JP2002021588A - スロットルボデー - Google Patents

スロットルボデー

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JP2002021588A
JP2002021588A JP2000243422A JP2000243422A JP2002021588A JP 2002021588 A JP2002021588 A JP 2002021588A JP 2000243422 A JP2000243422 A JP 2000243422A JP 2000243422 A JP2000243422 A JP 2000243422A JP 2002021588 A JP2002021588 A JP 2002021588A
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JP
Japan
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throttle body
welding
parts
joining
main body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000243422A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamasa Osako
忠政 大迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め組み付けられた機能部品に機能的な損傷
を与えることなく、スロットルボデー部品を溶着固定す
るための構造および方法を提供する。 【解決手段】 本体2およびカバー3の接合部2a、3
aを熱板溶着により溶着することにより、予め組み付け
られた機能部品に振動による機能的損傷を与えることが
ない。また、本体2およびカバー3の接合部2a、3a
の内側に、隔離溝2c、3cを隔てて接合部2a、3a
の接合面2b、3bより所定の引っ込み代Bの当接面2
e、3eを有する当接部2d、3dを設けたので、溶着
時に生じる樹脂溶滓が当接した当接部2d、3dに阻ま
れ、隔離溝2c、3c内に滞留するので本体2内に侵入
することがなく機能部品の機能を損なうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のスロット
ルボデーを構成する部品の溶着に関し、詳しくは、予め
組み付けられた機能部品に影響を及ぼさない溶着構造お
よび方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製の部品同士を接合する方法と
しては、接合部を加熱して溶融させた後接合し冷却させ
て固定する、いわゆる溶着により接合する方法が公知で
ある。接合部を溶融させる方法としては、摩擦、振動等
による方法があるが、一般的には、設備費用が比較的少
なく、作業工数のかからない振動による溶融が多く用い
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す電動式スロットルボデーのように、スロットルボデ
ー11の本体12に予めギアー4a、4b、モータ5、
スロットルセンサ6等々の機能部品を組み付けた後、本
体12にカバー13を振動溶着により固定して機能部品
を覆うような場合には、溶着部12a、13aを加熱す
るために加えられる振動により、予め組み付けられた機
能部品が振動し、緩みまたは位置ズレあるいは歪等が生
じ機能を損なうおそれがある。また、溶着時に溶着部1
2a、13aから生じた樹脂溶滓が本体12内部に欠け
落ち、機能部品の摺動部等に挟まり機能を損なうおそれ
がある。そこで本発明は、予め組み付けられた機能部品
に機能的な損傷を与えることなく、スロットルボデー部
品を溶着固定する構造および方法を提供することを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、スロットルボデーの本
体に予め機能部品が組み付けられた後、前記本体の接合
部と前記機能部品を覆うためのカバーの接合部とを溶着
により固定するスロットルボデーにおいて、前記本体お
よび前記カバーの接合部を熱板溶着により溶着すること
を特徴とする。また、請求項2の発明は、前記本体およ
び前記カバーの前記接合部の内側に、隔離溝を隔てて前
記接合部の接合面より所定の引っ込み代の当接面を有す
る当接部を設けたことを特徴とする。また、請求項3の
発明は、前記接合部の幅を1.5〜5.0mm、前記当
接面の引っ込み代を0.3〜0.8mmとしたことを特
徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
にかかるスロットルボデーの接合部の拡大断面図で、図
2はその接合前と接合後の拡大断面図である。なお、機
能部品等は図示しない。図1(b)において、スロット
ルボデー1の本体2の上部開口端には溶着によりカバー
3に接合する接合部2aが設けられ接合面2bを形成し
ている。接合部2aの内側には、溶着時に溶着部から生
じた樹脂溶滓を滞留させるための隔離溝2cが刻設され
ている。
【0006】さらに、接合部2aの内側には隔離溝2c
を隔てて当接部2dが設けられ、当接面2eを形成して
いる。当接面2eは所定の引っ込み代B(接合面2bに
おいては溶着代となる)を有して接合面2bよりも引っ
