JPH11281258A - 高温密封容器 - Google Patents

高温密封容器

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JPH11281258A
JPH11281258A JP8371598A JP8371598A JPH11281258A JP H11281258 A JPH11281258 A JP H11281258A JP 8371598 A JP8371598 A JP 8371598A JP 8371598 A JP8371598 A JP 8371598A JP H11281258 A JPH11281258 A JP H11281258A
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JP
Japan
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door
container
sealed container
annular ridge
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP8371598A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Takemoto
嘉秀 竹本
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性シール部材の耐熱性を確保でき、かつ密
封性の優れた高温密封容器を提供することである。 【解決手段】 容器本体1と扉体4、5にそれぞれ開口
2、3を取り囲んで互いに対向する冷却管16、17を
設け、容器本体1側の冷却管16には、弾性シール部材
22を収納する環状溝21を形成し、扉体4、5側の冷
却管17には環状突条23を前記環状溝21に対向させ
て溶接し、扉体4、5の両側に取り付けられた棒状部材
25に、容器本体1の両側外壁に取り付けたシリンダ1
4のロッド13先端の係合部材24を係合させ、シリン
ダ14で扉体4、5を容器本体1側へ引き付け、前記環
状突条23を弾性シール部材22に押圧して、容器を密
封するようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被加熱物を収納
して、密封状態で加熱する高温密封容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】固体や粉体の熱処理や焼成等には、雰囲
気ガスを使用したり、雰囲気圧力を調整するために、高
温密封容器が用いられている。
【0003】この種の高温密封容器としては、例えば、
実開平4−131437号公報に開示されたオートクレ
ーブに関するものがある。このオートクレーブの圧力容
器は、図7(a)、(b)に示すように、コンクリート
製品等の被養生物を収納する本体35と、本体35の開
口36を閉塞する扉体37とから成り、本体35の開口
36端部に外向きの鍔38が設けられ、この鍔38に扉
体37と対向する環状溝39が形成されている。この環
状溝39には、リップ付きの弾性シール部材40が嵌着
され、この嵌着された弾性シール部材40の背面側に冷
却媒体が循環する循環路41が形成されている。
【0004】前記扉体37の外周端には、前記本体35
の鍔38と対向する鍔42が設けられ、これらの鍔3
8、42を締め付けリング43で締め付けて、容器が密
封されるようになっている。
【0005】すなわち、この圧力容器では、前記弾性シ
ール部材40を直接冷却媒体と接触させて、その耐熱性
を確保するとともに、冷却媒体の圧力で弾性シール部材
40を前記扉体37の鍔42に押圧して、容器の密封性
を確保するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記密封容器の密封性
を高めるためには、弾性シール部材を十分に圧縮させる
必要がある。しかしながら、上述した従来のものは、弾
性シール部材の背面側に冷却媒体用の空間が設けられて
いるため、扉体からの押圧力が大きくなると、弾性シー
ル部材が環状溝内に埋没し、シール機能が損なわれる問
題がある。また、完全に埋没しなくても、冷却媒体の循
環路が狭くなり、弾性シール部材を十分に冷却できなく
なる問題もある。さらに、リップ付きの弾性シール部材
を用いる場合は、リップが損傷しやすく、この損傷部か
ら容器内の有毒ガス等が漏れる恐れもある。
【0007】そこで、この発明の課題は、弾性シール部
材の耐熱性を確保でき、かつ密封性の優れた高温密封容
器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、被加熱物を収納する本体と、この本
体の開口を開閉可能に閉塞する扉体を備えた高温密封容
器において、前記本体と扉体が互いに対向する面を有
し、この本体または扉体のいずれか一方の前記対向面
に、前記開口を取り囲む冷却管を設け、この冷却管の前
記対向面側に弾性シール部材を収納する環状溝を形成
