JP2002020639A - ポジ型フォトレジスト組成物 - Google Patents

ポジ型フォトレジスト組成物

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JP2002020639A
JP2002020639A JP2001035110A JP2001035110A JP2002020639A JP 2002020639 A JP2002020639 A JP 2002020639A JP 2001035110 A JP2001035110 A JP 2001035110A JP 2001035110 A JP2001035110 A JP 2001035110A JP 2002020639 A JP2002020639 A JP 2002020639A
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アシシュ・エー・パンディア
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ロジャー・エフ・シンタ
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Kathleen Cornett
キャサリーン・コルネット
Ahmad D Katnani
アーマッド・ディー・カトナニ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】マイクロエレクトロニックウエハーまたはフラ
ットパネルディスプレイ基体に用いられ、向上されたリ
ソグラフ結果を示す新規な架橋されたポリマー、および
ポジ型の化学増幅フォトレジスト組成物の提供。 【解決手段】1)架橋された基または反応して架橋する
基、および2)非芳香族フォト酸レイビル基を有し、
1)の基の少なくとも一部は他のポリマー単位と架橋し
ているポリマー、および光活性成分を含む、ポジ型フォ
トレジスト組成物。このポリマーとしては、例えば、
1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル
で架橋されたヒドロキシスチレン/スチレン/t−ブチ
ルアクリレートターポリマーを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規なポリマー、およびそのよう
なポリマーのポジ型フォトレジスト組成物の樹脂バイン
ダー成分として使用に関する。より詳細には、本発明の
レジストは、イメージング(imaging)または他
のリソグラフ加工(lithographic pro
cessing)の前に架橋されているポリマーを含
む。
【0002】フォトレジストは、イメージを基体に転写
するために用いられる感光性フィルムである。フォトレ
ジストのコーティング層は基体上に形成され、フォトマ
スクを通して活性化放射線源に露光される。フォトマス
クは活性化放射線に対して不透明な領域と活性化放射線
に対して透明な領域を有する。活性化放射線で露光する
ことによりフォトレジストコーティングの光誘起化学的
変換が起こり、これによりフォトマスクのパターンがフ
ォトレジストでコートされた基体に移される。露光後、
フォトレジストを現像してレリーフイメージを得、これ
により基体の選択的加工が可能になる。フォトレジスト
はポジ型またはネガ型として作用することができる。ほ
とんどのネガ型フォトレジストについては、活性化放射
線に露光されたこれらのコーティング層部分は光活性化
合物とフォトレジスト組成物の重合可能な試薬との反応
により重合または架橋される。最終的に、露光されたコ
ーティング部分は露光されていない部分よりも現像液中
に溶解しにくくなる。ポジ型フォトレジストについて
は、露光された部分は現像液中にさらに溶解するように
なるが、露光されていない部分は比較的現像液に溶解し
にくいままである。
【0003】最近では、化学増幅型レジストが、特にサ
ブミクロンイメージ(submicron imag
e)および他の高性能用途について用いられることが多
くなってきている。このようなフォトレジストはネガ型
またはポジ型であり、一般に、光生成酸(photog
enerated acid)の単位あたり多くの架橋
事象(ネガ型レジストの場合)または脱保護反応(ポジ
型レジストの場合)を包含する。ポジ型化学増幅レジス
トの場合、フォトレジストバインダーからのペンダント
の特定の「ブロッキング」基の開裂またはフォトレジス
トバインダー主鎖に含まれる特定の基の開裂を誘発する
ためにある種のカチオン性光開始剤が用いられてきた。
たとえば、米国特許第5075199号;第49685
81号;第4883740号;第4810613号;お
よび第4491628号ならびにカナダ特許出願第20
01384号参照。このようなレジストのコーティング
層の露光によりブロッキング基を開裂させることによ
り、カルボキシまたはイミドなどの極性官能基が形成さ
れ、その結果、レジストコーティング層の露光された領
域と露光されなかった領域で溶解度特性が異なることと
なる。R.D.Allenら、Proceedings
of SPIE、2724:334−343(199
6);およびP.Trefonasら、フォトポリマー
に関する第11回国際会議録(Soc. Of Pla
stics Engineers),pp44−58
(1997年10月6日)参照。
【0004】本発明は新規なポリマー、およびそのポリ
マーを含む化学増幅ポジ型フォトレジスト組成物に関す
る。本発明のポリマーは少なくとも部分的に架橋され、
