JP2002021500A - トンネル圧力波低減構造、及びトンネルの圧力波低減方法 - Google Patents

トンネル圧力波低減構造、及びトンネルの圧力波低減方法

Info

Publication number
JP2002021500A
JP2002021500A JP2000206227A JP2000206227A JP2002021500A JP 2002021500 A JP2002021500 A JP 2002021500A JP 2000206227 A JP2000206227 A JP 2000206227A JP 2000206227 A JP2000206227 A JP 2000206227A JP 2002021500 A JP2002021500 A JP 2002021500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
pressure wave
micro
side wall
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000206227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3516638B2 (ja
Inventor
Masanori Iida
雅宣 飯田
Takeshi Matsumura
豪 松村
Takashi Fukuda
傑 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2000206227A priority Critical patent/JP3516638B2/ja
Publication of JP2002021500A publication Critical patent/JP2002021500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3516638B2 publication Critical patent/JP3516638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車突入時のトンネル坑口等における微気圧
波や突入波を低減し得るトンネル圧力波低減構造、及び
トンネルの圧力波低減方法を提供する。 【解決手段】 微気圧波等低減構造物10の延設方向の
全体の断面を拡大し、複線型トンネル81の延設方向に
平行に延びるトンネル中心線81aに垂直な横断面にお
いて、拡大された部分の微気圧波等低減構造物10の中
心線10cの位置が、突入してくる列車84の列車走行
中心線84aの水平投影位置と一致するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新幹線列車等の移
動物体(以下、「移動体」という。)がトンネル内に突
入した場合に、突入したトンネル出入口とは反対側トン
ネル出入口等から外部へ放射される圧力波(以下、「微
気圧波」という。)、及び突入したトンネル出入口等か
ら外部へ放射される圧力波(以下、「突入波」とい
う。)を低減させるためのトンネル圧力波低減構造、及
びトンネルの圧力波低減方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8(A)に示すように、地山80に形
成されたトンネル81の空間内に新幹線等の列車84が
トンネル入出端E1から突入した場合には、列車84の
進行方向前方(図8(A)における列車84の右方)と
なるトンネル内の空気は、圧縮・膨張される。これによ
り、図8(C)に示すような圧力値を示す空気の圧力波
W1がトンネル内を図の右方向へ伝播し、トンネル入出
端E2からトンネルの外部へ放射される。
【0003】この際、トンネル外部へ放射される波W2
は、突入時の微気圧波と呼ばれ、図8(D)に示すよう
に、圧力のピーク値a、bを持つ低周波の圧力波であ
り、ほぼ無指向性であり、トンネル入出端E2の周辺に
おいて衝撃的な低音として聴取されたり、民家等のガラ
ス窓等の物体に振動を与える場合がある。
【0004】上記した微気圧波を防止するため、従来
は、トンネル入出端(トンネル坑口)E1から外部方向
にフード状(筒状)の構造物(以下、「微気圧波緩衝
工」という。)を設けていた。このような微気圧波緩衝
工により、列車84のトンネルへの突入時のトンネル内
空気の圧縮・膨張作用は緩和され、トンネル入出端から
トンネル外部へ放射される微気圧波の発生、又は微気圧
波により発生した低周波音や振動のレベルが抑えられて
いた。
【0005】また、従来のトンネルにおいては、図8
(A)に示すように、地山80に形成されたトンネル8
1内のトンネル空間内に列車84がトンネル入出端E1
から突入した場合には、列車84の進行方向後方(図8
(A)における列車84の左方)のトンネル外部へ、空
気の圧力波W3が放射される。
【0006】この圧力波W3は、図8(B)に示すよう
に、圧力のピーク値c、dを持つ波であり、微気圧波W
2とは正のピークと負のピークが逆転している。以下、
この圧力波W3を「突入波」という。突入波W3は、通
常は微気圧波よりも弱い圧力波であり、指向性を有して
おり、トンネル入出端E1を挟んで地山80の側、例え