し、他方の前記対向面に前記環状溝に対向する環状突条
を取り付け、この環状突条を前記弾性シール部材に押圧
する手段を設けた構成を採用したのである。
【0009】すなわち、本体または扉体のいずれか一方
に、開口を取り囲んで環状溝が形成された冷却管を設
け、この冷却管の環状溝に弾性シール部材を収納して、
弾性シール部材を冷却するとともに、他方に前記環状溝
に対向する環状突条を取り付けて、この環状突条を前記
弾性シール部材に押圧して容器を密封するようにしたの
である。
【0010】前記環状突条が取り付けられた対向面に、
前記開口を取り囲む冷却管を設け、この冷却管に環状突
条を取り付けることにより、前記弾性シール部材に押圧
される環状突条も冷却することができる。
【0011】前記環状突条の冷却手段としては、環状突
条を内部冷却されるパイプ体とする方法も採用すること
ができる。
【0012】前記扉体を前記開口に沿ってスライド可能
に取り付け、前記環状突条を弾性シール部材に押圧する
手段として、前記扉体の両側に、前記スライド方向と平
行に取り付けた棒状部材と、前記本体の外壁に、シリン
ダロッド先端を前記棒状部材に向けて取り付けたシリン
ダより成り、この各シリンダロッド先端に取り付けた係
合部材を前記各棒状部材に係合させて扉体を本体側に押
圧する方法を採用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図6に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。
【0014】図1乃至図4は、第1の実施形態を示す。
図1は側面図、図2は正面図、図3は平面図である。こ
の高温密封容器は、容器本体1の前後面に被加熱物を挿
入、排出する開口2、3が設けられ、この各開口2、3
に扉体4、5が配置され、この各扉体4、5が、容器本
体1の上に設置された2つのシリンダ6で、スプロケッ
ト7に巻き掛けられたチェーン8を介して、それぞれ昇
降スライドされるように構成されている。
【0015】前記容器本体1の側壁下部と天井には、そ
れぞれ高温ガスの供給口9、と排出口10が設けられ、
容器本体1の内部には、被加熱物用のパレット11を載
置するローラ12が配列されている。前記供給口9と排
出口10は、図示はしないが、それぞれ配管で高温ガス
の供給源と排気ダクトに接続されるようになっている。
また、前記各開口2、3に近接する両側外壁には、その
ロッド13先端を各扉体4、5側へ向けて、シリンダ1
4が2つづつ取り付けられている。
【0016】前記容器本体1と各扉体4、5の内壁には
断熱材15が張られており、前記各開口2、3周囲の容
器本体1と各扉体4、5の断熱材15には、冷却水が循
環される冷却管16、17が、互いに対向して埋め込ま
れている。前面側の扉体4の冷却管17には、図2に示
すように、仕切り壁18を挟んで冷却水の供給口19と
排出口20が設けられ、冷却水が循環するようになって
いる。容器本体1と後面側の扉体5の冷却管16、17
も同様の構成になっている。
【0017】また、図4に拡大して示すように、前記容
器本体1側の冷却管16には、環状溝21が形成され、
ここにゴム製の弾性シール部材22が収納されている。
一方、扉体4側の冷却管17には、環状突条23が前記
環状溝21と対向して溶接されている。
【0018】前記両側外壁の各シリンダ14のロッド1
3先端には、コの字断面の係合部材24が取り付けら
れ、この各係合部材24を扉体4の両側に取り付けられ
た棒状部材25に係合させて、扉体4を容器本体1側へ
引き付けている。このとき、前記環状突条23が環状溝
21内の弾性シール部材22に押圧され、開口2が密封
されている。また、この密封時には、前記冷却管16、
17が互いに近接するので、この両冷却管16、17間
の隙間で高温ガスが十分に冷却され、高温のガスが直接
弾性シール部材22に触れることもないため、弾性シー
ル部材22全体を好適な低い温度状態に保持することが
できる。
【0019】扉体4を昇降させる場合は、図4中に一点
鎖線で示すように、前記ロッド13が前方に押し出され
て環状突条23の押圧が解除され、前記棒状部材25が
各係合部材24のコの字断面内でガイドされて、扉体4
が昇降スライドされる。各棒状部材25は、図1に示し
たように、扉体4の下方に延長され、扉体4が上方にス
ライドしても、係合部材24との係合が外れないように
なっている。これらの構成は、後面側の開口3に配置さ
れた扉体5も全く同じである。
【0020】図5は、第2の実施形態の前面側開口2の
部分を拡大して示す。この実施形態では、弾性シール部
材26を収納する環状溝27が扉体4側の冷却管28に
形成され、この弾性シール部材26に押圧される環状突
条29が容器本体1側の冷却管30に溶接されている。
その他の構成は第1の実施形態と同じである。
【0021】図6は、第3の実施形態の前面側開口2の
部分を拡大して示す。この実施形態では、容器本体1側
には、第1の実施形態と同様の環状溝31を有する冷却