フォト酸の存在下でデブロック(deblock)する
ことのできる非芳香族単位を有する。本発明のレジスト
は一般に、光活性成分および1以上のそのような酸レイ
ビルポリマーであってレジストの形成の際に架橋された
ポリマーを有する。すなわち、本発明のレジストはパタ
ーン付けられた放射線での露光、または他のリソグラフ
加工の前に、架橋されているポリマーを含む。
【0005】我々は、本発明のレジストは、ポリマーが
架橋されていない組成物に比較して、向上されたリソグ
ラフ結果を示すことを見いだした。露光前架橋が中程度
のものでも、本発明のレジストコーティング層の露光領
域と非露光領域でのコントラスト(溶解速度差)が顕著
に向上される。たとえば、そのような向上されたリソグ
ラフ結果を得るために、約5または10モル%の反応性
ポリマー単位が架橋されることができる。たとえば、後
述の実施例中の結果を参照。
【0006】本発明のレジストは、たとえばフェノール
基のような芳香族基をはじめ、種々の単位を含むことが
できる。酸レイビル基は好ましくはフェニルまたは他の
芳香族部位を含まない。アクリレートフォト酸レイビル
基が特に好ましい。フェノール基およびアクリレート基
を含むコポリマー、たとえば1)ヒドロキシスチレン、
および2)フォト酸レイビル基エステルを有するアクリ
レートが特に好ましく、たとえばt−ブチルアクリレー
ト、t−ブチルメタアクリレートなどとの重合により形
成されるコポリマーが特に好ましい。より高次のコポリ
マー、たとえば1)ヒドロキシスチレン、2)スチレ
ン、および3)上記のアルキルエステルアクリレートの
ようなフォト酸レイビル基を有する単位の重合により得
られるような、ターポリマーもまた好ましい。
【0007】本発明のポリマーは、実質的に、本質的
に、または完全にフェニルまたは他の芳香族基を含まな
いことができ、特に芳香族基が多量の露光放射線を吸収
する短波長イメージング用途、たとえば193nm、1
57nm、および他の200nm以下の波長で露光され
る場合においてそうである。好ましくは、そのようなポ
リマーはポリマーの総量に基づいて約5モル%未満、よ
り好ましくは約3、2、1、0.5、または0.1モル
%未満の芳香族基を含む。そのような短波長イメージン
グ用途に特に好ましいポリマーは、フェニル基を全く含
まない。本明細書において「架橋」または他の同様の用
語は、ポリマー鎖またはサイト間のすべての共有結合を
いうと意図される。
【0008】本発明はさらにレリーフイメージの形成方
法であって、それぞれのラインが本質的に垂直なサイド
ウォールを有し、ライン幅が約0.40ミクロン以下、
または約0.25ミクロン以下のようなラインのパター
ンのような高解像度のレリーフイメージの形成方法を提
供する。本発明は更に、マイクロエレクトロニックウエ
ハー基体、液晶ディスプレイまたは他のフラットパネル
ディスプレイ基体であって、その上に本発明にかかるポ
リマー、フォトレジストまたはレジストレリーフイメー
ジを有する基体を有する製品を提供する。本発明の他の
態様は以下に記載される。
【0009】本発明のポリマーは、ポリマー鎖またはサ
イト間架橋を提供することのできる1以上の官能基を有
する。たとえば、本発明のポリマーはアルコール、アル
デヒド、エステル、アルケニル基、ケトン、アミン、チ
オール、スルフィドなどのポリマー鎖間で架橋をするこ
とのできる1以上の基を、架橋された形態(cross
−linked form)で含むことができる。架橋
された形態のこれらの基は、当業者には明らかである。
たとえば、ヒドロキシ基はエーテル、エステルなどとし
て存在することができる。スルフィドはチオエーテルと
して存在することができる。アミンは、3級アミンなど
のより高次のアミンとして存在することができる。
【0010】架橋は2つのポリマーサイトまたは鎖の直
接結合により提供されることができ、または複数のポリ
マーサイトまたは鎖を結合することのできる、異なる架
橋成分の使用により提供されることができる。たとえ
ば、好適な架橋成分としては、ホモーおよびヘテロ−2
官能性架橋剤、たとえばアルデヒドおよび他のカルボニ
ル化合物、および1以上の炭素−炭素二重結合を有する
化合物のような不飽和化合物があげられる。結合された
架橋成分は、デブロックすることができ、露光領域と非
露光領域の間に溶解度差を提供することのできる、フォ
ト酸レイビル基を有することもできる。より詳細には、
好ましい架橋剤成分としては、ビニルエーテルおよびビ
スマレイミド化合物があげられる。特に好ましいもの
は、ビニルエーテル化合物であり、特にたとえば1,4
−ブタンジビニルエーテル、1,6−ヘキサンジビニル
エーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニ
ルエーテル、またはビス−ビニルエーテル−エタンエー
テルなどのビス−ビニルエーテル架橋剤である。そのよ
うなビニルエーテルは、フェノール単位を有するポリマ
ーのような、ヒドロキシまたはカルボキシ部位を有する
ポリマーを結合するのに好適に使用される。
【0011】上記のように本発明のポリマーはフォト発
生された酸の存在下で反応、特にカルボキシ(COO
H)のような極性部位を提供する開裂反応をする単位も
含む。そのような酸レイビル基は好適にはポリマー骨格
にペンダントする。そのようなフォト酸レイビル単位
は、本発明のレジストのポリマーの分子内または分子間
の架橋された位置の成分であることもできる。アクリレ
ート基が一般に好ましく、たとえばt−ブチルアクリレ
ート、およびt−ブチルメタアクリレートのような置換
または非置換のアルキルアクリレートの1以上のモノマ
