JP2002022013A - 炭化炉若しくは燻化炉のシール構造体 - Google Patents
炭化炉若しくは燻化炉のシール構造体Info
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- JP2002022013A JP2002022013A JP2000204662A JP2000204662A JP2002022013A JP 2002022013 A JP2002022013 A JP 2002022013A JP 2000204662 A JP2000204662 A JP 2000204662A JP 2000204662 A JP2000204662 A JP 2000204662A JP 2002022013 A JP2002022013 A JP 2002022013A
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Abstract
化炉)のシール構造体を、簡単な構造で提供すること。 【解決手段】炭化炉1(若しくは燻化炉)の開口と該開
口の全面を封止する封止部材13との間に額縁状に介装
された中空の空冷用角管部材と、該空冷用角管部材の内
部に冷却空気を供給する冷却用送風機20とを具備し、
空冷用角管部材の内部に、冷却用送風機20から冷却空
気を連続供給し、空冷用角管部材に設けた排気口よりこ
の冷却空気を排出可能に構成したところに構成的特徴を
有し、炉内を外気と遮断することができるために、悪
臭、有毒ガス、可燃ガス等の炉外漏洩を防止でき、熱エ
ネルギーの効率的な利用と安全操炉、さらにはシール材
等の熱劣化を防止でき、面倒なシール材等の取替え作業
を頻繁に行う必要がない等の優れた作用効果が得られ
る。
Description
化炉のシール構造体に関するものであり、より詳細に
は、外気遮断が必要な例えば炭化炉若しくは燻化炉の開
口全面を、長期間に亘って安定に封止できるシール構造
体に関するものである。
炉の開口と、該開口の封止部材(開閉扉)との間に、中
空若しくは異形状に形成されたシリコンゴムや、耐熱性
セラミックウール等の熱遮断材を介装させたシール構造
体が公知である。
来のシール構造体にあっては、シリコンゴムや、セラミ
ックウール等の熱遮断材が、炭化炉若しくは燻化炉内部
の高温の燃焼ガスに直接触れるため、熱による劣化が激
しく、外気を遮断し炉内を密封状態に保持する機能を長
期間に亘り維持することが困難であり、これらを頻繁に
取り替えることが不可欠であった。そのため、取り替え
作業が面倒であることに加えて、操炉作業のすべてを中
止せざるを得ないという問題等があった。
具有する叙上の問題点に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、長期間に亘って安定に使用できる
炭化炉若しくは燻化炉のシール構造体を、簡単な構造
で、提供せんとするものである。
めに本発明が採用した手段の要旨とするところは、請求
項1の発明は、炭化炉若しくは燻化炉の開口と該開口の
全面を封止する封止部材との間に額縁状に介装された中
空の空冷用角管部材と、該空冷用角管部材の内部に冷却
空気を供給する冷却用送風機とを具備する、炭化炉若し
くは燻化炉のシール構造体を、その要旨とするものであ
る。。
シール構造体において、上方側に配置された前記空冷用
角管部材に、冷却空気の排気口を形設した炭化炉若しく
は燻化炉のシール構造体を、その要旨とするものであ
る。
ル構造体にあっては、炭化炉若しくは燻化炉の開口周縁
部に中空の空冷用角管部材が額縁状に配設されているか
ら、炉の開口全面を、例えば開閉ドアーのような封止部
材にて完全封止でき、炉内を外気と遮断することができ
て、悪臭、有毒ガス、可燃ガス等の炉外漏洩を防止でき
る。
機から供給される冷却空気を移動させることができ、こ
れにより、冷却空気によってこの空冷用角管部材を冷却
しながら操炉することができ、シール材の熱劣化を防止
でき、開閉扉や炉体等の変形防止ができる。
と、額縁状に配置した空冷用角管部材のうち上方に位置
する当該空冷用角管部材に、冷却空気の排気口が好まし
くは複数個形設されているから、冷却用送風機からフレ
ッシュな冷却空気を供給できる。すなわち、空冷用角管
部材を極めて効果的に冷却しつつ操炉でき、シール材の
熱劣化をより効果的に防止できる。
に基づいて説明するが、これは代表的なものを例示した
に過ぎず、本発明の要旨を越えない範囲で、様々に設計
変更することができる。
化炉を概略的に示す要部斜視図であり、炭化炉の開口全
面には開閉扉が取り付けてある。図2は、図1の炭化炉
の開口周辺部分を模式的に示す要部正面図であり、開閉
扉は図示されていない。図3は、図2のA−A線に沿っ
た要部断面図であり、炭化ボックスの炉壁30のみが図
示されている。
体11内に内装され、被炭化物を収容したままボックス
ごと収容する炭化ボックス30と、前記炉体11の開口
12の全面を封止し外気を遮断して炉体11並びに炭化
ボックス30両方の内部を密封状態に保持する開閉扉1
3とから構成されている。
敷設した耐熱鋼製であり、側壁に開口12が形設されて
おり、開口12の外周端部には、支持部材A15にて固
定支持した中空で断面矩形状のシリコン製の空冷用角管
部材16が、開口12の外周端部を取り巻くように額縁
状に備えてある。空冷用角管部材16の炉内側にはさら
にセラミックウール等の耐熱性断熱材17が接合させて
ある。そして、空冷用角管部材16の外面にも、支持部
材B18にて固定支持され、開閉扉13の内面に当接す
るシリコンゴム製のシール材19が、開口12の外周端
部に額縁状に備えてある。
6aを介して冷却用送風機19を装備している。額縁状
に配置した空冷用角管部材16のうち、上方に位置する
当該空冷用角管部材16bには、冷却空気を排出させる
ための排気口16cが、好適には複数個形設されてお
り、冷却用送風機20を駆動することで、空冷用角管部
材16aに冷却空気を供給し、排気口16cより排出す
るようになっている。
部材)を閉じることで、炉体11の開口12全面と炭化