管32が設けられ、扉体4側には、前記環状溝31に対
向して環状に突出する小径のパイプ33が溶接され、環
状溝31に収納された弾性シール部材34に押圧されて
いる。このパイプ33は、図示はしないが、冷却水の供
給口と排出口が設けられ、循環する冷却水で内部冷却さ
れるようになっている。したがって、扉体4側には、第
1の実施形態のような大径の冷却管は設けられていな
い。その他の構成は第1の実施形態と同じである。
【0022】上述した各実施形態では、弾性シール部材
として通常のゴムを使用したが、この発明の高温密封容
器では、前述したように弾性シール部材を確実に冷却で
きるため、さらにシール性能が優れたスポンジゴム等も
使用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明の高温密封容器
は、本体または扉体のいずれか一方に、開口を取り囲ん
で環状溝が形成された冷却管を設け、この冷却管の環状
溝に弾性シール部材を収納したので、弾性シール部材の
耐熱性を確保でき、かつこの弾性シール部材に対向側の
環状突条を押圧して、容器を良好に密封することができ
る。また、前記環状突条側にも冷却管を設けて環状突条
も冷却するか、環状突条をパイプ体として内部冷却する
ことにより、弾性シール部材の耐熱性をさらに向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の高温密封容器の一部断面側面
【図2】図1の一部断面正面図
【図3】図1の平面図
【図4】図3の要部を拡大して示す断面図
【図5】第2の実施形態の要部を拡大して示す断面図
【図6】第3の実施形態の要部を拡大して示す断面図
【図7】aは従来の高温密封容器を示す縦断面図、bは
aの要部を拡大して示す断面図
【符号の説明】
1 容器本体 2、3 開口 4、5 扉体 6 シリンダ 7 スプロケット 8 チェーン 9 供給口 10 排出口 11 パレット 12 ローラ 13 ロッド 14 シリンダ 15 断熱材 16、17 冷却管 18 仕切り壁 19 供給口 20 排出口 21 環状溝 22 弾性シール部材 23 環状突条 24 係合部材 25 棒状部材 26 弾性シール部材 27 環状溝 28 冷却管 29 環状突条 30 冷却管 31 環状溝 32 冷却管 33 パイプ 34 弾性シール部材 35 本体 36 開口 37 扉体 38 鍔 39 環状溝 40 弾性シール部材 41 循環路 42 鍔 43 締付けリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する本体と、この本体の
    開口を開閉可能に閉塞する扉体を備えた高温密封容器に
    おいて、前記本体と扉体が互いに対向する面を有し、こ
    の本体または扉体のいずれか一方の前記対向面に、前記
    開口を取り囲む冷却管が設けられ、この冷却管の前記対
    向面側に弾性シール部材が収納される環状溝が形成さ
    れ、他方の前記対向面に前記環状溝に対向する環状突条
    が取付けられ、この環状突条を前記弾性シール部材に押
    圧する手段が設けられたことを特徴とする高温密封容
    器。
  2. 【請求項2】 前記環状突条が取り付けられた対向面
    に、前記開口を取り囲む冷却管が設けられ、この冷却管
    に前記環状突条が取り付けられた請求項1に記載の高温
    密封容器。
  3. 【請求項3】 前記環状突条が内部冷却されるパイプ体
    で形成された請求項1または請求項2に記載の高温密封
    容器。
  4. 【請求項4】 前記扉体が前記開口に沿ってスライド可
    能に取り付けられ、前記環状突条を弾性シール部材に押
    圧する手段が、前記扉体の両側に、前記スライド方向と
    平行に取り付けられた棒状部材と、前記本体の外壁に、
    シリンダロッド先端を前記棒状部材に向けて取り付けら
    れたシリンダより成り、この各シリンダロッド先端に取
    り付けられた係合部材を前記各棒状部材に係合させて扉
    体を本体側に押圧するようにした請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の高温密封容器。
JP8371598A 1998-03-30 1998-03-30 高温密封容器 Pending JPH11281258A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002022013A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Cyc:Kk 炭化炉若しくは燻化炉のシール構造体
JP2011080730A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Koyo Thermo System Kk 熱処理装置

Cited By (2)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040120