ば位置P11における圧力値の方が、トンネル坑口の外
部側(図8におけるトンネル入出端E1の左側)の圧力
値よりも大きくなっている。
【0007】上記した突入波を防止するため、出願人
は、上記した微気圧波緩衝工に鍔状のフランジ構造物を
設けた構造(以下、「突入圧波低減構造」という。)を
提案している(特願平11−293266号参照)。こ
のような突入圧波低減構造により、列車84のトンネル
への突入時にトンネル入出端からトンネル外部へ放射さ
れる突入波により発生した低周波音や振動のレベルが抑
えられることが認められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した微気圧波緩衝
工や突入圧波低減構造(以下、「微気圧波等低減構造
物」という。)により微気圧波や突入波の対策が検討さ
れてきたが、近年、新幹線列車等の高速化が進むにつ
れ、上記した微気圧波、突入波の影響が増大しており、
より有効な低減対策が必要となっている。
【0009】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、列
車突入時のトンネル坑口等における微気圧波や突入波を
低減し得るトンネル圧力波低減構造、及びトンネルの圧
力波低減方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るトンネル圧力波低減構造は、複線型ト
ンネルのトンネル坑口に設けられる微気圧波等低減構造
物の断面を所定の形状とすることにより構成されるトン
ネル圧力波低減構造であって、前記微気圧波等低減構造
物の延設方向の一部又は全体の断面を拡大し、前記複線
型トンネルの延設方向に平行に延びるトンネル中心線に
垂直な横断面において、前記拡大された部分の微気圧波
等低減構造物の中心線の位置が、移動体が突入してくる
方の移動体走行中心線の水平投影位置に近い位置となる
ようにし、前記微気圧波等低減構造物に突入する移動体
により前記複線型トンネルの外部へ放射される圧力波で
ある微気圧波又は突入波を低減させることを特徴とす
る。
【0011】上記のトンネル圧力波低減構造において、
好ましくは、前記微気圧波等低減構造物の断面の拡大
は、前記移動体が突入してくる側の前記微気圧波等低減
構造物の側壁部である第1微気圧波等低減構造物側壁部
のみを前記トンネル中心線に対して垂直でかつ前記トン
ネル中心線から前記第1微気圧波等低減構造物側壁部へ
向かう方向である第1側壁方向に拡大することと、前記
第1微気圧波等低減構造物側壁部を前記第1側壁方向に
拡大するとともに、前記第1微気圧波等低減構造物側壁
部とは反対側となる前記微気圧波等低減構造物の側壁部
である第2微気圧波等低減構造物側壁部を前記第1側壁
方向とは逆方向である第2側壁方向に拡大し、かつ、前
記第1微気圧波等低減構造物側壁部の拡大量を前記第2
微気圧波等低減構造物側壁部の拡大量よりも大きく設定
することを含む。
【0012】また、上記のトンネル圧力波低減構造にお
いて、好ましくは、前記横断面上での前記トンネル中心
線の位置と前記移動体走行中心線の水平投影位置との距
離をδとし、前記横断面上での前記トンネル中心線の位
置から、前記拡大された部分の微気圧波等低減構造物の
中心線の位置までの距離をxとしたとき、xは、 0.3δ≦x≦1.7δ の範囲の適宜の値に設定される。
【0013】また、上記のトンネル圧力波低減構造にお
いて、好ましくは、前記xは、 0.75δ≦x≦1.25δ の範囲の適宜の値に設定される。
【0014】また、上記のトンネル圧力波低減構造にお
いて、好ましくは、前記拡大された部分の微気圧波等低
減構造物の延設方向の長さは、一般部のトンネルの内空
断面と等面積の円の半径の値以上の値に設定される。
【0015】また、上記のトンネル圧力波低減構造にお
いて、好ましくは、前記拡大された部分の微気圧波等低
減構造物の側壁部は、トンネル延設方向に沿って適宜に
縮径し、拡大されていない一般部の微気圧波等低減構造
物の側壁部に連続的又は不連続的に接続することによ
り、略ホーン状をなす。
【0016】また、上記のトンネル圧力波低減構造にお
いて、好ましくは、前記微気圧波等低減構造物の側壁部
又は天井部若しくはこれら両者の一部を切除することに
より形成された1又は複数の開口部を有する。
【0017】また、上記のトンネル圧力波低減構造にお
いて、好ましくは、前記開口部の開口形状は、いずれか
の方向に細長く延びるスリット状に形成される。
【0018】また、上記のトンネル圧力波低減構造にお
いて、好ましくは、前記開口部の短辺の幅は、前記スリ
ットの長手方向において値が連続的又は不連続的に変化
する。
【0019】また、本発明に係るトンネルの圧力波低減
方法は、複線型トンネルのトンネル坑口に設けられる微
気圧波等低減構造物の断面を所定の形状とすることによ
り実現されるトンネルの圧力波低減方法であって、前記
微気圧波等低減構造物の延設方向の一部又は全体の断面
を拡大し、前記複線型トンネルの延設方向に平行に延び
るトンネル中心線に垂直な横断面において、前記拡大さ
れた部分の微気圧波等低減構造物の中心線の位置が、移
動体が突入してくる方の移動体走行中心線の水平投影位
置に近い位置となるようにし、前記微気圧波等低減構造
