料、空間
    である測定用窓を設け、回転板を間欠移動させる様にし
    たことを特徴とする請求項10記載の色認識装置。
  12. 【請求項12】 音声を外部出力する手段として、スピ
    ーカーを内蔵したことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10又は11記載の色認識装
    置。
  13. 【請求項13】 音声を外部出力する手段として、イヤ
    ホーンを設けたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10又は11記載の色認識装
    置。
JP2000206320A 2000-07-07 2000-07-07 色認識装置 Pending JP2002022537A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000206320A JP2002022537A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 色認識装置
GB0023494A GB2364568B (en) 2000-07-07 2000-09-25 Color identifying device
US09/671,838 US6535287B1 (en) 2000-07-07 2000-09-27 Color identifying device
FR0014061A FR2811425A1 (fr) 2000-07-07 2000-11-02 Dispositif d'identification des couleurs
DE10055273A DE10055273A1 (de) 2000-07-07 2000-11-08 Farbidentifizierungsvorrichtung
KR1020010000564A KR20020005367A (ko) 2000-07-07 2001-01-05 색인식장치
CNB011037210A CN1226021C (zh) 2000-07-07 2001-02-06 颜色识别设备
HK02106072A HK1044456A1 (en) 2000-07-07 2002-08-20 Color identifying device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000206320A JP2002022537A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 色認識装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003406674A Division JP2004101539A (ja) 2003-12-05 2003-12-05 色認識装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002022537A true JP2002022537A (ja) 2002-01-23

Family

ID=18703261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000206320A Pending JP2002022537A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 色認識装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6535287B1 (ja)
JP (1) JP2002022537A (ja)
KR (1) KR20020005367A (ja)
CN (1) CN1226021C (ja)
DE (1) DE10055273A1 (ja)
FR (1) FR2811425A1 (ja)
GB (1) GB2364568B (ja)
HK (1) HK1044456A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005085781A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-15 Yousuke Nanri 色識別装置
JP2007512915A (ja) * 2003-12-03 2007-05-24 テネブラックス コーポレイション ユーザーのために少なくとも一つの色を特定するためのシステムおよび方法
JP2009089980A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Takumi Kodera 電子玩具及びプログラム
CN104023165A (zh) * 2014-06-05 2014-09-03 江苏紫光吉地达环境科技有限公司 一种快速色彩判别方法
JPWO2017038819A1 (ja) * 2015-09-02 2018-06-21 コニカミノルタ株式会社 測色計

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7016835B2 (en) * 1999-10-29 2006-03-21 International Business Machines Corporation Speech and signal digitization by using recognition metrics to select from multiple techniques
GB2378301A (en) * 2001-07-31 2003-02-05 Hewlett Packard Co Personal object recognition system for visually impaired persons
US20050156942A1 (en) * 2002-11-01 2005-07-21 Jones Peter W.J. System and method for identifying at least one color for a user
US7916152B2 (en) * 2002-11-01 2011-03-29 Tenebraex Corporaton Technique for enabling color blind persons to distinguish between various colors
US20110229023A1 (en) * 2002-11-01 2011-09-22 Tenebraex Corporation Technique for enabling color blind persons to distinguish between various colors
US7145571B2 (en) * 2002-11-01 2006-12-05 Tenebraex Corporation Technique for enabling color blind persons to distinguish between various colors
US20050056201A1 (en) * 2003-02-14 2005-03-17 Jones Peter W. J. System and method for conveying enhanced visually perceptible cues to an observer
FR2852694B1 (fr) * 2003-03-19 2006-05-26 Bernard Pierre Andre Genot Appareil de mesure optoelectronique a composition modulaire multiple
IL157235A0 (en) * 2003-08-04 2004-02-19 Assistec Ltd Apparatus for detection of objects and image/color identification
CN1581131B (zh) * 2003-10-07 2010-05-12 赵舜培 一种可自动识别内容之读物
US20050129308A1 (en) * 2003-12-10 2005-06-16 International Business Machines Corporation Method, apparatus and program storage device for identifying a color of a displayed item using a non-color indicator
US7251031B2 (en) * 2004-01-23 2007-07-31 Iguana Robotics, Inc. Colorstick
US7351245B2 (en) * 2004-09-21 2008-04-01 Bernice Joy Rozinsky Apparatus and method for dislodging object from throat
JP4624248B2 (ja) * 2005-12-06 2011-02-02 富士フイルム株式会社 画像処理装置、肌色調整方法及びプログラム
ITMI20062299A1 (it) * 2006-11-29 2008-05-30 Itex Di Marco Gregnanin Dispositivo indicatore per la determinazione del colore per utenti ipo-vedenti e/o utenti non-vedenti.
CN101459764B (zh) * 2007-12-14 2011-10-12 廖礼士 视觉缺陷测量及补偿的系统及方法
CN102062638A (zh) * 2009-11-17 2011-05-18 吴冬雨 一种单色物体识别装置
KR101248730B1 (ko) * 2010-06-29 2013-03-28 함미경 색각 이상자용 음성안내장치
CN102096822A (zh) * 2010-12-24 2011-06-15 华为终端有限公司 颜色识别方法和装置
US20120224764A1 (en) * 2011-03-03 2012-09-06 Chi Pei Weng Method for color recognition
CN102133143B (zh) * 2011-03-22 2013-02-27 深圳典邦科技有限公司 一种手视感知装置及手视感知手套
US8284400B1 (en) * 2011-04-01 2012-10-09 X-Rite Europe Gmbh Hand-held color measurement device
CN103295244A (zh) * 2012-03-05 2013-09-11 联想(北京)有限公司 一种颜色识别的方法及电子设备
CN103020994A (zh) * 2012-11-29 2013-04-03 北京小米科技有限责任公司 指示颜色的方法及装置
CN105032789B (zh) * 2015-08-17 2018-06-26 江苏瑞新科技股份有限公司 一种硅电池片的色差分拣装置及其分拣方法
CN109341859A (zh) * 2018-09-27 2019-02-15 临沂市科学技术合作与应用研究院 一种颜色识别语音播报仪
CN112200006A (zh) * 2020-09-15 2021-01-08 青岛邃智信息科技有限公司 一种社区监控场景下人体属性检测识别方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4259020A (en) * 1978-10-30 1981-03-31 Genevieve I. Hanscom Automatic calibration control for color grading apparatus
CH646788A5 (de) * 1978-11-28 1984-12-14 Hell Rudolf Dr Ing Gmbh Verfahren und schaltungsanordnung zum erkennen von farben.
JPS56137235A (en) * 1980-03-31 1981-10-27 Nagoyashi System of discriminating hue and expressing it by different tone
NZ202895A (en) * 1982-12-22 1987-09-30 Univ Auckland Color discriminator
GB8602761D0 (en) * 1986-02-05 1986-03-12 Al Basri A Blind persons transformer of vision to sound
JPS63163120A (ja) * 1986-12-25 1988-07-06 Fumiya Furuno 色識別装置
JPH0329653A (ja) * 1989-06-28 1991-02-07 Toshiba Corp 色音声変換装置
US5319437A (en) * 1991-07-26 1994-06-07 Kollmorgen Corporation Handheld portable spectrophotometer
DE4400021C2 (de) * 1994-01-03 1997-07-03 Andreas Dante Verfahren zur Erkennung der Farbe einer Vorlage durch Farbenblinde

