JP2002021887A - クラッチ制御用電磁弁の保護方法 - Google Patents

クラッチ制御用電磁弁の保護方法

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JP2002021887A
JP2002021887A JP2000203133A JP2000203133A JP2002021887A JP 2002021887 A JP2002021887 A JP 2002021887A JP 2000203133 A JP2000203133 A JP 2000203133A JP 2000203133 A JP2000203133 A JP 2000203133A JP 2002021887 A JP2002021887 A JP 2002021887A
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clutch
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Nobuhiko Hayashi
暢彦 林
Kazuhiko Kobayashi
一彦 小林
Hiroyuki Arai
裕之 新井
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Isuzu Motors Ltd
Transtron Inc
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Isuzu Motors Ltd
Transtron Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁弁を手動でONするときの電磁弁の過熱、
損傷を防止する。 【解決手段】 本発明は、クラッチを制御すべくコント
ロールユニットによりON/OFFされる電磁弁を、車両整備
等に際し、上記コントロールユニットに接続された手動
スイッチにより、外部からON/OFFするときの電磁弁保護
方法であって、上記電磁弁が手動でONされているときの
ON時間Δt0 ,Δt1 ,…Δtn を積算して積算ON時間
を求め、この積算ON時間に基づき上記電磁弁を所定時間
ΔTC 強制的にOFF するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦型クラッチを
自動断接可能なオートクラッチ車両等に適用されるクラ
ッチ制御用電磁弁の保護方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コントロールユニットの断接指令
に基づいて流体圧アクチュエータにより摩擦クラッチを
自動断接するオートクラッチ車両が公知である(特願平
10-48394号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のオートクラッ
チ車両においてはクラッチ制御用電磁弁が設けられる
が、車両整備等のため作動流体を抜くとき電磁弁を外部
から手動でONするときがある。しかし、このときあまり
長時間通電を続けると電磁弁のコイルが過熱状態とな
り、損傷に至ることが予想される。
【0004】そこで、本発明の目的は、このような電磁
弁手動ONのときの電磁弁の過熱、損傷を防止することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、クラッチを制
御すべくコントロールユニットによりON/OFFされる電磁
弁を、車両整備等に際し、上記コントロールユニットに
接続された手動スイッチにより、外部からON/OFFすると
きの電磁弁保護方法であって、上記電磁弁が手動でONさ
れているときのON時間を積算して積算ON時間を求め、こ
の積算ON時間に基づき上記電磁弁を所定時間強制的にOF
F するものである。
【0006】ここで、上記電磁弁が手動でOFF されてい
るときのOFF 時間を積算して積算OFF 時間を求め、上記
積算ON時間から上記積算OFF 時間を減算して得られた値
を所定値と比較し、この得られた値が上記所定値に達し
たら上記電磁弁を所定時間強制的にOFF するのが好まし
い。
【0007】また、上記電磁弁が手動でOFF されている
ときのOFF 時間を積算して積算OFF時間を求め、上記積
算ON時間から、上記積算OFF 時間に所定の係数を乗じて
得られる値を減算し、この減算によって得られた値を所
定値と比較し、この得られた値が上記所定値に達したら
上記電磁弁を所定時間強制的にOFF するのが好ましい。
【0008】また、上記電磁弁が上記手動スイッチのON
/OFFに応じてON/OFFされ、且つ、手動スイッチON状態が
