JP2002022061A - 管内面のライニング方法 - Google Patents
管内面のライニング方法Info
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Abstract
あたり、ライニング端末を容易に且つ確実に止水するこ
とのできる管内面のライニング方法を提供する。 【解決手段】 主管1の内面に合成樹脂管2を挿入した
後、該合成樹脂管2を加熱、加圧して膨張させ、上記主
管1にライニングするにあたり、予め、線状体3を螺旋
状に巻回した状態で上記主管1の管端内周面、又は、上
記合成樹脂製管2の管端外周面に装着し、主管1内に合
成樹脂製管2を挿入することにより、主管1内周面と合
成樹脂製管2外周面との間に螺旋状の線状体3が挟着さ
れた状態とした後、合成樹脂製管2を膨張させ、しかる
後に、線状体3、主管1、及び合成樹脂管2とで形成さ
れた間隙に、主管1の管端に設けられた管口11からシ
ール材4を注入する。
Description
グ方法に関する。
などの既設管の再生、保護などを目的として、既設管の
内面に、必要に応じて減容された合成樹脂管を挿入し、
該合成樹脂管を加熱、加圧して膨張させ、上記既設管に
ライニングすることが行われている。
ライニングされた合成樹脂管が、冷却されるにつれて熱
収縮し、既設管と合成樹脂管との間に隙間を発生させ、
流体の漏洩を招くという問題があった。
封し、止水することで、流体の漏洩を避ける方法が提案
されている。
は、既設管(本発明における「主管」)内の両端部に筒
状のゴムリングを嵌装固定し、ゴムリングを貫通するよ
うに、硬質プラスチックチューブ(本発明における「合
成樹脂管」)を挿入する方法が記載されている。また、
実公平7−9624号公報では、管(本発明における
「主管」)端の少し手前をライニング(本発明における
「合成樹脂管」)端末部とし、管内にゴム様弾性を有す
る2つの中空シールリング(上記「ゴムリング」に相
当)を遊挿状態に設置し、管内面に向かって開口する樋
状縁部を有する筒状金物により、一方のシールリングで
管端の管裸部を、他方のシールリングでライニング部を
圧着し、さらにシールリング間にシール材を充填する管
端末の固定構造が記載されている。
の圧接力は、直接既設管を圧接する場合は十分である
が、硬質プラスチックチューブを介している場合には、
十分に確保することは難しく、従って、止水が不十分に
なりがちである。
工における施工性の低下を招くので好ましくない。
境下で使用すると、ゴムリング等が直接下水に曝され、
劣化しやすくなる。また、上記既設管は、直接下水に曝
される箇所が腐食され、耐久性に問題があり、また、こ
の問題を回避するために防食処理を施すのは、コスト高
となり好ましくない。
に合成樹脂管をライニングするにあたり、ライニング端
末を容易に且つ確実に止水することのできる管内面のラ
イニング方法を提供することを目的とする。
ング方法は、主管の内面に合成樹脂管を挿入した後、該
合成樹脂管を加熱、加圧して膨張させ、上記主管にライ
ニングするにあたり、予め、線状体を螺旋状に巻回した
状態で上記主管の管端内周面、又は、上記合成樹脂製管
の管端外周面に装着し、主管内に合成樹脂製管を挿入す
ることにより、主管内周面と樹脂製管外周面との間に螺
旋状の線状体が挟着された状態とした後、合成樹脂製管
を膨張させ、しかる後に、線状体、主管、及び合成樹脂
管とで形成された間隙に、主管の管端に設けられた管口
からシール材を注入するものである。
脂管を加熱、加圧して膨張させてライニングするときに
使用される管であれば特に限定されず、既設管であって
もよいし、新設管であってもよい。いずれの場合も、合
成樹脂管を加熱、加圧して膨張させてライニングした
後、合成樹脂管が収縮し、管端を止水する必要があるか
らである。
上記主管の内面に挿入され、加熱、加圧されて膨張し、
主管にライニングされるものであれば特に限定されず、
例えば、主管よりやや細めの合成樹脂管を使用してもよ
いし、合成樹脂管を折り畳んだ状態で、上記主管の内面
に挿入してもよい。上記合成樹脂管の材質としては、例
えば、硬質塩化ビニル系樹脂;中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、シラン変性ポリエチレン樹脂等のポ
リエチレン系樹脂;ポリ酢酸ビニル;ポリビニルアセタ
ール;ポリビニルアルコール;ポリアミドなど、通常更
生用の管材として使用できる熱可塑性樹脂が挙げられ
る。
材料からなるものであってもよいし、合成樹脂、無機材
料からなるものであってもよい。金属材料からなるもの
であっても、線状体は、後述するシール材に埋設される
ので、腐食の心配はない。
成樹脂管が膨張された後形成された、螺旋状に巻回され
た線状体と、主管と、合成樹脂管で囲繞された間隙に浸
入し、硬化するものであれば特に限定されず、例えば反
応硬化型のエポキシ樹脂などが使用される。
したように、主管の内面に合成樹脂管を挿入した後、予
め、線状体を螺旋状に巻回された状態で上記主管の管端
内周面に装着するか、又は、上記合成樹脂製管の管端外