ーの、フリーラジカルまたは他の縮合により形成するこ
とができる。アクリルアセテート基も一般に好ましく、
たとえばt−ブチルアクリルアセテート、t−ブチルア
クリルオキシアセテート、およびt−ブチルメタアクリ
ルオキシアセテートのような置換または非置換アルキル
アクリレートの1以上のモノマーの、フリーラジカルま
たは他の縮合により形成することができる。好適なモノ
マーは商業的に利用することができ、また公知の方法に
より容易に調製することができる。縮合されたアクリレ
ート単位のペンダント置換されたエステル部位、すなわ
ちR−O−C(=O)−は、ペンダント酸レイビル基と
して働く。1から約14個の炭素原子、より典型的には
1から約8個の炭素原子を有する非環式または環式のア
ルキル基(上記のR基)を有するエステル基をはじめと
する、種々のアクリレート単位が使用できる。好ましく
はR基は3級の非環式アルキル、たとえばt−ブチル、
2級または3級の脂環式基、たとえば2−メチルアダマ
ンチル、イソボルネン、ノルボルネンをはじめとするア
ダマンチルである。ハロゲン、特にはF、Cl、Br、
−6アルコキシ、フェニルのようなアリールのなど
の1以上の置換基を有するアルキルエステルも好適であ
る。縮合により本発明のポリマーのアクリレート単位を
提供することのできる化合物の例としては、t−ブチル
アクリルオキシアセテートのようなブチルアクリルオキ
シアセテート、およびt−ブチルメタアクリルオキシア
セテートのようなブチルメタアクリルオキシアセテート
なとがあげられる。好適なアクリレート酸レイビル基と
しては、さらに式RO(C=O)RC−[式中
、Rはそれぞれ独立に水素、置換もしくは非置換
1−1 アルキル、置換もしくは非置換アルキルオキ
シアセテート、またはハロゲンのような電子吸引基の群
から選択され、Rは置換もしくは非置換C1−14
ルキル、置換もしくは非置換アリール、たとえばフェニ
ル、置換もしくは非置換アリールアルキル、たとえばベ
ンジルである]を有するものがあげられる。置換基はハ
ロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェ
ニルまたは他のアリール基などであることができる。そ
のようなアセテート基はアクリレートについて上記に記
載されたように提供されることができ、すなわちたとえ
ばアリルアセテートなどの1以上の置換または非置換の
ビニルアセテートモノマーのフリーラジカルまたは他の
縮合により提供されることができる。他の好適な酸レイ
ビル基としては、米国特許第5362600号、496
8581号、4883740号、4810613号、お
よび4491628号に開示されているものがあげられ
る。
【0012】本発明のポリマーは架橋された基と酸レイ
ビル基に加え、単位を有することができる。たとえば、
本発明のポリマーは反応して架橋することができるが、
他のポリマー鎖と結合することなく存在する単位を含む
ことができる。たとえば、本発明のポリマーはヒドロキ
シスチレンまたはヒドロキシ(α−メチル)スチレンの
反応により提供されることのできるようなフェノール性
単位、アクリル酸およびメタクリル酸などの反応により
提供されることのできるような酸単位などを含むことが
できる。本発明のポリマーは典型的なリソグラフ条件下
(フォト酸の存在下、約180℃以下の温度で、約60
秒以下)で本質的に非反応性である単位、たとえばスチ
レンの反応により提供されることのできるフェニル基、
ビニルノルボルネンなどの種々のビニルモノマーにより
提供されることのできるようなアルキル基および脂環式
基、を好適に含むことができる。他の好ましいポリマー
単位としては、アクリルニトリルおよびメタアクリルニ
トリルの反応により反応により提供されることのできる
ニトリル単位があげられる。
【0013】本発明の好ましいポリマーは、1)フェノ
ールまたは架橋されたフェノール、2)フォト酸レイビ
ル基であって、好ましくはフェニルまたは他の芳香族部
位を含まないもの、特にはアクリレートエステル、およ
び任意に3)リソグラフ加工条件(たとえばフォト酸の
存在下、約180℃で60秒)において本質的に非反応
性である基、たとえばニトリル基;脂環式または非環状
アルキル基、たとえばアダマンチル、ノルボルニル、イ
ソボルニルなどであり、それらはそれぞれ任意にC
1−6アルキルなどで置換されることができる;スチレ
ンまたは、たとえばハロゲン、C1−8アルキル、C
1−8アルコキシ、C1−8アルキルスルホニル、たと
えばメシル、アリールスルホニル、特にカルボサイクリ
ックアリールスルホニル、たとえばトシルなどの非反応
性基で置換された置換スチレン;などの他の基、を含む
フェノールポリマーを含む。
【0014】そのようなフェノール性コポリマーにおい
ては、好ましくはポリマーは約40から90モル%のフ
ェノールまたは架橋された単位1)、より好ましくは約
50から75ないし80モル%のフェノールまたは架橋
されたフェノール単位1)、約4ないし5から約40モ
ル%の酸レイビル単位2)、より好ましくは約5ないし
10から約15、20、25、30、35または40モ
ル%の酸レイビル単位2)、および0から40モル%の
任意の単位3)、より典型的には0から約10、15、
20、25、または30モル%の任意の単位3)を含
む。
【0015】本明細書において「任意に置換された」部
位、または「置換された」部位は、特定の基が、ハロゲ
ン(特にF、Cl、またはBr)、C1−8アルキル、
−8アルコキシ、アリール、特にカルボサイクリッ
クアリール、たとえばフェニル、ニトロ、シアノ、C
