JP4324144B2 - 炭化処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機系廃棄物を炭化処理する炭化処理装置に関する。
従来、生ゴミ・廃材等の可燃性のゴミ(有機系廃棄物)は焼却炉等で焼却処理していたが、このような処理方法では、ダイオキシン等の有害物質が発生する問題があった。そして、この問題を解決するために、可燃性のゴミを低温・無酸素状態で炭化することで、有害物質の発生を抑制して処理する炭化処理装置がある(特許文献1参照)。
特開2001−123178号公報
しかし、上記炭化処理装置にて、特に水分の多く含むゴミを処理する場合等は、炉内の温度を速やかに上昇させることができず、炭化処理に時間がかかっていた。
そこで、本発明は、炉内の温度を速やかに上昇させると共に保温することができる炭化処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る炭化処理装置は、上方開口状の投入口と、該投入口を施蓋する開閉自在の蓋部材と、有機系廃棄物を投入して密閉・無酸素状態で炭化処理する炭化室と、を有する炉本体と、該炉本体の上記炭化室で発生する煙を消煙処理する消煙装置と、上記炉本体の側外壁の周囲及び底壁に配設され上記炉本体へ熱を付与する熱供給室と、を備え、該熱供給室は、上記底壁とその下方に設けられる底部カバーとの間に形成されると共に第1高温ガス管にて上記消煙装置と連通連結される第1熱供給部と、上記側外壁とその周囲に配設される側方カバーとの間に形成されると共に第2高温ガス管にて上記第1熱供給部と連通連結される第2熱供給部と、を設け、上記消煙装置にて発生する高温ガスを上記熱供給室内に誘導するように構成し、上記第1高温ガス管の一部又は全部と上記第2高温ガス管の一部又は全部とが、上記炭化室内を通過するように配設され、さらに、上記第2熱供給部から熱エネルギー消費部へ上記高温ガスを供給するための供給流路と、上記熱エネルギー消費部からのガスを還流させる戻り流路と、を備え、該戻り流路には有害ガス除去装置が取り付けられているものである。
また、上方開口状の投入口と、該投入口を施蓋する開閉自在の蓋部材と、有機系廃棄物を投入して密閉・無酸素状態で炭化処理する炭化室と、を有する炉本体と、該炉本体の上記炭化室で発生する煙を消煙処理する消煙装置と、上記炉本体の側外壁の周囲及び底壁に配設され上記炉本体へ熱を付与する熱供給室と、を備え、該熱供給室は、上記底壁とその下方に設けられる底部カバーとの間に形成されると共に第1高温ガス管にて上記消煙装置と連通連結される第1熱供給部と、上記側外壁とその周囲に配設される側方カバーとの間に形成されると共に第2高温ガス管にて上記第1熱供給部と連通連結される第2熱供給部と、を設け、上記消煙装置にて発生する高温ガスを上記熱供給室内に誘導するように構成し、上記第1高温ガス管の一部又は全部と上記第2高温ガス管の一部又は全部とが、上記炭化室内を通過するように配設され、さらに、上記第2熱供給部内に所定量の水を貯水したものである。
発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係る炭化処理装置によれば、消煙装置から発生する高温ガスの熱(排熱)を炉本体の側外壁側及び底壁側から炭化室内へ付与することができる。このことにより、特に水分の多く含むゴミ(有機系廃棄物)を炭化処理する場合であっても、炭化室内の温度を所定の温度に速やかに上昇させることができる。
また、本発明の炭化処理装置の稼動を停止しても、熱供給室内の高温ガスが炭化室内の温度を一定時間保つことができ、炭化室内の温度がすぐに低下するのを防止することができる。このことにより、本発明の炭化処理装置を再度稼動させる場合に炭化室内の温度を所定の温度に速やかに上昇させることができる。
つまり、本発明の炭化処理装置は、消煙装置からの排熱を炭化室へ供給することにより、熱効率を良くして炭化処理に必要な時間を大幅に短縮することができるものである。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