継続されたとき所定のタイマ時間が経過したら手動スイ
ッチONに拘らず上記電磁弁がOFF され、手動スイッチOF
F と同時にタイマがリセットされるという上記電磁弁の
基本作動を含んでもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0010】図1は本発明が適用されるオートクラッチ
車両の構成図である。このオートクラッチ車両には所謂
セレクティブオートクラッチ装置が搭載されている。セ
レクティブオートクラッチ装置は、クラッチ1に通常の
摩擦クラッチを用い、これをマニュアル断接手段2でマ
ニュアル断接するか、或いは自動断接手段3で自動断接
するように構成されている。図はクラッチ1が接続さ
れ、いずれの手段も作動されてない状態を示す。
【0011】クラッチ1は、そのクラッチフォーク4を
スレーブシリンダ5により往復動させることで、断接方
向にストロークされる。スレーブシリンダ5にはクラッ
チ作動力となる油圧(流体圧)が中間シリンダ6から供
給される。中間シリンダ6は、マスタシリンダ7又は油
圧源8から供給された油圧に応じた油圧をスレーブシリ
ンダ5に送る。マスタシリンダ7はクラッチペダル9の
踏込量(操作量)に応じた油圧を発生し中間シリンダ6
に送る。油圧源8は電気モータ10、油圧ポンプ11、
チェック弁32、電磁弁30,31及びリリーフ弁13
を備え、電子式コントロールユニット14でモータ10
及び電磁弁30,31が駆動制御されて油圧を給排す
る。作動流体としてのオイルはオイルタンク15に溜め
られる。
【0012】電磁弁30,31はコントロールユニット
14でデューティ制御され、ここではノーマルクローズ
のもの、つまりOFF で閉、ONで開となるものが使用され
る。電磁弁30,31はクラッチ接続のために用いられ
る。それぞれの電磁弁30,31は排油ポート径が異な
る。よってこれら電磁弁30,31のON/OFFの組み合わ
せを変えることにより三種類のクラッチ接続速度(低
速、中速又は高速)が選択できる。リリーフ弁13は油
圧が異常上昇したときに開くフェールセーフのためのも
ので、通常は閉じている。
【0013】この構成では、クラッチ1のマニュアル断
接が以下のように行われる。まず図示状態からクラッチ
ペダル9が踏み込まれるとマスタシリンダ7で油圧が発
生する。そしてこの油圧が実線矢印で示すように中間シ
リンダ6の内部のピストン16,17を二つ同時かつ同
方向に押し、中間シリンダ6からペダル踏込量に相当す
る油圧をスレーブシリンダ5に供給させる。するとスレ
ーブシリンダ5では内部のピストン18が押され、これ
によりクラッチフォーク4が押され、クラッチ1はペダ
ル踏込量相当分だけ分断側に操作される。クラッチペダ
ル9の戻し操作を行えば破線矢印で示すようにオイルが
戻されてクラッチ1は接続側に操作される。このとき中
間シリンダ6のピストン16,17がリターンスプリン
グ37で通常位置に押し戻される。このようにしてマニ
ュアル断接が達成され、クラッチペダル9、マスタシリ
ンダ7、中間シリンダ6及びスレーブシリンダ5により
マニュアル断接手段2が構成されることとなる。
【0014】なお、クラッチ1の自動断接方法は後に説
明する。
【0015】クラッチストローク(クラッチ位置)はク
ラッチストロークセンサ19により常時検出されてい
る。クラッチストロークセンサ19はリンク36を介し
てクラッチフォーク4により動作されるポテンショメー
タである。クラッチストロークセンサ19は、クラッチ
ストロークが分断側ほど大きな電圧を出力するようにな
っている。また中間シリンダ6の出口部に油圧スイッチ
33が設けられる。これは中間シリンダ6の出口圧があ
る設定値まで上昇したときONとなる。これらセンサ19
及びスイッチ33の信号はコントロールユニット14に
送られる。
【0016】この車両には通常の変速機(マニュアルト
ランスミッション)20が装備される。変速機20は、
リンクやワイヤケーブル等の機械的連結手段57を介し
てシフトレバー23に機械的に連結され、運転手による
シフトレバー操作に連動して変速操作される。
【0017】シフトレバー23はシフトレバー装置21
の一部である。即ち、シフトレバー装置21は、シフト
レバー23とその把持部分をなすシフトノブ22、及び
シフトノブ22に内蔵されたノブスイッチ62を備え
る。シフトノブ22はシフトレバー23に対しシフト方
向に僅かに揺動(首振り)可能で、通常は内蔵スプリン
グでセンター位置に保持されるが、所定のシフト力が加
えられたとき揺動し、ノブスイッチ62をONさせるよう
になっている。
【0018】変速機20には、内部のシフターレバーの
シフト方向のストロークを検出するためのシフトストロ