1−8アルキルスルホニル、たとえばメシルなどのよう
な広範な非水素基で置換できることを示す。
【0016】本発明のポリマーは、例えば、不活性雰囲
気(例えば窒素またはアルゴン)の下、約70℃以上の
ような昇温下、ラジカル開始剤の存在下で、複数のモノ
マーを反応させ、上記の種々の単位を提供するフリーラ
ジカル重合などにより調製することができる。反応温度
は、反応溶剤(もし溶媒を使用したのなら)の沸点およ
び使用した具体的な試薬の反応性によって変化する。以
下の、反応条件を例示する実施例を参照のこと。任意の
具体的な系における好適な反応温度は、本明細書の記載
に基づいて当業者であれば容易に経験的に決定すること
ができる。所望であれば、反応溶剤を使用することがで
きる。好適な溶剤としては、プロピレングリコール モ
ノメチルエーテル アセテート(PMA)、またはプロ
パノール、ブタノールのようなアルコール、、およびベ
ンゼン、クロロベンゼン、トルエン及びキシレンのよう
な芳香族溶媒があげられる。ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミドもまた適当である。重合反応器ニー
トで行うこともできる。
【0017】様々なラジカル開始剤が本発明のコポリマ
ーを調製するために用いられることができる。例えば、
アゾ−ビス−2、2’−イソブチロニトリル(AIB
N)および1、1’−アゾビス(シクロヘキサンカルボ
ニトリル)のようなアゾ化合物を使用することができ
る。パーオキシド、パーエステル、パーアシッドおよび
パースルフェートもまた使用することができる。
【0018】たとえばパラーヒドロキシスチレンのよう
なヒドロキシを有するモノマー、または他の反応性部位
を有するモノマーは、所望であれば、ポリマー合成を容
易にするために縮合されてマスクされた形態(mask
ed form)にすることができる。たとえばパラア
セトキシスチレンが、パラーヒドロキシスチレンのマス
クされた形態として使用することができる。他のヒドロ
キシマスキングまたは保護基も好適であり、たとえばア
ルキルシリル基(ヒドロキシ部位とシリルエーテルを形
成する)、たとえば(CHSi−,(CH
(ブチル)Si−,((CHC)Si−など;
他のアルキルエステル、たとえばCHCHC(=
O)−などが好適である。反応終了後、マスキング基は
塩基性条件下で除去することができる。たとえば、形成
されたポリマーは、たとえばNHOHまたはNH
Acのような塩基の存在下で加熱することができる。
【0019】本発明のポリマーの架橋は、種々の方法に
より行うことができる。架橋方法は具体的なシステムに
おいて使用される架橋成分および反応する官能基により
変化することができる。1つの好ましい方法において
は、あらかじめ形成されたポリマーが架橋剤と反応させ
られ、それによりポリマー鎖を結合する。使用される架
橋剤の量、および反応条件は目的のレベルの量の架橋を
提供するように調節することができる。より詳細には、
上述されたようなジビニルエーテル化合物を、フォト酸
レイビル基および、たとえばヒドロキシ(たとえばフェ
ノール単位を有するポリマー)、カルボキシ(たとえば
アクリル酸またはメタクリル酸単位)などのような反応
性基を有するポリマーとを混合し、ポリマーを架橋する
ことができる。反応は穏やかな条件(たとえば室温)
で、ポリマー鎖の架橋を促進するが、ポリマーフォト酸
レイビル基をデブロッキングしない、弱酸の存在下で行
うことができる。反応は好適な溶剤、たとえばプロピレ
ングリコールアルキルエーテル、エチルラクテートのよ
うなラクテートなどの存在下で行うことができる。架橋
された生成物は、好適な光活性成分、たとえば以下に記
載するフォト酸発生剤などを添加することにより、反応
溶剤中で直接フォトレジスト配合物に配合することがで
きる。
【0020】上述したように、良好なリソグラフ結果
は、利用可能なポリマーサイトの中程度のレベルの架橋
でのみ達成される。たとえば、好適には反応性ポリマー
基の約20、25または30モル%以下が架橋されるこ
とができる。より典型的には、反応性ポリマー基の約
5、10または15モル%以下が架橋されることができ
る。より低いレベルの架橋も使用することができ、たと
えば反応性ポリマー基の約0.5、1、2、3または4
モル%を架橋することができる。
【0021】架橋は分子間、すなわち異なるポリマー鎖
の結合、または分子内、すなわち1つのポリマー鎖の中
の基の結合であることができる。分子間または分子内架
橋の程度は適当な反応条件を用いることにより調節する
ことができ、たとえば架橋反応を溶剤中ポリマーの高濃
度で、架橋剤成分をゆっくりと加えて架橋反応を行う
と、分子間架橋が促進され、反応溶剤中、かなり薄い濃
度のポリマーで架橋反応を行うと、分子内架橋が促進さ
れる。一般に本発明の好ましいコポリマーは1000〜
約100000の重量平均分子量(Mw)を有し、より
好ましくは約2000〜約30000であり、分子量分
布(Mw/Mn)は約3またはそれ以下、より好ましく
は分子量分布は約2またはそれ以下である。本発明のポ
リマーの分子量(MwおよびMnのいずれも)は適当に
はゲル透過クロマトグラフィーにより決定される。本発
明のコポリマーの好適な分子量分布は、約1から5,よ
り典型的には約1から3ないし4である。
【0022】上記のように、本発明は化学増幅ポジ型フ
ォトレジストを含むこともできる。本発明のレジストは
一般に光活性成分、並びに他のポリマー鎖に結合し、フ
ォト酸レイビル基を有する本発明にかかるポリマーを含
む。レジストのコーティング層の光活性化は、ポリマー