まず、図1〜図4に示す本発明の第1の実施の形態に於て説明する。図1は本発明の炭化処理装置の斜視図、図2は側面図、図3は図1に於けるZ−Z断面図、図4は構成説明図である。
図1に於て、1は上方開口状の投入口5を有する箱型の炉本体であり、炉本体1の上面には、投入口5を施蓋する蓋部材6が取り付けられている。蓋部材6は、一端縁を揺動軸として上下に揺動開閉可能に炉本体1に付設され、蓋部材6には、炉本体1内部を密閉するために、施蓋した状態で投入口5の周縁部に密着する(図示省略の)耐熱性のパッキンが設けられている。
また、炉本体1内に、生ゴミ・廃材・プラスチック製品等の有機系廃棄物G(図2参照)を投入して密閉・無酸素状態で炭化処理する炭化室2が設けられている。
そして、炉本体1の上面に、炭化室2で発生する煙(可燃性ガス)を消煙処理する消煙装置3が付設され、この消煙装置3は、内部に(図示省略の)電気的加熱ヒータを備え、炭化室2からの煙(可燃性ガス)を燃焼させるものである。
炉本体1の側外壁7の周囲及び底壁8には、炉本体1へ熱を付与する熱供給室4が設けられている。熱供給室4は、炉本体1の底壁8とその下方に設けられる底部カバー9との間に形成される第1熱供給部11と、炉本体1の側外壁7とその周囲に配設される側方カバー10との間に形成される第2熱供給部12と、を有する。
底部カバー9は、炉本体1の底壁8と(平面視)同一面積の矩形薄皿状の部材である。また、側方カバー10は、炉本体1の側外壁7を一周して取り巻く環状のカバー体であり、その横断面は内方開口状コの字型に形成されているものである(図4参照)。さらに、側方カバー10は、炉本体1の(側外壁7の)上部及び中間部に渡って配設され、炉本体1の下部は側方カバー10に覆われていない。
なお、底部カバー9の下面には、2個の支持脚33,33が付設されている。
消煙装置3と炉本体1の底壁8に設けられた第1熱供給部11は、倒立J字状の第1高温ガス管13にて、連通連結されている。第1高温ガス管13の上端部は、消煙装置3の上端に連結され、下端部は、炉本体1の底壁8を貫通状に配設され第1熱供給部11内に開口して設けられている(図4参照)。また、第1高温ガス管13の一部は、炉本体1を上下に貫通して炭化室2内を通過するように配設されている。
第1熱供給部11と第2熱供給部12は、クランク状に折曲げられた2本の第2高温ガス管14にて、連通連結されている。第2高温ガス管14の下端部は、炉本体1の底壁8を貫通状に配設され第1熱供給部11内に開口して設けられ、上端部は、第2熱供給部12内の上方に配置されている(図4参照)。さらに詳しくは、第2高温ガス管14は、その下端部から上方へ伸びて配設される下杆部18と、下杆部18の上端から側外方へ伸びて炉本体1の側外壁7を貫通して配設される中間折曲部19と、中間折曲部19の外方端から上方へ伸びて設けられる上杆部20とから成っている(図2又は図4参照)。また、下杆部18は炭化室2内に配置され、上杆部20は第2熱供給部12内の下部から上部に渡って配置されている。
また、第1高温ガス管13の下端部は、炉本体1の底壁8のコーナー部に配設され、第2高温ガス管14,14のそれぞれの下端部は、第1高温ガス管13の配設される底壁8のコーナー部とは異なるコーナー部に配設されている(図3参照)。
さらに、乾燥室に設けられた暖房機器や、手洗い所に設けられた温水生成装置、床暖房装置に用いられる伝熱用配管等の熱エネルギー消費部Aを備え、第2熱供給部12からこの熱エネルギー消費部Aへ高温ガスを供給する供給流路15を具備している。
また、熱エネルギー消費部Aで熱を付与したガスを(炉本体1側へ)還流させるための戻り流路16を設け、戻り流路16には有害ガス除去装置17が取り付けられている。
なお、供給流路15の一端は側方カバー10を貫通して第2熱供給部12内に開口するように付設されているが、その付設部位は、第2高温ガス管14の上端(高温ガス吹出口)の配設位置から離れた位置に配設されている方が望ましい。第2熱供給部12全体に高温ガスを送るためである。
有害ガス除去装置17は、側方カバー10に付設される直方体状のケーシング22を有し、その上面には排気流路21が付設されている。ケーシング22内には、所定量の水Wが貯水され、さらに、ガスを排気流路21へ送るためのファン23と、水Wを吸水するポンプ25を具備する散水機24とを有している。
