JP2002022178A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2002022178A
JP2002022178A JP2000210673A JP2000210673A JP2002022178A JP 2002022178 A JP2002022178 A JP 2002022178A JP 2000210673 A JP2000210673 A JP 2000210673A JP 2000210673 A JP2000210673 A JP 2000210673A JP 2002022178 A JP2002022178 A JP 2002022178A
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JP
Japan
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heating
magnetron
temperature information
temperature
infrared sensor
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JP2000210673A
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English (en)
Inventor
Sei Ozawa
聖 小沢
Akio Hotta
明男 堀田
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造原価がコストダウンできる構成であると
ともに、形状が異なったり、あるいは保存状態が異なっ
た加熱物でも、仕上がり温度が一定になるような高周波
加熱装置を提供する。 【解決手段】 回転するターンテーブル6の少なくとも
半径以上の範囲の温度情報が検出できる赤外線センサー
8により、ターンテーブル6に置かれた加熱物1の加熱
状態を温度情報として、前記赤外線センサー8で検出
し、この検出した温度情報をもとにマイクロコンピュー
タ9と、マグネトロン3から発振されるマイクロ波の出
力を連続的に可変できるインバータ電源10により、前
記赤外線センサー8の温度情報に対応したマグネトロン
3から発振されるマイクロ波を出力させて、加熱物1の
仕上がり温度を一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波を発振
するマグネトロンと、赤外線センサーと、加熱物を回転
させるターンテーブルと、インバータ電源を備え、赤外
線センサーでターンテーブルに置かれた加熱物の温度情
報を検出して、この温度情報をもとにマイクロコンピュ
ータとインバータ電源で、マグネトロンから発振される
マイクロ波の出力を制御して、加熱物の仕上がり温度を
一定にする高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置では、加熱物の仕
上がり温度を均一にする手段として、図3で示すよう
に、マイクロ波で加熱物1が加熱される加熱室2と、前
記加熱室2にマイクロ波を発振する複数個のマグネトロ
ン12と、前記加熱室2内で加熱される加熱物1の温度
状態を検知する複数個の赤外線センサー11と、前記赤
外線センサー11で得られた情報を処理するマイクロコ
ンピュータで実行する信号処理回路15と、前記信号処
理回路15の指示で前記マグネトロン12から発振され
るマイクロ波を制御する制御回路14とを備え、前記赤
外線センサー11からの温度状態の情報に基づいて調理
加熱パターンを決定し、決定した信号により制御回路1
4で実行するとともに、前記赤外線センサー11により
加熱物1の仕上がり状態を検出し、その状態を情報信号
処理回路15に入力して制御回路14でマグネトロン1
2のマイクロ波を制御、遮断するものであった。(例え
ば、特開昭60−235388号公報参照)また、加熱
物をマグネトロンから発振されるマイクロ波で加熱する
場合、商用周波数電源のもとにおいては、マグネトロン
から発振されるマイクロ波の出力は一定であるため、出
力を可変するためには、マイクロ波の一定出力を秒単位
で断続させて、出力時間を変えることにより、出力の調
整を行っていたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
特開昭60−235388号公報のように複数の赤外線
センサーとマグネトロンを使用しているため、部品単価
や組立工数など製造原価においてコストアップとなって
しまう問題があった。
【0004】また、加熱物をマグネトロンから発振され
るマイクロ波で加熱する場合は、商用周波数電源のもと
においては、マグネトロンから発振されるマイクロ波の
出力は一定であるため、出力を可変するためには、マイ
クロ波の一定出力を秒単位で断続させて、出力時間を変
えることにより、出力調整を行っていたので、加熱時間
が多くかかってしまう問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、加熱物を加熱する加熱室と、加熱物
を載せて回転するターンテーブルと、マイクロ波を発振
するマグネトロンと、マグネトロンから発振されるマイ