込んで形成されている。図1(a)に示すカバー3にも
本体2の接合部2a、隔離溝2c、当接部2dに対応す
る位置に、同形状の接合部3a、接合面3b、隔離溝3
c、当接部3d、当接面3eが引っ込み代Bで形成さ
れ、溶着時には本体2と接合されるよう構成されてい
る。
【0007】次に、本実施形態の作用について図2を参
照して説明する。本体2に図3に示すギアー4a、4
b、モータ5、スロットルセンサ6等の機能部品が組み
付けられた後(図示せず)、図2(a)の状態で本体2
およびカバー3に設けられた接合面2b、3bが不図示
の熱板により加熱溶融される。接合面2b、3bが適度
に溶融すると本体2にカバー3が押圧され、接合面2
b、3bが互いに溶け合い当接面2e、3eが当接し、
図2(b)の状態で突き合わされる。当接面2e、3e
が当接するとそれ以上は溶着は進行せず、本体2とカバ
ー3の接合面2b、3bは冷却されて固着される。した
がって、溶着の行き過ぎによる位置ズレが防止され、本
体2とカバー3は正しい位置で固着される。接合面2
b、3bから生じた樹脂溶滓は、当接面2e、3eが密
着した当接部2d、3dにより阻止され、隔離溝2c、
3c内に滞留して本体2内部には入らない。
【0008】なお、接合部2a、3aの寸法について
は、接合部2a、3aの幅および当接面2e、3eの引
っ込み代Bを変えて接合状態および溶着強度を調査し
た。その結果、接合部2a、3aの幅を1.5〜5.0
mm、当接面2e、3eの引っ込み代を0.3〜0.8
mmが実用上適切で、幅5.0mm、引っ込み代0.5
mmの条件が最適であった。すなわち、引っ込み代Bが
0.8mm以上になると溶着部分が多くなり樹脂溶滓が
多量に発生して本体2内部に侵入するおそれがあるとと
もに、当接面2e、3eが当接するまで溶着させるには
接合部2a、3aをより高温に熱する必要があり、周囲
の部品に悪い影響を及ぼすおそれがある。また、引っ込
み代Bが0.3未満であると溶着部分が少なくなり所定
の溶着強度を保てなくなる。接合部2a、3aの幅は引
っ込み代Bの寸法に応じて所定の溶着強度が保てるよう
適宜決定される。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。すなわち、スロットルボデーの
本体に予め組み付けられた機能部品に、振動を与えるこ
となくスロットルボデー部品を溶着することができるの
で、機能部品の機能を損なうことがない。また、溶着時
に接合部から生じた樹脂溶滓は、当接部に遮られて隔離
溝内に滞留するので、本体内に侵入することがなく機能
部品の機能を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるスロットルボデー
の接合部の拡大断面図で、図3のA部に相当する。
【図2】図2(a)は本発明の一実施形態にかかるスロ
ットルボデーの接合部の接合前の状態を示す拡大断面図
である。図2(b)は本発明の一実施形態にかかるスロ
ットルボデーの接合部の接合後の状態を示す拡大断面図
である。
【図3】従来のスロットルボデーの上面横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スロットルボデー 2 本体 2a 接合部 2b 接合面 2c 隔離溝 2d 当接部 2e 当接面 3 カバー 3a 接合部 3b 接合面 3c 隔離溝 3d 当接部 3e 当接面 4a ギアー 4b ギアー 5 モータ 6 スロットルセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルボデーの本体に予め機能部品
    が組み付けられた後、前記本体の接合部と前記機能部品
    を覆うためのカバーの接合部とを溶着により固定するス
    ロットルボデーにおいて、前記本体および前記カバーの
    接合部を熱板溶着により溶着することを特徴とするスロ
    ットルボデーおよびスロットルボデー部品の固定方法。
  2. 【請求項2】 前記本体および前記カバーの前記接合部
    の内側に、隔離溝を隔てて前記接合部の接合面より所定
    の引っ込み代の当接面を有する当接部を設けたことを特
    徴とする請求項1記載のスロットルボデーおよびスロッ
    トルボデー部品の固定方法。
  3. 【請求項3】 前記接合部の幅を1.5〜5.0mm、
    前記当接面の引っ込み代を0.3〜0.8mmとしたこ
    とを特徴とする請求項2記載のスロットルボデー。
JP2000243422A 2000-07-05 2000-07-05 スロットルボデー Withdrawn JP2002021588A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116424A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha スロットルボデー及びオープナー開度調整方法並びにスロットルボデーの製造方法
JP2008032539A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Aisan Ind Co Ltd 回転角センサ用センサロータ、スロットルポジションセンサ、デバイスユニット及びエンジンの吸気装置

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