(側方カバー10が配設されていない)炉本体1の側外壁7の下部には、炭化室2内の灰を取り出すための取出口26と、取出口26を施蓋する開閉自在の扉27とが設けられている。この取出口26と扉27は、対向する側外壁7,7にそれぞれ1つずつ配設されている。
また、取出口26と扉27が配設されていない対向する側外壁7,7には、炭化室2内に配設された給気口38を有する給気部28を3個ずつ付設し、給気部28は炭化室2内へ送る空気の量を調節するバルブ28aを有している。
図2に示すように、炭化室2内には、多数の孔部29が貫設された板状部材31を4枚組み合わせて形成した内部包囲壁30を備え、各板状部材31は、それぞれ炉本体1の4つの側外壁7に平行に配置され、内部包囲壁30は上下開口部を有する。
また、図3に示すように、第1熱供給部11内には、帯板状の流れ調整部材32が設けられ、流れ調整部材32は、第1高温ガス管13の下端部が配設された底壁8のコーナー部近傍から対角線状に斜めに配設されている。
次に、図5と図6に示す本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は本発明の炭化処理装置の斜視図であり、図6は構成説明図である。
図5に於て、1は内部に炭化室2を有する炉本体、10は炉本体1の側外壁7に付設された側方カバーであり、側外壁7と側方カバー10の間には、第2熱供給部12が形成されている。また、炉本体1の底壁8の下方には底部カバー9が付設され、底壁8と底部カバー9の間には第1熱供給部11が形成されている。
さらに、炉本体1に付設された消煙装置3と第1熱供給部11は、第1高温ガス管13にて連通連結され、第1熱供給部11と第2熱供給部12は、2本の第2高温ガス管14,14にて連通連結されている。
以下、上記第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
図5に於て、第2熱供給部12内に所定量の水Wが貯水され、側方カバー10にはその貯水量を外部から確認するための窓部34が設けられている。また、側方カバー10の上部には、第2熱供給部12内に水Wを給水する給水部35が付設されている。そして、第2高温ガス管14の上端は、第2熱供給部12に所定量の水Wを貯水したときの水面より高い位置になるように配置されている(図6参照)。
側方カバー10の上面には、高温ガスの排気流路21が設けられ、排気流路21の下端は側方カバー10に貫通して第2熱供給部12内で開口するように付設されているが、その付設部位は、第2高温ガス管14の上端(高温ガス吹出口)から離れた位置に配設されている方が望ましい。第2熱供給部12全体に高温ガスを送るためである。なお、排気流路21の上方には、(図示省略の)排気用ファンが付設されている。
さらに、第2熱供給部12内の水Wを循環させるために、ポンプ37を有する循環流路36を備えている。循環流路36の両端36a,36bは、側方カバー10の所定量の水Wを貯水したときの水面より低い位置に配設され、かつ、循環流路36の一端36aは他端36bより上方位置に配置されている(図6参照)。
なお、この第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態にあるような有害ガス除去装置17、熱エネルギー消費部A、供給流路15及び戻り流路16は、備えていない。
また、図5と図6に於て、図1と図4と同一の符号は、同様の構成であるので説明を省略する。
上述した本発明の炭化処理装置の使用方法(作用)について説明する。
まず、図1〜図4に示す第1の実施の形態に於ける使用方法について説明する。
図2に於て、炭化室2の底部に、給気部28の給気口38が埋まる高さまで灰(アッシュ)Hを敷き詰め、投入口5から有機系廃棄物Gを炭化室2内へ投入して内部包囲壁30の内側へ充填し、蓋部材6を閉じて炭化室2を密閉状態とする。そして、(図示省略の)電気的加熱ヒータ等にて有機系廃棄物Gを加熱し、有機系廃棄物Gの一部に着火したら、電気的加熱ヒータ等のスイッチを切る。