クロ波の出力を連続的に可変できるインバータ電源と、
加熱物の加熱状態を温度情報として検出する赤外線セン
サーと、前記赤外線センサーの温度情報により、加熱物
の加熱の制御を行うマイクロコンピュータを備え、回転
するターンテーブルの少なくとも半径以上の範囲の温度
情報を検出できる赤外センサーにより、ターンテーブル
に置かれた加熱物の加熱状態を温度情報として検出し、
この検出した温度情報をもとにマイクロコンピュータ
と、インバータ電源により、赤外線センサーの温度情報
に対応したマグネトロンから発振されるマイクロ波を出
力させて、加熱物の仕上がり温度を一定にしたものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、加熱物を加熱する加熱
室と、加熱物を載せて回転するターンテーブルと、マイ
クロ波を発振するマグネトロンと、前記マグネトロンか
ら発振されるマイクロ波の出力を制御するインバータ電
源と、加熱物の加熱状態を温度情報として検出する赤外
線センサーと、前記赤外線センサーの温度情報により、
加熱物の加熱の制御をするマイクロコンピュータを備え
た高周波加熱装置において、回転するターンテーブルの
少なくとも半径以上の範囲の温度情報を検出できる赤外
センサーにより、ターンテーブルに置かれた加熱物の加
熱状態を温度情報として検出し、この検出した温度情報
をもとにマイクロコンピュータと、インバータ電源によ
り、赤外線センサーの温度情報に対応したマグネトロン
から発振されるマイクロ波を出力させて、加熱物の仕上
がり温度が一定になるように構成したものである。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1、図2により説明す
る。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す高周波加熱
装置の電気系ブロック図で、1は加熱物である。2は加
熱物1が加熱される加熱室である。3はマイクロ波を発
振するマグネトロンである。4は加熱室2の外側に取り
付けられた導波管で、前記マグネトロン3はこの導波管
4に取り付けられている。5はマグネトロン3から発振
されるマイクロ波を加熱室2に放射する放射口である。
6は加熱物1を置き、回転するターンテーブルである。
7は加熱室2の下部外側に取り付けられ、ターンテーブ
ル6を回転させるターンテーブルモータである。8は赤
外センサーで、回転するターンテーブル6の少なくとも
半径以上の範囲の温度情報を検出できるように、加熱室
2内の上部に設けられている。10はマグネトロン3か
ら発振されるマイクロ波の出力を連続的に可変するイン
バータ電源である。9は赤外線センサー8により、ター
ンテーブル6に置かれた加熱物の加熱状態を温度情報と
して検出し、この検出した温度情報をもとに、前記イン
バータ電源10を介してマグネトロン3の制御を行うマ
イクロコンピュータである。
【0009】図2は、図1の赤外線センサー8による加
熱物1の検出温度と、マグネトロン3から発振されるマ
イクロ波の出力の相関を表した図で、横軸に時間経過を
示し、縦軸はそれぞれ、赤外線センサー8で検出した加
熱物1の温度とマグネトロン3から発振されるマイクロ
波の出力を表している。
【0010】次に本実施例の動作について説明をする。
【0011】図1、図2において、ターンテーブル6に
加熱物1を置き、使用者が仕上がり温度を指示するか、
あるいは、あらかじめプログラムされた加熱物1のメニ
ュー内の仕上がり温度により指示され、加熱が開始され
る。ターンテーブル6上の加熱物1は、ターンテーブル
モータ7により回転され、ターンテーブル6の少なくと
も半径以上を、確実に温度検出ができる赤外線センサー
8により、加熱物1の温度情報が検出される。マイクロ
コンピュータ9は、この温度情報をもとに、マグネトロ
ン3から発振されるマイクロ波の出力情報をインバータ
電源10に伝送することにより、インバータ電源10
は、放射口5から加熱室2に放射するマグネトロン3か
ら発振されるマイクロ波の出力を、赤外線センサー8の
温度情報に対応させて、連続的に可変させる。
【0012】具体的には図2より、加熱物1の温度が高
い場所(a部)には、マグネトロン3から発振されるマ
イクロ波の出力を少なくし、加熱物1の温度が低い場所
(b部)には、マグネトロン3から発振されるマイクロ
波の出力を多くするようにする。
【0013】次に、食品の加熱例について説明をする。
【0014】加熱物1は一般的には常温、冷蔵、冷凍と
して保存される。ターンテーブル6に異なる保存状態で
ある約10℃の冷蔵状態の加熱物1と、約20℃の常温
状態の加熱物1を一度にのせ、食べ頃の約80℃の仕上
がり温度にする場合、加熱をスタートすると、ターンテ
ーブル6が回転して、赤外線センサー8が加熱物1の温
度情報の検出を始める。これにより検出された温度情報
をもとにマイクロコンピュータ9と、インバータ電源1
0の制御により、マグネトロン3から発振されるマイク
ロ波の出力を、温度の低い加熱物1には強いマイクロ波
を、温度の高い加熱物1には弱いマイクロ波を放射口5
より放射させて加熱する。このように各々の加熱物1が
食べ頃の温度約80℃になるまで、赤外線センサー8か
らの加熱物1の温度情報をもとにマイクロコンピュータ
9と、インバータ電源10の制御により、マグネトロン