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007512915A (ja) * 2003-12-03 2007-05-24 テネブラックス コーポレイション ユーザーのために少なくとも一つの色を特定するためのシステムおよび方法
WO2005085781A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-15 Yousuke Nanri 色識別装置
JP2009089980A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Takumi Kodera 電子玩具及びプログラム
CN104023165A (zh) * 2014-06-05 2014-09-03 江苏紫光吉地达环境科技有限公司 一种快速色彩判别方法
JPWO2017038819A1 (ja) * 2015-09-02 2018-06-21 コニカミノルタ株式会社 測色計

Also Published As

Publication number Publication date
CN1226021C (zh) 2005-11-09
GB0023494D0 (en) 2000-11-08
DE10055273A1 (de) 2002-01-17
KR20020005367A (ko) 2002-01-17
HK1044456A1 (en) 2002-10-25
GB2364568B (en) 2004-10-06
CN1337206A (zh) 2002-02-27
GB2364568A (en) 2002-01-30
FR2811425A1 (fr) 2002-01-11
US6535287B1 (en) 2003-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002022537A (ja) 色認識装置
US7502112B2 (en) Colorimetric device and colour determination process
JP6375557B2 (ja) 面の色及びスペクトルを測定しカテゴリ分類するためのシステム及び方法
US11630065B2 (en) Apparatus and method for fluorescence grading of gemstones
US6798517B2 (en) Handheld, portable color measuring device with display
JPH09184763A (ja) 半透明物体の色刺激値測定方法およびこの方法を実施するための装置
WO2020092537A1 (en) System and method for spectral interpolation using multiple illumination sources
JP4111040B2 (ja) 光沢評価方法および装置
JP2004101539A (ja) 色認識装置
US7251031B2 (en) Colorstick
JP3934253B2 (ja) 肌色分類システム
Patnaik et al. Development of a low-cost color sensor for biomedical applications
JP2006071589A (ja) 色測定装置及び光源装置
WO2004079314A1 (en) Colorimeter, colorimeter sensor unit and colour determination process
JP2003194628A (ja) 液体色測定装置及びその測定部
JP3131139U (ja) 色合わせ支援装置
JP2019526811A (ja) ワインプローブ
JPH07167780A (ja) 食品鮮度判別装置
RU2256432C1 (ru) Многофункциональное устройство частичной замены функций зрения для слепых
Nguyen et al. A vocalized color recognition system for the blind
Nicolau Jr et al. Toward the development of portable miniature intelligent electronic color identification devices

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040120