有機系廃棄物Gが燃え始めると、炭化室2内の酸素はすぐに消費されて無酸素状態となる。給気部28のバルブ28aを僅かに開放して空気を炭化室2内へ入れると、灰Hと接触している有機系廃棄物Gが発熱して高温となり炭化(熱分解反応)する。そして、その熱によって廃棄物Gの炭化(熱分解反応)が次々と進行していく。なお、有機系廃棄物Gは一度に炭化(発熱)しないため、炭化室2全体の温度は50℃〜70℃ほどである。
図4に於て、廃棄物Gの炭化(熱分解反応)の際に発生する煙(可燃性ガス)は、炭化室2内を上昇して消煙装置3内で燃焼される。この可燃性ガスの燃焼にて 900℃〜1000℃ほどに高温化した消煙装置3では、(有害ガスを含む)高温ガスが発生する。
消煙装置3で発生した高温ガスは、消煙装置3から第1高温ガス管13を通過して、炉本体1の底壁8に設けられた第1熱供給部11へ送られる。第1熱供給部11内で高温ガスは充満し、次に、その高温ガスは、第2高温ガス管14の下端(吸込口)から吸い上げられて、上端(吹出口)から第2熱供給部12内へ吹き出し、第2熱供給部12内に充満する。
このように、高温ガスが、第1高温ガス管13、第1熱供給部11、第2高温ガス管14、第2熱供給部12と順に通過する際に、高温ガスの持つ熱量の一部は、炉本体1の炭化室2へと付与される。
そして、第2熱供給部12内の高温ガスは、供給流路15を通過して熱エネルギー消費部Aへ送られ、熱エネルギー消費部Aへ熱を付与する。熱エネルギー消費部Aに熱を付与したガス(高温ガス)は、戻り流路16を通過して有害ガス除去装置17へ送られ、有害ガス除去装置17内で散水され水溶性の有害ガスが除去される。有害ガスを除去された無害ガスは、排気流路21を通って外部へと排出される。
次に、図5と図6に示す第2の実施の形態に於ける使用方法について説明する。
消煙装置3で高温ガスが発生するまでの過程は、上記第1の実施の形態に於ける使用方法の説明と同様であるので説明を省略する。
図6に於て、消煙装置3で発生した高温ガスは、第1高温ガス管13を通過して第1熱供給部11へと送られ、第1熱供給部11から第2高温ガス管14を通過して第2熱供給部12へ送られる。このように高温ガスが、第1高温ガス管13、第1熱供給部11、第2高温ガス管14、第2熱供給部12と順に通過する際に、高温ガスの持つ熱の一部は、炉本体1の底壁8や側外壁7を介して炭化室2に付与され、また、高温ガスの熱は第2熱供給部12内の水Wへも付与され蓄熱される。第2熱供給部12に送り込まれた高温ガスは、第2熱供給部12内に貯められた水Wに接触して水溶性の有害ガスが取り除かれ、その後、排気流路21から外部へと排出される。
以上のように、本発明の炭化処理装置は、上方開口状の投入口5と、投入口5を施蓋する開閉自在の蓋部材6と、有機系廃棄物Gを投入して密閉・無酸素状態で炭化処理する炭化室2と、を有する炉本体1と、炉本体1の炭化室2で発生する煙を消煙処理する消煙装置3と、炉本体1の側外壁7の周囲及び底壁8に配設され炉本体1へ熱を付与する熱供給室4と、を備え、熱供給室4は、底壁8とその下方に設けられる底部カバー9との間に形成されると共に第1高温ガス管13にて消煙装置3と連通連結される第1熱供給部11と、側外壁7とその周囲に配設される側方カバー10との間に形成されると共に第2高温ガス管14にて第1熱供給部11と連通連結される第2熱供給部12と、を設け、消煙装置3にて発生する高温ガスを熱供給室4内に誘導するように構成し、第1高温ガス管13の一部又は全部と第2高温ガス管14の一部又は全部とが、炭化室2内を通過するように配設され、さらに、第2熱供給部12から熱エネルギー消費部Aへ高温ガスを供給するための供給流路15と、熱エネルギー消費部Aからのガスを還流させる戻り流路16と、を備え、戻り流路16には有害ガス除去装置17が取り付けられているので、消煙装置3から発生する高温ガスの熱(排熱)を炉本体1の側外壁7側及び底壁8側から炭化室2内へ付与することができる。このことにより、特に水分の多く含むゴミ(有機系廃棄物G)を炭化処理する場合であっても、炭化室2内の温度を所定の温度に速やかに上昇させることができる。
