JP2002021069A - 場所打ち鋼管コンクリート杭工法における鋼管の設置方法 - Google Patents

場所打ち鋼管コンクリート杭工法における鋼管の設置方法

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JP2002021069A JP2000205185A JP2000205185A JP2002021069A JP 2002021069 A JP2002021069 A JP 2002021069A JP 2000205185 A JP2000205185 A JP 2000205185A JP 2000205185 A JP2000205185 A JP 2000205185A JP 2002021069 A JP2002021069 A JP 2002021069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オールケーシング工法による場所打ち鋼管コ
ンクリート杭の施工において、ケーシングを引き抜く際
の鋼管の共上がり現象及び鋼管の自重や打設したコンク
リートの沈下と共に鋼管が沈下する下がり現象を防止す
ることができる場所打ち鋼管コンクリート杭工法におけ
る鋼管の設置方法を提供すること。 【解決手段】 所要深さに設置した内側ケーシング3の
内部を掘削し、鉄筋かご5を挿入するとともに、内側ケ
ーシング3の内部にコンクリートCを打設し、内側ケー
シング3を引き抜いて、鋼管1を挿入するオールケーシ
ング工法による場所打ち鋼管コンクリート杭の施工法に
おいて、鉄筋かご5及び鋼管1からコンクリートの最終
打設面C1より上方に延長部材10、11をそれぞれ延
設するとともに、鉄筋かご5の延長部材10と鋼管1の
延長部材11とをコンクリートの最終打設面C1より上
方で連結することにより、鋼管1を所定位置に支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オールケーシング
工法による場所打ち鋼管コンクリート杭の施工におい
て、ケーシングを引き抜く際の鋼管の共上がり現象及び
鋼管の自重や打設したコンクリートの沈下と共に鋼管が
沈下する下がり現象を防止することができる場所打ち鋼
管コンクリート杭工法における鋼管の設置方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオールケーシング工法による場所
打ち鋼管コンクリート杭の施工法として、図8に示すよ
うな同時建込み工法がある。この工法は、図8(a)に
示すように、地面にケーシング20を圧入するととも
に、ケーシング20内を掘削し、次いで、図8(b)に
示すように掘削したケーシング20の内部に鉄筋かご5
とリブ付鋼管1を挿入した後、図8(c)に示すよう
に、ケーシング20を上方に移動させながらトレミ管6
からコンクリートCを打設し、図8(d)に示すように
最終高さまでコンクリートCを打設した後、トレミ管6
とケーシング20を引き抜くようにする。
【0003】また、他の施工法として、図9に示すよう
な打設後圧入工法がある。この工法は、図9(a)に示
すように、地面にケーシング20を圧入するとともに、
ケーシング20内を掘削し、次いで、図9(b)に示す
ように掘削したケーシング20の内部に鉄筋かご5を挿
入した後、図9(c)に示すように、ケーシング20を
上方に移動させながらトレミ管6からコンクリートCを
打設する。そして、図9(d)に示すように、最終高さ
までコンクリートCを打設した後、空堀部分にケーシン
グ20を残した状態でトレミ管6を引き抜き、図9
(e)に示すように、リブ付鋼管1をコンクリートCに
圧入した後、ケーシング20を引き抜くようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
同時打込み工法では、ケーシングの内面とリブ付鋼管の
外面との間にある程度の隙間がないと、施工上の曲がり
や傾斜、粗骨材の詰まり等が生じ、ケーシングを引き抜
くときにリブ付鋼管も上がってしまう共上がり現象が生
じる。したがって、ケーシングとリブ付鋼管との間には
少なくとも50〜100mmの隙間が必要であり、ま
た、ケーシングの厚さが55mmあるため、ケーシング
の外径はリブ付鋼管よりも200〜300mmと必要以