3からマイクロ波が連続して発振される。各々の加熱物
1の温度が約80℃になると加熱が停止される。
【0015】上記により、赤外線センサー8からの温度
情報をもとにマイクロコンピュータ9と、インバータ電
源10の制御により、マグネトロン3から発振されるマ
イクロ波の出力を、赤外線センサー8の温度情報に対応
させて、連続的に可変させることによって、加熱物1の
各部の温度が均一になり、仕上がり温度に達したとき、
あるいは、複数の加熱物1の場合には、各々の温度が均
一になり、仕上がり温度に達したときに、マイクロコン
ピュータ9の指示でインバータ電源10の動作が遮断す
ると同時にマグネトロン3から発振されるマイクロ波の
出力も停止して、加熱物1の加熱が終了する。
【0016】また、赤外線センサー8はターンテーブル
6の少なくとも半径以上の範囲の温度情報を検出してい
るので、従来のように赤外線センサー8を、複数個設け
る必要がなく、1個で加熱物1の温度情報を検出するこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、回転す
るターンテーブルの、少なくとも半径以上の範囲の温度
情報を検出できる赤外線センサーにより、ターンテーブ
ルに置かれた加熱物の加熱状態を温度情報として検出
し、この検出した温度情報をもとにマイクロコンピュー
タと、インバータ電源により、赤外線センサーの温度情
報に対応したマグネトロンから発振されるマイクロ波を
出力させて、加熱物の仕上がり温度を一定にする高周波
加熱装置となったので、以下に記載されるような効果を
奏する。
【0018】マグネトロンと赤外線センサーはそれぞれ
1個ですむため、部品単価だけでなく、部品を組み立て
る工数も減少するなど、製造原価面において、大幅なコ
ストダウンがはかられる。
【0019】また、仕上がり温度を一定とした場合、加
熱物の冷凍、冷蔵、常温等、保存された状態により、加
熱物の仕上がり時間が異なるが、これら保存状態が異な
る加熱物でも一度に加熱できるため、保存状態により、
加熱物を分けて加熱する必要がなくなり、手間が省ける
とともに、何回かに分けて加熱した場合、最初に加熱し
たものが冷めてしまう等の不具合もなくなるため、保存
状態が違っている加熱物でも、同時においしく食べるこ
とができる。
【0020】次に、インバータ電源はマグネトロンから
発振されるマイクロ波の出力調整が連続的に可変できる
ため、従来におけるマイクロ波の出力を断続で行う方式
と比べ、加熱時間の短縮がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施を示す高周波加熱装置の電気系ブ
ロック図である。
【図2】本発明一実施を示す高周波加熱装置における赤
外線センサー検出温度とマグネトロンから発振されるマ
イクロ波の出力の相関を表した図である。
【図3】複数個の赤外線センサーとマグネトロンを使用
した従来の高周波加熱装置の電気系ブロック図である。
【符号の説明】
1 加熱物 2 加熱室 3 マグネトロン 4 導波管 5 放射口 6 ターンテーブル 7 ターンテーブルモータ 8 赤外線センサー 9 マイクロコンピュータ 10 インバータ電源 11 赤外線センサー 12 マグネトロン 13 導波管 14 制御回路 15 信号処理回路
フロントページの続き Fターム(参考) 3K086 AA01 AA08 BA08 BB02 BB08 CA04 CA15 CB04 CB06 CB15 CC02 CC06 CD04 CD11 CD19 DA11 DB11 3L086 AA04 BB05 BF07 CB08 CB16 CC07 CC08 CC13 CC14 DA05 DA12 DA29

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱物(1)が加熱される加熱室(2)
    と、加熱物(1)を載せて回転するターンテーブル
    (6)と、マイクロ波を発振するマグネトロン(3)と、
    前記マグネトロン(3)から発振されるマイクロ波の出
    力を連続的に可変できるインバータ電源(10)と、加
    熱物(1)の加熱状態を温度情報として検出する赤外線
    センサー(8)と、前記赤外線センサー(8)により検
    出した加熱物(1)の温度情報をもとに、加熱物(1)
    の加熱の制御を行うマイクロコンピュータ(9)を備え
    た高周波加熱装置において、回転するターンテーブル
    (6)の少なくとも半径以上の範囲の温度情報を検出で
    きる赤外線センサー(8)により、ターンテーブル
    (6)に置かれた加熱物(1)の加熱状態を温度情報と
    して検出し、この検出した温度情報をもとにマイクロコ
    ンピュータ(9)と、インバータ電源(10)により、
    赤外線センサー(8)の温度情報に対応したマグネトロ
    ン(3)から発振されるマイクロ波を出力させて、加熱
    物(1)の設定温度に対して、加熱物(1)の仕上がり
    温度が均一になったとき、マグネトロン(3)から発振
    されるマイクロ波の出力を遮断することを特徴とする高
    周波加熱装置。
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