また、本発明の炭化処理装置の稼動を停止しても、熱供給室4内の高温ガスが炭化室2内の温度を一定時間保つことができ、炭化室2内の温度がすぐに低下するのを防止することができる。このことにより、本発明の炭化処理装置を再度稼動させる場合に炭化室2内の温度を所定の温度に速やかに上昇させることができる。
つまり、本発明の炭化処理装置は、消煙装置3からの排熱を炭化室2へ供給することにより、熱効率を良くして炭化処理に必要な時間を大幅に短縮することができるものである。
また、消煙装置3から発生する高温ガスが第1熱供給部11と第2熱供給部12へ送り込まれることによって、高温ガスの熱(排熱)を炉本体1の側外壁7側及び底壁8側から炭化室2内へ付与することができる。
さらに、第1高温ガス管13の一部又は全部と第2高温ガス管14の一部又は全部は、炭化室2内を通過するように配設されているので、消煙装置3から第1熱供給部11へ、及び、第1熱供給部11から第2熱供給部12へ、高温ガスを搬送途中も炭化室2内へ熱を供給することができる。
従って、非常に効率良く熱を炭化室2内に供給することができるので、炭化室2内の温度を所定の温度に速やかに上昇させると共に保温することができる。
また、第2熱供給部12から熱エネルギー消費部Aへ高温ガスを供給するための供給流路15と、熱エネルギー消費部Aからのガスを還流させる戻り流路16と、を備え、戻り流路16には有害ガス除去装置17が取り付けられているので、消煙装置3から発生する高温ガスの熱(排熱)を熱エネルギー消費部Aへ供給することができ、従来熱エネルギー消費部Aに必要であった燃料が不要となるか、又は、その燃料の消費量を大幅に削減することができる。
また、有害ガス除去装置17を備えているので、高温ガスを無害にして排気することができ、環境にも良い。
また、上方開口状の投入口5と、投入口5を施蓋する開閉自在の蓋部材6と、有機系廃棄物Gを投入して密閉・無酸素状態で炭化処理する炭化室2と、を有する炉本体1と、炉本体1の炭化室2で発生する煙を消煙処理する消煙装置3と、炉本体1の側外壁7の周囲及び底壁8に配設され炉本体1へ熱を付与する熱供給室4と、を備え、熱供給室4は、底壁8とその下方に設けられる底部カバー9との間に形成されると共に第1高温ガス管13にて消煙装置3と連通連結される第1熱供給部11と、側外壁7とその周囲に配設される側方カバー10との間に形成されると共に第2高温ガス管14にて第1熱供給部11と連通連結される第2熱供給部12と、を設け、消煙装置3にて発生する高温ガスを熱供給室4内に誘導するように構成し、第1高温ガス管13の一部又は全部と第2高温ガス管14の一部又は全部とが、炭化室2内を通過するように配設され、さらに、第2熱供給部12内に所定量の水Wを貯水したので、消煙装置3から発生する高温ガスの熱(排熱)を炉本体1の側外壁7側及び底壁8側から炭化室2内へ付与することができる。このことにより、特に水分の多く含むゴミ(有機系廃棄物G)を炭化処理する場合であっても、炭化室2内の温度を所定の温度に速やかに上昇させることができる。また、本発明の炭化処理装置の稼動を停止しても、熱供給室4内の高温ガスが炭化室2内の温度を一定時間保つことができ、炭化室2内の温度がすぐに低下するのを防止することができる。このことにより、本発明の炭化処理装置を再度稼動させる場合に炭化室2内の温度を所定の温度に速やかに上昇させることができる。つまり、消煙装置3からの排熱を炭化室2へ供給することにより、熱効率を良くして炭化処理に必要な時間を大幅に短縮することができるものである。また、消煙装置3から発生する高温ガスが第1熱供給部11と第2熱供給部12へ送り込まれることによって、高温ガスの熱(排熱)を炉本体1の側外壁7側及び底壁8側から炭化室2内へ付与することができる。さらに、第1高温ガス管13の一部又は全部と第2高温ガス管14の一部又は全部は、炭化室2内を通過するように配設されているので、消煙装置3から第1熱供給部11へ、及び、第1熱供給部11から第2熱供給部12へ、高温ガスを搬送途中も炭化室2内へ熱を供給することができる。
従って、非常に効率良く熱を炭化室2内に供給することができるので、炭化室2内の温度を所定の温度に速やかに上昇させると共に保温することができる。