酸レイビル基の開裂または他の反応をもたらす。ポリマ
ー成分は、レジストコーティング層を水性アルカリ現像
液で現像可能とするのに十分な量で使用されるべきであ
る。光活性成分は典型的にはフォト酸発生剤(PAG)
を含む。PAGは活性放射線で露光された際にレジスト
のコーティング層内に潜在的なイメージを発生させるの
に十分な量で使用されるべきである。本発明のレジスト
において使用されるのに好ましいPAGの1つのグルー
プとしては、たとえば以下の式を有する化合物のような
イミドスルホネートがあげられる。
【0023】
【化1】
【0024】(式中、Rはカンファー、アダマンタン、
アルキル(たとえばC12アルキル)およびペルフ
ルオロアルキル、たとえばペルフルオロ(C12
ルキル)、特にペルフロオロオクタンスルホネート、ペ
ルフルオロノナンスルホネートなどのペルフルオロアニ
オンである)の化合物があげられる。特に好ましいPA
GはN−[(ペルフルオロオクタンスルホニル)オキ
シ]−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド
である。スルホネート化合物、たとえばスルホン酸塩も
使用することができる。適当な2つの化学物質は以下の
PAG1および2である:
【0025】
【化2】
【0026】このようなスルホネート化合物は、前記P
AG1の合成の詳細を記載した欧州特許出願第9611
8111.2号(公開番号第0783136号)に開示
されているようにして調製することができる。さらに、
上記の基以外のアニオンと錯体形成した前記の2種のヨ
ードニウム化合物も適している。特に、好ましいアニオ
ンとしては、式RSO (式中、Rはアダマンタン、
アルキル(たとえば、C12アルキル)およびペル
フルオロアルキル、たとえばペルフルオロ(C12
アルキル)である)、特にペルフルオロオクタンスルホ
ネート、ペルフルオロノナンスルホネートなどのペルフ
ルオロ対イオンがあげられる。
【0027】他の公知のPAGも本発明のレジストに使
用されることができる。例えば、N−スルホニルオキシ
イミドが、国際特許出願第WO94/10608号に開
示されるように使用されることができ、または、例え
ば、Thackeray etal.による米国特許第
5128232号および欧州特許出願第0164248
号および第0232972号に開示されるような、活性
化放射線への露光によってハロゲン酸(例えば、HB
r)を生じさせる非イオン性ハロゲン化PAGが使用さ
れることができる。
【0028】本発明のレジスト組成物の好ましい任意の
成分は染料化合物である。好ましい染料は、典型的に
は、露光放射線の反射およびその影響(例えば、ノッチ
ング)を低減させることによって、パターン付けされた
レジストイメージの解像度を向上させることができる。
好ましい染料は置換および非置換フェノチアジン、フェ
ノキサジン、アントラセンおよびアントラロビン化合物
を含む。置換フェノチアジン、フェノキサジン、アント
ラセンおよびアントラロビンの好ましい置換基として
は、例えば、ハロゲン、C1−12アルキル、C
1−12アルコキシ、C −12アルケニル、アセチル
のようなC1−12アルカノイル、フェニルのようなア
リール等が含まれる。例えば、アントラセンアクリレー
トポリマーまたはコポリマーのような、そのような化合
物のコポリマーも染料として使用されることができる。
【0029】他の好適な任意の添加剤としては、追加の
塩基、特にテトラブチルアンモニウムヒドロオキシド
(TBAH)、またはTBAHのラクテート塩であり、
それは現像されたレジストのレリーフイメージの解像度
を向上させることができる。追加の塩基は好適には、比
較的少量、例えば、光活性成分(PAG)に対して、約
1〜20重量パーセントの量で使用される。
【0030】本発明のフォトレジストは他の任意の物質
を含むこともできる。例えば、他の任意の添加剤として
は、抗光条剤(anti−striation age
nt)、可塑剤、スピードエンハンサー(speed
enhancers)などを含む。そのような任意の添
加剤は、典型的には、例えば、樹脂の乾燥成分の全重量
の約5〜30重量パーセントの量のような、比較的高濃
度で存在することができる染料を除いて、フォトレジス
ト組成物中に低濃度で存在する。
【0031】本発明の組成物は当業者に容易に製造され
ることができる。例えば、本発明のフォトレジスト組成
物は、例えば、エチルラクテート、2−メトキシエチル
エーテル(ジグライム)、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテルのような
グリコールエーテル;メチルエチルケトンのようなセロ
ソルブエステル;3−エトキシエチルプロピオネートの
ような好適な溶媒中にフォトレジストの成分を混合する
ことによって製造されることができる。典型的には、組
成物の固形分含量は、フォトレジスト組成物の全重量の
約5〜35重量パーセントの間で変動する。樹脂バイン
ダーおよびPAG成分は、フィルムコーティング層およ
び良好な品質の潜在イメージおよびレリーフイメージの
形成を提供するのに充分な量で存在すべきである。
【0032】本発明の組成物は一般に公知の方法に従っ
て用いられる。本発明の液体コーティング組成物はスピ
ニング、ディッピング、ローラーコーティングまたは他
の公知のコーティング技術などにより基体に施用され
る。スピンコーティングの場合には、所望のフィルム厚
を得るために、用いた具体的スピニング装置、溶液の粘
度、スピナー速度およびスピニングに許容される時間に