周面に装着する。次いで、主管内に合成樹脂製管を挿入
することにより、主管内周面と合成樹脂製管外周面との
間に螺旋状の線状体が挟着された状態とする。そして、
合成樹脂製管を加熱、加圧して膨張させ、しかる後に、
螺旋状の線状体間の間隙に、主管の管端に設けられた管
口からシール材を注入する。そして、シール材を硬化さ
せることにより、主管内面のライニング端末を容易に且
つ確実に止水することができる。
更生管に適用する際には、通常、更生管が主管に挿入し
やすいように、管端が人孔内になるように配置されてい
るので、線状体の装着も容易である。
らに詳しく説明する。
脂製管の管端外周面に装着した状態を示す断面図であ
り、(a)はその縦断面図、(b)は(a)のA−A断
面図である。図1において、1は主管、2は合成樹脂製
管、3は線状体である。
化ビニル系樹脂管2の一端部に、鋼材からなる線状体3
を、螺旋状に巻回する(一部図示略)。なお、上述のよ
うに、線状体3は、主管の管端内周面に装着してもよ
い。次いで、図1(a)の矢印方向に塩化ビニル系樹脂
管2を移動させて、主管1内に挿入する。
成樹脂製管外周面との間に螺旋状の線状体が挟着された
状態を示す断面図である。図2に示すように、本発明に
おいては、塩化ビニル系樹脂管2の側端部が、主管1の
側端部の管口11に一致するまで、塩化ビニル系樹脂管
2を主管1内に挿入する。
ら、該樹脂管2を加熱、加圧して膨張させ、上記主管1
に密着させる。この際、塩化ビニル系樹脂管2の端部
は、線状体3により膨張が拘束され、線状体3、主管
1、及び塩化ビニル系樹脂管2とで囲繞された間隙(図
示略)が形成される。
ル材4として反応硬化型のエポキシ樹脂を注入する(図
3参照)。注入後、管端部を加熱し、シール材4を硬化
させることにより、上記間隙が封入され、管端末がシー
ルされ、止水される。
め、線状体を螺旋状に巻回した状態で上記主管の管端内
周面、又は、上記合成樹脂製管の管端外周面に装着し、
主管内に合成樹脂製管を挿入することにより、主管内周
面と合成樹脂製管外周面との間に螺旋状の線状体が挟着
された状態とした後、合成樹脂製管を膨張させ、しかる
後に、線状体、主管、及び合成樹脂管とで形成された間
隙に、主管の管端に設けられた管口からシール材を注入
するものであるから、圧接力が無くてもシールが可能で
あるとともに、シール材は、螺旋状の線状体に沿って内
部まで浸透するので、止水が確実に行える。
面、又は、上記合成樹脂製管の管端外周面に装着するだ
けで済むので、施工も簡単である。さらに、上記シール
材により、合成樹脂製管の収縮も拘束することができ
る。
ば、主管の内面に合成樹脂管をライニングするにあた
り、ライニング端末を容易に且つ確実に止水することが
できる。
外周面に装着した状態を示す断面図であり、(a)はそ
の縦断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
周面との間に螺旋状の線状体が挟着された状態を示す断
面図である。
管とで形成された間隙に、主管の管端に設けられた管口
からシール材が注入された状態を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 主管の内面に合成樹脂管を挿入した後、
該合成樹脂管を加熱、加圧して膨張させ、上記主管にラ
イニングするにあたり、予め、線状体を螺旋状に巻回し
た状態で上記主管の管端内周面、又は、上記合成樹脂製
管の管端外周面に装着し、主管内に合成樹脂製管を挿入
することにより、主管内周面と合成樹脂製管外周面との
間に螺旋状の線状体が挟着された状態とした後、合成樹
脂製管を膨張させ、しかる後に、線状体、主管、及び合
成樹脂管とで形成された間隙に、主管の管端に設けられ
た管口からシール材を注入することを特徴とする管内面
のライニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000209978A JP4429487B2 (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 管内面のライニング方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002022061A true JP2002022061A (ja) | 2002-01-23 |
JP4429487B2 JP4429487B2 (ja) | 2010-03-10 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3078568A1 (en) | 2015-04-07 | 2016-10-12 | Jtekt Corporation | Steering system |
-
2000
- 2000-07-11 JP JP2000209978A patent/JP4429487B2/ja not_active Expired - Fee Related
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