JP2002019935A - ローラコンベア - Google Patents
ローラコンベアInfo
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Abstract
可能とすると共に、ローラ駆動力を長期間安定して維持
できるようにし、かつ低コスト化を図る。 【解決手段】 動力源7に連結された駆動軸1に、内輪
15、外輪16、および複数の転動体18からなる転が
り軸受14を取付け、転がり軸受14の内部に予圧を付
与する。転がり軸受14の外輪16外周面を、搬送物4
を搬送するための搬送面とする。
Description
プのローラコンベアに関する。
ションタイプのローラコンベアが使用されている。従
来、この種のローラコンベアでは、図2に示すように、
一端を動力源(図示せず)に結合した駆動軸1に、合成
ゴムなどの摩擦抵抗の大きい材料からなる円筒状の摩擦
ブッシュ2を緩いハメアイで嵌合し、さらにこの摩擦ブ
ッシュ2に、金属材料などから製作されたローラ部材3
を緩いハメアイで嵌合している。このような構造からな
るフリクションローラ5を搬送物4の搬送経路に沿って
複数本、互いの軸線方向を平行にした状態で整列配置
し、このローラ群にそれぞれ動力源(図示せず)を接続
することによって、搬送物4のフリーフローラインが形
成される。
から駆動力を伝達されることにより、搬送物4の積載時
(ローラ部材3上に搬送物4が乗った状態)および非積
載時(ローラ部材3上に搬送物4がない状態)を問わ
ず、常時回転駆動される。これに対し、ローラ部材3
は、搬送物4の積載状態と非積載状態とでローラ部材3
に伝達される駆動力が増減している。すなわち、非積載
状態では、駆動軸1と摩擦ブッシュ2の間、および摩擦
ブッシュ2とローラ部材3との間のフリクションが小さ
くなるため、ローラ部材3が受ける駆動力は小さくな
る。一方、搬送物4の積載時には、搬送物4の自重によ
る垂直方向荷重Wがフリクションローラ5に負荷される
ため、その際のフリクションによって駆動軸1、摩擦ブ
ッシュ2、およびローラ部材3間でトルク伝達が行わ
れ、ローラ部材3が大きな駆動力で回転駆動される。
物4の重量に駆動の大きさが左右され、任意の駆動力の
調整には例えばバネ23とフリクションリング24を用い、
バネ23の弾性力でローラ部材3に伝達するローラ駆動力
の大きさを調整している。
では、上記のようにローラ駆動力を圧縮バネ23の弾性
力を増減させることによって調整しているが、この方法
では正確な駆動力調整は難しい。また、摩擦ブッシュ2
はその経年変化によってその摩擦特性が変化する場合が
あり、長期間安定したローラ駆動力を維持することは難
しい。さらに、摩擦ブッシュ2が、高価な合成ゴム等か
ら製作されているため、設備投資額も高騰する傾向にあ
る。
良く調整可能で、かつ設定したローラ駆動力を長期間安
定して維持することができ、しかも低コストに組立可能
なローラコンベアを提供することを目的とする。
本発明は、動力源に連結された駆動軸と、駆動軸に結合
された内輪、内輪の外周に配置された外輪、および内外
輪間に介在する複数の転動体を備え、かつ軸受内部に予
圧が付与された転がり軸受とを具備し、転がり軸受の外
輪外周面を、搬送物を搬送する搬送面としたローラコン
ベアを提供するものである。
積載時に、予圧による内・外輪間のフリクションに抗し
て駆動軸を外輪に対して空転させると共に、搬送物の積
載時に、その自重による内・外輪間のフリクションの増
大で外輪を駆動軸と共に回転させることができる。一般
に転がり軸受に予圧を付与した場合、内・外輪間のフリ
クションが増大するため、外輪の回転トルクが増大す
る。従って、この予圧量を調整することにより、内・外
輪間に作用するフリクションを調整することが可能とな
り、搬送物の重量に応じた適正なローラ駆動力を得るこ
とができる。上記のように転がり軸受の外輪外周面を、
搬送物を搬送する搬送面とすれば、ローラ部材等が不要
となって部品点数の削減を図ることができる。
付与するようにすれば、ナットの締付け量を調整するだ
けで、予圧調整を行うことができ、極めて簡単な操作で
正確なローラ駆動力を得ることが可能となる。
施形態を説明する。
駆動軸1と、駆動軸1の外周に取付けられた転がり軸受
14とを主用な要素として構成される。
9A、9Bによりフレーム等の静止部材Sに対して回転
自在に支持され、その一端側(コンベアの端部側:図面
右方)は、一対の傘歯車8A、8Bを介して動力源7に
接続されている。
び位置決めピン17により軸方向両側で位置決めされた
支持スリーブ10が嵌合固定される。この支持スリーブ
10の一端には、フランジ部11が形成され、このフラ
ンジ部11よりも他端側(コンベアの中央側:図面左
方)の支持スリーブ10外周にリング状の受け部材12
が軸方向にスライド可能に嵌合されている。フランジ部
11と受け部材12との間には、皿バネ等からなる弾性
部材12が圧縮状態で介装されており、この弾性部材1
2の弾性力によって転がり軸受14は常時駆動軸1の他
端側に押圧される。一方、支持スリーブ10の他端に
は、ねじ部21が形成されており、このねじ部21にナ
ット13が螺合されている。
合固定された内輪15、内輪15の外周側に配置された
外輪16、および内・外輪15,16間に介装された複
数の転動体18を具備するもので、本実施形態では転動
体18としてボールを使用した深溝玉軸受を一例として
例示してある。この転がり軸受14には、予圧を付与し
得る種々のタイプが使用可能であり、例えばアンギュラ
玉軸受、円すいころ軸受等も使用可能である。転がり軸
受14には、保持器やシール部材等の軸受部品が装着さ
れる場合があるが、図面ではこれらの図示は省略してあ
る。
数個、例えば二個が配置される(一個だけでもよい)。
両軸受14間には、外輪16の対向端面とそれぞれ密着
する間座22が配置されており、この間座22の外径寸
