JP2002022319A - 空気調和機の室外機及びそのレシーバ - Google Patents
空気調和機の室外機及びそのレシーバInfo
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Abstract
する。 【解決手段】 このレシーバ8は、空気調和機の室外機
1に設けられ冷媒液を一時的に蓄えるためのものであっ
て、容器本体45と、入口管46及び出口管47とを備
えている。容器本体45は室外機1に設置された状態で
横方向に長い。入口管46及び出口管47は、容器本体
45の横方向の一端側に配置され、冷媒液が出入りする
ものである。そして、容器本体45は入口管46及び出
口管47が配置された側が逆側よりも下方に位置するよ
うに傾斜して室外機1に設置されている。
Description
空気調和機の室外機に設けられ冷媒液を一時的に蓄える
ためのレシーバに関する。また、本発明は、空気調和機
の室外機に関する。
切換弁、室外熱交換器、レシーバ、膨張弁、室内熱交換
器及びアキュムレータを冷媒配管によって接続して構成
されたものである。そして、このような空気調和機は室
外機と室内機とを有しており、一般的には、室外機側に
圧縮機、四路切換弁、室外熱交換器、レシーバ及び膨張
弁が設けられ、室内機側に室内熱交換器が設けられてい
る。
室外熱交換器が凝縮器として機能し、室内熱交換器が蒸
発器として機能するように、四路切換弁によって冷媒の
回路内における循環方向が切り換えられる。また、暖房
時には、室外熱交換器が蒸発器として機能し、室内熱交
換器が凝縮器として機能するように四路切換弁によって
冷媒の回路内での循環方向が切り換えられる。
凝縮器で凝縮した冷媒液を一時的に蓄えるための容器で
あり、運転状態の変化により凝縮器内や蒸発器内の冷媒
量が変化しても、この冷媒量の変化を吸収して円滑な運
転を実現している。
ーバと縦置きレシーバとがある。このうちの横置きレシ
ーバは、円筒型の容器を横方向に、すなわち円筒の軸が
水平になるように配置されている。そして、容器の横方
向の一端側に入口管が設けられ、他端側に出口管が設け
られている。また、これら管の間に、ガス抜き用のガス
抜き管が設けられている。
圧縮機内の各部を潤滑するために潤滑油が供給される。
この供給された潤滑油は、微粒状となって冷媒中に混合
され、冷媒回路中を冷媒とともに循環する。
ーバを横置き設置した場合、レシーバ底部に溜まる潤滑
油が増加し、その結果、圧縮機において潤滑油不足によ
る油面切れが生じるおそれがある。この点について以下
に詳細に説明する。
造上、その吸い込み口と容器底面との間に隙間が生じて
しまう。そして、冷媒回路システムにおいて余剰冷媒が
ない場合には、入口管の電動弁が全閉状態になる。この
ような状態では、レシーバに冷媒の流れが生じないた
め、出口管の吸い込み口と底面との間に潤滑油が溜ま
る。特に、1台の室外機に対して複数の室内機を接続す
るようなマルチ型の空気調和機では、大容量のレシーバ
が横置き設置される場合が多いが、この場合、レシーバ
の底面積が大きくなり、室外機の据え付け時の少しの傾
きによっても潤滑油の溜まり込み量が増加してしまう。
まり込み量を抑えることにある。
は、空気調和機の室外機に設けられ冷媒液を一時的に蓄
えるためのものであって、容器本体と、入口管及び出口
管とを備えている。容器本体は室外機に設置された状態
で横方向に長い。入口管及び出口管は、容器本体の横方
向の一端側に配置され、冷媒液が出入りするものであ
る。そして、容器本体は入口管及び出口管が配置された
側が逆側よりも下方に位置するように傾斜して室外機に
設置されている。
ために、レシーバの入口側電動弁が閉、出口側電動弁が
開となり、この場合は潤滑油のみがレシーバ下部に残
る。また、出口側電動弁も閉で、ガス抜きキャピラリか
ら冷媒のみが蒸発して潤滑油のみが残る場合もある。こ
のとき、容器本体は、入口管及び出口管の設けられた側
が逆側よりも下方に位置するように傾斜して設置されて
いるので、容器本体の底部に残留する潤滑油の量を、水
平に設置された場合に比較して少なくできる。したがっ
て、圧縮機における潤滑油不足を解消でき、圧縮機にお
ける油面切れを防止して圧縮機の信頼性が向上する。
シーバにおいて、容器本体の設置傾斜角度は、室外機が
据え付け時許容最大傾斜角度傾斜して据え付けられた場
合にも入口管及び出口管側が逆側よりも下方に位置する
ような角度である。
時に所定範囲の角度だけ傾斜して据え付けすることが許
容される。したがって、例えば、レシーバの入口管及び
出口管が設けられた側が上方になるように室外機が傾斜