ボックス30の開口部全面を同時に完全封止できるか
ら、炭化炉11及び炭化ボックス30の両方を外気と遮
断することができ、悪臭、有毒ガス、可燃ガス等の炉外
漏洩を防止するとともに、空気に流入を防ぎながら操炉
できる。すなわち、熱エネルギーの効率的な利用ができ
且つ安全に操炉できる。、また、空冷用角管部材16の
中に、冷却用送風機20から供給される冷却空気を移動
させることができ、しかも、額縁状に配置した空冷用角
管部材16のうち上方に位置する当該空冷用角管部材1
6bに、冷却空気の排気口16cが形設されているか
ら、これにより、冷却空気によってこの空冷用角管部材
16を冷却しながら操炉することができる。従って、シ
ール材19等の熱劣化防止、開閉扉13や炉体11等の
変形防止することができる。
ての窯炉に適用できるが、外気を遮断して操炉すること
が必須条件となるものに好適には使用されるものであ
る。より具体的には、上述した炭化炉或いは燻化炉等が
例示できる。
体は、炉の開口の外周端部に額縁状に介装された中空の
空冷用角管部材を具備し、好ましくは、空冷用角管部材
の内部に、冷却用送風機から冷却空気を連続供給し、空
冷用角管部材に設けた排気口よりこの冷却空気を排出可
能に構成したところに構成的特徴を有するものであるか
ら、かかるシール構造体を備えた炭化炉若しくは燻化炉
によると、つぎの格別顕著な作用効果を奏する。
うな封止部材で完全に封止でき、炉内を外気と遮断する
ことができるから、悪臭、有毒ガス、可燃ガス等の炉外
漏洩を防止でき、且つ空気の流入を防ぐことができる。
すなわち、熱エネルギーを効率的に利用でき、安全に操
炉するとともに、綺麗に燻化若しくは炭化できる。
ながら操炉できるから、シール材等の熱劣化を防止で
き、面倒なシール材等の取替え作業を頻繁に行う必要が
ない。すなわち、操炉を中断する頻度を低減させること
ができ、作業性が向上する等、実効性に優れた作用効果
を奏する。
を概略的に示す要部斜視図であり、炭化炉の開口全面に
は開閉扉が取り付けてある。
に示す要部正面図であり、開閉扉は図示されていない。
ある。面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】炭化炉若しくは燻化炉の開口と該開口の全
面を封止する封止部材との間に額縁状に介装された中空
の空冷用角管部材と、該空冷用角管部材の内部に冷却空
気を供給する冷却用送風機とを具備することを特徴とす
る、炭化炉若しくは燻化炉のシール構造体。 - 【請求項2】前記シール構造体において、 上方側に配置された前記空冷用角管部材に、冷却空気の
排気口を形設したことを特徴とする請求項1記載の、炭
化炉若しくは燻化炉のシール構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000204662A JP2002022013A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 炭化炉若しくは燻化炉のシール構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000204662A JP2002022013A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 炭化炉若しくは燻化炉のシール構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002022013A true JP2002022013A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18701893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000204662A Pending JP2002022013A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 炭化炉若しくは燻化炉のシール構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002022013A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107100996A (zh) * | 2017-05-15 | 2017-08-29 | 葛永昌 | 密封件 |
CN107178618A (zh) * | 2017-07-07 | 2017-09-19 | 葛永昌 | 密封件 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5440408Y2 (ja) * | 1975-06-02 | 1979-11-28 | ||
JPS61282791A (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-12 | 株式会社村田製作所 | バツチ式雰囲気焼成炉のシ−ル構造 |
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JPH11281258A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-15 | Kurimoto Ltd | 高温密封容器 |
-
2000
- 2000-07-06 JP JP2000204662A patent/JP2002022013A/ja active Pending
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CN107178618A (zh) * | 2017-07-07 | 2017-09-19 | 葛永昌 | 密封件 |
CN107178618B (zh) * | 2017-07-07 | 2018-08-14 | 葛永昌 | 密封件 |
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