上に大きくなり、これにより、ケーシング内の掘削土量
やコンクリート量が多くなって、非常に不経済になると
いう問題があった。
【0005】また、後者の打設後圧入工法は、評定で
は、ケーシングの内径はリブ付鋼管より100mm以上
大きいとしているが、実際にはケーシングの厚さが55
mmあるため、ケーシングの外径はリブ付鋼管より20
0mm以上大きくする必要があり、前者と同様に、ケー
シング内の掘削土量やコンクリート量が多くなって、非
常に不経済になるという問題があった。さらに、コンク
リートには砂利や砕石等の粗骨材が含有されているた
め、鋼管を打設したコンクリート中に圧入することは非
常に困難であり、作業ミスが多いことから、現状ではこ
の方法は採用されていない。
【0006】ところで、本件出願人は、上記従来の場所
打ち鋼管コンクリート杭の施工法が有する問題点に鑑
み、オールケーシング工法により場所打ち鋼管コンクリ
ート杭を施工するに際し、場所打ち鋼管コンクリート杭
を構成する鋼管より大きい径の外側ケーシングを、鋼管
設置位置の下端より所要深い位置まで設置するととも
に、外側ケーシング内部を少なくとも鋼管設置位置の下
端まで掘削し、その後、鋼管とほぼ同径の内側ケーシン
グを圧入して、内側ケーシング内部を掘削し、掘削した
内側ケーシング内部に鉄筋かごを挿入した後、コンクリ
ートを打設し、打設したコンクリートの上面が外側ケー
シングの掘削部の底部以上の位置になった時点で内側ケ
ーシングを引き抜き、鋼管を設置位置に配設した後、最
終高さまでコンクリートを打設するとともに、外側ケー
シングを引き抜くことにより、ケーシング内の掘削土量
やコンクリート量を必要最小限度にし、これによって、
コストの低減と省資源化を図ることができるオールケー
シング工法による場所打ち鋼管コンクリート杭の施工法
を提案した(特願2000−173199号)。
【0007】この場所打ち鋼管コンクリート杭の施工法
は、鋼管より大きい径の外側ケーシングを、概ね鋼管設
置位置にのみ設置し、その他の部分では、鋼管とほぼ同
径の細い内側ケーシングを使用することから、ケーシン
グ内の掘削土量や打設するコンクリート量を大幅に低減
し、コストの節減と省資源化を図ることができるという
作用効果を奏する反面、鋼管が他の部材と接続されてい
ないことから、外側ケーシングを引き抜く際に鋼管が上
昇する共上がり現象及び鋼管の自重や打設したコンクリ
ートの沈下と共に鋼管が沈下する下がり現象が生じると
いう問題があった。
【0008】本発明は、上記場所打ち鋼管コンクリート
杭の施工法が有する問題点に鑑み、オールケーシング工
法による場所打ち鋼管コンクリート杭の施工において、
ケーシングを引き抜く際の鋼管の共上がり現象及び鋼管
の自重や打設したコンクリートの沈下と共に鋼管が沈下
する下がり現象を防止することができる場所打ち鋼管コ
ンクリート杭工法における鋼管の設置方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の場所打ち鋼管コンクリート杭工法における
鋼管の設置方法は、ケーシングの内部を掘削し、鉄筋か
ごを挿入するとともに、ケーシングの内部にコンクリー
トを打設し、ケーシングを引き抜いて、鋼管を挿入する
オールケーシング工法による場所打ち鋼管コンクリート
杭の施工法において、前記鉄筋かご及び鋼管からコンク
リートの最終打設面より上方に延長部材をそれぞれ延設
するとともに、鉄筋かごの延長部材と鋼管の延長部材と
をコンクリートの最終打設面より上方で連結することに
より、前記鋼管を所定位置に支持することを特徴とす
る。
【0010】この場所打ち鋼管コンクリート杭工法にお
ける鋼管の設置方法では、鉄筋かご及び鋼管から上方に
延長部材をそれぞれ延設するとともに、鉄筋かごの延長
部材と鋼管の延長部材とをコンクリートの最終打設面よ
り上方で連結し、鋼管を所定位置に支持することから、
ケーシングを引き抜く際の鋼管の共上がり現象及び鋼管
の自重や打設したコンクリートの沈下と共に鋼管が沈下
する下がり現象を防止し、鋼管の設置位置を安定させる
とともに、ケーシングの引き抜き後の連結の解除も容易
に行うことができる。
【0011】この場合において、延長部材を鉄筋かご及
び鋼管からそれぞれ取り外し可能に構成することができ
る。
【0012】これにより、コンクリートの打設後に、延