ークセンサ34と、シフターレバーがニュートラル位置
にあることを検出するためのニュートラルスイッチ24
と、シフターレバーのセレクト方向のストロークを検出
するためのセレクトストロークセンサ35とが設けられ
る。これらセンサやスイッチの信号に基づきコントロー
ルユニット14が変速機20の現在のギヤ段(現ギヤ
段)を検出する。
【0019】ここでクラッチ1の自動断接方法を説明す
る。所定ギヤ段で走行中、運転手が変速しようとしてシ
フトノブ22にシフト力を与えたとする。するとシフト
ノブ22が微小揺動してノブスイッチ62がONとなり、
これを合図にコントロールユニット14は自動断接手段
3にクラッチ断指令を送り、具体的にはモータ10を起
動する。すると油圧ポンプ11が起動されて油圧を発生
し、この油圧が実線矢印で示すようにチェック弁32を
押し開けて中間シリンダ6に至る。中間シリンダ6では
ピストン16,17を離間方向に押動する。これによっ
て出口側のピストン17がさらに出口側のオイルを加圧
し、スレーブシリンダ5に供給する。こうなるとスレー
ブシリンダ5のピストン18がクラッチフォーク4を押
してクラッチ1を分断する。
【0020】コントロールユニット14は、クラッチス
トロークセンサ19の信号によりクラッチ完断を認識す
るとモータ10を停止する。この後チェック弁32で油
圧が保持されクラッチ1が断保持される。この間運転手
による継続的なシフトレバー操作が行われ変速機20が
次のギヤ段に入れられる。
【0021】コントロールユニット14は、シフトスト
ロークセンサ34及びセレクトストロークセンサ35の
信号からギヤインを認識したと同時に、自動断接手段3
にクラッチ接指令を送り、クラッチ1の接続制御を開始
する。具体的には少なくともいずれかの電磁弁30,3
1をONとし、破線矢印で示すようにスレーブシリンダ5
から油圧を排出させ、クラッチフォーク4を戻してクラ
ッチ1を接続する。このとき、クラッチの接続状態やア
クセルの踏み加減、ひいてはエンジンや車両の運転状態
等を加味し、最適な電磁弁30,31のON/OFFの組み合
わせが選択され、且つそれら電磁弁へのデューティ制御
が行われる。これによりクラッチが最適速度で接続され
ることになる。
【0022】このように、油圧源8、中間シリンダ6及
びスレーブシリンダ5が自動断接手段3をなす。
【0023】なお、マニュアル断接と自動断接との切替
えは車室内に設けられた切替スイッチ25によって行わ
れる。
【0024】アクセルペダル38の踏込量即ちアクセル
開度を検出するためのアクセル開度センサ39が設けら
れる。アクセル開度センサ39はポテンショメータで、
アクセル開度に比例した電圧信号を出力する。またアク
セルペダル付近にアクセルアイドルスイッチ40が付設
され、これはアクセルペダル38がアイドル領域にある
ときON、アイドル領域以上踏み込まれたときOFF とな
る。これらセンサ39及びスイッチ40の出力はコント
ロールユニット14に送られる。
【0025】アクセルペダル38はエンジン出力制御機
構41にワイヤ、リンク等の機械的連結手段42を介し
て機械的に連結されている。ここではエンジン43がデ
ィーゼルエンジンで、エンジン出力制御機構41は燃料
噴射ポンプ44に付設されたメカニカルガバナとされ
る。ただしガソリンエンジンとすることは可能で、この
場合はエンジン出力制御機構がスロットルバルブとな
る。エンジン43にはエンジン回転速度(具体的にはク
ランクシャフト回転速度)を検出するためのエンジン回
転速度センサ45が設けられ、その出力はコントロール
ユニット14に送られる。
【0026】また、変速機20に、そのアウトプットシ
ャフト回転速度を検知するためのアウトプットシャフト
回転センサ63が設けられ、コントロールユニット14
はこのアウトプットシャフト回転センサ63の出力に基
づき車速を換算する。
【0027】さて、このように構成されたオートクラッ
チ車両では、車両整備等に際し油圧系統からクラッチ作
動流体としてのオイルを抜くため、或いはオイルのエア
抜きを行うため、モータ10と、電磁弁30,31(そ
の一方又は両方)とを外部から手動でON/OFFできるよう
になっている。即ち、コントロールユニット14に手動
スイッチ63が接続可能であり、この手動スイッチ63
のON/OFFに応じてモータ10及び電磁弁30,31がON
/OFFされる。
【0028】ここで手動スイッチ63には所謂シーソー
型のスイッチが用いられ、スイッチの切替えによりモー
タON且つ電磁弁OFF 、或いはモータOFF 且つ電磁弁ONと
いう状態が交互に現れるようになっている。モータON
(電磁弁OFF )とすると油圧ポンプ11が起動されて中