物に突入する移動体により前記複線型トンネルの外部へ
放射される圧力波である微気圧波又は突入波を低減させ
ることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態であるトンネ
ル圧力波低減構造の構成を示す図であり、図1(A)は
トンネル坑口付近の横断面図を、図1(B)はトンネル
坑口付近の上方から見た縦断面図を、それぞれ示してい
る。
【0022】図1に示す実施形態では、トンネル圧力波
低減構造は、複線型のトンネル81のトンネル坑口に設
けられる微気圧波等低減構造物10の断面を所定の形状
とすることにより構成されている。
【0023】すなわち、図1に示す実施形態では、微気
圧波等低減構造物10のうち、列車84が進入してくる
側の側壁部(以下、「第1微気圧波等低減構造物側壁
部」という。)10aが、トンネル中心線81aに対し
て垂直でかつトンネル中心線81aから第1微気圧波等
低減構造物側壁部10aへ向かう方向、すなわち図1に
おける右から左へ向かう方向に拡大されている。以下、
この方向を、「第1側壁方向」という。トンネル中心線
81aは、図1(B)に示すように、複線型のトンネル
81の延設方向に平行に延びる線であり、トンネル81
の底部の中央を通る線である。
【0024】図1に示す実施形態では、第1微気圧波等
低減構造物側壁部10aの第1側壁方向への拡大は、図
1(B)に示すように、微気圧波等低減構造物10の延
設方向(図1(B)における上下方向)の全体にわたっ
ている。
【0025】上記のように構成することにより、トンネ
ル中心線81aに垂直な横断面、すなわち図1(A)に
おいて、上記のように延設方向全体にわたって拡大され
た微気圧波等低減構造物10の中心線10cの位置は、
トンネルに突入してくる列車84の走行中心線84aの
水平投影位置(地面Gへの投影位置)と一致している
(図1(B)参照)。すなわち、トンネルに突入してく
る列車84は、まず微気圧波等低減構造物10の中心に
突入し、その後、トンネル81に進入することになる。
ここに、列車走行中心線84aは、移動体走行中心線に
相当している。
【0026】次に、図1の実施形態のトンネル圧力波低
減構造(微気圧波等低減構造物10)の作用について、
図2、3を参照しつつ説明する。図2(A)、図2
(B)は、仮想的なトンネル91の構成を示したもので
ある。図2(A)、図2(B)に示すように、このトン
ネル91は、半径Rが5mの円筒形を有している。
【0027】上記の仮想的なトンネル91の端部開口か
ら、仮想的な列車94又は95を突入させた場合のトン
ネル91内の圧力等を計算によってシミュレーションし
た結果が図3のグラフである。図3(A)はトンネル内
の空気の圧力の経時変化を、図3(B)はトンネル内の
空気の圧力勾配の経時変化を、それぞれ示している。圧
力勾配とは、圧力を時間で微分した値、すなわち圧力の
時間変化率である。また、図3(A)、図3(B)にお
いて、実線の曲線は、トンネル91の中心線からの距離
Dが零の位置で列車が突入する場合(図2(B)におけ
る列車94の場合)を示している。また、図3(A)、
図3(B)において、破線の曲線は、トンネル91の中
心線からの距離DがR/2の位置で列車が突入する場合
(図2(B)における列車95においてD=R/2の場
合)を示している。また、仮想的な列車94又は95の
トンネル91への突入速度は、新幹線列車の速度(30
0km/時程度)に相当する値とした。
【0028】図3(A)、図3(B)に示す計算シミュ
レーションの結果からわかるように、実線の曲線、すな
わちトンネル91の中心線の位置で列車が突入する場合
は、破線の曲線、すなわちトンネル91の中心線からず
れた位置で列車が突入する場合に比べ、図3(A)に示
すようにトンネル内の空気圧力の経時変化が緩やかであ
る。また、実線の曲線、すなわちトンネル91の中心線
の位置で列車が突入する場合は、破線の曲線、すなわち
トンネル91の中心線からずれた位置で列車が突入する
場合に比べ、図3(B)に示すようにトンネル内の空気
の圧力勾配のピーク値が低い。
【0029】従来の研究結果等によれば、列車がトンネ
ルに突入する際に突入側とは反対側のトンネル坑口等か
らトンネル外部へ放射される突入時の微気圧波(図8に
おける波W2)は、列車の突入により圧縮されるトンネ
ル内の空気の圧力勾配に比例することが確認されてい
る。図1の実施形態の圧力波低減構造(微気圧波等低減
構造物10)では、図3(B)に示すようにトンネル内
の空気の圧力勾配のピーク値を、従来の場合(トンネル
の中心線からずれた位置で列車が突入する複線型トンネ
ルの場合)よりも低くすることができるから、列車突入
時の微気圧波を従来の複線型トンネルの場合よりも低減
させることができると考えられる。
【0030】また、図1の実施形態のトンネル圧力波低
減構造は、列車が突入する側のトンネル側壁81bと列
車84との距離よりも、列車が突入する側の第1微気圧
波等低減構造物側壁部10aと列車84との距離の方が
大きいことから、列車がトンネルに突入する際に突入側
のトンネル坑口等からトンネル外部へ放射される突入波
(図8における波W3)についても低減可能である。な
お、このことは模型実験によって確認されている。