長部材をコンクリート内から容易に引き抜くことができ
る。
【0013】また、延長部材をフーチングの補強筋とし
て利用することができる。
【0014】これにより、フーチングの強度を向上させ
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の場所打ち鋼管コン
クリート杭工法における鋼管の設置方法の実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0016】図1〜図7に、本発明の場所打ち鋼管コン
クリート杭工法における鋼管の設置方法を適用したオー
ルケーシング工法による場所打ち鋼管コンクリート杭の
施工法の一実施例を示す。このオールケーシング工法に
よる場所打ち鋼管コンクリート杭の施工法は、図4〜図
7に示すように、所要深さに外側ケーシング2及び内側
ケーシング3を圧入等により設置し、あるいは設置しな
がら、その内部を掘削し、その後、鉄筋かご5を挿入
し、内側ケーシング3内にコンクリートCを打設する。
そして、打設したコンクリートCの上面が外側ケーシン
グ2の掘削部8の底部9以上の位置(鋼管設置位置1a
の下端を越える場合を含む。)になった時点で、内側ケ
ーシング3を地中から引き抜くことにより抜き去り、内
周面にリブを、外周面にスペーサSを、それぞれ備えた
鋼管1(以下、「リブ付鋼管」という。)を設置位置に
配設し、最終高さまでコンクリートCを打設しながら、
あるいは、最終高さまでコンクリートCを打設した後、
外側ケーシング2を引き抜くようにすることを基本とす
る。
【0017】そして、図1に示すように、鉄筋かご5及
びリブ付鋼管1からコンクリートCの最終打設面C1よ
り上方に延長部材10、11をそれぞれ延設し、リブ付
鋼管1の挿入後、外側ケーシング2を引き抜く前に、鉄
筋かご5の延長部材10とリブ付鋼管1の延長部材11
とを、コンクリートCの最終打設面C1より上方で連結
することにより、リブ付鋼管1を所定位置に支持するよ
うにする。この場合、延長部材10、11は、鉄筋かご
5側とリブ付鋼管1側とを1組として、1本の場所打ち
鋼管コンクリート杭につき2以上の複数組設けることが
できる。
【0018】鉄筋かご5の延長部材10は、例えば、図
3に示すように、鉄筋かご5の内側又は外側に、直接あ
るいは鉄筋かご5の組立部材5a、5b等を介してスリ
ーブ13a及びナット13bをそれぞれ溶接し、スリー
ブ13aを通してナット13bに鉄棒やパイプを螺合さ
せることにより構成することができる。また、リブ付鋼
管1の延長部材11としては、例えば、図1に示すよう
に、リブ付鋼管1を吊るために予め付設されたゲビン棒
を使用することができる。このゲビン棒は、リブ付鋼管
1の内側又は外側に溶接されたナット12に螺合してい
る。このように、延長部材10、11を、鉄筋かご5や
リブ付鋼管1から取り外し可能に構成することにより、
コンクリートCを打設し、外側ケーシング2を引き抜い
た後に、延長部材10、11をコンクリートCから容易
に引き抜くことができる。また、延長部材10、11
は、例えば、鉄筋かご5の鉄筋の一部を延長するなど、
取り外さずに、そのままフーチングの補強筋として利用
することも可能であり、これにより、フーチングの強度
を向上させることができる。
【0019】一方、鉄筋かご5の延長部材10とリブ付
鋼管1の延長部材11は、例えば、図2に示すように、
プレート14を介して連結するようにする。このプレー
ト14の両側にはスリーブ15を固定することができる
ように構成し、スリーブ15を各延長部材10、11の
先端部に嵌挿し、延長部材10、11先端部に螺合する
ナット12と、溶着座金16とで締着することにより、
プレート14を、スリーブ15を介して、各延長部材1
0、11に着脱自在に固定することができるように構成
されている。なお、プレート14とスリーブ15の固定
は、スリーブ15側の板部材15aにプレート14をボ
ルト、ピン、溶接等により現場で施工することができる
ようにされている。
【0020】次に、本実施例の場所打ち鋼管コンクリー
ト杭の施工法を、工程順に従ってさらに詳しく説明す
る。本実施例では、例えば、図1に示すように、場所打
ち鋼管コンクリート杭を構成するリブ付鋼管1の外径よ
り100mm以上、好ましくは、200〜300mm大