間シリンダ6のピストン17が駆動され、ピストン17
とスレーブシリンダ5間が加圧され、この部分の適宜の
場所(例えばスレーブシリンダ5)に設けられたブリー
ザ(図示せず)からオイル及びエアが排出される。逆に
モータOFF とすると電磁弁ONとなり中間シリンダ6のピ
ストン17が戻されると共にオイルがオイルタンク15
に戻される。この動作を1回乃至数回行ってオイル又は
エア抜きを行う。
【0029】なお、スイッチの種類やモータ10及び電
磁弁30,31のON/OFFの仕方はこれに限定されない。
スイッチはシーソー型の他プッシュ式等としてもよい。
【0030】このようなオイル抜きないしエア抜き作業
に際し、従来電磁弁30,31の基本作動は図2に示す
如きであった。時刻t0 において、手動スイッチ63の
電磁弁側をONにすると(以下単にこれを手動スイッチON
という)、コントロールユニット14から電磁弁(M/
V)30,31に所定電圧(ここでは24V)、所定デ
ューティ比の駆動電流が送られ、電磁弁30,31が実
質的にONされる。手動スイッチONの間はこのような通電
状態が継続されるが、所定のタイマ時間Δt(ここでは
5秒)が経過すると手動スイッチONでも通電が中止され
る。これ以上通電を行いたいときはスイッチを一旦OFF
し、再びスイッチをONすればよい。スイッチOFF と同時
にタイマがリセットされ、再度通電可能となるからであ
る。なお、電磁弁駆動電流のデューティ比は様々な値に
することができ、図示例のような中間デューティ比以外
に100 %にすることも可能である。
【0031】しかし、図3に示すように、作業者がタイ
マアップする度にスイッチのOFF 、ON(時刻t1
2 )を繰り返せば、実質連続的且つ無制限に電磁弁3
0,31をONすることができる。このため、電磁弁3
0,31特にその電磁コイルが異常に温度上昇し、過
熱、損傷を引き起こす可能性がある。通常は1回乃至数
回のタイマ時間で作業が終了し、このような使われ方は
しないが、稀にこのような使われ方をしたとき電磁弁が
損傷する虞があり、信頼性上も好ましくない。
【0032】そこで、本装置では以下のようにして電磁
弁を保護する。即ち、図4に示すように、電磁弁30,
31が手動でONされたとき、コントロールユニット14
内の別のタイマでそのON時間を積算する。図示例では、
時刻t0 から積算開始となり、各回の電磁弁ON時間Δt
0 ,Δt1 ,…Δtn が順次積算されている。そして各
ON時間の間のOFF 時間Δt OFF0 ,Δt OFF1 ,…Δt
OFFn-1 も積算する。これらの積算は各時間毎に連続し
て行う。次に、以下式 ΔTON=(Δt0 +Δt1 +…+Δtn )−α(Δt O
FF0 +Δt OFF1 +…+Δt OFFn-1 ) により累積ON時間ΔTONを算出していき、この累積ON時
間ΔTONが一定値(累積しきい値)ΔTU に達したら、
その後は手動スイッチONに拘らず、電磁弁30,31を
所定時間ΔTC だけ強制的にOFF する。コントロールユ
ニット14内のさらに別のタイマで時間ΔTC のカウン
トが終了したら、その後は通常通り手動スイッチのON/O
FFに応じた電磁弁のON/OFFを許容する。なお、ここでも
図2で説明した電磁弁の基本作動は同じである。
【0033】ΔTU 、ΔTC はコントロールユニット1
4に予め記憶された設定値である。ΔTU としては、電
磁弁が実質的に連続通電されても過度に温度上昇しない
ような時間が設定される。当然このΔTU は先のタイマ
時間Δtより長い。またΔTC としては、温度上昇した
電磁弁を冷却するのに十分な時間が設定される。このΔ
C は冷却時間と称される。
【0034】ここで、上記式では積算OFF 時間(Δt O
FF0 +Δt OFF1 +…+Δt OFFn-1 )に係数αを乗じ
た値を、積算ON時間(Δt0 +Δt1 +…+Δtn )か
ら減じ、これによって得られた値ΔTONを累積しきい値
ΔTU と比較して強制OFF の必要性を判断している。こ
れは、各回毎のON時間の長さによって電磁弁の上昇温度
が変わり、また各回毎のOFF 時間の長さによっても電磁
弁の下降温度が変わるため、これらを加味してより正確
な電磁弁温度を推定するためである。係数αは、ここで
は電磁弁の温度上昇特性及び下降特性を考慮して、最適
な一定値が実験等によって定められている。ただし係数
αは各ON時間又はOFF 時間をパラメータとした関数とす
ることも可能である。
【0035】もっとも、より簡単には、単に積算ON時間
が所定値に達したら電磁弁を強制OFF するようにしても
よく、また積算ON時間から積算OFF 時間を減じて得られ
る値が所定値に達したら電磁弁を強制OFF するようにし