また、第2熱供給部12へ送り込まれた高温ガスの熱を、水Wへ蓄熱することができる。つまり、本発明の炭化処理装置の稼動を停止後も、蓄熱された水W(温水)から炭化室2へ熱が付与されるので、炭化室2内の温度を長時間保つことができる。従って、本発明の炭化処理装置を再度稼動させた場合に、炭化室2内の温度を速やかに所定温度にまで上昇させることができ、炭化処理に必要な時間を大幅に短縮することができる。
さらに、第2熱供給部12へ送り込まれた高温ガスは水Wに接触して(水溶性の)有害ガスが取り除かれるので、無害ガスとして排気することができる。
本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。 側面図である。 図1に於けるZ−Z断面図である。 構成説明図側面図である。 第2の実施の形態を示す斜視図である。 構成説明図である。
1 炉本体
2 炭化室
3 消煙装置
4 熱供給室
5 投入口
6 蓋部材
7 側外壁
8 底壁
9 底部カバー
10 側方カバー
11 第1熱供給部
12 第2熱供給部
13 第1高温ガス管
14 第2高温ガス管
15 供給流路
16 戻り流路
17 有害ガス除去装置
A 熱エネルギー消費部
G 有機系廃棄物

Claims (2)

  1. 上方開口状の投入口(5)と、該投入口(5)を施蓋する開閉自在の蓋部材(6)と、有機系廃棄物(G)を投入して密閉・無酸素状態で炭化処理する炭化室(2)と、を有する炉本体(1)と、該炉本体(1)の上記炭化室(2)で発生する煙を消煙処理する消煙装置(3)と、上記炉本体(1)の側外壁(7)の周囲及び底壁(8)に配設され上記炉本体(1)へ熱を付与する熱供給室(4)と、を備え、
    該熱供給室(4)は、上記底壁(8)とその下方に設けられる底部カバー(9)との間に形成されると共に第1高温ガス管(13)にて上記消煙装置(3)と連通連結される第1熱供給部(11)と、上記側外壁(7)とその周囲に配設される側方カバー(10)との間に形成されると共に第2高温ガス管(14)にて上記第1熱供給部(11)と連通連結される第2熱供給部(12)と、を設け、上記消煙装置(3)にて発生する高温ガスを上記熱供給室(4)内に誘導するように構成し、
    上記第1高温ガス管(13)の一部又は全部と上記第2高温ガス管(14)の一部又は全部とが、上記炭化室(2)内を通過するように配設され、
    さらに、上記第2熱供給部(12)から熱エネルギー消費部(A)へ上記高温ガスを供給するための供給流路(15)と、上記熱エネルギー消費部(A)からのガスを還流させる戻り流路(16)と、を備え、該戻り流路(16)には有害ガス除去装置(17)が取り付けられていることを特徴とする炭化処理装置。
  2. 上方開口状の投入口(5)と、該投入口(5)を施蓋する開閉自在の蓋部材(6)と、有機系廃棄物(G)を投入して密閉・無酸素状態で炭化処理する炭化室(2)と、を有する炉本体(1)と、該炉本体(1)の上記炭化室(2)で発生する煙を消煙処理する消煙装置(3)と、上記炉本体(1)の側外壁(7)の周囲及び底壁(8)に配設され上記炉本体(1)へ熱を付与する熱供給室(4)と、を備え、
    該熱供給室(4)は、上記底壁(8)とその下方に設けられる底部カバー(9)との間に形成されると共に第1高温ガス管(13)にて上記消煙装置(3)と連通連結される第1熱供給部(11)と、上記側外壁(7)とその周囲に配設される側方カバー(10)との間に形成されると共に第2高温ガス管(14)にて上記第1熱供給部(11)と連通連結される第2熱供給部(12)と、を設け、上記消煙装置(3)にて発生する高温ガスを上記熱供給室(4)内に誘導するように構成し、
    上記第1高温ガス管(13)の一部又は全部と上記第2高温ガス管(14)の一部又は全部とが、上記炭化室(2)内を通過するように配設され
    さらに、上記第2熱供給部(12)内に所定量の水(W)を貯水したことを特徴とする炭化処理装置。
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