【0031】図1の実施形態では、微気圧波等低減構造
物10の中心線10cの位置は、トンネルに突入してく
る列車84の走行中心線84aの位置と一致していた
が、微気圧波等低減構造物10の中心線10cの位置が
上記の位置以外であっても、微気圧波又は突入波を低減
させることは可能であることが、計算シミュレーション
等により認められた。
【0032】すなわち、図4に示すように、トンネル中
心線81aの位置と列車走行中心線84aの水平投影位
置との距離をδとし、トンネル中心線81aの位置か
ら、拡大された部分の微気圧波等低減構造物の中心線1
0cの位置までの距離をxとすると、xは、0.3δ≦
x≦1.7δの範囲で効果があることがわかった。xが
0.3δの位置がP1であり、xが1.7δの位置がP
2であるから、微気圧波等低減構造物の中心線10cの
位置が、P1とP2の間の範囲となるように設定すれば
微気圧波又は突入波を低減する効果がある。なお、微気
圧波又は突入波の低減効果をより顕著に得るためには、
xの範囲は、0.75δ≦x≦1.25δの範囲とする
ことが望ましい。
【0033】拡大された部分の微気圧波等低減構造物の
延設方向の長さ(図4におけるL)については、他のシ
ミュレーションの計算結果等から判断すると、一般部の
トンネルの内空断面と等しい面積となる円の半径の値以
上の値とする必要がある、という結果が得られている。
【0034】本発明のトンネル圧力波低減構造は、他の
構成によっても実現可能である。図5は、上記の実施形
態とは異なる他の実施形態の構成を示した図である。図
5に示すトンネル圧力波低減構造は、上記実施形態とは
異なる微気圧波等低減構造物20を備えている。この微
気圧波等低減構造物20においては、列車84が進入し
てくる側の側壁部である第1微気圧波等低減構造物側壁
部20a1が、トンネル中心線81aに対して垂直でか
つトンネル中心線81aから第1微気圧波等低減構造物
側壁部20a1へ向かう方向、すなわち図5における右
から左へ向かう方向(第1側壁方向)に拡大されてい
る。
【0035】また、第1微気圧波等低減構造物側壁部2
0a1は、トンネル延設方向(図5の下方から上方へ向
かう方向)に沿って連続的に曲面状に縮径し、拡大され
ていない一般部の微気圧波等低減構造物の側壁部20a
2に連続的に接続することにより、略ホーン状の構造を
形成している。
【0036】図5に示す実施形態のように構成しても、
列車突入時の微気圧波又は突入波を低減させることがで
きる。この場合には、微気圧波等低減構造物20の出入
口位置、すなわち図5における20a3の位置におい
て、拡大された部分の微気圧波等低減構造物の中心線2
0cの位置までの距離xを、0.3δ≦x≦1.7δの
範囲とし、好ましくは0.75δ≦x≦1.25δの範
囲とすることにより、列車突入時の微気圧波又は突入波
の低減効果を得ることができる。なお、拡大された部分
20a1の微気圧波等低減構造物の延設方向の長さは、
一般部のトンネルの内空断面と等しい面積となる円の半
径の値以上の値とする必要がある。
【0037】本発明のトンネル圧力波低減構造は、さら
に他の構成によっても実現可能である。図6は、上記の
実施形態とは異なる他の実施形態の構成を示した図であ
る。図6に示すトンネル圧力波低減構造は、上記実施形
態とは異なる微気圧波等低減構造物30を備えている。
この微気圧波等低減構造物30においては、列車84が
進入してくる側の側壁部である第1微気圧波等低減構造
物側壁部30a1が、トンネル中心線81aに対して垂
直でかつトンネル中心線81aから第1微気圧波等低減
構造物側壁部30a1へ向かう方向、すなわち図6にお
ける右から左へ向かう方向(第1側壁方向)に拡大され
ている。
【0038】また、第1微気圧波等低減構造物側壁部3
0a1は、トンネル延設方向(図6の下方から上方へ向
かう方向)に沿って一定位置に配置され、図6における
上端部において、拡大されていない一般部の微気圧波等
低減構造物の側壁部30a3に不連続的に接続すること
により、略ホーン状の構造を形成している。第1微気圧
波等低減構造物側壁部30a1と、一般部の微気圧波等
低減構造物の側壁部30a3の間には、側壁部30a2
が配置されている。
【0039】図6に示す実施形態のように構成しても、
列車突入時の微気圧波又は突入波を低減させることがで
きる。この場合には、微気圧波等低減構造物30の出入
口位置、すなわち図6における30a4の位置におい
て、拡大された部分の微気圧波等低減構造物の中心線3
0cの位置までの距離xを、0.3δ≦x≦1.7δの
範囲とし、好ましくは0.75δ≦x≦1.25δの範
囲とすることにより、列車突入時の微気圧波又は突入波
の低減効果を得ることができる。なお、拡大された部分
30a1の微気圧波等低減構造物の延設方向の長さは、
一般部のトンネルの内空断面と等しい面積となる円の半
径の値以上の値とする必要がある。
【0040】本発明のトンネル圧力波低減構造は、さら
に上記以外の構成によっても実現可能である。図7は、
上記の実施形態とは異なる他の実施形態の構成を示した
図である。図7に示すトンネル圧力波低減構造は、上記
実施形態とは異なる微気圧波等低減構造物40を備えて
いる。この微気圧波等低減構造物40においては、列車