てもよい。しかしながら、本実施形態の方法の方が、電
磁弁の温度をより正確に推定し、的確に過熱損傷を防止
できる点で有利と言える。
【0036】上記によれば、図4の如く作業者により連
続通電状態が実行されても、一定時間ΔTU の経過によ
り電磁弁が自動的にOFF され、電磁弁の過熱、損傷が防
止され、信頼性を向上できる。また発熱による電磁弁の
性能劣化も防止される。そして一定の冷却時間ΔTC
経過した後は自動的に元の状態に復帰でき、何等支障な
く作業を再開することができる。
【0037】以上、本発明は他にも様々な実施の形態を
採ることが可能である。例えばクラッチの形式は上記摩
擦クラッチに限られず、湿式多板クラッチ等も可能であ
る。作動流体もエア等各種流体が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、電磁弁を
手動でONするとき電磁弁の過熱、損傷を防止でき、信頼
性を向上できるという優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるオートクラッチ車両の全体
構成図である。
【図2】電磁弁の基本作動の内容を示すタイムチャート
である。
【図3】従来の電磁弁の連続通電状況を示すタイムチャ
ートである。
【図4】本装置における電磁弁の連続通電状況を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1 クラッチ 5 スレーブシリンダ 8 油圧源 10 電気モータ 11 油圧ポンプ 14 コントロールユニット 19 クラッチストロークセンサ 30,31 電磁弁 63 手動スイッチ Δt タイマ時間 Δt0 ,Δt1 ,Δtn ON時間 Δt OFF0 ,Δt OFF1 ,Δt OFFn-1 OFF 時間 ΔTON 累積ON時間 ΔTU 累積しきい値 ΔTC 冷却時間 α 係数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 一彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 株式会社トランストロン内 (72)発明者 新井 裕之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 株式会社トランストロン内 Fターム(参考) 3H106 DA07 DA13 EE13 EE48 FA02 FB21 KK03 KK17 3J057 AA07 BB03 GA80 GB40 GE10 HH02 JJ01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチを制御すべくコントロールユニ
    ットによりON/OFFされる電磁弁を、車両整備等に際し、
    上記コントロールユニットに接続された手動スイッチに
    より、外部からON/OFFするときの電磁弁保護方法であっ
    て、上記電磁弁が手動でONされているときのON時間を積
    算して積算ON時間を求め、この積算ON時間に基づき上記
    電磁弁を所定時間強制的にOFF することを特徴とするク
    ラッチ制御用電磁弁の保護方法。
  2. 【請求項2】 上記電磁弁が手動でOFF されているとき
    のOFF 時間を積算して積算OFF 時間を求め、上記積算ON
    時間から上記積算OFF 時間を減算して得られた値を所定
    値と比較し、該得られた値が上記所定値に達したら上記
    電磁弁を所定時間強制的にOFF する請求項1記載のクラ
    ッチ制御用電磁弁の保護方法。
  3. 【請求項3】 上記電磁弁が手動でOFF されているとき
    のOFF 時間を積算して積算OFF 時間を求め、上記積算ON
    時間から、上記積算OFF 時間に所定の係数を乗じて得ら
    れる値を減算し、この減算によって得られた値を所定値
    と比較し、該得られた値が上記所定値に達したら上記電
    磁弁を所定時間強制的にOFF する請求項1又は2記載の
    クラッチ制御用電磁弁の保護方法。
  4. 【請求項4】 上記電磁弁が上記手動スイッチのON/OFF
    に応じてON/OFFされ、且つ、手動スイッチON状態が継続
    されたとき所定のタイマ時間が経過したら手動スイッチ
    ONに拘らず上記電磁弁がOFF され、手動スイッチOFF と
    同時にタイマがリセットされるという上記電磁弁の基本
    作動を含む請求項1乃至3いずれかに記載のクラッチ制
    御用電磁弁の保護方法。
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