きい外径の外側ケーシング2を使用する。そして、図4
(a)〜図4(b)に示すように、この外側ケーシング
2を、鋼管設置位置1aの下端より所要深い位置まで設
置するとともに、外側ケーシング2の内部を、鋼管設置
位置1aの下端より深い位置まで地面を掘削する。この
場合、外側ケーシング2は、パワージャッキ等を用い
て、地面に直接圧入したり、外側ケーシング2内を掘削
しながら圧入するようにする。
【0021】次いで、図5(a)に示すように、場所打
ち鋼管コンクリート杭を構成するリブ付鋼管1とほぼ同
径の内側ケーシング3をパワージャッキ4等によって地
面に圧入により設置し、あるいは設置しながら、内側ケ
ーシング3の内部を掘削する。
【0022】そして、図5(b)に示すように、この掘
削した内側ケーシング3の内部に鉄筋かご5を挿入した
後、図6(a)に示すように、鉄筋かご5の内部にトレ
ミ管6を挿入し、内側ケーシング3を上方に引き抜きな
がら内側ケーシング3の掘削部7にコンクリートCを打
設する。この場合、前記したように、鉄筋かご5には、
予め延長部材10がナット12により取り外し可能に固
定されている。
【0023】次いで、図6(a)〜図6(b)に示すよ
うに、打設したコンクリートCの上面が外側ケーシング
2の掘削部8の底部9以上の位置(鋼管設置位置1aの
下端を越える場合を含む。)になった時点で、内側ケー
シング3を地中から引き抜くことにより抜き去り、リブ
付鋼管1を設置位置に配設する。この場合、前記したよ
うに、リブ付鋼管1には、予め延長部材11がナット1
2により取り外し可能に固定されている。
【0024】ここで、図6(b)に示すように、リブ付
鋼管1の挿入後、外側ケーシング2を引き抜く前に、鉄
筋かご5の延長部材10とリブ付鋼管1の延長部材11
とを、コンクリートCの最終打設面C1より上方で、前
記したようにプレート14を介して連結することによ
り、リブ付鋼管1を鉄筋かご5によって所定位置に支持
するようにする。
【0025】次いで、図7(a)〜図7(b)に示すよ
うに、最終高さまでコンクリートCを打設しながら、あ
るいは、最終高さまでコンクリートCを打設した後、外
側ケーシング2を引き抜くようにする。なお、最終高さ
までコンクリートCを打設した後、鉄筋かご5の延長部
材10とリブ付鋼管1の延長部材11とをプレート14
を介して連結し、その後、外側ケーシング2を引き抜く
ようにすることもできる。
【0026】そして、図7(b)に示すように、打設し
たコンクリートCが硬化する前に、各延長部材10、1
1からプレート14を取り外し、さらに、各延長部材1
0、11をリブ付鋼管1及び鉄筋かご5から取り外し
て、コンクリートCから引き抜くようにする。
【0027】このように、本実施例の場所打ち鋼管コン
クリート杭の施工法では、鉄筋かご5及びリブ付鋼管1
から上方に延長部材10、11をそれぞれ延設するとと
もに、鉄筋かご5の延長部材10とリブ付鋼管1の延長
部材11とをコンクリートCの最終打設面C1より上方
で連結し、リブ付鋼管1を所定位置に支持することか
ら、外側ケーシング2を引き抜く際のリブ付鋼管1の共
上がり現象及びリブ付鋼管1の自重や打設したコンクリ
ートCの沈下と共にリブ付鋼管1が沈下する下がり現象
を防止し、リブ付鋼管1の設置位置を安定させるととも
に、外側ケーシング2の引き抜き後の連結の解除も容易
に行うことができる。
【0028】また、本実施例の場所打ち鋼管コンクリー
ト杭の施工法では、リブ付鋼管1より大きい径の外側ケ
ーシング2を、概ね鋼管設置位置1aにのみ設置し、そ
の他の部分では、リブ付鋼管1とほぼ同径の細い内側ケ
ーシング3を使用できることから、内側ケーシング3内
の掘削土量や打設するコンクリート量を必要最小限度に
低減し、コストの節減と省資源化を図ることができる。
【0029】以上、本発明の場所打ち鋼管コンクリート
杭工法における鋼管の設置方法について、その実施例に
基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構
成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範
囲において適宜その構成を変更することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の場所打ち鋼管コンクリート杭工