して据え付けられる場合もあり得る。
外機が、据え付け時の許容最大角度だけ傾斜して据え付
けられても、入口管及び出口管側が下方になるように室
外機に対して予め傾斜して取り付けられている。したが
って、室外機がその許容傾斜角度範囲内で据え付けられ
ていれば、レシーバは常に入口管及び出口管が下方に位
置するようになり、潤滑油の溜まり込みを抑えられる。
は2のレシーバにおいて、レシーバは1つの室外機に対
して複数の室内機が接続されているマルチ型空気調和機
の室外機に設けられたものである。
量の変化の度合いが大きく、したがって一般的にレシー
バが大容量である。このため、レシーバ内への潤滑油の
溜まり込み量が多くなる可能性が高い。そこで、このよ
うなマルチ型空気調和機の室外機に本発明のレシーバを
採用することにより、レシーバ内の潤滑油の溜まり込み
量を抑えることが可能になる。
媒を圧縮するための圧縮機と、冷媒と外気との間で熱交
換を行うための熱交換器と、請求項1から3のいずれか
に記載のレシーバと、圧縮機、熱交換器及びレシーバを
内部に収納する本体とを備えている。
された空気調和機のシステムブロック図を示す。図に示
すように、この空気調和機は、室外機1と、この室外機
1に複数の分岐ユニット2を介して接続された複数の室
内機3とから構成されている。
5と、四路切換弁6と、外気と冷媒との間で熱交換を行
う室外熱交換器7と、冷房運転時に凝縮器として機能す
る室外熱交換器7からの余剰冷媒液を一時的に蓄えるた
めのレシーバ8と、アキュムレータ9とを有している。
また、この室外機1には、外気を吸入して室外熱交換器
7に外気を送るためのファン10と、ファン10を回転
駆動するためのファンモータ11とが設けられている。
管接続ポート16とが設けられており、室外熱交換器7
が液管閉鎖弁17及び液管接続ポート15を介して室内
機側と接続され、圧縮機5が四路切換弁6、ガス管閉鎖
弁18及びガス管接続ポート16を介して室内機側と接
続されている。
とガス管閉鎖弁18とを結ぶバイパス回路内に設けられ
ている。すなわち、レシーバ8には液管側接続管20と
ガス管側接続管21とが接続されており、液管側接続管
20は室外熱交換器7と液管閉鎖弁17との間の液管側
配管部22に接続され、ガス管側接続管21は四路切換
弁6とガス管閉鎖弁18との間のガス管側配管部23に
接続されている。
液管電動弁24が設けられ、ガス管側接続管21にはガ
ス管電動弁25が設けられている。これらの電動弁2
4,25は減圧機能と冷媒遮断機能とを有するものであ
る。さらに、レシーバ8とガス管側配管部23との間に
ガス抜き用キャピラリ26を有するガス抜き配管27が
設けられ、これによりレシーバ8からガス状の冷媒が回
収されるようになっている。
接続ポート30及び室外側ガス管接続ポート31を有し
ており、これらが室外機1の液管接続ポート15とガス
管接続ポート16とに接続されている。また、各分岐ユ
ニット2の室内機側には、室内側液管接続ポート32及
び室内側ガス管接続ポート33が設けられている。各分
岐ユニット2は、それぞれ同様の構成であり、分岐路、
冷媒圧力を減圧するための電動弁、サーミスタ等を内部
に備えている。
な室内機3の数は3台である。各室内機3は室内熱交換
器を有しており、この室内熱交換器に接続される冷媒配
管は液管接続ポート34及びガス管接続ポート35を介
して分岐ユニット2の各ポートに接続されている。
物理的な配置を示す。この図に示すように、レシーバ8
は、縦方向に並べて配置された2つのファン10の間に
配置され、取付用フランジ40によって4箇所が室外機
1のフレームに固定されている。また、レシーバ8及び
ファン10が配置された部分の側方には、圧縮機5、ア
キュムレータ9、液管電動弁24、ガス管電動弁25等
が配置されている。
に、室外機1に取り付けられた状態で横方向に長い円筒
状の容器本体45と、容器本体45の一端側に設けられ
た入口管46及び出口管47と、ガス抜き管48とを有
している。なお、入口管46、出口管47、ガス抜き管
48は、それぞれ図1に示した液管側接続管20、ガス
管側接続管21、ガス抜き配管27に相当している。そ
して、レシーバ8は、入口管46及び出口管47の設け
られた側が逆側よりも下方に位置するように、中心軸線
Pが水平線Oに対して5°傾斜して室外機1に取り付け
られている。なお、この傾斜角度(5°)は、室外機1
の据え付け時の許容最大傾斜角度である±3°を考慮し
て設定されたものである。このように傾斜角度を設定す
ることによって、室外機1が仮にレシーバ8の傾斜方向
とは逆方向に最大許容角度である3°傾斜して据え付け
られた場合でも、レシーバ8は入口管46及び出口管4