基づいて、コーティング溶液の固形分が調節されること
ができる。本発明のレジスト組成物は適当にはフォトレ
ジストでのコーティングをはじめとするプロセスにおい
て通常用いられる基体に施用される。たとえば、組成物
はマイクロプロセッサおよび他の集積回路の製造用シリ
コンウェファー、または二酸化珪素ウェファーに適用す
ることができる。アルミニウム−二酸化アルミニウム、
ヒ化ガリウム、セラミック、石英、または銅基体なども
適当に用いられる。液晶ディスプレイおよび他のフラッ
トパネルディスプレイ用途に使用される基体、たとえば
ガラス基体、インジウムチンオキサイドで被覆された基
体など、も好適に使用される。
【0033】フォトレジストを表面上にコーティングし
た後、加熱することにより乾燥して、好ましくはフォト
レジストコーティングが不粘着性になるまで溶媒を除去
する。その後、公知の方法でマスクを介してイメージ形
成する。露光はフォトレジスト系の光活性成分を有効に
活性化して、レジストコーティング層においてパターン
形成されたイメージを得るのに十分なものであり、より
詳細には、露光エネルギーは典型的には露光ツールおよ
びフォトレジスト組成物の成分に応じて約1から300
mJ/cmの範囲である。
【0034】本発明のレジスト組成物のコーティング層
は好ましくはディープUV(deep UV)、すなわ
ち350nm以下の波長で露光することにより光活性化
され、より典型的には約300nm以下、典型的には約
150から300ないし450nmの範囲の波長で光活
性化される。特に好ましい露光波長は248nmと19
3nmである。露光後、組成物のフィルム層を好ましく
は約70℃から約150℃の範囲の温度でベークする。
その後、フィルムを現像する。極性現像液、好ましくは
水性ベースの現像液、たとえば水酸化第四アンモニウム
溶液、たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、珪酸ナトリウ
ム、メタ珪酸ナトリウムのような無機アルカリ、水酸化
テトラアルキルアンモニウム溶液のような水酸化4級ア
ンモニウム;種々のアミン溶液、たとえばエチルアミ
ン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プ
ロピルアミン、トリエチルアミン、またはメチルジエチ
ルアミン;アルコールアミン、たとえばジエタノールア
ミンまたはトリエタノールアミン;環状アミン、たとえ
ばピロール、ピリジンなどを用いることにより、露光さ
れたレジストフィルムはポジ型に作用する。一般に、現
像は当業界で認められた方法に従う。
【0035】基体上のフォトレジストコーティングの現
像後、現像された基体を、たとえばレジストがない基体
領域を公知の方法により化学的にエッチングまたはプレ
ーティングすることによりレジストがない領域を選択的
に加工することができる。マイクロエレクトロニック基
体を製造するために、たとえば二酸化珪素ウェファーを
製造するために、適当なエッチング剤としては、たとえ
ば塩素またはフッ素ベースのエッチング剤、たとえばプ
ラズマ流として用いられるCFまたはCF/CHF
エッチング剤のようなガスエッチング剤があげられ
る。このような加工の後、レジストを公知のストリッピ
ング法を用いて加工された基体から除去する。本明細書
において言及された文献はすべて本明細書の一部として
参照される。以下の実施例は本発明の例示であり、何ら
の制限を加えるものではない。
【0036】一般的なコメント 重合は、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルペンタ
ンニトリル)(Vazo52)または2,2’−アゾビ
スイソブチロニトリル(AIBN)を用いて行われた。
ポリマー溶解速度(DR)はシングルポイントDRMに
より測定された。ポリマーはエチルラクテート中、固形
分18%、および界面活性剤0.5%(シリル化アルコ
キシ化合物)に配合された。これらの溶液はシリコン上
にスピーンコートされ、23℃で、0.26Nのテトラ
ブチルアンモニウムハイドロオキサイドの水性現像液で
現像された。Rmin価は異なる現像時間における厚さ
の差により決定され、Rmaxは100mJのフラッド
露光(HTGスキャニングウェッジ(scanning
wedge))および90秒の露光後べーク(130
℃)の後、DRMで測定された。すべてのソフトベーク
は90℃または130℃の真空ホットプレート上で60
秒間行われた。
【0037】実施例1:1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール ジビニルエーテル(CHVE)で架橋されたヒ
ドロキシスチレン(HS)/スチレン(Sty)/t−
ブチルアクリレート(tBA) ターポリマーの合成
【0038】
【化3】
【0039】1モル%の(CHVE)で架橋されたヒド
ロキシスチレン(HS)/スチレン/t−ブチルアクリ
レート ターポリマー 22.4重量%のHS/Sty/tBA(65/20/
15モル%)/プロピレングリコールモルメチルエーテ
ルアセテート(PMA)溶液を、加熱マントル、メカニ
カルスターラー、ショートパス蒸留カラム、および真空
アスピレーターを取り付けたフラスコに加えた。反応混
合物は1時間、20℃/50トル(アスピレーターによ
る最大の真空)で1時間脱ガスされた。ポリマー溶液は
ついで67℃に加熱され、水/PMA共沸物を蒸留した
(蒸気温度/圧力=58℃/50トル)。ほぼ209g
のPMA/水が蒸留された。カールフィッシャー水分計
分析では、水は0.1%未満であった。固形分(30.