84が進入してくる側の側壁部である第1微気圧波等低
減構造物側壁部40a1及び40a2が、トンネル中心
線81aに対して垂直でかつトンネル中心線81aから
第1微気圧波等低減構造物側壁部40a1、40a2へ
向かう方向、すなわち図7における右から左へ向かう方
向(第1側壁方向)に拡大されている。
【0041】また、第1微気圧波等低減構造物側壁部4
0a1は、トンネル延設方向(図6の下方から上方へ向
かう方向)に沿って一定位置に配置され、図7における
上端部において、第1微気圧波等低減構造物側壁部40
a2に接続している。また、第1微気圧波等低減構造物
側壁部40a2は、トンネル延設方向に沿って連続的に
平面状に縮径し、拡大されていない一般部の微気圧波等
低減構造物の側壁部40a3に接続することにより、略
ホーン状の構造を形成している。
【0042】図7に示す実施形態のように構成しても、
列車突入時の微気圧波又は突入波を低減させることがで
きる。この場合には、微気圧波等低減構造物40の出入
口位置、すなわち図7における40a4の位置におい
て、拡大された部分の微気圧波等低減構造物の中心線4
0cの位置までの距離xを、0.3δ≦x≦1.7δの
範囲とし、好ましくは0.75δ≦x≦1.25δの範
囲とすることにより、列車突入時の微気圧波又は突入波
の低減効果を得ることができる。なお、拡大された部分
40a1,40a2の微気圧波等低減構造物の延設方向
の長さは、一般部のトンネルの内空断面と等しい面積と
なる円の半径の値以上の値とする必要がある。
【0043】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本
発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含され
る。
【0044】例えば、上記記載においては、移動体の例
として、新幹線等の列車を例に挙げて説明したが、本発
明はこれには限定されず、複線型トンネルに高速で突入
する移動体であればどのようなものであってもよく、他
の移動体、例えば磁気浮上式鉄道列車、他の形式の浮上
式鉄道列車、高速の自動車等であってもよい。
【0045】また、上記各実施形態においては、第1微
気圧波等低減構造物側壁部(10a、20a1、30a
1、40a1、40a2)のみが、トンネル中心線(8
1a)に対して垂直でかつトンネル中心線から第1微気
圧波等低減構造物側壁部へ向かう第1側壁方向に拡大さ
れた例について説明したが、本発明はこれには限定され
ず、他の構成であってもよい。例えば、第1微気圧波等
低減構造物側壁部を第1側壁方向に拡大するとともに、
第1微気圧波等低減構造物側壁部とは反対側となる微気
圧波等低減構造物の側壁部である第2微気圧波等低減構
造物側壁部(図1における10b、図5における20
b、図6における30b、図7における40b)を第1
側壁方向とは逆方向である第2側壁方向に拡大し、か
つ、第1微気圧波等低減構造物側壁部の拡大量を第2微
気圧波等低減構造物側壁部の拡大量よりも大きく設定す
るようにしてもよい。
【0046】また、上記各実施形態においては、微気圧
波等低減構造物(10、20、30、40)の側壁部が
地面等から垂直に立設した平面である例について説明し
たが、本発明はこれには限定されず、他の構成であって
もよい。例えば、微気圧波等低減構造物(10、20、
30、40)の側壁部は、地面等から立設される曲面状
であってもよい。
【0047】また、上記各実施形態においては、微気圧
波等低減構造物(20、30、40)が略ホーン状をな
す例について説明したが、本発明はこれには限定され
ず、他の構成であってもよい。要は、拡大された部分の
微気圧波等低減構造物の側壁部は、トンネル延設方向に
沿って適宜に縮径し、拡大されていない一般部の微気圧
波等低減構造物の側壁部に連続的又は不連続的に接続す
ることにより、略ホーン状をなすように構成すれば、ど
のような構成であってもよいのである。
【0048】また、微気圧波等低減構造物(10、2
0、30、40)の側壁部又は天井部若しくはこれら両
者の一部を切除することにより、1又は複数の開口部
(図1における11a及び11b、図5における21a
及び21b、図6における31a及び31b、図7にお
ける41a及び41b)を形成するようにしてもよい。
これにより、列車突入時の微気圧波又は突入波の低減効
果を適宜に調節することができる。
【0049】微気圧波等低減構造物(10、20、3
0、40)の側面に上記のような開口部を設ける場合に
は、この側面開口部と、列車等の移動体が突入してくる
方の移動体走行中心線との距離を離すことが望ましい。
その第1の理由は、側面開口部と突入する移動体との距
離が離れている方が、微気圧波の低減効果が移動体の形
状に左右されにくく、多種多様な車両が走行するような
現在の新幹線では好都合だからである。また、第2の理
由は、側面開口部と突入する移動体との距離が離れてい
る方が、移動体突入時に、側面開口部から外部へ放射さ
れる圧力波(突入波)が小さいからである。このことか
ら、本特許出願の方法を採用すれば、微気圧波等低減構
造物の側面の開口部と、移動体が突入してくる方の移動
体走行中心線との距離を離すことができるため、微気圧
波の低減についても、突入波の低減についても、非常に