法における鋼管の設置方法によれば、鉄筋かご及び鋼管
から上方に延長部材をそれぞれ延設するとともに、鉄筋
かごの延長部材と鋼管の延長部材とをコンクリートの最
終打設面より上方で連結し、鋼管を所定位置に支持する
ことから、ケーシングを引き抜く際の鋼管の共上がり現
象及び鋼管の自重や打設したコンクリートの沈下と共に
鋼管が沈下する下がり現象を防止し、鋼管の設置位置を
安定させるとともに、ケーシングの引き抜き後の連結の
解除も容易に行うことができ、本件出願人が先に提案し
たオールケーシング工法による場所打ち鋼管コンクリー
ト杭の施工法(特願2000−173199号)による
ケーシング内の掘削土量や打設するコンクリート量を大
幅に低減し、コストの節減と省資源化を図ることができ
るという作用効果を享有しながら、オールケーシング工
法による場所打ち鋼管コンクリート杭の施工を、簡易
に、かつ高精度に行うことができる。
【0031】また、延長部材を鉄筋かご及び鋼管からそ
れぞれ取り外し可能に構成することにより、コンクリー
トの打設後に、延長部材をコンクリートから容易に引き
抜くことができる。
【0032】そして、延長部材をフーチングの補強筋と
して利用することにより、フーチングの強度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本発明の場所打ち鋼管コンクリート杭
工法における鋼管の設置方法を適用したオールケーシン
グ工法による場所打ち鋼管コンクリート杭の施工法の一
実施例を示し、延長部材によって鋼管を支持する状態を
示す断面図である。
【図2】延長部材同士の連結の一例を示し、(a)は正
面図、(b)は部分平面図である。
【図3】鉄筋かごと延長部材の固定の一例を示す一部切
欠正面図である。
【図4】同実施例の施工法を示し、(a)は第1工程
図、(b)は第2工程図である。
【図5】同(a)は第3工程図、(b)は第4工程図で
ある。
【図6】同(a)は第5工程図、(b)は第6工程図で
ある。
【図7】同(a)は第7工程図、(b)は施工完了時の
断面図である。
【図8】従来の同時建込み工法による場所打ち鋼管コン
クリート杭の施工法を示し、(a)は第1工程図、
(b)は第2工程図、(c)は第3工程図、(d)は施
工完了時の断面図である。
【図9】従来の打設後圧入工法による場所打ち鋼管コン
クリート杭の施工法を示し、(a)は第1工程図、
(b)は第2工程図、(c)は第3工程図、(d)は第
4工程図、(e)は施工完了時の断面図である。
【符号の説明】
1 リブ付鋼管 1a 鋼管設置位置 2 外側ケーシング 3 内側ケーシング 4 パワージャッキ 5 鉄筋かご 6 トレミ管 7 内側ケーシングの掘削部 8 外側ケーシングの掘削部 9 外側ケーシング掘削部の底部 10 延長部材 11 延長部材 12 ナット 13a スリーブ 13b ナット 14 プレート 15 スリーブ 15a 板部材 16 溶着座金 C コンクリート C1 最終打設面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部を掘削し、鉄筋かごを
    挿入するとともに、ケーシングの内部にコンクリートを
    打設し、ケーシングを引き抜いて、鋼管を挿入するオー
    ルケーシング工法による場所打ち鋼管コンクリート杭の
    施工法において、前記鉄筋かご及び鋼管からコンクリー
    トの最終打設面より上方に延長部材をそれぞれ延設する
    とともに、鉄筋かごの延長部材と鋼管の延長部材とをコ
    ンクリートの最終打設面より上方で連結することによ
    り、前記鋼管を所定位置に支持することを特徴とする場
    所打ち鋼管コンクリート杭工法における鋼管の設置方
    法。
  2. 【請求項2】 延長部材を鉄筋かご及び鋼管からそれぞ
    れ取り外し可能に構成したことを特徴とする請求項1記
    載の場所打ち鋼管コンクリート杭工法における鋼管の設
    置方法。
  3. 【請求項3】 延長部材をフーチングの補強筋として利
    用することを特徴とする請求項1又は2記載の場所打ち
    鋼管コンクリート杭工法における鋼管の設置方法。
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