7側が逆側よりも下方に位置するように配置される。
46及び出口管47は、その先端の吸い込み口が容器本
体45の底面近傍にまで達しており、上部が取付フラン
ジ40に近く、先端下部が取付フランジ40からより離
れるように傾斜している。その傾斜角度は15°に設定
されている。
に応じて液管電動弁24及びガス管電動弁25を開閉制
御し、レシーバ8に余剰冷媒を貯めるとともに、レシー
バ8に貯められた余剰冷媒を圧縮機5の吐出管温度の制
御等に使用する。
ーバ8に余剰冷媒とともに潤滑油が貯められる。このと
き、本実施形態のレシーバ8では、室外機1に取り付け
られた状態において入口管46及び出口管47の設けら
れている側が逆側よりも下方に位置するので、レシーバ
8に残留する潤滑油の量の最大値を一定値以下に管理す
ることができる。したがって、予めその残留量を予定し
て潤滑油量等を設定すれば、圧縮機における油面切れを
避けることができ、圧縮機の信頼性を向上することがで
きる。
器本体は、入口管及び出口管の設けられた側が逆側より
も下方に位置するように傾斜して設置されているので、
容器本体の底部に残留する潤滑油の最大量を一定値以下
に管理できる。したがって、圧縮機における潤滑油不足
を解消でき、圧縮機の信頼性が向上する。
システムブロック図。
Claims (4)
- 【請求項1】空気調和機の室外機に設けられ冷媒液を一
時的に蓄えるためのレシーバであって、 室外機に設置された状態で横方向に長い容器本体と、 前記容器本体の横方向の一端側に配置され、冷媒液が出
入りする入口管及び出口管と、 前記容器本体は前記入口管及び出口管が配置された側が
逆側よりも下方に位置するように傾斜して前記室外機に
設置されている、空気調和機のレシーバ。 - 【請求項2】前記容器本体の設置傾斜角度は、前記室外
機が据え付け時許容最大傾斜角度傾斜して据え付けられ
た場合にも前記入口管及び出口管側が逆側よりも下方に
位置するような角度である、請求項1に記載の空気調和
機のレシーバ。 - 【請求項3】前記レシーバは1つの室外機に対して複数
の室内機が接続されているマルチ型空気調和機の室外機
に設けられたものである、請求項1または2記載の空気
調和機のレシーバ。 - 【請求項4】冷媒を圧縮するための圧縮機と、 冷媒と外気との間で熱交換を行うための熱交換器と、 請求項1から3のいずれかに記載のレシーバと、 前記圧縮機、熱交換器及びレシーバを内部に収納する本
体と、を備えた空気調和機の室外機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000213119A JP3940253B2 (ja) | 2000-07-13 | 2000-07-13 | 空気調和機の室外機及びそのレシーバ |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3940253B2 JP3940253B2 (ja) | 2007-07-04 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3940253B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014092152A1 (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-19 | シャープ株式会社 | 冷凍サイクル及びこれを備えた空気調和機 |
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2000
- 2000-07-13 JP JP2000213119A patent/JP3940253B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2014092152A1 (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-19 | シャープ株式会社 | 冷凍サイクル及びこれを備えた空気調和機 |
JP2014119161A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Sharp Corp | 冷凍サイクル及びこれを備えた空気調和機 |
CN104541113A (zh) * | 2012-12-14 | 2015-04-22 | 夏普株式会社 | 制冷循环系统和具有该制冷循环系统的空气调节机 |
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