9%)が質量バランスから計算された。ヒドロキシスチ
レン/スチレン/t−ブチルアクリレート(HS/St
y/tBA)のPMA溶液(固形分30.9%)の15
7.96gを、窒素入り口およびマグネチックスターラ
ーを取り付けた300mlの丸底フラスコに投入した。
トリフルオロ酢酸の溶液(1gのPMA中、71mg)
を、反応混合物に加え、20℃で10分間撹拌した。つ
いで1gのPMA中の1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール ジビニルエーテル(CHVE)0.1832gの
溶液を反応混合物に加え、20℃で19時間撹拌した。
反応混合物を、50gのPMAでコンディショニングさ
れたIRA−67イオン交換ビーズと2時間撹拌し、酸
触媒を除去した。ついで濾布を用いてビーズを濾別し
た。得られたポリマーは17200のMw、4561の
Mn、3.78のPDを有していた。固形分(30.9
%)が質量バランスから計算された。
【0040】
【表1】
【0041】実施例2 さらなる本発明のポリマーの合
成 PMA(プロピレングリコールモルメチルエーテルアセ
テート)中、pHS/tBAコポリマー(85モル%の
p−ヒドロキシスチレン/15モル%のt−ブチルアク
リレート、Mw=10000)の16重量%の溶液が、
対応するモノマーの重合により調製された。コポリマー
中の水が、アスピレーションを使用して共沸蒸留により
除去された。PMAが共沸されたコポリマー溶液に加え
られ、16%の溶液とした。135gのこのコポリマー
溶液に、16.9gのPMAと69mgのTFA(トリ
フルオロ酢酸)を加え、溶液をほぼ0.5時間撹拌し
た。1.965gのCHVE(1,4−シクロヘキサン
ジメタノール ジビニルエーテル)を加え、溶液をほぼ
20時間撹拌した。残ったTFAを架橋されたコポリマ
ーの溶液をIRA−67ビーズと撹拌することにより中
和し、溶液を濾過した。同じ条件下でさらに4つのポリ
マーを調製した。出発物質はpHS/tBAコポリマー
(85モル%のp−ヒドロキシスチレン/15モル%の
t−ブチルアクリレート)を用いた。
【0042】実施例3 フォトレジストの調製およびリ
ソグラフ加工 上記の実施例2で調製された架橋された樹脂を、フォト
酸発生剤およびエチルラクテート溶剤と混合することに
より、別々のフォトレジスト組成物にそれぞれ配合し
た。配合されたフォトレジストは、それぞれシリコンウ
エハー基体上にスピンコートされた。真空ホットプレー
ト上で溶剤が除去され(ソフトベーク)、レジスト層は
248nmの放射線にフラッド露光(flood ex
posed)され、それぞれの露光されたレジスト層は
露光後熱処理され、レジスト層は水性アルカリ現像液で
処理された。RminおよびRmax価が測定された。
以下の表にそれぞれのレジストの組成、加工条件(ソフ
トベーク/露光後べークの摂氏温度として示す)、およ
び測定されたRminおよびRmaxを示す。以下の表
において、「DTPSCS」は、ジ−(トリルオクチル
オキシフェニル)スルホニウムカンファースルホネート
を、「DTBICS」は、ジ−(t−ブチルフェニル)
ヨードニウムカンファースルホネートを示す。
【0043】
【表2】
【0044】a:11%固形分、 b:13%固形分、 c:16%固形分、 d:60秒および120秒の現像における厚さの差によ
り測定されたRmin、 e:100mJ/cmでフラッド露光されたウエハー
により測定されたRmax、 f:120秒および180秒の現像における厚さの差に
より測定されたRmin。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596156668 455 Forest Street,Ma rlborough,MA 01752 U. S.A (72)発明者 マーサ・エム・ラジャラトナム アメリカ合衆国コネチカット州06877,リ ッジフィールド,コーナーストーン・コー ト・3 (72)発明者 アシシュ・エー・パンディア アメリカ合衆国マサチューセッツ州01760, ナティック,ウッドバイン・31,アパート メント・ナンバー5 (72)発明者 ロジャー・エフ・シンタ アメリカ合衆国マサチューセッツ州01801, ウーバン,アンナ・ロード・9 (72)発明者 プシュカラ・アール・バラナシ アメリカ合衆国ニューヨーク州12603,ポ キープシ,ミスティー・リッジ・サーク ル・24 (72)発明者 キャサリーン・コルネット アメリカ合衆国ニューヨーク州12590,ワ ッピンガーズ・フォールズ,トール・ロー ド・45 (72)発明者 アーマッド・ディー・カトナニ アメリカ合衆国ニューヨーク州12603,ポ キープシ,オールド・ファーム・ロード・ 24 Fターム(参考) 2H025 AA02 AB16 AB20 AC04 AC08 AD03 BE00 BE10 BG00 CB14 CB41 CB51 4J002 BC081 EV236

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1)架橋された基または反応して架橋する
    基、および2)非芳香族フォト酸レイビル基を有し、前