法は外輪16の外径寸法と同じかこれよりも若干小さく
なっている。
受14の内輪15の一端側端面と密着しており、ナット
13は他端側転がり軸受14の内輪15の他端側端面に
密着している。
の搬送経路に沿った複数箇所に、互いのローラ軸を平行
にして整列配置され、かつ搬送物4の搬送経路の両側に
配置される(図1は搬送経路の一方の側部に配置された
フリクションローラ20を示すものである)。本実施形
態において、搬送物4は、各フリクションローラ20の
外輪16外周上に直接載置され、従って、外輪16の外
周面が従来のローラ部材3(図2参照)の外周面と同様
に搬送物4の搬送面を構成する。
むと、他端側の転がり軸受け14に、内輪15側から転
動体18を介して外輪16側に向かう締め込み荷重(矢
印と符号PAで表示)が作用し、この締込み荷重は、間
座22を介して一端側の転がり軸受14に伝達され、上
記とは逆の経路を経て受け部材12に伝達される。この
締込み荷重PAにより、両転がり軸受14の軸受隙間が
殺され、軸受内部に予圧が付与される。ここで弾性部材
6は、予圧量が過大となるのを防止する役割を果たす。
ない非積載時には、転がり軸受14には、ナット13の
締め込みによって発生した予圧のみが作用する。
物4が到達すると(積載状態)、その自重に基づいて垂
直方向荷重Wが転がり軸受14に負荷される。この時、
転がり軸受14内の上記各フリクションが予圧のみの場
合よりもさらに増大する。
ット13を締めこんでさらに予圧量を増せば、積載時に
おける転がり軸受14内のフリクションを増すことがで
きるため、外輪16に十分な回転トルクを与えることが
でき、確実に外輪16を回転させることが可能となる。
搬送物4に接触させて外輪外周面を搬送物4の搬送面と
することにより、従来のローラ部材(3:図2参照)に
相当する部材の省略による部品点数の削減に努めている
が、この点が特に問題とならないのであれば、外輪16
の外周面に円筒状のローラ部材を嵌合させ、ローラ部材
の外周面を搬送物4の搬送面としても同様の効果が得ら
れる。また、上述した予圧付与構造は例示にすぎず、他
の公知の予圧付与構造を適用することもできる。
整するという簡単な操作でフリクションローラのローラ
駆動力を調整することができるので、搬送物の種類を変
更する場合でもその重さに合った適正なローラ駆動力を
簡単に得ることができる。また、従来のように経年変化
でローラ駆動力が変動することもなく、長期間安定した
ローラ駆動力が維持される。さらに転がり軸受として市
販品を使用できるので、合成ゴム等からなる専用品(摩
擦ブッシュ)を使用する従来装置に比べ、低コスト化を
図ることができる。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 動力源に連結された駆動軸と、 駆動軸に結合された内輪、内輪の外周に配置された外
輪、および内外輪間に介在する複数の転動体を備え、か
つ軸受内部に予圧が付与された転がり軸受とを具備し、 転がり軸受の外輪外周面を、搬送物を搬送する搬送面と
したローラコンベア。 - 【請求項2】 ナットの締付けにより転がり軸受に予圧
を付与する請求項1記載のローラコンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000206962A JP4597324B2 (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ローラコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000206962A JP4597324B2 (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ローラコンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002019935A true JP2002019935A (ja) | 2002-01-23 |
JP4597324B2 JP4597324B2 (ja) | 2010-12-15 |
Family
ID=18703796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000206962A Expired - Lifetime JP4597324B2 (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ローラコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4597324B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50132892U (ja) * | 1974-04-17 | 1975-10-31 | ||
JPS60172720A (ja) * | 1984-02-15 | 1985-09-06 | Nippon Seiko Kk | 予圧軸受装置 |
-
2000
- 2000-07-07 JP JP2000206962A patent/JP4597324B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS50132892U (ja) * | 1974-04-17 | 1975-10-31 | ||
JPS60172720A (ja) * | 1984-02-15 | 1985-09-06 | Nippon Seiko Kk | 予圧軸受装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4597324B2 (ja) | 2010-12-15 |
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