効果的である。
【0050】また、上記のようにして形成した開口部の
開口形状を、いずれかの方向に細長く延びるスリット状
にしてもよい。すなわち、スリット状開口部の延びる方
向は、微気圧波等低減構造物(10、20、30、4
0)の側壁部又は天井部におけるトンネル延設方向(図
1等におけるトンネル中心線81aの延びる方向)と平
行な方向、又は微気圧波等低減構造物の側壁部又は天井
部におけるトンネル延設方向に垂直な方向(微気圧波等
低減構造物の周方向)、あるいは、微気圧波等低減構造
物の側壁部又は天井部においてトンネル延設方向に対し
て任意の角度で交差する方向である。
【0051】また、上記のようにして形成したスリット
状開口部の短辺の幅が、スリットの長手方向において値
が連続的又は不連続的に変化するようにしてもよい。す
なわち、このスリット状開口部は、細長い長方形状の開
口のほか、細長い楕円形状の開口、細長い菱形状の開
口、細長いひょうたん形状の開口、細長い「I」字形状
の開口、細長い「+」字形状の開口等、種々のものが含
まれる。
【0052】また、本発明のトンネル圧力波低減構造
は、本明細書で述べている微気圧波等低減構造物と、ト
ンネル覆工の入口部を組み合わせて構成してもよい。例
えば、図7において、40a1の部分は、トンネルの外
部に設ける構造物とし、40a2と40a3の部分は、
トンネルの入口部から内方のトンネル覆工の形状を図7
のような形状としてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微気圧波等低減構造物の延設方向の一部又は全体の断面
を拡大し、複線型トンネルの延設方向に平行に延びるト
ンネル中心線に垂直な横断面において、拡大された部分
の微気圧波等低減構造物の中心線の位置が、移動体が突
入してくる方の移動体走行中心線の位置に近い位置とな
るようにしたので、列車突入時の微気圧波又は突入波を
低減させることができる、という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるトンネル圧力波低減
構造の構成を示す図である。
【図2】本発明のトンネル圧力波低減構造の作用を説明
する図(1)である。
【図3】本発明のトンネル圧力波低減構造の作用を説明
する図(2)である。
【図4】本発明のトンネル圧力波低減構造の作用を説明
する図(3)である。
【図5】本発明の他の実施形態であるトンネル圧力波低
減構造の構成を示す図(1)である。
【図6】本発明の他の実施形態であるトンネル圧力波低
減構造の構成を示す図(2)である。
【図7】本発明の他の実施形態であるトンネル圧力波低
減構造の構成を示す図(3)である。
【図8】従来のトンネルにおける微気圧波及び突入波を
説明する図である。
【符号の説明】
10 微気圧波等低減構造物 10a 第1微気圧波等低減構造物側壁部 10b 第2微気圧波等低減構造物側壁部 10c 微気圧波等低減構造物の中心線 11a、11b 開口部 20 微気圧波等低減構造物 20a1 第1微気圧波等低減構造物側壁部 20a2 一般部の側壁部 20a3 出入口位置 20b 第2微気圧波等低減構造物側壁部 20c 微気圧波等低減構造物の中心線 21a、21b 開口部 30 微気圧波等低減構造物 30a1 第1微気圧波等低減構造物側壁部 30a2 側壁部 30a3 一般部の側壁部 30a4 出入口位置 30b 第2微気圧波等低減構造物側壁部 30c 微気圧波等低減構造物の中心線 31a、31b 開口部 40 微気圧波等低減構造物 40a1、40a2 第1微気圧波等低減構造物側壁部 40a3 一般部の側壁部 40a4 出入口位置 40b 第2微気圧波等低減構造物側壁部 40c 微気圧波等低減構造物の中心線 41a、41b 開口部 80 地山 81 トンネル 81a トンネル中心線 81b トンネル側壁 84 列車 84a 列車走行中心線(移動体走行中心線) 91 仮想的なトンネル 94、95 仮想的な列車 a〜d 圧力のピーク値 D 距離 E1、E2 トンネル入出端 G 地面 L 長さ P1、P2、P11 位置 R 半径 W1 トンネル内の圧力波 W2 微気圧波 W3 突入波 x 距離 δ 距離

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複線型トンネルのトンネル坑口に設けら
    れる微気圧波等低減構造物の断面を所定の形状とするこ
    とにより構成されるトンネル圧力波低減構造であって、 前記微気圧波等低減構造物の延設方向の一部又は全体の
    断面を拡大し、前記複線型トンネルの延設方向に平行に
    延びるトンネル中心線に垂直な横断面において、前記拡
    大された部分の微気圧波等低減構造物の中心線の位置
    が、移動体が突入してくる方の移動体走行中心線の水平
    投影位置に近い位置となるようにし、 前記微気圧波等低減構造物に突入する移動体により前記
    複線型トンネルの外部へ放射される圧力波である微気圧
    波又は突入波を低減させることを特徴とするトンネル圧
    力波低減構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトンネル圧力波低減構造