    記1)の基の少なくとも一部は他のポリマー単位と架橋
    しているポリマー、および光活性成分を含む、ポジ型フ
    ォトレジスト組成物。
  2. 【請求項2】ポリマーがフェノール単位を有する請求項
    1記載のフォトレジスト。
  3. 【請求項3】フェノール単位の少なくとも一部が、同じ
    ポリマー鎖または異なるポリマー鎖の他のフェノール単
    位と共有結合している、請求項2記載のフォトレジス
    ト。
  4. 【請求項4】ポリマーがアクリレートフォト酸レイビル
    基を有する、請求項1記載のフォトレジスト。
  5. 【請求項5】フォト酸レイビル基が、3級の非環式アル
    キル基、または2級もしくは3級の脂環式基を有するア
    クリレートエステルを含む、請求項1記載のフォトレジ
    スト。
  6. 【請求項6】フォト酸アクリレートエステルが、ter
    t−ブチル、アダマンチル、またはノルボルニル基を含
    む、請求項5記載のフォトレジスト。
  7. 【請求項7】ポリマーが1)少なくとも一部が架橋され
    た形態であるフェノール単位、2)フォト酸レイビル
    基、および3)リソグラフ加工条件において非反応性で
    ある基、を含む、請求項1記載のフォトレジスト。
  8. 【請求項8】前記3)の基が、ニトリル基、任意に置換
    されたフェニル基、または任意に置換された脂環式基で
    ある、請求項7記載のフォトレジスト。
  9. 【請求項9】ポリマーが実質的に芳香族基を含まない、
    請求項1記載のフォトレジスト。
  10. 【請求項10】ポリマー単位が別の架橋剤成分により架
    橋される、請求項1記載のフォトレジスト。
  11. 【請求項11】ポリマーとの反応前に、架橋剤成分が不
    飽和化合物である、請求項10記載のフォトレジスト。
  12. 【請求項12】ポリマーとの反応前に、架橋剤成分がビ
    ニルエーテルである、請求項10記載のフォトレジス
    ト。
  13. 【請求項13】ポリマーとの反応前に、架橋剤成分がジ
    ビニルエーテルである、請求項10記載のフォトレジス
    ト。
  14. 【請求項14】ポリマーとの反応前に、架橋剤成分が
    1,4−ブタンジビニルエーテル、1,6−ヘキサンジ
    ビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノール
    ジビニルエーテル、またはビス−ビニルエーテル−エタ
    ンエーテルである、請求項10記載のフォトレジスト。
  15. 【請求項15】a)基体上に請求項1記載のフォトレジ
    スト組成物の層を適用し、 b)基体上のフォトレジスト組成物の層を露光し、現像
    し、フォトレジストレリーフイメージを得ることを含
    む、 フォトレジストレリーフイメージの形成方法。
  16. 【請求項16】基体がマイクロエレクトロニックウエハ
    ーまたはフラットパネルディスプレイ基体である、請求
    項15記載の方法。
  17. 【請求項17】フォトレジスト層が約248nmの波長
    を有するパターン付けられた放射線で露光される、請求
    項15記載の方法。
  18. 【請求項18】フォトレジスト層が200nm未満の波
    長を有するパターン付けられた放射線で露光される、請
    求項15記載の方法。
  19. 【請求項19】a)1)架橋剤成分と、2)i)反応し
    て架橋する基、およびii)非芳香族フォト酸レイビル
    基を有するポリマー、とを混合し、架橋されたポリマー
    を提供し、 b)光活性成分を架橋されたポリマーに加え、フォトレ
    ジスト組成物を提供する、ことを含むフォトレジスト組
    成物の調製方法。
  20. 【請求項20】フォトレジスト組成物がa)において架
    橋されたポリマーの単離をすることなく調製される、請
    求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】請求項1記載のフォトレジスト組成物の
    被覆をその上に有する基体を含む、製造された物品。
  22. 【請求項22】基体がマイクロエレクトロニックウエハ
    ーまたはフラットパネルディスプレイ基体である、請求
    項20記載の物品。
  23. 【請求項23】1)架橋された基または反応して架橋す
    る基、および2)非芳香族フォト酸レイビル基を有し、
    前記1)の基の少なくとも一部は他のポリマー単位と架
    橋しているポリマー。
  24. 【請求項24】ポリマーがフェノール単位、およびアク
    リレート酸レイビル単位を有する、請求項23記載のポ
    リマー。
  25. 【請求項25】ポリマーが、1)少なくとも一部が架橋
    された形態であるフェノール単位、2)非芳香族フォト
    酸レイビル基、および3)リソグラフ加工条件において
    非反応性である基、を含むターポリマーである、請求項
    23記載のポリマー。
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