    において、 前記微気圧波等低減構造物の断面の拡大は、 前記移動体が突入してくる側の前記微気圧波等低減構造
    物の側壁部である第1微気圧波等低減構造物側壁部のみ
    を前記トンネル中心線に対して垂直でかつ前記トンネル
    中心線から前記第1微気圧波等低減構造物側壁部へ向か
    う方向である第1側壁方向に拡大することと、 前記第1微気圧波等低減構造物側壁部を前記第1側壁方
    向に拡大するとともに、前記第1微気圧波等低減構造物
    側壁部とは反対側となる前記微気圧波等低減構造物の側
    壁部である第2微気圧波等低減構造物側壁部を前記第1
    側壁方向とは逆方向である第2側壁方向に拡大し、か
    つ、前記第1微気圧波等低減構造物側壁部の拡大量を前
    記第2微気圧波等低減構造物側壁部の拡大量よりも大き
    く設定することを含むことを特徴とするトンネル圧力波
    低減構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のトンネル圧力波低減構造
    において、 前記横断面上での前記トンネル中心線の位置と前記移動
    体走行中心線の水平投影位置との距離をδとし、前記横
    断面上での前記トンネル中心線の位置から、前記拡大さ
    れた部分の微気圧波等低減構造物の中心線の位置までの
    距離をxとしたとき、xは、 0.3δ≦x≦1.7δ の範囲の適宜の値に設定されることを特徴とするトンネ
    ル圧力波低減構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のトンネル圧力波低減構造
    において、 前記xは、 0.75δ≦x≦1.25δ の範囲の適宜の値に設定されることを特徴とするトンネ
    ル圧力波低減構造。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のトンネル圧力波低減構造
    において、 前記拡大された部分の微気圧波等低減構造物の延設方向
    の長さは、一般部のトンネルの内空断面と等面積の円の
    半径の値以上の値に設定されることを特徴とするトンネ
    ル圧力波低減構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載されたトンネル圧力波低
    減構造において、 前記拡大された部分の微気圧波等低減構造物の側壁部
    は、トンネル延設方向に沿って適宜に縮径し、拡大され
    ていない一般部の微気圧波等低減構造物の側壁部に連続
    的又は不連続的に接続することにより、略ホーン状をな
    すことを特徴とするトンネル圧力波低減構造。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載されたトンネル圧力波低
    減構造において、 前記微気圧波等低減構造物の側壁部又は天井部若しくは
    これら両者の一部を切除することにより形成された1又
    は複数の開口部を有することを特徴とするトンネル圧力
    波低減構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載されたトンネル圧力波低
    減構造において、 前記開口部の開口形状は、いずれかの方向に細長く延び
    るスリット状に形成されることを特徴とするトンネル圧
    力波低減構造。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載されたトンネル圧力波低
    減構造において、 前記開口部の短辺の幅は、前記スリットの長手方向にお
    いて値が連続的又は不連続的に変化することを特徴とす
    るトンネル圧力波低減構造。
  10. 【請求項10】 複線型トンネルのトンネル坑口に設け
    られる微気圧波等低減構造物の断面を所定の形状とする
    ことにより実現されるトンネルの圧力波低減方法であっ
    て、 前記微気圧波等低減構造物の延設方向の一部又は全体の
    断面を拡大し、前記複線型トンネルの延設方向に平行に
    延びるトンネル中心線に垂直な横断面において、前記拡
    大された部分の微気圧波等低減構造物の中心線の位置
    が、移動体が突入してくる方の移動体走行中心線の水平
    投影位置に近い位置となるようにし、 前記微気圧波等低減構造物に突入する移動体により前記
    複線型トンネルの外部へ放射される圧力波である微気圧
    波又は突入波を低減させることを特徴とするトンネルの
    圧力波低減方法。
JP2000206227A 2000-07-07 2000-07-07 トンネル圧力波低減構造 Expired - Fee Related JP3516638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000206227A JP3516638B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 トンネル圧力波低減構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000206227A JP3516638B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 トンネル圧力波低減構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002021500A true JP2002021500A (ja) 2002-01-23
JP3516638B2 JP3516638B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=18703183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000206227A Expired - Fee Related JP3516638B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 トンネル圧力波低減構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3516638B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102619531A (zh) * 2012-03-06 2012-08-01 北京交通大学 浅埋大断面隧道多步序施工变形控制方法
JP2018080475A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 東日本旅客鉄道株式会社 微気圧波低減装置
JP2021059867A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 公益財団法人鉄道総合技術研究所 トンネル緩衝工の最適開度設定方法とその最適開度設定装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102619531A (zh) * 2012-03-06 2012-08-01 北京交通大学 浅埋大断面隧道多步序施工变形控制方法
JP2018080475A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 東日本旅客鉄道株式会社 微気圧波低減装置
JP2021059867A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 公益財団法人鉄道総合技術研究所 トンネル緩衝工の最適開度設定方法とその最適開度設定装置
JP7145570B2 (ja) 2019-10-04 2022-10-03 公益財団法人鉄道総合技術研究所 トンネル緩衝工の最適開度設定方法とその最適開度設定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3516638B2 (ja) 2004-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4334211A (en) Speaker grille for streamlined light bar mounted on vehicle roof
EP2863009B1 (en) Structure for reducing tunnel micro pressure wave including air pipe
JPWO2011141982A1 (ja) 音出力装置及び音出力方法
JP2865275B2 (ja) 防音壁
JP2002021500A (ja) トンネル圧力波低減構造、及びトンネルの圧力波低減方法
JP4205456B2 (ja) 固定構造物の圧力波低減構造
KR100662817B1 (ko) 고가 도로와 연계된 터널 출구의 횡풍 저감용 패널
JP2015083756A (ja) トンネル低周波音低減装置
JP2994585B2 (ja) 高速車両用トンネルの衝撃波緩衝用工作物の施工方法
JP4302086B2 (ja) トンネル坑口部構造及び緩衝工装置
JP3482164B2 (ja) トンネルの突入・退出波低減構造
JP3475267B2 (ja) トンネル入口緩衝工の開口部構造
JP4430880B2 (ja) 高速走行車両の静電アンテナ用突起
JP4088425B2 (ja) アクティブ減音装置及びこれを有するアクティブ遮音壁
JP3639214B2 (ja) 防音塀
JP4059328B2 (ja) 防音壁
JPH10119774A (ja) 走行体の空気取入口
KR20130081891A (ko) 고속 철도 터널에서 발생되는 미기압파 저감을 위한 주기적 터널 벽체 구조
JP2015183383A (ja) トンネル
JP4662233B2 (ja) 固定構造物の通過波低減構造
JP3914382B2 (ja) 遮音壁
KR20230062746A (ko) 경사 벽체형 방음 시설
JPH0577729A (ja) 車両の遮音装置
KR102542083B1 (ko) 철도 터널과 연결된 갱 풍도의 출구에 배치되는 폭발음 저감 소음기 및 소음 저감 방법
JPH09143921A (ja) 耐風構造物

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees